JPS6175814A - 3成分複合繊維 - Google Patents

3成分複合繊維

Info

Publication number
JPS6175814A
JPS6175814A JP19489184A JP19489184A JPS6175814A JP S6175814 A JPS6175814 A JP S6175814A JP 19489184 A JP19489184 A JP 19489184A JP 19489184 A JP19489184 A JP 19489184A JP S6175814 A JPS6175814 A JP S6175814A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polymer
fiber
functionality
composite fiber
polymers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19489184A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Sato
慶明 佐藤
Hisao Suzuki
久雄 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP19489184A priority Critical patent/JPS6175814A/ja
Publication of JPS6175814A publication Critical patent/JPS6175814A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は異なる3種類の成分が繊維横断面内において特
定の位置関係に配置されており、外観、風合、タッチと
共に機能性に優れた高級織編物を製造することが可能な
3成分複合i維に関する。
〔従来技術及びその問題点〕
溶解性の異なる2種の熱可塑性重合体から成る複合礒維
において易溶解性重合体をtIi、維表面付近の特定の
位置だ配置させ、繊維あるいは布帛としてから易溶解性
重合体を溶解除去することにより種々の横断面形状の異
型断面糸が得られる。
これらの技術によって得られる異型断面糸は独特のタッ
チ、光沢などの他、吸水性を付与することができる。し
かしながら、より一層の機能性を向上させるためには2
成分複合繊維の少なくとも一方の成分に機能性向上剤、
たとえば制電剤や難燃剤を添加混合させる方法が採用さ
れるが、2成分複合繊維を溶解処理する際π機能性向上
剤が脱落したり変性してしまうという欠点がある。
一方、従来機能性向上剤を添加(風合した重合体を芯成
分とした芯鞘複合繊維が検討されているがこれらO複合
棲椎はポリエステル織編物で通常実晦しているアルカリ
減量処理のととぐの溶剤処理において機能性が低下しに
ぐいものの。
得られる織編物の外観、風合、タッチなどは単調なもの
であり、織編物は、高級感に乏しいものである。
また特開昭57−82526号公報にはポリエステルに
ボiげルキレンエーテル組成物を混合した重合体を芯部
に有する芯鞘状のセグメントが易溶解性重合体で分割さ
れた形状の3成分複合磯維が開示されている。しかしな
がらこの3成分復合繊推におけるポリアルキレノエーテ
ル組成物を混合した重合体は繊維表面に近い部分に存在
するため、溶解処理を施こすとポリアルキレ/エーテル
組成物が脱落し易い欠点がある。
〔発明の目的〕 本発明は従来技術では得られなかった外観、風合、タッ
チを有すると共に機能性に浸れた高級織韻物を製造する
のに好適な新規な3成分複合繊維を提供するものである
C発明の構成〕 前記した木発明の目的は3種類の熱可塑性重合体A、B
、C及び機能性付与剤で形成される6成分複合繊維の横
断面形状において、重合体Aと該機能性付与剤の混合物
が芯部を形成し啓剤による溶解性が異なる重合体B、C
が複数回交互に繊維表面を占めて鞘部を形成しているこ
とを特徴とする3成分複合繊維によって達成できるっ まず本発明の3成分複合繊維の一つの特徴である横断面
形状を図面で説明する。第1図、第2図は木発明の6成
分複合繊維の代表的な横断面形状を示すものである。第
1図において1は重合体Aと機能性付与剤の混合物で形
成された円形な芯部であり、繊維中央部に位置している
芯部1て接しかつEa、維表面を形成する重合体B及び
Cが交互に各5つがそれぞれセグメント216として配
置されている。易溶解性重合体である重合体Bで形成さ
れるセグメント2は略長方形であり、難又は非溶解性重
合体である重合体Cで形成されるセグメント3は略ブー
メラン形である。
第2図において4(は機能性付与剤と重合体A・yg昆
合物で形成さn、た芯部であり、繊維断面中央部して略
Y字形で配置されている。芯部4に接し、かつPl、維
表面を形成する重合体B及びCは交互に各3つが、それ
ぞれセグメント5,6として配置されている。易溶解性
重合体である重合体Bで形成されるセグメント5は略長
方形であり1難又は非溶解性重合体である重合体Cで形
成されるセグメ/トロは略ブーメラン形である。
本発明における3成分複合繊維の横断面形状は繊維中央
に重合体Aと機能性付与剤の混合物で形成享れる芯部が
あり、芯部と繊維表面の間の鞘部において溶解性の異な
る重合体B及びCが、複数回交互に繊維表面を占める形
状を必須要件とするものである。易溶解性重合体Bが繊
維内部で一体化していてもかまわないが、製糸工程や高
次工程においてフィブリル化LlいのでWj1図や第2
図に示すように重合体B、Cで形成されるそれぞれのセ
グメントがW&錐衣表面一部を形成することに加えて、
B、Cの各成分が芯部尾接していることが好ましいっ 重合体B及びCが複数回交互に繊維横断面の外周を形成
することが必要であるが、紡糸安定性及、び本発明の効
果の点から重合体B及びc +−1各3〜12回交互に
繊維横断面の外周を形成させることが好貰しい。
芯部はmm処理の際に機能性付与剤が脱落するのを防止
する点と紡糸安定性の点から繊維中央付近に1個存在す
ることが好ましく、繊維重心を含んで配置することがよ
り好ましい。また。
繊維断面の外周と繊維断面の重心を結ぶ任意の線分にお
いて、芯部がni、維重心側の40%以内に存在するこ
とが好ましく、30%以内に存在することがより好まし
い。更に繊維断面の重心と芯部重心が実質的に一致して
いることが好ましい06成分複合繊維の外周における易
溶解性重合体Bが形成する外周111所の全外周に占め
る長さの割合が2〜12%で易溶解性重合体Bで形成す
る全外周の繊維全外周π占る割合が8〜35%であるこ
とが、3成分複合繊維を溶解処理し、異型断面6成分複
合繊維で構成される織編物とした場合に濠雅な外観、風
合、タッチを発揮させる点より好ましい。また同様の観
点より易溶解性重合体Bの3成分複合#1i維に占る形
状は繊維表面外周における長さよりも繊維内部方向にお
ける巾を同等ないし、より小さくさせることが好ましい
また5成分複合繊維の外周形状は丸断面以外に公知の異
型断面を適用できるが、高級ンルキーー&編物とするに
はYまたはT型断面が好ましい。更に異型断面の頂点付
近に易溶解性重合体Bを配置させるとより高級シルキー
織編物としての特徴を発揮するので好ましいことである
芯部を形成する機能性付与剤と重合体Aの混合物だおけ
る機能性付与剤としては制電、導電。
難燃、吸水、吸湿などの機能性を付与する化合物であれ
ば特に制限ないが、溶剤処理で1一般尾脱落したり、変
性し易い訓電剤が特に有効である。
制電剤としてはブロックポリエーテルアミド組成物、ブ
ロックポリエーテルエステル組成物。
ポリアルキレンエーテル類などを好ましく使用できる。
より具体的には次のようなものが採用できる。
ブロックポリエーテルアミドの場合には、ポリアルキレ
ンエーテルとポリアミドとのブロック共重合体であり、
ポリアルキレンニーテルトして1分子量1.000以上
のポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール
、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドとの共重
合体などがあげられる。なかでも1分子量3,000〜
s、 o o oのポリエチレングリコールが適してい
る。
一方、ブロックポリエーテルアミドを構成するポリアミ
ドセグメントはナイロン6、ナイロン8、ナイロン12
.ナイロン66、ナイロン610のようなホモポリアミ
ドあるいはこれら同志、または他の共重合成分を含む共
重合体でポ1げミド形成成分の重縮合反応により生成す
るホモまたはコポリアミドである。ブロックポリエーテ
ルアミド中のポリアリキレンエーテルセグメント対ポリ
アミドセグメノトの重量比は30〜70対70〜30が
適当である。
ブロックポリエーテルエステルとは、ポリアルキレノエ
ーテノ囁ポリエステルとのブロック共重合体のことであ
り、ポリアルキレンエーテルとして、分子量500以上
のものであり、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、ポリテトラメチレングリコール、エチレ
ンオキサイドとプロピレンオキサイドのランダム共重合
体、エチレンオキサイドとプロピレンオキサイドのブロ
ック共重合体、ノニルフェノールエチレンオキサイド付
加物などがあケラれるが、これらに限定されるものでは
ない。
一方、ブロックポリエーテルエステルを構成するポリエ
ステルセグメントとしては、ポリブチレンテレフタレー
ト、ボIJ −1,4−ンクロヘキサンジメチレンテレ
フタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレ
ン−2,6−ナツタレンジカルホキ/レート、ポリ(p
−オキ/ベンゾエート)およびそれらの共重合体のほか
、あらゆる種類のエステル結合形成性の1価また2価以
上のアルコール、1価または多価カルボン酸、オキ/カ
ルボン酸から選ばれた一種または二種以上の組合せから
得られるポリエステルおよび共重合体があげられる。
ブロックポリエーテルエステルの製造法としては、常法
によりポリエステルを製造する工程でポリアルキレンエ
ーテルをポリエステルの重合完結前の任意の時期に添加
することができる。
すなわち、エステル交換反応前、またはエステル交換反
応中、あるいはエステル化反応終了後重合前の段階など
で添加するのが好都合である。
ブロックポリエーテルエステル中に含まれるポリアルキ
レンエーテルの比率は10〜975重量%が適当である
ポリアルキレンエーテル類とは、未変性および分子末端
を変性したポリアルキレノエーテル類、具体例として分
−)il、000以上のポリエチL’ ンクIJ :r
−ル、分子量1,000以上のポリグロビレングリコー
ル1分iF ft 1.50 C1以上のエチレンオキ
サイドとプロピレンオキサイドとの共重合体などの未変
性ポリアルキレンエーテル類おヨヒ分子量2.000以
上のトリメチロールプロパ/エチレンオキサイド付加物
1分子量1.500以上のメトキノポリエチレングリコ
ール、分子量L [70a以上のノニルフェノールエチ
レノオキサイド付加物などポリアルキレンエーテルの末
端基を変性したポリアルキレンエーテル頌カあげられる
なお、3成分複合繊維に対する制電剤は0.05〜5重
量%含有させることが好ましい。
0.05重量%未満では訓電性能が認めに〈〈なり、5
重ft %を越す場合は訓電性能の向上効果が飽和する
とともに繊維特性が低下しやすくなるためである。また
芯成分に添加混合する割合も繊維特性及び紡糸安定性の
点から芯成分に対し20重量係以下とすることが好まし
く、15重量φ以下とすることがより好ましい。
ただし1本発明における訓電剤とは通常の衣料用重合体
に1重量条添加混合した場合に得られるマルチフィラメ
ントの電気比抵抗(測定法は後述)が添加しないものに
対して17100以下となるものをいう。
なお、通常重合体には1重合安定剤、重合促進剤、製糸
安定剤などが1重量係以下で添加されており、また重合
体の色調を整えるために酸化チタン、酸化アルミニウム
などの無機顔料を1重量係以下添加している。
本発明で使用する機能性付与剤は1重量係以内で添加混
合される上記の如くの重合安定剤、重合促進剤、製糸安
定剤、無色顔料は含まない。
次に本発明の3成分複合繊維を形成する重合体A、B、
Cについて説明する。5種類の熱可塑性重合体A、B、
Cはポリエステル、ポリアミド、ポリオレフィンおよび
これらの共重合体などから溶剤との関係において適宜選
択すれば良いが1重合体A、B、cのうち難又は非溶解
性重合体である重合体Cは瑣維形成性熱可塑性重合体で
あることが好ましく、重合体B、Cが繊維形成性熱可塑
性重合体であることがより好ましく、全ての重合体が繊
維形成性熱可塑性重合体であることが一層好寸しい。重
合体の組合せが非相溶性であると製糸、高次工程などで
重合体間の剥離を生じ毛羽、糸切れなどを発生し易いの
で少なくとも重合体B、Cは相溶性の良い組合せである
ことが好ましく、全ての重合体が互いに相溶性の良い組
合せであることがより好ましい。
なお、相溶性が良いとは延伸した複合繊維において実質
的にセグメント間の剥離が認められないものを指す。
難又は非溶解性重合体である重合体Cとしては物理的、
化学的特性に3Eれており衣料用として広く使用され、
特に制電性などの機能性向上の要求の大きいポリエステ
ルを好ましく適応できる。重合体Cをポリエステルとし
た場合は相溶性の点で重合体A、Bもポリエステルとす
ることが好ましい。なお1機能性付与剤と混合物を形成
する重合体Aと1重合体Cは同一の重合体とすることも
可能である。
5成分複合繊維から易溶解性重合体である重合体Bの一
部を溶解除去する処理方法としては操業のし易lさ、安
全性、コストなどの点よリアルカ■1水溶夜処理を好適
に用いることができるので重合体BHアルカリ易溶解性
重合体であることが好ましい。アルカリ易溶解性重合体
としてはポリエステルとポリアルキレングリコール類の
共重合体あるいはブレンド体、アニオノ系界面活性剤を
添加したポリエステル、金属スルホネート基を含有した
ポリエステルあるいはポリエステルと金属スルホネート
基を含有したポリエステルとのブレンド体などがある。
3成分複合繊維より容易にムラなく重合体Bの一部を溶
解除去できる点で重合体Bとしては金属スルホネート基
を含有したポリエステルあるいはポリエステルと金属ス
ルホネート基を含有したポリエステルとのブレンド体が
好ましく使用でべ、特に金属スルホネート基を含有した
ポリエステルトシては5−ノンュームスルポイノフタL
/−ト(1〜10モル%)/エチレンテレフタレート(
99〜90モル%)共重合ポリエステルが好ましい。
難又は非溶解性重合体である重合体Cに対する易溶解性
重合体Bの溶剤処理ておける溶解速度の比は両型合体を
それぞれ通常の延伸糸状態で比軟し、1より犬でないと
本発明の目的とする表面に溝のある繊維は得られない。
前記両型合体の溶解速度の比ば1,5倍以上であること
が好ましく、2倍以上であることがより好ましい。
次尾本発明の6成分複合繊維を効率よく安定して製造す
ることのできる口金装置について第5〜5図にて説明す
る。
第3図の口金ばI−プレート10.II−プレート11
、■−プレー ト12の5枚のプレートで構成されてい
る。I−プレート10には機能性付与剤と重合体Aの混
合物を導入する円筒状の導入孔13が設けられており、
導入孔13の底部には重合体Aの導出孔14が設けられ
ている。
■−プレート11には円筒状の2成分合流部15、重合
体Bを重合体Aの導入孔13の外周方向(2成分合流部
15の外周方向と同一である)より導入するだめの導入
部?、及び円筒状の2成分合流部15の下部に3成分合
流部18へ機能性付与剤と重合体Aの混合物及び重合体
Bを導出するための中央導出部16と3つの外周導出部
17が設けられている。第5図における重合体Bの導入
部9は台状突起19と1−プレート10との間のクリア
ランスで構成されている。
■−プレート12には円筒状の5成分合流部18、台状
突起20に設けられた重合体Cを5成分合流部18へ導
入する6つの導入部f21゜及び6成分合流部の底部に
吐出孔22が設けられている。
■−プレート下部の中央導出孔部、外周導出孔部で構成
される2成分導出部及び■−プレート上η 部の導入部力の位置関係が重要であり、第3図のXY断
面の平面図である第4図で説明する。
第4図において■−プレートに該当するものは実線で、
■−プレートに該当するものは破線で図示しである。2
成分合流部15の底部の中央部二では中央導出部16が
、中央導出孔@16の外周にほぼ等間隔で6つの外周導
出孔部17a。
b、cが設けられている。中央導出孔部は2成分合流部
における機能性付与剤が添加混合さ几た重合体Aを主体
として3I5+1:分合流部に導出するだめの孔であり
、外周導出孔部は2成分合流部における重合体Bを主体
として6成分合流部尾導出するための孔である。■−プ
レート上部の導入部21.’)位置関係は隣接する外周
導出孔部の間にあることが必要であり、このことは第4
図において隣接する外周導出孔部17a と17bの間
に重合体Cの導入部21a が設けられている如く、隣
接する外周導出部の下流側の延長方向の3成分合流部の
外周方向より重合体Cの導入部が設けられることを意味
する。
第5図は第4図の位置関係に対応するものであるが、中
央導出孔部23と5つの外周導出孔部24a、b、c、
が連続した形状であることを示すものである。第5図に
示す形状は3成分複合繊維における重合体Cで形成され
るセグメント量の合流を防止し易くできるので、より好
ましい形状である。
第3図、第4図だ示される口金からは吐出孔22をY型
スリットとしYWの各スリットを外周導出部の位置に合
わせることにより、第1図の如くの3成分複合繊維が得
られる。第3図。
第4図における中央導出孔部と外周導出孔部の形状を第
5図の如くすることにより第2図の如くの5FM分複合
繊維が得られる。
〔発明の効果〕
本発明の3成分複合繊維は異なる6種類の成分がU&維
横断面内において特定の位置関係に配置されており、特
に機能性付与剤を芯部に添加混合せしめたこと及び溶解
性の異なる重合体を繊維表面にてそれぞれ交互に配置せ
しめたことにより次の如くの作用効果を有する。
ill  少なくとも易溶解性重合体の一部を溶解除去
することにより繊維外周に複数個の溝のある異型断面糸
とすることができる0このため外観、風合、タッチと共
に機能性に優れた高級織編物を製造することができる。
(2)機能性付与剤をカーボンブラックとし導電性3成
分複合繊維とすることや、ノ・ロゲノ含有あるいはリン
含有化合物とし難燃性3成分複合繊維とすることなど各
種の機能性付与が可能であるが、溶剤処理により変性し
たり脱落し易い訓電剤を機能性付与剤とすることが好適
である。
(3)  本発明の3成分複合m維l/′i前述した新
規な口金装置を使用することにより安定して製糸でき1
重合体を相互に相溶性のある組合せとすることにより製
糸、高次工程通過性の良いものとすることが可能である
(4)  本発明の3成分複合繊維は100%使いの織
編物でもつとも効果を発揮するものであるが、他の合成
繊維や天然繊維などと組合せても使用できる。
(51”!た本発明の5成分複合横維は生糸使いはもち
ろんのこと1強撚糸とすることあるいは仮燃加工や流体
乱流加工などの嵩高加工を施こしても良好な効果を発揮
するものであるっ以下実施例を挙げて本発明を具体的に
説明するが、実施例中で用いた相対粘度、う限粘度、電
気比抵抗、摩擦帯電圧、アルカリ処理減量率は次の方法
で測定した値である。
〔ブロックポリエーテルアミド組成物の相対粘度〕
試料を70係の抱水クロラール中に1多儂裳になるよっ
て溶解し、これをオストワルド粘度計により25℃で測
定した値である。
〔ポリエステルの極限粘度〕
試料をオルトクロロフェノール溶媒に溶解し、オストワ
ルド粘度討てより25℃で測定した値である。
〔電気比抵抗〕
試料を0.2%のアニオン界面活性剤の弱アルカリ水溶
液中で電気洗濯機を用いて2時間洗濯後、水洗、乾燥す
る。ついで、該試料を長さく95 cm 、繊度(1:
91,000デニールの繊維束に引き揃えて20℃、4
0φRH下で2日間調温調湿した後、振動容量型微小電
位測定装置により、印加電圧500vで試料の抵抗を測
定し次式知より算出する。
xD ρ:体積固有抵抗(Ω・crn) R:抵  抗(Ω) d:試料密度(g/C肩) D:FIt   度(デニール) L:試料長(crn) 〔摩擦帯電圧〕 京大化研弐ロータリースタテイクチスター(興亜商会製
)により、摩擦対象布としてあらかじめのり抜き、精練
、漂白した絹の平織カナキン3号(目付+00g/ci
)を用い、コーター回転数40 Orpm、印加電圧1
00 V、温度20℃。
相対粘度30%の雰囲気中で測定した値であるっ〔アル
カリ処理減量率〕 繊維を織物あるいは編物にし、ノーダ灰1g/lおよび
サンデソ)G−29(三洋化成■〕1g/Aを含む80
℃の温水中で20分間精練し、次いで水洗、乾燥した。
乾燥した。織物あるいは編物を約2g精秤し、3係の苛
性ノーダ水溶液に浴比1:125,98〜100℃で所
定時間投入し処理した。処理後、湯洗−水洗一酸洗一水
洗一乾燥の後精秤し、減量率を次式にて算出した。
実施例1 重合体Aとして匝限粘度が0.64のポリエチレンテレ
フタレート、制電剤として相対粘度218のブロックポ
リエーテルアミド組成物をそれぞれ重量比で9:1とし
た混合物を芯部て用い、重合体Bとして極限粘度が0.
56の5−メジュームスルホイソフタレート/エチレン
テレフタレート(モル比で2/98 ) 共重合ポリエ
ステル、重合体Cとして極限粘度が0.65のポリエチ
レンテレフタレートを用いた。重合体Cに対する重合体
Bの溶解速度比はアルカリ処理条件下において4.1倍
である。
制電剤と重合体Aの混合物/重合体B/重合体Cの重量
比を10/20/70とし、第3図、第4図に示す口金
を使用し、紡糸温度285℃、紡糸速度1200m/m
in  で紡糸した。引続き熱ビン100℃、延伸倍率
3.2倍、延伸速度40 [1m/minで延伸し75
デニール24フイラメントの延伸糸とした。延伸糸を構
成する各フィラメントの横断面形状はほぼ第1図の如く
であり各成分間に剥離は認められなかった。また電気比
抵抗は13X108Ω・口と良好であった。
この延伸糸を使用し28Gノングルジヤージに編成した
後アルカリ処理にて25%減量したところ、重合体Bで
形成されるセグメントが繊維内部方向に外周よりほぼ3
0%溶解除去された形状となり編物は絹様のタッチ、風
合、光沢を示した。また摩擦帯電圧は1400Vと良好
であった。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明の6成分複合繊維の横断面形
状の代表例であり、第3図は本発明 、の3成分複合繊
維製造用口金の1実施態様の縦断面図であり、第4図は
第5図のX−Y断面における拡大平面図であり、第5図
は第4図に相当する個所での別の実施態様を示すもので
ある。 1.4 ・・芯部(重合体Aと機能性付与剤の混合物) 2.5 ・・セグメント(重合体B) 3.6 ・・セグメント(重合体C) ?   ・・導入部 10   ・・ニープレート 11   ・・・■−プレート 12   ・・・m−プレート 15   ・導入孔 14  ・・導出孔 15   ・・2成分合流部 16.23・・中央導出孔部 17.17a〜C・24a〜C゛°°外周導出孔部18
   ・・3成分合流部 19.20・・台状突起 21.21a〜。−・導入部 22   ・吐出孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)3種類の熱可塑性重合体A、B、C及び機能性付
    与剤で形成される3成分複合繊維の横断面形状において
    重合体Aと該機能性付与剤の混合物が芯部を形成し溶剤
    による溶解性が異なる重合体B、Cが複数回交互に繊維
    表面を占めて鞘部を形成していることを特徴とする3成
    分複合繊維。
  2. (2)機能性付与剤が制電剤であることを特徴とする特
    許請求の範囲第(1)項記載の3成分複合繊維。
  3. (3)熱可塑性重合体A、B及びCが全てポリエステル
    であることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項また
    は第(2)項記載の3成分複合繊維。
  4. (4)溶剤がアルカリ水溶液であることを特徴とする特
    許請求の範囲第(1)〜(3)項いずれか1項記載の3
    成分複合繊維。
JP19489184A 1984-09-19 1984-09-19 3成分複合繊維 Pending JPS6175814A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19489184A JPS6175814A (ja) 1984-09-19 1984-09-19 3成分複合繊維

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19489184A JPS6175814A (ja) 1984-09-19 1984-09-19 3成分複合繊維

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6175814A true JPS6175814A (ja) 1986-04-18

Family

ID=16332045

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19489184A Pending JPS6175814A (ja) 1984-09-19 1984-09-19 3成分複合繊維

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6175814A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102691119A (zh) * 2012-05-03 2012-09-26 浙江恒逸高新材料有限公司 一种三组分异形截面复合纤维的制备方法

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5347416A (en) * 1976-10-13 1978-04-27 Sumitomo Chemical Co Manufacture of betaaalumina thin films
JPS54116416A (en) * 1978-01-25 1979-09-10 Akzo Nv Method and apparatus for producing multifilament comprising at least two synthetic polymer component
JPS5526246A (en) * 1978-08-14 1980-02-25 Toray Ind Inc Highly oriented and electrically conductive conjugate fiber with excellent fiber performance
JPS5615415A (en) * 1979-07-13 1981-02-14 Toray Ind Inc Electrically conductive synthetic fiber
JPS5679717A (en) * 1979-12-03 1981-06-30 Asahi Chem Ind Co Ltd Antistatic polyester fiber
JPS5782526A (en) * 1980-10-31 1982-05-24 Toray Ind Inc Splitting type antistatic conjugate fiber
JPS57199816A (en) * 1981-06-01 1982-12-07 Kanebo Synthetic Fibers Ltd Sheath-core type composite fiber

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5347416A (en) * 1976-10-13 1978-04-27 Sumitomo Chemical Co Manufacture of betaaalumina thin films
JPS54116416A (en) * 1978-01-25 1979-09-10 Akzo Nv Method and apparatus for producing multifilament comprising at least two synthetic polymer component
JPS5526246A (en) * 1978-08-14 1980-02-25 Toray Ind Inc Highly oriented and electrically conductive conjugate fiber with excellent fiber performance
JPS5615415A (en) * 1979-07-13 1981-02-14 Toray Ind Inc Electrically conductive synthetic fiber
JPS5679717A (en) * 1979-12-03 1981-06-30 Asahi Chem Ind Co Ltd Antistatic polyester fiber
JPS5782526A (en) * 1980-10-31 1982-05-24 Toray Ind Inc Splitting type antistatic conjugate fiber
JPS57199816A (en) * 1981-06-01 1982-12-07 Kanebo Synthetic Fibers Ltd Sheath-core type composite fiber

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102691119A (zh) * 2012-05-03 2012-09-26 浙江恒逸高新材料有限公司 一种三组分异形截面复合纤维的制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101162372B1 (ko) 폴리(트리메틸렌 테레프탈레이트) 이성분 섬유
TWI387669B (zh) 具良好芯吸性之扇狀橢圓形雙成份纖維、含此纖維之高均勻度短纖紗、織品、服裝及非編織品
KR20010034649A (ko) 흡방습성 합성섬유, 이것을 이용한 교락혼섬사, 이것을이용한 직편물, 및 이것을 이용한 부직포
JPS6175814A (ja) 3成分複合繊維
JP2005133250A (ja) 芯鞘複合繊維
JPS61296120A (ja) 複合繊維
JP2950854B2 (ja) 熱接着性複合繊維
KR100534519B1 (ko) 크림프성이 우수한 해도형 극세사 및 그의 제조방법.
JPS6175815A (ja) 表面に溝のある3成分複合繊維及びその製造方法
JPS6262182B2 (ja)
JP3665171B2 (ja) 複合分割フィラメントおよびそれからなる集合体
JPS6240444B2 (ja)
JP2000096350A (ja) 耐摩擦溶融性能を有する芯鞘型複合繊維及び同繊維を使用した織編物
KR100386742B1 (ko) 폴리프로필렌 중공사 및 그의 제조방법
JPH073554A (ja) ポリエステル中空仮撚加工糸の製造方法
JPS5921776A (ja) 吸水性織編物の製造方法
JPS6231106B2 (ja)
JPS6122047B2 (ja)
KR100226190B1 (ko) 극세 이수축 혼섬사 및 그의 제조방법
JPS6411742B2 (ja)
JP2921842B2 (ja) 改質ポリエステル繊維
JPS61239010A (ja) 2成分複合繊維
JPH0881831A (ja) 吸湿性に優れた芯鞘型複合繊維
JPS62110918A (ja) ポリエステル系複合繊維
JPH0369612A (ja) 複合繊維及びその製造方法