JP2510851B2 - ポリオレフイン系無滴フイルム - Google Patents

ポリオレフイン系無滴フイルム

Info

Publication number
JP2510851B2
JP2510851B2 JP60179789A JP17978985A JP2510851B2 JP 2510851 B2 JP2510851 B2 JP 2510851B2 JP 60179789 A JP60179789 A JP 60179789A JP 17978985 A JP17978985 A JP 17978985A JP 2510851 B2 JP2510851 B2 JP 2510851B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyolefin
film
weight
ethylene
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60179789A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6241240A (ja
Inventor
周治 北村
清彦 中江
晃造 児谷
英雄 子川
孝典 久米
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP60179789A priority Critical patent/JP2510851B2/ja
Publication of JPS6241240A publication Critical patent/JPS6241240A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2510851B2 publication Critical patent/JP2510851B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はポリオレフィン系の無滴フィルムに関する。
さらに詳しくはポリオレフィン系樹脂に結晶化開始温度
23℃以上の無滴剤と、結晶化開始温度23℃未満の無滴剤
および可塑剤を添加することによって得られる透明性お
よび無滴持続性に優れ、農業用、窓貼り用に適した無滴
性フィルムに関する。
従来の技術 従来、農業用途において、フィルムに無滴剤を塗布す
る方法として液状の無滴剤または無滴剤を含有する溶液
を塗布する方法あるいは、無滴剤を練り込む方法が採用
されている。塗布する方法では、ポリオレフィン系樹脂
など疎水性合成樹脂表面に、無滴剤を塗布し親水性を付
与するものであるが、短期間の無滴性には優れるもの
の、無滴剤が水滴によって経時的に洗い流され無滴性の
長期持続性が不十分なものしか得られていない。また、
たとえばグリセリン脂肪酸エステル(特公昭38−4174号
公報)、ソルビタン脂肪酸エステル(特公昭38−3572号
公報)等の非イオン界面活性剤を配合し、親水性を増大
せしめて無滴性を付与する方法は公知であるが、無滴剤
を練り込む方法においては、練り込まれた無滴剤が樹脂
表面へ移行(以下ブリードアウトと呼ぶ)することによ
って無滴性を発現するものであるが、無滴剤が常温で結
晶化を起こす結晶化開始温度23℃以上のものであると、
ブリード物の白化現象によって透明性が低下した白っぽ
いフィルムとなり、とくに夏場の高温高湿下での保管で
はこの白化が極度に著しくなる。また、この白化を抑制
するためにブリード量の程度を下げると無滴剤が水滴に
よって洗い流された後は短期的に無滴性を失い長期持続
は期待できない。また、結晶化開始温度23℃以下の液状
無滴剤を練り込む方法においては、フィルム表面には液
状としてブリードするために白化は起きることのないフ
ィルムとなるが液状のため水滴によって洗い流される速
度は常温で結晶化を起こす無滴剤より速くなり、無滴性
の長期持続性は期待できない。
また、使用環境の雰囲気温度や雰囲気湿度によって大
幅にブリード挙動が異なり製品設計が困難であるのが現
状である。
発明が解決しようとする問題点 本発明者はこれらの現状に鑑み鋭意研究した結果、無
滴剤等を適度にブリードアウトさせることにより、長期
持続性に優れた無滴性と、白化防止効果を持ちしかも驚
くべきことに使用環境によるブリード挙動の差を大幅に
制御しうることを見いだし本発明に至ったものである。
問題点を解決するための手段 すなわち本発明者はポリオレフィン系樹脂に、樹脂の
重量に対して結晶化開始温度23℃以上の非イオン系界面
活性剤(以下無滴剤Aと呼ぶ)をA重量%と、結晶化開
始温度23℃未満のグリセリンまたはソルビタンの不飽和
脂肪酸エステル(以下無滴剤Bと呼ぶ)をB重量%と、
可塑剤をC重量%とした場合に、 0.1≦A/B≦6.0かつ0.1≦A/C≦6.0 を満足する量の無滴剤Aと無滴剤Bと可塑剤を同時に含
有せしめることにより長期持続性に優れた無滴性と、白
化防止効果を持ちしかも使用環境によるブリード挙動の
差を大幅に制御しうることを可能にしたものである。
とくにポリオレフィン系樹脂を、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体とする場合において、その酢酸ビニル含有量
をD重量%とする場合に無滴剤Aを樹脂に対してA重量
%、かつ無滴剤Bを樹脂に対してB重量%含有し、かつ
可塑剤を樹脂に対してC重量%含有せしめる時に、 0.1≦D≦25かつ0.1+D/25≦A/B≦1.0+D/5 かつ0.1+D/25≦A/C≦1.0+D/5 の範囲を満足する含有量A,B,Cを同時に含有することが
より好ましい効果を発現するものである。
作用および効果 本発明において無滴性に効果を発現するのは無滴剤A
と無滴剤Bであるが白化抑制効果を発現するのに必要な
混合比は、無滴剤Aを樹脂に対してA重量%、また無滴
剤Bを樹脂に対してB重量%含有する場合においては、
A/B≦6.0を満足することが必要でありこれより無滴剤B
の添加量を減少させると白化抑制効果は発現しない。ま
たA/B<0.1で表わされる範囲の混合においては、フィル
ム表面にベタツキを生じ、フィルムの剥離性が著しく悪
化しフィルム加工も出来ない状態となる。
ところが、無滴剤Aと無滴剤Bのみの練り込み添加だ
けでは無滴性の長期持続性がとくに温度30℃以上の高温
雰囲気下で発現しにくい。
本発明において可塑剤の添加は無滴性の長期持続性を
発現させるのに必要である。可塑剤の樹脂に対する含有
量をC重量%とする場合において、A/C>6.0で表わされ
る範囲の添加では無滴性の長期持続性が不十分であり、
またA/C<0.1と表わされるように可塑剤の混合量を増加
すると、ポリオレフィン系樹脂の成形加工に支障をきた
す結果となる。また、無滴剤Aと可塑剤のみの混合添加
によって白化抑制効果は全く発現されることはない。
本発明における無滴剤Aと無滴剤Bと可塑剤の混合比
は樹脂の特性により左右されるものであるが、とくにエ
チレン−酢酸ビニル共重合体において酢酸ビニル含有量
が5.0重量%の樹脂を使用する場合では、無滴剤Aと無
滴剤Bと可塑剤の樹脂にたいする含有量をA,B,C重量%
とするときに 0.3≦A/B≦2.0かつ0.3≦A/C≦2.0 の範囲に混合するのがとくにこのましく、また酢酸ビニ
ル含有量が15.0重量%の樹脂を使用する場合では、 0.7≦A/B≦4.0かつ0.7≦A/C≦4.0 の範囲に混合するのがとくにこのましい。
本発明で用いる無滴剤Aとしては、例えば、12〜22個
の炭素原子を有する脂肪酸のソルビタンエステル、同グ
リセリンエステルまたはそれらに0.5〜5.0モルのエチレ
ンオキサイドまたはプロピレンオキサイドを付加させた
物の1種または2種以上の混合物などを用いることがで
きる。
また本発明で用いる無滴剤Bとしては、例えば、ソル
ビタンモノオレイン酸エステル、ソルビタンジオレイン
酸エステル、グリセリンモノオレイン酸エステル、ジグ
リセリンセスキオレイン酸エステル、ジグリセリンジオ
レイン酸エステルまたはそれらにエチレンオキサイドま
たはプロピレンオキサイドを付加させて結晶化開始温度
を23℃未満にしたものの1種または2種以上の混合物な
どを用いることができる。
また本発明で用いる可塑剤としては、例えば、ジブチ
ルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレート、ジ
シクロヘキシルフタレート、ジノルマルオクチルフタレ
ート、ブチルラウリルフタレート、トリクレジルフォス
フェートまたはこれらの1種または2種以上の混合物な
どを用いることができる。
とくにジ−2−エチルヘキシルフタレートまたはトリ
クレジルフォスフェートまたはこれらの混合物を用いる
のが無滴性能の持続性がすぐれる点で好ましい。
本発明において使用できるポリオレフィン系樹脂は、
エチレン及びα−オレフィンの単独及び共重合体、エチ
レンを主成分とする異種単量体との共重合体であり、例
えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密
度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレ
ン共重合体、エチレン−ブテン共重合体、エチレン−4
−メチル−1−ペンテン共重合体、エチレン−ヘキセン
共重合体、エチレン−オクテン共重合体、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エ
チレン−メチル(メタ)アクリレート共重合体、エチレ
ン−エチルアクリレート共重合体、エチレン−酢酸ビニ
ル−メチル(メタ)アクリレート共重合体、アイオノマ
ー樹脂等が挙げられ、これらのうち、密度0.935以下の
ポリエチレンまたはエチレン−α−オレフィン共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−メチル
(メタ)アクリレート共重合体、エチレン−酢酸ビニル
−メチルメタクリレート共重合体またはエチレン−エチ
ルアクリレート共重合体が透明性、柔軟性、耐候性等の
点で好ましい。さらに、酢酸ビニル含有量が0.1〜25重
量%、かつメルトインデックスが0.2〜3.0g/10分の範囲
のエチレン−酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニル含有量が
0.1〜23重量%、メチルメタクリレート含有量が2.0〜20
重量%、メルトインデックスが0.2〜3.0g/10分の範囲の
エチレン−酢酸ビニル−メチルメタクリレート共重合体
がこれらのうちでも透明性、柔軟性、耐候性さらには加
工性の点でより好ましい。
なお、無滴剤を添加したフィルムを農業用被覆材に用
いる場合、しばしばハウス内やトンネル内において霧の
発生が見られ、それが栽培作物に対して病害発生の原因
となったり、早朝の日射量を減少させるなど、霧の発生
が好ましくないとの指摘が一部の農家などからでている
が、無滴剤Aと無滴剤Bの混合効果により霧の発生はほ
とんど防止することが可能である。とくにほとんど完全
に霧の発生を防止するためには、無滴剤Aの中でも、エ
チレンオキサイド付加物またはプロピレンオキサイド付
加物との組合せが効果的である。
さらに本発明には、農業用、包装用など用途に応じて
酸化防止剤、紫外線吸収剤、滑剤、抗ブロッキング剤な
どを適宜使用することが可能であり、その他、必要に応
じて帯電防止剤、顔料、無機充填剤、発泡剤、防サビ剤
などが使用されるのはいうまでもない。本発明の実施に
おいてはポリオレフィン系樹脂、無滴剤、可塑剤および
必要に応じて酸化防止剤、無機充填剤、抗ブロッキング
剤などをロール型またはバンバリー型の混合機あるいは
押出機などで混合もしくは混練するといった通常の方法
で混入し、次いで例えばインフレーション加工、カレン
ダー加工、Tダイ加工等の通常の成形加工方法でフィル
ム状に成形される。
実施例 次に実施例を挙げて本発明を説明するが、これら実施
例は単に例示的なものであって、これらに限定されるも
のではない。
実施例および比較例に示したフィルムの透明性の測定
はヘイズメーターを用いてフィルム加工後温度20℃、湿
度50%RHおよび30℃、50%RHならびに80%RHに放置した
時の経時変化をヘイズ(曇り度)値で示した。ヘイズ値
が高いほどブリード白化による透明性不良であることを
示す。
また、無滴性の試験は次にしめす方法でおこなった。
100ccのビーカーに水(20℃および40℃に調節)を入
れ、検体フィルムにて覆い、しかるのち、恒温水槽(20
℃および40℃に調節)にビーカーをつけて、それぞれ3
℃および20℃の恒温室に放置し、所定の経時後の状態を
観察し、検体フィルム内水温20℃/外温3℃試験を低温
無滴性、検体フィルム内水温40℃/外温20℃試験を高温
無滴性として評価した。その評価結果は以下の基準で表
わした。
○:小水滴が全くない。
△:一部小水滴群が見られる。
×:全面にわたって小水滴群が付着する。
実施例1 エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量5
重量%、密度0.93、MI=1.5)に無滴剤としてソルビタ
ンセスキパルミテート1.5重量%およびジグリセリンセ
スキオレエート1.5重量%および可塑剤として、トリク
レジルホスフェート1.5重量%との配合物をバンバリー
型の混合機で混練を行ない、インフレーション法により
約75μmの厚みのフィルムに成形した。それを透明性お
よび無滴性の測定に付した。結果は表1に示すように、
優れた無滴性並びに雰囲気温度および湿度に影響されな
い透明性を得た。
実施例2 エチレン−酢酸ビニル−メチルメタクリレート共重合
体(酢酸ビニル含有量2重量%、メチルメタクリレート
含有量3重量%、密度0.93、MI=0.90)に無滴剤として
ジグリセリンジステアレート1.5重量%、およびジグリ
セリンセスキオレエート1.2重量%および可塑剤として
ジ−2−エチルヘキシルフタレートを1.0重量%との配
合物に変えた他は実施例1と同様にしてフィルム成形及
び測定を実施した。
結果は表1に示すように優れた無滴性並びに雰囲気温
度および湿度に影響されない透明性を得た。
比較例1 エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量5
重量%、密度0.92.MI=1.5)に無滴剤としてソルビタン
セスキパルミテート1.5重量%の配合物を実施例1と同
様にしてフィルム成形および測定を実施した。結果は表
1に示すように、透明度、無滴性共に不良であった。
比較例2 エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量5
重量%,密度0.92,MI=1.5)に無滴剤としてソルビタン
セスキパルミテート1.5重量%およびジグリセリンセス
キオレエート1.0重量%との配合物を実施例1と同様に
してフィルム成形および測定を実施した。結果は表1に
示すように、高温の無滴性が不良であった。
比較例3 エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量5
重量%,密度0.92,MI=1.5)に無滴剤としてソルビタン
セスキパルミテート1.5重量%および可塑剤としてジ−
2−エチルヘキシルフタレート1.5重量%との配合物を
実施例1と同様にしてフィルム成形および測定を実施し
た。結果は表1に示すように、白化抑制効果が全くみら
れなかった。
比較例4 エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量15
重量%,密度0.93,MI=1.5)に可塑剤のジ−2−エチル
ヘキシルフタレート3.0重量%を実施例1と同様にして
フィルム成形および測定を実施した。結果は表1に示す
ように、成形加工困難でフィルムとしての評価をするに
至らなかった。
比較例5 エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有量5
重量%,密度0.92,MI=1.5)に無滴剤としてジグリセリ
ンセスキオレエート1.5重量%を実施例1と同様にして
フィルム成形および測定を実施した。結果は表1に示す
ように、無滴性の持続効果が全くみられなかった。
発明の効果 本発明によってえられるポリオレフィルムは、室温、
ハウス等の被覆用フィルムとして用いた場合、無滴剤の
ブリード白化に起因する透明性がそこなわれることな
く、光線透過率が良好でかつ無滴性にすぐれしかも使用
環境による性能の変化が極めて抑制された特性を有し、
農業用被覆フィルム等にきわめて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 児谷 晃造 高槻市塚原2丁目10番1号 住友化学工 業株式会社内 (72)発明者 子川 英雄 高槻市塚原2丁目10番1号 住友化学工 業株式会社内 (72)発明者 久米 孝典 高槻市塚原2丁目10番1号 住友化学工 業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−84836(JP,A) 特開 昭54−131649(JP,A) 特開 昭49−30436(JP,A)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリオレフィン系フィルムにおいて、結晶
    化開始温度が23℃以上の非イオン系界面活性剤を樹脂に
    対してA重量%含有し、かつ結晶化開始温度が23℃未満
    のグリセリンまたはソルビタンの不飽和脂肪酸エステル
    を樹脂に対してB重量%含有し、かつ可塑剤を樹脂に対
    してC重量%含有せしめる場合において、 0.1≦A/B≦6.0かつ0.1≦A/C≦6.0 の範囲を満足する含有量A,B,Cを同時に含有することを
    特徴とするポリオレフィン系無滴フィルム。
  2. 【請求項2】結晶化開始温度が23℃以上の非イオン系界
    面活性剤が、12〜22個の炭素原子を有する脂肪酸のソル
    ビタンエステルまたはグリセリンエステルまたはそれら
    に0.5〜5モルのエチレンオキサイドまたはプロピレン
    オキサイドを付加させたものの1種または2種以上の混
    合物とすることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    のポリオレフィン系無滴フィルム。
  3. 【請求項3】可塑剤がジ−2−エチルヘキシルフタレー
    トまたはトリクレジルフォスフェートまたはこれらの混
    合物を用いることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載のポリオレフィン系無滴フィルム。
  4. 【請求項4】ポリオレフィン系フィルムにおいて、結晶
    化開始温度23℃以上の非イオン系界面活性剤を0.5〜3
    重量%の範囲で含有することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載のポリオレフィン系無滴フィルム。
  5. 【請求項5】ポリオレフィン系フィルムが、密度0.935g
    /cm3以下のポリエチレンまたはエチレン−α−オレフィ
    ン系共重合体からなることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載のポリオレフィン系無滴フィルム。
  6. 【請求項6】ポリオレフィン系フィルムが、エチレン−
    酢酸ビニル共重合体からなり、かつ酢酸ビニル含有量が
    0.1〜25重量%、かつメルトインデックスが0.2〜6g/10
    分の範囲であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のポリオレフィン系無滴フィルム。
  7. 【請求項7】ポリオレフィン系フィルムが、エチレン−
    酢酸ビニル−メチル(メタ)アクリレート共重合体から
    なることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のポリ
    オレフィン系無滴フィルム。
  8. 【請求項8】ポリオレフィン系フィルムが、エチレン−
    メチル(メタ)アクリレート共重合体またはエチレン−
    エチルアクリレート共重合体からなることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載のポリオレフィン系無滴フィ
    ルム。
  9. 【請求項9】ポリオレフィン系フィルムが、エチレン−
    酢酸ビニル共重合体からなり、その酢酸ビニル含有量を
    D重量%とする場合において、結晶化開始温度が23℃以
    上の非イオン界面活性剤を樹脂に対してA重量%含有
    し、かつ結晶化開始温度が23℃未満のグリセリンまたは
    ソルビタンの不飽和脂肪酸エステルを樹脂に対してB重
    量%含有し、かつ可塑剤を樹脂に対してC重量%含有せ
    しめる場合において、 0.1≦D≦25かつ0.1+D/25≦A/B≦1.0+D/5 かつ0.1+D/25≦A/C≦1.0+D/5 の範囲を満足する含有量A,B,Cを同時に含有することを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載のポリオレフィン
    系無滴フィルム。
JP60179789A 1985-08-15 1985-08-15 ポリオレフイン系無滴フイルム Expired - Lifetime JP2510851B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60179789A JP2510851B2 (ja) 1985-08-15 1985-08-15 ポリオレフイン系無滴フイルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60179789A JP2510851B2 (ja) 1985-08-15 1985-08-15 ポリオレフイン系無滴フイルム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6241240A JPS6241240A (ja) 1987-02-23
JP2510851B2 true JP2510851B2 (ja) 1996-06-26

Family

ID=16071918

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60179789A Expired - Lifetime JP2510851B2 (ja) 1985-08-15 1985-08-15 ポリオレフイン系無滴フイルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2510851B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3064611B2 (ja) * 1991-12-24 2000-07-12 住友化学工業株式会社 農業用被覆フィルム
TWI760297B (zh) * 2014-11-20 2022-04-11 美商塞特工業公司 安定劑組合物及使用該組合物以保護有機材料抵抗uv光及熱降解之方法
EP3245864A1 (en) 2016-05-20 2017-11-22 Akzo Nobel Chemicals International B.V. Anti-fog agent

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS531777B2 (ja) * 1972-07-20 1978-01-21
JPS54131649A (en) * 1978-04-03 1979-10-12 Mitsubishi Chem Ind Ltd Agricultural film
JPS5884836A (ja) * 1981-11-13 1983-05-21 Mitsubishi Chem Ind Ltd 農業用フイルム

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6241240A (ja) 1987-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2510851B2 (ja) ポリオレフイン系無滴フイルム
JP2016060909A (ja) 熱可塑性樹脂用防曇剤およびそれを含有する熱可塑性樹脂組成物
JP2705249B2 (ja) 農業用フィルム
CN102272202B (zh) 母料的制造方法、母料及其用途
JPH0853558A (ja) 防曇性農業用合成樹脂フィルム
JPH06107874A (ja) 包装用フィルム
JPH0615638B2 (ja) 防滴性フイルム
JP3449526B2 (ja) 防曇性合成樹脂フィルム
JPH1045944A (ja) 合成樹脂用防曇防霧剤、並びにこれを含有する合成樹脂組成物および農業用フィルム
JPS6178854A (ja) ポリオレフイン樹脂への帯電防止性及び防曇性付与方法
JP2000103904A (ja) 即効性のポリオレフィン系樹脂用帯電防止剤組成物
JPH0359047A (ja) 農業用ポリオレフィン系樹脂フィルム
CA2350257A1 (en) Thermoplastic film having improved anti-fog and mechanical properties
JP2918140B2 (ja) 農業用ポリオレフィン系樹脂フィルム
JPH0460497B2 (ja)
JPH032902B2 (ja)
JPS60141747A (ja) 農業用塩化ビニル系樹脂フイルム
JP2001161179A (ja) 農業用被覆フィルム
JP3992842B2 (ja) 合成樹脂用防曇剤組成物
JPH07166002A (ja) 農業用フィルム
JPH0616849A (ja) 防曇性プラスチックフィルムおよびプラスチックフィルムの防曇方法
JPH06336539A (ja) エチレン系樹脂組成物
JP3992841B2 (ja) 合成樹脂用防曇剤組成物
JP2002187980A (ja) ポリオレフィン系農業用フィルム
JPS5847411B2 (ja) 農業用被覆フイルム

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term