JPS6157306A - 木材成形品の製造方法 - Google Patents
木材成形品の製造方法Info
- Publication number
- JPS6157306A JPS6157306A JP17824084A JP17824084A JPS6157306A JP S6157306 A JPS6157306 A JP S6157306A JP 17824084 A JP17824084 A JP 17824084A JP 17824084 A JP17824084 A JP 17824084A JP S6157306 A JPS6157306 A JP S6157306A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wood
- plywood
- veneers
- treatment
- composition solution
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
- Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は原木から合板等の木材成形品(改良木材ともい
う)を製造する方法、詳しくは優れた防腐性能を有する
木材成形品の製造方法に関する。
う)を製造する方法、詳しくは優れた防腐性能を有する
木材成形品の製造方法に関する。
一般に木材は建材、家具、調度品その他各種の製品素材
として多用されているが、最近、素材の有する種々の欠
点を改良した合板、ファイバーボード、パーティクルボ
ード等の木材成形品も広く市場に供給され、それぞれの
使用目的に応じて利用されている。
として多用されているが、最近、素材の有する種々の欠
点を改良した合板、ファイバーボード、パーティクルボ
ード等の木材成形品も広く市場に供給され、それぞれの
使用目的に応じて利用されている。
しかして、このような木材成形品を長期間に亘り使用さ
れる製品の素材とする場合には、一般に防腐あるいは防
虫処理等の保存処理手段が施こされる。この保存処理の
手段としては、従来、原木を単板、木片等に裁断し、次
いで接着、成形その他の工程を経て木材成形品を製造し
た後、水溶性もしくは油溶性の保存薬剤を使用し、浸漬
、塗布、スプレー等の表面処理、加圧注入処理、減圧注
入処理あるいは拡散処理等によって行なわれている。
れる製品の素材とする場合には、一般に防腐あるいは防
虫処理等の保存処理手段が施こされる。この保存処理の
手段としては、従来、原木を単板、木片等に裁断し、次
いで接着、成形その他の工程を経て木材成形品を製造し
た後、水溶性もしくは油溶性の保存薬剤を使用し、浸漬
、塗布、スプレー等の表面処理、加圧注入処理、減圧注
入処理あるいは拡散処理等によって行なわれている。
しかし、水溶性薬剤で処理する場合には、製造工程にお
いて再度乾燥操作が必要となり、又、油溶性薬剤で処理
する場合には多量の石油系溶剤を使用するため、いずれ
の薬剤を使用する場合にもコスト高となり、更に薬剤の
木材内部への1ら透が不均一となる欠点がある。
いて再度乾燥操作が必要となり、又、油溶性薬剤で処理
する場合には多量の石油系溶剤を使用するため、いずれ
の薬剤を使用する場合にもコスト高となり、更に薬剤の
木材内部への1ら透が不均一となる欠点がある。
このため、近年、木材を単板あるいは木片に裁断した段
階で保存薬剤で処理した後、木材成形品を製造する処理
方法(以下単板処理法という)が注目されている。
階で保存薬剤で処理した後、木材成形品を製造する処理
方法(以下単板処理法という)が注目されている。
この単板処理法に使用される保存薬剤に要求される性質
としては、他の一般の保存薬剤についても当然要求され
る保存効力、人畜への安全性、耐流脱性、作業性等がす
ぐれている他に、1)薬剤処理後、接着あるいは成形工
程が含まれるため、接着、成形に悪影響を及ぼさないこ
と、2)薬剤処理後、直ちに製造工程に移るため、装置
の金属材料が薬剤により腐蝕されないこと、3)薬剤処
理後の製造工程に加熱工程が含まれるため、熱安定性が
よく、火災の危険が少ないこと(油溶性の薬剤は火災の
危険があり使用できない)、4)木材内部への滲透性が
良好なこと等が挙げられるが、これらの性質をすべて具
備する保存薬剤は現在のところ殆ど見当らず、このため
単板処理法は広く普及されるに至っていない。
としては、他の一般の保存薬剤についても当然要求され
る保存効力、人畜への安全性、耐流脱性、作業性等がす
ぐれている他に、1)薬剤処理後、接着あるいは成形工
程が含まれるため、接着、成形に悪影響を及ぼさないこ
と、2)薬剤処理後、直ちに製造工程に移るため、装置
の金属材料が薬剤により腐蝕されないこと、3)薬剤処
理後の製造工程に加熱工程が含まれるため、熱安定性が
よく、火災の危険が少ないこと(油溶性の薬剤は火災の
危険があり使用できない)、4)木材内部への滲透性が
良好なこと等が挙げられるが、これらの性質をすべて具
備する保存薬剤は現在のところ殆ど見当らず、このため
単板処理法は広く普及されるに至っていない。
本発明は単板処理法の上記の問題点に着目してなされた
もので、単板処理法に要求される上記の保7存薬剤につ
いての諸特性を充分に満足し得る保存薬剤を使用するこ
とにより、優れた防腐性能ををする木材成形品を製造す
る方法を提供することを目的とする。
もので、単板処理法に要求される上記の保7存薬剤につ
いての諸特性を充分に満足し得る保存薬剤を使用するこ
とにより、優れた防腐性能ををする木材成形品を製造す
る方法を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、原木を単板、木片等に裁断し、次
いで接着等の工程を経て木材成形品を製造する方法にお
いて、裁断された前記単板、木片等を予め脂肪族第4級
アンモニウム化合物及びほう素化合物を含有するp[1
8〜3の組成物溶液で処理することを要旨とする木材成
形品の製造方法である。
いで接着等の工程を経て木材成形品を製造する方法にお
いて、裁断された前記単板、木片等を予め脂肪族第4級
アンモニウム化合物及びほう素化合物を含有するp[1
8〜3の組成物溶液で処理することを要旨とする木材成
形品の製造方法である。
本発明によって製造される木材成形品は、原木を薄く切
削して得られる単板や、小片に裁断された木片等を素材
として、これらを接着等の工程を経て種々の構成からな
るボード等に成形して得られるすべての改良木材を含み
、具体的には合板、パーティクルボード、ファイバーボ
ード、LVL。
削して得られる単板や、小片に裁断された木片等を素材
として、これらを接着等の工程を経て種々の構成からな
るボード等に成形して得られるすべての改良木材を含み
、具体的には合板、パーティクルボード、ファイバーボ
ード、LVL。
チップボード、集成材等を挙げることができる。
本発明においては、裁断された単板あるいは木片等から
接着、成形等の工程を経て木材成形品を製造するに先立
ち、これらの単板あるいは木片等は予め脂肪族第4級ア
ンモニウム化合物及びほう素化合物を含有するpH8〜
3の組成物溶液で処理される。
接着、成形等の工程を経て木材成形品を製造するに先立
ち、これらの単板あるいは木片等は予め脂肪族第4級ア
ンモニウム化合物及びほう素化合物を含有するpH8〜
3の組成物溶液で処理される。
ここに使用される脂肪族第4級アンモニウム化合物とし
ては、そのカチオン部分がラウリルジメチルベンジルア
ンモニウム、ミリスチルジメチルベンジルアンモニウム
、ラウリルジメチルエチルベンジルアンモニウム、ミリ
スチルジメチルエチルベンジルアンモニウム、ラウリル
トリメチルアンモニウム、ミリスチルトリメチルアンモ
ニウム、ジデシルジメチルアンモニウム、ジセチルジメ
チルアンモニウム、ジステアリルジメチルアンモニウム
、ラウリルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム、ミ
リスチルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム、セチ
ルジメチルベンジルアンモニウム、ラウリルジメチルア
ンモニウム、ミリスチルジメチルアンモニウム、セチル
ジメチルアンモニウム、ジオクチルジメチルアンモニウ
ム、デシルオクチルジメチルアンモニウム、ジイソブチ
ルフェノキシエトキシエチルジメチルベンジルアンモニ
ウム等からなり、又、アニオン部分がハロゲン原子、硫
酸根、酢酸根等からなる化合物が挙げられ、それらの1
種又は2種以上を混合して使用する。
ては、そのカチオン部分がラウリルジメチルベンジルア
ンモニウム、ミリスチルジメチルベンジルアンモニウム
、ラウリルジメチルエチルベンジルアンモニウム、ミリ
スチルジメチルエチルベンジルアンモニウム、ラウリル
トリメチルアンモニウム、ミリスチルトリメチルアンモ
ニウム、ジデシルジメチルアンモニウム、ジセチルジメ
チルアンモニウム、ジステアリルジメチルアンモニウム
、ラウリルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム、ミ
リスチルジメチルヒドロキシエチルアンモニウム、セチ
ルジメチルベンジルアンモニウム、ラウリルジメチルア
ンモニウム、ミリスチルジメチルアンモニウム、セチル
ジメチルアンモニウム、ジオクチルジメチルアンモニウ
ム、デシルオクチルジメチルアンモニウム、ジイソブチ
ルフェノキシエトキシエチルジメチルベンジルアンモニ
ウム等からなり、又、アニオン部分がハロゲン原子、硫
酸根、酢酸根等からなる化合物が挙げられ、それらの1
種又は2種以上を混合して使用する。
又、はう素化合物としては、組成物溶液のpHを8〜3
に保持する上から、はう酸の使用が好ましいが、はう酸
ナトリウムやほう酸カリウム等のアルカリはう酸塩を使
用することもできる。ただしアルカリはう酸塩を使用し
た場合には、酸を加えて組成物溶液のpHを上記の範囲
に稠整する必要がある。組成物溶液のpHが8を超える
ときは単板あるいは木片等をメラミン・ユリア系接着剤
等を使用して木材成形品を製造する場合、接着力が急激
に低下するのみでなく、防腐効力や木材中へ滲透した組
成物溶液の耐流脱性も大巾に低下するので望ましくない
。一方組成物溶液のpHが3未満のときは酸性度が強す
ぎて木材強度を弱め、又作業性を低下させるので望まし
くない。
に保持する上から、はう酸の使用が好ましいが、はう酸
ナトリウムやほう酸カリウム等のアルカリはう酸塩を使
用することもできる。ただしアルカリはう酸塩を使用し
た場合には、酸を加えて組成物溶液のpHを上記の範囲
に稠整する必要がある。組成物溶液のpHが8を超える
ときは単板あるいは木片等をメラミン・ユリア系接着剤
等を使用して木材成形品を製造する場合、接着力が急激
に低下するのみでなく、防腐効力や木材中へ滲透した組
成物溶液の耐流脱性も大巾に低下するので望ましくない
。一方組成物溶液のpHが3未満のときは酸性度が強す
ぎて木材強度を弱め、又作業性を低下させるので望まし
くない。
次に、組成物溶液中の脂肪族第4級アンモニウム化合物
又はほう素化合物の濃度は、単板や木片等に対する処理
法や、木材成形品の使用目的等によっても異なるので、
それらに応じた適当な濃度を選定することができるが、
防腐効力やコスト面より脂肪族第4級アンモニウム化合
物については0.1〜20%(以下%は特記しない限り
重量%を示す)、はう素化合物については0.1〜30
%の範囲が好ましい。
又はほう素化合物の濃度は、単板や木片等に対する処理
法や、木材成形品の使用目的等によっても異なるので、
それらに応じた適当な濃度を選定することができるが、
防腐効力やコスト面より脂肪族第4級アンモニウム化合
物については0.1〜20%(以下%は特記しない限り
重量%を示す)、はう素化合物については0.1〜30
%の範囲が好ましい。
以上の組成物溶液を用いて単板あるいは木片等を処理す
る方法としては、浸漬、塗布、スプレー等の表面処理法
、密閉容器中で加圧又は減圧下、もしくはそれらの組合
せにより注入する加圧又は減圧注入法、含浸後堆積して
内部に拡散させる拡散法その他すべての公知の処理法が
適用可能であり、木材成形品の種類、製造コストその他
の条件を勘案して適当な方法を選択することができる。
る方法としては、浸漬、塗布、スプレー等の表面処理法
、密閉容器中で加圧又は減圧下、もしくはそれらの組合
せにより注入する加圧又は減圧注入法、含浸後堆積して
内部に拡散させる拡散法その他すべての公知の処理法が
適用可能であり、木材成形品の種類、製造コストその他
の条件を勘案して適当な方法を選択することができる。
又、本発明の製造方法において、使用される組成゛物溶
液に他の防腐剤、防虫剤、防蟻剤等の薬剤を混合して使
用することは何等差支えなく、場合によっては接着剤に
混入する方法あるいはその他の処理法との併用も可能で
ある。
液に他の防腐剤、防虫剤、防蟻剤等の薬剤を混合して使
用することは何等差支えなく、場合によっては接着剤に
混入する方法あるいはその他の処理法との併用も可能で
ある。
又、本発明で処理される単板、木片等は、通常は原木か
ら裁断後そのまま処理されるが、薬剤の滲透を促進させ
る等の目的でテンダーライジングや予備乾燥等の前処理
を行なうこともできる。更に本発明で製造される木材成
形品はその表面に化粧、防火、補強その他の目的に応じ
て、つき板、プリント紙、プラスチック、石膏ボード、
金属板等を張付けたものも包含される。
ら裁断後そのまま処理されるが、薬剤の滲透を促進させ
る等の目的でテンダーライジングや予備乾燥等の前処理
を行なうこともできる。更に本発明で製造される木材成
形品はその表面に化粧、防火、補強その他の目的に応じ
て、つき板、プリント紙、プラスチック、石膏ボード、
金属板等を張付けたものも包含される。
以下に本発明の実施例を述べるとともに、比較例との対
比により本発明の効果について説明する。
比により本発明の効果について説明する。
実施例1
赤ラワン単板をジデシルジメチルアンモニウムクロライ
ド0.5%、はう酸2.0%を含有する組成物水溶液(
pH4,5)中にタンク内で3分間浸漬処理した後引上
げて1時間堆積し、組成物成分を木材組織内に滲透拡散
させた。次いで常法により熱風乾燥した後、メラミン・
ユリア系接着剤を用いて接着し5ply(単板構成1.
8 + 3.3 + 1.8 + 3゜3 + 1.8
鶴)の−類合板(縦910nx横1820真麿)を製造
した。
ド0.5%、はう酸2.0%を含有する組成物水溶液(
pH4,5)中にタンク内で3分間浸漬処理した後引上
げて1時間堆積し、組成物成分を木材組織内に滲透拡散
させた。次いで常法により熱風乾燥した後、メラミン・
ユリア系接着剤を用いて接着し5ply(単板構成1.
8 + 3.3 + 1.8 + 3゜3 + 1.8
鶴)の−類合板(縦910nx横1820真麿)を製造
した。
更に、実施例1については組成物溶液のpHのみを苛性
ソーダ溶液を加えて5.6.7.8に夫々調整したpH
の異なる組成物溶液を用いて同様に処理し、夫々合板を
製造した。
ソーダ溶液を加えて5.6.7.8に夫々調整したpH
の異なる組成物溶液を用いて同様に処理し、夫々合板を
製造した。
実施例2
白ラワン単板にラウリルジメチルベンジルアンモニウム
アセテート1.5%、はう酸2.0%を含有する組成物
水溶液(pH4,5)を、その塗布量が単板表面積当り
100g/mになるようにロールコータ−で塗布した後
、1時間堆積し、以下実施例1と同様に処理して合板を
製造した。
アセテート1.5%、はう酸2.0%を含有する組成物
水溶液(pH4,5)を、その塗布量が単板表面積当り
100g/mになるようにロールコータ−で塗布した後
、1時間堆積し、以下実施例1と同様に処理して合板を
製造した。
実施例3
メラピー単板にジイソブチルフェノキシエトキシエチル
ジメチルベンジルアンモニウムクロライド2.0%、は
う酸2.0%を含有する組成物水溶液(pH4,5)を
、その塗布量が単板表面積当り80g10fになるよう
にスプレー処理した後、10時間堆積し、以下実施例1
と同様に処理して合板を製造した。
ジメチルベンジルアンモニウムクロライド2.0%、は
う酸2.0%を含有する組成物水溶液(pH4,5)を
、その塗布量が単板表面積当り80g10fになるよう
にスプレー処理した後、10時間堆積し、以下実施例1
と同様に処理して合板を製造した。
比較例1
赤ラワン単板をラウリルジメチルベンジルアンモニウム
クロライド0.5%、はう砂2.θ%からなる組成物水
溶液(pH8,5)で3分間浸漬処理した後、1時間堆
積し、以下実施例1と同様に処理して合板を製造した。
クロライド0.5%、はう砂2.θ%からなる組成物水
溶液(pH8,5)で3分間浸漬処理した後、1時間堆
積し、以下実施例1と同様に処理して合板を製造した。
更に比較例1については組成物溶液のpHのみを苛性ソ
ーダ溶液を加えて9.10に夫々調整したpHの異なる
組成物溶液を用いて同様に処理し、夫々合板を製造した
。
ーダ溶液を加えて9.10に夫々調整したpHの異なる
組成物溶液を用いて同様に処理し、夫々合板を製造した
。
比較例2
赤ラワン単板をジデシルジメチルアンモニウム
。
。
クロライド3.0%を含む組成物水溶液(pH7)で3
分間浸漬処理した後、1時間、堆積し、以下実施例1と
同様に処理して合板を製造した。
分間浸漬処理した後、1時間、堆積し、以下実施例1と
同様に処理して合板を製造した。
比較例3
赤ラワン単板をほう酸4.0%を含む組成物水〆8液(
pH4)で3分間浸漬処理した後、1時間堆積し、以下
実施例1と同様に処理して合板を製造した。
pH4)で3分間浸漬処理した後、1時間堆積し、以下
実施例1と同様に処理して合板を製造した。
比較例4
赤うワン車仮をほう酸2.0%、はう砂2.0%を含む
組成物水溶液(pH8>で3分間浸漬処理した後、1時
間堆積し、以下実施例1と同様に処理して合板を製造し
た。
組成物水溶液(pH8>で3分間浸漬処理した後、1時
間堆積し、以下実施例1と同様に処理して合板を製造し
た。
比較例5
赤ラワン単板をはう砂4.0%を含む組成物水溶液(p
H8,5)で3分間浸漬処理した後、1時間堆積し、以
下実施例1と同様に処理して合板を製造した。
H8,5)で3分間浸漬処理した後、1時間堆積し、以
下実施例1と同様に処理して合板を製造した。
試験例1
実施例1〜3、比較例1〜5 (但し比較例1について
は組成物水溶液のpua、sの場合)により製造された
合板について、普通合板の日本農林規格に定める煮沸繰
返しによる接着力試験を実施し第1表の結果を得た。
は組成物水溶液のpua、sの場合)により製造された
合板について、普通合板の日本農林規格に定める煮沸繰
返しによる接着力試験を実施し第1表の結果を得た。
第 1 表
なお、表中平均接着力(kg / cボ)は、合板試験
片を沸とう水中に4時間浸漬した後、6o±3℃の温度
で20時間乾燥し、更に沸とう水中で4時間浸漬し、こ
れを室温の水中にさめるまで浸漬し、濡れたままの状態
で試験片の両端をつかみ、両端の方向に毎分600 k
g以下の荷重速度で引張り、その破壊時における最大荷
重を測定した値である。
片を沸とう水中に4時間浸漬した後、6o±3℃の温度
で20時間乾燥し、更に沸とう水中で4時間浸漬し、こ
れを室温の水中にさめるまで浸漬し、濡れたままの状態
で試験片の両端をつかみ、両端の方向に毎分600 k
g以下の荷重速度で引張り、その破壊時における最大荷
重を測定した値である。
又、−類合板としての合否の判定結果は、単板の樹種に
よって異なるが、ラワンの場合平均接着カフ kg /
cnt以上の場合合格とされる。
よって異なるが、ラワンの場合平均接着カフ kg /
cnt以上の場合合格とされる。
第1表の結果から明らかなように、組成物溶液のpHが
8以下の場合は合板の接着力は殆ど低下せず、日本農林
規格に定める一類合板として合格するが、pHが8を超
えるときは比較例1及び5にみられるように合板の接着
力は著しく低下することが判かる。
8以下の場合は合板の接着力は殆ど低下せず、日本農林
規格に定める一類合板として合格するが、pHが8を超
えるときは比較例1及び5にみられるように合板の接着
力は著しく低下することが判かる。
試験例2
実施例1〜3、比較例1〜5により製造された合板につ
いて、JISA9302 (1976) ″木材防腐
剤の防腐効力試験方・法”に準じて防腐効力値を測定し
第2表の結果を得た。
いて、JISA9302 (1976) ″木材防腐
剤の防腐効力試験方・法”に準じて防腐効力値を測定し
第2表の結果を得た。
第 2 表
なお、表中の数値は同JIS規格に定める防腐効力値(
%)で、耐候操作の回数別毎に供試菌について抗菌操作
を行なった後の試験体の重量減少率から次式で算出した
値である。
%)で、耐候操作の回数別毎に供試菌について抗菌操作
を行なった後の試験体の重量減少率から次式で算出した
値である。
なお、JISA9201 (1967)”木材防腐剤
の性能基準”によれば、木材防腐剤の防腐効力値が、耐
候操作0回および10回について、供試菌オオウズラタ
ケによって求められた効力値90以上、カワラタケによ
って求められた効力値80以上であれば合格とされてい
る。
の性能基準”によれば、木材防腐剤の防腐効力値が、耐
候操作0回および10回について、供試菌オオウズラタ
ケによって求められた効力値90以上、カワラタケによ
って求められた効力値80以上であれば合格とされてい
る。
第2表の結果から明らかなように、比較例の組成物溶液
で処理し製造された合板は、何れの供試菌についてもそ
の多くは100以下であるのに対して、実施例の組成物
溶液で処理し製造された本発明の合板はいずれの供試菌
によっても防腐効力値が100を示し、防腐効力が優れ
ている。
で処理し製造された合板は、何れの供試菌についてもそ
の多くは100以下であるのに対して、実施例の組成物
溶液で処理し製造された本発明の合板はいずれの供試菌
によっても防腐効力値が100を示し、防腐効力が優れ
ている。
又、耐候操作0回と10とを比軟すると、比較例の組成
物溶液で処理し製造された合板は、10回の耐候操作に
よりいずれの場合も大巾に防腐効力値が低下し、薬剤成
分の流説が著しいことを示しているが、本発明によって
製造された合板は10回の耐候操作によってもその防腐
効力値に変化がなく、組成物成分の滲透性及び耐流脱性
が著しくすぐれていることが判る。
物溶液で処理し製造された合板は、10回の耐候操作に
よりいずれの場合も大巾に防腐効力値が低下し、薬剤成
分の流説が著しいことを示しているが、本発明によって
製造された合板は10回の耐候操作によってもその防腐
効力値に変化がなく、組成物成分の滲透性及び耐流脱性
が著しくすぐれていることが判る。
以上詳細に説明したように、本発明の製造方法によれば
木材成形品の接着強度に全く悪影響を及ぼすことなく防
腐効力値が優れ、しかも木材内部への1ξ透性が良く耐
流脱性に冨む木材成形品が得られる利点がある。又、本
発明で使用さる組成物は金属に対する防腐性や加熱に対
する安定性が大で、製造中に火災を起すような危険性も
ない。
木材成形品の接着強度に全く悪影響を及ぼすことなく防
腐効力値が優れ、しかも木材内部への1ξ透性が良く耐
流脱性に冨む木材成形品が得られる利点がある。又、本
発明で使用さる組成物は金属に対する防腐性や加熱に対
する安定性が大で、製造中に火災を起すような危険性も
ない。
Claims (2)
- (1)原木を単板、木片等に裁断し、次いで接着等の工
程を経て木材成形品を製造する方法において、裁断され
た前記単板、木片等を予め脂肪族第4級アンモニウム化
合物及びほう素化合物を含有するpH8〜3の組成物溶
液で処理することを特徴とする木材成形品の製造方法。 - (2)木材成形品が単板を接着して得られる合板である
特許請求の範囲第1項記載の木材成形品の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17824084A JPS6157306A (ja) | 1984-08-29 | 1984-08-29 | 木材成形品の製造方法 |
NZ21327485A NZ213274A (en) | 1984-08-29 | 1985-08-28 | Processing composite wood material using quarternary aliphatic ammonium compound and boron compound |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17824084A JPS6157306A (ja) | 1984-08-29 | 1984-08-29 | 木材成形品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6157306A true JPS6157306A (ja) | 1986-03-24 |
JPH0410841B2 JPH0410841B2 (ja) | 1992-02-26 |
Family
ID=16045041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17824084A Granted JPS6157306A (ja) | 1984-08-29 | 1984-08-29 | 木材成形品の製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6157306A (ja) |
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1984
- 1984-08-29 JP JP17824084A patent/JPS6157306A/ja active Granted
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1985
- 1985-08-28 NZ NZ21327485A patent/NZ213274A/xx unknown
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Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH0410841B2 (ja) | 1992-02-26 |
NZ213274A (en) | 1988-06-30 |
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