JP2556950Y2 - アタッチメント割出機構 - Google Patents

アタッチメント割出機構

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JP2556950Y2
JP2556950Y2 JP6256292U JP6256292U JP2556950Y2 JP 2556950 Y2 JP2556950 Y2 JP 2556950Y2 JP 6256292 U JP6256292 U JP 6256292U JP 6256292 U JP6256292 U JP 6256292U JP 2556950 Y2 JP2556950 Y2 JP 2556950Y2
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coupling
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はマシニングセンタ等工作
機械の主軸ラムに着脱可能に装着されるアタッチメント
の割出機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、マシニングセンタの主軸ラム先端
に着脱可能に装着されるアタッチメントの割出機構は、
クラウン歯車状のカップリングによる定角度割出式が一
般的で、図3に示す実公昭63−009390号の技術
でも公知のように、一対のカップリング101A,10
1Bの係合を解除した状態で、アタッチメント102を
旋回し、カップリング101A,101Bの噛合わせ位
置を変えてアタッチメントの割出しを行うものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のクラウン歯車状
カップリングによる定角度割出し式は、アタッチメント
を主軸ラムに強力にクランプできる利点があるので広く
用いられているが、最小割出角度がカップリングの歯数
によって制限を受け、製作可能な最大歯数の一歯分の角
度例えば1°以下の細かい割出しができないという問題
点を有していた。本考案は従来の技術の有するこのよう
な問題点に鑑みなされたものであり、その目的とすると
ころは、カップリングによる強力クランプの利点を残し
たまま、最小割出角度の制限を改善することができるア
タッチメントの割出機構を提供しようとするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案におけるアタッチメントの割出機構は、主軸ラ
ムの先端に着脱可能に装着されるアタッチメントの割出
機構において、アタッチメント本体に設けられ第1固定
部と回転及び軸方向移動可能な第1可動部で一対の係脱
自在な第1カップリングと、前記アタッチメント本体に
設けられ前記第1カップリングのかけ外しを行うピスト
ンを有する第1流体圧シリンダ部材と、前記主軸ラムの
下端に固着の第2固定部と前記第1可動部に固着され内
周鍔が第1流体圧シリンダの外周溝と係合する第2可動
部で一対の係脱自在かつ前記第1カップリングと歯数が
異なる第2カップリングと、前記主軸ラムの下端に設け
られ前記第2可動部の内周溝と着脱可能に係合する外周
鍔をピストンに有し前記第2カップリングのかけ外しを
行う第2流体圧シリンダ部材と、前記第1カップリング
又は第2カップリングの係合解除で噛合う係脱自在な係
合部材を有し前記主軸ラムの主軸駆動軸により前記アタ
ッチメントを旋回する駆動手段とを含んでなり、第1カ
ップリングと第2カップリングの噛合い位置を変え細か
い角度の割出しができるようにしたものである。
【0005】
【作用】第1カップリングを係合した状態で、第2カッ
プリングの係合を解除すると、駆動手段の係合部材が噛
合い、主軸駆動軸の回転でアタッチメントの旋回が可能
となる。そして第1カップリング及び第1流体圧シリン
ダを含むアタッチメント全体を一歯分旋回して、第2カ
ップリングを係合する。次いで第1カップリングの係合
を解除して、アタッチメント本体部を一歯分反対方向に
旋回し、第1カップリングを係合すると、アタッチメン
トは両カップリングの歯数差によって決まる最小割出角
度だけ割出されている。
【0006】
【実施例】実施例について図1,図2を参照して説明す
る。図2の門形マシニングセンタにおいて、ベッド1上
に設けられたX軸方向の案内1a上にテーブル2が移動
位置決め可能に載置され、ベッド1の両側に立設された
コラム3上にトップビーム4が固着されている。コラム
3は前面にE軸方向の案内を有し、このE軸案内上に横
桁5が移動可能に載置され、横桁5のY軸方向の案内上
にサドル6が移動位置決め可能に載置されている。サド
ル6はZ軸方向の案内を有し、このZ軸案内上に主軸ラ
ム7が移動位置決め可能に設けられ、主軸ラム7の下端
にアタッチメント8が着脱可能に装着されている。
【0007】アタッチメント本体11はアタッチメント
主軸9のハウジング部11Aとこれと直角の円筒部11
Bの組付構造とされており、ハウジング部11Aに複数
の軸受によりアタッチメント主軸9が回転可能に軸承さ
れ、アタッチメント主軸9にベベルギヤ12が嵌着され
ている。更に円筒部11Bには複数の軸受により回転可
能にドライブ軸13が支持されており、ドライブ軸13
の下端に一体に形成されているベベルギヤ14がベベル
ギヤ12と噛合されている。円筒部11Bの下側外周に
は第1油圧シリンダ15が嵌合されており、第1油圧シ
リンダ15のピストン16は円筒部11Bに一体に形成
されている。更にハウジング部11Aの上端には第1カ
ップリング17の固定部17Aが円筒部11Bと同心に
固着されており、第1カップリング17の可動側17B
は第1油圧シリンダ15の外周上に遊に嵌合されてい
る。
【0008】主軸ラム7の下端には第1カップリングと
歯数の異なる第2カップリング18の固定部18Aが、
主軸ラム7内に回転可能に支持される主軸駆動軸19と
同心に固着されており、この第2カップリング18の固
定部18Aに第2油圧シリンダ21が同心に固着されて
いる。第2カップリング18の可動部18Bは、第1カ
ップリング17の可動部17Bの上端に固着されてお
り、可動部18Bは内周鍔18aと内周溝18bとを有
し、内周鍔18aは第1油圧シリンダ15の外周溝15
aと係合し、内周溝18bは第2油圧シリンダ21のピ
ストン22下端の鍔部22aと係合している。そしてピ
ストン22はピン23により回転が規制されている。
【0009】ドライブ軸13は上端部がスプライン軸に
形成されており、主軸駆動軸19下端のスプライン穴に
係脱自在に係合されている。更にスプライン軸にはセレ
ーション歯車24が軸方向移動のみ可能に嵌挿されて、
ばね25により常時上向きに付勢されている。そしてア
タッチメント本体11の円筒部11Bの上端に、このセ
レーション歯車24に係脱自在に噛合する内歯車26が
同心に固着されている。円筒部11Bの上端には油圧用
の継手27のおす部27Aが二個固着されており、継手
27のめす部27Bは主軸ラム7内の主軸駆動軸19の
外側同心に回転可能に支持されているスリーブ28の下
端に固着されている。継手27は例えば日東工業(株)
製MAL−359形マルチカプラ等市販品を使用するこ
とができる。更にスリーブ28には第1シリンダ用の油
路28a,28bが、また円筒部11Bには第1シリン
ダ用の油路11a,11bがそれぞれ軸方向に穿設され
ており、主軸ラム7には第2油圧シリンダ用の油路3
1,32が軸方向にそれぞれ穿設されている。
【0010】続いて本実施例の作用について、例えば第
2カップリング18の歯数が360、第1カップリング
17の歯数が300で、最小割出角度が0.2°の場合
に、アタッチメントを右方向に0.2°割出す場合を例
として説明する。第1カップリング17を係合状態とし
たまま第2油圧シリンダ21の上室に圧油が供給される
と、ピストン22が下降し、ピストンの鍔部22aと係
合する第2カップリングの内周溝18bを介して第1油
圧シリンダ15及び第1カップリング17を含むアタッ
チメント8全体が押し下げられて、第2カップリング1
8の係合が解除される。
【0011】そしてセレーション歯車24がばね25の
力で上昇し、内歯車26と噛合して主軸駆動軸19の回
転でアタッチメント8を旋回することができるようにな
る。次いでアタッチメント8を左に1°旋回したのち、
第2油圧シリンダ21の下室に圧油が供給されてピスト
ン22が上昇し、一歯噛合位置を変えて第2カップリン
グ18が係合される。次いで第1油圧シリンダ15の上
室に圧油が供給され、円筒部11Bにピストン16を一
体に有するアタッチメント本体11が押し下げられて第
1カップリング17の係合が解除される。
【0012】次いで主軸駆動軸19によりアタッチメン
ト本体11を右に1.2°旋回したのち、第1油圧シリ
ンダ15の下室に圧油が供給されて、アタッチメント本
体11が上昇し一歯噛合位置を変えて第1カップリング
17の係合が行われて、アタッチメント8が主軸ラム7
に強固にクランプされる。そしてセレーション歯車24
がばね25の力に抗して押し下げられ、内歯車26との
噛合が解除され、主軸駆動軸19によりドライブ軸13
を介してアタッチメント主軸9の回転が可能となり、
0.2°の右方向の割出しが完了する。このようにして
歯数の異なる第1カップリング17と第2カップリング
18のそれぞれの係合位置を互いに反対方向に変えるこ
とにより、歯数差によって決まる最小割出角度単位の細
かい割出しが可能となる。尚カップリングの噛合を変え
る順序は、第1カップリング17を先にし、第2カップ
リング18を後にすることもできる。
【0013】
【考案の効果】本考案は上述のとおり構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。歯数の異なる二対のカ
ップリングの係合を互いに反対方向に変え、差動により
一対のカップリングでは行うことのできない細かい角度
の割出しができるようにしたので、0.1°又は0.2
°単位の細かい割出しと強力クランプの両方が同時に達
成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のアタッチメント割出機構の断面図で
ある。
【図2】門型マシンニングセンタの姿図である。
【図3】従来のアタッチメント割出機構の断面図であ
る。
【符号の説明】
7 主軸ラム 8 アタッチ
メント 9 アタッチメント主軸 11 アタッ
チメント本体 11A ハウジング部 11B 円筒
部 13 ドライブ軸 15 第1油
圧シリンダ 15a 外周溝 16 ピスト
ン 17 第1カップリング 17A,18
A 固定部 17B,18B 可動部 18 第2カ
ップリング 18a 内周鍔 18b 内周
溝 21 第2油圧シリンダ 22 ピスト
ン 22a 外周鍔 24 セレー
ション歯車 26 内歯車

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸ラムの先端に着脱可能に装着される
    アタッチメントの割出機構において、アタッチメント本
    体に設けられ第1固定部と回転及び軸方向移動可能な第
    1可動部で一対の係脱自在な第1カップリングと、前記
    アタッチメント本体に設けられ前記第1カップリングの
    かけ外しを行うピストンを有する第1流体圧シリンダ部
    材と、前記主軸ラムの下端に固着の第2固定部と前記第
    1可動部に固着され内周鍔が第1流体圧シリンダの外周
    溝と係合する第2可動部で一対の係脱自在かつ前記第1
    カップリングと歯数が異なる第2カップリングと、前記
    主軸ラムの下端に設けられ前記第2可動部の内周溝と着
    脱可能に係合する外周鍔をピストンに有し前記第2カッ
    プリングのかけ外しを行う第2流体圧シリンダ部材と、
    前記第1カップリング又は第2カップリングの係合解除
    で噛合う係脱自在な係合部材を有し前記主軸ラムの主軸
    駆動軸により前記アタッチメントを旋回する駆動手段と
    を含んでなり、第1カップリングと第2カップリングの
    噛合い位置を変え細かい角度の割出しができるようにし
    たことを特徴とするアタッチメント割出機構。
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