JPH0546839B2

JPH0546839B2 -

Info

Publication number: JPH0546839B2
Application number: JP62091334A
Authority: JP
Inventors: Masamitsu Mihara; Fumio Oota
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1987-04-14
Filing date: 1987-04-14
Publication date: 1993-07-15
Also published as: JPS63257596A

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は衣類への洗剤付着による衣類変色化の
防止や効率的洗剤使用化を行う洗濯機の洗剤投入
装置に関するものである。

従来の技術従来、この種洗濯機の洗剤投入に関しては直接
洗剤を洗濯槽内に投入したり、一例では回転翼の
ポンプアツプを利用した循環経路を有する洗濯機
において、リントフイルターの近傍に洗剤投入口
を循環経路途中に配備させる構造のものがあつ
た。

発明が解決しようとする問題点しかし従来の構成では、リントを捕獲し、集塵
させるための循環経路途中に洗剤投入口を設けて
いるが、特に合成洗剤の場合、洗剤が完全に溶け
ず、リントフイルターに固まりとして付着した
り、完全に溶けず、少水位使用時など洗剤そのも
のがタンク上方に付着した場合が発生するという
問題点を有していた。

上記問題を解決するために、特公昭59−34395
号公報に示す洗剤帳入装置がある。この洗剤投入
装置は粉末洗剤を収納した洗剤受けの上方から給
水し、粉末洗剤と水とを混合させ洗濯槽内に洗剤
水として供給する構成のものである。

しかし、上記洗剤投入装置では、洗剤受け内に
供給した水を粉末洗剤と混じり合わせて、後方の
側壁から洗剤水をオーバーフローさせる構成なの
で、給水を停止すれば洗剤受け内に水が残つた状
態となり、洗剤受け内に粉末洗剤を入れる際に残
水を捨てなければならず、その取り扱いが煩わし
いという問題を有していた。

本発明は上記問題に鑑み、洗剤ケース内に残水
することなく、しかも、粉末洗剤を効果的に洗剤
ケース外に送り出すことを目的とする。

問題点を解決するための手段上記目的を達成するために、本発明は、機器本
体の上部を構成し、衣類投入口を有する上部枠体
と、この上部枠体の衣類投入口後部には粉末洗剤
を入れる洗剤投入ケースを出し入れ自在に収納す
る注水口本体を設け、この注水口本体は洗剤ケー
スの上方に、シヤワー状の水を噴流させる注水口
金を設け、前記洗剤ケースを収納た状態で洗剤ケ
ース底部と注水口本体底部との間に水と混流した
洗剤水を洗濯槽側に流したこむ流水ガイドを形成
し、前記洗剤ケースの後部側壁には切欠きを設け
るとともに、その洗剤ケースの底面を後方に低く
なるように形成し、前記注水口金の一部は前記洗
剤ケースの後部側壁の後方から水を噴流させる構
成としたものである。

作用この構成により、粉末洗剤等を投入する洗剤投
入ケースが出し入れ自在可能であり、しかも衣類
投入口の後部に配設させているため、洗剤投入の
使用勝手が向上するとともに、洗剤投入ケースを
設けることにより、規定量の洗剤を投入しやすく
余分な量を入れることを防ぐことができる。さら
に、洗剤投入ケースの上方に設けた複数の穴を有
する注水口金によりシヤワー状に給水を噴流さ
せ、洗剤を均一的に溶かしながら洗濯槽へ注水さ
せることができる。また、洗剤投入ケースの後部
側壁に切り欠きを設けるとともに、ケースの底面
を傾斜させているので、洗剤投入ケース内に残水
することがなくなる。また、注水口金の一部が洗
剤が流出する切り欠きを設けた後部側壁の後方か
ら水を噴流するので効果的に洗剤を溶かし、洗剤
がその部分に付着した状態で残ることもない。

実施例以下、本発明の一実施例を第１図〜第４図を参
照して説明する。

第２図において、洗濯機本体１の上部を構成す
る上部枠体２には衣類投入時の開閉を行う開閉蓋
３を軸支し、後方には給水バルブ４を設けてい
る。５は回転翼でモータ６の回転によりベルト７
を介してメカユニツト８より減速し回転駆動す
る、９は洗濯兼脱水槽（以下洗濯槽と称す）で、
メカユニツト８にて軸支され脱水受１０によりサ
スペンシヨン１１を介し本体１に垂下支持され、
弾性的に支えられている。

前記上部枠体２は衣類を投入する際の円形フラ
ンジ状の衣類投入口１２を有し、この衣類投入口
１２の後部には第１図に示すように、出し入れ自
在なる洗剤投入ケース１３を設けている。この洗
剤投入ケース１３の上方には複数の水穴１４を設
けた注水口金１５を配設し、給水バルブ４と給水
ホース１６を介し連通する給水接続口１７を備え
た注水口本体１８は、前記洗剤投入ホース１３と
注水口金１５を収設するように箱体に形成されそ
の箱体の開口は洗濯槽９側のみ設けられている。

上記注水口金１５はビス１９によつて注水口本
体１８に固着され、洗剤投入ケース１３は注水口
本体１８に設けたスライダー用の段付２０によつ
て前後に引き出し自在に案内される。

圧力ホース２１より給水された水は矢印ａのよ
うに給水バルブ４、給水ホース１６を通り、注水
口金１５の水穴１４によつてシヤワー状に下方へ
向つて洗剤投入ケース１３に噴流される。洗剤２
１はシヤワー状に噴流された水によつて混流さ
れ、後方へ流され、注水口本体１８の流水ガイド
２２に案内され、前方へ押し流される。押し流さ
れた洗剤水は洗濯槽９へ注水され、洗濯する洗剤
として効率よく溶かされた状態となつて洗濯運転
をさせることができる。また、注水口金１５の一
部は第１図に示すように洗剤投入ケース１３の後
部側壁の後方からも水を噴流し、この後部側壁に
設けた切り欠きから流出する粉末洗剤を効果的に
溶かし、この洗剤投入ケースの後部側壁に洗剤が
付着したままとなるのを防止している。また、洗
剤投入ケース１３の後部側壁の両側に第３図に示
す切り欠きを設けるとともに、その洗剤投入ケー
スの底面１３Ａは第１図に示すように後方へ低く
なるように傾斜αを設けているので、残水をなく
すことができる。

洗剤投入ケース１３は第３図に示すように、矢
印ｂの前後方向に引き出し自在になつており、第
４図には、洗剤投入ケース１３のセツト時におけ
る注水状態を示している。

以上のように本実施例によれば、注水口本体を
箱体状に設け、洗濯槽側のみ開口させているた
め、洗剤投入ケースの内部や注水口金等の給水経
路途中からの水洩れや、洗剤洩れを未然に防止で
きる。

発明の効果以上のように本発明によれば、洗剤投入ケース
の後部側壁に切り欠きを設けるとともに、ケース
の底面を傾斜させているので、洗剤投入ケース内
に残水することがなく、洗剤投入ケースの取扱い
を向上させることができる。また、注水口金の一
部が洗剤が流出する切り欠きを設けた後部側壁の
後方から水を噴流するので、効果的に洗剤を溶か
し、洗剤がその部分に付着した状態で残ることも
ないので、付着した洗剤を取り除くといつた作業
もなく、取扱いがさらによくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す全自動洗濯機
の要部断面図、第２図は同全自動洗濯機の断面
図、第３図は同洗剤投入ケース部の出し入れ状態
を示す外観斜視図、第４図は同注水状態を示す外
観斜視図である。２……上部枠体、４……給水バルブ、９……洗
濯槽、１２……衣類投入口、１３……洗剤投入ケ
ース、１５……注水口金、１６……給水ホース、
１７……給水接続口、１８……注水口本体、２２
……流水ガイド、２１……洗剤。

Claims

【特許請求の範囲】

１機器本体の上部を構成し、衣類投入口を有す
る上部枠体と、この上部枠体の衣類投入口後部に
は粉末洗剤を入れる洗剤投入ケースを出し入れ自
在に収納する注水口本体を設け、この注水口本体
は洗剤ケースの上方に、シヤワー状の水を噴流さ
せる注水口金を設け、前記洗剤ケースを収納た状
態で洗剤ケース底部と注水口本体底部との間に水
と混流した洗剤水を洗濯槽側に流したこむ流水ガ
イドを形成し、前記洗剤ケースの後部側壁には切
欠きを設けるとともに、その洗剤ケースの底面を
後方に低くなるように形成し、前記注水口金の一
部は前記洗剤ケースの後部側壁の後方から水を噴
流させる構成とした洗濯機の洗剤投入装置。