JPS6150639B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、洗剤、仕上げ剤、漂白剤等の処理剤
を所望の行程で洗い槽内に投入できるようにした
洗濯機等の処理剤投入装置に関する。

従来の洗濯機において、所望の行程で処理剤と
しての例えば仕上げ剤を洗い槽内に自動投入する
ために、一回分の仕上げ剤を貯留する処理剤貯留
容器を洗濯機の操作箱の下方に配置し、且つ仕上
げ剤を貯留可能に受ける投入待機位置とその仕上
げ剤を洗い槽内に放出する投入位置との間で回動
できるようになしたのがある。しかし、この種の
ものによれば、処理剤貯留容器の開口部の一部を
洗濯物の出し入れ口内に突出せしめ、その突出し
た開口部から一回分使用量の仕上げ剤を処理剤貯
留容器に供給し投入待機状態にせしめる構成であ
つたので、その突出部分が洗濯物の出し入れにと
つて邪魔になることが多かつた。また、従来の上
記構成において処理剤貯留容器を投入待機位置か
ら投入位置へ回動させる動力源として、大形且つ
高価な電磁石を用いずにばね手段を用いている関
係上、仕上げ剤の投入完了後、次回の投入に際し
ては投入位置に回動している処理剤貯留容器を再
貯留可能な投入待機位置へ手で復帰操作を行なう
必要があり、この復帰操作は洗濯物の出入れ口内
に手を入れて行なわねばならないこと、及び該出
入れ口に開口操作が容易とは言えない大形な開閉
蓋があること等によつて極めて面倒な操作になつ
てしまうと云う欠点があつた。

本発明は上記の欠点を除去すべくなされたもの
であり、その目的は処理剤貯留容器を操作箱の操
作パネルの下方に配置することとしながらもこれ
が洗濯物等の出し入れにとつて邪魔になることを
防止できると共に処理剤貯留容器への処理剤供給
操作及び投入位置にある処理剤貯留容器の投入待
機位置への復帰操作を極く手軽に行ない得る洗濯
機等の処理剤投入装置を提供することにある。

以下本発明を脱水兼用洗濯機に適用した第一実
施例について第１図乃至第８図を参照しながら説
明する。１は洗い槽兼用の回転槽２を内設した水
受槽２ａを備えた脱水兼用洗濯機の外箱で、回転
槽２の上方に位置する後方寄りの上部には操作パ
ネル３を有する操作箱４を設けている。５は上面
及び前端面を開放形にした容器収容部、６は上面
が開放され前端面に注水口７を形成した注水ケー
スであり、これらを操作箱４の底板部８に仕切壁
９を介して左右に隣接する如く一体に形成してい
る。この場合、容器収容部５の内底面を注水ケー
ス６のそれよりも低く定めていると共に前記仕切
壁９に注水ケース６の内底面よりやや高い位置か
ら上方に延びる通水口１０を形成している。１１
は操作箱４内にてその背板部にねじ止め等によつ
て取付けられた給水弁装置であり、これの入水口
部分は給水ホース１２に連通させ、出水口部分で
ある出水管部１３は注水ケース６端開開口部を塞
ぐように設けたカバー１４を貫通して注水ケース
６内に導入している。１５は水勢弱化用の多孔質
部材で、注水ケース６内の前記出水管部１３と対
向する部位に突起群１６によつて保持している。
１７は行程制御用のタイマーで、操作パネル３の
裏面に取付けており、そのタイミング設定兼用の
出力軸１８を操作パネル３に貫通させ、その貫通
突出端にタイミング設定用の設定操作摘み１９を
連結している。２０は操作箱４内で且つ操作パネ
ル３の下方に配置される上面開放形の処理剤貯留
容器で、その内底面は略中間から放出端２０ａに
向かつて傾斜状に立上がる舟底状をなしている。
このような処理剤貯留容器２０は前記容器収容部
５内に配置し、そして該容器２０の後方端両側に
突設した軸部２１を容器収容部５の両側壁部分に
形成した軸受孔２２に回動自在に挿入している。
これによつて処理剤貯留容器２０は第５図に示す
ように略水平な投入待機位置と、第４図に示す如
く傾斜した投入位置との間で回動自在となり、そ
して投入位置では第４図に示す如くその放出端２
０ａ付近の上面開口縁が通水口１０の下端よりも
低くなるようにしている。２３は投入用ばね手段
としての引張りばねであり、これを処理剤貯留容
器２０の後方下端と操作箱４の底板部８に突設し
た支持突起２４との間に張設することによつて処
理剤貯留容器２０を常時投入位置方向に回動付勢
している。２５は処理剤貯留容器２０の後方上端
部分に一体に形成した長尺状のレバー受部で、こ
れは斜め後方に立上がるように指向している。２
６は操作パネル３の略上半部領域に形成した処理
剤供給のための例えば矩形状の開口部、２７はご
み等の侵入防止を図るべく開口部２６を開放可能
に閉鎖する蓋部材で、この蓋部材２７の下端両側
に設けた軸部２８を開口部２６内の下辺部分に後
述の如く取付け、以つて蓋部材２７を回動自在と
している。２９は案内ケースであり、これの上部
に形成した開口部分３０を前記開口部２６を包囲
するようにして操作パネル３の裏面側にねじ３１
により取付け、そして該案内ケース２９の下方部
分に一体に延設した放出筒部３２の下端を処理剤
貯留容器２０内にその上方から臨ませている。こ
の場合において、蓋部材２７の軸部２８は第６図
に示す如く開口部２６の周縁部と案内ケース２９
における開口部分３０の周縁との当接面間に形成
した凹部３ａ，２９ａ間で回動自在に挾持するこ
とによつて支持している。斯ような蓋部材２７の
上端縁には摘み部３３を一体に突設し、且つ該蓋
部材２７の一方の軸部２８の先端部にはその蓋部
材２７とは反対方向に指向する復帰用レバー３４
を一体に延設し、以つて処理剤貯留容器２０を投
入待機位置へ復帰させるためのレバー機構３５を
構成している。次にロツク機構３６及びロツク解
除機構３７について説明するに、ロツク機構３６
として中間に中空軸部３８を有する一本のロツク
用レバー３９を備えており、その中空軸部３８は
操作パネル３の裏面に突設した軸受突起４０の回
りに回動自在にねじ４１により連結保持してい
る。このロツク用レバー３９の一端には処理剤貯
留容器２０の他方の側面の上縁付近に一体に形成
した係合突起４２に係脱する係合爪部４３を形成
する一方、他端に摺動突部４４を一体に形成して
いる。一方、４５はロツク解除機構３７の一部を
なすカムで、これを前記タイマー１７の出力軸１
８にこれと一体に回動するように連結し、この連
結を出力軸１８に設けたピン４６とカム４５に設
けた係合溝４７との係合により行なつて着脱可能
な構造としている。このカム４５は所謂標準コー
スと節約コースとを合わせて一回転するもので、
その外周中、標準コース内の最終すすぎ行程に位
置した部分と節約コースの最終すすぎ行程に位置
した部分とに隆起カム部４８，４９を一体に形成
し、且つ該カム４５の外周にロツク用レバー３９
の他端に有する摺動突部４４がこれと適宜の静止
部位との間に張設した引張りばね５０によつて弾
圧的に摺動するようにしている。尚、５１は操作
箱４と一体に形成され洗濯物出入れ口５２を有す
る蓋枠、５３は洗濯物出入れ口５２開閉する如く
蓋枠５１にヒンジ軸５４を介して枢着した中蓋で
ある。

次に上記構成における特に仕上げ剤投入作用に
ついて説明する。今、処理剤貯留容器２０が第２
図、第７図及び第８図に示す如く、水平状態即ち
投入待機位置にあつたとすると、この状態は処理
剤貯留容器２０の係合突部４２とロツク用レバー
３９の係合爪部４３との係合によつて引張りばね
２３の付勢力に抗して保持されるものである。こ
の状態において、処理剤貯留容器２０に仕上げ剤
を供給すべく、蓋部材２７をその軸部２８を中心
にして第３図中実線位置から二点鎖線位置まで開
放回動させ、以て開口部２６を開放させる。この
とき復帰用レバー３４は蓋部材２７と一体に第５
図中、二点鎖線位置から実線位置まで往回動する
が、処理剤貯留容器２０が投入待機位置にあるた
めそのレバー受部２５を押圧変位させることはな
い。以上のようにして蓋部材２７によつて開放さ
れた開口部２６から一回分の使用量の仕上げ剤を
カツプ等によつて案内ケース２９内に供給する
と、この仕上げ剤は案内ケース２９の放出筒部３
２を通過して処理剤貯留容器２０内に放出され
る。この後、蓋部材２７を第３図中、実線位置ま
で閉鎖回動させて開口部２６を閉鎖すると復帰用
レバー３４は処理剤貯留容器２０のレバー受部２
５の回動領域外である操作パネル３の裏面側、即
ち退避位置に戻される。さてこの後にタイマー１
７をセツトして洗濯運転を開始させると、タイマ
ー１７によつて洗い、中間脱水及び中間すすぎへ
と行程が進行され、そして洗い及び中間すすぎの
各行程では給水弁装置１１が通電されるため、水
は給水弁装置１１の出水管部１３から多孔質部材
１５上に吐出され、そして第７図中、矢印５５で
示す如く注水ケース６内を通り、その注水口７か
ら回転槽２内に放出される。そしてこの場合、処
理剤貯留容器２０は仕上げ剤を貯留した投入待機
位置にあつてその側壁部分が第７図等に示す如く
仕切壁９に形成した通水口１０と対向しているか
ら通水口１０から放出された水は容器収容部５内
に到つてこれから回転槽２内に放出され、従つて
処理剤貯留容器２０内に流入してしまうことが阻
止されている。またカム４５はタイマー１７の計
時動作中、その出力軸１８によつて所定方向に回
動されている。さて、仕上げ剤を投入すべき所定
の行程、例えば最終すすぎ行程に移行されると、
給水弁装置１１が通電されて前述のような回転槽
２内への注水動作を開始すると共に、カム４５の
隆起カム部４８がロツク用レバー３９の摺動突部
４４を通過し、この通過時にロツク用レバー３９
の回動させる。この結果、ロツク用レバー３９の
係合爪部４３が処理剤貯留容器２０の係合突部４
２から外れるため、処理剤貯留容器２０は引張り
ばね２３によつて第３図に示す投入待機位置から
第４図に示す投入位置まで急速回動され、その放
出端２０ａから内部の仕上げ剤が回転槽２内に放
出される。そしてこのように、処理剤貯留容器２
０が投入位置に回動されると、処理剤貯留容器２
０の放出端２０ａ付近の上面開口縁が通水口１０
の下端よりも低くなるので注水ケース６内の一部
の水は通水口１０を介して処理剤貯留容器２０内
に供給され、そしてその処理剤貯留容器２０の内
面に粘性によつて付着残存している仕上げ剤を洗
い流すように放出端部２０ａから回転槽２内に自
然放流される。そして、以上のように処理剤貯留
容器２０が傾斜状の投入位置に達すると、これと
一体のレバー受部２５も第４図に示す如く復帰用
レバー３４の回動領域内に位置されることとな
る。従つて次の洗濯時において、仕上げ剤投入の
準備操作として蓋部材２７を第４図の状態から第
５図に示す如く下方への開放回動操作をすると、
これと一体に復帰用レバー３４が第５図中、二点
鎖線位置から実線位置方向に往回動し、この往回
動途上でレバー受部２５に当接し、これを第５図
中時計方向に傾動させる。従つて処理剤貯留容器
２０は第５図に示す略水平な投入待機位置へ回動
復帰され、この位置に達するとロツク機構３６が
作用状態に、即ち係合突部４２とロツク用レバー
３９の係合爪部４３とが係合を回復し、この位置
に処理剤貯留容器２０を保持するようになる。従
つてこの状態で開放されている開口部２６から新
たな仕上げ剤を供給すれば、これは前述同様に案
内ケース２９を介して処理剤貯留容器２０内に放
出され、そして処理剤貯留容器２０はその仕上げ
剤の投入機状態をロツク機構３６による保持がロ
ツク解除機構３７によつて解除されるまで保つも
のである。

以上のようなこの処理剤投入装置によれば、処
理剤貯留容器２０を操作パネル３の下方で且つ洗
濯物出入れ口５２内方には突出しないように設け
ているから、処理剤貯留容器２０は洗濯物出入れ
口５２を通じての洗濯物の出し入れにとつて邪魔
になることがないと共に、処理剤貯留容器２０内
への仕上げ剤の供給を操作パネル３に形成した開
口部２６を通じて行なうようにしているので、そ
の供給作業が従来のように洗濯物出入れ口５２を
通じて行なうものに比して容易となる。一方、開
口部２６に設けた蓋部材２７はごみ、その他の汚
れ物が侵入してこれが処理剤貯留容器２０内に溜
り、仕上げ剤と共に回転槽２内に放出されてしま
うことを防止するためのものとして設けている
が、このような蓋部材２７を仕上げ剤供給に際し
て開放操作するだけで、傾斜状の投入位置にある
処理剤貯留容器２０が自ずと投入待機位置即ち貯
留可能位置へ復帰されるものであるから、処理剤
貯留容器２０の復帰操作を洗濯物出入れ口５２に
手を入れて行なう従来のものに比して極めて手軽
な操作となる。特に、ロツク機構３６及びロツク
解除機構３７は処理剤貯留容器２０を投入待機位
置に保持するロツクレバー３９と、その保持を所
望の行程で解除させるようにタイマー１７によつ
て回動されるカム４５とによつて構成しているの
で高価な電磁石を用いる必要がないと云う利点が
得られる。

次に本発明の第二実施例について第１図乃至第
８図と同一部分に同一符号を付して示す第９図乃
至第１１図により説明するに、この第二実施例の
ものは、蓋部材２７を第一実施例では所謂上開き
方式であるのに対して下開き方式に構成したもの
であり、これを実現するために蓋部材５６の上辺
部左右に軸部２８を設けてこれらを開口部２６内
の上縁部分の左右部に枢支し、そして一方の軸部
２８に復帰用レバー５７を一体に延設する。この
とき復帰用レバー５７は蓋部材５６とでへ字状を
なす方向に指向せしめる。５８は操作パネル３の
裏面中、開口部２６の下縁部分よりやや下方の部
位に設けた支持片で、これには略く字状をなす伝
達レバー５９の屈曲部分をピン５８ａを介して枢
支せしめている。そしてこの伝達レバー５９の一
方のアーム部５９ａは復帰用レバー５７の回動領
域内まで延長させ、他方のアーム部５９ｂの先端
部分は処理剤貯留容器２０の後端部に垂直に一体
に突設してあるレバー受部６０の先端回動軌跡と
交差する位置まで延長せしめている。尚、６１は
伝達レバー５９の時計方向回動量を所定量に規制
するストツパである。

以上構成の第二実施例において、第１０図は処
理剤貯管容器２０が処理剤を投入した直後の投入
位置にある状態を示している。この第１０図の状
態において、次の洗濯時の仕上げ剤投入準備操作
として蓋部材５６を軸２８を中心に第１０図中時
計方向である上方に開放回動操作するとこれと一
体に復帰用レバー５７が第１０図に示す位置から
第１１図に示す位置まで往回動し、この回動途上
で復帰用レバー５７は伝達レバー５９をこれの一
方のアーム部５９ａに当接することによつて第１
１図中反時計方向に回動させる。この結果、伝達
レバー５９の他方のアーム部５９ｂは処理剤貯留
容器２０のレバー受部６０に当接してこれを時計
方向に回動変位させることによつて該処理剤貯留
容器２０を第１１図に示す投入待機位置に回動復
帰させる。この状態になると開口部２６が蓋部材
５６によつて開放された状態になるから、この開
口部２６を通じて処理剤貯留容器２０への仕上げ
剤の供給を行なう。この後、蓋部材５６を第９図
に示す如く閉鎖位置へ戻しておけば復帰レバー５
７は伝達レバー５９とは当接しない位置に退避さ
れ、処理剤貯留容器２０は投入位置への回動が可
能な状態になる。

このような第二実施例によれば、第一には蓋部
材５６が下開き方式であるため開放回動位置で開
口部２６の下辺部分に突出物が存在しなくなるこ
と、第二には伝達レバー５９を有するため蓋部材
５６の開き角θ_１を第一実施例におけるその開き
角θ_２以上に大きくできること、の二つの理由に
より、開口部２６を通じて行なう仕上げ剤の供給
作業が容易になる。

次に第３図と同一部分に同一符号を付した第１
２図に示した第三実施例のものは蓋部材６２をこ
れに処理剤収容部６３を形成して全体として容器
状になし、その処理剤収容部６３の内側面に計量
用の液位線６４を表示して成るものである。この
ような蓋部材６２を第１２図中、実線で示す位置
に開放回動させた状態でその処理剤収容部６３に
その液位線６４に達するまで仕上げ剤を供給し、
その後二点鎖線位置まで回動させる。そうすると
処理剤収容部６３内の仕上げ剤は案内ケース２９
に放出され、ここから放出筒部３２を介して処理
剤貯留容器２０内に放出されるものである。この
ように、この第三実施例によれば蓋部材６２が処
理剤供給容器となつているから処理剤の計量を含
む供給作業が容易となる。

その他本発明は上記実施例のみに限定されるも
のではなく、例えば伝達レバーは第一実施例のよ
うに蓋部材を上開き方式としたものに適用しても
よく、また、上記各実施例において復帰用レバー
及びレバー受部は夫々蓋部材及び処理剤貯留容器
と一体に形成して回動角等のばらつきを生じない
ようになし且つ組立工数も削減するよう配慮して
いるが、別体部品となしてもよいことは勿論であ
る。更に処理剤としては仕上げ剤のみならず漂白
剤或いは洗剤であつてもよく、特に洗剤の投入に
関しては洗いの前に予備洗いや浸漬行程を実行す
る洗濯機において好都合となる。その他、処理剤
貯留容器の投入待機位置への保持を解除するロツ
ク解除機構は電磁石でもよく、この場合、その電
磁石は処理剤貯留容器を回動させる動力源として
ではなく係合を解除させる機能さえ有すればよい
ので小形且つ安価なものでよい。更に適用対象と
しては洗濯機のみならず食器洗浄機であつてもよ
い。

本発明は以上述べたように、処理剤貯留容器を
操作パネルの下方に配置しこれへの処理剤の供給
を該操作パネルの開口部を通じて行なう構成とし
ているので、処理剤貯留容器が洗濯物等の出入れ
口内に突出して洗濯物等の出し入れにとつて邪魔
になつてしまうと云うことを防止でき、また処理
剤貯留容器の投入位置への回動動力源として安価
なばね手段を用いる関係上、処理剤の再投入時該
処理剤貯留容器を投入待機位置へ手動で復帰操作
する必要があるも、この復帰操作が、前記操作パ
ネルの開口部にごみ侵入防止等のために設けた蓋
部材と処理剤貯留容器との間をレバー機構によつ
て連繋しているのでその蓋部材を処理剤供給に際
して開くだけで自ずと行なわれ、従つて処理剤貯
留容器の取扱いが簡単であり、更には処理剤貯留
容器への処理剤供給作業も容易になる等多くの効
果を奏する洗濯機等の処理剤投入装置を提供でき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第８図は本発明の第一実施例を示す
もので、第１図、第２図、第３図及び第４図は夫
夫第８図中の−線、−線、−線及び
−線付近での縦断側面図、第５図は異なる作
用状態で示す第４図相当図、第６図は蓋部材の枢
着部分での一部切欠縦断面図、第７図は主要部の
斜視図、第８図は正面より見て部分的に切欠して
示す部品配置説明図、第９図乃至第１１図は第二
実施例を示すもので、第９図は第３図相当図、第
１０図は第４図相当図、第１１図は第５図相当
図、第１２図は第三実施例を示す縦断側面図であ
る。 図中２は回転槽、３は操作パネル、４は操作
箱、１７はタイマー、２０は処理剤貯留容器、２
３は引張りばね（投入用ばね手段）、２５及び６
０はレバー受部、２６は開口部、２７，５６及び
６２は蓋部材、３４及び５７は復帰用レバー、３
５はレバー機構、３６はロツク機構、３７はロツ
ク解除機構、３９はロツク用レバー、４２は係合
突起、４３は係合爪部、４５はカム、４８，４９
は隆起カム部、５９は伝達レバー、６３は処理剤
収容部である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 洗い槽の上方に位置する操作箱の操作パネル
   に形成した処理剤供給用の開口部と、この開口部
   にこれを開閉するように設けられた蓋部材と、前
   記操作パネルの下方に位置して前記開口部から供
   給された処理剤を貯留可能に受ける投入待機位置
   と貯留状態の処理剤を前記洗い槽内に放出する投
   入位置との間で回動し得るように設けられ且つ一
   部にレバー受部を設けた処理剤貯留容器と、この
   処理剤貯留容器をこれを前記投入位置方向に回動
   付勢する投入用ばね手段に抗して前記投入待機位
   置に保持するロツク機構と、所望の行程で前記ロ
   ツク機構による保持を解除させて前記処理剤貯留
   容器を投入位置に前記投入用ばね手段によつて回
   動させるロツク解除機構と、前記蓋部材と共に回
   動するように設けられた復帰用レバーを有しこの
   復帰用レバーの前記蓋部材の開放回動に伴う往回
   動変位のみを投入位置にあるときの前記処理剤貯
   留容器にこれを投入待機位置へ回動させるべく前
   記レバー受部を介して伝達させるレバー機構とを
   具備して成る洗濯機等の処理剤投入装置。 ２ レバー機構は復帰用レバーの往回動変位を伝
   達レバーを介してレバー受部に伝達するようにな
   つていることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   に記載の洗槽機等の処理剤投入装置。 ３ ロツク機構は係合作用によつて処理剤貯留容
   器を投入待機位置に保持するよう常時係合方向に
   ばね力が付勢されるロツク用レバーにより構成さ
   れ、ロツク解除機構は行程移行用のタイマーによ
   り駆動されるカムを有しこのカムによつて前記ロ
   ツク用レバーを係合解除方向に回動させる構成に
   なつていることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項に記載の洗濯機等の処理剤投入装置。 ４ 蓋部材は処理剤収容可能な容器状をなし、そ
   の回動時に内部の処理剤を投入待機位置にある処
   理剤貯留容器内に放出するようになつていること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の洗濯
   機等の処理剤投入装置。