JPS6150757A - 工作機械の複式割出し装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は工作機械のＩｆ出し装置に関し、特に波加工物
を支持するテーブルを互いに直交する二つの軸線を中心
としでν）出し回転させることのできる複式割出し装置
に関する。

従来の技術 従来より１割出し回転可能な割出し軸の先端に１割出し
軸の中心軸線に直角な軸線を中心として回転可能な回転
テーブルを設け、該回転テーブル上に被加工物を保持さ
せる形式の複式割出し装置を備えた工作ｉ械が知られて
いる（特開昭５８−１３２４３１１．この工作機械は、
被加工物の回転テーブルへの取付面以外の全面を加工し
うる利点がある。

発明が解決しようとする問題点 ところで、上記のような複式割出しＭＥでは、ｒｇＪ転
テーブルを支持した割出し軸が回転するため１回転テー
ブルを割１出し回転させるための機構が？ｊＩＤＩにな
るとか作動時間が長い等の問題点がある１例えば上記公
開公幹の割出し装置では１割出し軸の中心に流体圧の作
用によって軸方向に往復動させられるラックを設け。

該ラックに噛み合うビニオンの回転を回転テーブルに伝
達する方法が取られている。しかし、この方法ではラン
クの１往復で回転テーブルを１回転させるには極めて長
いストロークを必要とし割出し軸が掻めて長くなり、又
これを避けるにはランクの１往復で回転テーブルを少し
ずつ回転させるようにしなければならず。

そうすると回転テーブルを１回転させるのに時間がかか
る等の欠点がある。

本発明はかかる欠点を解消すべくなされたもので、ラン
クとビニオンを用いることなく１割出し軸及び回転テー
ブルをそれぞれ互いに干渉することなく、容易に割出し
回転させることのできる工作ｉｖｉの複式割出しＶｚＷ
を提供することを目的とする。

問題点を解決するための手段 上記目的を達成すべくなされた本発明は、工作機械の支
持体３に回転可能に保持された割出し軸５と、該割出し
軸５の先端に、割出し軸の中心軸線に直角な軸線を中心
として回転可能に保持された回転テーブル６と、前記割
出し軸を割出し回転させる第一割出しモータ２２と、前
記割出し軸の中心に回転可能に設けられ１　　　　　　
　　た駆動軸２３と、該駆動軸２３の回転を前記回転テ
ーブル６に伝達する歯車機構（２４，２５，２６，２７
，２８）と、前記駆動軸２３を割出し回転させる第二割
出しモータ３２と、差動歯車機構３１とを存し、核差動
歯車機構の第一軸３４が前記割出し軸に駆動連結され、
差動歯車機構の第二軸３６が前記第二ｖ１出しモータに
駆動連結され、差動歯車機構の第三軸３８が前記駆動軸
に駆動連結されており、差動歯車機構の第二軸を固定し
た時前記割出し軸と駆動軸とが同方向に同速で回転する
ように構成したことを特徴とする工作機械の複式割出し
装置を要旨とする。

作用 上記装置によれば５回転テーブル６の割出し回転時には
第二割出しモータ３２を作動させることにより。

差動歯車機構３１．駆動軸２３等を介して回転テーブル
６のみを所望の位置に割出し回転させることができる。

また、割出し軸５の割出し回転時には第一割出しモータ
２２を作動させて割出し軸５を所望位置に割り出すこと
ができる。なお、この際、もしもｖ１出し軸５の中心に
位置する駆動軸２３が静止した状態であると。

割出し軸５と駆動軸２３とは相対的に回転しその為回転
テーブル６を回転させてしまう、ところが５本発明装置
では差動歯車ａ横３１１３＜駆動軸２３をｖ１出し軸５
と一緒に回転させるので１割出し軸５の割出し時に回転
テーブル６が回転することはない、かくして１割出し軸
５と回転テーブル６とは互いに干渉することなく、それ
ぞれに対応する割出しモータ２２．３２により割出し回
転される。この割出し動作はそれぞれ個々に行ってもよ
いし５同時に行ってもよい。

実施例 以下５図面に示す本発明の好適な実施例を詳細に説明す
る。第３図は本発明の複式割出し装置を備えた横型マン
ニングセンタの主要構成要素の概略配置を示す斜視図で
ある。同図において、ｌは垂直ベット、２は垂直ベッド
ｌに垂直方向くＸ軸方向）に移動するよう保持されたＸ
軸スライド、３はＸ軸スライド２に水平方向（Ｙ軸方向
）に移動可能に支持されたＹ軸本体即ち支持体であり、
該支持体３に本発明になる複式割出し装置４が設けられ
る。　？ｊＩ式割出し４２置４は支持体３に、Ｙ軸方向
の軸線を中心として回転可能に保持されたｖ１出し軸５
　（第１図参照）とその先端に割出し軸５の中心軸線に
直角な軸線を中心として回転可能に保持された回転テー
ブル６を有する９回転テーブル６は被加工物（図示せず
）を直接或いは適当なパレットを介して保持する。７は
垂直ベッド１に水平に且つＹ軸方向に直角なＸ軸方向に
移動可能に保持された主軸台であり２主軸台７にはＸ軸
方向に平行な軸線を中心として回転する主軸８が保持さ
れる。主軸８は工具９を支持し２回転テーブル６上の被
加工物を加工する。かくして、この横型マシニングセン
タによれば１割出し軸５の割出し及び回転テーブル６の
割出しにより１回転テーブル６上の被加工物を各方向よ
り加工することができる。

第１図は本発明の実施例の複式割出し装置４の概略断面
図である。同図において、支持体３と割出し軸５との間
にはカーピックカンブリング１１が設けられ割出し軸５
の回転を阻止している。このカフブリング１１を解除す
るため、ｖ１出し軸５は支持体３に対して軸方向にも移
動可能であり、且つ割出し軸５を軸方向に移動させる流
体圧作動ピストン１２が設けられる０回転テーブル６は
ｖ１出し軸５と一体のブラケット１３　（割出し軸５と
は別体の部品として作り割出し軸５に固着してもよい）
に回転可能に保持されるが９回転チーフルとブラケット
１３との間にもカービックカップリング１４が設けられ
る１回転テーブル６も軸線方向に移動可能であり、且つ
流体圧作動ピストン１５が設けられる。

割出し軸５の後端には歯車２０が取付けられており。

歯ｉ２０は歯車列２１を介して第一割出しモータ２２に
駆動連結される。また、削出し軸５の中心には駆動軸２
３が回転可能に設けられ、駆動軸２３は先端の傘歯車２
４．それに噛み合う傘歯車２５．平歯車２６゜２７及び
回転テーブル６に設けられた山！ｌｌ２Ｂ等の歯ＨＬ機
構を介して回転テーブル６に駆動連結される。かくして
、駆動軸２３を回転させると回転テーブル６が回転する
。駆動軸２３の後端には歯車３０が取付けられ、歯車３
０は差動歯車機構３１を介して第二Ｗ’ｌ出しモータ３
２に駆動ｉ！結される。差動歯ＩＩ機構３１は第２図に
拡大して示すように、定位置で回転する傘歯車３３を存
する第一軸３４．定位置で回転する傘歯車３５を有する
第二軸３６．傘歯車３３．３５に噛み合う傘歯車３７を
回転自在に保持し、且つ第一軸及び第二軸と同心状に回
転可能なケーンング即ち第三軸３８を有する。第一軸３
４は歯車２１Ａ、２０を介してｖ１出し軸５に駆：ＮＪ
ｉ！ｌ！結され、第二ｆｄｉ３６は第二割出しモータ３
２に駆動連結される。第三軸３８は駆動軸２３後端の歯
車３０に噛み合う歯車３９を有し、従って駆動軸２３に
駆動連結される。差動歯車機構３１．山ｍ２０．２１Ａ
、３０．３９等の歯数は第二軸３６を固定した時５割出
し軸５と駆動軸２３とが周速で同方向に回転するように
定められる０図示実施例の如く、同一歯数の全歯］［３
３，３５，３７を用いた差ｆ！Ｊ］歯車機横３１では第
二軸３６を固定し、第一軸３４を１回転させると、差動
歯車の原理で第三軸３８は第一軸３４と同方向に１／２
回転するので、歯車２０．２１八、３０．３９の＃Ｊ数
は。

１ＪＩＩｉ［２１Ａの歯数×歯車３０の歯数になるよう
に定められる。この歯数設定により、第二軸３６を固定
した時１割出し軸５と駆動軸２３とが同速で同方向に回
転し、あたかも割出し軸Ｓと駆υ］軸２３とが互いに固
定されているように、一体に回転する。

なお、差動歯車機構３１は図示の構造に限定されず。

他の任、書の形式ものが用いられてよい。

次に上記複式割出し装置４による割出し動作を説明する
０回転テーブル６の割出し時には、まずピストン１５を
作動させて回転テーブル６をブラケット１３から上昇さ
せて、カンプリング１４の保合を外す０次に第二ｉ＋出
しモータ３２を回転させて差動歯ｍ機構３１の第二軸３
６を回転させる。この時開出し軸５は静止しているので
これに連結された第一軸３４も静止しており、従って第
三軸３８が回転してその回転が駆動軸２３に伝達され１
回転テーブル６を回転させる。かくして１回転テーブル
６は第二割出しモータ３２の回転征に応じた旦だけ害＋
７出し回転されろ、割出し回転終了後、再びピストン１
５を作動させて回転テーブル６を後退させ、カップリン
グ１４を噛み合わせ割出し作業が終了する。

次に一□１１出し軸５の馴出し時には、ピストン１２を
作ジノさせて９ｊ出し軸５を前進させ、力、ブリング１
１の係合を外す６次に第一割出しモータ２２を回転させ
るとこの回転は歯車列２１を介して割出し軸５に伝達さ
れ０割出し軸５が所定位置に割り出される。この際。

もし割出し軸５の中心に位置する駆動軸２３が静止した
状態に保たれていると１割出し軸５の回転に伴って傘歯
車２５が駆動軸先端の傘１ａ車２４のまわりを回転する
こととなり、このため傘歯車２５が自転して回転テーブ
ル６を回転させようとする。しかし５回転テーブル６は
カンプリング１４で固定されている為駆動軸と回転テー
ブル間の＠ＩＩ機構に過大な負荷が加わり。

歯車に破損を生じる等のトラブルとなる。ところが。

本実施例では、駆動軸２３と割出し軸５との間に差動ｔ
Ｊ：Ｊ車機構３１が介在しているので、Ｓす出し軸５の
回転に伴って駆動軸２３が割出し軸５と同速で同方向に
回転し、見掛は上側出し軸５と駆動軸２３は一体に回転
する。このため傘歯車２５が自転することはなく、同等
支障なくｖ＋出し軸５のみの９１１出しが行われる。な
お。

回転テーブルのカップリング１４を設けず６回転テーブ
ルが自由に回転しうるようにしていても、第二人り出し
モータ３２を停止した状態で、７Ｊ１．−Ｊ１１出しモ
ータ２２のみを回転させると２回転テーブルは回転せず
ｖ１出し軸５のみのυｊ出しが可能である。割出し軸５
の割出し後、ピストン１２により割出し軸５を後退させ
てカップリング１１を係合させ５割出し動作を終了する
。

なお８以上の説明はＭ＋出し軸５と回転テーブル６とを
それぞれ個々にｖｌり出す場合であるが１両者を同時に
ルリリ出すことも可能である。即ち１割出し軸５と回転
テーブル６をそれぞれ前進させてカップリングを外し回
転可能とした状態で、第一割出しモータ２２と第二割出
しモータ３２とを回転させると、割出し軸５と回転テー
ブル６とを同時にそれぞれの割出しモータ２２．３２の
回転量に応じた量だけ、割出し回転させることができる
。

上記実施例ではｖｌ出し軸５及び回転テーブル６にそれ
ぞれカービックカップリング１１．１４を設けて５割出
し後玉もαな位置に固定しうるようになしているが。

これらのカップリングは省略してもよい、また、カップ
リング１１．１４を歯のない平面とし、且つピストン１
２．１５の作動ストロークを非常に小さくする等−のわ
ずかな変更により１割出し軸５及び回転テーブル６の連
続割出しく回転作動）が可能になり、被加工物を切削加
工しながらυＩ出し軸５及び回転テーブル６を同時に回
転させることにより９球面加工をすることもできる。

発明の効果 以上のごとく１本発明の複式割出し装置によれば。

割出し軸と回転テーブルとをそれぞれ割出しモータ２２
．３２により互いに干渉することなく割出し回転させる
ことができる。しかも両者の割出し回転は同時に行うこ
とができるので、ロスタイムが少なく工作１１Ｍの稼働
率を高めることが可能である。更に、被加工物の切削中
に割出し軸５と回転テーブル６とを同時に回転させるこ
とにより球面加工が可能である。また９回転テーブルの
割出しにラック、ビニオンを用いないので構造がＰｉＶ
単になり、且つ割出し時間を短縮できる等種々な効果が
得られる。

【図面の簡単な説明】

ｙ、１図は本発明の一実施例の概略断面図、第２図はそ
の要部拡大図、第３図は複式割出し装置を備えた横型マ
シニングセンタの要部斜視図である。 ３・−・支持体　　　　４・・−複式割出し装置５−・
ｉ＋出し軸　　　６・・・回転テーブル２２−・第一割
出しモータ　２３−・駆動軸３１・−差動歯車機構　３
２・・・第二割出しモータ３４・−第一軸　　　　３６
山第二軸 ３８−・・第三軸

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 工作機械の支持体に回転可能に保持された割出し軸と、
   該割出し軸の先端に、割出し軸の中心軸線に直角な軸線
   を中心として回転可能に保持された回転テーブルと、前
   記割出し軸を割出し回転させる第一割出しモータと、前
   記割出し軸の中心に回転可能に設けられた駆動軸と、該
   駆動軸の回転を前記回転テーブルに伝達する歯車機構と
   、前記駆動軸を割出し回転させる第二割出しモータと、
   差動歯車機構とを有し、該差動歯車機構の第一軸が前記
   割出し軸に駆動連結され、差動山車機構の第二軸が前記
   第二割出しモータに駆動連結され、差動歯車機構の第三
   軸が前記騒動軸に駆動連結されており、差動歯車機構の
   第二軸を固定した時前記割出し軸と駆動軸とが同方向に
   同速で回転するように構成したことを特徴とする工作機
   械の複式割出し装置。