JPS6155153B2 - - Google Patents
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- JPS6155153B2 JPS6155153B2 JP53086676A JP8667678A JPS6155153B2 JP S6155153 B2 JPS6155153 B2 JP S6155153B2 JP 53086676 A JP53086676 A JP 53086676A JP 8667678 A JP8667678 A JP 8667678A JP S6155153 B2 JPS6155153 B2 JP S6155153B2
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H7/00—Controlling article feeding, separating, pile-advancing, or associated apparatus, to take account of incorrect feeding, absence of articles, or presence of faulty articles
- B65H7/02—Controlling article feeding, separating, pile-advancing, or associated apparatus, to take account of incorrect feeding, absence of articles, or presence of faulty articles by feelers or detectors
- B65H7/06—Controlling article feeding, separating, pile-advancing, or associated apparatus, to take account of incorrect feeding, absence of articles, or presence of faulty articles by feelers or detectors responsive to presence of faulty articles or incorrect separation or feed
- B65H7/12—Controlling article feeding, separating, pile-advancing, or associated apparatus, to take account of incorrect feeding, absence of articles, or presence of faulty articles by feelers or detectors responsive to presence of faulty articles or incorrect separation or feed responsive to double feed or separation
- B65H7/125—Controlling article feeding, separating, pile-advancing, or associated apparatus, to take account of incorrect feeding, absence of articles, or presence of faulty articles by feelers or detectors responsive to presence of faulty articles or incorrect separation or feed responsive to double feed or separation sensing the double feed or separation without contacting the articles
-
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- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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- B65H2553/40—Sensing or detecting means using optical, e.g. photographic, elements
- B65H2553/41—Photoelectric detectors
Landscapes
- Controlling Sheets Or Webs (AREA)
- Inspection Of Paper Currency And Valuable Securities (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、自動銀行装置において積重ねられ
た紙幣供給部から紙幣受けまでの給送経路中にお
いて長手方向に一時に1枚ずつ送られる一連の紙
幣において、どの紙幣位置においても、2枚以上
の重なつた紙幣の存在を検出すると共に、引出し
および預け入れ可能な紙幣検出、引出しかつ預け
入れ機構を備えた自動銀行装置に関するものであ
る。
た紙幣供給部から紙幣受けまでの給送経路中にお
いて長手方向に一時に1枚ずつ送られる一連の紙
幣において、どの紙幣位置においても、2枚以上
の重なつた紙幣の存在を検出すると共に、引出し
および預け入れ可能な紙幣検出、引出しかつ預け
入れ機構を備えた自動銀行装置に関するものであ
る。
更に詳細には、本発明は、その給送経路中にお
いて移動する紙幣の厚みを測定し、各々の紙幣の
測定される部分のほぼ全長に沿つて、その測定値
を時間平均して、移動中の一連の紙幣のどの紙幣
位置についても、平均厚みを指示し、2枚以上の
重なつた紙幣が存在していることを表わす信号を
発生させるようにした自動銀行装置に関する。
いて移動する紙幣の厚みを測定し、各々の紙幣の
測定される部分のほぼ全長に沿つて、その測定値
を時間平均して、移動中の一連の紙幣のどの紙幣
位置についても、平均厚みを指示し、2枚以上の
重なつた紙幣が存在していることを表わす信号を
発生させるようにした自動銀行装置に関する。
更に具体的にいうと、本発明は、紙幣の厚みの
測定を機械的に、あるいは光電センサ装置を介し
て行い、2枚以上の重なつた紙幣(以下重なつた
紙幣あるいは重なり紙幣という)の発生を表わす
信号を発生させるようにした紙幣検出装置を有す
る自動銀行装置に関するものである。
測定を機械的に、あるいは光電センサ装置を介し
て行い、2枚以上の重なつた紙幣(以下重なつた
紙幣あるいは重なり紙幣という)の発生を表わす
信号を発生させるようにした紙幣検出装置を有す
る自動銀行装置に関するものである。
紙幣または書類の計数、それらの重なり合つた
関係の検出、あるいは紙幣の任意の位置での重な
り紙幣の存在の検出を目的として、その給送経路
に沿つて1枚ずつ連続的に送られる紙幣その他の
書類の特性を検出するようにした各種の装置が従
来から知られている。
関係の検出、あるいは紙幣の任意の位置での重な
り紙幣の存在の検出を目的として、その給送経路
に沿つて1枚ずつ連続的に送られる紙幣その他の
書類の特性を検出するようにした各種の装置が従
来から知られている。
バネ負荷されたレバー、ロール型スイツチ、光
電センサその他の装置がこれらの目的に使用され
ている。これらの紙幣計数装置あるいは現金引出
装置は米国特許第3077983号、同第3168644号、同
第3578315号、同第3760158号、同第3767080号、
同第3937453号、同第3675816号および同第
3731961号に記載されている。これらの既知の装
置は検出される状態の存在を表わす信号をほとん
ど瞬時的に発生させる。給送される一連の紙幣の
場合には、1枚の紙幣の厚みを表わす値よりも多
く光電センサの光線が減衰した時直ちに重なり紙
幣の存在を表わす信号がトリガされる。
電センサその他の装置がこれらの目的に使用され
ている。これらの紙幣計数装置あるいは現金引出
装置は米国特許第3077983号、同第3168644号、同
第3578315号、同第3760158号、同第3767080号、
同第3937453号、同第3675816号および同第
3731961号に記載されている。これらの既知の装
置は検出される状態の存在を表わす信号をほとん
ど瞬時的に発生させる。給送される一連の紙幣の
場合には、1枚の紙幣の厚みを表わす値よりも多
く光電センサの光線が減衰した時直ちに重なり紙
幣の存在を表わす信号がトリガされる。
この信号は実際に重なり紙幣が存在していなく
とも、センサによる感知が行われる紙幣領域に沿
つて紙幣の汚れ、インクのしみその他の暗い個
所、紙幣の折畳まれた個所あるいは小さな厚い個
所がどこかに存在することによつてトリガされう
る。実際に従来の検出装置は紙幣が引出される機
構について使用するには過度に敏感であつたと言
える。
とも、センサによる感知が行われる紙幣領域に沿
つて紙幣の汚れ、インクのしみその他の暗い個
所、紙幣の折畳まれた個所あるいは小さな厚い個
所がどこかに存在することによつてトリガされう
る。実際に従来の検出装置は紙幣が引出される機
構について使用するには過度に敏感であつたと言
える。
実際に重なり紙幣が存在していなくても紙幣の
色彩、陰影および厚みの変化によつて光電センサ
がトリガされることがあるので、同一の額面につ
いて多数の色彩が使用される各国の通貨を自動銀
行装置において効率よく容易に管理または出し入
れし、色彩および厚みが異なるため透明度が一定
でない書類を取扱う場合、従来の検出装置では十
分に解決できない多くの問題が発生する。
色彩、陰影および厚みの変化によつて光電センサ
がトリガされることがあるので、同一の額面につ
いて多数の色彩が使用される各国の通貨を自動銀
行装置において効率よく容易に管理または出し入
れし、色彩および厚みが異なるため透明度が一定
でない書類を取扱う場合、従来の検出装置では十
分に解決できない多くの問題が発生する。
同様の問題は自動銀行装置において新しい紙幣
と使い古した紙幣とをいつしよに取扱う場合にも
発生する。即ち使い古した紙幣のある種の特性は
新しい紙幣の同種の特性と相違していることがあ
り、任意の検出装置の調節状態について新旧紙幣
で異なる検出信号が生ずる。
と使い古した紙幣とをいつしよに取扱う場合にも
発生する。即ち使い古した紙幣のある種の特性は
新しい紙幣の同種の特性と相違していることがあ
り、任意の検出装置の調節状態について新旧紙幣
で異なる検出信号が生ずる。
従来の重なり紙幣の検出装置においては紙幣の
1点について検出が行われ、その点で紙幣の厚み
が大きいとその紙幣は重なり紙幣として拒絶され
る。
1点について検出が行われ、その点で紙幣の厚み
が大きいとその紙幣は重なり紙幣として拒絶され
る。
従つて紙幣がそれから引出される紙幣供給部に
おいて新しい紙幣と使い古した紙幣とを混ぜるこ
とができ、紙幣の色彩や明度の変化、通常の紙幣
の厚みより局所的に大きな紙幣の部分などによつ
て影響されることがなく、従来の検出装置におい
て経験された上述の欠点のない自動銀行装置にお
ける重なり紙幣の検出装置が要望されている。
おいて新しい紙幣と使い古した紙幣とを混ぜるこ
とができ、紙幣の色彩や明度の変化、通常の紙幣
の厚みより局所的に大きな紙幣の部分などによつ
て影響されることがなく、従来の検出装置におい
て経験された上述の欠点のない自動銀行装置にお
ける重なり紙幣の検出装置が要望されている。
本発明の一目的は、紙幣の供給部から顧客に対
する紙幣受けまでの給送経路上において1枚ずつ
送られる一連の紙幣について、該給送経路を通つ
て移動する間に連続的に厚みについて測定される
紙幣のほぼ全長にわたつて各々の紙幣の厚みを時
間平均することによつて、任意の紙幣位置におい
て重なり紙幣の存在を検出すると共に紙幣引出機
構を具えた自動銀行装置を提供することにある。
する紙幣受けまでの給送経路上において1枚ずつ
送られる一連の紙幣について、該給送経路を通つ
て移動する間に連続的に厚みについて測定される
紙幣のほぼ全長にわたつて各々の紙幣の厚みを時
間平均することによつて、任意の紙幣位置におい
て重なり紙幣の存在を検出すると共に紙幣引出機
構を具えた自動銀行装置を提供することにある。
本発明の別の目的は、通常の紙幣の厚みを所定
量だけ超過する時間平均された紙幣厚み測定値を
利用して重なり紙幣の存在を通報し、顧客に対す
る紙幣受けに供給される前にその重なり紙幣を拒
絶するようにした上述の自動銀行装置を提供する
ことにある。
量だけ超過する時間平均された紙幣厚み測定値を
利用して重なり紙幣の存在を通報し、顧客に対す
る紙幣受けに供給される前にその重なり紙幣を拒
絶するようにした上述の自動銀行装置を提供する
ことにある。
本発明の更に別の目的は、新しい紙幣と使い古
した紙幣とのランダムな混合を含みうる紙幣供給
部からその給送経路あるいは移動経路上において
1枚ずつ送られる紙幣について重なり紙幣の検出
を迅速に効率よく行いうるようにした自動銀行装
置を提供することにある。
した紙幣とのランダムな混合を含みうる紙幣供給
部からその給送経路あるいは移動経路上において
1枚ずつ送られる紙幣について重なり紙幣の検出
を迅速に効率よく行いうるようにした自動銀行装
置を提供することにある。
本発明の更に別の目的は、通常の重なり紙幣即
ち1枚の紙幣の上面に他の紙幣の下面が付着した
2枚の紙幣の関係になくとも偶発的に端面あるい
は側面どうしが突当つているかまたはわずかに重
なつている2枚以上の紙幣を重なり紙幣として検
出し拒絶しうるようにした自動銀行装置を提供す
ることにある。
ち1枚の紙幣の上面に他の紙幣の下面が付着した
2枚の紙幣の関係になくとも偶発的に端面あるい
は側面どうしが突当つているかまたはわずかに重
なつている2枚以上の紙幣を重なり紙幣として検
出し拒絶しうるようにした自動銀行装置を提供す
ることにある。
本発明の更に別の目的は、その給送経路上にお
いて給送される紙幣が1枚ずつ長さ方向に給送さ
れる場合にも1枚ずつ幅方向に送られる場合にも
所期の目的に効率よく作動するようにした自動銀
行装置を提供することにある。
いて給送される紙幣が1枚ずつ長さ方向に給送さ
れる場合にも1枚ずつ幅方向に送られる場合にも
所期の目的に効率よく作動するようにした自動銀
行装置を提供することにある。
本発明の更に別の目的は、駆動される搬送ロー
ル手段によつて厚み測定部を経て紙幣を駆動され
る可逆型の可撓ベルトコンベア装置に搬送し、そ
のベルトコンベア装置が顧客への紙幣受けに紙幣
を搬送するかまたは検出された重なつた紙幣をそ
の給送経路から拒絶するようにした自動銀行装置
を提供することにある。
ル手段によつて厚み測定部を経て紙幣を駆動され
る可逆型の可撓ベルトコンベア装置に搬送し、そ
のベルトコンベア装置が顧客への紙幣受けに紙幣
を搬送するかまたは検出された重なつた紙幣をそ
の給送経路から拒絶するようにした自動銀行装置
を提供することにある。
本発明の更に別の目的は、可撓ベルトコンベア
装置が自動銀行装置への預け入れの搬送手段とし
ても用いられるようにした自動銀行装置を提供す
ることにある。
装置が自動銀行装置への預け入れの搬送手段とし
ても用いられるようにした自動銀行装置を提供す
ることにある。
本発明の更に別の目的は、厚み測定部を経て連
続的に移動する各々の紙幣の厚みを連続的に測定
するための機械的あるいは光電検出装置を有する
自動銀行装置を提供することにある。
続的に移動する各々の紙幣の厚みを連続的に測定
するための機械的あるいは光電検出装置を有する
自動銀行装置を提供することにある。
本発明の更に別の目的は、通常の紙幣厚みの1/
17〜1/7の変化を高信頼度で効率よく検出する検
出装置を備えた自動銀行装置をすることにある。
17〜1/7の変化を高信頼度で効率よく検出する検
出装置を備えた自動銀行装置をすることにある。
本発明の更に別の目的は、積重ねた紙幣供給部
またはそのためのコンテナから1枚ずつ送られる
紙幣を受けいれうるようにした自動銀行装置を提
供することにある。
またはそのためのコンテナから1枚ずつ送られる
紙幣を受けいれうるようにした自動銀行装置を提
供することにある。
本発明の更に別の目的は、任意の紙幣供給源か
ら1枚ずつ紙幣を取出して検出装置に1枚ずつ給
送する適宜のピツクアツプ機構から紙幣を受けい
れるようにした自動銀行装置を提供することにあ
る。
ら1枚ずつ紙幣を取出して検出装置に1枚ずつ給
送する適宜のピツクアツプ機構から紙幣を受けい
れるようにした自動銀行装置を提供することにあ
る。
本発明の更に別の目的は、検出された重なり紙
幣をベルトコンベア装置から拒絶紙幣コンテナに
排出し、該拒絶紙幣コンテナは紙幣引出機構から
取外しできるようにした自動銀行装置を提供する
ことにある。
幣をベルトコンベア装置から拒絶紙幣コンテナに
排出し、該拒絶紙幣コンテナは紙幣引出機構から
取外しできるようにした自動銀行装置を提供する
ことにある。
本発明の更に別の目的は、色彩の種類または厚
みが異なる各国の紙幣を受けいれて外国の紙幣に
しばしば見られるそれらの色彩、色彩の陰影およ
び厚みの変化と無関係に重なり紙幣を検出しうる
ようにした自動銀行装置を提供することにある。
みが異なる各国の紙幣を受けいれて外国の紙幣に
しばしば見られるそれらの色彩、色彩の陰影およ
び厚みの変化と無関係に重なり紙幣を検出しうる
ようにした自動銀行装置を提供することにある。
本発明の更に別の目的は、従来の自動銀行装置
の紙幣引出し機構において存在していた問題が解
決され従来の要望がみたされるようにした上記の
種類の検出装置を備えた自動銀行装置を提供する
ことにある。
の紙幣引出し機構において存在していた問題が解
決され従来の要望がみたされるようにした上記の
種類の検出装置を備えた自動銀行装置を提供する
ことにある。
本発明のこれらの目的およびその他の目的は、
紙幣の形状の通貨が保護された状態に保たれた供
給部から要求された量だけ顧客への紙幣受けから
引出されるようにした本発明による自動銀行装置
に設けられる紙幣引出し機構のおよび紙幣検出装
置によつて達成されるものであり、本発明による
自動銀行装置は次の装置あるいは機構を組合わせ
て具えている。
紙幣の形状の通貨が保護された状態に保たれた供
給部から要求された量だけ顧客への紙幣受けから
引出されるようにした本発明による自動銀行装置
に設けられる紙幣引出し機構のおよび紙幣検出装
置によつて達成されるものであり、本発明による
自動銀行装置は次の装置あるいは機構を組合わせ
て具えている。
一度に1枚ずつ積重ね供給部から紙幣を取出す
ピツクアツプ機構により供給された紙幣を受けい
れる駆動される搬送ロール装置。
ピツクアツプ機構により供給された紙幣を受けい
れる駆動される搬送ロール装置。
紙幣厚み測定ロール装置。このロール装置は、
第1と第2の隔置された軸と、それらの軸に取付
けた隔置された対向ロール対と、第1と第2のス
イツチ装置とを有する。少くとも第1の軸は好ま
しくは回転可能に駆動され、隔置された支持手段
上に支承され、撓曲に対し強度をもつように大き
な直径を有し、第2の軸は隔置された軸上に好ま
しくは回転不可能に取付けされ、軸の撓曲を許す
ように小さな直径を有する。隔置された対向ロー
ル対は、第1の軸に回動可能に取付けた第1およ
び第2のロールと、第2の軸に取付けた第3およ
び第4のロールとを含み、該第2の軸はわずかに
撓曲して第3と第4のロールを第1および第2の
ロールと相対的転動接触に保持する。第3と第4
のロールは好ましくは第2の軸上に軸受装置を介
して支承され、第2の軸の撓曲は互いに接触する
第1と第3のロールおよび第2と第4のロールの
間を紙幣がその給送経路上に移動する際に該第2
の軸の可撓性により増大して、ロール間に搬送さ
れる紙幣のロールかみこみ点での厚みに等しい距
離だけ該第1および第2のロールから離れる方向
に半径方向に第3および第4のロールを移動させ
る。第1と第2のスイツチ装置は第3および第4
のロールと作動的に接触し、第1のスイツチ装置
は計数スイツチ、第2のスイツチ装置は重なり紙
幣検出スイツチである。
第1と第2の隔置された軸と、それらの軸に取付
けた隔置された対向ロール対と、第1と第2のス
イツチ装置とを有する。少くとも第1の軸は好ま
しくは回転可能に駆動され、隔置された支持手段
上に支承され、撓曲に対し強度をもつように大き
な直径を有し、第2の軸は隔置された軸上に好ま
しくは回転不可能に取付けされ、軸の撓曲を許す
ように小さな直径を有する。隔置された対向ロー
ル対は、第1の軸に回動可能に取付けた第1およ
び第2のロールと、第2の軸に取付けた第3およ
び第4のロールとを含み、該第2の軸はわずかに
撓曲して第3と第4のロールを第1および第2の
ロールと相対的転動接触に保持する。第3と第4
のロールは好ましくは第2の軸上に軸受装置を介
して支承され、第2の軸の撓曲は互いに接触する
第1と第3のロールおよび第2と第4のロールの
間を紙幣がその給送経路上に移動する際に該第2
の軸の可撓性により増大して、ロール間に搬送さ
れる紙幣のロールかみこみ点での厚みに等しい距
離だけ該第1および第2のロールから離れる方向
に半径方向に第3および第4のロールを移動させ
る。第1と第2のスイツチ装置は第3および第4
のロールと作動的に接触し、第1のスイツチ装置
は計数スイツチ、第2のスイツチ装置は重なり紙
幣検出スイツチである。
可逆型の駆動される可撓ベルトコンベア装置。
可撓ベルトコンベア装置は引出端即ち放出端と拒
絶端とを有する平らなプレート装置を含み、該プ
レート装置は上記第1〜第4のロールから上方に
隔置された位置においてその両端の間にゲート入
口スロツトを有する。
可撓ベルトコンベア装置は引出端即ち放出端と拒
絶端とを有する平らなプレート装置を含み、該プ
レート装置は上記第1〜第4のロールから上方に
隔置された位置においてその両端の間にゲート入
口スロツトを有する。
第1〜第4のロールから上記入口スロツトまで
延長し該入口スロツトを通常閉ざす各別の案内部
材を含む案内装置。それらの案内部材は紙幣がそ
の間をそれに沿つて移動することにより相互から
分離される。
延長し該入口スロツトを通常閉ざす各別の案内部
材を含む案内装置。それらの案内部材は紙幣がそ
の間をそれに沿つて移動することにより相互から
分離される。
1対の隔置されたベルト支持ロールの回りに掛
けられた上記プレート装置上方の可撓性の無端ベ
ルト。ベルト支持ロールはプレート装置の放出端
と拒絶端とに隣接して設けてあり、少くとも一方
のベルト支持ロールには可逆型の駆動モータ装置
が作動的に連結されている。
けられた上記プレート装置上方の可撓性の無端ベ
ルト。ベルト支持ロールはプレート装置の放出端
と拒絶端とに隣接して設けてあり、少くとも一方
のベルト支持ロールには可逆型の駆動モータ装置
が作動的に連結されている。
ベルト支持ロールの間において無端ベルト内面
と係合するバツクアツププレート装置。バツクア
ツププレート装置は無端ベルトの作業走行部をプ
レート装置に紙幣搬送接触関係に保持し、案内装
置からゲート入口スロツトを経て作業走行部の下
方の位置に到来する紙幣を通常の前方への移動経
路上においてプレート装置の放出端の方に搬送
し、無端ベルトとプレート装置の間のかみこみ点
から顧客への紙幣受けに紙幣を搬送する。無端ベ
ルトはその駆動が逆転された時、作業走行部とプ
レート装置との間に位置した紙幣を前方への移動
経路と逆の方向に、ゲート入口スロツトを経て、
プレート装置の拒絶端に近接して位置した紙幣拒
絶コンテナに搬送する。重なり紙幣を検出する検
出スイツチはロール対を通つて送られる各々の紙
幣の移動方向に測定されたほぼ全長にわたりその
厚みを連続的に測定する。
と係合するバツクアツププレート装置。バツクア
ツププレート装置は無端ベルトの作業走行部をプ
レート装置に紙幣搬送接触関係に保持し、案内装
置からゲート入口スロツトを経て作業走行部の下
方の位置に到来する紙幣を通常の前方への移動経
路上においてプレート装置の放出端の方に搬送
し、無端ベルトとプレート装置の間のかみこみ点
から顧客への紙幣受けに紙幣を搬送する。無端ベ
ルトはその駆動が逆転された時、作業走行部とプ
レート装置との間に位置した紙幣を前方への移動
経路と逆の方向に、ゲート入口スロツトを経て、
プレート装置の拒絶端に近接して位置した紙幣拒
絶コンテナに搬送する。重なり紙幣を検出する検
出スイツチはロール対を通つて送られる各々の紙
幣の移動方向に測定されたほぼ全長にわたりその
厚みを連続的に測定する。
検出スイツチに接続した回路装置。この回路装
置は各々の紙幣の測定される全長にわたつて得ら
れた測定値を時間平均して1個の平均された紙幣
厚み測定値を生成する。該回路装置はその他にも
所定の値と、上記平均された紙幣厚み測定値とを
比較して、該所定の値よりも該平均された紙幣厚
み測定値が大きい場合に重なり検出信号を生成す
ると共に、上記重なり検出信号の生成と同時にベ
ルトコンベア装置の作動を逆転させる。
置は各々の紙幣の測定される全長にわたつて得ら
れた測定値を時間平均して1個の平均された紙幣
厚み測定値を生成する。該回路装置はその他にも
所定の値と、上記平均された紙幣厚み測定値とを
比較して、該所定の値よりも該平均された紙幣厚
み測定値が大きい場合に重なり検出信号を生成す
ると共に、上記重なり検出信号の生成と同時にベ
ルトコンベア装置の作動を逆転させる。
次に本発明の好適な実施例について詳細に説明
する。
する。
本発明による自動銀行装置の基本的な特徴は、
紙幣の供給部から紙幣が顧客への紙幣受け部まで
給送経路上において送られる際に給送方向に測定
した紙幣の実質的に全部の長さにわたつて、各々
の紙幣の厚みを測定し、厚みの測定中に各々の紙
幣の測定される長さにわたつてなされた測定を時
間平均することにより、紙幣の厚みの集積された
または平均された測定値を形成し、所定の値と、
上記集積または平均された測定値とを比較し、後
者の値が前者の値より大な場合に重なり紙幣の存
在を表わす信号を発生させ、その信号を用いて、
重なり紙幣が顧客への紙幣受け部に到達する前に
給送経路から重なり紙幣を拒絶するようにしてい
る。
紙幣の供給部から紙幣が顧客への紙幣受け部まで
給送経路上において送られる際に給送方向に測定
した紙幣の実質的に全部の長さにわたつて、各々
の紙幣の厚みを測定し、厚みの測定中に各々の紙
幣の測定される長さにわたつてなされた測定を時
間平均することにより、紙幣の厚みの集積された
または平均された測定値を形成し、所定の値と、
上記集積または平均された測定値とを比較し、後
者の値が前者の値より大な場合に重なり紙幣の存
在を表わす信号を発生させ、その信号を用いて、
重なり紙幣が顧客への紙幣受け部に到達する前に
給送経路から重なり紙幣を拒絶するようにしてい
る。
本発明の各実施例において、2枚の紙幣が端縁
どうしまたは側縁どうしを突き合わされた状態ま
たは多少重なり合つた状態で測定領域を通過した
場合には、1枚の紙幣の長さまたは幅以上にわた
つて時間平均が行われるので、1枚の紙幣が次の
紙幣の上面に連なつた関係にある通常の重なり紙
幣ではないのに、それらの紙幣を拒絶する信号が
出される。しかしこのような突合わせまたは部分
的に重ね合わされた紙幣も本明細書では「重なつ
た紙幣」または「重なり紙幣」の中に含めてい
る。
どうしまたは側縁どうしを突き合わされた状態ま
たは多少重なり合つた状態で測定領域を通過した
場合には、1枚の紙幣の長さまたは幅以上にわた
つて時間平均が行われるので、1枚の紙幣が次の
紙幣の上面に連なつた関係にある通常の重なり紙
幣ではないのに、それらの紙幣を拒絶する信号が
出される。しかしこのような突合わせまたは部分
的に重ね合わされた紙幣も本明細書では「重なつ
た紙幣」または「重なり紙幣」の中に含めてい
る。
各々の紙幣の厚み測定は上述したように実質的
に各々の紙幣の全長にわたつて、即ち長さ方向に
行われる。ここで「長さ方向」とは平均厚みを定
める態様を意味し、長手方向に紙幣を送る必要が
あることを意味しない。紙幣が給送方向と交差す
る方向に延長した状態で給送経路上を送られるこ
とがあり、その場合には連続的な厚み測定は紙幣
の横幅方向に行われる。
に各々の紙幣の全長にわたつて、即ち長さ方向に
行われる。ここで「長さ方向」とは平均厚みを定
める態様を意味し、長手方向に紙幣を送る必要が
あることを意味しない。紙幣が給送方向と交差す
る方向に延長した状態で給送経路上を送られるこ
とがあり、その場合には連続的な厚み測定は紙幣
の横幅方向に行われる。
紙幣を1枚ずつ横幅方向に送ると自動銀行装置
の幅が大きくなるので、1枚ずつ長さ方向に送る
方が有利である。自動銀行装置の幅は、異なる額
面の紙幣の各々の供給源から2種以上の額面の紙
幣を並べて引出す場合には更に増大する。該銀行
装置の幅は最小にすることが望ましいので長さ方
向の給送が有利である。
の幅が大きくなるので、1枚ずつ長さ方向に送る
方が有利である。自動銀行装置の幅は、異なる額
面の紙幣の各々の供給源から2種以上の額面の紙
幣を並べて引出す場合には更に増大する。該銀行
装置の幅は最小にすることが望ましいので長さ方
向の給送が有利である。
従来の重なり紙幣検出装置においては、紙幣の
厚み測定あるいは検出に際して、紙幣の給送方向
の両端部約10%は分視していたが、その理由は、
使い古された紙幣が端部にすり切れた部分または
小さな重なり部分を有することがあり、それらの
部分は正確な厚み測定の基準とすべきではないか
らである。
厚み測定あるいは検出に際して、紙幣の給送方向
の両端部約10%は分視していたが、その理由は、
使い古された紙幣が端部にすり切れた部分または
小さな重なり部分を有することがあり、それらの
部分は正確な厚み測定の基準とすべきではないか
らである。
この理由から、本発明によれば、連続的な厚み
測定は、紙幣の給送方向に測定された紙幣の中心
部の少くとも約80%にわたつて行われる。この80
%の領域は本明細書において「給送方向に測定さ
れた紙幣の実質的に全部の長さ」と表現されてい
る。
測定は、紙幣の給送方向に測定された紙幣の中心
部の少くとも約80%にわたつて行われる。この80
%の領域は本明細書において「給送方向に測定さ
れた紙幣の実質的に全部の長さ」と表現されてい
る。
本明細書の説明は各々の額面の紙幣についての
各々の引出ラインについてなされている。2種ま
たはそれ以上の異なる額面の紙幣が引出される場
合、各々の額面の紙幣について1つの引出ライン
または引出機構が存在する。各々の引出ラインに
ついて一度に1枚ずつの紙幣が送られる。各々引
出ラインは自動銀行装置の構成および作用を簡略
にするため並べて配置するのが有利である。従つ
て軸および駆動装置のような部材はすべての引出
ラインについて共通に用いられている。
各々の引出ラインについてなされている。2種ま
たはそれ以上の異なる額面の紙幣が引出される場
合、各々の額面の紙幣について1つの引出ライン
または引出機構が存在する。各々の引出ラインに
ついて一度に1枚ずつの紙幣が送られる。各々引
出ラインは自動銀行装置の構成および作用を簡略
にするため並べて配置するのが有利である。従つ
て軸および駆動装置のような部材はすべての引出
ラインについて共通に用いられている。
コードカードが銀行の顧客により提示されるの
に応答して通貨を引出しするための典型的な自動
銀行装置1は第3図に概略的に図示されている。
該銀行装置1は顧客がコードカードをスロツト2
に提示あるいは挿入した時、附勢される。コード
カードは、それが正当なカードでありそのユーザ
ーが正当なユーザーであることを確かめるため
に、銀行装置1に内蔵あるいは電気的に接続され
ているカード読出し装置その他の装置によつて検
認される。
に応答して通貨を引出しするための典型的な自動
銀行装置1は第3図に概略的に図示されている。
該銀行装置1は顧客がコードカードをスロツト2
に提示あるいは挿入した時、附勢される。コード
カードは、それが正当なカードでありそのユーザ
ーが正当なユーザーであることを確かめるため
に、銀行装置1に内蔵あるいは電気的に接続され
ているカード読出し装置その他の装置によつて検
認される。
コードカードおよび顧客の検認が終了すると、
指示パネル4により顧客に示される指示に従つて
けん盤3への顧客による入力操作が行われる。入
力される事項には、顧客が引出そうとする通貨の
額および顧客が預金を希望していることなどが含
まれる。
指示パネル4により顧客に示される指示に従つて
けん盤3への顧客による入力操作が行われる。入
力される事項には、顧客が引出そうとする通貨の
額および顧客が預金を希望していることなどが含
まれる。
預金は預金額を入れた封筒を預け入れスロツト
5に投入することによつて行われる。通貨の引出
しは該銀行装置1中の機構から、顧客への紙幣受
け6に供給される。取引の記録または領収書はあ
る場合には領収スロツト7から顧客に発行され
る。カード提示スロツト2、けん盤3、指示パネ
ル4(TVスクリーンであつてもよい)、預け入れ
スロツト5、紙幣受け6および領収スロツト7は
引きこんだ位置にあるダツシユボード8に形成す
るかまたはそれにより支持させるのが便利であ
る。
5に投入することによつて行われる。通貨の引出
しは該銀行装置1中の機構から、顧客への紙幣受
け6に供給される。取引の記録または領収書はあ
る場合には領収スロツト7から顧客に発行され
る。カード提示スロツト2、けん盤3、指示パネ
ル4(TVスクリーンであつてもよい)、預け入れ
スロツト5、紙幣受け6および領収スロツト7は
引きこんだ位置にあるダツシユボード8に形成す
るかまたはそれにより支持させるのが便利であ
る。
現金引出しおよび預け入れ用の各種の要素は一
般に第1,2図に概略的に図示されている。これ
らの要素には紙幣供給用の紙幣供給コンテナ(紙
幣供給部)9が含まれる。紙幣は該コンテナ9中
に保護された状態で収容された新しい紙幣または
使い古した紙幣のランダムな堆積であつてよい。
コンテナ9は1977年1月21日に出願された米国特
許第761288号に開示されている接触指示型の封止
された現金引出コンテナであつても、積上げた紙
幣を収容するための他の種類のコンテナであつて
もよい。
般に第1,2図に概略的に図示されている。これ
らの要素には紙幣供給用の紙幣供給コンテナ(紙
幣供給部)9が含まれる。紙幣は該コンテナ9中
に保護された状態で収容された新しい紙幣または
使い古した紙幣のランダムな堆積であつてよい。
コンテナ9は1977年1月21日に出願された米国特
許第761288号に開示されている接触指示型の封止
された現金引出コンテナであつても、積上げた紙
幣を収容するための他の種類のコンテナであつて
もよい。
自動銀行装置1において例えば10ドルと1ドル
または20ドルと5ドルといつた2種の額面の通貨
を引出すことがしばしば必要になる。この要求を
みたすため第2図に示すように2つの紙幣供給コ
ンテナ9,9aが用いられる。コンテナ9,9a
は図示のように並べて設置するのが有利である。
しかし異なる額面の通貨についてどんな所望数の
コンテナ例えば1ないし3個または4個のコンテ
ナを自動銀行装置1においてコンテナ9,9aに
ついて図示したように並べて設置することもでき
る。
または20ドルと5ドルといつた2種の額面の通貨
を引出すことがしばしば必要になる。この要求を
みたすため第2図に示すように2つの紙幣供給コ
ンテナ9,9aが用いられる。コンテナ9,9a
は図示のように並べて設置するのが有利である。
しかし異なる額面の通貨についてどんな所望数の
コンテナ例えば1ないし3個または4個のコンテ
ナを自動銀行装置1においてコンテナ9,9aに
ついて図示したように並べて設置することもでき
る。
自動銀行装置において預け入れ用の各種の要素
を設けることがしばしば必要になる。このような
預け入れ用の要素10は第3図の預け入れスロツ
ト5と連通している。コンテナ9,9aと預け入
れ部10とをこのように並べて設置することには
後述するように特別の共働上の利点がある。
を設けることがしばしば必要になる。このような
預け入れ用の要素10は第3図の預け入れスロツ
ト5と連通している。コンテナ9,9aと預け入
れ部10とをこのように並べて設置することには
後述するように特別の共働上の利点がある。
各々のコンテナ9,9aはそれぞれのピツクア
ツプ機構11,11aを有する(第1,2図)。
紙幣のたい積から一度に1枚ずつ捨い上げてそれ
を1枚ずつ自動銀行装置1の他の要素に給送する
ためのどんな種類のピツクアツプ機構を使用して
も差支えない。
ツプ機構11,11aを有する(第1,2図)。
紙幣のたい積から一度に1枚ずつ捨い上げてそれ
を1枚ずつ自動銀行装置1の他の要素に給送する
ためのどんな種類のピツクアツプ機構を使用して
も差支えない。
本発明の自動銀行装置における紙幣の重なりを
検出する検出装置は重なつた紙幣を自動的に拒絶
するように作動する。拒絶された紙幣を受けいれ
るための拒絶紙幣コンテナ15は第1図に一般的
に図示されているが、第2図には図面を明瞭にす
るため図示されていない。
検出する検出装置は重なつた紙幣を自動的に拒絶
するように作動する。拒絶された紙幣を受けいれ
るための拒絶紙幣コンテナ15は第1図に一般的
に図示されているが、第2図には図面を明瞭にす
るため図示されていない。
本発明の第1実施例による検出装置12は、第
1図および第2図に示すように、紙幣厚み測定装
置13と、可逆的に駆動される可撓ベルトコンベ
ア装置14とを具えている。
1図および第2図に示すように、紙幣厚み測定装
置13と、可逆的に駆動される可撓ベルトコンベ
ア装置14とを具えている。
第1図から第15図までに示した本発明の各実
施例において厚み測定装置13は対ロールおよび
その対ロールの間を通過する紙幣の厚みを連続的
に測定するためのスイツチ装置を具えている。こ
れらの装置は第4〜6図に詳細に図示されてい
る。
施例において厚み測定装置13は対ロールおよび
その対ロールの間を通過する紙幣の厚みを連続的
に測定するためのスイツチ装置を具えている。こ
れらの装置は第4〜6図に詳細に図示されてい
る。
厚み測定装置13はピツクアツプ機構11―1
1aのハウジング(ピツクアツプハウジング)の
側壁18,19に取付けた軸16,17を具えて
いる。
1aのハウジング(ピツクアツプハウジング)の
側壁18,19に取付けた軸16,17を具えて
いる。
第7図において軸16はピツクアツプ機構コン
ベアロール駆動軸21と同期して回転するように
軸受20に両端において回動されている。ロール
軸21は軸16,17の下方に位置され、やはり
ピツクアツプ機構11,11aのハウジングに枢
支されている。
ベアロール駆動軸21と同期して回転するように
軸受20に両端において回動されている。ロール
軸21は軸16,17の下方に位置され、やはり
ピツクアツプ機構11,11aのハウジングに枢
支されている。
軸16は撓曲強度を有するように大きな直径を
有し、軸17は撓曲を許すように小さな直径を有
する。軸17は側壁18,19の末端支持部材2
2に回転不可能に取付けられていると共に、後述
する目的のためその両端の中間において支持部材
23上に支持されている。
有し、軸17は撓曲を許すように小さな直径を有
する。軸17は側壁18,19の末端支持部材2
2に回転不可能に取付けられていると共に、後述
する目的のためその両端の中間において支持部材
23上に支持されている。
軸16は側壁18の近くに1対の隔置されたロ
ール24,25を有し、側壁19の近くに別の1
対の隔置されたロール26,27を有する。1対
の隔置されたロール24a,25aは側壁18と
支持部材23との間に伸長する軸17の軸部分1
7aに取付けられている。別の1対の隔置された
ロール26a,27aは軸17の軸部分17bに
取付けられている。
ール24,25を有し、側壁19の近くに別の1
対の隔置されたロール26,27を有する。1対
の隔置されたロール24a,25aは側壁18と
支持部材23との間に伸長する軸17の軸部分1
7aに取付けられている。別の1対の隔置された
ロール26a,27aは軸17の軸部分17bに
取付けられている。
ロール24a,25a,26a,27aは、軸
部分17a,17b上に支承された円形の外形を
有する耐摩軸受を好ましくは具えている。ロール
24a,25aはそれぞれロール24,25と通
常はころがり接触し、紙幣供給コンテナ9および
ピツクアツプ機構11について使用される。同様
にロール26a,27aはそれぞれロール26,
27と通常はころがり接触し、上記供給コンテナ
9aおよびピツクアツプ機構11aについて使用
される。
部分17a,17b上に支承された円形の外形を
有する耐摩軸受を好ましくは具えている。ロール
24a,25aはそれぞれロール24,25と通
常はころがり接触し、紙幣供給コンテナ9および
ピツクアツプ機構11について使用される。同様
にロール26a,27aはそれぞれロール26,
27と通常はころがり接触し、上記供給コンテナ
9aおよびピツクアツプ機構11aについて使用
される。
1対ずつ隔置され互いに接触するロール24,
25,24a,25aは、前記紙幣供給コンテナ
9からの紙幣B(第5図および第8図参照)がそ
の間を通過する2対の測定ロールを形成する。ロ
ール26,27,26a,27aも上記供給コン
テナ9aについて同様に使用される。
25,24a,25aは、前記紙幣供給コンテナ
9からの紙幣B(第5図および第8図参照)がそ
の間を通過する2対の測定ロールを形成する。ロ
ール26,27,26a,27aも上記供給コン
テナ9aについて同様に使用される。
軸部分17aのための固定された支持部材2
2,23は、各部を組立ててロール24a,25
aを軸16上のロール24,25とそれぞれ接触
させた時に軸17aが第7図に実線により示すよ
うにわずかに撓曲するように軸16の軸線に対し
て位置している。第7図において軸部分17aの
実線に近接している1点鎖線は、軸17がまつす
ぐで上述の取付けによる撓曲圧力を受けなかつた
とした時の軸部分17aの理論的な輪郭線を表わ
している。
2,23は、各部を組立ててロール24a,25
aを軸16上のロール24,25とそれぞれ接触
させた時に軸17aが第7図に実線により示すよ
うにわずかに撓曲するように軸16の軸線に対し
て位置している。第7図において軸部分17aの
実線に近接している1点鎖線は、軸17がまつす
ぐで上述の取付けによる撓曲圧力を受けなかつた
とした時の軸部分17aの理論的な輪郭線を表わ
している。
ピツクアツプ機構11から検出装置12を通る
紙幣の運動経路は、多少の可撓性を有するように
好ましくは成形プラスチツク製とした分離可能な
案内部材28,29を含む案内装置によつて限定
される。案内部材28はその両端に耳状突起3
0,31を有し、耳状突起30,31はネジ32
により側壁18,19にそれぞれ固定され、案内
部材28を相対的に固定された位置に保持する。
紙幣の運動経路は、多少の可撓性を有するように
好ましくは成形プラスチツク製とした分離可能な
案内部材28,29を含む案内装置によつて限定
される。案内部材28はその両端に耳状突起3
0,31を有し、耳状突起30,31はネジ32
により側壁18,19にそれぞれ固定され、案内
部材28を相対的に固定された位置に保持する。
長方形の耳状突起33は固定された案内部材2
8の下部から下方に突出し(第13図参照)、丸
形のポケツト34を具えている。ニードル状のロ
ール35はポケツト336と接触している。駆動
軸21はニード状のローラ35に回動可能に取付
けられ、駆動軸21により支持したゴム製の駆動
ローラ35に押付けられるゴム製の駆動ローラ3
6を介して紙幣Bに駆動係合を与えることにより
紙幣Bをピツクアツプ機構11から測定装置13
の方に給送する検出装置12の送り軸として作用
する(第5図参照)。
8の下部から下方に突出し(第13図参照)、丸
形のポケツト34を具えている。ニードル状のロ
ール35はポケツト336と接触している。駆動
軸21はニード状のローラ35に回動可能に取付
けられ、駆動軸21により支持したゴム製の駆動
ローラ35に押付けられるゴム製の駆動ローラ3
6を介して紙幣Bに駆動係合を与えることにより
紙幣Bをピツクアツプ機構11から測定装置13
の方に給送する検出装置12の送り軸として作用
する(第5図参照)。
案内装置の他の案内部材29はピツクアツプハ
ウジングによつて支持させた軸37に取付けてあ
り、案内部材29の下方部分39を固定位置に支
持するため駆動軸21にスナツプ式に係合するキ
ー溝部分38を有する。案内部材29の上方部分
40は上方部分40の運動の回動点として作用す
る領域41の回りに下方部分39に関して撓むよ
うに移動し得る。
ウジングによつて支持させた軸37に取付けてあ
り、案内部材29の下方部分39を固定位置に支
持するため駆動軸21にスナツプ式に係合するキ
ー溝部分38を有する。案内部材29の上方部分
40は上方部分40の運動の回動点として作用す
る領域41の回りに下方部分39に関して撓むよ
うに移動し得る。
各々の紙幣給送ラインについて1対のゴム製の
駆動ロール36があり、1個の駆動ロール36は
各々のニードル状のロール35と対向している。
ニードル状のロール35は、はくバネ42により
駆動ロール36に圧着している。はくバネ42の
下端はロール35を駆動ロール36の方に押して
いる。
駆動ロール36があり、1個の駆動ロール36は
各々のニードル状のロール35と対向している。
ニードル状のロール35は、はくバネ42により
駆動ロール36に圧着している。はくバネ42の
下端はロール35を駆動ロール36の方に押して
いる。
軸16,21は上述したように同期的に駆動さ
れ、第4図および第5図に示した矢印の方向に回
動し、駆動ロール36とニードル状のロール35
の間およびロール24,24aまたはロール2
5,25aの間のその運動経路において、案内部
材28,29の間を通つてベルトコンベア装置1
4の方に搬送される。紙幣は案内部材28,29
の間を通る上方へのコンベア送り運動(第5図参
照)の間に案内部材29の上方部分40を図示の
ように案内部材28から引離す。この引離しは、
ピツクアツプハウジングおよび上方部分40の上
端の耳状突起44に連結したバネ43のきわめて
わずかなけん引力に抗して、ピボツト(回動)点
41の回りの上方部分40の回動および案内部材
29の可撓性に基づいて行われる。
れ、第4図および第5図に示した矢印の方向に回
動し、駆動ロール36とニードル状のロール35
の間およびロール24,24aまたはロール2
5,25aの間のその運動経路において、案内部
材28,29の間を通つてベルトコンベア装置1
4の方に搬送される。紙幣は案内部材28,29
の間を通る上方へのコンベア送り運動(第5図参
照)の間に案内部材29の上方部分40を図示の
ように案内部材28から引離す。この引離しは、
ピツクアツプハウジングおよび上方部分40の上
端の耳状突起44に連結したバネ43のきわめて
わずかなけん引力に抗して、ピボツト(回動)点
41の回りの上方部分40の回動および案内部材
29の可撓性に基づいて行われる。
案内部材29の上方部分40の上端部は、案内
部材28の上端に形成した隔置された開口46中
に入りこんでいる一連の隔置されたフランジ状ま
たは櫛叉状の歯部45を具えている。(第4図参
照)紙幣Bは案内部材28,29の間に給送され
る際に歯部45と開口46が形成されている案内
部材28の彎局部分との間を通過し、これにより
上方部分40が案内部材28から引離される(第
5図参照)。
部材28の上端に形成した隔置された開口46中
に入りこんでいる一連の隔置されたフランジ状ま
たは櫛叉状の歯部45を具えている。(第4図参
照)紙幣Bは案内部材28,29の間に給送され
る際に歯部45と開口46が形成されている案内
部材28の彎局部分との間を通過し、これにより
上方部分40が案内部材28から引離される(第
5図参照)。
第11図はベルトコンベア14を取はづした状
態で、案内部材28を閉じた位置で見た図であつ
て、かつ第4図において矢印11―11の方向か
ら見た図である。
態で、案内部材28を閉じた位置で見た図であつ
て、かつ第4図において矢印11―11の方向か
ら見た図である。
第12図は、紙幣が通過している開状態の案内
部材を示したものである。
部材を示したものである。
ベルトコンベア装置14は平たんなプラテン状
になつているプレート装置あるいはプレート組立
体47を有し、そのプレート装置47は符号50
により示した個所で分割された2枚のプレート4
8,49から成つている(第4図参照)。プレー
ト49はピツクアツプ機構11,11aのハウジ
ングにより支持され、プレート48は第1図およ
び第2図に示した複数の要素のためのハウジング
51の上方に取付けられている。
になつているプレート装置あるいはプレート組立
体47を有し、そのプレート装置47は符号50
により示した個所で分割された2枚のプレート4
8,49から成つている(第4図参照)。プレー
ト49はピツクアツプ機構11,11aのハウジ
ングにより支持され、プレート48は第1図およ
び第2図に示した複数の要素のためのハウジング
51の上方に取付けられている。
プレート装置47は測定装置13から上方に隔
たつた個所にゲート入口スロツト52をその両端
の間に具えている。スロツト52はプレート4
8,49の分割点(符号50により示す)の個所
に形成されている。スロツト52は案内部材29
の歯部45および案内部材28の上端に形成した
同様の鋸歯状の突起53を受けいれるように鋸歯
状あるいは間隔を有する歯状の外形を有する。
たつた個所にゲート入口スロツト52をその両端
の間に具えている。スロツト52はプレート4
8,49の分割点(符号50により示す)の個所
に形成されている。スロツト52は案内部材29
の歯部45および案内部材28の上端に形成した
同様の鋸歯状の突起53を受けいれるように鋸歯
状あるいは間隔を有する歯状の外形を有する。
開口46およびスロツト52中の相互に嵌合す
る歯部45および突起53は、案内部材28,2
9が移動経路に沿う紙幣Bの移動により引離され
た場合(第5図参照)以外は、即ち案内装置が第
4図のように閉ざされているならば、プレート装
置47のための連続した表面を提供する。
る歯部45および突起53は、案内部材28,2
9が移動経路に沿う紙幣Bの移動により引離され
た場合(第5図参照)以外は、即ち案内装置が第
4図のように閉ざされているならば、プレート装
置47のための連続した表面を提供する。
ベルトコンベア装置14は、側部フランジ55
を有しプレート装置47の上面に沿つて延長する
ほぼ長方形のバツクアツププレート54を具えて
いる。ベルト支持ロール56は側部フランジ55
の両端においてその間に支承されている。好まし
くはゴム製の可撓性の無端ベルト57は支持ロー
ル56の回りに掛けられ、プレート装置47とバ
ツクアツププレート54の間に延長する作業走行
部を有する。
を有しプレート装置47の上面に沿つて延長する
ほぼ長方形のバツクアツププレート54を具えて
いる。ベルト支持ロール56は側部フランジ55
の両端においてその間に支承されている。好まし
くはゴム製の可撓性の無端ベルト57は支持ロー
ル56の回りに掛けられ、プレート装置47とバ
ツクアツププレート54の間に延長する作業走行
部を有する。
支持ロール56および無端ベルト57を取付け
たバツクアツププレート54は、プレート装置4
7上に載置されるが後述する目的のためにプレー
ト装置47に関し上下動可能な箱状ユニツトを形
成する。このような上下動の間の箱状ユニツトの
位置は、ボルト59により側部フランジ55に取
付けられていて該側部フランジ55から外方に突
出しているロールガイド58によつて読出され
る。ロールガイド58はハウジング51の立上り
壁部分61に形成した上方に開放したスロツト6
0中に収容される。
たバツクアツププレート54は、プレート装置4
7上に載置されるが後述する目的のためにプレー
ト装置47に関し上下動可能な箱状ユニツトを形
成する。このような上下動の間の箱状ユニツトの
位置は、ボルト59により側部フランジ55に取
付けられていて該側部フランジ55から外方に突
出しているロールガイド58によつて読出され
る。ロールガイド58はハウジング51の立上り
壁部分61に形成した上方に開放したスロツト6
0中に収容される。
無端ベルト57は後述するように反転駆動可能
であり、その作業走行部はバツクアツププレート
54によりプレート装置47の方に通常押付けら
れている。従つて案内部材28,29の間を経て
スロツトを通るように送られる紙幣Bは、プレー
ト装置47により支持され、通常は第4図の矢印
62の方向に搬送される。矢印62は案内部材2
8,29から紙幣供給受け6への移送経路上での
紙幣Bの通常移送方向を表わしている。
であり、その作業走行部はバツクアツププレート
54によりプレート装置47の方に通常押付けら
れている。従つて案内部材28,29の間を経て
スロツトを通るように送られる紙幣Bは、プレー
ト装置47により支持され、通常は第4図の矢印
62の方向に搬送される。矢印62は案内部材2
8,29から紙幣供給受け6への移送経路上での
紙幣Bの通常移送方向を表わしている。
第4図の矢印63によつて示すように無端ベル
ト57の運動方向が逆になると、プレート装置4
7上に支持された紙幣Bは、無端ベルト57によ
り矢印63の方向に、後述する検出装置12の作
用による紙幣の重なりの検出に応答して搬送され
る。矢印63の方向に無端ベルト57により搬送
された紙幣Bは、ベルトコンベアから拒絶紙幣コ
ンテナ15中に排出される。拒絶紙幣コンテナ1
5はピツクアツプ機構11,11aのハウジング
の一方の壁19a上に適当な支持装置により取外
し可能に支持されている。
ト57の運動方向が逆になると、プレート装置4
7上に支持された紙幣Bは、無端ベルト57によ
り矢印63の方向に、後述する検出装置12の作
用による紙幣の重なりの検出に応答して搬送され
る。矢印63の方向に無端ベルト57により搬送
された紙幣Bは、ベルトコンベアから拒絶紙幣コ
ンテナ15中に排出される。拒絶紙幣コンテナ1
5はピツクアツプ機構11,11aのハウジング
の一方の壁19a上に適当な支持装置により取外
し可能に支持されている。
従つてスロツト52を通つて案内部材28,2
9から送りこまれる紙幣Bは、無端ベルト57の
通常の前方への駆動中は矢印62の方向にプレー
ト放出端47aの方に作業走行部の下方において
移送される。紙幣の重なりが検出されて無端ベル
ト57の運動方向が逆になると、スロツト52の
右方の、作業走行部とプレート装置47との間に
あるすべての紙幣Bは、正常な運動方向と逆の方
向に搬送され、閉ざされているゲート入口スロツ
ト52を横切つて、プレート装置47の拒絶端4
7bの近くにある拒絶紙幣コンテナ15の方に搬
送される。
9から送りこまれる紙幣Bは、無端ベルト57の
通常の前方への駆動中は矢印62の方向にプレー
ト放出端47aの方に作業走行部の下方において
移送される。紙幣の重なりが検出されて無端ベル
ト57の運動方向が逆になると、スロツト52の
右方の、作業走行部とプレート装置47との間に
あるすべての紙幣Bは、正常な運動方向と逆の方
向に搬送され、閉ざされているゲート入口スロツ
ト52を横切つて、プレート装置47の拒絶端4
7bの近くにある拒絶紙幣コンテナ15の方に搬
送される。
ロール24〜27と接触する位置にロール24
a〜27aを保持するように軸部分17a,17
bにわずかな初期撓曲を与えることについては第
7図について説明した通りである。第8図の左側
には、ロール(測定ロール)26,27および2
6a,27aの間を1枚の紙幣Bが通過した際の
軸部分17bの通常の撓曲が、また第8図の右側
には測定ロール24,25および24a,25a
の間を2枚の重なつた紙幣Bが通過した際の軸部
分17bのより大きな撓曲がそれぞれ図示されて
いる。
a〜27aを保持するように軸部分17a,17
bにわずかな初期撓曲を与えることについては第
7図について説明した通りである。第8図の左側
には、ロール(測定ロール)26,27および2
6a,27aの間を1枚の紙幣Bが通過した際の
軸部分17bの通常の撓曲が、また第8図の右側
には測定ロール24,25および24a,25a
の間を2枚の重なつた紙幣Bが通過した際の軸部
分17bのより大きな撓曲がそれぞれ図示されて
いる。
重なり検出装置12は測定ロール24〜27お
よび24a〜27aの他にスイツチ装置64を具
えている。1個ずつのスイツチ装置64は各々の
対向するロール対24,24a;25,25a;
26,26a;27,27aと共働しそれにより
駆動される。各々のスイツチ装置64はプラグ、
ボタンまたはロール変位型のスイツチとしてよい
が、図示のロールスイツチが好適である。
よび24a〜27aの他にスイツチ装置64を具
えている。1個ずつのスイツチ装置64は各々の
対向するロール対24,24a;25,25a;
26,26a;27,27aと共働しそれにより
駆動される。各々のスイツチ装置64はプラグ、
ボタンまたはロール変位型のスイツチとしてよい
が、図示のロールスイツチが好適である。
各々のスイツチ装置64は、スイツチハウジン
グ68中に収容された開閉接点を作動させるた
め、円筒体67中において軸方向に可動のプラグ
66上に取付けられたロール65を有する。円筒
体67はU字形の取付板72の薄い可撓板部分7
1にナツト69,70により固定されている。取
付板72はピツクアツプハウジングにより支持さ
れた取付けアングル74にネジ73により取付け
られている。取付板72と取付けアングル74の
間にゴム製のパツドあるいはガスケツト75を介
在させる。可撓板部分71の上端はゴム製パツド
77の圧力に抗して調節ネジ76により取付けア
ングル74に締付けられている。
グ68中に収容された開閉接点を作動させるた
め、円筒体67中において軸方向に可動のプラグ
66上に取付けられたロール65を有する。円筒
体67はU字形の取付板72の薄い可撓板部分7
1にナツト69,70により固定されている。取
付板72はピツクアツプハウジングにより支持さ
れた取付けアングル74にネジ73により取付け
られている。取付板72と取付けアングル74の
間にゴム製のパツドあるいはガスケツト75を介
在させる。可撓板部分71の上端はゴム製パツド
77の圧力に抗して調節ネジ76により取付けア
ングル74に締付けられている。
従つていずれかの調節ネジ76を調節するとロ
ール24a〜27aに関する各々のスイツチ装置
64の相対位置が正確に調節できる。
ール24a〜27aに関する各々のスイツチ装置
64の相対位置が正確に調節できる。
取付けアングル74は4個のすべてのスイツチ
装置64の取付けに用いられる。ロール24a〜
27aに関する取付けアングル74の位置は、取
付けアングル74のスロツト80,81中のボル
ト78,79の位置を調節することによつて、厚
み測定装置13(第4図参照)に対し近づく方向
または離隔する方向に調節できる。
装置64の取付けに用いられる。ロール24a〜
27aに関する取付けアングル74の位置は、取
付けアングル74のスロツト80,81中のボル
ト78,79の位置を調節することによつて、厚
み測定装置13(第4図参照)に対し近づく方向
または離隔する方向に調節できる。
米国の通貨である紙幣Bの通常の平均厚みは
0.0035″(約0.09mm)である。紙幣の重なりを機
械的スイツチにより測定する精度は普通の厚みを
超える紙幣の厚みを測定するスイツチの感度に関
連する。スイツチ装置64はその通常位置からリ
セツト位置まで0.0002″(約0.051mm)〜
0.0005″(約0.0013mm)の範囲の差動行程範囲を
もち得る。差動行程が0.0005″(約0.0013mm)で
あれば紙幣Bの厚みの1/7の変化が測定され、差
動行程が0.0002″(約0.0051mm)のより敏感なス
イツチならば検出Bの1/17の厚みの変化が測定さ
れる。
0.0035″(約0.09mm)である。紙幣の重なりを機
械的スイツチにより測定する精度は普通の厚みを
超える紙幣の厚みを測定するスイツチの感度に関
連する。スイツチ装置64はその通常位置からリ
セツト位置まで0.0002″(約0.051mm)〜
0.0005″(約0.0013mm)の範囲の差動行程範囲を
もち得る。差動行程が0.0005″(約0.0013mm)で
あれば紙幣Bの厚みの1/7の変化が測定され、差
動行程が0.0002″(約0.0051mm)のより敏感なス
イツチならば検出Bの1/17の厚みの変化が測定さ
れる。
従つて本発明による紙幣厚みの機械的測定によ
つて、紙幣の重なりを検出する非常に限界的な制
御が可能になる。更にスイツチが最初は
0.0002″(約0.0051mm)の差動行程をもつ敏感な
スイツチであれば、差動行程特性が使用により
0.0005″(約0.0013mm)まで低下しても、紙幣B
の通常の厚みの1/7の変化を測定すなわち検出で
きることになる。
つて、紙幣の重なりを検出する非常に限界的な制
御が可能になる。更にスイツチが最初は
0.0002″(約0.0051mm)の差動行程をもつ敏感な
スイツチであれば、差動行程特性が使用により
0.0005″(約0.0013mm)まで低下しても、紙幣B
の通常の厚みの1/7の変化を測定すなわち検出で
きることになる。
更にロールスイツチ型のスイツチ装置64は例
えばホツチキスで留めた多数枚例えば10枚の紙幣
Bが検出装置を通過することによる過大行程も
有し得る。スイツチ装置64がこのような過大行
程条件に対応できるため、第6図に示した状態が
偶発的に生じても検出装置が過充填になつて破損
することはない。その場合紙幣Bはベルトコン
ベア装置14に移され、重なり紙幣として拒絶さ
れる。
えばホツチキスで留めた多数枚例えば10枚の紙幣
Bが検出装置を通過することによる過大行程も
有し得る。スイツチ装置64がこのような過大行
程条件に対応できるため、第6図に示した状態が
偶発的に生じても検出装置が過充填になつて破損
することはない。その場合紙幣Bはベルトコン
ベア装置14に移され、重なり紙幣として拒絶さ
れる。
各々のスイツチ装置64はロール対24―24
a,25―25a,26―26a,27―27a
により各別に作動する。各々の紙幣額面の配与ラ
インに2個ずつのスイツチ装置64が設けられて
いる。ロール対24,24aのスイツチ装置64
は測定中の紙幣Bの枚数を計数するために使用し
てもよい。同一の引出ラインの他方のスイツチ装
置64即ちロール対25,25aのスイツチ装置
64はその配与ラインについての重なり検出スイ
ツチである。
a,25―25a,26―26a,27―27a
により各別に作動する。各々の紙幣額面の配与ラ
インに2個ずつのスイツチ装置64が設けられて
いる。ロール対24,24aのスイツチ装置64
は測定中の紙幣Bの枚数を計数するために使用し
てもよい。同一の引出ラインの他方のスイツチ装
置64即ちロール対25,25aのスイツチ装置
64はその配与ラインについての重なり検出スイ
ツチである。
各々のスイツチ装置64は上述したように非常
に敏感な調節装置を具えておりロール間隙を1枚
または2枚以上の紙幣Bが通過する際に、通過中
の紙幣Bの厚さに従つて軸部分17a,17bの
撓曲が増大する。スイツチ装置64はスイツチ運
動の量を絶えず検出し、それにより検出装置12
を通る紙幣の厚みを絶えず測定する。
に敏感な調節装置を具えておりロール間隙を1枚
または2枚以上の紙幣Bが通過する際に、通過中
の紙幣Bの厚さに従つて軸部分17a,17bの
撓曲が増大する。スイツチ装置64はスイツチ運
動の量を絶えず検出し、それにより検出装置12
を通る紙幣の厚みを絶えず測定する。
自動銀行装置1が上述したように異なる額面の
紙幣Bの別々の供給部から異なる額面例えば2種
の額面の紙幣Bを供給するように構成されている
場合、各々の引出ラインについて1個ずつの重な
り検出装置を設けることが必要になる。第7図お
よび第8図には2つの引出ラインが図示されてお
り、各々の引出ラインについて重なり検出装置の
機能を発揮するように、軸16,17その他の要
素を共通に使用することができる。
紙幣Bの別々の供給部から異なる額面例えば2種
の額面の紙幣Bを供給するように構成されている
場合、各々の引出ラインについて1個ずつの重な
り検出装置を設けることが必要になる。第7図お
よび第8図には2つの引出ラインが図示されてお
り、各々の引出ラインについて重なり検出装置の
機能を発揮するように、軸16,17その他の要
素を共通に使用することができる。
紙幣の厚みを軸17の撓曲により機械的に測定
する場合、各々の引出ラインについて軸17が
別々の軸部分をもつようにする必要があるが、そ
のことは2つのラインについて1個の軸17を使
用し、中間支持部材23により軸17をその中点
で支持することにより行い得る。
する場合、各々の引出ラインについて軸17が
別々の軸部分をもつようにする必要があるが、そ
のことは2つのラインについて1個の軸17を使
用し、中間支持部材23により軸17をその中点
で支持することにより行い得る。
本発明の自動銀行装置1は預け入れ部10を有
する(第2図および第15図参照)。プレート装
置47と共働するベルトコンベア57は、プレー
ト装置47の放出端47aと整列した預け入れス
ロツト5(第3図参照)から投入された預け入れ
物(紙幣)を受けいれて搬送する手段として用い
られる。
する(第2図および第15図参照)。プレート装
置47と共働するベルトコンベア57は、プレー
ト装置47の放出端47aと整列した預け入れス
ロツト5(第3図参照)から投入された預け入れ
物(紙幣)を受けいれて搬送する手段として用い
られる。
プレート装置47(第2図参照)は2つの引出
ラインの検出装置12を横切つて延長していると
共に、預け入れ部10の上面上に延長している。
プレート部分47cは放出端47aから預け入れ
部10の上面上を延長し、端縁83,84を有す
る広いスロツト82を経て預け入れ物を排出す
る。預け入れ物は第15図に符号Dにより示した
ように預け入れ部10中に落下する。
ラインの検出装置12を横切つて延長していると
共に、預け入れ部10の上面上に延長している。
プレート部分47cは放出端47aから預け入れ
部10の上面上を延長し、端縁83,84を有す
る広いスロツト82を経て預け入れ物を排出す
る。預け入れ物は第15図に符号Dにより示した
ように預け入れ部10中に落下する。
通常の構成および作用の印刷機構85は、受け
入れた預け入れ物を識別するため、プレート部分
47cの下方の預け入れ部10中に配設されてい
る。預け入れ物は顧客が操作するように指示され
る預け入れ作動装置による預け入れ操作に基づく
ベルトコンベア装置14の反転によつて本銀行装
置1中に搬送される。
入れた預け入れ物を識別するため、プレート部分
47cの下方の預け入れ部10中に配設されてい
る。預け入れ物は顧客が操作するように指示され
る預け入れ作動装置による預け入れ操作に基づく
ベルトコンベア装置14の反転によつて本銀行装
置1中に搬送される。
本発明によれば、現金引出手段であるベルト5
7およびそれと共働するプレート装置47が預け
入れコンベアとしても用いられるので、現金の引
出および預け入れの両機能を有する銀行装置の構
造が著しく簡単になる。ロールガイド58および
上端が開放したスロツト60により無端ベルト5
7が上下に案内された運動を行うため、無端ベル
ト57の上昇により厚い紙幣の束Dも受けいれる
ことができる。
7およびそれと共働するプレート装置47が預け
入れコンベアとしても用いられるので、現金の引
出および預け入れの両機能を有する銀行装置の構
造が著しく簡単になる。ロールガイド58および
上端が開放したスロツト60により無端ベルト5
7が上下に案内された運動を行うため、無端ベル
ト57の上昇により厚い紙幣の束Dも受けいれる
ことができる。
検出された重なり紙幣の拒絶は上述したように
無端ベルト57の逆転による拒絶紙幣コンテナ1
5への重なり紙幣の搬送によつて行われる。拒絶
紙幣コンテナ15(第4図参照)は無端ベルト5
7から排出された拒絶紙幣を受けいれる開口86
を上端に有する5面形の箱状構造を有する。コン
テナ15は第1図、第4図および第15図に示し
たようにピツクアツプハウジングに取外し可能に
固定されている。コンテナ15は錠止装置87に
より制御され枢着88された閉止部材を具えてい
る。錠止装置87のキーはピツクアツプ機構によ
り保持されている。錠止装置87はピツカユニツ
トからコンテナ15を取外しする前に錠止されて
なければならない。
無端ベルト57の逆転による拒絶紙幣コンテナ1
5への重なり紙幣の搬送によつて行われる。拒絶
紙幣コンテナ15(第4図参照)は無端ベルト5
7から排出された拒絶紙幣を受けいれる開口86
を上端に有する5面形の箱状構造を有する。コン
テナ15は第1図、第4図および第15図に示し
たようにピツクアツプハウジングに取外し可能に
固定されている。コンテナ15は錠止装置87に
より制御され枢着88された閉止部材を具えてい
る。錠止装置87のキーはピツクアツプ機構によ
り保持されている。錠止装置87はピツカユニツ
トからコンテナ15を取外しする前に錠止されて
なければならない。
拒絶紙幣コンテナ15のキー保持保護装置は米
国特許第761288号に記載されている装置と同様に
構成でき、自動銀行装置1の封止された紙幣供給
コンテナ9,9aの取付けおよび取外しに関連し
て使用しうる。
国特許第761288号に記載されている装置と同様に
構成でき、自動銀行装置1の封止された紙幣供給
コンテナ9,9aの取付けおよび取外しに関連し
て使用しうる。
本発明の重なり紙幣の検出装置12とベルトコ
ンベア装置14および各々の引出ラインと共同す
るピツクアツプ機構11,11aは共通の駆動装
置を有する。その駆動装置は、第15図に示すよ
うに、駆動軸90を有する図示しない主駆動モー
タを有し、該駆動軸90は歯車91,92,9
3,94,94a,95,96,97,98,9
9を含む歯車列を介してピツクアツプ機構11,
11aの各要素を作動させる。歯車96,97は
ゴム製駆動ロール36の駆動軸21に、歯車98
は測定用の軸16に、歯車99はゴムベルト組立
体に短軸を介してそれぞれ取付けられている。短
軸にはベルト駆動プーリ100も取付けてあり、
プーリ100は拒絶端47bのベルト支持ロール
56に取付けたプーリ102に駆動ベルト101
を介して連結されている。
ンベア装置14および各々の引出ラインと共同す
るピツクアツプ機構11,11aは共通の駆動装
置を有する。その駆動装置は、第15図に示すよ
うに、駆動軸90を有する図示しない主駆動モー
タを有し、該駆動軸90は歯車91,92,9
3,94,94a,95,96,97,98,9
9を含む歯車列を介してピツクアツプ機構11,
11aの各要素を作動させる。歯車96,97は
ゴム製駆動ロール36の駆動軸21に、歯車98
は測定用の軸16に、歯車99はゴムベルト組立
体に短軸を介してそれぞれ取付けられている。短
軸にはベルト駆動プーリ100も取付けてあり、
プーリ100は拒絶端47bのベルト支持ロール
56に取付けたプーリ102に駆動ベルト101
を介して連結されている。
歯車97,98,99は同一の歯数を有するた
め、それぞれの取付け軸は回転運動について同期
され、ニードル状のロール35および駆動ロール
36に送られる各々の紙幣Bに与えられる送り
は、最終目的個所への紙幣Bの全移送経路を通じ
て均等になる。
め、それぞれの取付け軸は回転運動について同期
され、ニードル状のロール35および駆動ロール
36に送られる各々の紙幣Bに与えられる送り
は、最終目的個所への紙幣Bの全移送経路を通じ
て均等になる。
封止された紙幣供給コンテナ9,9aは、自動
銀行装置1の制御および操作上の都合から、上述
の米国特許第761288号に記載された形式のものと
するのが特に有利である。紙幣供給コンテナ9,
9aを本銀行装置1に対し取付けまたは取外しす
る際はピツクアツプ機構11,11aはじやまに
ならない位置に移動させなければならない。その
ためにピツクアツプハウジングはピボツト103
に枢着されている。ピツクアツプハウジングが第
15図に1点鎖線により示したように回動すると
歯車91〜98もそれに伴われ、歯車98はベル
ト組立体の歯車99から離脱する。ピツクアツプ
ハウジングの上面を閉止しているプレート部分4
9もピツクアツプハウジングと共に移動し、スロ
ツト52および分割点50においてプレート装置
47を分離させる。
銀行装置1の制御および操作上の都合から、上述
の米国特許第761288号に記載された形式のものと
するのが特に有利である。紙幣供給コンテナ9,
9aを本銀行装置1に対し取付けまたは取外しす
る際はピツクアツプ機構11,11aはじやまに
ならない位置に移動させなければならない。その
ためにピツクアツプハウジングはピボツト103
に枢着されている。ピツクアツプハウジングが第
15図に1点鎖線により示したように回動すると
歯車91〜98もそれに伴われ、歯車98はベル
ト組立体の歯車99から離脱する。ピツクアツプ
ハウジングの上面を閉止しているプレート部分4
9もピツクアツプハウジングと共に移動し、スロ
ツト52および分割点50においてプレート装置
47を分離させる。
以上に説明した実施例による自動銀行装置1
は、預け入れ部10および紙幣供給コンテナ9,
9aから2種の異なる額面の紙幣を引出す2本の
引出ラインを有するものであるが、本発明による
検出装置12は、本銀行装置1中に預け入れ部1
0あるいは複数の引出ラインがない場合にも同様
に作用する。即ち本発明の検出装置12は1個の
前記供給コンテナ9からピツクアツプ機構11お
よび検出装置12を経てベルトコンベア装置14
に紙幣を給送することによつて上述の検出作用を
行う。
は、預け入れ部10および紙幣供給コンテナ9,
9aから2種の異なる額面の紙幣を引出す2本の
引出ラインを有するものであるが、本発明による
検出装置12は、本銀行装置1中に預け入れ部1
0あるいは複数の引出ラインがない場合にも同様
に作用する。即ち本発明の検出装置12は1個の
前記供給コンテナ9からピツクアツプ機構11お
よび検出装置12を経てベルトコンベア装置14
に紙幣を給送することによつて上述の検出作用を
行う。
しかし本発明の検出装置12は、複数の額面の
紙幣の給送ラインと預け入れコンテナとが共通の
駆動装置により検出装置12と結合されている点
においてすぐれた利点を有する。
紙幣の給送ラインと預け入れコンテナとが共通の
駆動装置により検出装置12と結合されている点
においてすぐれた利点を有する。
1枚の紙幣または重なつた紙幣の厚みはいろい
ろの方法で測定できる。上述の実施例では機械的
な厚み測定装置を用いたが、紙幣の厚みを測定す
る物理的特性としての不透明度すなわち透過光線
を弱める能力を利用することもできる。このよう
な光線感知型の厚み測定による本発明の第2実施
例について以下に説明する。
ろの方法で測定できる。上述の実施例では機械的
な厚み測定装置を用いたが、紙幣の厚みを測定す
る物理的特性としての不透明度すなわち透過光線
を弱める能力を利用することもできる。このよう
な光線感知型の厚み測定による本発明の第2実施
例について以下に説明する。
第1図ないし第15図について説明した装置と
第16図に示した第2実施例による装置とは、測
定ロール24〜27aおよびスイツチ装置64は
割愛され、案内部材28,29は短い長さのもの
となり、紙幣Bはニードル状のロール35および
駆動ロール36から案内部材28,29の間に直
接送られてベルトコンベア装置14に入るように
した点で相違しており、その他は全く同一であ
る。
第16図に示した第2実施例による装置とは、測
定ロール24〜27aおよびスイツチ装置64は
割愛され、案内部材28,29は短い長さのもの
となり、紙幣Bはニードル状のロール35および
駆動ロール36から案内部材28,29の間に直
接送られてベルトコンベア装置14に入るように
した点で相違しており、その他は全く同一であ
る。
光源104およびエレクトリツク・アイ(ホト
セル)105から成るホトセンサはゲート入口ス
ロツト52とロール36,37の間に設けられて
いる。ホトセンサはエレクトリツク・アイ105
の出力に厚み信号および厚み変化信号を供給する
ように作用する厚み測定装置として用いられる。
これらの信号は第1実施例のスイツチ装置64に
より生ずる信号と本質的に同一である。
セル)105から成るホトセンサはゲート入口ス
ロツト52とロール36,37の間に設けられて
いる。ホトセンサはエレクトリツク・アイ105
の出力に厚み信号および厚み変化信号を供給する
ように作用する厚み測定装置として用いられる。
これらの信号は第1実施例のスイツチ装置64に
より生ずる信号と本質的に同一である。
即ち機械的偏位により生じた信号と光線の弱化
により生じた光線ビーム信号とは、紙幣厚み測定
信号として作用し、以下に説明する電子装置によ
り同様に処理されて、紙幣厚みの時間平均値を与
え、重なり紙幣Bの存在あるいは不在を表わす決
定信号を生ずる。
により生じた光線ビーム信号とは、紙幣厚み測定
信号として作用し、以下に説明する電子装置によ
り同様に処理されて、紙幣厚みの時間平均値を与
え、重なり紙幣Bの存在あるいは不在を表わす決
定信号を生ずる。
次に第17図ないし第25図を参照して重なり
検出のいくつかの制御回路について説明する。
検出のいくつかの制御回路について説明する。
第17図のブロツク線図は重なり紙幣の基本的
検出回路を表わしている。信号VSはゲージ装置
13のような機械的測定装置またはホトセンサ
(第16図参照)のような光学系により生成し、
平均回路すなわち積分回路106に供給される。
積分回路106は後述するいくつかの回路のいず
れでもよく、ゲージ装置またはホトセンサ(第1
6図参照)によつてなされた厚み測定を時間平均
あるいは集積する。ここで「時間平均」あるいは
「集積または積分」という用語は紙幣Bのゲージ
ングされる部分のほぼ全長についての時間平均あ
るいは積分を表わすものとする。また「時間平均
された」あるいは「集積された」という用語は平
均(アベレージング)あるいは集積が他の独立変
数例えば長さあるいは位置の関数としてなされる
本発明の変形をも包含するものとする。
検出回路を表わしている。信号VSはゲージ装置
13のような機械的測定装置またはホトセンサ
(第16図参照)のような光学系により生成し、
平均回路すなわち積分回路106に供給される。
積分回路106は後述するいくつかの回路のいず
れでもよく、ゲージ装置またはホトセンサ(第1
6図参照)によつてなされた厚み測定を時間平均
あるいは集積する。ここで「時間平均」あるいは
「集積または積分」という用語は紙幣Bのゲージ
ングされる部分のほぼ全長についての時間平均あ
るいは積分を表わすものとする。また「時間平均
された」あるいは「集積された」という用語は平
均(アベレージング)あるいは集積が他の独立変
数例えば長さあるいは位置の関数としてなされる
本発明の変形をも包含するものとする。
積分器106の出力Vintは、紙幣Bのゲージン
グされる部分のほぼ全長にわたる平均測定厚みを
表わしている。出力Vintは基準回路108により
生成した基準信号VRと比較器107において比
較される。比較器107の出力信号VOは比較の
結果に応答し、紙幣Bが重なり紙幣として分類さ
れるべきか否かを指示する。
グされる部分のほぼ全長にわたる平均測定厚みを
表わしている。出力Vintは基準回路108により
生成した基準信号VRと比較器107において比
較される。比較器107の出力信号VOは比較の
結果に応答し、紙幣Bが重なり紙幣として分類さ
れるべきか否かを指示する。
第18図において積分器106は比較器107
の一方の入力に接続されたダイオード109と直
列の抵抗109aを具えている。所定の基準信号
はポテンシヨメータ110により他方の入力に供
給される。ダイオード109の陰極と大地との間
には抵抗110aとコンデンサ110bとが接続
されている。ダイオード109の陽極は厚み測定
あるいは検出器としての厚み測定装置13の出力
に接続されている。しかし第18図の回路は、紙
幣Bの厚みに応答してデジタル信号、例えば重な
り紙幣に応答して論理1の信号を、また1枚の紙
幣に応答して論理0の信号をそれぞれ生ずる適当
な厚みセンサと組合わせて使用しうる。
の一方の入力に接続されたダイオード109と直
列の抵抗109aを具えている。所定の基準信号
はポテンシヨメータ110により他方の入力に供
給される。ダイオード109の陰極と大地との間
には抵抗110aとコンデンサ110bとが接続
されている。ダイオード109の陽極は厚み測定
あるいは検出器としての厚み測定装置13の出力
に接続されている。しかし第18図の回路は、紙
幣Bの厚みに応答してデジタル信号、例えば重な
り紙幣に応答して論理1の信号を、また1枚の紙
幣に応答して論理0の信号をそれぞれ生ずる適当
な厚みセンサと組合わせて使用しうる。
厚み検出器の信号VSはダイオード109を経
てコンデンサ110bに供給され、信号VSの指
数値がコンデンサ110bに蓄えられる。コンデ
ンサ110bの放電はダイオード109および比
較器107の高入力インピーダンスにより阻止さ
れ、コンデンサ110bの放電は制御された速度
で抵抗110aのみを通つて生ずる。比較器10
7の出力VOはポテンシヨメータ110により供
給される電圧の値と比較されるコンデンサ110
bの保持電圧値に応答する。コンデンサ110b
に蓄えられた電圧の値は紙幣Bの測定される部分
に沿う平均測定厚みの関数である。重なつた紙幣
が存在すると測定装置13によつて論理1信号が
生じ、コンデンサ110bは論理1電圧レベル例
えば5Vに充電される。重なつた紙幣が測定装置
13により測定すなわち検出されないと測定装置
13は論理0信号例えば0Vを生じ、抵抗110
aを経て制御された速度でコンデンサ110bを
放電させる。従つていずれかの時にコンデンサ1
10bに蓄えられた電圧は全検出時間に対比され
た測定装置13による重なり紙幣の検出時続時間
に依存する。この値は本明細書で「平均」と称さ
れている。
てコンデンサ110bに供給され、信号VSの指
数値がコンデンサ110bに蓄えられる。コンデ
ンサ110bの放電はダイオード109および比
較器107の高入力インピーダンスにより阻止さ
れ、コンデンサ110bの放電は制御された速度
で抵抗110aのみを通つて生ずる。比較器10
7の出力VOはポテンシヨメータ110により供
給される電圧の値と比較されるコンデンサ110
bの保持電圧値に応答する。コンデンサ110b
に蓄えられた電圧の値は紙幣Bの測定される部分
に沿う平均測定厚みの関数である。重なつた紙幣
が存在すると測定装置13によつて論理1信号が
生じ、コンデンサ110bは論理1電圧レベル例
えば5Vに充電される。重なつた紙幣が測定装置
13により測定すなわち検出されないと測定装置
13は論理0信号例えば0Vを生じ、抵抗110
aを経て制御された速度でコンデンサ110bを
放電させる。従つていずれかの時にコンデンサ1
10bに蓄えられた電圧は全検出時間に対比され
た測定装置13による重なり紙幣の検出時続時間
に依存する。この値は本明細書で「平均」と称さ
れている。
第18図の回路の作用を第19a〜19c図に
ついて更に詳しく説明する。第19a図は測定装
置13を通つて移動する連続する2枚の紙幣Bに
ついての時間関数として測定装置13により生じ
た典型的な検出器信号VSを表わしている。重な
り紙幣が検出されないと測定装置13の出力は論
理0、検出されると論理1になる。第1の紙幣B
に対する測定装置13の出力は紙幣Bの2つの比
較的短い部分の厚みが十分大きくて測定装置13
に重なり紙幣を指示させることを示している。紙
幣Bのこれらの短かく厚い部分は1枚の紙幣Bの
汚れまたはしわによつて生ずる過渡的な厚みの特
性である。第1のパルスAは幅が狭いためコンデ
ンサ110bを比較的低電圧に充電する。第2の
広いパルスBは増分電圧によりコンデンサ110
bを充電するが、コンデンサ110bに蓄えられ
た全電圧はポテンシヨメータ110(第7図参
照)によつて生じた閾値電圧以下である。
ついて更に詳しく説明する。第19a図は測定装
置13を通つて移動する連続する2枚の紙幣Bに
ついての時間関数として測定装置13により生じ
た典型的な検出器信号VSを表わしている。重な
り紙幣が検出されないと測定装置13の出力は論
理0、検出されると論理1になる。第1の紙幣B
に対する測定装置13の出力は紙幣Bの2つの比
較的短い部分の厚みが十分大きくて測定装置13
に重なり紙幣を指示させることを示している。紙
幣Bのこれらの短かく厚い部分は1枚の紙幣Bの
汚れまたはしわによつて生ずる過渡的な厚みの特
性である。第1のパルスAは幅が狭いためコンデ
ンサ110bを比較的低電圧に充電する。第2の
広いパルスBは増分電圧によりコンデンサ110
bを充電するが、コンデンサ110bに蓄えられ
た全電圧はポテンシヨメータ110(第7図参
照)によつて生じた閾値電圧以下である。
従つて第1の紙幣BはパルスA,Bにより限定
された過渡領域の存在にも拘らず単一紙幣と認識
される。これは所定値以上の過渡領域の発生によ
り紙幣が重なり紙幣と誤認される傾向があつた従
来の装置とは対称的である。第19c図は、出力
信号VOが論理0であり、重なり紙幣が検出され
なかつたことを示している。
された過渡領域の存在にも拘らず単一紙幣と認識
される。これは所定値以上の過渡領域の発生によ
り紙幣が重なり紙幣と誤認される傾向があつた従
来の装置とは対称的である。第19c図は、出力
信号VOが論理0であり、重なり紙幣が検出され
なかつたことを示している。
測定装置13が第19a図に示した相対幅をも
つパルスC,D,Eを発生したとすると、コンデ
ンサ110bは、破線で表わした閾値電圧より大
な図示の電圧レベルまで連続的に充電される。こ
のことは第2の紙幣が重なり紙幣と分類されるの
に十分な厚みをもつことを示し、それにより論理
1信号が第19c図に示すように比較器107に
より発生する。
つパルスC,D,Eを発生したとすると、コンデ
ンサ110bは、破線で表わした閾値電圧より大
な図示の電圧レベルまで連続的に充電される。こ
のことは第2の紙幣が重なり紙幣と分類されるの
に十分な厚みをもつことを示し、それにより論理
1信号が第19c図に示すように比較器107に
より発生する。
各々の紙幣の測定中に測定装置13により発生
した連続増分電圧は比較器107により検査され
る最大値に向つて蓄積される。抵抗110aとの
時定数は1枚の紙幣Bについてはパルスの論理1
信号の間にコンデンサ110bが放電するのを阻
止するのに十分大きいが紙幣B相互の間ではコン
デンサ110bの実質的に完全な放電を許すのに
十分小さな値に選定されている(第19b図参
照)。
した連続増分電圧は比較器107により検査され
る最大値に向つて蓄積される。抵抗110aとの
時定数は1枚の紙幣Bについてはパルスの論理1
信号の間にコンデンサ110bが放電するのを阻
止するのに十分大きいが紙幣B相互の間ではコン
デンサ110bの実質的に完全な放電を許すのに
十分小さな値に選定されている(第19b図参
照)。
第20図には別の実施例による測定すなわち検
出回路が図示されている。厚み検出装置13ある
いはホトセンサ(第16図参照)のような検出器
の出力は所定の短い時間間隔でサンプリングされ
る。サンプリング時間間隔の検出器出力は各々の
サンプリング時間内に重なり紙幣が検出されたか
されなかつたかによつて論理1または論理0と分
類される。全サンプリング回数に比較された論理
1信号(重なり紙幣を表わす)の全数を計数して
その紙幣が重なり紙幣か否かが定められる。
出回路が図示されている。厚み検出装置13ある
いはホトセンサ(第16図参照)のような検出器
の出力は所定の短い時間間隔でサンプリングされ
る。サンプリング時間間隔の検出器出力は各々の
サンプリング時間内に重なり紙幣が検出されたか
されなかつたかによつて論理1または論理0と分
類される。全サンプリング回数に比較された論理
1信号(重なり紙幣を表わす)の全数を計数して
その紙幣が重なり紙幣か否かが定められる。
検出器出力VSは普通の信号サンプリング回路
111に供給される。サンプリング回路111は
紙幣Bの検出される部分に沿つて分布された各点
に対応する所定の短い等時間間隔(第21b図参
照)で検出器出力をサンプリングする。第21a
図に示した厚さ検出器出力が第19a図に示した
出力と同一の場合には、サンプリング時点(第2
1b図参照)において、検出器出力V3(第21
a図参照)と合致するパルスがサンプリング回路
111により発生する。
111に供給される。サンプリング回路111は
紙幣Bの検出される部分に沿つて分布された各点
に対応する所定の短い等時間間隔(第21b図参
照)で検出器出力をサンプリングする。第21a
図に示した厚さ検出器出力が第19a図に示した
出力と同一の場合には、サンプリング時点(第2
1b図参照)において、検出器出力V3(第21
a図参照)と合致するパルスがサンプリング回路
111により発生する。
サンプリング回路111により発生したパルス
(第21c図参照)はパルス計数器112に供給
され、各々の紙幣の検出された部分にわたつてサ
ンプリング回路111により生じたパルスが計数
される。計数器112の出力はデジタル閾値回路
113によつてモニタされる。閾値回路113
は、各々の紙幣についての計数器112による計
数値が所定値と等しくなるかまたは超過した時に
のみ重なり紙幣を表わす信号VOを発生する。計
数器112は各々の紙幣についてリセツトされ
る。一例として閾値回路113のデジタル閾値が
7であり、第1の紙幣のゲージング中に5個のパ
ルスが計数されると、閾値回路113は信号を生
成しないが、サンプリング回路111により生ず
るパルスに等しいパルス数が生ずると信号が生成
される(第21d図参照)。
(第21c図参照)はパルス計数器112に供給
され、各々の紙幣の検出された部分にわたつてサ
ンプリング回路111により生じたパルスが計数
される。計数器112の出力はデジタル閾値回路
113によつてモニタされる。閾値回路113
は、各々の紙幣についての計数器112による計
数値が所定値と等しくなるかまたは超過した時に
のみ重なり紙幣を表わす信号VOを発生する。計
数器112は各々の紙幣についてリセツトされ
る。一例として閾値回路113のデジタル閾値が
7であり、第1の紙幣のゲージング中に5個のパ
ルスが計数されると、閾値回路113は信号を生
成しないが、サンプリング回路111により生ず
るパルスに等しいパルス数が生ずると信号が生成
される(第21d図参照)。
計数器112により1枚の紙幣の検出中に計数
されるパルス数は紙幣の検出される全部分につい
ての平均厚みに明らかに等しい。従つて第20図
の回路は紙幣の平均厚みに応答する。
されるパルス数は紙幣の検出される全部分につい
ての平均厚みに明らかに等しい。従つて第20図
の回路は紙幣の平均厚みに応答する。
実際に1枚の紙幣はその走行経路に沿つて約
180ミリ秒の検出装置13と接触し、40回サンプ
リングされる。重なつた紙幣を指示するサンプリ
ング回数は一例として20回である。
180ミリ秒の検出装置13と接触し、40回サンプ
リングされる。重なつた紙幣を指示するサンプリ
ング回数は一例として20回である。
第22図には更に別の重なり紙幣検出回路が図
示されている。第22図の検出回路は、第23b
図に示す出力特性をもつ第23a図に示した光学
的な厚み検出器と共に使用されるが、それのみに
限定されない。紙幣Bは光源104(白熱灯また
は発光ダイオードであつてよい)とエレクトリツ
ク・アイまたはホトセル105との間の走行経路
に沿つて移動する。紙幣Bがその移動中にホトセ
ル105に暴露されることを紙幣Bの走査と呼ぶ
ことにする。
示されている。第22図の検出回路は、第23b
図に示す出力特性をもつ第23a図に示した光学
的な厚み検出器と共に使用されるが、それのみに
限定されない。紙幣Bは光源104(白熱灯また
は発光ダイオードであつてよい)とエレクトリツ
ク・アイまたはホトセル105との間の走行経路
に沿つて移動する。紙幣Bがその移動中にホトセ
ル105に暴露されることを紙幣Bの走査と呼ぶ
ことにする。
光源104とホトセル105の間に紙幣Bが存
在しないとホトセル105の出力電圧VSは最大
になる。しかしホトセル105の特性は逆にして
もよい。
在しないとホトセル105の出力電圧VSは最大
になる。しかしホトセル105の特性は逆にして
もよい。
第23b図において検出器出力VSは1枚の紙
幣Bの透光度に応答して第1レベルVS1に降下
し、重なつた紙幣の透光度に応答して第2のより
低いレベルに降下する。しかし光電検出回路のゲ
イン特性のため1枚の紙幣による光線のしや断と
重なつた紙幣による光線のしや断との間には比較
的小さな電圧差が存在する。更に第23b図の波
形は紙幣がその検出される全部分について一様な
透光度を有する理想的な場合を表わしている。実
際には1枚の紙幣によるしや断電圧VS1と重なり
紙幣によるしや断電圧VS2との間には過渡的な遷
移が生ずる。
幣Bの透光度に応答して第1レベルVS1に降下
し、重なつた紙幣の透光度に応答して第2のより
低いレベルに降下する。しかし光電検出回路のゲ
イン特性のため1枚の紙幣による光線のしや断と
重なつた紙幣による光線のしや断との間には比較
的小さな電圧差が存在する。更に第23b図の波
形は紙幣がその検出される全部分について一様な
透光度を有する理想的な場合を表わしている。実
際には1枚の紙幣によるしや断電圧VS1と重なり
紙幣によるしや断電圧VS2との間には過渡的な遷
移が生ずる。
第22図に示した回路においては、第18図お
よび第21図に示した回路と同様に、紙幣Bの検
出された部分に沿う平均厚みあるいは透光度(ま
たは不透明度)に従つて1枚の紙幣または重なり
紙幣の分類が行われる第22図の回路は原則とし
て光源104とホトセル105との間に紙幣が存
在しないか、1枚の紙幣が通過しているか、1枚
以上の紙幣が通過しているかを定めるため、ホト
セル105により受光された光量をモニタする。
少くとも1枚の紙幣が光源104とホトセル10
5との間を通過している場合にはホトセル105
の出力は積分回路106に供給される。ホトセル
105は重なり紙幣に応答する場合よりも1枚の
紙幣に応答する場合に大きな電圧を発生し、更に
一定の電圧即ち直流電圧に応答する積分回路出力
は電圧値に比例する勾配をもつ斜線となることか
ら、積分回路106によつて生じた傾斜電圧の勾
配は1枚の紙幣の場合には明らかにより大きくな
る。
よび第21図に示した回路と同様に、紙幣Bの検
出された部分に沿う平均厚みあるいは透光度(ま
たは不透明度)に従つて1枚の紙幣または重なり
紙幣の分類が行われる第22図の回路は原則とし
て光源104とホトセル105との間に紙幣が存
在しないか、1枚の紙幣が通過しているか、1枚
以上の紙幣が通過しているかを定めるため、ホト
セル105により受光された光量をモニタする。
少くとも1枚の紙幣が光源104とホトセル10
5との間を通過している場合にはホトセル105
の出力は積分回路106に供給される。ホトセル
105は重なり紙幣に応答する場合よりも1枚の
紙幣に応答する場合に大きな電圧を発生し、更に
一定の電圧即ち直流電圧に応答する積分回路出力
は電圧値に比例する勾配をもつ斜線となることか
ら、積分回路106によつて生じた傾斜電圧の勾
配は1枚の紙幣の場合には明らかにより大きくな
る。
更にわずかな過渡信号あるいはじよう乱信号は
積分回路によつて平滑化あるいは平均化され、勾
配の変化はきわめてわずかになる。即ち積分回路
106によつて生じる斜線の勾配は紙幣の不透明
度あるいは透光度の過渡的な変化によつては実質
的に影響されないことも明らかである。
積分回路によつて平滑化あるいは平均化され、勾
配の変化はきわめてわずかになる。即ち積分回路
106によつて生じる斜線の勾配は紙幣の不透明
度あるいは透光度の過渡的な変化によつては実質
的に影響されないことも明らかである。
従つて1枚の紙幣あるいは重なり紙幣の存在
は、所定の時点において積分回路の出力をモニタ
して出力電圧が所定値より大きいか小さいかを定
めることにより正確に定めることができる。例え
ば積分回路106の出力電圧が所定時点において
所定値より小さい場合には検定中の紙幣は1枚の
紙幣として分類される。別の方法として、積分回
路出力を連続的にモニタし、出力が所定値に到達
した時点を測定し、例えばその所定値に所定時点
前に到達した場合にはその紙幣を1枚の紙幣と分
類してもよい。
は、所定の時点において積分回路の出力をモニタ
して出力電圧が所定値より大きいか小さいかを定
めることにより正確に定めることができる。例え
ば積分回路106の出力電圧が所定時点において
所定値より小さい場合には検定中の紙幣は1枚の
紙幣として分類される。別の方法として、積分回
路出力を連続的にモニタし、出力が所定値に到達
した時点を測定し、例えばその所定値に所定時点
前に到達した場合にはその紙幣を1枚の紙幣と分
類してもよい。
第22図について更に詳細に説明すると、ホト
セル105の出力は、ホトセル105のローテイ
ングを防ぐため緩衝回路112aに供給される。
緩衝回路112aの出力は第1のアナログスイツ
チ113aの入力に接続される。緩衝回路112
aの出力には比較器114およびピーク検出器1
15も接続されている。光源104とホトセル1
05との間に紙幣が存在しないと緩衝回路112
aの出力電圧は最大になる。この状態は「静止状
態」または「静的状態」と呼ばれる。緩衝回路1
12aの出力電圧は光源104とホトセル105
との間に少くとも1枚の紙幣が存在して光線をし
や断した場合にはより低いレベルに降下する。
セル105の出力は、ホトセル105のローテイ
ングを防ぐため緩衝回路112aに供給される。
緩衝回路112aの出力は第1のアナログスイツ
チ113aの入力に接続される。緩衝回路112
aの出力には比較器114およびピーク検出器1
15も接続されている。光源104とホトセル1
05との間に紙幣が存在しないと緩衝回路112
aの出力電圧は最大になる。この状態は「静止状
態」または「静的状態」と呼ばれる。緩衝回路1
12aの出力電圧は光源104とホトセル105
との間に少くとも1枚の紙幣が存在して光線をし
や断した場合にはより低いレベルに降下する。
比較器114は、光源104とホトセル105
との間に少くとも1枚の紙幣が存在するか否かを
定めるため、回路112aにより発生した電圧と
ポテンシヨメータ115aにより発生した電圧と
を比較する。光源104とホトセル105との間
に少くとも1枚の紙幣が存在すると回路112a
の出力電圧はポテンシヨメータ115aの基準電
圧より高くなるので、比較器114により制御信
号が発生する。比較器114により発生した制御
信号はスイツチ113aの制御端子C1および第
2のアナログスイツチ116の制御端子C2に供
給される。スイツチ116に供給される制御信号
は、スイツチ113aとスイツチ116とが常に
逆の状態にあるように、即ちどちらかがオンの場
合他方がオフとなるように反転回路117により
反転される。
との間に少くとも1枚の紙幣が存在するか否かを
定めるため、回路112aにより発生した電圧と
ポテンシヨメータ115aにより発生した電圧と
を比較する。光源104とホトセル105との間
に少くとも1枚の紙幣が存在すると回路112a
の出力電圧はポテンシヨメータ115aの基準電
圧より高くなるので、比較器114により制御信
号が発生する。比較器114により発生した制御
信号はスイツチ113aの制御端子C1および第
2のアナログスイツチ116の制御端子C2に供
給される。スイツチ116に供給される制御信号
は、スイツチ113aとスイツチ116とが常に
逆の状態にあるように、即ちどちらかがオンの場
合他方がオフとなるように反転回路117により
反転される。
第1のスイツチ113aの出力は第17図の積
分器106に対応する普通の積分回路118にポ
テンシヨメータ119を経て供給される。ポテン
シヨメータ119は以下に詳述するように異なる
額面の紙幣に対処できるようにするために設けら
れている。積分回路118の出力は第17図の比
較器107に対応する比較回路119aの一方の
端子に接続されている。比較回路119aの他の
入力はピーク検出回路115の出力に接続されて
いる。ピーク検出回路115はホトセル105に
より発生したピーク電圧即ち静的電圧から導かれ
る比較器119の基準電圧を生成させる。比較回
路119aの基準電圧は静的電圧即ちしや光され
ていない時のホトセル105の電圧から導かれる
ので、ホトセル105の異なるパラメータまたは
変化するパラメータ、光学系に存在するごみのよ
うな、紙幣の厚みと無関係な条件について、基準
電圧の自動的な補正が行われる。
分器106に対応する普通の積分回路118にポ
テンシヨメータ119を経て供給される。ポテン
シヨメータ119は以下に詳述するように異なる
額面の紙幣に対処できるようにするために設けら
れている。積分回路118の出力は第17図の比
較器107に対応する比較回路119aの一方の
端子に接続されている。比較回路119aの他の
入力はピーク検出回路115の出力に接続されて
いる。ピーク検出回路115はホトセル105に
より発生したピーク電圧即ち静的電圧から導かれ
る比較器119の基準電圧を生成させる。比較回
路119aの基準電圧は静的電圧即ちしや光され
ていない時のホトセル105の電圧から導かれる
ので、ホトセル105の異なるパラメータまたは
変化するパラメータ、光学系に存在するごみのよ
うな、紙幣の厚みと無関係な条件について、基準
電圧の自動的な補正が行われる。
第17図の基準回路108に対応するピーク検
出器115は、蓄電池122に接続されていると
共に抵抗122aを経て反転器123にも接続さ
れているダイオード121を具えている。反転器
123は積分回路118の電圧と比較されるため
比較器119aに供給されるべく蓄電池122に
蓄えられている静的電圧即ちピーク電圧の極性を
反転させる。
出器115は、蓄電池122に接続されていると
共に抵抗122aを経て反転器123にも接続さ
れているダイオード121を具えている。反転器
123は積分回路118の電圧と比較されるため
比較器119aに供給されるべく蓄電池122に
蓄えられている静的電圧即ちピーク電圧の極性を
反転させる。
積分回路118はその帰還ループにコンデンサ
125を具えた普通の演算増幅器124を具えて
いる。所定の時点に積分回路118をオンオフさ
せるためのスイツチ116は小抵抗126および
コンデンサ125を経て接続されている。
125を具えた普通の演算増幅器124を具えて
いる。所定の時点に積分回路118をオンオフさ
せるためのスイツチ116は小抵抗126および
コンデンサ125を経て接続されている。
作用について説明すると、光源104とホトセ
ル105との間に1枚の紙幣が存在している時
は、比較器114の出力によつて、スイツチ11
3aはオン、スイツチ116はオフになる。この
状態では積分回路118は作動状態となり、回路
112aと積分回路118との間に信号が流れる
経路が形成される。従つて積分回路118の出力
は瞬時的な紙幣の厚みの関数である検出器信号V
Sに比例する勾配をもつ斜線になる。
ル105との間に1枚の紙幣が存在している時
は、比較器114の出力によつて、スイツチ11
3aはオン、スイツチ116はオフになる。この
状態では積分回路118は作動状態となり、回路
112aと積分回路118との間に信号が流れる
経路が形成される。従つて積分回路118の出力
は瞬時的な紙幣の厚みの関数である検出器信号V
Sに比例する勾配をもつ斜線になる。
第24図は積分回路118の作用を示し、勾配
VAは1枚の紙幣Bを通過した光線に対応し、勾
配VBは重なり紙幣を通過した光線に対応する。
勾配VBは勾配VAに比較して小さい。TSは勾配
VAが基準電圧VQと交差する時点、TDは勾配VB
が基準電圧VQと交差する時点である。従つて光
源104とホトセル105の間に1枚の紙幣が存
在する場合よりも重なつた紙幣が存在する場合に
積分回路118の出力が基準電圧VQに到達する
時間は長くなる。
VAは1枚の紙幣Bを通過した光線に対応し、勾
配VBは重なり紙幣を通過した光線に対応する。
勾配VBは勾配VAに比較して小さい。TSは勾配
VAが基準電圧VQと交差する時点、TDは勾配VB
が基準電圧VQと交差する時点である。従つて光
源104とホトセル105の間に1枚の紙幣が存
在する場合よりも重なつた紙幣が存在する場合に
積分回路118の出力が基準電圧VQに到達する
時間は長くなる。
破線VCは紙幣が検出される部分に沿う光線の
不透明度すなわち透光度の過渡的な変化に関連し
た非直線性を有し基準電圧VQと時点T1で交差す
る積分回路118の実際の出力を表わしている。
この紙幣平均厚みあるいは不透明度に依存する適
用される定義に従つて1枚の紙幣または重なつた
紙幣として分類される。従つて紙幣の数即ち光源
104とホトセル105との間に1枚の紙幣が存
在するか重なつた紙幣が存在するかは、上述した
ように、所定の時点において勾配電圧の値が所定
値より大きいか小さいかを定めることによつて定
められることになる。
不透明度すなわち透光度の過渡的な変化に関連し
た非直線性を有し基準電圧VQと時点T1で交差す
る積分回路118の実際の出力を表わしている。
この紙幣平均厚みあるいは不透明度に依存する適
用される定義に従つて1枚の紙幣または重なつた
紙幣として分類される。従つて紙幣の数即ち光源
104とホトセル105との間に1枚の紙幣が存
在するか重なつた紙幣が存在するかは、上述した
ように、所定の時点において勾配電圧の値が所定
値より大きいか小さいかを定めることによつて定
められることになる。
一例として第24図の時点TTではVCの大きさ
は基準電圧VQより大であり、検定中の紙幣は1
枚である。しかし時点T1でVCはVQより小さ
く、その紙幣は重なつた紙幣である。
は基準電圧VQより大であり、検定中の紙幣は1
枚である。しかし時点T1でVCはVQより小さ
く、その紙幣は重なつた紙幣である。
積分回路118によつて発生する勾配はポテン
シヨメータ119によつて制御される。従つて積
分回路118の作用は勾配の大きさを測定する一
定の時点を保ちながら異なる額面の紙幣について
使用しうるように調節できる。換言すれば、ポテ
ンシヨメータ119は積分回路118によつて発
生する全ての勾配を制御するので、積分回路11
8はどんな種類即ち額面の紙幣についても作動す
るように較正できる。
シヨメータ119によつて制御される。従つて積
分回路118の作用は勾配の大きさを測定する一
定の時点を保ちながら異なる額面の紙幣について
使用しうるように調節できる。換言すれば、ポテ
ンシヨメータ119は積分回路118によつて発
生する全ての勾配を制御するので、積分回路11
8はどんな種類即ち額面の紙幣についても作動す
るように較正できる。
第25図に示した検出回路は、可変基準電圧の
代りにポテンシヨメータ124aにより発生した
一定のあらかじめ選定された基準電圧が比較器1
19aの一方の入力に供給されることを除いては
第22図の検出回路と同一である。紙幣の厚さと
無関係の周囲条件の変化は光源駆動回路127を
使用して光源104の光の強さを自動調節するこ
とによつて補正される。駆動回路127の入力は
ホトセル105の出力に応答するように緩衝回路
112aの出力に接続されている。駆動回路12
7はダイオード128、抵抗129およびコンデ
ンサ130を含むピーク検出回路を有し、その出
力は抵抗130aを経て普通の演算増幅器131
に供給される。演算増幅器131は光源104お
よび給与電圧源Vに直列に接続された光源駆動ト
ランジスタ132のベース電流を制御する。限流
抵抗135は増幅器131とトランジスタ132
との間に接続される。エミツタ抵抗134と演算
増幅器131の入力との間に抵抗136によるフ
イードバツク回路が形成されている。
代りにポテンシヨメータ124aにより発生した
一定のあらかじめ選定された基準電圧が比較器1
19aの一方の入力に供給されることを除いては
第22図の検出回路と同一である。紙幣の厚さと
無関係の周囲条件の変化は光源駆動回路127を
使用して光源104の光の強さを自動調節するこ
とによつて補正される。駆動回路127の入力は
ホトセル105の出力に応答するように緩衝回路
112aの出力に接続されている。駆動回路12
7はダイオード128、抵抗129およびコンデ
ンサ130を含むピーク検出回路を有し、その出
力は抵抗130aを経て普通の演算増幅器131
に供給される。演算増幅器131は光源104お
よび給与電圧源Vに直列に接続された光源駆動ト
ランジスタ132のベース電流を制御する。限流
抵抗135は増幅器131とトランジスタ132
との間に接続される。エミツタ抵抗134と演算
増幅器131の入力との間に抵抗136によるフ
イードバツク回路が形成されている。
作用について説明すると、コンデンサ130の
電圧は、ホトセル105により発生した静的電圧
VQをトラツキングする。抵抗129は静的電圧
VQが減少した時コンデンサ130を部分放電さ
せるプル・ダウン抵抗である。コンデンサ130
の電圧は増幅器131を経て静止電圧VQの関数
としてトランジスタ132のベース電流を制御す
るために用いられる。増幅器131の出力は光源
104を通る定格電流が供給されるようにポテン
シヨメータ137により手動調節される。その後
フイードバツク抵抗136により一定の電圧VQ
が保たれるように電流が自動調節される。
電圧は、ホトセル105により発生した静的電圧
VQをトラツキングする。抵抗129は静的電圧
VQが減少した時コンデンサ130を部分放電さ
せるプル・ダウン抵抗である。コンデンサ130
の電圧は増幅器131を経て静止電圧VQの関数
としてトランジスタ132のベース電流を制御す
るために用いられる。増幅器131の出力は光源
104を通る定格電流が供給されるようにポテン
シヨメータ137により手動調節される。その後
フイードバツク抵抗136により一定の電圧VQ
が保たれるように電流が自動調節される。
本発明による検出装置を有する自動銀行装置は
各種の銀行業務を行う既知のどの自動銀行装置に
対しても重なり紙幣を検出し拒絶するために使用
しうる。これらの既知の自動銀行装置例えば米国
特許第3876864号、同第3880320号、同第3909595
号、同第3943335号、同第3954260号、同第
3999681号、同第4016405号および同第4023013号
による銀行装置には、顧客への紙幣受けの前方
に、本発明による検出装置を設置しておくことが
できる。このように検出装置を設置した自動銀行
装置において、重なり紙幣の存在を示す信号が発
生すると、その信号によつて反転モータの制御装
置が作動しベルトコンベア装置の運動方向が逆に
なるので、検出された重なり紙幣は通常の送り方
向と反対の方向に送られて拒絶紙幣コンテナに排
出される。
各種の銀行業務を行う既知のどの自動銀行装置に
対しても重なり紙幣を検出し拒絶するために使用
しうる。これらの既知の自動銀行装置例えば米国
特許第3876864号、同第3880320号、同第3909595
号、同第3943335号、同第3954260号、同第
3999681号、同第4016405号および同第4023013号
による銀行装置には、顧客への紙幣受けの前方
に、本発明による検出装置を設置しておくことが
できる。このように検出装置を設置した自動銀行
装置において、重なり紙幣の存在を示す信号が発
生すると、その信号によつて反転モータの制御装
置が作動しベルトコンベア装置の運動方向が逆に
なるので、検出された重なり紙幣は通常の送り方
向と反対の方向に送られて拒絶紙幣コンテナに排
出される。
本発明による重なり紙幣の検出は、全体の紙幣
を見てその特性を平均化し、紙幣全体の平均特性
に関連する生成信号から1枚の紙幣または重なり
紙幣の存在を定めることによつて行われる。
を見てその特性を平均化し、紙幣全体の平均特性
に関連する生成信号から1枚の紙幣または重なり
紙幣の存在を定めることによつて行われる。
本発明の有利な特徴の1つは、現金引出しおよ
び重なり紙幣検出用の各種の機構と預け入れ用の
各種の機構とを持たせ、現金引出し機能と預け入
れ機能との両方に役立つ単一のベルトコンベア装
置14を組込んだことにある。
び重なり紙幣検出用の各種の機構と預け入れ用の
各種の機構とを持たせ、現金引出し機能と預け入
れ機能との両方に役立つ単一のベルトコンベア装
置14を組込んだことにある。
他の有利な特徴は、ベルトコンベア装置14の
中間の入口スロツトからどちらの方向にも引出し
紙幣または預け入れ紙幣を給送できることであ
る。
中間の入口スロツトからどちらの方向にも引出し
紙幣または預け入れ紙幣を給送できることであ
る。
他の有利な特徴は、軸の撓曲によつて紙幣の厚
みを測定するようにしたことである。
みを測定するようにしたことである。
本発明の更に別の特徴は新しい紙幣および使い
古した紙幣のランダムな配列から成る紙幣の流れ
において重なり紙幣を検出する紙幣の測定および
厚み平均化の回路構成である。
古した紙幣のランダムな配列から成る紙幣の流れ
において重なり紙幣を検出する紙幣の測定および
厚み平均化の回路構成である。
本発明による自動銀行装置の更に別の特徴は、
多くの可変的な色彩および厚みをもつ外国紙幣の
取扱いに際して従来の検出装置に存在した問題な
しに重なり紙幣が正確に高信頼度で検出できるよ
うにしたことである。
多くの可変的な色彩および厚みをもつ外国紙幣の
取扱いに際して従来の検出装置に存在した問題な
しに重なり紙幣が正確に高信頼度で検出できるよ
うにしたことである。
本発明による自動銀行装置の更に別の特徴は、
従来の装置のようにごみのついた1枚の紙幣を重
なり紙幣として拒絶することのないように厚みの
平均化(アベレージング)に基づいて検出するよ
うにしたことにある。
従来の装置のようにごみのついた1枚の紙幣を重
なり紙幣として拒絶することのないように厚みの
平均化(アベレージング)に基づいて検出するよ
うにしたことにある。
本発明によれば、重なり紙幣の存在は単一額面
紙幣の引出ラインまたは複数の額面紙幣の引出ラ
インを設けた銀行装置においても、預け入れ装置
を更に付設した銀行装置においても、正確に高信
頼度で検出される。更に新しい紙幣と使い古した
紙幣とのランダムな配列も本発明の検出装置によ
つて正確に検出できる。また色彩や厚みについて
相違する各国の紙幣も同様に本発明の検出装置に
よつて正確に検出できるので、最初に述べた当該
技術分野の需要が十分にみたされる。
紙幣の引出ラインまたは複数の額面紙幣の引出ラ
インを設けた銀行装置においても、預け入れ装置
を更に付設した銀行装置においても、正確に高信
頼度で検出される。更に新しい紙幣と使い古した
紙幣とのランダムな配列も本発明の検出装置によ
つて正確に検出できる。また色彩や厚みについて
相違する各国の紙幣も同様に本発明の検出装置に
よつて正確に検出できるので、最初に述べた当該
技術分野の需要が十分にみたされる。
本発明は上述の実施例以外にも当業者に自明な
いろいろの変更形態で実施できるものであり、そ
れらのすべての変更形態も本発明の範囲に包含さ
れる。
いろいろの変更形態で実施できるものであり、そ
れらのすべての変更形態も本発明の範囲に包含さ
れる。
第1図は本発明による重なり紙幣の検出装置お
よび紙幣引出し装置を有する自動銀行装置の一部
は切欠いて示す側面図、第2図は第1図の2―2
線方向の端面図、第3図は第1図の自動銀行装置
の斜視図、第4図は第2図の4―4線に沿う断面
図であり、測定ロールの間を紙幣が通過していな
い状態において測定ロールおよび検出スイツチ装
置を示す図、第5図は測定ロールがその間を通過
する紙幣により附勢された状態を示す第4図と同
様の断面図、第6図は多数の紙幣が重なり合つて
送られる偶発的な場合を示す第4図および第5図
と同様の断面図、第7図は第4図の7―7線に沿
う断面図であり、測定ロールの間に紙幣が通過し
ない状態を示す図、第8図は1組の測定ロールの
間を1枚の紙幣が通過し他の組の測定ロールの間
を2枚の重なつた紙幣が通過する状態を示す第7
図と同様の断面図、第9図は第4図の9―9線方
向の端面図、第10図は第4図および第9図の1
0―10線に沿う断面図、第11図は無端ベルト
を取外し且つ入口スロツトにおいて案内部材を閉
止位置として示した第4図の11―11線方向の
上面図、第12図は案内部材を開放位置とし1枚
の紙幣をその間に通過させた状態を示す第11図
と同様の上面図、第13図は第11図および第1
2図の2個の案内部材を示す分解斜視図、第14
図は拒絶紙幣コンテナの断片的な斜視図、第15
図は第1図の自動銀行装置を反対側からみた側面
図、第16図は本発明の検出装置の変形実施例を
示す第4図と同様の断面図、第17図ないし第2
5図は重なり紙幣のいくつかの検出回路の概略的
な回路図およびその波形説明図である。 図において1は自動銀行装置、9,9aは紙幣
供給コンテナ、11,11aはピツクアツプ機
構、12は検出装置、13は紙幣厚み測定装置、
14はベルトコンベア装置、21は駆動軸(駆動
手段)、24〜27,24a〜27aは測定ロー
ル(搬送ロール手段)、106は積分器(平均手
段)、107は比較器(比較手段)、111はサン
プリング回路(サンプル信号測定する手段)、1
13は閾値回路(重なり紙幣検出信号の発生手
段)である。
よび紙幣引出し装置を有する自動銀行装置の一部
は切欠いて示す側面図、第2図は第1図の2―2
線方向の端面図、第3図は第1図の自動銀行装置
の斜視図、第4図は第2図の4―4線に沿う断面
図であり、測定ロールの間を紙幣が通過していな
い状態において測定ロールおよび検出スイツチ装
置を示す図、第5図は測定ロールがその間を通過
する紙幣により附勢された状態を示す第4図と同
様の断面図、第6図は多数の紙幣が重なり合つて
送られる偶発的な場合を示す第4図および第5図
と同様の断面図、第7図は第4図の7―7線に沿
う断面図であり、測定ロールの間に紙幣が通過し
ない状態を示す図、第8図は1組の測定ロールの
間を1枚の紙幣が通過し他の組の測定ロールの間
を2枚の重なつた紙幣が通過する状態を示す第7
図と同様の断面図、第9図は第4図の9―9線方
向の端面図、第10図は第4図および第9図の1
0―10線に沿う断面図、第11図は無端ベルト
を取外し且つ入口スロツトにおいて案内部材を閉
止位置として示した第4図の11―11線方向の
上面図、第12図は案内部材を開放位置とし1枚
の紙幣をその間に通過させた状態を示す第11図
と同様の上面図、第13図は第11図および第1
2図の2個の案内部材を示す分解斜視図、第14
図は拒絶紙幣コンテナの断片的な斜視図、第15
図は第1図の自動銀行装置を反対側からみた側面
図、第16図は本発明の検出装置の変形実施例を
示す第4図と同様の断面図、第17図ないし第2
5図は重なり紙幣のいくつかの検出回路の概略的
な回路図およびその波形説明図である。 図において1は自動銀行装置、9,9aは紙幣
供給コンテナ、11,11aはピツクアツプ機
構、12は検出装置、13は紙幣厚み測定装置、
14はベルトコンベア装置、21は駆動軸(駆動
手段)、24〜27,24a〜27aは測定ロー
ル(搬送ロール手段)、106は積分器(平均手
段)、107は比較器(比較手段)、111はサン
プリング回路(サンプル信号測定する手段)、1
13は閾値回路(重なり紙幣検出信号の発生手
段)である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重なつた紙幣を検出する検出機構、紙幣の引
出機構および預け入れ機構とを有する自動銀行装
置において、 (イ) 紙幣厚み測定装置13と、紙幣供給部9から
紙幣厚み測定装置13を経て紙幣受け部6に一
連の紙幣を連続的に移動させる移動装置14,
36,25,25a,57とを有し、 (ロ) 該紙幣厚み測定装置13は、各紙幣の厚みを
絶えずサンプルして測定し各紙幣の厚み測定値
を発生し、かつ該紙幣が前記厚み測定装置を通
つてその移動経路で移動する時に、移動方向に
延長する実質的な測定長さにわたつて各紙幣の
厚みの測定値に関連した信号を発生する装置6
4,105と、その紙幣の測定される長さにわ
たつて行なわれる厚み測定値を平均して1つの
平均化された厚み測定値を発生する装置106
とを備え、更に (ハ) 通常の紙幣の基準値と該平均紙幣厚み測定値
とを比較し該平均紙幣厚み測定値が該基準値を
超過した際に重なり紙幣検出信号を発生する比
較手段107と、 (ニ) 前記紙幣供給部9から紙幣受け部6へ紙幣を
連続して移動させる移動装置は、ピツクアツプ
機構11,11aと、搬送ロール手段36と、
可逆型ベルトコンベア手段14と、および前記
ピツクアツプ機構、前記搬送ロール手段ならび
に前記可逆型ベルトコンベア手段とを連係的に
駆動する駆動手段90〜102とを含み、 (ホ) 該ピツクアツプ機構と搬送ロール手段とベル
トコンベア装置および駆動手段は、該ピツクア
ツプ機構が前記供給部9から1回づつ1枚の紙
幣を取出して、次々に取出された紙幣を搬送ロ
ール手段に供与し、該搬送ロール手段は連続す
る紙幣を厚み測定装置を経て移動させてそれら
を可逆型のベルトコンベア装置に供与し、該可
逆型ベルトコンベア装置は受け入れた紙幣を紙
幣受け部6に供与し、よつて発生された紙幣重
なり検出信号によつて前記ベルトコンベア装置
の運動を反転させ、そこに引出された重なり紙
幣がその移動経路における通常の運動方向62
とは反対の方向63で紙幣受け部6から離隔さ
れるように共働的に構成されていることを特徴
とする自動銀行装置。 2 前記可逆型ベルトコンベア装置の反転時に、
検出された重なり紙幣が拒絶紙幣コンテナ15の
方に搬送されるようにした特許請求の範囲第1項
記載の自動銀行装置。 3 前記預け入れ機能を重なり紙幣の検出機構1
2に近接して設け、前記可逆型ベルトコンベア装
置14が預け入れ操作に基づくその逆転駆動時に
預け入れ物を自動銀行装置中に搬送するようにし
た特許請求の範囲第1項記載の自動銀行装置。 4 前記拒絶紙幣コンテナは取外し可能とし、該
拒絶紙幣コンテナを錠止する錠止装置を設け、該
錠止装置は該拒絶紙幣コンテナがその取付位置か
ら取外される前には錠止されているようにした特
許請求の範囲第1項記載の自動銀行装置。 5 重なり検出機構からベルトコンベア装置に紙
幣を供与するためのスロツトをプレート装置47
に形成すると共に前記スロツトに通常閉ざすゲー
ト装置を設け、該ゲート装置は重なり検出機構か
らスロツトに送られる移動中の紙幣により開放さ
れるようにした特許請求の範囲第1項記載の自動
銀行装置。 6 前記重なり紙幣検出信号を発生する比較手段
は、重なり紙幣検出機構を過ぎて移動する重なり
紙幣が測定ロールと係合した時に、該ゲージロー
ルを取付けた可撓軸が機械的に変位することによ
り作動するようにした特許請求の範囲第1項記載
の自動銀行装置。
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