JPS63315205A - 繊維板及びその製造方法 - Google Patents

繊維板及びその製造方法

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JPS63315205A
JPS63315205A JP15300787A JP15300787A JPS63315205A JP S63315205 A JPS63315205 A JP S63315205A JP 15300787 A JP15300787 A JP 15300787A JP 15300787 A JP15300787 A JP 15300787A JP S63315205 A JPS63315205 A JP S63315205A
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JP
Japan
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repellent
harmful insect
ceiling
wood fibers
fiberboard
Prior art date
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Pending
Application number
JP15300787A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Mochizuki
明 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Noda Plywood Mfg Co Ltd
Original Assignee
Noda Plywood Mfg Co Ltd
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Publication date
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  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は繊維板及びその製造方法に関し、特に害虫忌避
効果を有する新規な繊維板及びその製造方法に関する。
〈従来技術〉 従来の繊維板は、一般に、木材チップを解繊装置に投入
して解繊と同時に接着剤の添加・塗布を行い、得られた
木質繊維をフォーミング装置に風送して任意厚の繊維マ
ットとした後、圧締接着して製造されるものである。
このようにして得られた繊維板は、床、壁、天井等の内
装板の下地材として用いられなり、その表面に柄模様印
刷、着色塗装、化粧シート貼り、突板貼り、エンボス模
様加工等の任意化粧を施して床材、壁材、天井材、家具
用材等として用いられる。或いはまた、小幅に裁断し、
溝加工、モールディング加工、■カット折曲げ加工等の
任意加工を施し、若しくはその表面に任意化粧を施して
、幅木、別線、開口枠等の造作材としても用いられてい
る。
一方、従来から家屋の床材として、合板、繊維板、パー
ティクルボード等を床下地材として用い、その上にカー
ペットやジュークン等を敷設したものが汎用されてきた
が、カーペラ1〜やジュータンが一般に生活害虫、特に
ダニ類の温床となり、子供のぜん息の発生原因となる等
社会問題となった。
そのため、近年木質系床材が見直され、広範囲で使用さ
れるに至っている。この木質系床材として、例えば、上
記したように、適宜表面加工若しくは化粧を施した繊維
板も用いられている。
このような木質系床材において、床下からの湿気による
かびの発生を防止するためにその裏面側に防かび剤を塗
布したり、ヒラタキクイムシ、キクイムシ等の林業害虫
による被害を防止するためにその裏面側に防虫剤を塗布
する工夫がなされている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、従来の木質系床材は、上述したような林
業害虫に対する考慮は一部においてなされていたものの
、ダニ類、ノミ、ゴキブリ、蚊等の生活害虫に対しては
何等処理されていないものであった。
これら生活害虫に対する防虫剤は種々開発され市販され
ている。防虫剤(害虫忌避剤)は一般に虫よけスプレー
として用いられ、この防虫剤を床材表面に散布して害虫
忌避効果をもならずことができるが、その有効成分が直
ちに大気中に揮発放散されてしまい、所期の害虫忌避効
果を長期間に互って持続させることがてきないという欠
点を有していた。また、このような防虫スプレーは、子
供等が誤って多量に体内に吸引してしまう危険もあり、
安全性の観点からも問題がある。
また、捕虫器を用いて害虫を捕ることは、事後処理が面
倒てあり且つ多大な不快感を伴うのみならず、台所用家
具等の隅や奥等の事後処理が困難な箇所に取り残された
害虫の死骸が新たなかびの発生源となったり、害虫を更
に繁殖させる等の問題を呈していた。
く問題点を解決するための手段〉 従って本発明は上記従来技術における問題点を解決する
ために創案されたものであって、木質繊維に害虫忌避剤
が含浸されて成ることを特徴とする繊維板である。
また本発明はかかる繊維板を製造する方法をも提供する
ものであって、即ち、木材チップを解繊して得られる木
質繊維に害虫忌避剤を含浸すると共に接着剤を塗布した
後、得られた処理木質繊維を72−ミンクして繊維マッ
トとし、該繊維マットを圧締接着することを特徴とする
繊維板の製造方法である。
〈発明の構成の説明〉 本発明による繊維板は木質繊維に害虫忌避剤が含浸され
て成ることを特徴とし、これは下記の工程を経て製造さ
れる。
まず、針葉樹材、広葉樹材等の木材チップを解繊装置に
投入して解繊し、木質繊維を得る。
この木質繊維に害虫忌避剤を含浸せしめるには、例えば
次のようにして行う。
(イ)解繊装置において解繊すると同時に、害虫忌避剤
及び接着剤を添加して、これらを木質繊維に塗布含浸せ
しめることによって、処理木質繊維を得る。
(ロ)解繊装置において解繊すると同時に、害虫忌避剤
を木質繊維に塗布含浸する。次いてこの木質繊維を風送
して混合装置に投入し、この混合装置において接着剤の
添加を行い、かくして害虫忌避剤が含浸され且つ接着剤
の塗布された処理木質繊維を得る。
(ハ)解繊装置において解繊すると同時に、害虫忌避剤
を木質繊維に塗布含浸する。次いてこの木質繊維を風送
工程に荘送するが、この風送工程のダクト内にて接着剤
を散布して浮遊する木質繊維に該接着剤を塗布して、処
理木質繊維を得る。
(ニ)解繊装置において解繊された木質繊維を風送によ
り混合装置に投入し、この混合装置において害虫忌避剤
及び接着剤を添加し、木質繊維に塗布含浸ぜしめて、処
理木質繊維を得る。
(ポ)解繊装置において解繊された木質繊維を風送によ
り第1の混合装置に投入する。この第1の混合装置にお
いて木質繊維に害虫忌避剤を添加して塗布含浸せしめる
。次いで第2の混合装置に投入し、ここで接着剤の添加
を行う。かくして処理木質繊維を得る。
(へ)解繊装置において解繊された木質繊維を風送によ
り混合装置に投入する。風送工程のダクト内にて害虫忌
避剤を散布して浮遊する木質繊維に害虫忌避剤を塗布含
浸ぜしめ、次いて混合装置において接着剤を添加して、
処理木質繊維を得る。
(ト)解繊装置において解繊された木質繊維を風送工程
に移送するが、この風送工程のダクト内にて害虫忌避剤
及び接着剤を塗布して浮遊する木質繊維に塗布含浸せし
めて、処理木質繊維を得る。
得られた処理木質繊維は、ダクト内を風送してフォーミ
ング装置に投入し、任意厚の連続マツ1〜状に成形する
次いで、得られたマット状ファイバーを仮圧締し、必要
に応じて定寸法に仮裁断して、仮圧締ボードを成形する
仮圧締ボードは、次いで圧締装置に挿入し、熱圧或いは
冷圧によって繊維板とする。連続圧締の場合は、この後
、定寸法に裁断する。
本発明に用いる害虫忌避剤としては、本発明者による実
験の結果、下記i造より成る1〜ルアミド系害虫忌避剤
が最適であることが判明した。
例えは、fヒ学名N、N−ジエチル−m−1〜ルアミド
てあって、商品名アニンセンC−EM、アニンセンC−
140(いずれも大和化学工業株式会社)及び商品名レ
ッパーDET (吉富製薬株式会社)等の製品が、本発
明における害虫忌避剤として適切に用いられる。
上記工程によって製造される本発明の繊維板は、床、壁
、天井等の下地材として、或いはその表面に模様印刷、
化粧シート貼り、突板貼り等任意化粧を施した化粧繊維
板として、用いられる。
天井の下地材、或いは化粧を施して天井材として用いれ
ば、生活害虫が外部から天井裏に、また天井裏から室内
に侵入することを有効に防止することができ、更に天井
裏での生活害虫の発生・繁殖をも防止することができる
また、生活害虫の外部から縁の下への侵入、縁の下から
室内への侵入、及び縁の下での発生 繁殖を防止するに
は、本発明の繊維板を床下地材として、或いは化粧床材
として用いればよい。
本発明の繊維板を壁面の下地材または壁材として用いる
ことにより、生活害虫が外壁材と内壁材の間に侵入し、
壁間から室内に侵入し、或いは壁間での発生及び繁殖を
防止することができる。
これらの複合的効果として、部屋の天井、床、壁の全て
に、本発明によって害虫忌避剤が含浸された繊維板を用
いて施工することによって、該部屋の室内は生活害虫の
侵入、発生及び繁殖から完全に隔離遮断され、部屋内ひ
いては軍全体の清潔さを保持することができる。
特に台所のようにゴキブリ等の生活害虫が集まりやすい
箇所においては、その部屋全部の内装をかかる本発明の
繊維板を用いて施工することが好ましい。応接室や客間
等の部屋においては床材に本発明の繊維板を用いれば、
概ね満足すべき害虫忌避効果が得られるであろう。
また、本発明の繊維板は、幅木、廻り縁、開口枠のよう
な造作部材に用いることによっても、生活害虫の室内へ
の侵入を有効に防止することができる。更に、キッチン
家具等の板材として用いれば、隅部暗所を移動する習性
を持つゴキフリに対して特に有効な忌避効果を持たぜる
ことがてきる。
〈発明の効果〉 本発明によれば、内部に均一に害虫忌避剤が含浸されて
成る繊維板が得られ、これを床、壁、天井等に用いて施
工することにより、ノミ、ダニ、ゴキブリ等の生活害虫
に対する忌避効果を得ることができ、清潔環境下での生
活を送ることができる。繊維板内部に含浸された該忌避
剤は大気中に徐々に揮発拡散されるのて、安全性が高く
、且つ忌避効果を長期間持続することができる。また、
本発明による繊維板は、基本的に既存の製造設備を用い
て製造することがてきるため、容易且つ経済的である。
特許出願人  野田合板株式会社 代理人 弁理士  東 原 史 土 間    同    竹  1) 吉  部−11=

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)木質繊維に害虫忌避剤が含浸されて成ることを特
    徴とする繊維板。
  2. (2)上記害虫忌避剤が下記構造より成るトルアミド系
    害虫忌避剤であることを特徴とする、特許請求の範囲第
    1項記載の繊維板。 ▲数式、化学式、表等があります▼(但しR_1、R_
    2:H、CH_3、C_2H_5、C_3H_7、C_
    4H_9、C_5H_1_1、C_6H_1_3、C_
    7H_1_5、C_8H_1_7、C_9H_1_9、
    C_1_0H_2_1)
  3. (3)木材チップを解繊して得られる木質繊維に害虫忌
    避剤を含浸すると共に接着剤を塗布し、得られた処理木
    質繊維をフォーミングして繊維マットとし、該繊維マッ
    トを圧締接着することを特徴とする、繊維板の製造方法
  4. (4)上記害虫忌避剤が下記構造より成るトルアミド系
    害虫忌避剤であることを特徴とする、特許請求の範囲第
    3項に記載の繊維板の製造方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼(但しR_1、R_
    2:H、CH_3、C_2H_5、C_3H_7、C_
    4H_9、C_5H_1_1、C_6H_1_3、C_
    7H_1_5、C_8H_1_7、C_9H_1_9、
    C_1_0H_2_1)
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006297890A (ja) * 2005-03-24 2006-11-02 Sekisui Chem Co Ltd 木質系複合材料およびその製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56115206A (en) * 1980-02-15 1981-09-10 Yoshitomi Pharmaceutical Protective agent for damage due to eating by limnoria japonica richardson
JPS6157306A (ja) * 1984-08-29 1986-03-24 住友林業株式会社 木材成形品の製造方法

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