JPS6151982B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6151982B2
JPS6151982B2 JP57006664A JP666482A JPS6151982B2 JP S6151982 B2 JPS6151982 B2 JP S6151982B2 JP 57006664 A JP57006664 A JP 57006664A JP 666482 A JP666482 A JP 666482A JP S6151982 B2 JPS6151982 B2 JP S6151982B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
foamed
sleeve
laminated
printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP57006664A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58122856A (ja
Inventor
Tadayasu Tsubone
Bon Machida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Kasei Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Plastics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Plastics Co Ltd filed Critical Sekisui Plastics Co Ltd
Priority to JP57006664A priority Critical patent/JPS58122856A/ja
Priority to CA000419379A priority patent/CA1191006A/en
Priority to AU10386/83A priority patent/AU550344B2/en
Priority to EP19830100303 priority patent/EP0084360B1/en
Priority to KR1019830000114A priority patent/KR910001494B1/ko
Priority to US06/458,135 priority patent/US4463861A/en
Priority to DE8383100303T priority patent/DE3371614D1/de
Publication of JPS58122856A publication Critical patent/JPS58122856A/ja
Publication of JPS6151982B2 publication Critical patent/JPS6151982B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packaging Frangible Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Buffer Packaging (AREA)
  • Wrappers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明は印刷スリーブ形成用シートに関し、
ガラス瓶等の被覆保護に用いる収縮スリーブの素
材として好適なものを提供しようとしている。 従来よりガラス瓶等の外面に熱収縮性を有する
合成樹脂シートからなるスリーブを被せ、加熱す
ることにより該スリーブを収縮させてガラス瓶等
の外面形状に密着するよう被覆し、ガラス瓶等の
保護を図ることが行なわれている。 上記スリーブを形成する熱収縮性シートとして
例えば、発泡ポリスチレンシートが緩衝性に優れ
たものとして広く使用されているが、上記発泡シ
ートは表面の平滑性に劣り印刷性が良くない欠点
があると共に、シート表面にキズがつき易いもの
であつた。またガラス瓶をスリーブで収縮被覆し
た後、振動コンベア等でガラス瓶を連続移送する
際に表面の滑りが良くない為ガラス瓶がスムーズ
に移動させず、走路の途中で停滞してしまうおそ
れがあつた。 また、上記発泡シートの外面に印刷を施した後
スリーブに形成して使用する場合、発泡シートが
印刷ロールを通過する際に押圧されて厚み方向に
圧縮される結果、平面方向に伸びる為、多色印刷
を施すと各色の印刷ロール通過毎に発泡シートの
大きさが変わり色ずれが生じる欠点があつた。例
えば、厚さ0.32mm幅930mmの発泡シートに4色刷
で印刷する場合、第1回目の印刷で幅が1.4mm伸
び、第2回目でさらに0.4mm伸び、4色刷が完了
した後では約2.0mmも伸びることが測定されてい
る。 そこで従来は上記色ずれ防止の為、各色の版、
寸法を少しづつ違えて発泡シートの伸びに対応さ
せていたが、発泡シートの品質が変る毎に予め印
刷ロール通過による伸びを測定し、その伸びに合
わせた寸法の版を作る必要があり、版の作製が非
常に面倒でコストアツプの原因にもなつていた。 そこでこの発明においては上記従来の欠点を解
消すると共に収縮性に優れた印刷スリーブ形成用
シートを提供するものであり、その構成として
は、 収縮性発泡ポリスチレンシートと収縮性非発泡
ポリスチレンフイルムとが積層されており、上記
発泡シートは上記非発泡フイルムより収縮率が大
きく且つその表皮層は非発泡フイルムとの積層面
より非積層面の方が厚く、非発泡フイルムには20
重量%以下のゴム分を含有してなり、また積層さ
れたシートの流れ方向の収縮率が60%以下、幅方
向の収縮率が10%以下で且つ流れ方向の収縮率が
幅方向の収縮率より大きく形成され、上記積層シ
ートを厚み方向に3〜30%圧縮してなり、発泡シ
ート側を内面にして流れ方向の両端を接合するこ
とを特徴としている。 次いでこの発明の実施態様について図を参照し
ながら以下に例示する。 スリーブ形成用シートSは収縮性発泡ポリスチ
レンシート1と収縮性非発泡ポリスチレンフイル
ム2とが積層されたものであり、両者1,2は何
れも加熱することによつて収縮する、いわゆる熱
収縮性を有するものである。 上記収縮性は押出成形時の延伸等によつて付加
されるものであるが、収縮力の大きさまたは収縮
率は上記延伸量等の成形条件あるいは素材となる
樹脂の組成によつて変わる。また発泡シート1の
場合、押出発泡によつて両面に樹脂による表皮層
が形成されるが、その厚さは成形時の冷却度合に
よつて変わるものである。従つて上記成形条件あ
るいは素材の組成等を適宜設定することによつ
て、この発明の印刷スリーブ形成用シートSが形
成されるものである。 先ず発泡シート1の素材となるポリスチレン樹
脂としては、スチレン、ビニルトルエン、イソプ
ロピルスチレン、α―メチルスチレン、核メチル
スチレン、クロロスチレン、第三ブチルスチレン
等のビニル芳香族モノマーの重合により得られる
スチレン重合体、スチレンモノマーと、1・3―
ブタジエン、アクリル酸ブチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸2―エチルヘキシル等のアクリル
酸アルキル、アクリロニトリル、ビニルアセテー
ト、α―メチルエチレン、ジビニルベンゼン、ジ
メチルマレエート、ジエチルマレエートとの共重
合により得られる、スチレンモノマーをその50重
量%以上含有するスチレン共重合体が使用され、
上記樹脂にプロパン、ブタン、イソブタン、ペン
タン、ネオペンタン、イソペンタン、ヘキサン、
ブタジエン等の脂肪炭化水素類、シクロブタン、
シクロペンタン、シクロヘキサン等の環式脂肪族
炭化水素類及びメチルクロライド、メチレンクロ
ライド、ジクロロフルオロメタン、クロロトリフ
ルオロメタン、ジクロロジフルオロメタン、クロ
ロジフルオロメタン、トリクロロフルオロメタン
等のハロゲン化炭化水素類等の発泡剤を加えて加
熱発泡させて発泡シート1を形成する。発泡シー
ト1の厚みは0.1〜1mmの範囲で使用でき、1mm
以上になるとロール巻回が困難でロール状で出荷
することができないので好ましくない。 非発泡フイルム2としては上記発泡シートの素
材と同一のものが使用できる。非発泡フイルム2
中に、ブタジエン、ブテン等のゴム分を含有させ
ることもできる。ゴム分を含有させることによ
り、共押出機を用いて、非発泡フイルム2と発泡
シート1とを同時に押出して積層する際、非発泡
フイルムの延伸を自由にコントロールすることが
可能となる。本願発明では非発泡フイルム2と発
泡シート1との延伸差を設けておくことが必要で
ある。非発泡フイルム2と発泡シート1との収縮
率を同じくすると、この積層シートを用いてスリ
ーブを形成し、これを瓶体に収縮被覆させた後、
使用中に非発泡フイルムに割れが生じる。これを
防止するためには、非発泡フイルムの収縮率を発
泡シートより小さくしておくことが必要とされ
る。そのために非発泡フイルムの延伸をコントロ
ールし得るゴム分を押出時に加えることが必要と
されるものである。但しゴム分の含有量は20重量
%以下、好ましくは2〜10重量%の範囲とするも
のとし、20重量%を越えるとフイルム2に印刷し
た場合に印刷インクの溶剤に侵され好ましくな
い。またチタンホワイト等の顔料を含有させると
光透過性を減じ反射率を高める為、発泡シート1
と積層した場合印刷時の発色が良く表面の艷ある
いは光沢を良くする効果もあり、チタンホワイト
の含有量は好ましくは5重量%以下で実施され
る。なお、非発泡フイルム2の厚みは2〜160μ
の範囲のものであり、2μ以下では強度が弱く印
刷時に傷が生じ易く、160μ以上では巻回性が悪
くなるので好ましくない。 上記発泡シート1と非発泡フイルム2は別々に
成形した後、熱接着等にて積層し印刷スリーブ成
形用シートSを形成する方法と、同時押出にて発
泡シート1と非発泡フイルム2との成形と同時に
積層する方法の何れでも実施できる。 先ず同時押出による方法について説明すると、
例えばインフレーシヨン成形の場合発泡シート1
が内側、非発泡フイルム2が外側になるようにし
て押出ダイから同時に押出し、冷却エアーを内側
の発泡シート1側のみにかけるか、もしくは発泡
シート1側のエアーを外側の非発泡フイルム2側
に比べて特に強くすることによつて、内外の冷却
度合に差をつけて延伸させた後引取つて積層シー
トを成形する。上記延伸によつて印刷スリーブ形
成用シートSとしての収縮性が生じるのである
が、冷却度合の大きい発泡シート1は非発泡フイ
ルム2よりも大きな収縮率を示し、且つ発泡シー
ト1自体としても、直接エアーが当り、非発泡フ
イルム2に積層されていない面11の方に非発泡
フイルム2との積層面10よりも厚い表皮層が形
成され収縮率も大きくなる。また延伸時の引取り
速度およびブローアツプ比を適当に設定し、流れ
方向と幅方向の延伸量をコントロールすることに
よつて積層されたシートの流れ方向の収縮率を60
%以下、幅方向の収縮率を10%以下にすると共
に、流れ方向の収縮率が幅方向の収縮率より大き
くなるようにする。 なお発泡シート1と非発泡フイルム2との収縮
率の差は上記冷却エアーの強さで調節すると共に
非発泡フイルム2に含有させるゴム分を増減させ
て調節する。 次に熱接着により積層する方法では、予め発泡
シート1および非発泡フイルム2を別々に押出成
形し、その際の延伸量等を調節することによつて
成形された発泡シート1の収縮率が非発泡フイル
ム2の収縮率より大きくなるようにする。また発
泡シート1の押出成形時には両面の冷却度合に差
をつけることによつて表皮層の厚さおよび収縮率
が発泡シート1の表裏で異なるようにする。さら
に発泡シート1の流れ方向と幅方向の延伸量に差
をつけて成形することによつて両方向の収縮率を
調整する。 こうして別個に形成された発泡シート1及び非
発泡フイルム2を、発泡シート1の表皮膜が薄い
面10に非発泡フイルム2を熱接着して積層すれ
ば印刷スリーブ成形用シートSが形成されるが、
熱接着に代えエチレン―酢酸ビニル共重合体等の
バインダーによる接着にて両者1,2を積層する
ことも可能である。 なお上記のごとく形成された印刷スリーブ成形
用シートSのうち、発泡シート1に含まれた発泡
剤による残存ガス量は、後述する使用時すなわち
スリーブの加熱収縮時点において3mol/Kg以下
にしておく。これはスリーブが収縮する際に残存
ガス量が多いと加熱による膨脹でスリーブの厚み
増加が大きくなり、非発泡フイルム2の印刷面が
剥離したり亀裂がはいるのを防止するためであ
り、残存ガスは押出成形後経時と共に徐々に発散
するが熱ロール等で積極的に発散させて調整する
のが好ましい。 こうして形成された積層シートを所定の間隙を
設けた一対の圧縮ロール間を通過させて積層シー
トを厚み方向に3〜30%圧縮させれば同時に平面
方向にはわずかに伸びる。なお上記圧縮ロール間
の〓間は原反厚みに対して93〜50%とし、圧縮ロ
ール通過直後において積層シートが厚み方向に5
〜35%圧縮されるようにしておくと、積層シート
の復元力により実質的には厚み方向3〜30%圧縮
された印刷スリーブ成形用シートSが得られる。 圧縮量としては上記範囲が好適であり、3%以
下の圧縮では印刷時の伸び防止が充分できず、30
%以上では圧縮時シートの表面と内部にずれが生
じる為、表面にシワが発生するので好ましくな
い。 なお、上記圧縮時には発泡シート1側の圧縮に
よる平面方向の伸びに伴なつて非発泡フイルム2
も伸びる必要があるが、この発明においては非発
泡フイルム2としてゴム分を含有させたものを用
いることにより、上記伸びに対応できるようにし
ている。圧縮ロールは常温でも使用できるが、圧
縮と同時に加熱できるように熱ロールを使用して
もよい。圧縮ロールの一例としてはロール径300
φの熱ロールとロール径100φの圧縮用ロールを
一対にして用いるもの、あるいは両者共ロール径
200φのものなどが使用できるが、ロール径があ
まり小さいと積層シートがロールに沿つて走行す
る際にヒビ割れを生じるおそれがあり不適当とな
る。 以上のようにして圧縮された印刷スリーブ形成
用シートSは印刷工程に回されるが、すでに充分
に圧縮されているので印刷ロール通過の際にはほ
とんど圧縮されず、平面方向への伸びも生じな
い。従つて印刷版は多色刷の場合でも色ずれ防止
の為の寸法調整の必要はなく、各色で同じ版寸法
のものを使用すればよい。 以上のようにして発泡シート1と非発泡フイル
ム2とが積層された印刷スリーブ成形用シートS
は、印刷後、適宜大きさに裁断されて円筒状のス
リーブに形成される。このとき印刷スリーブ成形
用シートSの発泡シート1側を内面側にすると共
に、シートの流れ方向がスリーブの円周方向にな
るようにして筒状に巻回し、その流れ方向の両端
を熱接着等の手段で接合してスリーブAを形成す
る。 このスリーブAをガラス瓶G等に被せた後、加
熱することによつてスリーブAを収縮させてガラ
ス瓶Gにぴつたり密着させて被覆し、ガラス瓶G
の保護を果すものである。なお上記スリーブAの
大きさはガラス瓶Gに被せた際に、ガラス瓶Gと
スリーブAとの間に約1mm程度の〓間ができるよ
うに形成されたものが、収縮した場合の密着性、
外観上も好ましい。またスリーブAは円周方向に
収縮すると同時に厚み方向には厚くなるが、この
厚み変化が極端になると、発泡シート1と非発泡
フイルム2の収縮度合の違いによつて印刷面が盛
り上つたり表面に亀裂が入るおそれがある。従つ
て上記厚みの変化が収縮前後で2.0倍以下になる
ように、ガラス瓶GとスリーブAの大きさを調整
して実施する。 なおスリーブAはガラス瓶Gのほか、各種ガラ
ス製品、陶磁器など壊れ易い物品の保護用として
種々の用途に使用できるものである。 実施例 (A) 非発泡フイルムの配合 ポリスチレン 75部 スチレン―ブタジエン共重合体(ブタジエン6
%含有) 25部 チタンホワイト 5部 (B) 発泡シートの配合 ポリスチレン 100部 ブタン ポリスチレン1Kg当り0.345モル 2台の押出機を用い、一方の押出機で上記(A)を
溶融混練し、他方の押出機で上記(B)を溶融混練
し、一方の押出機の先端を他方の押出機のダイに
接続し、他方の溶融混練物の外周に一方の溶融混
練物を被覆させた後、口径75mm細〓幅寸法0.4mm
の環状の先端口金より円筒状に押出し、径145mm
のプラグ上を通過せしめて、16m/minの速度で
引取つた。上記プラグ通過後シートを2枚に切り
開き、さらにその後表面温度92℃の熱ロール(径
100mmφ)を通過させ、得られたシートSの厚み
は0.35mm(その内非発泡フイルムの厚み15μ)で
あつた。 上記シートSを、二個一対の圧縮ロール間を通
過させる。ロール径は夫々200mmφ、ロール間隔
0.2mm、ロール温度87℃である。そして圧縮ロー
ル通過後、スリーブ形成用シートSの厚みは0.26
mmになつた。 このようにして得られたシートの発泡倍率は6
倍、発泡剤残存量は0.22mol/Kg、収縮率(130℃
のオーブンで12秒加熱)は流れ方向45%、幅方向
2%であつた。 また光透過率として可視光線内の波長380〜
770mμ間で40%以下となつた。 そしてこの印刷スリーブ成形用シートSに多色
刷り印刷を施したところ、幅方向に伸びず、色ズ
レも生じないで良好な印刷性を発揮した。 さらに上記シートの引張り強度について従来品
と共に測定し下表が得られた。
【表】
【表】 上表より圧縮による印刷ズレの防止効果とゴム
分を含有させたことによる圧縮時の反り、亀裂発
生の防止効果に加え、引張り強度の点でも優れた
ものとなることが判る。 次に上記スリーブ形成用シートSの流れ方向の
両端を接合してスリーブAを形成し、被覆用のガ
ラス瓶を68℃で予熱しておき、上記スリーブAを
ガラス瓶Gに被せた後オーブン温度160℃で10秒
間加熱してスリーブAを収縮被覆させたところ、
良好な被覆状態でガラス瓶Gを保護できると共
に、外観上も美麗な仕上りとなり、表面の滑りも
良好であることが確認できた。 以上のごとく構成されたこの発明の印刷スリー
ブ形成用シートによれば、収縮性発泡ポリスチレ
ンシートと収縮性非発泡ポリスチレンフイルムが
積層されたものであるゆえ、スリーブに形成した
とき外面側になる非発泡フイルムにて表面が平滑
で印刷性が非常に良くなり、印刷インクの使用量
も少なくて済み、また上記フイルムは強度に優れ
キズもつき難いため内側の発泡シートの優れた緩
衝性に加えてガラス瓶等に対する保護性能が格段
に優れたものとなる。従つてガラス瓶自体の厚さ
を薄くしても充分使用に耐えることになり、従来
の約1/2程度まで軽量化することができ、コスト
ダウン及び輸送重量の軽減に大きな効果を発揮で
きるものである。さらに表面の滑性が良くなる
為、スリーブ被覆したガラス瓶を振動コンベア、
シユート等で移送する際にガラス瓶同士が接触し
たときの摩擦抵抗が少なくなつて移送がスムーズ
に行なえ、走路の途中でガラス瓶が詰まつたり停
滞する従来の発泡シート製スリーブの欠点を解消
できる。 またスリーブの内面側となる発泡シートの収縮
率が外面側の非発泡フイルムの収縮率より大きい
為、ガラス瓶に対して収縮被覆させるときにより
大きな収縮量を要する内面側の発泡シートがガラ
ス瓶にぴつたり密着して被覆でき〓間の発生や瓶
の肩口、底の返り部などに反りやまくれが生じる
ことも無くなり、またガラス瓶に対する接合力も
充分大きくなる。 さらに発泡シート自体も、非発泡フイルムとの
積層面より非積層面の表皮層が厚い為、ガラス瓶
への密着性がよく、収縮性の点でも良好な効果を
発揮できる。 そして積層されたシート全体としては流れ方向
の収縮率が幅方向の収縮率よりも大きく、スリー
ブに形成した際に流れ方向がスリーブの円周方向
になるようにして筒状に巻回し両端を接合すれ
ば、スリーブをガラス瓶に被せて収縮させた場
合、スリーブは主に円周方向のみに収縮し、軸方
向へはほとんど収縮せず、ガラス瓶の所定の範囲
を充分に被覆できる。 そして、この発明の印刷スリーブ形成用シート
は積層されたシートを厚み方向へ3〜30%圧縮し
ているゆえに、印刷時に印刷ロール通過によつて
生じるシートの伸びがほとんどなく、多色印刷の
場合でも全く色ズレを生じず良好な仕上りが実現
でき、色ズレ対策の為の版寸法の微調整は全く不
要になり印刷コストの低減能率化に大きく貢献で
きる。しかも単なる積層シートを圧縮した場合に
は非発泡フイルムと発泡シートの伸びの差により
反りや亀裂が生じる欠点を、この発明においては
非発泡フイルムにゴム分を含有させて発泡シート
の伸びに対応させているため上記欠点は全く生じ
ず良好な仕上りが得られ、しかも上記ゴム分を含
有させたことによりシート全体の引張り強度をも
向上させることができる。 以上のようにガラス瓶に収縮被覆するスリーブ
としての優れた諸性能を発揮できる印刷スリーブ
形成用シートとして実用的価値の非常に高いもの
である。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の実施態様を例示するものであ
り、第1図は断面図、第2図はスリーブの斜視
図、第3図は使用状態の断面図である。 1…収縮性発泡ポリスチレンシート、10…積
層面、11…非積層面、2…収縮性非発泡ポリス
チレンフイルム、S…印刷スリーブ形成用シー
ト、A…スリーブ、G…ガラス瓶。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 収縮性発泡ポリスチレンシートと収縮性非発
    泡ポリスチレンフイルムとが積層されており、上
    記発泡シートは上記非発泡フイルムより収縮率が
    大きく且つその表皮層は非発泡フイルムとの積層
    面より非積層面の方が厚く、非発泡フイルムには
    20重量%以下のゴム分を含有してなり、また積層
    されたシートの流れ方向の収縮率が60%以下、幅
    方向の収縮率が10%以下で且つ流れ方向の収縮率
    が幅方向の収縮率より大きく形成され、上記積層
    シートを厚み方向に3〜30%圧縮してなり、発泡
    シート側を内面にして流れ方向の両端を接合する
    ことを特徴とする印刷スリーブ形成用シート。 2 非発泡ポリスチレンフイルムが5重量%以下
    のホワイトチタンを含有するものからなる上記特
    許請求の範囲第1項記載の印刷スリーブ形成用シ
    ート。
JP57006664A 1982-01-14 1982-01-18 印刷スリ−ブ形成用シ−ト Granted JPS58122856A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57006664A JPS58122856A (ja) 1982-01-18 1982-01-18 印刷スリ−ブ形成用シ−ト
CA000419379A CA1191006A (en) 1982-01-14 1983-01-13 Sheet for forming sleeve and process for producing the same
AU10386/83A AU550344B2 (en) 1982-01-14 1983-01-14 Sheet for forming sleeve and process
EP19830100303 EP0084360B1 (en) 1982-01-14 1983-01-14 Sheet for forming sleeve and process for producing the same
KR1019830000114A KR910001494B1 (ko) 1982-01-14 1983-01-14 슬리브-형성 시이트의 제조방법
US06/458,135 US4463861A (en) 1982-01-14 1983-01-14 Sheet for forming sleeve and process for producing the same
DE8383100303T DE3371614D1 (en) 1982-01-14 1983-01-14 Sheet for forming sleeve and process for producing the same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57006664A JPS58122856A (ja) 1982-01-18 1982-01-18 印刷スリ−ブ形成用シ−ト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58122856A JPS58122856A (ja) 1983-07-21
JPS6151982B2 true JPS6151982B2 (ja) 1986-11-11

Family

ID=11644641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57006664A Granted JPS58122856A (ja) 1982-01-14 1982-01-18 印刷スリ−ブ形成用シ−ト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58122856A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6328470A (ja) * 1986-07-19 1988-02-06 Sumiko Takahoko 刷毛
JPS63133375U (ja) * 1987-02-25 1988-08-31

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0585750U (ja) * 1991-02-28 1993-11-19 神崎製紙株式会社 枚葉紙搬送用システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6328470A (ja) * 1986-07-19 1988-02-06 Sumiko Takahoko 刷毛
JPS63133375U (ja) * 1987-02-25 1988-08-31

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58122856A (ja) 1983-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR910001494B1 (ko) 슬리브-형성 시이트의 제조방법
US5393603A (en) Laminated resin sheet and process for producing the same
CZ284599B6 (cs) Folie z pěnového polystyrenu a způsob její výroby
JPS6151981B2 (ja)
JPS6151982B2 (ja)
JPS6153224B2 (ja)
JPS6358694B2 (ja)
JP2972571B2 (ja) 熱収縮性多層フィルム
JP4938707B2 (ja) ポリスチレン系樹脂積層発泡シート、容器及びポリスチレン系樹脂積層発泡シートの製造方法
JPS634787B2 (ja)
JP5438928B2 (ja) 熱収縮性フィルム、熱収縮性ラベル、及び該ラベルを装着した容器
JPH09141772A (ja) 熱成形用スチレン系樹脂積層発泡シート
JPS6359869B2 (ja)
JP2002166508A (ja) ポリスチレン系樹脂発泡シート及びその容器
JPS6411456B2 (ja)
EP2796286B1 (en) Heat-shrinkable film for label with low specific gravity and method for preparing the same
JPS6132747A (ja) 収縮スリ−ブ形成用シ−ト
JPS60199640A (ja) シユリンク包装用積層シ−ト
JP2003103711A (ja) 離型シート
JPH08305286A (ja) ラベル
JP7107657B2 (ja) 熱収縮性フィルム、ラベル長尺体、及び筒状ラベル
JPS6226660B2 (ja)
JPH0313973B2 (ja)
JPH07230249A (ja) ラベル
JPS634788B2 (ja)