JP5438928B2 - 熱収縮性フィルム、熱収縮性ラベル、及び該ラベルを装着した容器 - Google Patents
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Description
第1の本発明は、ビニル芳香族炭化水素系樹脂層からなるフィルム、または、少なくと
も1層のビニル芳香族炭化水素系樹脂層を表層に有する積層フィルムであって、
当該ビニル芳香族炭化水素系樹脂層は、(I)ビニル芳香族炭化水素の重合体と(II)ビニル芳香族炭化水素−共役ジエン系ブロック共重合体とを含むビニル芳香族炭化水素系樹脂100質量部に対して、脂肪酸ビスアマイドを0.01質量部以上0.08質量部以下含み、10点平均粗さが0.50μm以上1.2μm以下であるとともに、損失弾性率のピークを75℃以上95℃以下に有し、フィルムまたは積層フィルムの主収縮方向の80℃における最大収縮応力が2.5MPa以上7.0MPa以下であり、下記条件(1)を満たすことを特徴とする熱収縮性フィルムである。
(1)ビニル芳香族炭化水素系樹脂層からなるフィルムまたは少なくとも1層のビニル芳
香族炭化水素系樹脂層のヌレ指数が34dyne/cm以上
第3の本発明は、本発明の熱収縮性ラベルを装着した容器である。
[本発明の熱収縮性フィルム(第1の本発明)]
第1の本発明の熱収縮性フィルムは、ビニル芳香族炭化水素系樹脂層からなるフィルム、または、少なくとも1層のビニル芳香族炭化水素系樹脂層を表層に有する積層フィルムであり、印刷層が形成される面がビニル芳香族炭化水素系樹脂層からなるフィルムまたは少なくとも1層のビニル芳香族炭化水素系樹脂層(以下、「ビニル芳香族炭化水素系樹脂層等」という。)で構成されることを特徴とする。
本発明において、ビニル芳香族炭化水素系樹脂は、下記(I)〜(III)から選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
(I)ビニル芳香族炭化水素の重合体
(II)ビニル芳香族炭化水素−共役ジエン系ブロック共重合体
(III)ビニル芳香族炭化水素−共役ジエン系ブロック共重合体の水素添加誘導体
ビニル芳香族炭化水素の重合体の単量体単位としては、例えば、スチレン、p−、m−またはo−メチルスチレン、2,4−、2,5−、3,4−または3,5−ジメチルスチレン、p−t−ブチルスチレン等のアルキルスチレン;o−、m−またはp−クロロスチレン、o−、m−またはp−ブロモスチレン、o−、m−またはp−フルオロスチレン、o−メチル−p−フルオロスチレン等のハロゲン化スチレン;o−、m−またはp−クロロメチルスチレン等のハロゲン化置換アルキルスチレン;p−、m−またはo−メトキシスチレン、o−、m−またはp−エトキシスチレン等のポリアルコキシスチレン;o−、m−、またはp−カルボキシメチルスチレン等のカルボキシアルキルスチレン;p−ビニルベンジルプロピルエーテル等のアルキルエーテルスチレン;p−トリメチルシリルスチレン等のアルキルシリルスチレン;さらにはビニルベンジルジメトキシホスファイド等が挙げられ、特に一般的なものとしてスチレンが挙げられる。これらは1種のみならず2種以上を混合して使用してもよい。
次にビニル芳香族炭化水素−共役ジエン系ブロック共重合体について説明する。なお、本明細書において、特に説明がない限り、「ブロック共重合体」とは、ピュアブロック共重合体、ランダムブロック共重合体、及びテーパーブロック構造を有する共重合体のいずれの態様も含む意味である。また、ビニル芳香族炭化水素−共役ジエン系ブロック共重合体は単独で用いてもよいし、ビニル芳香族炭化水素の含有率の異なる2種以上のビニル芳香族炭化水素−共役ジエン系ブロック共重合体を混合して用いてもよい。さらに、ビニル芳香族炭化水素−共役ジエン系ブロック共重合体は、共重合可能なモノマーをも重合させたものでもよいし、それらの混合物であってもよい。また、ビニル芳香族炭化水素の重合体との混合物であってもよい。
ビニル芳香族炭化水素と共重合可能なモノマーとしては、メチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート等の脂肪族不飽和カルボン酸エステルを挙げることができる。中でも、ブチル(メタ)アクリレートが好適に用いられる。一方、共役ジエンと共重合可能なモノマーとしては、例えば、アクリロニトリルが挙げられる。なお、本明細書において、(メタ)アクリレートとは、アクリレートとメタクリレートの両方を意味する。
本発明において、ビニル芳香族炭化水素−共役ジエンブロック共重合体の水素添加誘導体は、水素添加される前の共役ジエン単量体単位に基づく不飽和二重結合に対し、水素が添加されたものである。ビニル芳香族炭化水素−共役ジエンブロック共重合体中の全構成単位に対するビニル芳香族炭化水素単位の含有率は、好ましくは60質量%以上、より好ましくは65質量%以上であり、好ましくは90質量%以下、より好ましくは85質量%以下である。前記含有率が60質量%以上であれば、フィルムの透明性が維持され、また前記含有率が90質量%以下であれば、伸不足に起因する耐キレ性の低下を抑えられ、またポリマー作製上の観点からは水素添加における還元触媒の安全化の効果を確保できるため好ましい。
すなわち、上記の2つの条件を満たすようにすることで、印刷適性に優れたジャンピングの発生しない熱収縮性フィルムを得ることができる。
本発明の熱収縮性フィルムでは、第1条件であるヌレ性を改善する目的で、印刷層が形成されるビニル芳香族炭化水素系樹脂層等のヌレ指数を34dyne/cm以上、好ましくは35dyne/cm以上とする。ヌレ指数が34dyne/cm未満であると、インキが転写しても即座にはじいてしまい、インキの網点面積が狙った網点面積より小さくなり好ましくはない。一方、ヌレ指数の上限は特に制限はないが、フィルムの滑り性との関係で好ましくは39dyne/cm以下、より好ましくは38dyne/cm以下である。
第2条件であるインキ溶剤浸透時間は、2−プロパノール/酢酸ノルマルプロピルの質量比が60/40である混合溶剤3μlをフィルムの印刷面上に滴下してから、フィルムの滴下部分が白濁を開始するまでの時間が3秒以下、好ましくは2秒以下であることが必要である。3秒より長くかかると、基材にインキが定着する前にインキがはじかれてしまい、インキの網点面積が小さくなり好ましくない。
一般的に使用されるビニル芳香族炭化水素はスチレンで、共役ジエンはブタジエンであるが、スチレンの損失弾性率のピーク温度は110℃であり、ブタジエンのそれは−90℃にある。よって、インキ溶剤の浸透時間を短くする為には、印刷層が形成されるビニル芳香族炭化水素系樹脂層等がスチレン−ブタジエンブロック共重合体か或いはスチレンーブタジエンブロック共重合体の水素添加誘導体から選ばれた1種又は2種の混合物である場合、又はそれらとポリスチレンの混合物である場合、当該層を構成する樹脂の損失弾性率のピーク温度を110℃に近づける必要がある。
しかし、当該収縮応力が大きくなるとインキ溶剤浸透時間は短くなるものの、収縮させた時に図柄に歪みが生じたり、ラベル等に用いられる際に廃棄しやすいようにミシン目を入れることがあるが、ミシン目が開きすぎて、収縮加工段階で破断してしまったりする。よって最大収縮応力は7.0MPa以下、好ましくは6.5MPa以下に設定する必要がある。
本発明において、特性を阻害しない範囲で、印刷層が形成される面の印刷層内に他の樹脂や熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、滑剤、帯電防止剤、核剤、難燃剤、着色剤等の添加剤を加えてもよい。特に滑剤については、印刷が形成されるビニル芳香族炭化水素系樹脂層等のヌレ性が34dyne/cm以上であることを満足すれば、その特性を阻害しない滑剤を併用しても差し支えない。
第1の本発明の熱収縮性フィルムは、上記したビニル芳香族炭化水素系樹脂からなる単層フィルムであってもよいし、該層を表層に備えた積層フィルムであってもよい。積層フィルムの場合、ビニル芳香族炭化水素系樹脂層以外の他の層としては、その材質や、層の数は特に制限はない。他の層を、上記したビニル芳香族炭化水素系樹脂(同一または異なる種類のもの)や、他の樹脂を混合した樹脂組成物で構成してもよいし、フィルムの特性を阻害しない範囲であれば異質の材料で構成してもよい。異質の材料としては、例えば、ポリエステル系樹脂、ポリ乳酸系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂等が挙げられる。透明性、層間の接着性並びに生産性の観点からは、同質の材料、ポリエステル系樹脂、ポリ乳酸系樹脂、およびポリオレフィン系樹脂のいずれかの樹脂で構成されるのが好ましい。
第1の本発明の熱収縮性フィルムの製造方法について、説明する。熱収縮性フィルムは、単層フィルムまたは積層フィルムとして構成されるが、該層または各層を構成する樹脂組成物を、一軸押出機または二軸(同方向、異方向)押出機によって押し出し、少なくとも1軸に延伸して製造される。
第1の本発明の熱収縮性フィルムは、印刷適性に優れているため、印刷層を形成して用いられるが、必要に応じて蒸着層、その他の機能層を形成することにより、ボトル(ブローボトル)、トレー、弁当箱、総菜容器、乳製品容器等の様々な成形品として用いることができる。特に第1の本発明の熱収縮性フィルムを食品容器(例えば清涼飲料水用または食品用のPETボトル、ガラス瓶、好ましくはPETボトル)用熱収縮性ラベル(第2の本発明)として用いる場合、複雑な形状(例えば、中心がくびれた円柱、角のある四角柱、五角柱、六角柱など)であっても該形状に密着可能であり、シワやアバタ等のない美麗なラベルが装着された容器が得られる。第3の本発明の容器は、通常の成形法を用いることにより作製することができる。
実施例に示す測定値および評価は次のように行った。
(グラデーション図柄の印刷適性評価)
日商グラビア社製のグラビア校正機「CM型」を用いて、次の通りグラデーション図柄の印刷を行い、ジャンピング(グラデーション図柄部分において、色の濃淡変化が滑らかにならず急激に変化し、境界線を引いたような見栄えとなる不具合)の発生の程度を評価した。
(1)インキ:大日精化工業社製「OS−M794墨」と希釈溶剤である「OS−M No.2」とを、23℃雰囲気下における粘度がザーンカップ♯3で25秒〜30秒となるよう調製し、印刷インキとした。
(2)グラデーション版:ナベプロセス社製の幅150mm、円周407mmのグラデーション版を使用した。
(3)試料:主収縮方向を幅方向とし、幅120mm、長さ700mmにフィルムを切り出して試料とした。
(4)印刷:日商グラビア社製のグラビア校正機「CM型」を用い、印刷速度は25m/min〜30m/minとして試料にグラデーション図柄の印刷を行い、印刷後は室温で自然乾燥させた。
(5)評価:インキが完全に乾燥した後、以下の基準で、グラデーション図柄におけるジャンピングの程度を目視評価した。
○:ジャンピングがあまり確認できない。
×:はっきりとジャンピングが確認できる。
2−プロパノール/酢酸ノルマルプロピルの質量比が60/40である混合溶剤を作製し、マイクロシリンジを用いてフィルム面から10mmの位置から、22℃〜24℃の雰囲気温度で混合溶剤を3μl滴下した。フィルム面上に滴下してからフィルムが白濁を開始するまでの時間を測定した。滴下するフィルム面は印刷が形成されるビニル芳香族炭化水素系樹脂層等である。
JIS K6768の測定方法で行った。測定は印刷が形成されるビニル芳香族炭化水素系樹脂層等である。
フィルムをMD10mm、TD70mmの大きさに切り出し、50mmの間隔でチャックし、ロードセルにタルミがないように固定する。その後80±0.5℃のシリコーンオイルバスに試料片を60秒浸積させ、その間のフィルム主収縮方向(TD)の最大収縮応力を測定した。収縮応力は下記の式に当てはめて計算した。
収縮応力(MPa)=ロードセルにかかる荷重(N)/試料片の断面積(mm2)
フィルムの任意な位置の、MD250μm、TD350μmを取り出し、TDに1.2μm、MDに1.2μm間隔で表面高さを調査し、10点平均粗さを調査する。測定は印刷が形成されるビニル芳香族炭化水素系樹脂層等である。
粘弾性スペクトロメーターDVA−200(アイティー計測制御社製)を用い、振動周波数10Hz、昇温速度3℃/分、測定温度−120℃から130℃の範囲で測定した。損失弾性率のピーク温度は、損失弾性率の温度依存曲線の傾きが零(一次微分が零)となる温度のことである。なお、測定フィルム(シート)は構成する樹脂を0.2mm〜1.0mm程度の厚み範囲で作成し、ほぼ無配向の方向を測定した。例えば、構成樹脂を押出機にて押出した後に、横方向を測定するか、もしくは熱プレスにて配向を緩和して測定しても構わない。また、延伸、未延伸に関わらず構成樹脂のフィルム、シートもしくはペレットを熱プレスにてシート化した後に測定してもよい。本実施例においては、ペレットを熱プレスしてシート化した後に測定した。
樹脂Kを85質量部、樹脂Oを15質量部、エチレンビスステアリン酸アミド0.08質量部と、表面を粗すために平均粒径2μmのゴム粒子径のHIPS(ハイインパクトポリスチレン)1.5質量部を混合し、押出機にて190℃〜210℃にて混練し、その溶融体を約70℃のキャスティングロールにて冷却し、未延伸シートを得た。この未延伸シートをMDに90℃で1.35倍のロール延伸、次いで、TDに95℃で5.5倍延伸し、70℃で熱処理を行い厚さ50μmの熱収縮性フィルムを得た。得られた熱収縮性フィルムの評価結果を表2に示す。なお、この場合TDが主収縮方向となる。
樹脂Aを15質量部、樹脂Cを35質量部、樹脂Eを35質量部、樹脂Nを15質量部、エチレンビスステアリン酸アミド0.1質量部と、表面を粗すために平均粒径2μmのゴム粒子径のHIPS(ハイインパクトポリスチレン)1.5質量部を混合する以外は、実施例1と同様に熱収縮性フィルムを得た。得られた熱収縮性フィルムの評価結果を表3に示す。なお、この場合TDが主収縮方向となる。
樹脂Kを85質量部、樹脂Oを15質量部、エチレンビスステアリン酸アミド0.08質量部と、表面を粗すために平均粒径2μmのゴム粒子径のHIPS(ハイインパクトポリスチレン)1.5質量部を混合してなる樹脂を印刷がなされる表裏層とし、樹脂Lを90質量部、樹脂Mを10質量部とからなる混合樹脂を中間層(印刷がなされない層)とし、外層と中間層の樹脂を別々の押出機にて190℃〜210℃にて混練し、200℃でTダイ内で合流させ、表層/中間層/裏層の2種3層構造からなる溶融体を約70℃のキャスティングロールにて冷却し、未延伸シートを得た。この未延伸シートをMDに90℃で1.35倍のロール延伸、次いで、TDに95℃で5.5倍延伸し、70℃で熱処理を行い厚さ50μmの熱収縮性フィルム(積層比:5μm/40μm/5μm)を得た。得られた熱収縮性フィルムの評価結果を表2に示す。なお、この場合TDが主収縮方向となる。
樹脂Kを95質量部、樹脂Oを5質量部、エチレンビスステアリン酸アミド0.06質量部と、表面を粗すために平均粒径2μmのゴム粒子径のHIPS(ハイインパクトポリスチレン)1.5質量部を混合してなる樹脂を印刷が形成される表裏層とし、樹脂Lを90質量部、樹脂Mを10質量部とからなる混合樹脂を中間層(印刷がなされない層)とした以外は、実施例2と同様に熱収縮性フィルムを得た。得られた熱収縮性フィルムの評価結果を表2に示す。なお、この場合TDが主収縮方向となる。
樹脂Dを20質量部、樹脂Jを80質量部、エチレンビスステアリン酸アミド0.1質量部と、表面を粗すために平均粒径2μmのゴム粒子径のHIPS(ハイインパクトポリスチレン)1.5質量部を混合してなる樹脂を印刷が形成される表裏層とし、樹脂Dを45質量部、樹脂Fを55質量部とからなる混合樹脂を中間層(印刷がなされない層)とし、積層比:6.25μm/37.5μm/6.25μmとする以外は実施例2と同様に熱収縮性フィルムを得た。得られた熱収縮性フィルムの評価結果を表3に示す。なお、この場合TDが主収縮方向となる。
樹脂Dを20質量部、樹脂Jを80質量部、エチレンビスステアリン酸アミド0.05質量部と、表面を粗すために平均粒径2μmのゴム粒子径のHIPS(ハイインパクトポリスチレン)1.5質量部を混合してなる樹脂を印刷が形成される表裏層とし、樹脂Dを45質量部、樹脂Fを55質量部とからなる混合樹脂を中間層(印刷がなされない層)とし、積層比:6.25μm/37.5μm/6.25μmとする以外は実施例2と同様に熱収縮性フィルムを得た。得られた熱収縮性フィルムの評価結果を表3に示す。なお、この場合TDが主収縮方向となる。
樹脂Bを10質量部、樹脂Gを80質量部、樹脂Nを10質量部、エチレンビスステアリン酸アミド0.1質量部と、表面を粗すために平均粒径2μmのゴム粒子径のHIPS(ハイインパクトポリスチレン)1.5質量部を混合してなる樹脂を印刷が形成される表裏層とし、樹脂Hを50質量部、樹脂Iを50質量部とからなる混合樹脂を中間層(印刷がなされない層)とする以外は実施例2と同様に熱収縮性フィルムを得た。得られた熱収縮性フィルムの評価結果を表3に示す。なお、この場合TDが主収縮方向となる。
Claims (4)
- ビニル芳香族炭化水素樹脂層からなるフィルム、または、少なくとも1層のビニル芳香族炭化水素樹脂層を表層に有する積層フィルムであって、
前記ビニル芳香族炭化水素樹脂層は、(I)ビニル芳香族炭化水素の重合体と(II)ビニル芳香族炭化水素−共役ジエン系ブロック共重合体とを含むビニル芳香族炭化水素系樹脂100質量部に対して、脂肪酸ビスアマイドを0.01質量部以上0.08質量部以下含み、10点平均粗さが0.50μm以上1.2μm以下であるとともに、損失弾性率のピークを75℃以上95℃以下に有し、
前記フィルムまたは前記積層フィルムの主収縮方向の80℃における最大収縮応力が2.5MPa以上7.0MPa以下であり、
下記条件(1)を満たすことを特徴とする熱収縮性フィルム。
(1)ビニル芳香族炭化水素樹脂層からなるフィルムまたは少なくとも1層のビニル芳香族炭化水素系樹脂層のヌレ指数が34dyne/cm以上 - 前記ビニル芳香族炭化水素系樹脂層を表裏層とし、熱可塑性樹脂層を中間層としてなり、前記中間層を構成する熱可塑性樹脂が、表裏層とは異なるビニル芳香族炭化水素系樹脂で構成される、請求項1に記載の熱収縮性フィルム。
- 請求項1又は2に記載の熱収縮性フィルムを用いたことを特徴とする熱収縮性ラベル。
- 請求項3に記載の熱収縮性ラベルを装着した容器。
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