JPS615415A

JPS615415A - 磁気ヘツド

Info

Publication number: JPS615415A
Application number: JP12598984A
Authority: JP
Inventors: Kidai Nochi; 能智　紀台
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1984-06-19
Filing date: 1984-06-19
Publication date: 1986-01-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、非バインダー型磁気記録媒体を用いたディジ
タルオーディオ、固定ヘッド方式ビデオテープレコーダ
ー等の高密度磁気記録装置に適用される多素子型の磁気
ヘッドに関する。

従来例の構成とその問題点近年、磁気記録の分野では、従来のγ−Ｆ＋！１２０５
１Ｃｏ合有のγ−Ｆｅ２Ｏ３、０ｒ０２　　の強磁性粉
末を有機バインダー中に分散させて塗布することに依り
磁性層を構成させたいわゆるバインダー型磁気記録媒体
に代って、メッキ法、スパッタリング＼。

真空蒸着、イオンブレーティングなどの方法に依りて形
成された強磁性金属薄膜のみで磁性層を構成させた非バ
インダー型磁気記録媒体が注目され、新規の磁気記録装
置に応用展開が行われている。

その中で、走行している磁気記録媒体と交差する方向に
複数個の磁気ヘッドを配して、ディジタル化された信号
を各４の磁気ヘッドで記録及び再生を行わす多素子型の
磁気ヘッドと、前記非バインダー型磁気記録媒体を兼備
した磁気記録装置は、高品質のＨｉ　−Ｆｉ磁気記録装
置やディジタルビデオレコーダーとして有望視されてい
る。従来用いられている該磁気記録装置の一例を第１図
及び第２図に示す。

第１図は、基板１＆上に２０個の薄膜で構成された磁気
ヘッドをＸ方向に配列した多素子磁気ヘッド１と該多素
子磁気ヘッド１と交差する方向（同図ではｙ方向。）に
当接して走行している磁気記録媒体２（なお同図では矢
印２ａで走行方向を示す。）を斜視図的に示し、第２図
は平面図として示している。なお、第２図では、磁気記
録媒体２は、紙面と垂直方向（Ｘ方向）に走行している
ものである。第１〜２図では２０個の磁気ヘッドに各々
順番を付け、そのうち１番目、１０番目。

２０番目の磁気ヘッドを１ｂ、ＩＣ，１ｄとして記して
いる。１Ｃは基板１ａのＸ方向に於ける略中央部に位置
する磁気ヘッドを、１ｂ、１ｄは端部近傍に位置する磁
気ヘッドである。磁気ヘッド１ｂ、ＩＣ，１ｄの詳細な
構造が第１図では記されていないが、−例として軟磁性
部が強磁性薄膜で、巻線部が導電性薄膜で、磁気的ギャ
ップが非磁性薄膜で構成され、記鉦及び再生が可能な薄
膜型磁気ヘッドがあげられる。なお、第１及び第２図で
は、磁気ヘッド１ｂ、１０，１ｄの上部に配され、基板
１１！Ｌと共に該磁気ヘッド１ｂ、１ｃ。

１ｄを挾持した保護基板は省かれている。

磁気記録媒体２は、高分子基板２ｂの表面に真空蒸着、
イオンブレーティング、メッキ、イオンブレーティング
等の薄膜形成手段を用いて強磁性金属薄膜２Ｃを構成さ
せ、該強磁性金属薄膜２ｃを多素子磁気ヘッド１に当接
させている。そして高分子基板２ｂの裏面（即ち前記強
磁性金属薄膜２Ｃが構成された表面とは反対の面。）に
は、バイロン、ウレタン等からなる樹脂層（略してバッ
クコート層と呼ぶ。）が構成されている。しかし、上記
に説明したような構成の非バインダー型磁気記録媒体は
、下記に記されるような問題を本質的にかかえている。

即ち該磁気記録媒体２は、該磁気記録媒体２を構成して
いる高分子基板２ｂ、強磁性金属薄膜２０．バックコー
ト層２ｄの熱膨張係数が異なること、該磁気記録媒体２
を製造する過程で種々の熱履歴や外力の履歴を受けるこ
とに依り、該磁気記録媒体２の断面は厳密には平坦でな
く、第３図に拡大して模式的に示すように強磁性金属薄
膜２Ｃを内周側、高分子基板２ｂ及びバックコート層２
ｄを外周側とした彎曲状を呈している。（今後は、該現
象をカールと呼ぶことにする。）なお、第３図では、紙
面と垂直方向（ｙ方　　　　　　　′１向）に磁気記録
媒体２は走行するものである。従って、該カールに依る
スペーシングロスの発生に伴ない走行している該磁気記
録媒体２と交差する方向に複数個の磁気ヘッドを配した
多素子型の磁気ヘッドでは、ある特定の波長と９わけ短
波長下における各々の磁気ヘッドの記録及び再生特性が
異なシ、正常な信号処理が出来なくなるという問題が生
じる。　　　　　゛発明の目的本発明は、上記従来の問題点を解消するもので各々の磁
気ヘッドの記録及び再生特性を同一にして信頼性の高い
ものとした多素子型の磁気ヘッドを提供するものである
。

発明の構成本発明の多素子型の磁気ヘッドは、磁気記録媒体と当接
する部分には磁気記録媒体の走行方向にＲ１なる曲率を
設けるのみならず、該磁気記録媒体と交差する方向に於
いても、Ｒ２なる曲率を設けた多素子型の磁気ヘッドで
あり、各々の磁気ヘッドの記録及び再生特性を同一にし
て信頼性の高いものとした多素子型の磁気ヘッドである
。

実施例の説明以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。

第４図及び第５図は、本発明の実施例に於ける多素子型
の磁気ヘッドの基本構成を示す図であり、第４図は側面
図として、第５図は平面図として示した図である。

なお、従来例の構成を示しだ第１〜３図中に用いられた
符号と基本的に同一機能を有している場合は、第４図及
び第６図に於いても同一の符号を付している。

即ち、多素子型の磁気ヘッド１は基板１ａのＸ方向（磁
気記録媒体２の走行方向であるＸ方向と交差する方向）
に複数個の磁気ヘッド（第４及び５図では２０個）を既
に説明した薄膜型磁気ヘッドで構成し、基板１ａのＸ方
向に於ける端部に位置する磁気ヘッドを１ｂ及び１ｄと
し、略中央部に位置する磁気ヘッドを１０としている。

そして、該磁気ヘッド１ｂ、１ｃ、１ｄの上部には基板
１ａと共に該磁気ヘッド１ｂ、１０，１ｄを挾持した保
護基板１ｅが配されるっ更に、本発明の多素子型磁気ヘッド１は、磁気記録媒体
と当接する部分には磁気記録媒体２０走行方向に、Ｒ１
で示される曲率を設けると共に、該磁気記録媒体２と交
差する方向にも　Ｒ２で示される曲率を設けている。

Ｒ１としては、　３闘から３００朋、好ましくは６羽か
ら２０１１ｆｆである。３１１１Ｍ以下ならば多素子型
磁気ヘッド１と磁気記録媒体２との当接に伴なう多素子
型磁気ヘッド１の摩耗が顕著になり正常の記録及び再生
特性を有さな（なる。３００ＭＩＡ以上の時は、多素子
磁気ヘッド１と走行している磁気記録媒体２とのスペー
シングが顕著になシ、所望の記録及び再生特性を示さな
い。

Ｒ２は、多素子磁気ヘッドのＸ方向に於ける長さＷに依
存している。Ｗが４にＷに１３［ａｒｘ］の場合、Ｒ２
としては１ｏＩＩＩＷから３０００＃ｆｆ、好ましくは
１５０Ｍ１Ｎから１０００．ｗｍがのぞましい。１０１
１１１１１以下ならば略中央部に位置する磁気ヘッド１
ｃと端部に位置する磁気ヘッド１ｂ、１１１間の磁気ヘ
ッドとしての性能即ちコアーｉ率を同等に設計すること
か困難であること、又両者間の耐久性即ち一定の長Ｒ間
使用後に於ける磁気ヘッドとしての上記性能を等しく保
つことが困難であること等に依り好ましくない。又３０
００ｍｙｓ以上ならば、本発明の目的とする効果があら
れれない。Ｗが１３朋以上の場合、Ｒ２としては２ｏｍ
ｍがら５０００ｎ１好ましくは１００１１１Ｎから２ｏ
ｏｏＩＩＭかのぞましい。これの現出は、Ｗが４＜Ｗ（
１ｓ（絹］の場合に、記載した理由と本質的には同じで
ある。

本発明の多素子型磁気ヘッドは、上記では薄膜型磁気ヘ
ッドを一例とし、しかも軟磁性部が強磁性薄膜で、巻線
部が導電性薄膜で、磁気的ギャップが非磁性薄膜で構成
され、記録及び再生が可能な薄膜型磁気ヘッドを一例と
しているが、ホールヘッド、磁気抵抗型ヘッド等のよう
な磁束応答型の再生専用の薄膜型磁気ヘッドであっても
、何ら支障がない。又、多素子型磁気ヘッドとして、磁
気記録媒体の走行方向と交差する方向に、バルク　　　
　　　　６型の磁気ヘッドを一列に配列させた多素子型
磁気　　　　　　　！ヘッドであってもよい。

又、非バインダー型磁気記録媒体として、走行している
磁気記録媒体の面内に記録及び再生が行われる場合（水
平記録と呼ばれている。）のみならず、垂直方向に記録
及び再生が行われる場合（垂直記録と呼んでいる。）い
ずれの場合に於いても、本発明の趣旨は適用されるのは
言うまでもない。

以下に本発明の更に具体的な一実施例を説明する。

〔実施例〕

非磁性の）ｉｉ　−Ｚｎフェライトを基板として用い、
パターン形成技術、薄膜化形成技術を駆使して該基板上
に軟磁性部としてパーマロイ（ｓｏＮｉ　−２０７６）
薄膜を巻線部として巻数が１０ターンになるよう　Ｏｕ
薄膜を磁気的ギャップとして５ｉ０２薄膜を用い、記録
及び再生が可能な磁気ヘッドを２００μｍのピッチで、
２０個からなる薄膜型の多素子磁気ヘッドを試作した。

このときの前記基板のＸ方向に於ける長さＷはｅ、ｔｓ
〔ＩＩＩＩＩ〕であった。

なお、上記多素子磁気ヘッドの上部には、前記基板と共
に、該多素子磁気ヘッドを挾持するだめの保護基板が非
磁性の）ｉｉ　−Ｚｎフェライトで構成されている。そ
の後、前記多素子磁気ヘッドは磁気記録媒体と当接する
部分には磁気記録媒体の走行方向に１０朋の曲率（即ち
Ｒ，）　　そして交差方向に’ＩｏｏｔｇｍＯ曲率（即
ちＲ２）を設けた。

磁気記録媒体として、ポリエチレンテレフタレート上に
真空蒸着法即ちＣｊｏ　−Ｎｉの連続斜め蒸着を強制的
に酸素を導入しながら作成した強磁性金属薄膜を磁性層
とし、ウレタンを主成分とする樹脂層をバックコート層
とし、幅が％インチになる様切断された非バインダー型
磁気記録媒体を選んだ。

そしてリニアー走行が可能な市販のオーディオデツキと
等価な機能を有した試作デツキ内に、前記多素子型の磁
気ヘッドを塔載し、前記非バインダー型磁気記録媒体を
走行させた。

そして、記録波長として０．６μｍを選び、２０個から
なる多素子磁気ヘッドの各々の再生出力を比較した。該
多素子磁気ヘッドを構成させている基板のＸ方向に於け
る略中央部に位置する磁気ヘッドの再生出力をＱ（ｃｌ
Ｂ）とし、端部に位置する磁気ヘッドの再生出力を整理
したのが表１である。

なお表１には、Ｒ１のみの曲率（表１では１０ＭＭの場
合を示す。）を有した多素子磁気ヘッドのデータが比較
のため（表１では比較例として記載）記載されている。

以上の様に本実施例によれば、略中央部に位置する磁気
ヘッドと端部に位置する磁気ヘッド間の出力が極めて同
一の値を有していることがよく理解される。

発明の効果本発明の多素子型の磁気ヘッドは、磁気記録媒体に当接
する部分で、しかも磁気記録媒体の走行方向にＲ１の曲
率を設けるのみならず、磁気記録媒体と交差する方向に
も　Ｒ２の曲率を設ける事に依り各々の磁気ヘッド間の
記録及び再生特性を極めで同一にし、信頼性の高い多素
子型の磁気ヘッドを構成させることが出来る。即ち、正
常な信号処理が要求される高密度磁気記録装置に十分適
用され得るため、その実用的効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の磁気記録装置に於ける多素子型磁気ヘッ
ドと磁気記録媒体の斜視図、第２図は同平面図、第３図
は非バインダー型磁気記録媒体の断面図、第４図は本発
明の多素子磁気ヘッドの基本構成の側面図、第６図は同
平面図である。１・・・・・・多素子型磁気ヘッド、１ａ・・・・・・
基板、１ｂ、１ｄ・・・・・・端部に位置する磁気ヘッ
ド、１Ｃ・・・・・・略中央部に位置する磁気ヘッド、
１ｅ・・・・・・保１□、２１９１００．工、。□オ、
２　ｂ　、、、、、、□□　　　　′ｉ板、２Ｃ・・・
・・・強磁性金属薄膜、２ｄ・・・・・・バラフコ−ト
。代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図第２図第３図第４図第５図

Claims

【特許請求の範囲】

走行している磁気記録媒体と交差する方向に複数個の磁
気ヘッドを配し、該磁気記録媒体と当接する部分でしか
も該磁気記録媒体の走行方向にＲ＿１の曲率を、交差す
る方向にＲ＿２の曲率を設けたことを特徴とした磁気ヘ
ッド。