JPS6164745A - ビニルエステル樹脂組成物 - Google Patents
ビニルエステル樹脂組成物Info
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- JPS6164745A JPS6164745A JP18629284A JP18629284A JPS6164745A JP S6164745 A JPS6164745 A JP S6164745A JP 18629284 A JP18629284 A JP 18629284A JP 18629284 A JP18629284 A JP 18629284A JP S6164745 A JPS6164745 A JP S6164745A
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- Japan
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- vinyl ester
- ester resin
- weight
- methyl methacrylate
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、人造大理石のごとき透明感を有する成形品を
製造するのに有用な、長期間にわたって安定した成形加
工が可能な優れた貯蔵安定性を有し、かつ透明性、耐薬
品性、耐衝撃性および耐熱!l1il性等に優れたビニ
ルエステル樹脂組成物に関する。
製造するのに有用な、長期間にわたって安定した成形加
工が可能な優れた貯蔵安定性を有し、かつ透明性、耐薬
品性、耐衝撃性および耐熱!l1il性等に優れたビニ
ルエステル樹脂組成物に関する。
近年とみに需要が増加している人造大理石の素材として
は、不飽和ポリニスデル樹脂に炭酸カルシウムや水酸化
アルミニウムなどの無t11質充填剤を配合したものが
主として使用されている。そして、人造大理石の製造方
法どしては、注型法、手積成形法、シートモールディン
グコンパウンド(SMC)法、およびバルクモールディ
ングコンパウンド(BMC)法が採用されている。しか
し、これらの成形法に用いられる成形材料は、スブレン
を主体とする常温で液状のエチレン性不飽和単但体の含
Rが11い、いわゆる湿式の成形材料(エチレン性不飽
和単量体の含量が約6〜20 ;Cr EQ%)であり
、従って、作業時の取扱い性に困難さをイ1するばかり
でなく、作業中あるい4.を保管中におけるモノマーの
揮発ににる成形材料の流動、硬化特性に変化をぎたし、
さらには重合開始剤どして、通常比較的活性化温度の低
いものを使用しているため、貯蔵安定性が良くないなど
の欠点を有する。
は、不飽和ポリニスデル樹脂に炭酸カルシウムや水酸化
アルミニウムなどの無t11質充填剤を配合したものが
主として使用されている。そして、人造大理石の製造方
法どしては、注型法、手積成形法、シートモールディン
グコンパウンド(SMC)法、およびバルクモールディ
ングコンパウンド(BMC)法が採用されている。しか
し、これらの成形法に用いられる成形材料は、スブレン
を主体とする常温で液状のエチレン性不飽和単但体の含
Rが11い、いわゆる湿式の成形材料(エチレン性不飽
和単量体の含量が約6〜20 ;Cr EQ%)であり
、従って、作業時の取扱い性に困難さをイ1するばかり
でなく、作業中あるい4.を保管中におけるモノマーの
揮発ににる成形材料の流動、硬化特性に変化をぎたし、
さらには重合開始剤どして、通常比較的活性化温度の低
いものを使用しているため、貯蔵安定性が良くないなど
の欠点を有する。
この湿式の不飽和ポリエステル樹脂成形材料の貯蔵安定
性は、成形材料中のスチレンなどの常温で液状のエチレ
ン性不飽和IIi;i)体の2最を極力少なくした、い
わゆる乾式成形材料(例えば成形材料中のエチレン性不
飽和単量体の自作が5重量%以下)とすることにより大
巾に向上する。しかし、現在市販されている乾式不飽和
ポリエステル樹脂成形材料から得られる成形品は、透明
性、耐衝撃性、耐熱衝撃性および耐薬品性などが十分満
足すべきでないという欠点を有し、人造大理石などの用
途には使用できないという難点を有する。
性は、成形材料中のスチレンなどの常温で液状のエチレ
ン性不飽和IIi;i)体の2最を極力少なくした、い
わゆる乾式成形材料(例えば成形材料中のエチレン性不
飽和単量体の自作が5重量%以下)とすることにより大
巾に向上する。しかし、現在市販されている乾式不飽和
ポリエステル樹脂成形材料から得られる成形品は、透明
性、耐衝撃性、耐熱衝撃性および耐薬品性などが十分満
足すべきでないという欠点を有し、人造大理石などの用
途には使用できないという難点を有する。
本発明者らは、上述した実情に鑑みて、鋭意検討を重ね
た結果、樹脂としてビニルエステル樹脂を使用し、かつ
この樹脂に特定の熱可塑性ポリマーおよび無機質充填剤
、必要に応じて少量のエチレン性不飽和単m体を配合し
た組成物が作業性および貯蔵安定性に優れ、かつ透明性
、耐薬品性、耐雨ワ2性J3よび耐熱衝撃性に湊れた成
形品を与えることを見出し、本発明を完成するに至った
。
た結果、樹脂としてビニルエステル樹脂を使用し、かつ
この樹脂に特定の熱可塑性ポリマーおよび無機質充填剤
、必要に応じて少量のエチレン性不飽和単m体を配合し
た組成物が作業性および貯蔵安定性に優れ、かつ透明性
、耐薬品性、耐雨ワ2性J3よび耐熱衝撃性に湊れた成
形品を与えることを見出し、本発明を完成するに至った
。
即ち、本発明は、
(A)ビニルエステル樹脂、
(B)重は平均分子ωが50.000〜500.000
のポリメタクリル酸メチルまたはメタクリル酸メチル共
重合体、 (C)水酸化アルミニウムを70重量%以上含む無機質
充填剤、J3よび (D)エチレン性不飽和単量体 とからなる組成物であって、(A)成分と(B)成分の
重量比が70対30〜90対10であり、かつ(A)成
分と(B)成分の合計分と(C)成分の重量比が1o対
90〜35対65であり、そして組成物中の(D)成分
の占める割合は多くとも51但%であることを特徴とす
るビニルエステル樹脂組成物に関する。
のポリメタクリル酸メチルまたはメタクリル酸メチル共
重合体、 (C)水酸化アルミニウムを70重量%以上含む無機質
充填剤、J3よび (D)エチレン性不飽和単量体 とからなる組成物であって、(A)成分と(B)成分の
重量比が70対30〜90対10であり、かつ(A)成
分と(B)成分の合計分と(C)成分の重量比が1o対
90〜35対65であり、そして組成物中の(D)成分
の占める割合は多くとも51但%であることを特徴とす
るビニルエステル樹脂組成物に関する。
本発明において使用される(A)成分のビニルエステル
樹脂は、ポリエポキシ化合物とアクリル酸またはメタク
リル酸との反応によって得られるものであって、エチレ
ン性不飽和単量体に未溶解状態のものである。使用され
るポリエポキシ化合物としては、ビスフJノール型、ノ
ボラック型、環状脂肪族型、エポキシ化ポリブタジェン
型などがあげられる。ビニルエステル樹脂は、不飽和ポ
リニスデル樹脂やジアリルフタレート樹脂など他の樹脂
成分を混合して使用してもよいが、他の樹脂成分のu合
比率が多くなると成形品の耐薬品性が低下するので他の
樹脂成分の混合比率は多くとも50重G1%であること
が好ましい。
樹脂は、ポリエポキシ化合物とアクリル酸またはメタク
リル酸との反応によって得られるものであって、エチレ
ン性不飽和単量体に未溶解状態のものである。使用され
るポリエポキシ化合物としては、ビスフJノール型、ノ
ボラック型、環状脂肪族型、エポキシ化ポリブタジェン
型などがあげられる。ビニルエステル樹脂は、不飽和ポ
リニスデル樹脂やジアリルフタレート樹脂など他の樹脂
成分を混合して使用してもよいが、他の樹脂成分のu合
比率が多くなると成形品の耐薬品性が低下するので他の
樹脂成分の混合比率は多くとも50重G1%であること
が好ましい。
また、本発明において、(B)成分として使用されるポ
リメタクリル酸メチルまたはメタクリル酸メチル共重合
体は、ff1ffi平均分子蛋が50.000〜500
、000、好ましくは100.000〜300.000
のものであり、粒径は1 mm以下であることが好まし
い。
リメタクリル酸メチルまたはメタクリル酸メチル共重合
体は、ff1ffi平均分子蛋が50.000〜500
、000、好ましくは100.000〜300.000
のものであり、粒径は1 mm以下であることが好まし
い。
上記でいうポリメタクリル酸メチルとは、メタクリル酸
メチルの単独重合体であり、またメタクリル酸メチル共
重合体とは、メック4ノル酸メヂルをま成分とし、これ
と共重合可能なビニル単量体、例えばアクリル酸、メタ
クリル酸等のごとき不飽和モノカルボン酸類、アクリル
酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アク
リル酸オクチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブ
チル、メタクリル酸オクチル等のごときアクリル酸また
はメタクリル酸のエステル類、スチレン、α−メチルス
チレン等のごときビニル芳香族化合物、酢酸ビニル、プ
ロピオン酸ビニル1、バーナチック酸ビニル等のごとき
ビニルエステル類等との共重合体である。
メチルの単独重合体であり、またメタクリル酸メチル共
重合体とは、メック4ノル酸メヂルをま成分とし、これ
と共重合可能なビニル単量体、例えばアクリル酸、メタ
クリル酸等のごとき不飽和モノカルボン酸類、アクリル
酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アク
リル酸オクチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブ
チル、メタクリル酸オクチル等のごときアクリル酸また
はメタクリル酸のエステル類、スチレン、α−メチルス
チレン等のごときビニル芳香族化合物、酢酸ビニル、プ
ロピオン酸ビニル1、バーナチック酸ビニル等のごとき
ビニルエステル類等との共重合体である。
ポリメタクリル酸メチルおよびメタクリル酸メチル共重
合体の合成方法は、特に制限はなく、従来の合成方法に
よって製造される。
合体の合成方法は、特に制限はなく、従来の合成方法に
よって製造される。
ポリメタクリル酸メチルまたはメタクリル酸メチル共重
合体の重量平均分子量が50゜000未満では、これを
配合した組成物から得られる成形品の耐熱衝撃性の向上
は認められるものの、その反面、表面硬度や曲げ強度が
低下するという難点を有する。
合体の重量平均分子量が50゜000未満では、これを
配合した組成物から得られる成形品の耐熱衝撃性の向上
は認められるものの、その反面、表面硬度や曲げ強度が
低下するという難点を有する。
一方、ポリメタクリル酸メチルまたはメタクリル酸メチ
ル共重合体の重量平均分子量が500.000を越える
と、充填剤を配合したと同様の効果となり、十分な耐熱
1j撃性が得られない。
ル共重合体の重量平均分子量が500.000を越える
と、充填剤を配合したと同様の効果となり、十分な耐熱
1j撃性が得られない。
ポリメタクリル酸メチルまたはメタクリル酸メチル共重
合体の配合mは、ビニルエステル樹脂とポリメタクリル
酸メチルまたはメタクリル酸メチル共重合体の重量比で
70対30〜9’O対10、好ましくは75対25〜8
5対15である。
合体の配合mは、ビニルエステル樹脂とポリメタクリル
酸メチルまたはメタクリル酸メチル共重合体の重量比で
70対30〜9’O対10、好ましくは75対25〜8
5対15である。
ポリメタクリル酸メチルまたはメタクリル酸メチル共重
合体の配合割合が重量比で10未満では、耐熱衝撃性向
上の効果が十分でなく、成形品の局部加熱や加熱・冷却
繰り返しによりクラックが生ずる不都合さがあり、一方
、ポリメタクリル酸メチルまたはメタクリル酸メチル共
重合体の配合割合が重量比で30を越えると、得られる
成形品の耐熱性が低下し、高温加熱により成形品表面に
凹凸が生じたり、成形品に曲り、反りなどが発生する欠
点がある。
合体の配合割合が重量比で10未満では、耐熱衝撃性向
上の効果が十分でなく、成形品の局部加熱や加熱・冷却
繰り返しによりクラックが生ずる不都合さがあり、一方
、ポリメタクリル酸メチルまたはメタクリル酸メチル共
重合体の配合割合が重量比で30を越えると、得られる
成形品の耐熱性が低下し、高温加熱により成形品表面に
凹凸が生じたり、成形品に曲り、反りなどが発生する欠
点がある。
なお、本発明において、ポリメタクリル酸メチルまたは
メタクリル酸メチル共重合体を特に選んだ理由は、成形
品の力学的強度、耐熱筒撃性、耐候性、透明性などの諸
性能のバランスにおいて本発明の目的に合致するからで
あって、他の熱可塑性ポリマーをビニルエステル樹脂に
添加しても、上記諸性能のバランスにおいてポリメタク
リル酸メチルまたはメタクリル酸メチル共重合体と同等
の効果は認められない。
メタクリル酸メチル共重合体を特に選んだ理由は、成形
品の力学的強度、耐熱筒撃性、耐候性、透明性などの諸
性能のバランスにおいて本発明の目的に合致するからで
あって、他の熱可塑性ポリマーをビニルエステル樹脂に
添加しても、上記諸性能のバランスにおいてポリメタク
リル酸メチルまたはメタクリル酸メチル共重合体と同等
の効果は認められない。
本発明において使用される(C)成分は、水酸化アルミ
ニウムを70重M%以上含む無機質充填剤である。
ニウムを70重M%以上含む無機質充填剤である。
無機質充填剤は、水酸化アルミニウム単独であってもよ
く、また水酸化アルミニウムと炭酸カルシウム、シリカ
、クレー、アルミナ、硫酸バリウム、寒水石、ガラス粉
、ガラスピーズなどから選ばれた1種もしくは2種以上
の無機質充填剤との混合物であってもよい。しかしなが
ら、これら水酸化アルミニウム以外の無機質充填剤を3
0’重量%より多く併用する場合は、成形品の透明性を
低下させる欠点を有し、好ましい透明度を得るためには
、無機質充填剤成分の70重IQ、%以上、好ましくは
80重山%以上が水酸化アルミニウムであることが必要
である。
く、また水酸化アルミニウムと炭酸カルシウム、シリカ
、クレー、アルミナ、硫酸バリウム、寒水石、ガラス粉
、ガラスピーズなどから選ばれた1種もしくは2種以上
の無機質充填剤との混合物であってもよい。しかしなが
ら、これら水酸化アルミニウム以外の無機質充填剤を3
0’重量%より多く併用する場合は、成形品の透明性を
低下させる欠点を有し、好ましい透明度を得るためには
、無機質充填剤成分の70重IQ、%以上、好ましくは
80重山%以上が水酸化アルミニウムであることが必要
である。
本発明において使用される水酸化アルミニウムは、ギブ
サイト結晶構造を有するもの、ベーマイト結晶構造を有
するものおよびパイヤライト結晶構造を有りるものであ
り、いずれもアルミニウムの原料物質として工業的に製
造されている。本発明を実施するにあたっては、水酸化
アルミニウムの熱分解温度を考慮してギブサイト結晶構
造を有するものの使用が望ましい。ギブサイト結晶構造
を有する水酸化アルミニウムは、結晶系が単斜晶系であ
り、その結晶構造はa=8.62人、b=5.05 人
、c=9.70人およびベータ(β)角が85°62′
を有し、屈折率はα= 1.5(38、β=1 、56
86よびγ−1,587を有づ゛る。その熱分解温度は
160℃以上である。また、平均粒子径が゛100ミク
ロン以下のものが好ましく、特に0.5〜70ミクロン
のものが最適である。市販の商品名としては、例えば昭
和軽金属(■社製の水酸化アルミニウムであるハイシラ
イトH−32、ハイシライトl−1−320などである
。
サイト結晶構造を有するもの、ベーマイト結晶構造を有
するものおよびパイヤライト結晶構造を有りるものであ
り、いずれもアルミニウムの原料物質として工業的に製
造されている。本発明を実施するにあたっては、水酸化
アルミニウムの熱分解温度を考慮してギブサイト結晶構
造を有するものの使用が望ましい。ギブサイト結晶構造
を有する水酸化アルミニウムは、結晶系が単斜晶系であ
り、その結晶構造はa=8.62人、b=5.05 人
、c=9.70人およびベータ(β)角が85°62′
を有し、屈折率はα= 1.5(38、β=1 、56
86よびγ−1,587を有づ゛る。その熱分解温度は
160℃以上である。また、平均粒子径が゛100ミク
ロン以下のものが好ましく、特に0.5〜70ミクロン
のものが最適である。市販の商品名としては、例えば昭
和軽金属(■社製の水酸化アルミニウムであるハイシラ
イトH−32、ハイシライトl−1−320などである
。
無機質充填剤の配合量は、ビニルエステル樹脂とポリメ
タクリル酸メチルまはたメタクリル酸メチル共重合体の
合計量と無機質充填剤の重量比で10対90〜35対6
5の範囲内である。
タクリル酸メチルまはたメタクリル酸メチル共重合体の
合計量と無機質充填剤の重量比で10対90〜35対6
5の範囲内である。
無機質充填剤の配合割合が重量比で90を越えると充填
剤過剰の状態となり、組成物調製時の混線性の低下をき
たし、また得られる組成物の流動性も著しく低下し満足
な成形ができなくなる。一方、無機質充填剤の配合割合
が重量比で65未満では、成形品の機械的強度が危機に
低下し、さらには硬化時の収縮率が大きくなって、成形
品に反りが生じたりする不都合が生ずる。
剤過剰の状態となり、組成物調製時の混線性の低下をき
たし、また得られる組成物の流動性も著しく低下し満足
な成形ができなくなる。一方、無機質充填剤の配合割合
が重量比で65未満では、成形品の機械的強度が危機に
低下し、さらには硬化時の収縮率が大きくなって、成形
品に反りが生じたりする不都合が生ずる。
従来からスチレンを主体とする常温で液状のエチレン性
不飽和単吊体を多ら1に含有する不飽和ポリエステル樹
脂に水酸化アルミニウムを添加して硬化させると、天理
石調の半透明の成形品が得られることは知られている。
不飽和単吊体を多ら1に含有する不飽和ポリエステル樹
脂に水酸化アルミニウムを添加して硬化させると、天理
石調の半透明の成形品が得られることは知られている。
しかし、本発明のごとく、常温で液状のエチレン性不飽
和単0休を多くとも5重量%しか含有しない状態におい
て、ごニルエステル樹脂に、ポリメタクリル酸メチルま
たはメタクリル駁メチル共重合体、水酸化アルミニウム
を70重量%以上含む無機質充填剤を配合することによ
って、耐薬品性、耐衝撃性および耐熱11i1性にすぐ
れ、かつ透明性の良好な成形品を与える組成物が得られ
ることについては、いまだ知られていない。上記3成分
のうち1成分を欠いても所)IIの目的を達成すること
はできない。
和単0休を多くとも5重量%しか含有しない状態におい
て、ごニルエステル樹脂に、ポリメタクリル酸メチルま
たはメタクリル駁メチル共重合体、水酸化アルミニウム
を70重量%以上含む無機質充填剤を配合することによ
って、耐薬品性、耐衝撃性および耐熱11i1性にすぐ
れ、かつ透明性の良好な成形品を与える組成物が得られ
ることについては、いまだ知られていない。上記3成分
のうち1成分を欠いても所)IIの目的を達成すること
はできない。
本発明においては、必要に応じて(D)成分としてエチ
レン性不飽和単m体を配合してもよい。
レン性不飽和単m体を配合してもよい。
エチレン性不飽和11ffi体としては、スチレン、ビ
ニルトルエン、ジビニルベンゼン、メタクリル酸、メタ
クリル酸メチル、アクリル酸、アクリル酸ニスデル、ジ
アリルフタレート、トリアリルシアヌレート等があげら
れる。これらのエチレン性不飽和単沿体は2種以上U合
して使用してしよい。
ニルトルエン、ジビニルベンゼン、メタクリル酸、メタ
クリル酸メチル、アクリル酸、アクリル酸ニスデル、ジ
アリルフタレート、トリアリルシアヌレート等があげら
れる。これらのエチレン性不飽和単沿体は2種以上U合
して使用してしよい。
エチレン性不飽和単m体の配合量は、乾式成形材料とし
て許容される範囲内、即ち組成物中に占める割合が多く
とも5重量%である。エチレン性不飽和単ω体の組成物
中で占める割合が5重量%を越える場合は、組成物のI
I製時の粉砕工程における粉砕性が低下したり、組成物
の貯蔵中にペレットやフレーク状の組成物がブロッキン
グ(同化)したりして成形作業性が著しく低下するとい
う難点を有する。
て許容される範囲内、即ち組成物中に占める割合が多く
とも5重量%である。エチレン性不飽和単ω体の組成物
中で占める割合が5重量%を越える場合は、組成物のI
I製時の粉砕工程における粉砕性が低下したり、組成物
の貯蔵中にペレットやフレーク状の組成物がブロッキン
グ(同化)したりして成形作業性が著しく低下するとい
う難点を有する。
本発明のビニルエステル樹脂組成物は、重合開始剤を用
いて硬化される。重合開始剤としては、常用の重合開始
剤が使用されるが、高温プレス成形法を対象とした成形
温度と重合開始剤の分解温度からみてジクミルバー第4
サイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、2,5−ジメ
チル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンな
ど、そのキックオフ温度が110〜150℃の有機過酸
化物が好適である。これらの重合開始剤は、単独あるい
は併用して用いることができ、その使用はは樹脂が硬化
するのに充分な適度の但である。
いて硬化される。重合開始剤としては、常用の重合開始
剤が使用されるが、高温プレス成形法を対象とした成形
温度と重合開始剤の分解温度からみてジクミルバー第4
サイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、2,5−ジメ
チル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンな
ど、そのキックオフ温度が110〜150℃の有機過酸
化物が好適である。これらの重合開始剤は、単独あるい
は併用して用いることができ、その使用はは樹脂が硬化
するのに充分な適度の但である。
また、本発明のビニルエステル樹脂組成物には、必要に
応じて、離型剤、重合禁止剤(安定剤)、着色剤、無礪
繊維補強剤、有様111ff補強剤等を併用してもよい
。
応じて、離型剤、重合禁止剤(安定剤)、着色剤、無礪
繊維補強剤、有様111ff補強剤等を併用してもよい
。
本発明のビニルエステル樹脂組成物は、配合成分を汎用
のニーダ−、ニーダ−ルーダ−、ロールミルなどを用い
て混合または混練することによって容易に製造される。
のニーダ−、ニーダ−ルーダ−、ロールミルなどを用い
て混合または混練することによって容易に製造される。
混合または混線の温度は、架橋反応を抑えるために12
0℃以下にするのが好ましい。得られるブロック、シー
ト、あるいはフレーク状の組成物は、圧縮成形、移送成
形、あるいは射出成形などの汎用の成形法により容易に
任意の形状に成形できる。
0℃以下にするのが好ましい。得られるブロック、シー
ト、あるいはフレーク状の組成物は、圧縮成形、移送成
形、あるいは射出成形などの汎用の成形法により容易に
任意の形状に成形できる。
以下、実施例をあげて本発明をさらに詳しく説明するが
、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるもの
ではない。
、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるもの
ではない。
なお、実施例および比較例中の各物性値は、下記の方法
に準じて測定した。
に準じて測定した。
(I) 貯蔵安定性
40℃貯蔵時の組成物の流動性の変化をJISK691
1の円板式流れ試験法に準じ、金型温度160℃、荷重
2.50ON9、加圧時間1分、試料のm5Jの試験条
件で測定し、測定値が初期値の90%以下に低下するま
での時間を月数で表示した。
1の円板式流れ試験法に準じ、金型温度160℃、荷重
2.50ON9、加圧時間1分、試料のm5Jの試験条
件で測定し、測定値が初期値の90%以下に低下するま
での時間を月数で表示した。
(II) 曲げ強さ
JIS K6911
(I[[) シャルピー衝撃強さ
JtS K6911
(IV ) 耐熱m!1性
200℃に加熱した小型アイロンを20°Cに保持した
試験片上に乗せ、5分後に小型アイロンを取り除き、試
験片の外観を肉眼で観察した。
試験片上に乗せ、5分後に小型アイロンを取り除き、試
験片の外観を肉眼で観察した。
O良好
Δ 凹凸発生
X クラック発生
(Vl 透明性
日本重色工業−社製の測色色差計(NO〜10010P
型)の試料台部に試験片を乗せ、透過光の有無により判
定した。
型)の試料台部に試験片を乗せ、透過光の有無により判
定した。
(Vt > 耐薬品性
(イ) 薬品が硫酸、塩酸、硝酸、苛性ソーダ(飽和溶
液)、苛性カリ(飽和溶液)、アンモニア水の場合 試験片上に上記薬品を滴下し、1時間後に水洗して外観
を観察した。
液)、苛性カリ(飽和溶液)、アンモニア水の場合 試験片上に上記薬品を滴下し、1時間後に水洗して外観
を観察した。
(ロ) 薬品がアセトン、クロロホルムの場合試験片上
記薬品に浸漬し、1時間後に取り出して外観をflu察
した。
記薬品に浸漬し、1時間後に取り出して外観をflu察
した。
(ハ) 薬品が一ンーキュロ液(2%)の場合試験片を
上に上記薬品を滴下し、24時間後に水洗して外観を観
察した。
上に上記薬品を滴下し、24時間後に水洗して外観を観
察した。
O変化なし
△ 僅かに変化あり
× 変化あり
実施例1〜7、および比較例1〜8
ビニルエステル樹脂、ポリメタクリル酸メチル、メタク
リル酸メチル共重合体、水酸化アルミニウム、炭酸カル
シウムおよびスチレンモノマーを第1表および第2表に
承り割合に秤量し、これにガラス繊維(1/4インチ)
、ステアリン酸亜鉛、ジクミルパーオキシドおよびハイ
ドロキノンを配合した。
リル酸メチル共重合体、水酸化アルミニウム、炭酸カル
シウムおよびスチレンモノマーを第1表および第2表に
承り割合に秤量し、これにガラス繊維(1/4インチ)
、ステアリン酸亜鉛、ジクミルパーオキシドおよびハイ
ドロキノンを配合した。
各配合物を容量10文のニーダ−により、100〜12
0℃で約20分間混練後、直径10インチのロールミル
を通してシート状とした。次いで、シートを冷却後、1
0IllII+のスクリーンを有する粉砕法で粉砕して
フレーク状の組成物を得た。比較例6は、ニーダ−混練
性と粉砕性が悪く、組成物が不均一であったが、その他
の実施例および比較例は、いずれもニーダ−混線性と粉
砕性が良好であった。
0℃で約20分間混練後、直径10インチのロールミル
を通してシート状とした。次いで、シートを冷却後、1
0IllII+のスクリーンを有する粉砕法で粉砕して
フレーク状の組成物を得た。比較例6は、ニーダ−混練
性と粉砕性が悪く、組成物が不均一であったが、その他
の実施例および比較例は、いずれもニーダ−混線性と粉
砕性が良好であった。
各フレーク状組成物から、寸法300aw+X200#
III+1厚さ10#III+の平板を成形し、これか
ら各種試験片を切り出し試料とした。
III+1厚さ10#III+の平板を成形し、これか
ら各種試験片を切り出し試料とした。
なお、成形条件は次の通りである。
成形機;(働束邦プレス製作所
型式TO−5,100トン圧縮成形機
金型1度;160℃
成形圧力;100Kg/Ci
硬化時間:10分
得られた各試験片を用いて、曲げ強さ、シVルビー衝撃
強さ、耐熱衝撃性、透明性および耐薬品性を測定した。
強さ、耐熱衝撃性、透明性および耐薬品性を測定した。
その結果を第3表および第4表に示した。
第 2 表
(以下余白)
第 4 表
なお、実施例および比較例において使用した各成分は次
のとおりである。
のとおりである。
(1)ビニルエステル樹脂
エピコート1001(シェル化学社製)0.7当m1エ
ビ」−ト828(シェル化学社製)0.3当量、および
アクリル酸1.0当mとから得られたビニルエステル樹
脂、昭和高分子−社製 (2)不飽和ポリエステル プロピレングリコール1.1モル、フマル酸0.7モル
、およびイソノタルM O,3モルとから得られた二重
結合1個当りの分子量(分子Ei/c−c)が270の
高反応性不飽和ポリエステル、昭和高分子−社製 ・(3)ポリメタクリル酸メチルA 重量平均分子量約200.000、平均粒径1mmヒト
三菱レイヨン−社製 (4)ポリメタクリル酸メチルB 重量平均分子1約30.000、平均粒径1al11以
下、三菱レイヨン■社製 (5)ポリメタクリル酸メチルC 重量平均分子量約aoo、 ooo、平均粒径1m+以
下、三菱レイヨン−社製 (6)メタクリル酸メチル共重合体 メタクリル酸メチルとスチレンの共重合体で重量平均分
子量約70,000.平均粒径1s以下、三菱レイヨン
−社製 (7)水酸化アルミニウム ハイシライトl−1−320,平均粒径3.5ミクロン
、昭和軽金属−社製 (8)炭酸カルシウム 平均粒径2.2ミクロン、備北粉化工業曲社製(9)ガ
ラス!l雑 日東紡績■社製 (10)ステアリン酸亜鉛 正則化学■社製 (11)ジクミルパーオキシド 日本油脂(株社製 (12)ハイドロキノン 川口化学■社製 第3表および第4表から、実施例1〜7の組成物は、貯
蔵安定性、曲げ強さ、シャルピーIff強さ、耐熱衝撃
性、耐薬品性および透明性のバランスにおいて比較例1
〜8の組成物より優れていることがわかる。
ビ」−ト828(シェル化学社製)0.3当量、および
アクリル酸1.0当mとから得られたビニルエステル樹
脂、昭和高分子−社製 (2)不飽和ポリエステル プロピレングリコール1.1モル、フマル酸0.7モル
、およびイソノタルM O,3モルとから得られた二重
結合1個当りの分子量(分子Ei/c−c)が270の
高反応性不飽和ポリエステル、昭和高分子−社製 ・(3)ポリメタクリル酸メチルA 重量平均分子量約200.000、平均粒径1mmヒト
三菱レイヨン−社製 (4)ポリメタクリル酸メチルB 重量平均分子1約30.000、平均粒径1al11以
下、三菱レイヨン■社製 (5)ポリメタクリル酸メチルC 重量平均分子量約aoo、 ooo、平均粒径1m+以
下、三菱レイヨン−社製 (6)メタクリル酸メチル共重合体 メタクリル酸メチルとスチレンの共重合体で重量平均分
子量約70,000.平均粒径1s以下、三菱レイヨン
−社製 (7)水酸化アルミニウム ハイシライトl−1−320,平均粒径3.5ミクロン
、昭和軽金属−社製 (8)炭酸カルシウム 平均粒径2.2ミクロン、備北粉化工業曲社製(9)ガ
ラス!l雑 日東紡績■社製 (10)ステアリン酸亜鉛 正則化学■社製 (11)ジクミルパーオキシド 日本油脂(株社製 (12)ハイドロキノン 川口化学■社製 第3表および第4表から、実施例1〜7の組成物は、貯
蔵安定性、曲げ強さ、シャルピーIff強さ、耐熱衝撃
性、耐薬品性および透明性のバランスにおいて比較例1
〜8の組成物より優れていることがわかる。
特許出願人 昭和高分子株式会社
代 理 人 弁理士 菊 地 精手続補
正書 昭和58年lθ月7r日
正書 昭和58年lθ月7r日
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (A)ビニルエステル樹脂、 (B)重量平均分子量が50,000〜500,000
のポリメタクリル酸メチルまたはメタクリル酸 メチル共重合体、 (C)水酸化アルミニウムを70重量%以上含む無機質
充填剤、および (D)エチレン性不飽和単量体 とからなる組成物であって、(A)成分と(B)成分の
重量比が70対30〜90対10であり、かつ(A)成
分と(B)成分の合計量と(C)成分の重量比が10対
90〜35対65であり、そして組成物中の(D)成分
の占める割合は多くとも5重量%であることを特徴とす
るビニルエステル樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18629284A JPS6164745A (ja) | 1984-09-07 | 1984-09-07 | ビニルエステル樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18629284A JPS6164745A (ja) | 1984-09-07 | 1984-09-07 | ビニルエステル樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6164745A true JPS6164745A (ja) | 1986-04-03 |
Family
ID=16185758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18629284A Pending JPS6164745A (ja) | 1984-09-07 | 1984-09-07 | ビニルエステル樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6164745A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0285046A2 (de) * | 1987-04-02 | 1988-10-05 | Schock & Co. GmbH | Muldenförmiger Kunststoff-Sanitärgegenstand, insbesondere Badewanne |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5813616A (ja) * | 1981-07-15 | 1983-01-26 | Hitachi Chem Co Ltd | 一液性低収縮ビニルエステル樹脂組成物 |
-
1984
- 1984-09-07 JP JP18629284A patent/JPS6164745A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5813616A (ja) * | 1981-07-15 | 1983-01-26 | Hitachi Chem Co Ltd | 一液性低収縮ビニルエステル樹脂組成物 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0285046A2 (de) * | 1987-04-02 | 1988-10-05 | Schock & Co. GmbH | Muldenförmiger Kunststoff-Sanitärgegenstand, insbesondere Badewanne |
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