JPS6160673B2 - - Google Patents

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JPS6160673B2
JPS6160673B2 JP13923482A JP13923482A JPS6160673B2 JP S6160673 B2 JPS6160673 B2 JP S6160673B2 JP 13923482 A JP13923482 A JP 13923482A JP 13923482 A JP13923482 A JP 13923482A JP S6160673 B2 JPS6160673 B2 JP S6160673B2
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JP
Japan
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phase
time
stepping motor
pulse
torque
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JP13923482A
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JPS5932396A (ja
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Hiroshi Izumi
Yasuhiko Hidano
Hiroshi Furuike
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5932396A publication Critical patent/JPS5932396A/ja
Publication of JPS6160673B2 publication Critical patent/JPS6160673B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P8/00Arrangements for controlling dynamo-electric motors rotating step by step
    • H02P8/32Reducing overshoot or oscillation, e.g. damping

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Stepping Motors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、プリンタなどに適したステツピング
モータの駆動方法に関する。
従来、プリンタにおいては、キヤリツジの位置
決めを正確に行なわせるために、キヤリツジの駆
動源としてステツピングモータが用いられてい
る。ステツピングモータは、供給されるパルス毎
に正確に所定角度だけ回転し、したがつて、キヤ
リツジを所定の距離だけ移動させるためには、か
かる所定の距離に相当する回転角だけステツピン
グモータを回転させればよく、供給されるパルス
の数によつて正確にキヤリツジの移動距離を規制
することができる。
ところで、ステツピングモータは、A相、C
相、B相、D相の4つの相で電流が切換えられ、
A相とB相、C相とD相が夫々互いに180位相が
異なり、2つの相が組となつて同時に通電励磁さ
れて各組毎に所定の角度だけ回転する。すなわ
ち、A相とC相とが同時に通電して励磁する期間
(以下、A相とC相との組をAC相という)、B相
とC相とが同時に通電して励磁する期間(以下、
B相とC相との組をBC相という)、A相とD相と
が同時に通電して励磁する期間(以下、A相とD
相との組をAD相という)、B相とD相とが同時に
通電して励磁する期間(以下、B相とD相との組
をBD相という)とがある。かかるAC相、BC
相、AD相、BD相によつて生ずるステツピングモ
ータのトルクは、各相の電流が供給されるコイル
の配置から、夫々順次位相が90゜づれて近似的に
正弦波状の特性をなしている。
一方、ステツピングモータの駆動方法として
は、外部からパルスを供給するのではなく、ステ
ツピングモータにセンサーを設け、2相通電した
ときのホールド位置、すなわち、各トルクが零と
なる時点で所定のパルス(以下、センサーパルス
という)を発生し、かかるセンサーパルスを用い
て各相の通電を切換えるようにしたクローズドル
ープ駆動がなされている。
第1図a,b,cは従来のステツピングモータ
の駆動方法の一例を示すタイミングチヤートであ
る。
同図aにおいて、AC相によるトルクAC、BC
相によるトルクBC、AD相によるトルクAD、BD
相によるトルクBDは、先に述べたように、順次
位相が90゜づつ異なつており、トルクがプラスの
ときにはステツピングモータが、たとえば、右方
向に回転し、マイナスのときには左方向に回転す
るものとする。
そこで、ステツピングモータを右方向に回転さ
せる場合、常に、プラスのトルクが生ずるように
すればよく、トルクAC、BC、BD、ADの順で切
換えて実線で示す如きトルクとなるようにA、
C、B、D相の通電切換えが行なわれる。しかる
に、第1図bに示すように、起動時の時刻t0から
t1までの期間A相とC相とが通電され、t1からt2
までの期間B相とC相とが通電され、t2からt3
での期間B相とD相とが通電され、t3からt4まで
の期間A相とD相が通電され、以下、各相が順次
切換えられて通電される。
第1図cはセンサ−パルスを示し、各トルクが
零になつたときに発生してA、C、B、D相の通
電切換に用いられる。
なお、第1図aの各トルク曲線は、本来距離、
すなわち、ステツピングモータの回転子の回転角
に応じたものであるが、説明の便宜上回転子が回
転しているものとし、時間とともに回転角が変化
するから、各トルク曲線を時間に応じたものとし
て示した。以下同様である。
ところで、ステツピングモータの各相のコイル
の電流を供給する場合、ある相から他の相に切換
えると、電流の立上りに遅れを生じ、第1図bに
示すような急峻な立上りの電流とはならない。こ
のために、トルクも第1図で示すタイミングで切
換えた場合、ステツピングモータの回転子と固定
子との位置関係から大きなトルクが得られない。
そこで、この問題点を解消するために、切換え
のタイミングをづらし、第2図aに示すようなト
ルクを生じさせるようにしている。なお、同図a
において、点線は電流の立上りの遅れによる実際
のトルクを示し、かかるトルクは順次増大する。
第2図bは第2図aのトルクを生じさせるための
A、C、B、D各相の通電期間を示し、第1図b
に対して、タイミングを1通電期間だけづらして
いる。つまり、第1図bでは、AC相から開始
し、以下、BC、BD、AD、……相の順で切換え
を行なつているのに対し、第2図bでは、BC相
から開始し、BD、AD、AC、……相の順で切換
えを行なつている。
しかしながら、かかる駆動方法によると、起動
時(t0)において、トルクは零であり、しかも、
トルクの増加傾斜は緩慢であるために、ステツピ
ングモータの回転方向が定まらず実際の駆動では
非常に不安定な状態となつている。
そこで、この問題点を解消するために、第3図
で示すトルクを生ずるようにした駆動方法が提案
された。なお、点線は電流の立上りの遅れによる
実際のトルクを示す。
第3図において、起動時の時刻t0から時刻t1
での期間比較的トルク曲線の立上りが速い相を通
電する。すなわち、まず、起動時においてはAC
相から開始し、以下、第2図aに示すように、順
次BD、AD、AC、BC、BD、……相と切換える
ようにする。この結果ステツピングモータを高速
で起動し、大きなトルクで駆動することができる
ようになつた。
ところが、プリンタに用いられるステツピング
モータにかかる駆動方法を採用した場合、キヤリ
ツジの駆動装置の構成から、以下に述べるような
問題が生ずることがわかつた。
第4図は従来のプリンタのキヤリツジ駆動装置
の一例を示す構成図であつて、1は駆動プーリ
ー、2はキヤリツジ、3はワイヤー、4はプーリ
ーである。
同図において、ワイヤー3はその両端が夫々キ
ヤリツジ2の筐体の前後壁面に固定され、プーリ
ー4を通して駆動プーリー1に捲回されている。
駆動プーリー1は図示しないステツピングモータ
により回転され、この回転によりキヤリツジ2は
ワイヤー3で引張られて前後いずれかの方向に移
動する。
ところで、ワイヤー3やキヤリツジ2の筐体な
どは完全な非弾性体でなく、このために、ステツ
ピングモータが起動し、駆動プーリー1が回転し
始めてからキヤリツジ2が実際に移動するまでの
期間(以下、キヤリツジ停止期間という)、わず
かではあるが、ワイヤー3は伸張し、キヤリツジ
2の筐体は変形する。しかるに、ワイヤー3に順
次増大するテンシヨンが生じ、このために、駆動
プーリー1、したがつて、ステツピングモータに
回転しようとする方向とは逆方向の回転力が加わ
ることになる。上記テンシヨンは、キヤリツジ2
が移動開始する瞬間に最大となり、この瞬間を境
としてキヤリツジ2で静摩擦から動摩擦に変わつ
てテンシヨンが充分小さくなる。
一方、第3図に示すように、ステツピングモー
タのトルクは、零となる谷間を有しており、しか
も、相の切換え後しばらくはトルクが小さい。し
たがつて、ワイヤー3のテンシヨンが順次増大す
るキヤリツジ停止期間、トルクが小さいときに
は、ステツピングモータの回転方向が逆転するよ
うなことも起り、センサーが誤動作してキヤリツ
ジ2を所定の距離だけ移動させることができなく
なる。
いま、第3図において、時刻t0からtmまでをキ
ヤリツジ停止期間とする。実際、プリンタにおい
ては、時刻t2よりもわずかに過ぎた時点に相当す
るステツピングモータの回転角でキヤリツジ2
(第4図)が移動を開始する。したがつて、時刻
t0から順次ワイヤーのテンシヨンが増加し、時刻
tmにおいて最大になるとする。一方トルクは時
刻t1において零となるから、ステツピングモータ
は回転方向を逆転することになる。
そこで、第5図aに示すように、時刻t1からtn
の間BC相を切換えて、その期間トルクを増大さ
せるようにし、C相とD相との切換時点を時刻t1
よりも遅れて時刻tnにする(第5図b)駆動方法
が提案されているが、時刻t1、tn間では、点線で
示すように、実際に得られるトルクは充分に小さ
く、上記問題点を解消するにいたらない。また、
ワイヤー3(第4図)の最大のテンシヨンが発生
する時刻tmでは、トルクの谷間近傍の実質的に
小さなトルクが生じているにすぎないものである
から、やはり、上記問題点が残ることになる。
本発明の目的は、上記従来技術の欠点を除き、
キヤリツジ停止期間中、ステツピングモータが回
転方向を逆転させられるのを防止し、安定な回転
動作を可能にしてキヤリツジを所定距離だけ正確
かつ迅速に移動させることができるようにしたス
テツピングモータの駆動方法を提供するにある。
この目的を達成するために、本発明は、キヤリ
ツジ停止期間、増大するワイヤーテンシヨンに対
して、ステツピングモータに所定のトルクを生じ
させるように、所定の相の通電期間の切換えを行
なうようにした点を特徴とする。
以下、本発明の実施例を図面について説明す
る。
第6図は本発明によるステツピングモータの駆
動方法の一実施例を示すタイミングチヤートであ
る。
第6図aはステツピングモータのトルクを示し
ており、また、時刻t0からtmまではキヤリツジを
停止期間であつて、時刻tmでキヤリツジを駆動
を開始し、同時に、その時点でワイヤーのテンシ
ヨンは最大となる。
まず、起動時(t0)AC相により励磁されて急
速に起動される。起動してからたとえば1ミリ秒
後の時刻tpでBC相に切換える。BC相により順次
増加するトルクが生じ、時刻t1で第1番目のセン
サーパルスが発生すると(第6図c)、BD相に切
換わる。BD相により順次増加するトルクが生
じ、時刻t2で第2のセンサーパルスが発生しても
(第6図c)BD相による励磁を所定期間たとえ
ば、1ミリ秒延長し、キヤリツジ停止期間(t0
tm)を過ぎた時刻tqでAD相に切換える。以後、
時刻t3、t4での第3、第4番目のセンサーパルス
の発生(第6図c)で順次AC相、BC相に切換え
るが、時刻t5で第5番目のセンサーパルスが発生
すると(第6図c)、時刻trまでAC相に切換え
てステツピングモータに逆方向のトルクを生じさ
せ、次いで、時刻trから再度BC相に切換えて時
刻t6でセンサーが丁度ホールド位置であるように
ステツピングモータを停止させる。
以上の駆動において、起動時の時刻t0、tp間は
急速起動を目的としているから、かかる期間は別
として、残りの期間は順次増加するトルクにより
ステツピングモータは駆動される。そして、キヤ
リツジ停止期間(to〜tm)についてみると、時
刻t0、tp間ではトルクは極めて小さいが(もちろ
ん、急速起動させるにはさしつかえない)、ワイ
ヤーテンシヨン自体がいまだ大きくなつておら
ず、ステツピングモータの回転の逆転は生じな
い。また、時刻t1で相の切換えによる零のトルク
の谷間が存在し、時刻t1直後では実質トルクの減
少は避けられないが、時刻t1直前でトルクは非常
に大きくなり、この結果、時刻t1近傍でのステツ
ピングモータの回転の逆転は生じない。さらに、
キヤリツジが移動を開始する時刻tmにおいて
は、最大のワイヤーテンシヨンに抗する程度の大
きなトルクが生じており、ステツピングモータの
回転は逆転しない。結局、ステツピングモータ
は、安定した動作を行なうことになる。
かかるトルクを生じさせるために、第6図bに
示すように、A、C、B、D相の通電切換が行な
われる。かかる切換えは、センサーパルス(第6
図c)を用いて行なわれる。
すなわち、起動時(t0)から時刻tpまではA相
とC相とが通電され、時刻tp、t1間はB相とC相
とが通電される。時刻t1でC相とD相が切換えら
れて時刻tqまでB相とD相とが通電される。時刻
tqになるとB相とA相とが切換えられ、時刻t3
でA相とD相とが通電される。以下、時刻t3、t4
間ではA相とC相とが、また、時刻t4、t6間では
B相とC相とが通電される。しかし、時刻t4、t6
間の一部の時刻t5、tr間で一時A相とC相とが通
電されて、前述のように、ステツピングモータに
逆トルクを生じさせる。
第7図は第6図bに示す各相の駆動電流の発生
回路の一具体例を示すブロツク図であつて、5は
入力端子、6,7はインバータ、8はダウンカウ
ンタ、9はアツプカウンタ、10はセンサー回
路、11はセンサー、12,13,14は比較回
路、15,16,17はタイマ、18はノア回
路、19はオア回路、20は4ビツトシフト回
路、21は初期パターン発生回路、22はリセツ
ト回路、23はバツフア、24はステツピングモ
ータである。
第8図は第7図の動作を説明するためのタイミ
ングチヤートであつて、時間軸上の各時刻は第6
図に対応しており、また、第7図の各部の信号を
表わす符号を用いて、第7図の信号と対応させて
いる。
次に、この具体例の動作について説明する。
第7図、第8図において、時刻t0に入力端子5
からスタートパルスが入ると、ダウンカウンタ8
は値Xにプリセツトされ、アツプカウンタはクリ
アされる。また、スタートパルスはタイマ17に
供給されるとともに、インバータ6で反転されて
パルスaとしてオア回路19に供給される。
一方、リセツト回路22からの信号により初期
パターン発生回路21は4ビツトの初期パターン
を発生し、4ビツトシフト回路20は該初期パタ
ーンにプリセツトされている。4ビツトシフト回
路20は、たとえば、リング状に各ビツトをシフ
トするレジスタからなり、出力端子A、C、B、
Dから4ビツトの出力を発生する。そして、オア
回路19から右シフト端子SRに供給されるパル
スjの立上り(前縁)毎に1ビツトづつ右シフ
ト、すなわち、出力端子A→C→B→D→Aの順
にシフトを行ない、また、比較回路13から左シ
フト端子SLに供給されるパルス信号kの立上り
(前縁)で1ビツトだけ左シフト、すなわち、出
力端子A→D→B→C→Aの順にシフトを行な
う。なお、4ビツトシフト回路20の出力端子A
からは、ステツピングモータ24のA相の駆動電
流が発生され、以下、出力端子C、B、Dからは
C、B、D相の駆動電流が発生されるものとす
る。
そこで、まず、4ビツトシフト回路20は、初
期パターンのプリセツトにより、出力端子A、
C、B、Dの出力レベルが夫々“1”、“0”、
“0”、“1となる。ここで、出力レベル“1”は
高レベルであつて、駆動電流が発生したことを示
し、出力レベル“0”は低レベルであつて、駆動
電流が発生していないことを示す。以下、説明の
便宜上、出力端子A、C、B、Dの出力レベルを
まとめて4ビツトのパターンとして表現し、上記
初期パターンがプリセツトされた場合を例にとる
と、4ビツトシフト回路20の出力を“1、0、
0、1”と表現する。この場合、最初のビツト
“1”が出力端子Aの出力レベルを、以下同様
に、第2番目、第3番目、第4番目のビツト
“0”、“0”、“1”が夫々出力端子C、B、Dの
出力レベルを表わしている。
4ビツトシフト回路20は、初期パターンにプ
リセツトされると、直ちに、オア回路19からパ
ルスaによる出力パルスjの最初のパルス(時刻
t0)が右シフト端子SRに供給され、プリセツトさ
れた初期パターンを1ビツトだけ右シフトさせ
る。しかるに、4ビツトシフト回路20の出力は
“1、1、0、0”となり、出力端子A、Cに駆
動電流が発生する。駆動電流はバツフア23を通
してステツピングモータ24に供給され、ステツ
ピングモータ24はAC相で駆動されて回転する
(第6図t0〜tp間)。
また、スタートパルスはタイマ17にも供給さ
れてそれを動作させる。タイマ17は動作開始か
ら一定時間経過した時刻tpにパルスgを発生す
る。パルスgはオア回路19に供給され、その出
力パルスjの第2番目のパルス(時刻tp)が発生
されて4ビツトシフト回路20の右シフト端子S
Rに供給される。そこで、4ビツトシフト回路2
0は1ビツトの右シフトを行ない、出力が“0、
1、1、0”となる。しかるに、出力端子C、B
に駆動電流が発生し、ステツピングモータ24は
BC相で駆動されることになる(第6図tp〜t1
間)。
ステツピングモータ24がさらに回転駆動さ
れ、センサー11がセンサーパルスを発生する
と、このセンサーパルスをセンサー回路10が波
形整形してパルスbを発生する。パルスbは低レ
ベル、すなわち、“0”のパルスであつて、その
立下り(前縁)でダウンカウンタ8を1(以下、
“”で囲んでいない数値は10進数である)だけカ
ウントダウンさせ、また、アツプカウンタ9を1
だけカウントアツプさせる。ダウンカウンタ8の
カウント数は比較回路12,13に供給され、ア
ツプカウンタ9のカウント数は比較回路14に供
給される。
比較回路12,13,14には夫々異なる基準
値が設定されており、比較回路12は、基準値と
供給されたカウント数とが一致しないときには
“1”、一致したときには“0”の出力信号を発生
し、比較回路13,14は、逆に、一致しないと
きには“0”、一致したときには“1”の出力信
号を発生する。そして、比較回路12の基準値
は、ダウンカウンタ8が6だけカウントダウンし
たときのカウント数に等しく、比較回路13の基
準値は、ダウンカウンタ8が5だけカウントダウ
ンしたときのカウント数に等しく、また、比較回
路14の基準値は、アツプカウンタ9が2だけカ
ウントアツプしたときのカウント数に等しく設定
されている。
そこで、センサー回路10からの最初のパルス
b(時刻t1)が発生したときには、比較回路12
の出力信号は“1”、比較回路13,14の出力
信号は“0”となる。比較回路12の出力信号は
インバータ7で反転されそ“0”となり、比較回
路13,14の出力信号とともにノア回路18に
供給される。一方、“0”のパルスbもノア回路
18に供給され、この結果、時刻t1において、ノ
ア回路18の出力信号fのレベルは“1”とな
る。そこで、ノア回路18からの“1”のパルス
fはオア回路19を通り、出力パルスjの3番目
のパルス(時刻t1)として4ビツトシフト回路2
0の右シフト端子SRに供給される。しかるに、
4ビツトシフト回路20は1ビツトだけ右シフト
を行ない、出力が“0、0、1、1”となつてス
テツピングモータ24をBD相で回転駆動する
(第6図t1〜tq間)。
そこで、ステツピングモータ24がさらに回転
し、時刻t2にセンサー回路10が次のパルスbを
発生すると、アツプカウンタ9は2だけカウント
アツプしたことになり、このカウント数と比較回
路14の基準値が一致して比較回路14の出力信
号cは“1”となる。しかるに、ノア回路18の
出力信号fのレベルは、パルスbが供給されても
変化せずに“0”である。このために、4ビツト
シフト回路20はシフトを行なわず、時刻t2を過
ぎてもステツピングモータ24はBD相で回転駆
動される(第6図時刻t2)。
一方、比較回路14の出力信号cはタイマ16
に供給される。タイマ16は出力信号cの立上り
で動作を開始し、時刻t2から所定時間経過した時
刻tqでパルスhを発生する。パルスhはオア回路
19に供給され、出力パルスjの4番目のパルス
(時刻tq)として4ビツトシフト回路20の右シ
フト端子SRに供給される。4ビツトシフト回路
20は右シフトを行ない、出力が“1、0、0、
1”となつてステツピングモータ24をAD相で
回転駆動させる(第6図tq〜tz間)。
次に、時刻t3において、センサー回路10がさ
らに次のパルスbを発生すると、比較回路14で
は、基準値と供給されるカウント数とは一致しな
くなり、また、比較回路12,13でも同様であ
るから、4ビツトシフト回路20は右シフトを行
なつて出力は“1、1、0、0”となり、ステツ
ピングモータ24はAC相で回転駆動される(第
6図t3〜t4間)。時刻t4においても同様であつて、
4ビツト回路は右シフトを行なつて出力は“0、
1、1、0”となり、ステツピングモータ24は
BC相で回転駆動される(第6図t4〜t5間)。
時刻t5になると、ダウンカウンタ8のカウント
数と比較回路13の基準値とが一致し、比較回路
13の出力信号dは“1”となる。したがつて、
時刻t2の場合と同様に、時刻t5においては4ビツ
トシフト回路20の右シフト端子SRには入力パ
ルスが供給されない。しかし、比較回路13の出
力信号dはパルスkとして4ビツトシフト回路20
の左シフト端子SLに供給され、4ビツトシフト
回路20は1ビツトの左シフトを行なう。この結
果、出力は“1、1、0、0”となり、ステツピ
ングモータ24はAC相で駆動されて逆トルクが
発生する(第6図t5〜tr間)。
また、比較回路13の出力信号dはタイマ15
に供給される。タイマ15は出力信号dの立上り
(前縁)で動作を開始し、時刻t5から所定時間経
過した時刻trにパルスiを発生する。パルスiは
オア回路19に供給され、出力パルスjの7番目
のパルス(時刻tr)として4ビツトシフト回路2
0の右シフト端子SRに供給される。そこで、4
ビツトシフト回路20は1ビツト右シフトを行な
い、出力が“0、1、1、0”となつてステツピ
ングモータ24を再度BC相で駆動する。
次に、時刻t6において、センサー11がホール
ド位置を検知すると、センサー回路10の出力信
号bは立上り、ダウンカウンタ8をさらに1だけ
カウントダウンするが、このときのカウント数は
比較回路12の基準値と一致し、比較回路12の
出力信号は“0”となる。この出力信号は出力端
子25から図示しない回路に供給され、駆動電流
の発生動作を停止させてステツピングモータ24
を停止させる。
以上、駆動電流の発生回路の一具体例を示した
が、かかる発生回路に限らず、同様の機能を有す
るような他の回路構成も可能であり、また、一部
マイクロコンピユータに代替えすることができる
ことは明らかである。
なお、上記実施例においては、プリンタを例と
して説明したが、本発明はこれに限定されるので
はなく、駆動源をスチツピングモータとし、該ス
テツピングモータの回転により、ワイヤーを引張
つて移動体を所定距離移動させるようにした任意
の装置に適用され得ることは明らかである。
以上説明したように、本発明によれば、ステツ
ピングモータを急速に起動させることができると
ともに、移動体が移動開始するまでのワイヤーテ
ンシヨンが加わる期間、大きなトルクを発生させ
ることができるから、ステツピングモータは、回
転方向が逆転することなく、安定な回転動作を行
なうことができ、移動体を所定の距離だけ正確か
つ迅速に移動させることができるものであつて、
上記従来技術にない優れた機能のステツピングモ
ータの駆動方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,b,cは従来のステツピングモータ
の駆動方法の一例を示すタイミングチヤート、第
2図a,bは従来のステツピングモータの駆動方
法の他の例を示すタイミングチヤート、第3図は
従来のステツピングモータの駆動方法のさらに他
の例を示すタイミングチヤート、第4図はプリン
タのキヤリツジ移動装置の一例を示す構成図、第
5図は従来のステツピングモータの駆動方法のさ
らに他の例を示すタイミングチヤート、第6図は
本発明によるステツピングモータの駆動方法の一
実施例を示すタイミングチヤート、第7図は第6
図bに示す各相の駆動電流発生回路の一具体例を
示すブロツク図、第8図は第7図の動作を説明す
るためのタイミングチヤートである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 2相同時励磁され、ワイヤーを介して移動体
    を所定距離移動させるステツピングモータの駆動
    方法において、該ステツピングモータの起動後順
    次増大するトルクを発生する2つの相に切換え、
    2相通電時のホールド位置で発生するセンサパル
    スの第1番目のパルス発生時点で順次増大するト
    ルクを発生する他の2つの相に切換えて、該第1
    番目のパルス発生時点から該センサパルスの第2
    番目のパルス発生時点を越え、さらに該移動体の
    移動開始時点を越えた時点までの所定期間該他の
    2つの相を通電し、該移動体の移動開始時点のワ
    イヤテンシヨンに対して充分大きなトルクを発生
    させることにより、該移動体の移動開始時点まで
    の増大する該ワイヤタンシヨンに対して該ステツ
    ピングモータの動作を安定化することができるよ
    うにしたことを特徴とするステツピングモータの
    駆動方法。
JP13923482A 1982-08-12 1982-08-12 ステツピングモ−タの駆動方法 Granted JPS5932396A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63123695U (ja) * 1987-02-05 1988-08-11

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JPS63123695U (ja) * 1987-02-05 1988-08-11

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