JPS6162890A - 時計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔利用分野〕 本発明は、１２時間で１回転する時針を少くとも含む普
通の時刻表示器と、カレンダ表示器と、２４時間で１回
転するディスク又は指針を含む万国時刻表示器とを備え
た時計に関する。

〔従来技術〕

スイス特許２８４，８４５には、通常の時刻表示器に加
えて、ムーブメントによシ駆動されかつ固定ダイヤルに
対し地球上の異なった時間域の日時を表示する回転式ダ
イヤルを持つ万国時Ｎ１−に関する記載が既に見られ名
。この時計は、通常の時刻表示器に対し７単独に回転ダ
イヤルを手動にて回動させ得る構造になっており、全体
として回転ダイヤルのセットかり能であることを％徴と
している。

この装置では、普通の竜頭に加えて、レバーとラチェッ
トギヤにより回転ダイヤルを進ませることを目的とした
別の押込ボタンが時間セット装置に含まれている。回転
ダイヤルの回動は摩擦のため通常の時刻表示器には伝達
されない。回転ダイヤルの回動ね押込ボタンに代替され
る竜頭によシ行ない得るとどけ記述しであるが、それを
実現させる具体的手段については何ら説明が行なわれて
いない。

米国特許３，７６５，１６２に記載される２個の表示装
置を含むカレンダ時計は、厳密に云えば万国時計ではな
い。なぜなら、相互に位相もずらすことが可能な時刻表
示器は１回転１２時間表示になっており、本当の万国時
計は通常の時２分２秒表示以外に１回転２４時間表示を
行かうものだからである。それ故、２個の時間ホイール
間にスライド式共軸カップリングを設けである。減速装
置が不要であるため構造が簡単になり、かつ本発明のよ
うに表示器の補正の問題が発生しない。もし前記記載の
構造で、表示器６と表示器７（前記明細書第２図参照）
間に簡単外減速セット用ホイールがあると仮定すると、
ホイール３に固定される表示器６とこのホイールに刻ま
れかつセソチングホイール１２と係合する歯との間にス
ライドカップリングを設けることが必要になろうが、そ
うすると構造が複雑になる。

以上述べた内容は、米国特許３，８２８，５４６にも同
じ様にあて目、まる０ スイス特許５１５，５４０には、別の時刻表示器を持つ
時針が記載されている。前記特許の図面のいずれか１つ
にダイヤル内の窓越しのカレンダ例えば日付表示器が示
しであるにもかかわらず、別置時刻表示器のセットを可
能にする単一の竜頭調整器から行なうセット機構につい
て何ら説明がなされていがい。さらに別置表示器を作動
させるサチライトポイールを本機構に用いることを明記
する必要がある。その点、本発明では、万国時刻表示器
に固定される第１歯と時刻表示器に固定される第２歯と
の間に減速セットホイールが設けられる。

〔発明の概要〕

本発明による時計は、１２時間表示器と別の２４時間表
示器とを有しているため、本来の万国時計の特性を最初
から有しているものである。ここに示す機構は、竜頭と
ステムのみを用いて万国時刻表示器のセットを可能にす
るものである。本発明の要点は、１時間刻みで万国時刻
表示器の時間−４＝ セットと分割を可能にする減速ギヤの装置に存在する。

それを達成するため、請求の範囲に記載の装置を採用し
ている。

本発明では、竜頭は第１および第２引出位置を占めるこ
とができる。第１引出位置では、互に単独に前記表示器
のセットを可能にするためカレンダ乃至日付表示器また
は万国時刻表示器のいずれかを駆動するように軸心が偏
倚可能なセット歯車を竜頭が作動させる。また第２引出
位置ではカレンダ表示器と万国時刻表示器とを同時に竜
頭が作動させる。万国時刻表示器に付設される第１の歯
と時針に付設される第２の歯との間には減速ギヤが設け
られ、前記ギヤには竜頭が第１引出位置にあるとき万国
時刻表示器の修正を可能にする装置が含まれる。

〔実施例〕

以下、図面を参照して実施例を説明する。

第１図に示す時計は、時針２と分針３とによシ示される
通常の時刻表示器を含む腕時計を表わしている。時針２
は１２時間で１回転し、１２時の目盛５を備えたダイヤ
ル４上を移動できる。第１図はまた、時計がカレンダ乃
至日付表示器１２を含むことを示している。ここでは、
内歯をもち窓６越しに艶える数字が刻まれた普通の周知
形式の日付リングが示されている。この時計にはさらに
、図示のような２４時間で１回転する例えばディスクＴ
からカる万国時刻表示器が含まれる。時針２とディスク
Ｔは矢印９の方向に回転し、時針２けディスクＩの２的
の速さで回転する。

第１図には、ディスク７が１〜２４の番号を付した目盛
を備え、これらの目盛が静止ダイヤル４上に配［また地
球上の地域名１）に対し移動可能になっていることも示
されている。別例として、この配置を逆にすることも可
能である。すなわち、静止ダイヤル４に目盛１０を設け
、ディスクＴ上に地域名を付すことも可能である。さら
に別例として、ディスク７の代りに１回転２４時間の指
針を設けることもできる。この場合、静止ダイヤルを時
計の中心まで延在させて地域名１）を設けることもでき
る。

第１図はさらに、竜頭１３が時計に設けられていること
を示している。この竜頭は、図示のように押込中立位置
に対し２個所の引出位置１４．１５をとることができる
ようになっている。本発明によれば、第１引出位置１４
においては、竜頭を矢印１６の方向にまわすと日付表示
器１２が修正され、矢印１Ｔの方向にまわすと万国時刻
表示器７が修正される。この修正は、時針２および分針
３が示す普通の表示を狂わすこと々く行なわれる。

第２引出位置１５においては、竜頭の回転の方向に応じ
てディスク７および時針２）分針３が同時に作動させら
れる。

今、第１図を参照して、パリにおいて時針２が示すよう
に正午であるとすると、ディスク７からニューヨークは
６時、東京は２０時、ハリは１２時ということが読み取
れる。こうして指示器のシステムがパリの住人のために
調節してあれば、パリの住人は常に自分の居住地の時間
叡時針２および分針３によシ）知ることができるととも
に、地球上の異なる地域の時間を（万国時刻ディスクＴ
によυ）知ることができる。図面では国名が重なるのを
さけるため、３つの都市名だけをダイヤル−１；に表示
している。実際には、時計上に２４までの異なる名称を
付けることができるので、地球上の２４の時間帯を表示
することが可能である。

次に、旅行中に時計の時刻セットを行なう方法を説明す
る。パリからニューヨークに行く場合にニーヨー２時間
はパリ時間よシロ時間遅れている）、竜頭を第２位置１
５に引出して、時針２を目盛５から逆時口［まわ多方向
にまわして反対側の目盛１８（６時）のところまで移動
させる。この操作を行なうと、ディスクＴも６時間だけ
逆回転して、ディスクＴの（目盛１９に対向している）
１２時目盛が目盛２０のところに移動する。この操作が
完了したら、竜頭を第１引出位（ｔ１４に押込んで竜頭
を矢印１７方向にまわすと、ディスクＴだけが時組まわ
り方向（矢印９方向）に回転する。ディスクＩ上の１２
時目盛がダイヤル４の目盛１９とｈび対向した時に、前
記回転操作を停止する。この新しい状態で、時針２は、
ニューヨーり時間（６時）を示すことになる。最後に竜
頭を中立押込位置に戻すことで、操作は完了する。

以上述べた機能を実現するため、本発明にもとづく時計
には、竜頭の回転に応じて動作する切換機構が含まれ、
同時に万国時刻表示器を選択的に作動させる装置を含む
減速ギヤが含まれる。これらのエレメントについては、
第２図、第３図、第４図を参照しつつ以下に説明する０ 第２図は、第１図に示すダイヤル４とディスク７を取シ
はすした状態での時間セット機構の平面図であシ、第３
図は第２図の１−１％に沿った断面図である０第３図を
さらに詳しく見ると、万国時刻表示器がディスクＴの形
で示されていることが分る。このディスクに、第２図で
は全極が示されている第１の歯２１が見える。第３図に
は、同様に時針２と分針３の通常の時刻表示器が示され
ている。時針２には、第２図では全極が示されている第
２の歯２３を備えたキャノンホイール２２が固定されて
いる。キャノンホイール２２は、図示しない慣用のダイ
アル輪列から回転力を受け、同輪列によシ１２時間で１
回転させられる。減速セット機構は、第１の歯２１と第
２の歯２３との間に配置される。この機構は、ピニオン
２４、ギア２５を含み、これらは第２図では全極にて示
されている。これら歯車２３，２５，２４．２１のギア
比は、ディスクＴが２４時間で１回転するように選定さ
れる。セット機構１は、次に説明するように竜頭を特定
の軸方向位置に置いた時に、万国時刻表示器のみの修正
を可能とする手段を備えている０本発明の好ましい実施
例によれば、第３図および第４図に示されるように、減
速セット機構は、時ｉ１°の地板２７にネジ２８によシ
枢着されたボス２６を含む。このボスには、スターホイ
ール２９およびピニオン２４が固定されている０ピニオ
ン２４についてはその一部のみが第４図に示されている
。ピニオン２４はディスク７の歯２１とかみあっている
０第３図に示されるように、セット機構１はさらに、ボ
ス２６に枢着されたくはみギヤ２５を含む。＜はみギヤ
２５のくぼんだ部分には、ジャンパバネ３０が１対のピ
ン３１によって所定位置に保持されている。ジャンパバ
ネ３０の端％３２は、スターホイール２９に係合してい
る。歯車２５はキャノンホイール２２の歯２３にかみあ
っている。

時計の通常の作動では、キャノンホイール２２は、モー
ター装置（図示せず）によシ時計まわり方向に駆動され
、ギヤ２５は矢印３３方向に回転スル。ジャンパバネ３
０の端部３２は、スターホイール２９とそれに固定され
ているピニオン２４を、矢印３４方向に駆動する。それ
によシ、ディスク７がピニオン２４と係合する歯２１に
よシ時計まわ多方向に駆動される。通常の状態では、竜
頭１３は押込中立位置にある（第１図参照）。竜頭が第
２引出位置１５にある時も類似の状態を呈する。この位
置では、ここには図示しないが当業者には周知の時間セ
ット機構によυキャノンホイールを作動可能である。竜
頭をいずれかの方向に回転させると、通常の時刻表示器
と万国時刻表示器とを同時に進ませるかまたは遅らせる
ことによυ時間セットができる。

竜頭の回転方向に応じて、本発明によシ万国時刻表示器
またはカレンダ表示器の何れかを単独でセットする手順
を以下に説明する。

まず竜頭を第１引出位置に置く（第２図参照）０この位
置では、竜頭が当業者には周知のスライド・ロッキング
レバー機構を介してホイール３５を作動させ、竜頭を矢
印１７方向に回転させるとこのホイール３５は矢印３６
方向に回転する。ホイール３５は軸心位置が偏倚可能な
歯車３Ｔと係合する。この歯車３Ｔは、歯３８と３枚の
り−７３９を有するピニオンとを備えている。ホイール
３５が矢印３６方向に回転するとギヤ３６が図示の低い
方に付勢されるような状態で、歯車３７の軸が長円形の
穴４０内で案内されている。続いて、第３図に示すよう
に、歯３８がディスク７の歯２１ど係合するようになる
。１３Ｂは矢印４１の方向に回転し、ディスク７は矢印
４２で示す時計まわり方向にセットされる。ディスク７
の歯２１は、矢印３４（第４図参照）の方向に減速セッ
ト機構１のピニオン２４を駆動し、それに固定されるス
ターホイール２９も同様に駆動するＯギヤ２５は固定さ
れ、輪列とモーター装置によシその状態に保持されてい
るので、スターホイール２Ｂの歯４３はジャンパバネ３
０の端部３２を押しやシ、そしてバネはスターホイール
の次の歯間位置に移動する０ 本発明の好適な実施例によれば、竜頭を作動させた時、
ディスクＴを１時間刻みだけ進めるようにスターホイー
ル２９の歯数が算出される。ジャンパバネ３０の端部３
２は２つのスター歯の間で止められるため、上記の位置
決めは感覚的に可能であシ、そのためうまく位置決めが
できる。１つの実例では、ディスクＴの歯数は７２であ
シそれに係合するピニオン２４の歯数は２７である。こ
れらの条件下でディスク７を１時間分（１５度）進める
には、スターホイールの停止位置を（７２×１５°）／
２７＝４０毎に設ける必要があシ、そのため第４図に示
すようにスターホイールには９つのリーフを設けること
になる。２４時間表示装置の正確な位置決めに加えてこ
の１時間間隔の停止を行なうことによシ、日付のセット
を解除するという利点が生じる。実際上、前記スイス特
許２８４．４８５　　に述べであるように減速セット機
構に、単純に摩擦を利用すれば、２４時間ディスクが新
しい位置に移動した後で竜頭を中立位置に押込んだ時、
ディスクがわずか逆方向に戻る現象が生じてしまう。

今もし第１引出位置に設定された竜頭を矢印１６方向に
−まわすと、ホイール３５は矢印４４方向にまわシ、偏
倚可能歯車３７は矢印４５方向にまわって第２図の上方
点線位置に来るよう付勢される。

この時、ピニオンのリーフ３９は日付ディスク４６の歯
と係合するようになり、窓６に所望の日付をセットする
ことが可能になる。

本発明は、ディスク７によって万国時刻表示をすること
に限定されるものではない。このディスクの代シに１回
転２４時間の指針を用いてもよい。

そうした装置では、ダイヤル４を時計（第３図参照）の
中心まで延在させることも可能である。キャノンホイー
ル２２のまわりに第２のキャノンを設け、その片方に２
４時間指針を設け、その他方のダイヤルの下には減速セ
ット機構に係合するホイールを設けることも可能である
。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による時計の全体図をダイヤル側から
見た図である。 第２図は、第１図に示す時計のダイヤル４とディスクＴ
とを取部外した状態での表示器用時間セット機構の平面
図である。 第３図は、第２図のＩ−１線に沿った断面図である。 第４図は、第３図の符号１で示す減速ギヤの拡大平面図
である。 ２・・・・時針、３・・・・分針、４・・＠Φダイヤル
、７Φ・・・ディスク、１２φ・・・日付表示器、１３
串・・・竜頭、１４・・・・第１引出位置、１５・・・
・第２引出位置、２１Φ・轡・第１の歯、２３・ｅ・・
第２の歯、２４・・・・ビニオン、２５＠・・・くぼみ
ギヤ、２６・ψ・・ボス、２９・Φ・・スターホイール
、３０・φ・φジャンパバネ０ 特許出願人　　　チソット・ニス　アー代理人　　山川
政樹（ほか２名） 六ブ Ｆ少・ｌ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）１２時間で１回転する時針を少くとも含む普通の
   時刻表示器と、カレンダ表示器と、２４時間で１回転す
   るディスク又は指針を含む万国時刻表示器と、押込中立
   位置に対し少くとも２つの引出し位置をとれるように構
   成された竜頭とを備え、前記引出し位置の第１位置にお
   いては、前記カレンダ表示器又は前記万国時刻表示器を
   個別にセットするために、前記竜頭の回転方向に従って
   前記カレンダ表示器又は前記万国時刻表示器の何れかを
   駆動する軸心の偏倚可能なセット用ホイールを前記竜頭
   で操作でき、 前記引出し位置の第２位置においては、前記竜頭で前記
   普通の時刻表示器および前記万国時刻表示を同時に調節
   でき、 さらに、前記万国時刻表示器に付設された第１の歯と、
   前記時針に付設された第２の歯との間に配設された減速
   セット機構であって、前記竜頭が前記第１位置に置かれ
   ている時に前記万国時刻表示器のみのセットを可能とす
   る減速セット機構を備えているアナログ表示を有する時
   計。
2. （２）特許請求の範囲第１項記載の時計において、前記
   減速セット機構は、時計地板に枢着されたボスと、この
   ボスに固着されたスターホイールと、前記ボスに固着さ
   れていて前記第１の歯に歯合するピニオンと、前記ボス
   に回転可能に取り付けられたくぼみギヤであって、前記
   第２の歯に歯合し、そのくぼんだ部分に前記スターホイ
   ールに係合するようにして配置されているジャンパバネ
   を担持しているくぼみギアとを含んでいる時計。
3. （３）特許請求の範囲第２項記載の時計において、前記
   スターホイールは、前記竜頭が前記万国時刻表示器のセ
   ットのために操作されたとき前記万国時刻表示器が１時
   間の歩進をするように、所定数の歯を有している時計。