JPS6011751B2 - 不飽和ポリエステル樹脂組成物 - Google Patents

不飽和ポリエステル樹脂組成物

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JPS6011751B2
JPS6011751B2 JP5841274A JP5841274A JPS6011751B2 JP S6011751 B2 JPS6011751 B2 JP S6011751B2 JP 5841274 A JP5841274 A JP 5841274A JP 5841274 A JP5841274 A JP 5841274A JP S6011751 B2 JPS6011751 B2 JP S6011751B2
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copolymer
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文策 伊藤
己代司 松本
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  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、硬化に際して金型への付着が生じ難く、ま
た収縮率も小さく良好な表面光沢および表面平滑性を与
えると同時に、長期間の保存安定性にすぐれた不飽和ポ
リエステル樹脂組成物に関するものである。
さらに詳しくは、この発明は、醸成分中のは,8一不飽
和多塩基酸の占める割合が60〜100モル%の不飽和
ポリエステルをこれと共重合可能な重合性単島体に溶解
させた不飽和ポリエステル樹脂液から製造される不飽和
ポリエステル樹脂組成物の一成分として変性共役ジオレ
フィン系重合体と一官能性ビニル系単量体との共重合体
を添加した不飽和ポリエステル樹脂組成物に関するもの
である。
不飽和ポリエステル樹脂をベースとするバルク成形用コ
ンパウンド(BMC)、シート成形用コンパウンド(S
MC)、あるいはプリプレマツトなどのような繊維強化
成形用組成物は、自動車部品、家具、器具用ハウジング
などをはじめとして、その他種々の用途に使用されてい
る。
しかしながら従来一般に知られていろは,8−不飽和多
塩基酸あるいはその一部を不飽和多塩基酸で置換した酸
混合物と、多価アルコールあるいはその一部を1価アル
コールで置換したアルコール類混合物との縮合物である
不飽和ポリエステルをスチレンのようなこれと共重合可
能な重合性単量体に溶解させた不飽和ポリエステル樹脂
液は、その成形硬化の際に、著しい収縮をおこし、表面
に波うちが生じて表面平滑性を損い、さらには表面光沢
が著しく悪くなるという欠点がある。
従って、例えば自動車ボデ−として使用される場合のよ
うに、特に製品に寸法安定性、表面光沢、表面平滑性が
要求されるようなときは、ゲルコートするとか、研磨を
行なうなどの処理が必要であった。近年、このような不
飽和ポリエステル樹脂液の硬化時に生じる収縮、表面平
滑性の悪化、表面光沢の消失などを改良する方法として
不飽和ポリエステル樹脂液に種々の添加物を添加した不
飽和ポリエステル樹脂組成物が多数提案されている。
その代表的なものは、例えばポリエチレン、ポリスチレ
ン、ポリメチルメタアクリレートなどの熱可塑性樹脂を
添加する方法である。しかしながらこれらの熱可塑性樹
脂を添加する方法はいずれも欠点があり、改良の余地が
ある。
例えばポリエチレンの場合は不飽和ポリエステル樹脂液
に膨潤しないのでかなり多量に添加しないと低収縮効果
が発現せず、また分散安定性が悪く、成形品の表面には
ん点が生じたり、金型に付着したりして表面平滑性が据
われる。またポリスチレン、ポリメチルメタアクリレー
トなどは長時間放置しておくと熱可塑性樹脂が分離、鯵
出して相分離をおこしたり、樹脂組成物の表面にべタッ
キが生じたりする。また特関昭48−7991号公報に
は、末端に水酸基を有するポリプタジェンとジィソシア
ネートとを反応させたポリブタジェンのイソシアネート
中間体にさらにヒドロキシアルキルアクリレートまたは
ヒドロキシアルキルメタルアクリレートを反応させて得
られる変性ポリブタジェンを添加した不飽和ポリエステ
ル樹脂組成物が記載されているが、このような変性ポリ
ブタジェンを添加した場合は後記の比較例から明らかで
あるように、長期間にわたっての保存安定性が十分では
なく、改良の余地がある。
この発明者らは、熱可鰻性樹脂や変性ポリブタジェンを
添加した場合に生じる前記欠点を改良し硬化に際して金
型への付着が生じ難く、また収縮率も小さく良好な表面
光沢および表面平滑性を与えると同時に、長期間の保存
安定性にすぐれた不飽和ポリエステル樹脂組成物を開発
することを目的として鋭意研究を行った。
その結果、この目的は、風酸成分中のQ,3−不飽和多
塩基酸の占める割合が60〜100モル%の不飽和ポリ
エステルをこれと共重合可能な重合性単量体に溶解させ
た不飽和ポリエステル樹脂液に、‘B}末端に水酸基を
有する共役ジオレフイン系重合体とジィソシアネートと
を反応させた共役ジオレフイン系重合体のイソシアネー
ト中間体に活性水素含有ビニル系単量体を反応させて得
られる変性共役ジオレフィン系重合体を、さらに一官能
性ビニル系単量体と反応させることによって得られた共
重合体を添加した不飽和ポリエステル樹脂組成物で達成
できることを知り、この発明を完成した。
この発明において添加する‘B}成分の共重合体は、末
端に水酸基を有する共役ジオレフィン系重合体とジィソ
シアネートとを共役ジオレフイン系重合体の水酸基1当
量当りイソシアネート基が1.6〜2.4当量となるよ
うに混合し、必要に応じてィソシアネート基に対して不
活性な、例えばベンゼン、トルェン、キシレン、四塩化
炭素、クロルベンゼンなどの無水の有機溶剤および反応
促進のための触媒例えば第3級ァミン、有機スズ化合物
などを加えて150qo以下、好ましくは50〜10ぴ
0に加熱蝿拝し、30分〜1餌時間反応させて、ウレタ
ン結合による共役ジオレフィン系重合体のィソシアネー
ト中間体を生成させ、次いでこの中間体に、中間体の遊
離ィソシアネート基と約同当量の活性水素に相当する量
の活性水素含有ピニル系単量体を添加して150qo以
下、好ましくは50〜100q0で30分〜1凪時間澄
梓下に反応させることによって変性共役ジオレフイン系
重合体を製造し、さらにこの変性共役ジオレフィン系重
合体と−官能性ビニル系単量体とを懸濁重合、乳化重合
、溶液重合、塊状重合など一般に知られた重合方法で重
合させることによって容易に得られる。
その際の触媒は、乳化重合の場合は一般に過硫酸カリウ
ム、過硫酸アンモニウムなどを使用し、その他の場合は
一般に不飽和ポリエステル樹脂液の硬化触媒として知ら
れている有機過酸化物を使用する。また重合する際、必
要に応じてドデシルメルカプタンのような重合調節剤、
クロロホルム、四塩化炭素などのような連鎖移動剤を加
えて反応を行なってもよい。変性共役ジオレフィン系重
合体と一官能性ビニル系単量体との共重合体の共重合比
(重量)は、変性共役ジオレフィン系重合体:一官能性
ビニル系単量体:1:100〜60:100、好ましく
は3:100〜40:100が好適である。−官能性ビ
ニル系単量体の量が多くなると、風成分中の不飽和ポリ
エステルと共重合可能な重合性単量体に対する溶解度が
次第に大きくなるために、不飽和ポリエステル樹脂組成
物にしたときに長期間に保存安定性の効果が不十分にな
り易く、また逆に一官能性ビニル系単量体の量が少なく
なると不飽和ポリエステルと共重合可能な重合性単量体
に膨潤しがたくなるために収縮に対する効果の発現が不
十分になり易いので、これらの点から前記共重合比の範
囲が好適である。この‘B}成分の共重合体の添加量は
、風成分の不飽和ポリエステル樹脂液10堰重量部に対
して2〜3の重量部が好適である。
この範囲より添加量が少ないと収縮に対する効果の発現
が十分でなく、また多すぎると樹脂液の粘度が高くなる
ために作業性が悪くなる。添加方法は共重合体を微粉末
化して添加しても、また不飽和ポリエステルと共重合可
能な重合性単量体に膨潤させてすりつぶし、泥性にして
添加してもよい。この発明において、末端に水酸基を有
する共役ジオレフイン系重合体は、1,3ーブタジェン
、1,3−ペンタジエン、2−メチル−1,3ーブタジ
ェンなどの単独重合体あるいはこれらとスチレン、アク
リロニトリルなどとの共重合体で、その末端に水酸基を
有しているものであればいずれも使用可能であり、これ
らは従来公知の方法によって容易に製造できる。
例えば1,3ーブタジェンをアニオン重合、リビング重
合などで重合する際末端停止剤としてエチレンオキサィ
ドを使用すると末端に水酸基を有するポリブタジェンが
得られる。かかる末端に水酸基を有する共役ジオレフイ
ン系重合体の分子量は500〜5000のものが粘度が
4・さく使用に便利である。この発明で使用するジィソ
シアネートとしては、例えばエチレンジイソシアネート
、プロピレンジイソシアネート、ブチレンジイソシアネ
ート、ヘキサメチレンジイソシアネ−ト、シクロヘキシ
ルメタンジイソシアネート、2,4ートルエンジイソシ
アネート、2,6−トルエンジイソシアネート、4,4
′−ジフエニルメタンジイソシアネート、フエニレンジ
イソシアネート、ナフチレンジイソシアネート、キシリ
レンジイソシアネ−ト、トリメチレンジイソシアネート
、ベンタメチレンジィソシアネートなどをその代表例と
して挙げることができる。
また活性水素含有ビニル系単量体としては、例えば2ー
ヒドロキシエチルアクリレート、2ーヒドロキシプロピ
ルアクリレートなどのヒドロキシアルキルアクリレート
、2ーヒドロキシエチルメタアクリレート、2ーヒドロ
キシプロピルメタアクリレートなどのヒドロキシアルキ
ルメタルアクリレートや、メチルロールアクリルアミド
、メチルロールメタアクリルアミド、アクリル酸、メタ
アクリル酸などを挙げることができる。
また変性共役ジオレフィン系重合体と共重合させる−官
能性ビニル系単量体としては、例えばスチレン、ビニル
トルエン、Qーメチルスチレン、クロルスチレン、クロ
ロメチルスチレン、tーブチルスチレンなどのスチレン
系ビニル単量体、メチルメタアクリレート、エチルメタ
アクリレート、プロピルメタアクリレートなどのメタア
クリル酸ェステル類、メチルアクリレート、エチルアク
リレート、ブチルアクリレートなどのアクリル酸ェステ
ル類、酢酸ビニル、プロピオン酸ピニルなどのビニルェ
ステル類を挙げることができる。
この発明において風成分の不飽和ポリエステル樹脂液に
使用する不飽和ポリエステルは、Q’8一不飽和多塩基
酸またはこれらの酸無水物やそのェステル、例えば無水
マレイン酸、マレイン酸、フマル酸、ィタコン酸、メサ
コン酸、シトラコン酸、塩素化マレイン酸やこれらのジ
メチルェステルなど、あるいはこれらの一部を飽和酸あ
るいは酸無水物やそのェステル、例えば無水フタル酸、
イソフタル酸、テレフタル酸、テトラビドロフタル酸、
コハク酸、無水コハク酸、ヘキサクロロェンドメチレン
テトラヒドロフタル酸、塩素化無水フタル酸、アジピン
酸、アゼラィン酸、セバチン酸、ヘット酸、安息香酸な
どで置換した酸混合物と、多価アルコール、例えばエチ
レングリコール、プロピレングリコール、ジエチレング
リコール、ネオベンチグリコール、ジプロピレングリコ
ール、1,3ーブチレングリコール、1,4ーフタンジ
オール、1,5ーベンタンジオール、196ーヘキサン
ジオール、シクロヘキサンジメタノール、水素化ピスフ
ェ/−ルA,2,2−ジ(4−ヒドロキシプロポキシフ
エニル)プロパン、2,2ージ(4ーヒドロキシエトキ
シフエニル)プロパンなど、あるいはその一部を1価ア
ルコールで置換したアルコール類混合物とを縮合させて
得られる普通一般に知られた不飽和ポリエステルで、醸
成分中のQ,8一不飽和多塩基酸の占める割合が60〜
100モル%のものである。なおQ,8一不飽和多塩基
酸の占める割合が60モル%よりも低い不飽和ポリエス
テルでは、‘Bー成分を添加しても低収縮効果が十分で
ない。またこの不飽和ポリエステルと共重合可能な重合
性単量体としては、前記曲成分中で使用する一官能性ビ
ニル系単量体と同様のスチレン系ビニル単量体、メタア
クリル酸ェステル類、アクリル酸ェステル類、ビニルェ
ステル酸をはじめ、その他ジアリルフタレート、トリア
リルイソシアヌし−ト、トリアリルシアヌレートなどの
多官能性のビニル系単量体などを使用することができる
また不飽和ポリエステル樹脂液の不飽和ポリエステルと
これと共重合可能な重合性単量体との割合は、一般には
不飽和ポリエステル100重量部に対して重合性単量体
30〜350重量部が適当である。この発明の不飽和ポ
リエステル樹脂組成物は、前記■成分に【B}成分を添
加混合することによって、あるいは‘B}成分を不飽和
ポリエステルと共重合可能な重合性単量体に膨潤させて
風成分に添加混合することによって容易に得ることがで
きる。
その際普通一般に使用される充填材、補強材、増粘剤、
藤型剤、着色剤などのようなものを添加混合してもさし
つかえない。例えば充填材としては炭酸カルシウム、タ
ルク、クレー、硫酸バリウムへ硫酸カルシウム、シラス
バルーン、ガラスマイクロバルーン、パーラィト、アス
ベスト粉末などの無機充填材や木粉のような有機充填材
、補強材としてはビニロン繊維、ポリエステル繊維、炭
素繊維ガラス繊維などの有機繊維や無機繊維、増粘剤と
しては酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、水酸化
カルシウムなどのアルカリ士類金属の酸化物や水酸化物
、雛型剤としてはステアリン酸あるいはそれらの金属塩
類、高級アルコール酸ェステルなど一般に知られている
ものを添加混合してもよい。またこの発明の不飽和ポリ
エステル樹脂組成物に使用する硬化触媒は、ベンゾィル
パーオキシド、ターシヤリーブチルパーベンゾエート、
ジクミルパーオキシド、ラウロイルバーオキシド、ター
シヤリーブチルバーオキシ−2−エチルヘキサノェート
などのような不飽和ポリエステル樹脂用硬化触媒として
一般に知られた加熱硬化用のものであればいずれでもよ
い。次に実施例および比較例を示し、この発明を説明す
る。
各例において、不飽和ポリエステル樹脂組成物の保存安
定性の評価は、不飽和ポリエステル樹脂組成物を製造し
た後、12日間室温(約20℃)に保存した樹脂組成物
について、低収縮剤(添加物)の表面への緩み出しがな
く粘着性が認められないものを○印、低収縮剤が表面に
わずかに惨み出し、少し粘着性が認められるものを△印
、また低収縮剤が表面に惨み出し、非常に粘着性がある
ものを×印として示す方法で行なった。また収縮率の評
価は、不飽和ポリエステル樹脂組成物を成形温度150
qo、成形圧力100kg/の、成形時間7分でコンブ
レッション成形により220×220×6側の板を成形
し、ダイヤルゲージで測定する方法で行なった。
また表面平滑性の評価は、成形物(硬化物)を肉眼で観
察し、ソリ、ヒケ、波うちなどが表面になくすぐれた表
面平滑性を示すものを○印、またソリ「ヒケ、波うちな
どがあるものを×印として示す方法で行なった。
また金型付着の評価は、成形物および金型を肉眼で観察
し、成形物が金型に全く付着していないものを○印、付
着が少しあるものを△印、また金型付着のあるものを×
印として示す方法で行なった。
実施例 1 〔不飽和ポリエステル樹脂液の製造〕 フマル酸1.0モルおよびプロピレングリコール1.1
モルの割合で縮合させた酸価31の不飽和ポリエステル
10の重量部に0。
oa重量部のハイドロキノンを加えた後、55重量部の
スチレンに溶解させて不飽和ポリエステル樹脂液を製造
した。〔共重合体の製造〕 末端に水酸基を有するポリブタジェン〔平均分子量18
3止 ヒドロキシル価49.5,1,2−結合92.1
%、トランス1,4−結合7.9、日本曹達■製:G−
2000〕227の重量部にトルェンジィソシアネート
35の重量部(2.4−トルェンジィソシアネート8の
重量%と2.6ートルェンジイソシアネート20重量%
との混合物)を加え、櫨伴下、30午0で1時間、さら
に80こ0で2時間反応させてポリブタジェンのィソシ
アネート中間体を製造し、次いでこの中間体262の重
量部に2ーヒドロキシェチルメタアクリレート261重
量部を加えて80午○で4時間麓枠下で反応を行なって
変性ポリブタジェン2磯1重量部を得た。
この変性ポリブタジヱンは淡黄色の粕鋼な液体で、赤外
線吸収スペクトルによる分析の結果、ィソシアネート基
はほぼ完全に反応していることが確認された。次いでこ
の変性ポリブタジェン15重量部をスチレン85重量部
に溶解させ、これに過酸化ペンゾィル1重量部を加えて
溶解させ、これを完全けん化ポリビニルアルコール(重
合度1700、酢酸基1モル%)1.15重量部、部分
けん化ポリビニルアルコール(重合度1700、酢酸基
10モル%)0.05重量部および脱ィオンした水60
0重量部の混合物に添加して徐々に昇温し、9000で
5時間窒素気流中で燈拝しながら反応を行ない、変性ポ
リプタジェンとスチレンとの共重合体を製造した。
次いでこの共重合体をろ別水洗後、乾燥して冷凍粉砕機
で200メッシュパスの微粉末にした。〔不飽和ポリエ
ステル樹脂組成物の製造〕前記の不飽和ポリエステル樹
脂液に第1表に記載の量のスチレンを加え、これに前記
の英重合体を添加混合して第1表に記載の配合割合から
なるパルク成形用の不飽和ポリエステル樹脂組成物を得
た。
この不飽和ポリエステル樹脂組成物の保存安定性、成形
物の収縮率、表面平滑性および金型付着の評価結果は第
3表に示す。
第1表 実施例 2 〔共重合体の製造〕 実施例1と同様の変性ポリブタジェン1の重量部をメチ
ルメタアクリレート9の重量部に溶解させ、過酸化ペン
ゾィル1重量部を加えて、これを完全けん化ポリビニル
アルコール(重合度1700、酢酸基1モル%)1.1
5重量部、部分けん化ポリビニルアルコール(重合度1
700酢酸基10モル%)0.05重量部および脱ィオ
ンした水60の重量部の混合物に添加し、徐々に昇温し
て90こ○で5時間窒素気流中で燈拝しながら変性ポリ
ブタジェンとメチルメタアクリレートとの共重合体を製
造した。
次いで共重合体をろ別、水洗して乾燥した後、共重合体
を冷凍粉砕機で200メッシュパスの微粉末にした。〔
不飽和ポリエステル樹脂組成物の製造〕実施例1の第1
表に記載の共重合体1の重量部のかわりに、この共重合
体1の重量部を使用したほかは実施例1と同機の配合割
合からなる不飽和ポリエステル樹脂組成物を製造し、評
価した。
その結果を第3表に示す。実施例 3 〔共重合体の製造〕 実施例1と同機のポリブタジェンのィソシアネート中間
体262の重量部にメタアクリル酸172重量部を加え
て80qoで4時間燈梓下で反応を行なって変性ボリプ
タジェン2725重量部を得た。
この変性ポリプタジェンは淡黄色の粘鋼な液体で、赤外
線吸収スペクトルによる分析の結果、ィソシアネート基
はほぼ完全に反応していることが確認された。次いでこ
の変性ポリブタジェン2の重量部をスチレン8の重量部
に溶解させ、これに過酸化ペンゾィル1重量部を加えて
溶解させ、これを完全けん化ポリビニルアルコール(重
合度1700、酢酸基1モル%)1.15重量部、部分
けん化ポリビニルアルコール(重合度170u酢酸基1
0モル%)0.05重量部および脱ィオンした水600
重量部の混合物に添加して徐々に昇温し、9000で5
時間窒素気流中で蝿拝しながら変性ポリブタジェンとス
チレンとの反応を行ない。
変性ポリブタジェンとスチレンとの共重合体を製造した
。次いでこの共重合体をろ別水洗後、乾燥して冷凍粉砕
機で200メッシュパスの微粉末にした。〔不飽和ポリ
エステル樹脂組成物の製造〕実施例1の第1表に記載の
共重合体1の重量部のかわりに、この共重合体1の重量
部を使用したほかは実施例1と同様の配合割合からなる
不飽和ポリエステル樹脂組成物を製造し、評価した。
その結果を第3表に示す。実施例 4〜6 実施例1の第1表に記載の配合割合を第2表に記載のと
おりにかえたほかは、実施例1〜3と同様の不飽和ポリ
エステル樹脂組成物を製造し、評価した。
その結果を第3表に示す。ただし、実施例4の共重合体
は実施例1、実施例5の共重合体は実施例2および実施
例6の共重合体は実施例3とそれぞれ同様のものを使用
した。第2表 比較例 1 実施例1の第1表の配合割合において、不飽和ポリエス
テル樹脂液を100重量部にかえ、共重合体およびスチ
レンを加えなかったほかは、実施例1と同機の配合割合
からなる不飽和ポリエステル樹脂組成物を製造し、評価
した。
その結果を第3表に示す。比較例 2〜4 実施例1の第1表の配合割合において、共重合体のかわ
りにポリエチレン粉末1の重量部(比較例2)、共重合
体とスチレンのかわりに、ポリメチルメタアクリレート
3の重量部をスチレン7の重量部に溶解させたものを3
5重量部(比較例3)およびポリスチレン3の重量部を
スチレン7の重量部に溶解させたものを35重量部(比
較例4)使用したほかは実施例1と同様の配合割合から
なる不飽和ポリエステル樹脂組成物をそれぞれ製造し、
評価した。
その結果を第3表に示す。比較例 5〜7 実施例4〜6の第2表の配合割合において、共重合体の
かわりにポリエチレン粉末15重量部(比較例5)、共
重合体とスチレンのかわりに比較例3と同様のポリメチ
ルアクリレートのスチレン溶液5の重量部(比較例6)
および比較例4と同様のポリスチレンのスチレン溶液5
の重量部(比較例7)使用したほかは第2表と同様の配
合割合からなる不飽和ポリエステル樹脂組成物をそれぞ
れ製造し、評価した。
その結果を第3表に示す。比較例 8〜11実施例1の
第1表の配合割合において、英重合体とスチレンのかわ
りに、実施例1で製造したと同様の変性ポリブタジェン
6の重量部をスチレン40重量部に溶解させたものを1
0重量部使用し、不飽和ポリエステル樹脂液65重量部
を8箱重量部にかえた場合(比較例8)、前記スチレン
に溶解させた変性ポリブタジヱン1り重量部を25重量
部にかえ、不飽和ポリエステル樹脂液を75重量部にか
えた場合(比較例9)、実施例3で製造したと同様の変
性ポリブタジェン6の重量部をスチレン4の重量部に溶
解させたものを10重量部使用し、不飽和ポリエステル
樹脂液を8丸亀量部にかえた場合(比較例10)、およ
び前記実施例3の変性ポリブタジェンからのスチレン溶
液1り重量部を25重量部にかえ、不飽和ポリエステル
樹脂液を75重量部にかえた場合(比較例11)の不飽
和ポリエステル樹脂液組成物をそれぞれ製造し、評価し
た。
その結果を第3表に示す。第1表 〔共重合体のスチレンに対する溶解性試験〕実施例1〜
3で製造した共重合体の微粉末各1夕をスチレン各10
0の‘に混合し、約2000の室温で2日間放置した後
、上燈液をすてるという操作を3回くりかえし、不落残
酒を80ooで減圧乾燥した後、重量を測定する方法で
スチレンに対する各共重合体の溶解性を試験した結果を
第4表に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 (A)酸成分中のα,β−不飽和多塩基酸の占める
    割合が60〜100モル%の不飽和ポリエステルをこれ
    と共重合可能な重合性単量体に溶解させた不飽和ポリエ
    ステル樹脂液に、(B)末端に水酸基を有する共役ジオ
    レフイン系重合体とジイソシアネートとを反応させた共
    役ジオレフイン系重合体のイソシアネート中間体に活性
    水素含有ビニル系単体を反応させて得られる変性共役ジ
    オレフイン系重合体をさらに一官能性ビニル系単量体と
    反応させることによって得られた共重合体を添加したこ
    とを特徴とする不飽和ポリエステル樹脂組成物。
JP5841274A 1974-05-25 1974-05-25 不飽和ポリエステル樹脂組成物 Expired JPS6011751B2 (ja)

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JPH02113008A (ja) * 1988-10-21 1990-04-25 Kuraray Co Ltd 片末端に非置換もしくは置換ビニル基を有する共役ジエン系マクロモノマー、及びその製造方法及びそれを含有する組成物
EP3184567A1 (de) 2015-12-21 2017-06-28 Evonik Degussa GmbH Acrylatterminierte urethanpolybutadiene aus monomerarmen 1:1 monoaddukten aus reaktiven olfinischen verbindungen und diisocyanaten und hydroxyterminierten polybutadienen
EP3184568A1 (en) 2015-12-21 2017-06-28 Evonik Degussa GmbH Acrylate-terminated urethane polybutadienes from low-monomer 1:1 monoadductes from reactive olefinic compounds and diisocyanates and hydroxy-terminated polybutadienes for liquid optically clear adhesives (locas)

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