JPS6160947B2 - - Google Patents

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JPS6160947B2
JPS6160947B2 JP12211579A JP12211579A JPS6160947B2 JP S6160947 B2 JPS6160947 B2 JP S6160947B2 JP 12211579 A JP12211579 A JP 12211579A JP 12211579 A JP12211579 A JP 12211579A JP S6160947 B2 JPS6160947 B2 JP S6160947B2
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JP
Japan
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frame
unit
winch
lift
rope
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JP12211579A
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English (en)
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Toshuki Takahashi
Taku Komatsu
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Sanki Engineering Co Ltd
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Sanki Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanki Engineering Co Ltd filed Critical Sanki Engineering Co Ltd
Priority to JP12211579A priority Critical patent/JPS5646058A/ja
Publication of JPS5646058A publication Critical patent/JPS5646058A/ja
Publication of JPS6160947B2 publication Critical patent/JPS6160947B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は建築または建設現場、例えば高層ビル
等の天井面の配管工事現場などにおいて使用する
高所作業用リフトに関する。
上記のような高所作業用の足場として使用する
従来型の作業台には大別して2種類あり、一つは
作業台そのものを昇降自在としたリフト形式のも
のと、個々のフレームを順次やぐら状に組上げて
ゆく組立式のものとが存在する。このうち、組立
式のものは、全体を個々の比較的単純な枠体に分
解できるようにして保管・運搬の便をはかり、現
場での据付けに当つて組立てるようにしたもので
あるから、不使用時にはこれを分解しうるので便
利であつた。しかしながらこの形式のものは、使
用時に作業台の高さを任意に変更することができ
ず、予め数種類の高さのものを揃えておかないと
実際の使用に間に合わないので、作業台それ自体
の機能としては劣るものであつた。
一方前者のリフト形式のものは、作業台の高さ
変更は任意にできるけれども、その昇降機構とし
ては、多段に組合せた枠組を1本のワイヤで順繰
りに昇降させていく方式であつたから、昇降操作
に時間がかかり、その上全体が大型化し、取扱い
も複雑であつた。特に、前記リフト形式のもの
は、全体を個々のユニツトに分解し得るような配
慮が全くなされておらず、リフト全体を運搬する
に当つても大型の車輛やあげ降し用のクレーン等
を必要とし、手作業で簡単に運搬できるようなも
のではなかつた。
本発明は、上述の如き従来型の欠点を解消せん
として提案するものであつて、全体を各ユニツト
毎に分解、ならびに組立自在とすることにより、
保管・運搬の便をはかり、併せて組立作業を極め
て容易に行えるようにしたものである。
以下本発明を図示の実施例について具体的に説
明すると、本発明のリフトは大きな構成要素とし
て第1〜3図に示す如く、台車フレーム1、昇降
フレーム2、中間ポスト3、作業台4、駆動用ウ
インチユニツト5および歩廊6から成り、このう
ち中間ポストは作業台の高さを3段以上にする場
合に用いる補助部材であり、歩廊6も必要に応じ
任意に使用する補助部材である。而して第1図は
前記台車フレーム1に対し昇降フレーム2を直接
取付けた事例を示し、第2図は前記台車フレーム
1と昇降フレーム2との間に中間ポスト3を介在
させて、大きな高さを得るようにした場合を示
す。中間ポストの数は1基に限られるものでな
く、これを複数基用いれば、それに応じた高さが
得られる。また歩廊6は第3図に示すように本発
明のリフトを一直線上に2基並置させた上で、相
対向する作業台4,4の間に懸渡する補助部材で
ある。まず台車フレーム1の詳細について説明す
ると、このものは第4図に示されるとおり、矩形
状の下枠11と、この下枠に竪設した左右のポス
ト12,12ならびにこのポスト12,12を支
承する斜材13,13によつて主要部分が構成さ
れている。下枠11の四隅部には、キヤスタ取付
パイプ11aを一体に設け、このキヤスタ取付パ
イプ11a内にキヤスタ14の支軸14aを着脱
自在に嵌装する。このキヤスタ14は、ブレーキ
レバー14b及びスクリユータイプのジヤツキ1
4cを備えたものとする。左右のポスト12,1
2の頂部の間には、ウインチユニツトとはしごを
取付けるためのバー15を架設する。また前記ポ
スト12,12の頂部には、昇降フレームのガイ
ドとして作用するホイル16,16を取り付ける
と共に、このホイルを軸方向に移動させるための
ホイルハンドル16aを前記の各ホイルに対して
附設する。なお左右のポスト12,12の下端に
は、昇降フレームの下降位置を制限するストツパ
17を設ける。
上記が台車フレームの詳細であるが、ここで該
フレームにとりつけるアウトリガ18,18′に
ついて説明を加えておく。このアウトリガは第4
図に明示したように、リフト転倒のおそれがある
場合に用いるもので、使用状態においては同図に
符号18で示す如く外側に張出すようにとりつけ
る。アウトリガの根元部にはコ字形の嵌込枠18
aとレバー18bが、またその先端部にはハンド
ルつきの脚18cがとりつけられているので、使
用時には嵌込枠18aを下方から上方に向つては
めこんでからレバー18bを半回転させて台車フ
レームの下枠11に係止させる。一方アウトリガ
の収納時(不使用時)には同時に符号18′で示
すとおり、使用時とは逆にさかさまの状態でコ字
形嵌込枠18aを下枠に噛込ませ、かつ全体を内
側に向けて収納するものである。
このように、リフトの転倒モーメントをふやす
必要がある場合には、アウトリガーをとりつけれ
ばよく、本発明においてはこのアウトリガー18
を下枠11に対し、すべて取外し自在に組み付け
るようになつているから、リフトの運搬時または
保管時には、簡単にアウトリガーを取外すことが
でき、したがつてスペースの小さなエレベータな
どに積込むこともできる。
次に昇降フレーム2について説明すると、この
ものは第5図に示す通り、矩形の上枠21、この
上枠21より下方に延長した左右のポスト22,
22、このポスト22,22を上枠21に固定す
る斜材23,23を有する。上枠21の周囲に
は、作業台の手摺取付用パイプ21aを複数個固
定する。左右のポスト22,22の間には、複数
本のはしご用の踏桟22aを適当間隔に架設する
と共に、その最下段には左右のポスト22,22
を結ぶ横桟22bを設ける。また、左右のポスト
22,22の上部には、それぞれ組立用フツク2
4を設けるもので、このフツク24は組立作業時
において台車フレーム1のポストに設けたフツク
受兼スライドピース16bの上縁に係合する。左
右のポスト22,22の下端には、それぞれ昇降
ホイル25を設ける。すなわち、各ポスト22の
下端に取付板22cを固定し、この取付板22c
に適宜の取付軸を介して昇降ホイル25を軸支す
ると共に、前記フレーム2の下端には、左右一対
のワイヤロープ取付ロツド26,26をとりつけ
る。続いて第6〜7図に基いて、前記の台車フレ
ーム1に対して昇降フレーム2を組付ける場合に
ついて説明すると、最初に台車フレーム1の上部
にとりつけられた案内用ホイル16をハンドル1
6aを用いて図に矢印をもつて示す方向、すなわ
ち外側に向つて寄せておいてから、昇降フレーム
2を台車フレームの下部に設けたストツパ17に
落し込む。次いで昇降フレーム2の下部ホイル2
5を支点として該フレーム2を起立させ、この状
態で該フレーム2を若干持ちあげるようにして、
その組立フツク24を台車フレーム1のフツク受
16bに懸けとめるのである。かくして第7図に
示すような状態としてから、今度は前記の案内用
ホイル16のネジをハンドル16aを介して内側
に向つて締めつけ、昇降フレームのポスト22の
外側面と台車フレームの内側面との隙間が左右と
も等しくなるように調整した上で、ノブボルト1
6cを締めつけることにより、台車フレームに対
して昇降フレームをセツトする。次いで、昇降フ
レーム2の下側における横桟22bに附設したス
ライダ22dをクロスノブ22eを弛めることに
よつて該スライダーを自由状態としてから、これ
を両外側一杯に寄せた後、このスライダーを該ノ
ブ22eにより締めつける。このようにして昇降
フレーム2が第13図に矢印を以て示す方向に廻
動するのを防止するものである。
上記のようにして台車フレーム1と昇降フレー
ム2とを組立てた後、後記のウインチユニツト5
を台車フレーム1の上端に設けた取付バー15に
引掛けるようにしてセツトする。以下ウインチユ
ニツト5の構成について述べると、このものは第
8図に示すとおり、矩形の枠体から成る取付台3
1の前面にとりつけたハンドウインチ32とこの
ハンドウインチに連なる連結ロツド33を介して
連動する従動ドラム34とを有し、前記ハンドウ
インチ32におけるウインチドラム32a(第9
−図参照)には、ワイヤロープ35の一端を取
付けると共に、一方同じワイヤロープ35の他端
はこれを従動ドラム34にまきつける。なお、こ
のワイヤロープ35の各ドラムへの取付けは、第
9−〜9−図に示す通り、ウインチドラム3
2a側にあつては捨巻きキープ孔32bを通した
ロープ端部をドラム上に数回捨て巻きした後、そ
の端部をワイヤロツクピース32cを用いてウイ
ンチドラム32aに固定する。一方、従動ドラム
34側においては、ドラム表面にワイヤロープ固
定用切欠穴34aを設け、この切欠穴34a内に
おいて、止めカラー35a及び止めピン35bを
用いてワイヤロープ35の端部を係止させるので
ある。
ワイヤロープ35の中央部には、複数個のワイ
ヤクリツプ35cを取付けることによつて、ルー
プ35d(第8図)を形成させる。またハンドウ
インチ32と従動ドラム34とを有する取付台3
1には、これを台車フレーム1に着脱自在に取付
けるためのフツク36,36を設け、このフツク
は第10図に示すとおり、台車フレーム1に設け
たウインチユニツト及びはしごの取付用のバー1
5に係合させるのである。続いてはしご40につ
いて説明すると、このものは同図に明示するよう
に、複数段の踏桟41と上部ステツプ42とを有
するものであつて、特に上部ステツプ42の端縁
にはこれを下方に屈曲させてフツク部43が形成
されている。このフツク部43は前記ウインチユ
ニツト及びはしごの取付用バー15に係合するも
ので、このようにしてはしご40を台車フレーム
1に着脱自在に取付ける。また、はしご40の下
端には、はしご固定用ロツド44,44を突設
し、装置の組立時にこの固定用ロツド44,44
を台車フレーム1の下枠11に形成したはしご取
付用穴11b,11b内に嵌合する。
作業台4は、昇降フレーム2における上枠21
上に設置するものであつて、第11図に示すとお
り、作業台4の下面四隅部には上枠21のコーナ
ー部に嵌合する位置決めピース51をそれぞれ固
定する。一方、作業台4の周囲には幅木52を設
けるもので、この四周の幅木52のうち、作業台
4への上り口以外の幅木52についてはその一部
を着脱可能としておく。またこの作業台4の周囲
には、手摺53を設けるもので、(第12図参
照)、この手摺53は、その基部を昇降フレーム
2の上枠21に設けたパイプ21aに嵌合するこ
とにより、該フレーム2に対して取外し自在に装
着する。この手摺53の四辺には、ナス環55を
具えたセーフテイ・チエーン54を設けて、作業
台4への昇降時においては、このセーフテイ・チ
エーンを外して手摺53を内に入り込むことがで
きるようにする。
本実施例の高所作業用リフトの一実施例は、上
述の如き各部材から成るものであつて、以下その
組立方法を説明する。
まず、台車フレーム1の四隅部に設けたキヤス
タ取付パイプ11a内にキヤスタ14の支軸14
aを嵌め込んでキヤスタ14の取付けを行う。そ
して、各キヤスタ14の向きをフレームの外方に
揃えた後、キヤスタ14の後部に設けたレバーを
操作してブレーキ14bをかけ、更にジヤツキ1
4cのハンドルを回して台車フレーム1を水平に
設置する。
この状態で、昇降フレーム2の取付けを行うも
ので、前述のようにして第6図に示す通り、昇降
フレーム2を台車フレーム1の斜材13,13の
間から差し込み、昇降ホイル25を台車フレーム
1の下端に設けたストツパ17上に落し込んでか
ら、該フレーム2を起立させ、次いでフレーム2
の背部に設けられたフツク24を台車フレーム1
側のフツク受16bに係合させて昇降フレーム2
を係止させる。
次いで第6〜7図に示すように、昇降フレーム
2を台車フレーム1に立てかけた状態で、フレー
ム上部のノブボルトを弛めてから左右のホイル1
6,16をホイルハンドル16aを右回転させる
ことによつて締めつけ、昇降フレーム2の外側面
と台車ポスト12,12の内側面との隙間が左右
等しくなるようにノブボルトを締めつけてセツト
する。次いで第13図に示すように、昇降フレー
ム2の下側における横桟22bにとりつけたスラ
イダ22dのクロスノブ22eを弛めて、これを
両外側一杯に寄せて、台車ポスト12がカバーさ
れるようにしてから、前記クロスノブを締めつけ
る。このようにして台車フレーム1に対して昇降
フレーム2を組付けるのである。
次いで、昇降フレーム2を駆動させるウインチ
ユニツト5を前記のようにして取付け、該ユニツ
トに設けられているワイヤロープ35を次のよう
にして昇降フレームに掛け渡すのである。すなわ
ち第8図および同図に示すように、ウインチ
ユニツト5におけるウインチドラム32aと従動
ドラム34から引出されたワイヤロープ35cお
よびループ35dの部分を引き出し、これを昇降
フレーム2の下端に設けた一対のワイヤ取付ロツ
ド26,26に係合させる。すなわち第8図の
とおり、ワイヤロープ35の中央に形成したルー
プ35dを従動ドラム側の取付ロツド26に嵌込
み、一方ループ35dより延びる左右のワイヤロ
ープを一対の取付ロツド26,26に折り曲げる
ようにして懸け渡すのである。なおウインチユニ
ツト5の取付が終つた後は、はしご40の取付け
を行うもので、はしごの上部ステツプ42をウイ
ンチユニツト5の上方にかぶせるようにして、そ
のフツク部43を取付用バー15に引掛ける。
ちなみに、前述のように、ワイヤロープを緊締
させるクリツプ35cを、U字杆78、止金具7
9およびナツト80とからなる構成とすれば、取
付け、取り外しが簡単に行える。
上記のようにしてから第10図に示す通り、昇
降フレーム2の上枠21上に作業台4を載せ、そ
の位置決めピース51を上枠21のコーナー部に
嵌込んで取付けを行ない、更に第12図に示すよ
うに上枠21の周囲に設けた取付用パイプ21a
に手摺53を嵌込んで、第1図に示す如き組立状
態のリフトを得るのである。
このような構成を有する本実施例の高所作業用
リフトを使用するには、ハンドウインチ32を操
作し、ウインチドラム32aとこれと連動する従
動ドラム34に懸張されたワイヤロープ35を巻
き上げる。しかるときは、それに伴つてワイヤロ
ープ35のループ部35dが係合しているワイヤ
取付ロツド26,26が次第に引上げられ、昇降
フレーム2が台車フレーム1のポスト12に沿つ
て上昇するので、昇降フレームの頂部にとりつけ
られた作業台4を所望の位置に上昇させて、作業
を行うことができるのである。
次に、本発明の第2実施例たる第2図の中間ポ
ストを有するリフトについて説明する。この実施
例は、前記実施例における台車フレーム1と昇降
フレーム2との間に、更に中間ポストユニツト3
を昇降自在に組込むことにより、本発明の装置を
更に高所の作業用として使用し得るようにしたも
のである。
中間ポストユニツト3は、第14図に示す通
り、左右の台車フレーム側ポスト61,61とそ
の背面に配設された昇降フレーム側ポスト62,
62とを、数本の連結片63と横枠64とで枠組
状に組立てたもので、左右の台車フレーム側ポス
ト61,61は昇降フレーム2における左右のポ
スト22,22と略同様な構成を有する。すなわ
ち、左右のポスト61,61の間に複数本のはし
ご用踏桟61a,61aを設けると共に、各ポス
ト61の上部には台車フレームに係合する組立用
のフツク61bをとりつける。また、各ポスト6
1の下部には、台車フレーム1のポスト12に沿
つて走行する昇降ホイール65を配設すると共
に、中間ポスト用ワイヤロープ66の懸架用ロツ
ド67を設ける。しかして中間ポスト3の上枠6
1cの上面には、中間ポスト用ワイヤロープ66
をガイドするための、第15図に示すようなシー
ブユニツト60をとりつける。なお中間ポスト3
における昇降フレーム側ポスト62,62は、台
車フレーム1における左右のポスト12,12と
同様な構成を有し、その頂部には昇降フレーム2
を案内するためのガイドホイール68,68がと
りつけられている。
続いて前記シーブユニツト60の詳細について
説明すると、第15〜17図に示すように、該ユ
ニツト60は外観上ステツプ60aとシーブボツ
クス60bおよびハンドル60cとから成り、前
記シーブボツクス60b内には、第16図に示す
ように、ネジ棒69を有するブラケツト69a
と、このブラケツトに対し、軸70を介して対角
線方向にとりつけられたシーブ70aが収納され
ている。
しかしてこのシーブユニツトにおけるシーブ7
0aに対してワイヤロープ66が懸張され、かつ
該ロープの両端部はフツク66aを介して台車フ
レーム1におけるフツク受ピース16bに係止さ
せると共に、該ロープの中間におけるループ部6
6bは昇降フレーム2の下辺に突設させた取付ロ
ツド26に掛止める。なお中間ポストユニツト3
の下辺に設けた懸架用ロツド26に対しては、前
記第1実施例におけると同様に台車フレーム1に
とりつけられたウインチユニツト5のワイヤロー
プ35をそのループ部35dを介して掛止めるの
である。
かくして台車フレーム1と昇降フレーム2との
間に中間ポスト3が組込まれた状態のリフトが得
られる(第2図参照)。
ちなみに前記実施例においては、台車フレーム
1と昇降フレーム2との間に中間ポスト3を1基
配設したが、2基以上の中間ポストを順次配設し
ても差支えなく、この場合にはそれに応じて高揚
程の高所作業所リフトを得ることができる。
ところで前記のようにして組立てられた第2実
施例のリフトを使用するには、台車フレーム1に
とりつけられたウインチユニツト5を操作して、
ウインチドラム32と従動ドラム34上にワイヤ
ロープ35を巻き上げる。すると、このワイヤロ
ープ35によつて中間ポストユニツト3が引上げ
られ、台車フレーム1のポスト12に沿つて中間
ポストが上昇を開始する。この中間ポストユニツ
ト3の上昇に伴い、その上部に設けられたシーブ
ユニツト60が中間ポスト用ワイヤロープ66を
押上げるように作用する。すなわち、ワイヤロー
プ66の一端は台車フレーム1の上面に設けられ
たフツク受16bに係止され、他端のワイヤルー
プ部66bは昇降フレーム2の下辺にとりつけら
れた懸架用ロツド26に掛止められているので、
中間ポスト3が上昇すると、それに伴つて昇降フ
レーム2も上昇を開始する。かくして第2実施例
の高所作業台は、台車フレーム1上に組込まれた
中間ポストユニツト3と昇降フレーム2とが順次
引き伸ばされた状態で立ち上ることになり、第1
実施例のリフトに比較してより高い作業台を得る
ことができる。
本発明の高所作業用リフトは、その上部に手摺
の付いた作業台を有するため、通常はこれを1基
づつ単独で使用するものであるが、第3図に示す
通り、2基のリフトの作業台の間に歩廊6を懸け
渡すことにより、広い作業面を確保するような使
用方法も採用することができる。
歩廊は、第18図に示す歩廊ユニツト71を2
基連接させたもので、該ユニツトの先端部にとり
つけられたブラケツト72を介して、これら両ユ
ニツトをボルトナツト73で連結する。歩廊ユニ
ツト71の踏面74の両側は幅木75を設け、更
にこの幅木75の外方には複数個の手摺取付用パ
イプ76を固定する。この取付用パイプ76内に
手摺77の基部を挿入固定することにより、歩廊
の両側に手摺を設ける。
上記のような構成から成る歩廊6を前記リフト
の作業台4上に載置する。この場合、作業台4に
おける歩廊ユニツトの取付部分は、幅木52とセ
フテイ・チエーン54とを取外しておき、この状
態で各リフト上の歩廊ユニツトを作業台4上より
徐々に張り出させ、その先端部を互いに突き合せ
ると共に、先端に設けた連結用ブラケツト72を
用いて、れをボルトナツトで緊締する。
なお、第3図の実施例は、歩廊を支持する2基
のリフトとして、中間ポストユニツトを具えた第
2実施例のものを使用したが、中間ポストユニツ
トのないリフトを使用することも固より可能であ
る。
以上の各実施例に示す通り、本発明の高所作業
用リフトは、リフト全体を各構成ユニツトに分解
し、また組立てることが可能であるから、その運
搬時において、クレーンやフオークリフトなどの
機械力を必要とすることなく、手作業によつてリ
フトを移動させることができる。特に、この種の
リフトは、高所作業を必要とする現場でトラツク
等を利用して搬送するものであるが、本発明のリ
フトは全体を小型且つ軽量に各ユニツトに分解で
きるため、トラツクの荷台への積卸し作業も容易
であり、また積込みスペースも組立状態に比較し
て遥かに少くて済む利点がある。
また、本発明のリフトは台車フレームと昇降フ
レームとが分解自在であるため、両者の間に適宜
中間ポストユニツトを組込むことが可能となり、
その結果目的に応じて作業台の上昇高度の異なる
リフトを自由に組立てることができる。その上本
発明のリフトに歩廊ユニツトを組合せて使用する
こともできるので、実用上至便である。
その他本発明によれば、次のような種々の利点
を発揮する。
(1) まずワイヤリングの点であるが、1本のワイ
ヤロープ35または66を、2つ折りにして用
い、その中央部をワイヤクリツプ35c等で緊
締してループ部を形成させ、このループ部を中
間ポストユニツトまたは昇降フレームの取付ロ
ツドに掛止めるようにしたから、該ワイヤのセ
ンタリングを行う場合にも単に両端を止着され
たワイヤを引つ張つて左右の長さを揃えた後、
その中央部たるワイヤの折曲部に、前記クリツ
プによつてループ部をつくるだけで足りる。し
たがつて、センタリングに当つてのワイヤの長
さを調節する作業はこれを簡単に行うことがで
きる。
(2) また、昇降用のワイヤロープは、1本のワイ
ヤロープが左右2本掛けで用いられるようにし
ているから、たとえ使用中に2本掛けとした何
れか1本が切断しても、他の1本が荷重を支え
るように作用するので、安全性が向上する。
(3) 更にまた、昇降用ワイヤロープの両端部は、
これをウインチドラムまたはフツク受け等に単
に止着するだけで足り、従来のようにシーブを
使つてワイヤロープの端部を締め付ける必要も
なく、他方、前記のような構成であるから、ワ
イヤを緊張させておくためのテークアツプを必
要としない利点もある。
(4) その上、前記のようにして左右2本に振り分
けられたワイヤロープの伸びが互いに異なつた
場合にあつても、前記1で述べたように簡単に
ワイヤの中心部をセツトし直すことが出来る。
(5) この種のリフトにおいて、ワイヤロープを用
いて中間ポストや昇降フレームを上昇または下
降させる場合、従来は多段に懸架されたポスト
やフレームを1本のワイヤで順ぐりにイヤ掛け
を行つていたものであるが、本発明におては、
各段毎にそれぞれ独立したワイヤを用いる(第
2図の実施例でも、別個のワイヤ35と66が
独立して用いられている)ようにしたから、段
の増減があつた場合にも、従来のようにワイヤ
全体を交換する必要はなく、単にワイヤの数を
それに応じて増減させるだけで済む。すなわち
ワイヤが別個であるため、段数をふやした場合
には元のワイヤも使えるので経済性が高い。
(6) 動力源たる手動式の駆動用ウインチは、台車
フレームに固定されておらず、ウインチユニツ
トとして、それ自体を単体で持ち運びができる
ようにしたから、全体の重さがブロツク毎に平
均化され、取扱いも容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明たる高所作業用リフトの第1実
施例を示す斜視図、第2図は同上第2実施例を示
すもので、第1図のものに較べ、更に多段とした
場合を示すリフトの斜視図、第3図は本発明のリ
フト2基を並置した上で、その上に歩廊ユニツト
を懸架した場合を示す斜視図、第4図は本発明に
おける台車フレームの斜視図、第5図は昇降フレ
ームの斜視図、第6〜7図は台車フレームに昇降
フレームを組付ける場合の説明図、第8図はウ
インチユニツトの斜視図、第8図は同上ワイヤ
ロープの取付状態を拡大して示した斜視図、第9
図およびは同上ウインチユニツトを構成する
ドラムの分解図、第10図は前記第1実施例のリ
フトに作業台とはしごをとりつける状態を示した
斜視図、第11図は作業台を分解して示した斜視
図、第12図は作業台上に手摺をとりつける状態
を示した斜視図、第13図は昇降フレームと台車
フレームとの外れ止め機構を示す平面図、第14
図は中間ポストユニツトの斜視図、第15図はシ
ーブユニツトの斜視図、第16図はシーブ装置の
分解斜視図、第17図はワイヤリングの関係を示
す説明図、第18図は歩廊ユニツトの詳細を示す
分解斜視図である。 1:台車フレーム、2:昇降フレーム、3:中
間ポスト、4:作業台、5:駆動用ウインチユニ
ツト、6:歩廊、11:下枠、11a:キヤスタ
取付パイプ、12:ポスト、13:斜材、14:
キヤスタ、14a:支軸、14b:ブレーキレバ
ー、14c:ジヤツキ、15:ウインチユニツ
ト・はしご取付用バー、16:案内用ホイル、1
6a:ホイルハンドル、16b:フツク受兼スラ
イドピース、16c:ノブボルト、17:ストツ
パ、18:アウトリガ、18a:嵌込枠、18
b:レバー、18c:脚、21:上枠、22:ポ
スト、22a:踏桟、22b:横桟、22c:取
付板、22d:スライダ、22e:クロスノブ、
23:斜材、24:組立用フツク、25:昇降ホ
イル、26:取付ロツド、31:取付台、32:
ハンドウインチ、34:従動ドラム、35:ワイ
ヤロープ、35c:ワイヤークリツプ、36:フ
ツク、40:はしご、41:横桟、42:上部ス
テツプ、43:フツク部、44:固定用ロツド、
52:幅木、53:手摺、54:セフテイ・チエ
ーン、60:シーブユニツト、60a:ステツ
プ、60b:シーブボツクス、60c:ハンド
ル、61:台車フレーム側ポスト、62:昇降フ
レーム側ポスト、63:連結片、64:横枠、6
5:昇降ホイール、66:ワイヤロープ、67:
懸架用ロツド、68:ガイドホイール、69:ネ
ジ棒、69a:ブラケツト、70:軸、70a:
シーブ、71:歩廊ユニツト、72:ブラケツ
ト、73:ボルトナツト、74:踏面、75:幅
木、76:取付用パイプ、77:手摺、78:U
字杆、79:止金具、80:ナツト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少くとも台車フレームと昇降フレームならび
    にウインチユニツトを組合せて成るリフト装置に
    おいて、台車フレームにおける左右のポストの間
    にガイド部材を介して昇降フレームの左右のポス
    トを昇降自在に取付けると共に、これら両フレー
    ムには、前記ウインチユニツトから伸びる1本の
    昇降用ワイヤロープを左右に振り分けた形で懸張
    させ、かつ該ロープの中間部にワイヤクリツプを
    用いてループ部を形成させ、このレープ部を昇降
    フレームの下辺に設けたロツドに掛止め、一方、
    該ロープの左右両端部をそれぞれウインチユニツ
    トにおけるウインチドラムおよび同じく従動ドラ
    ムに巻き付けたことを特徴とする高所作業用リフ
    ト。 2 台車フレーム、昇降フレーム、中間ポストユ
    ニツトならびにウインチユニツトおよびシーブユ
    ニツトを組合せて成るリフト装置において、台車
    フレームと昇降フレームとの間に、少くとも1基
    の中間ポストユニツトを組込むと共に、前記台車
    フレームと中間ポストユニツトとの間に前記ウイ
    ンチユニツトから伸びる1本の昇降用ワイヤロー
    プを左右に振り分けた形で懸張させ、かつ該ロー
    プの中間部にワイヤクリツプを用いてループ部を
    形成させ、このループ部を前記中間ポストユニツ
    トの下辺に設けたロツドに掛止め、一方、該ロー
    プの左右両端部をそれぞれウインチユニツトにお
    けるウインチドラムおよび同じく従動ドラムに巻
    き付け、さらに、前記中間ポストユニツトと昇降
    フレームとの間にも前記シーブユニツトを経由し
    て伸びる1本の昇降用ワイヤロープを、該ロープ
    の両端をフツク受けに止着した後に左右に振り分
    けた形で懸張させ、かつ該ロープの中間部にワイ
    ヤクリツプを用いてループ部を形成させ、このル
    ープ部を昇降フレームの下辺に設けたロツドに掛
    止めたことを特徴とする高所作業用リフト。 3 台車フレームにおける下枠に対してアウトリ
    ガーをとりつけて成る特許請求の範囲第1項また
    は第2項記載の装置。
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