JPH08290310A - 複合加工機能を備えたタレットの駆動方法およびその装置 - Google Patents

複合加工機能を備えたタレットの駆動方法およびその装置

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JPH08290310A
JPH08290310A JP9360995A JP9360995A JPH08290310A JP H08290310 A JPH08290310 A JP H08290310A JP 9360995 A JP9360995 A JP 9360995A JP 9360995 A JP9360995 A JP 9360995A JP H08290310 A JPH08290310 A JP H08290310A
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turret
tool
drive
rotation
rotary
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JP9360995A
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Yoshiaki Hioki
善朗 日置
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TECHNO WASHINO KK
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TECHNO WASHINO KK
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 タレット旋回と工具回転とを1つのモータで
共用させ、刃物台内の構造を単純化し省スペース、小ユ
ニット化を図り、コストの低減と電気制御方法の簡素化
を図る。 【構成】 工作機械(NC旋盤)1に搭載された複合加
工機能を備えたタレット15の駆動装置27にして、刃
物台7に設けたタレット15を旋回せしめるタレット旋
回用駆動部材29と、タレット15の外周に複数配設し
た回転工具ユニット19に備えた回転工具17を回転せ
しめる工具回転用駆動部材31とを切換駆動せしめる駆
動モータ33を1基設けて構成した。このため、刃物台
7内の構造が単純化、簡素化し部品点数が削減されるた
め、コストの低減、省スペース化、ユニットの小型化を
図ることができると共に、駆動モータ33を1基で共用
するため、電気制御方法の簡素化が図られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複合加工機能を備え
たタレットの駆動方法およびその装置に係り、更に詳細
には、タレットの割り出しを行なう第1駆動系と、タレ
ットの外周に複数設けた回転工具の回転を行なう第2駆
動系を1基の駆動源を共用し切換え駆動せしめる複合加
工機能を備えたタレットの駆動方法およびその装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、工作機械としての例えばNC旋盤
等に搭載されている刃物台は、機械の複合加工機能の追
加に伴い、従来よりミーリングユニット等の旋削加工以
外の工具を必要としてきた。
【0003】その構成としては、図3を参照するに、刃
物台101にはタレット103が回転自在に装着され、
タレット103の割り出し位置決めを行なうためのカッ
プリング105を油圧ピストン107の動作によりクラ
ンプ、アンクランプさせる。そして、油圧ピストン10
7は軸受109に回転自在に支承され、この油圧ピスト
ン107には大歯車111が一体的に装着されている。
【0004】一方、前記刃物台101にはタレット旋回
用モータ113が設けられ、出力軸には駆動側歯車11
5が装着されている。この駆動側歯車115に従動側歯
車117が噛合し、従動側歯車117は軸受119に支
承された回転軸121に装着されていて、回転軸121
の他側には小歯車123が一体的に装着され、この小歯
車123が前記油圧ピストン107に装着された大歯車
111と噛合している。
【0005】上記構成により、タレット旋回用モータ1
13を駆動せしめると、駆動側歯車115は回転し、こ
の駆動側歯車115より従動側歯車117へ回転は伝達
され、従動側歯車117の回転は小歯車123に伝達さ
れ、小歯車123と噛合した大歯車111に回転が伝達
される。そして、油圧ピストン107とタレット103
との間に設けたカップリング105が、油圧ピストン1
07の作動により連結されている場合は、大歯車111
の回転は油圧ピストン107を回転させカップリング1
05を介してタレット103を回転させて、割り出し運
動が行なわれる。
【0006】そして、所定の位置にタレット103を割
り出し位置決めしたら、油圧ピストン107の作動によ
りカップリング105を切離して、タレット103の位
置決めが終了となる。
【0007】前記タレット103の外周には工具125
を備えたミーリングユニット127が装着されていて、
このミーリングユニット127の回転駆動系としては、
刃物台101に設けたミーリング工具回転用モータ12
9の出力軸に駆動側プーリ131が装着されている。ま
た、複数の軸受133,135に支承された回転軸13
7には従動側プーリ139が装着され、この従動側プー
リ139と前記駆動側プーリ131との間にベルト14
1が掛回されている。
【0008】前記回転軸137の他側と前記ミーリング
ユニット127に回転自在に設けた工具回転軸143と
の間にクラッチ145が設けられ、このクラッチ145
の入、切により工具回転軸143に回転が伝達されたり
切離されたりする。なお、クラッチ145の入、切は前
述したタレット旋回用の油圧ピストン107の作動によ
り行なわれる。
【0009】上記構成により、前記タレット旋回用の油
圧ピストン107の作動によりクラッチ145が結合さ
れている場合は、ミーリング工具回転用モータ129を
駆動せしめると、従動プーリ131、ベルト141、従
動プーリ139を介して回転軸137は回転する。この
回転軸137の回転によりクラッチ145を介して工具
回転軸143は回転して工具125が回転しワークに加
工が施される。なお、クラッチ145を油圧ピストン1
07の作動により切離すとミーリング工具回転用モータ
129の回転は伝達されない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のタレットの割り出し位置決めを行なう駆動系とミー
リングユニットの回転駆動系とは、それぞれ、タレット
旋回用モータ113とミーリング工具回転用モータ12
9とを、それぞれ独立して装備している。このため、構
造が複雑になり製造コストが上昇し、取り付けスペース
を増大させるために刃物台101全体を小さくすること
ができなかった。
【0011】また、機能の異なる2種類のモータ113
と129を切り換え制御するために、複雑な制御方法と
微妙なタイミングを必要としていた。
【0012】この発明の目的は、タレット旋回と工具回
転とを1つのモータで共用させ、刃物台内の構造を単純
化し省スペース、小ユニット化を図り、コストの低減と
電気的制御方法の簡素化を図った複合加工機能を備えた
タレットの駆動方法およびその装置を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の複合加工機能を備えたタレ
ットの駆動方法は、工作機械に搭載された複合加工機能
を備えたタレットの駆動方法にして、刃物台に設けたタ
レットの割り出しを行なう第1駆動系と、前記タレット
の外周に複数設けた回転工具の回転を行なう第2駆動系
とを、1つの駆動源にて前記第1駆動系と第2駆動系を
切換えて駆動せしめることを特徴とするものである。
【0014】また、請求項2によるこの発明の複合加工
機能を備えたタレットの駆動装置は、工作機械に搭載さ
れた複合加工機能を備えたタレットの駆動装置にして、
刃物台に設けたタレットを旋回せしめるタレット旋回用
駆動部材と、前記タレットの外周に複数配設した回転工
具ユニットに備えた回転工具を回転せしめる工具回転用
駆動部材とを設け、この工具回転用駆動部材と前記タレ
ット旋回用駆動部材とを切換駆動せしめる駆動源を1基
設けてなることを特徴とするものである。
【0015】更に、請求項3によるこの発明の複合加工
機能を備えたタレットの駆動装置において、前記タレッ
ト旋回用駆動部材は、タレット旋回と工具回転とを共用
する駆動モータの出力軸に駆動側回転部材を設け、この
駆動側回転部材と噛合、離隔自在となるタレット旋回用
従動側回転部材を、刃物台に内蔵された流体圧作動のシ
リンダに設けたピストンを貫通して装着された回転軸に
一体的に設け、この回転軸の他側にタレットを設けると
共に、タレットと前記刃物台との間に噛合、離脱自在な
カップリングを設けてなることが望ましいものである。
【0016】なお更に、請求項4によるこの発明の複合
加工機能を備えたタレットの駆動装置において、前記工
具回転用駆動部材は、タレット旋回と工具回転とを共用
する駆動モータの出力軸に駆動側回転部材を設け、この
駆動側回転部材より回転伝達部材を介して回転を伝達す
る従動側回転部材を刃物台に回転自在に装着された工具
回転用駆動軸に一体的に設け、この工具回転用駆動軸の
他側にはクラッチが設けられ、このクラッチを介してタ
レットの外周に複数個配設された回転工具ユニットに回
転自在に装着された回転工具用回転軸と係合、離隔自在
に設けてなることが望ましいものである。
【0017】
【作用】以上のような請求項1乃至4による複合加工機
能を備えたタレットの駆動方法およびその装置とするこ
とにより、工作機械に搭載された刃物台に複合加工機能
を備えたタレットが設けられ、タレットの外周には回転
工具を備えた回転工具ユニットが複数個配設されてい
る。そして、前記タレットの旋回割り出しを行なうタレ
ット旋回用駆動部材と回転工具を回転せしめる工具回転
用駆動部材とが刃物台内に設けられていて、タレット旋
回用駆動部材と工具回転用駆動部材とは1基の駆動モー
タにより回転が伝達される。
【0018】すなわち、タレットの旋回と割り出しは、
流体圧作動のシリンダに設けたピストンが作動し、タレ
ットと刃物台との間に設けたカップリングがアンクラン
プ状態となりかけると同時に、タレット旋回用従動側回
転部材は駆動モータに設けた駆動側回転部材と噛合を開
始する。そして、ピストンが所定のストローク移動しア
ンクランプ動作を完了した後、指令された位置まで駆動
モータを駆動せしめてタレットを旋回し割り出しが行な
われる。
【0019】割り出し動作が完了後、ピストンの作動に
よりタレットは刃物台へカップリングを介してクランプ
される。この時は駆動モータに設けた駆動側回転部材と
タレット旋回用従動側回転部材との噛合が離脱される。
【0020】一方、回転工具ユニットに設けた回転工具
用回転軸は、前述したタレットの動きによりクラッチを
介して工具回転用駆動軸に噛合し、駆動モータに設けた
駆動側回転部材、回転伝達部材、従動側回転部材を介し
て前記工具回転用駆動軸は、駆動モータの駆動により回
転される。そして、工具回転用駆動軸の回転はクラッチ
を介して回転工具用回転軸が回転されることにより回転
工具が回転されワークに加工が施される。
【0021】而して、タレット旋回割り出しと回転工具
の駆動を1つの駆動モータで行なうことで、刃物台内の
構造が単純化、簡素化が図られ、部品点数が削減される
ため省スペース、小ユニット化が図られると共に組立費
用を含めたコストの低減が図られる。また、タレットの
旋回と回転工具の回転の切り換えが不要となるため、制
御系統を一種類とすることができ、機械的、電気的制御
機構の容易化が図られる。
【0022】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0023】先ず理解を容易にするため、工作機械とし
て例えばNC旋盤に搭載された刃物台について概略的に
説明する。
【0024】図2を参照するに、工作機械としての例え
ばNC旋盤1はベッド3を備えており、このベッド3の
上面には図2において左右方向へ延伸したガイドレール
5が敷設されている。このガイドレール5に沿って左右
方向へ移動自在な刃物台7が設けられている。
【0025】この刃物台7の構成としては、前記ガイド
レール5には左右方向へ移動自在なサドル9が設けられ
ていると共に、このサドル9上には図2において紙面に
対して直交する方向へ移動自在な横送り台11が設けら
れている。
【0026】この横送り台11上には前記刃物台7を構
成する刃物台本体13が設けられ、この刃物台本体13
内には図示を省略したが1基の駆動モータとタレット旋
回用駆動部材と工具回転用駆動部材とが内蔵されてい
る。
【0027】前記刃物台本体13の前面(図2において
左側)には旋回自在なタレット15が装着されている。
また、タレット15の外周には複数個の回転工具17を
備えた回転工具ユニット19が配設されている。
【0028】前記ベッド3の左側には主軸台21が一体
化されており、この主軸台21に回転自在な主軸23が
装着され、主軸23の先端にはワークWをクランプせし
めるチャック25が備えられている。
【0029】次に、本実施例の主要部である刃物台7に
設けたタレット15と回転工具17とを回転せしめる駆
動系について、更に詳細に説明する。
【0030】図1を参照するに、NC旋盤1に設けられ
た刃物台7を構成する刃物台本体13の内部には、駆動
装置27として、タレット15の旋回割り出しを行なう
駆動系であるタレット旋回用駆動部材29と、タレット
15の外周に複数個配設された回転工具ユニット19に
備えた回転工具17を回転せしめる駆動系である工具回
転用駆動部材31とが内蔵されている。更に、前記タレ
ット旋回用駆動部材29と工具回転用駆動部材31との
駆動源である駆動モータ33が1基刃物台本体13内に
設けられて構成されている。
【0031】前記タレット旋回用駆動部材29は、刃物
台本体13の前面側(図1において左側)にタレット1
5が回転軸35に支承されて旋回自在に設けられてい
る。そして、タレット15の裏面側と刃物台本体13の
前面側との間にカップリング37が設けられ、このカッ
プリング37の歯部37aが噛合することによりタレッ
ト15は位置決めされ、噛合が離脱することによりタレ
ット15は旋回自在となる。なお、カップリング37の
刃物台本体13側は、後述するシリンダを構成するエン
ドプレートに固着されている。
【0032】前記回転軸35は、前記エンドプレート3
9と刃物台本体13とで構成された流体圧作動のシリン
ダ41に設けたピストン43の軸芯を貫通装着されて回
転自在となっている。そして、回転軸35の他側にはタ
レット旋回用従動側回転部材45として例えば従動ギヤ
が一体的に装着されている。
【0033】一方、刃物台本体13内に設けられた駆動
モータ33の出力軸47には、後述する工具回転用駆動
部材31に回転を伝達する駆動側回転部材49と一体的
に設けられたタレット15を旋回するための駆動側回転
部材51としての例えば駆動ギヤが設けられている。こ
の駆動側機転部材51と前記タレット旋回用従動側回転
部材45とは、噛合あるいは離隔自在となっている。
【0034】上記構成により、シリンダ41を作動せし
めピストン43を前進せしめると、タレット15は前進
しカップリング37に設けた歯部37aは係合状態より
離脱する。同時にタレット旋回用従動側回転部材45は
駆動モータ33に設けた駆動側回転部材51に噛合す
る。
【0035】この状態にて駆動モータ33を駆動せしめ
ると、駆動側回転部材51は回転し、タレット旋回用従
動側回転部材45に回転を伝達する。タレット旋回用従
動側回転部材45の回転は回転軸35を介してタレット
15を回転させ、割り出し運動が行なわれる。
【0036】そして、所定の位置にタレット15が割り
出し位置決めされたら、ピストン43を後退せしめカッ
プリング37に設けた歯部37aを噛合させてタレット
15の位置決めが終了する。なお、この時は、タレット
旋回用従動側回転部材45は駆動側回転部材51より離
脱して駆動モータ33の回転は伝達されない。
【0037】次に、前記工具回転用駆動部材31は、前
記タレット15の外周近傍に回転工具17を備えた回転
工具ユニット19が複数個配設されていて、この回転工
具ユニット19は、回転工具ユニット本体53が前記タ
レット15に締結ボルト55にて固着されている。そし
て、前記回転工具ユニット本体53内に複数のベアリン
グ57を介して回転工具用回転軸59が回転自在に支承
され、この回転工具用回転軸59の先端側に回転工具1
7が装着されている。
【0038】前記回転工具用回転軸59の他側にはクラ
ッチ61が設けられ、前記刃物台本体13内に複数設け
たベアリング63を介して回転自在に支承された工具回
転用駆動軸65と接続あるいは離隔自在となっている。
そして、工具回転用駆動軸65の反クラッチ側には従動
側回転部材67としての例えばプーリが一体的に装着さ
れている。この従動側回転部材67と前記駆動モータ3
3に設けた駆動側回転部材49との間に回転伝達部材6
9としての例えばタイミングベルトが掛回されている。
【0039】上記構成により、前記シリンダ41に設け
たピストン43を後退させた後、すなわち、タレット1
5の割り出し位置決めが終了した状態で、回転工具ユニ
ット19に設けた回転工具用回転軸59と工具回転用駆
動軸65との間に設けたクラッチ61が係合する。
【0040】この状態で駆動モータ33を駆動せしめる
と、駆動側回転部材49、回転伝達部材69、従動側回
転部材67を介して工具回転用駆動軸65は回転する。
そして、工具回転用駆動軸65の回転はクラッチ61を
介して回転工具用回転軸59を回転させて、回転工具用
回転軸59に装着された回転工具17を回転させてワー
クに種々の加工が施される。
【0041】上述したごとき構成により、その作用とし
ては、図1に示された状態は、回転工具ユニット19を
具備したタレット15がピストン43により刃物台7を
構成する刃物台本体13に固定され、カップリング37
により位置決め割り出しされた状態を示す。
【0042】この状態で、回転工具ユニット19に設け
た回転工具用回転軸59は、クラッチ61により工具回
転用駆動軸65と結合しているので、駆動モータ33の
駆動により駆動側回転部材49、回転伝達部材69、従
動側回転部材67を介して工具回転用駆動軸65が回転
する。この工具回転用駆動軸65が回転することによ
り、クラッチ61を介して回転工具用回転軸59が回転
し、回転工具用回転軸59に装着された回転工具17が
回転してワークに加工が施される。
【0043】また、タレット15の旋回と割り出しは、
図1に示した状態からシリンダ41に設けたピストン4
3を前進せしめ、タレット15がアンクランプ状態とな
りかけると同時にタレット旋回用従動側回転部材45は
駆動側回転部材51と連結を開始する。ピストン43が
所定のストローク前進しアンクランプ動作を完了した
後、指令された位置へ駆動モータ33の駆動によりタレ
ット15を旋回して割り出しが行なわれ、割り出し動作
完了後、ピストン43を後退させてタレット15を刃物
台本体13へクランプし、図1に示された状態となり、
回転工具17の使用が可能となる。
【0044】而して、タレット15の旋回割り出し制御
と回転工具17の回転制御の駆動を1つの駆動モータ3
3にて行なわせることにより、刃物台7内の構造を単純
化、簡素化することができ、部品点数の削減による省ス
ペース、小ユニット化を図ることができる。また、組立
費用を含めたコストの低減を図ることができると共に、
タレット15の旋回と回転工具17の回転の切り換えが
不要となるため、制御系統を一種類とすることができ、
機械的、電気的制御機構の容易化を図ることができる。
【0045】なお、この発明は前述した実施例に限定さ
れることなく、適宜な変更を行なうことにより、その他
の態様で実施し得るものである。
【0046】
【発明の効果】以上のごとき実施例より理解されるよう
に、請求項1乃至4によるこの発明によれば、タレット
の割り出し位置決めを行なうタレット旋回用駆動部材
と、回転工具の回転を行なう工具回転用駆動部材とを、
1基の駆動源にて切換え駆動する構成とした。このた
め、刃物台内の構造が単純化、簡素化することができ、
部品点数が削減されるために省スペース化とユニットの
小型化を図ることができる。また、簡素化と部品点数の
削減により組立費用を含めたコストの低減を図ることが
できる。
【0047】更に、タレットの旋回と回転工具の回転の
切換えが不用となるため、制御系統を一種類とすること
ができ、機械的、電気的制御機構の容易化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の主要部を示し、刃物台の断面図であ
る。
【図2】この発明を実施する一実施例のNC旋盤の全体
的構成を示す断面説明図である。
【図3】従来例を示す刃物台の断面説明図である。
【符号の説明】
1 NC旋盤(工作機械) 7 刃物台 15 タレット 17 回転工具 19 回転工具ユニット 27 駆動装置 29 タレット旋回用駆動部材 31 工具回転用駆動部材 33 駆動モータ(駆動源) 35 回転軸 37 カップリング 41 シリンダ 43 ピストン 45 タレット旋回用従動側回転部材 47 出力軸 49 駆動側回転部材 51 駆動側回転部材 59 回転工具用回転軸 61 クラッチ 65 工具回転用駆動軸 67 従動側回転部材 69 回転伝達部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械に搭載された複合加工機能を備
    えたタレットの駆動方法にして、刃物台に設けたタレッ
    トの割り出しを行なう第1駆動系と、前記タレットの外
    周に複数設けた回転工具の回転を行なう第2駆動系と
    を、1つの駆動源にて前記第1駆動系と第2駆動系を切
    換えて駆動せしめることを特徴とする複合加工機能を備
    えたタレットの駆動方法。
  2. 【請求項2】 工作機械に搭載された複合加工機能を備
    えたタレットの駆動装置にして、刃物台に設けたタレッ
    トを旋回せしめるタレット旋回駆動部材と、前記タレッ
    トの外周に複数配設した回転工具ユニットに備えた回転
    工具を回転せしめる工具回転用駆動部材とを設け、この
    工具回転用駆動部材と前記タレット旋回用駆動部材とを
    切換駆動せしめる駆動源を1基設けてなることを特徴と
    する複合加工機能を備えたタレットの駆動装置。
  3. 【請求項3】 前記タレット旋回用駆動部材は、タレッ
    ト旋回と工具回転とを共用する駆動モータの出力軸に駆
    動側回転部材を設け、この駆動側回転部材と噛合、離隔
    自在となるタレット旋回用従動側回転部材を、刃物台に
    内蔵された流体圧作動のシリンダに設けたピストンを貫
    通して装着された回転軸に一体的に設け、この回転軸の
    他側にタレットを設けると共に、タレットと前記刃物台
    との間に噛合、離脱自在なカップリングを設けてなるこ
    とを特徴とする請求項2記載の複合加工機能を備えたタ
    レットの駆動装置。
  4. 【請求項4】 前記工具回転用駆動部材は、タレット旋
    回と工具回転とを共用する駆動モータの出力軸に駆動側
    回転部材を設け、この駆動側回転部材より回転伝達部材
    を介して回転を伝達する従動側回転部材を刃物台に回転
    自在に装着された工具回転用駆動軸に一体的に設け、こ
    の工具回転用駆動軸の他側にはクラッチが設けられ、こ
    のクラッチを介してタレットの外周に複数個配設された
    回転工具ユニットに回転自在に装着された回転工具用回
    転軸と係合、離隔自在に設けてなることを特徴とする請
    求項2記載の複合加工機能を備えたタレットの駆動装
    置。
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