JPS6163643A - 新規アゾアミド化合物及びその製法 - Google Patents

新規アゾアミド化合物及びその製法

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JPS6163643A
JPS6163643A JP18568884A JP18568884A JPS6163643A JP S6163643 A JPS6163643 A JP S6163643A JP 18568884 A JP18568884 A JP 18568884A JP 18568884 A JP18568884 A JP 18568884A JP S6163643 A JPS6163643 A JP S6163643A
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azobis
methyl
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Mikiaki Tanaka
田中 幹晃
Tsutomu Miyagawa
力 宮川
Kazuo Shiraki
一夫 白木
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Fujifilm Wako Pure Chemical Corp
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Wako Pure Chemical Industries Ltd
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規化合物2,2′−アゾビス(2−メチル−
N−置換グロピオンアミド)に関する。更に詳記すれば
、水溶性ラジカル重合開始剤として有用な、一般式 H)で示される、文献未載の新規なアゾアミド化合物、
及びその製法に係る。
従来有機ラジカル重合開始剤として、アゾ化合物と過酸
化物と゛が知られているが、後者は衝撃、加傷等に対し
総じて不安定であり、火災、爆発等の危険性を孕んでい
る。他方アゾ化合物は、高活性であっても物理的化学的
に比較的安定であり、過酸化物に一般的な自己銹導分解
が見られず、正確に一次反応で分解するので、コントロ
ール容易という利点があり、漸次多用されるに到ってい
て、更に高性能のアゾ系重合開始剤−\の希求は多大で
ある。
水溶性アゾ系ラジカル重合開始剤として、最も有用な例
の一つは、2.2’−アゾビス(2−メチルプロパンア
ミジン)二塩酸塩であり、高分子量水溶性重合体とか高
分子量カチオン性重合体を誘導するモノマーの重合等に
汎用されている。しかしこの化合物が代表する有用な水
溶性アゾ系ラジカル重合開始剤は、塩の形で効果的であ
り乍ら、遊離の形では効果的でFiない。又アゾ系ラジ
カル重合開始剤として実用されているものの多くは、電
子論的に当然ではあるが、アゾに隣接する炭素にシアン
基が置換されていて、必ずしも好ましいことではない。
本発明者らはシアン基をもたない、且つ非塩型で効果的
な高部高活性アゾ系ラジカル重合開始剤への希求を充足
するため、鋭意研究し、水酸基及び嵩高い原子団を有す
るアゾアミド化合物を設計し、比較的製造容易な2.2
’−アゾビス(2−メチルプロピオンアミド)骨格を選
択、本発明を完成した。
前記一般式で示される本発明化合物は、その一般式のx
l 、 x2及びX3の内の1箇がOHで他がHである
ものは、メタノール等のアルコール類に易溶で、水には
稍々可溶であり、同じぐX I 、 x2及びX3の内
の2箇又は3箇がOHであるものは、その何れにも易容
の性質を示す。具体的な化合物名を挙げれば、2,2′
−アゾビス〔2−メチル−N−41゜1−ジメチル−2
−ヒドロキシエチル)プロピオンアミド〕、2,2′−
アゾビス〔2−メチル−N−(1−ヒドロキシメチル−
1−メチル−2−ヒドロキノエチル)プロピオンアミド
)、2.2−アゾビス〔2−メチル−N−(1+1−ジ
ヒドロキシメチル−2−ヒドロキシエチル)フロピオン
アミド〕等である。
これら本発明化合物は、後述の通り高活性で、比較的高
塩のラジカル重合に極めて有用な開始剤であるが、更に
本発明重合開始剤を用いて重合させた重合体の末端に、
水酸基を効果的に導入し、得られた重合体を反応性高分
子として機能させたり、又そハ自体を水酸基がある故に
、親水性、接着性、印刷適性、非帯電性に優れたポリマ
ーとする効果が期待される。
一般にN−置換アミド化合物は、エステルとN−置換ア
ミンとの反応で得られるものであるが、本発明化合物の
合成に適用するとき、無触媒ではもとより、酸触媒の存
在下でも所望の反応は進行せず、塩基性触媒の存在のも
とで、初めて効果的な結果が得られ、思いがけない成果
となった。
塩基性触媒としては、ナトリウムメトキシドやカリウム
第三級ブトキシドのような金属アルコキシドの類が効果
的であり、そのほか水素化ナト+、+ウム等、用いたア
ミンの共役塩基であるアニオンの生成に効果的な塩基性
触媒を用いることも可能である。
反応は通常、ジメチルホルムアミドやジメチルスルホキ
シド等の有機溶媒中、アゾエステル化合物と、これに対
して当量乃至稍々過剰量のアミンとを、アミンに対して
5〜50%(m01/moe)程度の塩基性触媒を用い
て、室温乃至冷却下数時間乃至4〜5日間反応させる。
反応終了後は、常法に従い、要すれば冷却したり、晶出
用溶礎を用いる等して析出した結晶を濾取し、目的の本
発明化合物を単離、要すれば精製する。
原料として用いるアゾエステル化合物は、通常、例えハ
2,2′−アゾビスイソブチロニ) l/ルヲメタノー
ル及び塩化水素を用いて自体公知の方法によりイミノエ
ーテル化し、次いで常法に従いこれを加水分解すること
により容易に得られる。
表1に、本発明化合物及び比較化合物の分解速度常数(
SeC−′)を併せ示す。
なお、これら比較化合物は、本発明化合物の製造方法と
同様にしてアゾエステル化合物とアミンとを反応させる
こ七により容易に得ることができるが、反応の際存在さ
せる触媒は必ずしも塩基性触媒である必要はなく、酢酸
のような有機酸、リン酸のような無機弱酸等、酸性触媒
の存在下で十分速やかに進行する。(但しこの反応は無
触媒でも進行するから、時間をかければこれら酸性触媒
f6J″′4必″、i; x 17>・9      
   以下よ白上記表1からも明らかなように、本発明
化合物の分解速度常数は、比較化合物のそれと比べて約
2〜3倍程度の数値を示し、これは分解温度の差でして
大凡10℃程度に相当すると考えられ、本発明化合物は
比較化合物と比べて十分高活性であることが判る。
本発明は、シアン基をもたない非塩型高温高活性アゾ系
ラジカル重合開始剤として有用性が高い、水酸基置換機
能性アゾアミド化合物を提供するものであり、斯業に貢
献するところ大なるものがある。
以下に実施例を示すが、本発明はこれら実施例により限
定されるものではない。
実施例 1 2.2′−アゾビス(2−メチルプロピオン酸)ジメチ
ルエステル 231!、1.1−ジメチル−2−ヒドロ
キシエチルアミン 59gをジメチルホルムアミド 1
0m1に溶解し、これに、水冷攪拌下ナトリウムメトキ
シド 119を加え、同条件下で2時間反応させた。反
応終了後、析出晶を瀘取洗浄乾燥し、メタノールから再
結晶して2,2′−アゾビス〔2−メチル−N−(’1
.1−ジメチルー2−ヒドロキシエチル)プロピオンア
ミド)14.59を得た。m、p、 176.4℃(d
ec、)。UV(CH30H) :λsaX376nm
、e = 41.0 。IR: 3300 Lyn−’
(OH)、1650cTn−’(−NH−C=O)。
実施例 2 1−ヒドロキシメチル−1−メチル−2−ヒドロキシエ
チルアミン 3 i、 6 、&をジメチルホルムアミ
ド 10(H/に、室温上攪拌溶解し、次いで2.2/
−アゾビス(2−メチルプロピオン酸)ジメチルエステ
ル 23gをジメチルホルムアミド5 mlに溶解した
ものを同温度で混合し、これにナトリウムメトキンド 
5.59を加え、25℃で2時間反応させた。反応終了
後、反応液を冷却、瀘N n 生乾燥し、メタノール/
アセト7(1:5)から再結晶して、2.2’−ア゛ゾ
ビス〔2−メチル−N−(1−ヒドロキシメチル−1−
メチル−2−ヒドロキシエチル)プロピオンアミド〕(
本発明化合物(A))  11.59を得たo ”、p
−164,0℃(dec、)。
UV(CH30H):  入mtLX 375  nm
、 t  =  :38.4゜   ■R:3350 
cm−’ (OH)、166 arm−’ (−NH−
cmo) 。
実か−8213 ジメチルホルムアミド 200 mt“、1,1−ジヒ
ドロキシメチル−2−ヒドロキシエチlレアミ736、
49を室温で、攪拌下に混合し、これに2,2′−アゾ
ビス(2−メチルプロピオン エステル 23ソを加えて溶解し、これにナト1ノウム
メトキシド 1.19を添加、同条件下で4日間反応さ
せた。反応終了後、反応液を冷却、濾取洗浄乾燥し、メ
タノール/アセトン(t:5)d) −ら再結晶して2
,z−アゾビス〔2−メチル−N−( 1.1−ジヒド
ロキシメチル−2−ヒドロキンエチル)プロピオンアミ
ド〕(本発明化合物(B))12、2.19を得た。m
.p. 1 6 0.0 〜1 6 0.8°C(de
c.) 。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中X^1、X^2及びX^3は少なくとも1箇がO
    H、他はH)で示されるアゾアミド化合物。
  2. (2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Rは低級アルキル基)なるアゾエステルと、一般
    式 ▲数式、化学式、表等があります▼(式中X^1、X^
    2及びX^3は 少なくとも1箇がOH、他はH)なるアミンとを、塩基
    性触媒を用いて反応させることを特徴とする、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中X^1、X^2及びX^3は前記の通り)で示さ
    れるアゾアミド化合物の製法。
JP18568884A 1984-09-05 1984-09-05 新規アゾアミド化合物及びその製法 Granted JPS6163643A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62174210A (ja) * 1986-01-29 1987-07-31 Idemitsu Petrochem Co Ltd 水酸基含有液状ジエン系重合体の製造方法
EP0356026A2 (en) * 1988-08-01 1990-02-28 Wako Pure Chemical Industries Ltd Azo amide compounds
EP0411630A2 (en) * 1989-08-04 1991-02-06 Kansai Paint Co., Ltd. Coating composition
EP0957114A1 (en) * 1998-05-12 1999-11-17 Wako Pure Chemical Industries, Ltd. Azoamide compounds and their use as polymerisation initiators
US6049003A (en) * 1998-02-26 2000-04-11 Wako Pure Chemical Industries, Ltd. Azoamidine compound

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