JPS6177690A - 凹状模様の発光釉層を有する施釉タイルおよびその製法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 利用分野 本発明は、タイルの表面に凹状模様の発光性釉層を有す
る施釉タイルおよびその製法に関する。

本発明のタイルは、該釉層がタイルの表面よりも低いの
で耐摩耗性および輪郭性等に優れ、そして表示用および
装飾用等のタイルとして有用である。

従来技術 蛍光性等の発光用釉薬は、多量のフリットを含有するた
め焼成時に流れやすい低火度釉である。

また、タイル素地には必然的に粗および密の部分がある
ので、施釉層の厚みのむらが生じ易い。従って、従来の
発光軸タイル１′は、第３図に例示するように、ゆるい
傾斜の凹状面を有するタイル素地〆に厚い釉層５′を施
し該釉層がタイルの凸表面を形成するタイルであった。

従来技術においては。

タイル素地の凹状面を深くして凹状模様の釉層を形成し
ようとしても２発光釉層の固形分が沈降するので、タイ
ル素地の凹状面の段差側面へ釉層が実質的に付着しない
ので不可能であった。

解決すべき問題点 従来の発光釉タイルは、上記のようにタイル素地上に厚
い釉層が凸状表面を形成しているので１発光釉部分の耐
摩耗性ならびに模様の輪郭性および形成性等に劣るもの
であった。本発明の目的は。

これらの問題を解消した発光釉タイルおよびその製法を
提供することである。

決するための手段 本発明によって、第１図および第２図に例示するように
２表面に凹状模様６を有するタイル素地２、タイル素地
の該表面上に適用したガラス層３゜および該ガラス層表
面の凹状模様部分に施釉した凹状模様の発光釉層５から
本質的にｆｘシ、該釉層およびガラス層およびタイル素
地が焼成一体化していることを特徴とする施発光釉タイ
ル１が提供される。

本発明の発光釉タイルは２表面に所望の凹状模様６を有
するタイル素地２を成形１−、ガラス形成剤を該表面へ
均一に適用して焼成し、得られたガラス層付焼成タイル
を抽剤の乾燥を促進する温度に加温した状態にて該ガラ
ス層３の表面の凹状模、庫部分７に発光釉層を施釉し１
次いで再焼成することを特徴とする工程によって有利に
製造できる。

なお２本発明にて用いるタイル素地２は、従来のタイル
素地用の陶器、せつ器、磁器用等の材料がすべて使用で
きる。凹状模様を表面に有するタイル素地は１例えば乾
式プレス法によって容易に成形できる。ガラス層用のガ
ラス形成剤は、公知のものがすべて使用できる。該ガラ
ス層は、タイル表面の凸部の保護層の役目も併せて達成
する。発光性抽剤は、蛍光性および／またはリン光性等
の発光性顔料を含有する公知の抽剤がすべて使用できる
。該発光釉層５およびガラス層３の厚さは。

その効果が発揮される限シ特に限定されない。通常の用
途では、それぞれ約０．１ｍｍ〜約１ｍ１ｌ＋程度の範
囲内の厚さで充分であろう。なお、該発光釉層は。

ガラス層の白部分の位置よりも僅かでも低い位置にある
ことが必要で１本発明ではこれを凹状模様の発光釉層と
いう。

本発明の発光釉タイルは、接着剤等を使用せずに焼成一
体化された無機質タイルであるので、充分な耐候性およ
び耐熱性を有する。更に、耐摩耗性（床タイルの場合に
特に重要）ならびに模様の形成性および輪郭性に優れて
−るので２表示用および装飾用等として極めて有用であ
る。また、タイル素地２に耐凍害性タイル素地を採用す
ると。

寒冷地での使用に−そう適当である。

作用 発光釉タイルの中間層としてガラス層を採用することに
よって、釉層の厚みむらを解消し、これによって相対的
に薄層の均一な発光釉層が得られる。更に、製造工程に
てガラス層付タイルを加温（例えば約５０〜９５℃程度
）した状態にて徐々釦施釉して該発光釉層の乾燥を促進
させることによって、従来は実質的に不可能であった。

タイル素地凹状面上のガラス層３の急勾配である段差側
面４への該釉層の付着が容易に達成される。これらの作
用の組合せによって２本発明の凹状模様の発光釉層５を
有する発光釉タイルが予想外にも提供された。

実施例 内装タイル用坏土を乾式プレス成形して、第１図および
第２図に示すような凹状模様部（深さ２ｍｍ）を表面に
有する２００　Ｘ　２００　Ｘ　６．７１）１）７１　
（厚さ）のタイル素地を成形した。重量にて長石６０部
、蛙目粘土５部、珪砂１５部、炭酸カルシウム２０部お
よび水からなるガラス剤を約０．５ｍｍの厚さに、該タ
イル素地成形物の表面上へ均一に幕掛して適用した。

これをトンネルキルンにて約１２５０℃で３６時間焼成
し、放置冷却して約０．３ｍｍのガラス層を有する焼成
タイル素地を得た。（なお、この焼成温度は、該成形物
の素焼温度以上でありかつ該ガラス剤の溶融温度以上で
あればよい。、） このガラス層付タイル素地を空気パス中にて約７０℃前
後で約１５分間加温し、該凹状模様部へ下記の発光釉を
マスク板を用いてスプレーにて適用した。該タイル素地
を加温しておくことによって該軸の乾燥が促進されるた
め、凹状模様部の段差側面４へ該軸が充分に付着して肉
厚のある施釉側面が得られた。なお、上記の発光釉は２
重量％にて低火度釉フリ・・ト（溶融温度８００℃）が
７０％。

発光顔料（ＺｎＳ　）が３０％、および水が７５％（外
側シ）の組成のものであった。（水のかわりにその一部
分または全部が、アルコール等の親水性バインダーであ
る液も使用できる。揮発性バインダーの場合は、該タイ
ル素地の加温は相対的に低い温度でよい、） 発光釉をスプレー塗布したタイル素地を実質的に乾燥さ
せ、タイル表面のガラス層の凸部上には−み出した該軸
部分をスポンジ等で取除ぐ。次いで。

該タイル素地を該軸の溶融温度以上の温度（約８５０℃
）で約４５分間迅速焼成して、ガラス層（約０．３　ｍ
ｍ　）の凹状模様部分に厚さ約０．３ｍｍの発光釉層を
有する発光釉タイルを得た。

得られたタイルの発光釉層は、その凹状模様部の平面お
よび段差側面の全域にわたって、厚みむらのない均一な
釉層であった。

発明の効果 解決すべき問題点の欄に記述した９発光釉層の耐摩耗性
ならびに発光軸模様の形成性および輪郭性等の問題点が
、すべて有利に解消された。

【図面の簡単な説明】

第１図は２本発明の発光釉タイルの断面略図である。第
２図は２本発明の発光釉タイルの平面図である。第３図
は、従来の発光釉タイルの断面略図である。 １・・・発光釉タイル、２・・・タイル素地、３・・・
ガラス層、５・・・発光釉層。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）表面に凹状模様を有するタイル素地、タイル素地
   の該表面上に適用したガラス層および該ガラス層表面の
   凹状模様部分に施釉した凹状模様の発光釉層から本質的
   になり、かつ該発光釉層およびガラス層およびタイル素
   地が焼成一体化していることを特徴とする、発光釉層を
   有する施釉タイル。
2. （２）表面に所望の凹状模様を有するタイル素地を成形
   し、成形タイル素地の該表面上へガラス形成剤を適用し
   焼成してガラス層付焼成タイルを製造し、該焼成タイル
   を加温した状態にて該ガラス層表面の凹状模様部分に発
   光釉剤を施釉し、次いで該施釉剤タイルを再焼成する工
   程を特徴とする、凹状模様の発光釉層を有する施釉タイ
   ルの製法。