JPH01192501A - 木質板の変色防止剤及び変色防止方法 - Google Patents

木質板の変色防止剤及び変色防止方法

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JPH01192501A
JPH01192501A JP1836888A JP1836888A JPH01192501A JP H01192501 A JPH01192501 A JP H01192501A JP 1836888 A JP1836888 A JP 1836888A JP 1836888 A JP1836888 A JP 1836888A JP H01192501 A JPH01192501 A JP H01192501A
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JP
Japan
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discoloration
ligneous
chelate
sheet
water
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Pending
Application number
JP1836888A
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English (en)
Inventor
Koichi Nishinaka
幸市 西中
Eiji Yoshinari
吉成 英二
Hironari Andou
安藤 浩然
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は木質板(特に好適にはつき板)の変色防止剤及
び変色防止方法に関する。
(従来の技術) 近年、建築材料・家具材料として木質材料の良さが児直
避れており、木材不足に対処する為VC″)き板製品の
割合が急増している。
しかしながら、例えば桐材のつき板製品は、梅雨時のよ
うだ高温高湿度の条件下では、つき板表面が桃色〜紫色
だ変色し、著しく外観を損ねる場合が多かった。
従来、つき板の変色防止策としては、小割りした原木を
改ケ月間要して天日乾燥する方法、水もしくはM熱水に
浸漬して水可溶成分を抽出する方法、或いは水酸化ナト
リクム水溶液等の薬液に浸漬して変色成分を抽出する方
法等が試みられていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら上述の従来の手段では、多大の工数を要す
るにも拘わらず、つき板の変色が、一般に故%以上、梅
雨時には10敗%という高い割合で発生するとhう問題
点があった。
本発明は、従来の手段に比してより簡便で且つよりi実
に変色を防止し得る、木質板の変色防止剤及び変色防止
方法を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 定発明者等の知見によれば、上述のつき板の変色は、大
気が高湿度になるに伴ってツキ板中の水分濃度が上昇し
、鉄イオンを主とする金属イオンとつき板中のタンニン
類(タンニンやタンニン酸’l)及びリグニン等の7工
ノール性成分とが反応して有色化合物を生成することだ
起因すると推察される。本発明はこのような知見を基に
して完成された。
即ち本発明の木質板の変色防止剤は、無色のキレート化
合物を生成し得るキレート剤が水に溶解もしくは分散さ
れてなることを特徴とし、本発明の木質板の変色防止方
法は、上記変色防止剤を木質板に塗布する工程を含むこ
とを特徴とし、このことにより上記目的を達成し得る。
本発明木質板の変色防止剤において用いられる無色のキ
レート化合物を生成し得るキレート剤の例としては、シ
ェフ酸、マロン酸等の二塩基酸及びその塩、好ましくは
アルカリ金属塩、アンモニクム塩、グリコール酸、酒石
酸、クエン酸等のオキシ酸及びその塩、好ましくけアル
カリ金帽しアンモニクム塩等が挙げられる。
これらのキレート剤は金属イオンと反応して無色のキレ
ート化合物を生成し得るものであるから、後述するよう
だ1例えば、木質板表面にキレート剤液を塗布すると、
木質板中の金属イオンが該キレート剤との反応に消費さ
れるため、タンニン類やリグニン等の7工ノール性成分
との反応が抑制されて変色が防止きれると推定される。
尚本発明において無色のキレート化合物とは、極めて薄
い有色のキレート化合物をも含むものとする。
キレート剤は、一種もしくは二種以上が水に溶解もしく
は分散されて一般に濃度1〜70重量%、好ましくVi
1〜40重量%の変色防止剤として用いられる。
変色防止剤には更に漂白剤を添加するのが交話 色防止測を高める上で好ましい。漂白剤の例としては、
過酸化水素、過酸化す) IJクム、次亜塩素酸カリタ
ム、次亜塩素酸ナトリクム等の酸化漂白剤、ピロ亜硫酸
カリクム、アスコルビン 。
陵、エリソルビン酸等の還元漂白剤が挙げられる。
本発明木質板の変色防止剤を使用する場合は、りき板等
の木質板に変色防止剤を塗布するのが作業性の点で最も
好ましいが、吹付けや浸漬等の方法を採用することも可
能である。つき板は原木をそのままスライスして得られ
た高含水率のものでもよく、熱論、天日乾燥したものや
熱水処理したものでもよい。
又、上記漂白剤は本発明変色防止剤に混合して用いても
よく、或いは変色防止方法よる木質板の処理の前もしく
は後K(好ましくは前に)、塗布・吹付け・浸漬等を行
ってもよい。
変色防止剤の木質板への塗布量は、木質板の処理状況(
含水率の高低、熱水処理の有無等)や漂白剤の使用・不
使用等により異なるが、変色防止剤に含まれるキレート
剤が(L4〜10y/−となる量が用いられる。
本発明変色防止剤は特に桐材のつき板に好適に用いられ
るが、ミズナラ、オニグルミ、スギ、ベイマツ、ブナ、
イタヤ等、つき板全般について適用可能であり、また、
より厚い木質板に用いることも可能である。
(実施例) 以下単に%とあるのは重量%を表わす。
実施例1 桐原木を、特に乾燥もしくけ熱水処理することなく、そ
のままスライスして得た厚味0.25鱈の単板(含水率
200%以上)と、厚味5fiのベニヤ合板とを接着剤
塗布量110y/m’。
プレス温度110℃、圧力5に9/dの条件で30秒間
圧着して貼り合わせた。接着剤は、尿素・メラミン樹脂
の蒸発残分50%品(準無臭タイプ)10重量部とSB
Rラテックス蒸発伐分50%品10重量部と水7重量部
との混合品を用いた。
一方、水100重社部にグリコール酸20重量部を溶解
・分散して変色防止剤を調製し、これを上記貼り合わせ
品の単板側表面に229/EJ塗布した。その直後に5
0℃オープン中で1分問乾燥し表面状急良好な貼り合せ
品を得た。
同様にして30mX30αの貼合せ品を合計20枚作歇
し、40℃、相対温度90%の恒温恒湿槽中に24時間
放置した後に取り出して変色の有無を目視した。結果は
fjIJ1表の通りであった。
実施例2 桐原木を、特に乾燥もしくFi熱水処理することなく、
そのままスライスして得た厚味α25鱈の単板(含水率
20096以上)と、厚味5ffのベニヤ合板とを接着
剤塗布量1109 /rrI。
プレス温度105℃、圧力5Kg/dの条件で60秒間
圧着して貼り合わせた。接着剤は、尿素樹脂の蒸発残分
5096品(準無臭クイズ)100重量部とポリ酢酸ビ
ニルエマルジョン40%品20重量部と小麦粉20重:
!isと水1oTxlk部との混合品を用いた。
一方、水100重量部と過酸化水素水3596水溶液2
0重量部とを混合して漂白剤を調整し、これを上記貼り
合わせ品の単板側表面に22y/rr/塗布した。その
直後に50℃オープン中で1分間乾燥し、更に、水10
0重量部中にクエン酸ナトリクム40重量部が溶解され
てなる変色防止剤を上記塗布面に229/rrl塗布し
50℃オープン中で乾燥し表面状恵良好な貼り合わせ品
を得た。
同様にして305+X30a1の貼合せ品を合計20枚
作成し、40℃、相対温度9096の恒温恒湿槽中に2
4時間放置した後に取り出して変色の有無を目視した。
結果は笈1麦の通りであった。
実施例3 尿素樹脂を10重量部用いる以外Vi実施例2と同様に
して厚味1:i!5mの楕単板と厚味5Mのベニヤ合板
との貼合せ品を得た。
一方、水100重量部と過酸化水素水35%水溶液20
重量部とシェフ酸ナトリクム3096水溶液20重量部
とを混合して変色防止剤を調整し、これを上記貼り合わ
せ品の単板側表面ば227/rrl塗布した。その直後
に50℃オープン中で1分間乾燥し表面状思良好な貼り
合せ品を得た。
同様にして30 (s X 30 cmの貼合せ品を合
計20枚作成し、40℃、相対温度90%の恒温恒湿槽
中に24時間放置した後に取り出して変色の有無を目視
した。結果V′i第1表の通りであったり 実施例4 実施例1と全く同様にして厚味125mの桐単板と厚味
5鵡のベニヤ合板との貼合せ品を得た。
一方、水100重量部に対して過酸化水素水35%水溶
液20重量部、次亜塩素酸ナトIJクム粉3重量部及び
酒石酸ナトリクム30%水溶液20重量部を混合して変
色防止剤を調製し、これを上記貼り合わせ品の単板側表
面に22y/ff1′塗布した。その直後に50℃オー
プン中で1分間乾燥し表面状急良好な貼り合せ品を得た
同様にして303 X 30 cxの貼合せ品を合計2
0枚作戊し、40’C,相対易度90%の恒温恒湿槽中
に24時間放置した後に取り出して変色の有無を目視し
た。結果は第1表の通りであった。
実施例5 温水中でアク抜きし、高周波乾燥機にて乾燥した厚@α
25N(含水率1s96)の桐単板と厚味5ffのベニ
ヤ合板(含水率12%)とを、蒸発成分45%の酢酸ビ
ニル接着剤塗布量1002/−、プレス温度110℃、
圧力5輝/dの条件で20秒間圧着して貼り合わせた。
一方、水100重量部に対して過酸化水素水35%水溶
液20重量部、次亜塩素酸ナトリクム粉3重量部、クエ
ン酸ナトリクム3o96水溶液10重量部を混合して変
色防止剤を調製し、これを上記貼シ合わせ品の単板側表
面Vc22y/扉塗布した。その直後に50”Cオープ
ン中で1分同乾燥し表面状急良好な貼り合せ品を得た。
同様にして301×3ooIIの貼合せ品を合計20枚
作成し、40”C1相対経度90%の恒温恒湿槽中に2
4時間放置した後に取り出して変色の有無を目視した。
結果は第1表の通りであった0 比較例1及び2 実施例3と全く同様にして厚味CL25mの桐単板と厚
味5回のベニヤ合板との貼合せ品を得た(比較例1)。
実施例5で用いた桐単板を用いる以外は実施′例3と同
様にしてベニヤ合板との貼合せ品を得た(比較例2)。
両者共変色防止剤は全く用いなかった。
同様にして30 alX 30 傷の貼合せ品を夫々合
計20枚作成し、40℃、相対軽度90%の恒温恒涯槽
中に24時間放置した後に取り出して変色の有無を目視
した。結果は第1表の通りであった。
(以下余白) 第1表 *×:桐単板20枚の全ての略全面に変色が生じた。
Δニー見したところ判らないが凝視すると数枚に淡い変
色が生じていた。
0:20枚金工について変色は認められなかった。
(発明の効果)   ′ 本発明木質板の変色防止剤は、無色のキレート化合物を
生成し得るキレート剤が水に溶解もしくけ分散されてな
るので、熱水処理等を施こさなh原木から得られた木質
板であっても、変色防止剤の塗布もしくは吹付けにより
、又#i変色防止剤中に木質板を浸漬することKより、
容易且つa!実に、高温高温下の木質板の変色を防止す
ることができる。
本発明木質板の変色防止方法は、上記変色防止剤を木質
板に塗布する工程を含むものであるので、原木の状組で
混熱水処理や薬液処理、天日乾燥等を行う従来の変色防
止法に比較すると、極めて作業性が良く1故が小さくて
済む利点を有する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、無色のキレート化合物を生成し得るキレート剤が水
    に溶解もしくは分散されてなることを特徴とする木質板
    の変色防止剤。 2、無色のキレート化合物を生成し得るキレート剤が水
    に溶解もしくは分散されてなる木質板の変色防止剤を木
    質板に塗布する工程を含むことを特徴とする木質板の変
    色防止方法。
JP1836888A 1988-01-28 1988-01-28 木質板の変色防止剤及び変色防止方法 Pending JPH01192501A (ja)

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