JPS6139840B2 - - Google Patents
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- JPS6139840B2 JPS6139840B2 JP8049479A JP8049479A JPS6139840B2 JP S6139840 B2 JPS6139840 B2 JP S6139840B2 JP 8049479 A JP8049479 A JP 8049479A JP 8049479 A JP8049479 A JP 8049479A JP S6139840 B2 JPS6139840 B2 JP S6139840B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、洗剤、仕上げ剤、漂白剤等の処理剤
を所望の行程で洗い槽内に投入できるようにした
洗濯機等の処理剤投入装置に関する。
を所望の行程で洗い槽内に投入できるようにした
洗濯機等の処理剤投入装置に関する。
従来の洗濯機において、所望の行程で処理剤と
しての例えば仕上げ剤を洗い槽内に自動投入する
ために、一回分の仕上げ剤を貯留する処理剤貯留
容器を洗濯機の操作箱の下方に配置し、且つ仕上
げ剤を貯留可能に受ける投入待機位置とその仕上
げ剤を洗い槽内に放出する投入位置との間で回動
できるようになしたものがある。しかし、この種
のものによれば、処理剤貯留容器の開口部の一部
を洗濯器の出し入れ口内に突出せしめ、その突出
した開口部から一回分使用量の仕上げ剤を処理剤
貯留容器に供給し投入待機状態にせしめる構成で
あつたので、その突出部分が洗濯物の出し入れに
とつて邪魔になることが多かつた。また、従来の
上記構成において処理剤貯留容器を投入待機位置
から投入位置へ回動させる動力源として、大形且
つ高価な電磁石を用いずにばね手段を用いている
関係上、仕上げ剤の投入完了後、次回の投入に際
しては投入位置に回動している処理剤貯留容器を
再貯留可能な投入待機位置へ手で戻し操作を行な
う必要があり、この戻し操作は洗濯物の出し入れ
口内に手を入れて行なわねばならないこと、及び
該出し入れ口に開閉操作が容易とは言えない大形
な開閉蓋があること等によつて極めて面倒な操作
になつてしまうと云う欠点があつた。
しての例えば仕上げ剤を洗い槽内に自動投入する
ために、一回分の仕上げ剤を貯留する処理剤貯留
容器を洗濯機の操作箱の下方に配置し、且つ仕上
げ剤を貯留可能に受ける投入待機位置とその仕上
げ剤を洗い槽内に放出する投入位置との間で回動
できるようになしたものがある。しかし、この種
のものによれば、処理剤貯留容器の開口部の一部
を洗濯器の出し入れ口内に突出せしめ、その突出
した開口部から一回分使用量の仕上げ剤を処理剤
貯留容器に供給し投入待機状態にせしめる構成で
あつたので、その突出部分が洗濯物の出し入れに
とつて邪魔になることが多かつた。また、従来の
上記構成において処理剤貯留容器を投入待機位置
から投入位置へ回動させる動力源として、大形且
つ高価な電磁石を用いずにばね手段を用いている
関係上、仕上げ剤の投入完了後、次回の投入に際
しては投入位置に回動している処理剤貯留容器を
再貯留可能な投入待機位置へ手で戻し操作を行な
う必要があり、この戻し操作は洗濯物の出し入れ
口内に手を入れて行なわねばならないこと、及び
該出し入れ口に開閉操作が容易とは言えない大形
な開閉蓋があること等によつて極めて面倒な操作
になつてしまうと云う欠点があつた。
本発明は上記の欠点を除去すべくなされたもの
であり、その目的は処理剤貯留容器を操作箱の操
作パネルの下方に配置することとしながらもこれ
が洗濯物等の出し入れにとつて邪魔になることを
防止できると共に処理剤貯留容器への処理剤供給
操作及び投入位置にある処理剤貯留容器の投入待
機位置への戻し操作を極く手軽に行ない得る洗濯
機等の処理剤投入装置を提供することにある。
であり、その目的は処理剤貯留容器を操作箱の操
作パネルの下方に配置することとしながらもこれ
が洗濯物等の出し入れにとつて邪魔になることを
防止できると共に処理剤貯留容器への処理剤供給
操作及び投入位置にある処理剤貯留容器の投入待
機位置への戻し操作を極く手軽に行ない得る洗濯
機等の処理剤投入装置を提供することにある。
以下本発明を脱水兼用洗濯機に適用した一実施
例によつて図面を参照しながら説明する。1は内
部に洗い槽兼脱水用の回転槽2aを回転可能に有
する水受槽2を設けた脱水兼用洗濯機の外箱で、
回転槽2aの上方部即ち外箱1の後方寄りの上部
には操作パネル3を有する操作箱4を設けてい
る。5は行程制御用のタイマーで、操作箱4内に
ねじ止め手段等によつて配置し、そのタイミング
設定兼用の出力軸6を操作パネル3に貫通させ、
その貫通突出端にタイミング設定用の操作摘み7
を連結している。8は操作箱を一体に有し外箱1
の上端開放部分を塞ぐように設けられた蓋枠で、
これに回転槽2a内を臨む洗濯物出し入れ口9を
形成し、これに開閉蓋10をヒンジ軸11を介し
て開閉自在に設けている。12は操作箱4内で且
つ操作パネル3の下方に配置される上面開放形の
処理剤貯留容器で、その内底面は略中間から回動
自由端に向かつて傾斜状に立上がる舟底状をなし
ている。13は操作箱4の底板部14内面に左右
に対向して突設した一対の支持突起で、夫々の上
端に切欠溝15を形成していると共に、これらに
処理剤貯留容器12の両側部後方の上縁付近に設
けた一対の軸部16を回動自在に嵌入している。
これによつて処理剤貯留容器12は第4図中実線
で示す投入待機位置と同第4図中二点鎖線で示す
投入位置との間で回動自在となり、そして投入位
置では外底面の一部が底板部14の内底面に当接
してそれ以上の回動が規制されるようになつてい
る。17は操作箱4における底板部14から立上
がつた前面壁4aに形成した開放口で、これを介
して前記処理剤貯留容器12の自由端である処理
剤放出のための放出端部12aが前方に突出する
ようになつている。18は処理剤貯留容器12の
後端下部と底板部14に突設された支持突起19
との間に張設された投入用ばね手段をなす第一の
引張りばねで、これによつて処理剤貯留容器12
を常時投入位置方向に回動付勢している。20は
前記操作パネル3中、処理剤貯留容器12と対向
する部位に形成した処理剤供給のための矩形をな
す開口部、21は蓋部材を兼ねた処理剤供給容器
で、V字状に対向する前面壁部21a及び後面壁
部21bと両側壁部21cとから成る上面開放形
のもので、その下部頂点に一体に形成してある軸
部22によつて開口部20内の下辺付近に回動自
在に枢支してあり、そして第2図に示す閉鎖回動
位置ではその前面壁部21aの上端部分が開口部
20の上辺に形成した段部3aに当接するように
なつており、該上端部分に取手23を突設してい
る。24は前記操作箱4の前面壁4aとで一個の
遮へい筒部25を形成するように操作パネル3と
一体に形成した遮へい壁であり、これによつて遮
へい筒部25をその上端が開口部20の開口縁に
連続し、下端が処理剤貯留容器12内を臨むよう
に構成している。26は処理剤供給容器21の両
側壁部21c内面に形成した液位線部で、この液
位線部26に達するまでの処理剤の量が一回分の
洗濯物量に見合うように定めている。次に連繋機
構として構成されたリンク機構27について説明
するに、28はリンク棒で、これの一端を処理剤
供給容器21の一方の側壁部21cの後縁付近の
中間部にピン29を介して枢着している。このリ
ンク棒28の中間から他端にかけて長孔30を形
成しており、これに抜け止め状態で移動自在に挿
入される係合軸部31を処理剤貯留容器12の一
方の外側面に一体に突設している。ここでリンク
棒28の長孔30の長さは、処理剤供給容器21
の外方への回動(前面壁部21aが開口部20を
開放する方向への回動)で処理剤貯留容器12を
投入待機位置へ回動させるように該長孔30の下
端と係合軸部31とが係合し、また、処理剤貯留
容器12が投入待機位置にある状態で処理剤供給
容器21を内方へ回動(前面壁部21aが開口部
20を閉鎖する方向への回動)されても係合軸部
31が相対的に長孔30内を移動し処理剤貯留容
器12に何等回動力を伝えない値に定める。次に
ロツク機構32及びロツク解除機構33について
説明するに、ロツク機構32として中間に中空軸
部34を有する一本のロツク用レバー35を備え
ており、その中空軸部34は操作パネル3の内面
に突設した軸受突起36の回りに回動自在にねじ
37により連結保持している。このロツク用レバ
ー35の一端には処理剤貯留容器12の他方の側
面の上縁付近に一体に形成した係合突起38に係
脱する係合爪部39を形成する一方、他端に摺動
突部40を一体に形成している。一方、41はロ
ツク解除機構33の一部をなすカムで、これを前
記タイマー5の出力軸6にこれと一体に回動する
ように連結し、この連結を出力軸6に設けたピン
42とカム41に設けた係合溝43との係合によ
り行なつて着脱可能な構造としている。このカム
41は所謂標準コースと節約コースとを合わせて
一回転するもので、その外周中、標準コース内の
最終すすぎ行程に位置した部分と節約コースの最
終すすぎ行程に位置した部分とを隆起カム部4
4,45を一体に形成し、且つ該カム41の外周
にロツク用レバー35の他端に有する摺動突部4
0がこれと適宜の静止部位との間に張設した第二
の引張りばね46によつて弾圧的に摺動するよう
にしている。
例によつて図面を参照しながら説明する。1は内
部に洗い槽兼脱水用の回転槽2aを回転可能に有
する水受槽2を設けた脱水兼用洗濯機の外箱で、
回転槽2aの上方部即ち外箱1の後方寄りの上部
には操作パネル3を有する操作箱4を設けてい
る。5は行程制御用のタイマーで、操作箱4内に
ねじ止め手段等によつて配置し、そのタイミング
設定兼用の出力軸6を操作パネル3に貫通させ、
その貫通突出端にタイミング設定用の操作摘み7
を連結している。8は操作箱を一体に有し外箱1
の上端開放部分を塞ぐように設けられた蓋枠で、
これに回転槽2a内を臨む洗濯物出し入れ口9を
形成し、これに開閉蓋10をヒンジ軸11を介し
て開閉自在に設けている。12は操作箱4内で且
つ操作パネル3の下方に配置される上面開放形の
処理剤貯留容器で、その内底面は略中間から回動
自由端に向かつて傾斜状に立上がる舟底状をなし
ている。13は操作箱4の底板部14内面に左右
に対向して突設した一対の支持突起で、夫々の上
端に切欠溝15を形成していると共に、これらに
処理剤貯留容器12の両側部後方の上縁付近に設
けた一対の軸部16を回動自在に嵌入している。
これによつて処理剤貯留容器12は第4図中実線
で示す投入待機位置と同第4図中二点鎖線で示す
投入位置との間で回動自在となり、そして投入位
置では外底面の一部が底板部14の内底面に当接
してそれ以上の回動が規制されるようになつてい
る。17は操作箱4における底板部14から立上
がつた前面壁4aに形成した開放口で、これを介
して前記処理剤貯留容器12の自由端である処理
剤放出のための放出端部12aが前方に突出する
ようになつている。18は処理剤貯留容器12の
後端下部と底板部14に突設された支持突起19
との間に張設された投入用ばね手段をなす第一の
引張りばねで、これによつて処理剤貯留容器12
を常時投入位置方向に回動付勢している。20は
前記操作パネル3中、処理剤貯留容器12と対向
する部位に形成した処理剤供給のための矩形をな
す開口部、21は蓋部材を兼ねた処理剤供給容器
で、V字状に対向する前面壁部21a及び後面壁
部21bと両側壁部21cとから成る上面開放形
のもので、その下部頂点に一体に形成してある軸
部22によつて開口部20内の下辺付近に回動自
在に枢支してあり、そして第2図に示す閉鎖回動
位置ではその前面壁部21aの上端部分が開口部
20の上辺に形成した段部3aに当接するように
なつており、該上端部分に取手23を突設してい
る。24は前記操作箱4の前面壁4aとで一個の
遮へい筒部25を形成するように操作パネル3と
一体に形成した遮へい壁であり、これによつて遮
へい筒部25をその上端が開口部20の開口縁に
連続し、下端が処理剤貯留容器12内を臨むよう
に構成している。26は処理剤供給容器21の両
側壁部21c内面に形成した液位線部で、この液
位線部26に達するまでの処理剤の量が一回分の
洗濯物量に見合うように定めている。次に連繋機
構として構成されたリンク機構27について説明
するに、28はリンク棒で、これの一端を処理剤
供給容器21の一方の側壁部21cの後縁付近の
中間部にピン29を介して枢着している。このリ
ンク棒28の中間から他端にかけて長孔30を形
成しており、これに抜け止め状態で移動自在に挿
入される係合軸部31を処理剤貯留容器12の一
方の外側面に一体に突設している。ここでリンク
棒28の長孔30の長さは、処理剤供給容器21
の外方への回動(前面壁部21aが開口部20を
開放する方向への回動)で処理剤貯留容器12を
投入待機位置へ回動させるように該長孔30の下
端と係合軸部31とが係合し、また、処理剤貯留
容器12が投入待機位置にある状態で処理剤供給
容器21を内方へ回動(前面壁部21aが開口部
20を閉鎖する方向への回動)されても係合軸部
31が相対的に長孔30内を移動し処理剤貯留容
器12に何等回動力を伝えない値に定める。次に
ロツク機構32及びロツク解除機構33について
説明するに、ロツク機構32として中間に中空軸
部34を有する一本のロツク用レバー35を備え
ており、その中空軸部34は操作パネル3の内面
に突設した軸受突起36の回りに回動自在にねじ
37により連結保持している。このロツク用レバ
ー35の一端には処理剤貯留容器12の他方の側
面の上縁付近に一体に形成した係合突起38に係
脱する係合爪部39を形成する一方、他端に摺動
突部40を一体に形成している。一方、41はロ
ツク解除機構33の一部をなすカムで、これを前
記タイマー5の出力軸6にこれと一体に回動する
ように連結し、この連結を出力軸6に設けたピン
42とカム41に設けた係合溝43との係合によ
り行なつて着脱可能な構造としている。このカム
41は所謂標準コースと節約コースとを合わせて
一回転するもので、その外周中、標準コース内の
最終すすぎ行程に位置した部分と節約コースの最
終すすぎ行程に位置した部分とを隆起カム部4
4,45を一体に形成し、且つ該カム41の外周
にロツク用レバー35の他端に有する摺動突部4
0がこれと適宜の静止部位との間に張設した第二
の引張りばね46によつて弾圧的に摺動するよう
にしている。
次に上記構成における特に仕上げ剤投入作用に
ついて説明する。今、処理剤貯留容器12が第2
図中二点鎖線で示す如く、水平状態即ち投入待機
位置にあつたとすると、この状態は処理剤貯留容
器12の係合突部38とロツク用レバー35の係
合爪部39との係合によつて第一の引張りばね1
8の付勢力に抗して保持されるものである。一
方、処理剤供給容器21が第2図に示す内方への
回動位置にあつたとすると、処理剤貯留容器12
の係合軸部31は第1図に示す如くリンク棒28
の長孔30中の略上端に位置した状態にある。こ
の状態で洗濯運転に先立つて処理剤供給容器21
を第4図に示す如く外方に回動させ、これにその
液位線部26に達するまでの量の仕上げ剤を供給
し、然る後、該処理剤供給容器21を第2図に示
す位置まで回動させるとその内部の仕上げ剤は投
入待機位置にある処理剤貯留容器12内に放出さ
れ、これに貯留される。ここで、上述の如く処理
剤供給容器21が開口部20を閉鎖する如き内方
への回動が行なわれても、係合軸部31がリンク
棒28の長孔30内で相対的に移動するのみであ
るから、処理剤供給容器21の閉鎖方向への回動
変位は処理剤貯留容器12には伝わらない。さて
この後にタイマー5をセツトとして洗濯運転を開
始させると、カム41がタイマー5のタイミング
進行と共にその出力軸6によつて回動され、そし
て最終すすぎ行程内に移行すると隆起カム部44
がロツク用レバー35の摺動突起40を通過し、
このときロツク用レバー35が回動して係合爪部
39を処理剤貯留容器12と一体の係合突部38
との係合を解除する方向に回動させるので、処理
剤貯留容器12は第一の引張りばね18の付勢力
によつて水平な投入待機位置から第2図中実線で
示す傾斜した投入位置まで急速回動され、処理剤
貯留容器12内の仕上げ剤はその放出端部12a
から回転槽2a内に放出されるものである。この
ように処理剤貯留容器12が傾斜状の投入位置に
達すると、その係合軸部31はリンク棒28の長
孔30内の略下端に達しているから、次の洗濯時
において、仕上げ剤投入の準備操作として処理剤
供給容器21を第2図の状態から第4図に示す如
く外方へ開放回動操作すると、これに伴うリンク
棒28の上昇移動がその長孔30内下端と係合軸
部31との係合によつて処理剤貯留容器12が第
4図中実線で示す投入待機位置へ回動復帰され、
この位置に達するとロツク機構32が作用状態
に、即ち係合突部38とロツク用レバー35の係
合爪部39とが係合を回復し、この位置に処理剤
貯留容器12を保持するようになる。従つてこの
状態で処理剤供給容器21に仕上げ剤を供給し且
つこれを内方に回動させれば仕上げ剤は前述同様
に処理剤貯留容器12内に放出され、そして処理
剤貯留容器12はその仕上げ剤の投入待機状態を
ロツク機構32による保持がロツク解除機構33
によつて解除されるまで保つものである。
ついて説明する。今、処理剤貯留容器12が第2
図中二点鎖線で示す如く、水平状態即ち投入待機
位置にあつたとすると、この状態は処理剤貯留容
器12の係合突部38とロツク用レバー35の係
合爪部39との係合によつて第一の引張りばね1
8の付勢力に抗して保持されるものである。一
方、処理剤供給容器21が第2図に示す内方への
回動位置にあつたとすると、処理剤貯留容器12
の係合軸部31は第1図に示す如くリンク棒28
の長孔30中の略上端に位置した状態にある。こ
の状態で洗濯運転に先立つて処理剤供給容器21
を第4図に示す如く外方に回動させ、これにその
液位線部26に達するまでの量の仕上げ剤を供給
し、然る後、該処理剤供給容器21を第2図に示
す位置まで回動させるとその内部の仕上げ剤は投
入待機位置にある処理剤貯留容器12内に放出さ
れ、これに貯留される。ここで、上述の如く処理
剤供給容器21が開口部20を閉鎖する如き内方
への回動が行なわれても、係合軸部31がリンク
棒28の長孔30内で相対的に移動するのみであ
るから、処理剤供給容器21の閉鎖方向への回動
変位は処理剤貯留容器12には伝わらない。さて
この後にタイマー5をセツトとして洗濯運転を開
始させると、カム41がタイマー5のタイミング
進行と共にその出力軸6によつて回動され、そし
て最終すすぎ行程内に移行すると隆起カム部44
がロツク用レバー35の摺動突起40を通過し、
このときロツク用レバー35が回動して係合爪部
39を処理剤貯留容器12と一体の係合突部38
との係合を解除する方向に回動させるので、処理
剤貯留容器12は第一の引張りばね18の付勢力
によつて水平な投入待機位置から第2図中実線で
示す傾斜した投入位置まで急速回動され、処理剤
貯留容器12内の仕上げ剤はその放出端部12a
から回転槽2a内に放出されるものである。この
ように処理剤貯留容器12が傾斜状の投入位置に
達すると、その係合軸部31はリンク棒28の長
孔30内の略下端に達しているから、次の洗濯時
において、仕上げ剤投入の準備操作として処理剤
供給容器21を第2図の状態から第4図に示す如
く外方へ開放回動操作すると、これに伴うリンク
棒28の上昇移動がその長孔30内下端と係合軸
部31との係合によつて処理剤貯留容器12が第
4図中実線で示す投入待機位置へ回動復帰され、
この位置に達するとロツク機構32が作用状態
に、即ち係合突部38とロツク用レバー35の係
合爪部39とが係合を回復し、この位置に処理剤
貯留容器12を保持するようになる。従つてこの
状態で処理剤供給容器21に仕上げ剤を供給し且
つこれを内方に回動させれば仕上げ剤は前述同様
に処理剤貯留容器12内に放出され、そして処理
剤貯留容器12はその仕上げ剤の投入待機状態を
ロツク機構32による保持がロツク解除機構33
によつて解除されるまで保つものである。
以上のようなこの処理剤投入装置によれば、処
理剤貯留容器12を操作パネル3の下方で且つ洗
濯物出し入れ口9内方には突出しないように設け
ているから、処理剤貯留容器12は洗濯物出し入
れ口9を通じての洗濯物の出し入れにとつて邪魔
になることがないと共に、処理剤貯留容器12内
への仕上げ剤の供給を操作パネル3に形成した開
口部20を通じて行なうようにしているので、そ
の供給作業が従来のように洗濯物出し入れ口9を
通じて行なうものに比して容易となる。一方、開
口部20に設けた処理剤供給容器21はごみ、そ
の他の汚れ物が侵入してこれが処理剤貯留容器1
2内に溜り、仕上げ剤と共に回転槽2a内に放出
されてしまうことを防止する蓋部材としても作用
しており、このような処理剤供給容器21は仕上
げ剤供給に際して開放操作するだけで、傾斜状の
投入位置にある処理剤貯留容器12が自ずと投入
待機位置即ち貯留可能位置へ復帰されるものであ
るから、処理剤貯留容器12の戻し操作を洗濯物
出し入れ口9に手を入れて行なう従来のものに比
して極めて手軽な操作となる。特にこの実施例で
は開口部20を開閉する蓋部材が処理剤供給容器
21となつていて処理剤貯留容器12に供給すべ
き仕上げ剤の計量容器となつているからその使い
勝手がよい。更に、ロツク機構32及びロツク解
除機構33は処理剤貯留容器12を投入待機位置
に保持するロツクレバー35と、その保持を所望
の行程で解除させるようにタイマー5によつて回
動されるカム41とによつて構成しているので高
価な電磁石を用いる必要がないと云う利点が得ら
れる。
理剤貯留容器12を操作パネル3の下方で且つ洗
濯物出し入れ口9内方には突出しないように設け
ているから、処理剤貯留容器12は洗濯物出し入
れ口9を通じての洗濯物の出し入れにとつて邪魔
になることがないと共に、処理剤貯留容器12内
への仕上げ剤の供給を操作パネル3に形成した開
口部20を通じて行なうようにしているので、そ
の供給作業が従来のように洗濯物出し入れ口9を
通じて行なうものに比して容易となる。一方、開
口部20に設けた処理剤供給容器21はごみ、そ
の他の汚れ物が侵入してこれが処理剤貯留容器1
2内に溜り、仕上げ剤と共に回転槽2a内に放出
されてしまうことを防止する蓋部材としても作用
しており、このような処理剤供給容器21は仕上
げ剤供給に際して開放操作するだけで、傾斜状の
投入位置にある処理剤貯留容器12が自ずと投入
待機位置即ち貯留可能位置へ復帰されるものであ
るから、処理剤貯留容器12の戻し操作を洗濯物
出し入れ口9に手を入れて行なう従来のものに比
して極めて手軽な操作となる。特にこの実施例で
は開口部20を開閉する蓋部材が処理剤供給容器
21となつていて処理剤貯留容器12に供給すべ
き仕上げ剤の計量容器となつているからその使い
勝手がよい。更に、ロツク機構32及びロツク解
除機構33は処理剤貯留容器12を投入待機位置
に保持するロツクレバー35と、その保持を所望
の行程で解除させるようにタイマー5によつて回
動されるカム41とによつて構成しているので高
価な電磁石を用いる必要がないと云う利点が得ら
れる。
尚、本発明は上記実施例のみに限定されるもの
ではなく、例えば処理剤貯留容器12をその投入
待機位置で若干前傾状態にさせるか或いは放出端
部12aを他の部分より低くするかして多すぎる
仕上げ剤の供給を受けたときにこれを洗い槽内に
オーバフローさせ、以て仕上げ剤が好ましくない
部分へ溢流することを防止する構成になしてもよ
く、また処理剤としては仕上げ剤のみならず漂白
剤消毒剤或いは洗剤であつてもよく、特に洗剤の
投入に関しては洗いの前に予備洗いや浸漬行程を
実行する洗濯機において好都合となる。その他、
処理剤貯留容器12の投入待機位置への保持を解
除するロツク解除機構33は電磁石でもよく、こ
の場合、その電磁石は処理剤貯留容器12を回動
させる動力源としてではなく係合を解除させる機
能させ有すればよいので小形且つ安価なものでよ
い。更に適用対象としては洗濯機のみならず食器
洗浄機であつてもよい。
ではなく、例えば処理剤貯留容器12をその投入
待機位置で若干前傾状態にさせるか或いは放出端
部12aを他の部分より低くするかして多すぎる
仕上げ剤の供給を受けたときにこれを洗い槽内に
オーバフローさせ、以て仕上げ剤が好ましくない
部分へ溢流することを防止する構成になしてもよ
く、また処理剤としては仕上げ剤のみならず漂白
剤消毒剤或いは洗剤であつてもよく、特に洗剤の
投入に関しては洗いの前に予備洗いや浸漬行程を
実行する洗濯機において好都合となる。その他、
処理剤貯留容器12の投入待機位置への保持を解
除するロツク解除機構33は電磁石でもよく、こ
の場合、その電磁石は処理剤貯留容器12を回動
させる動力源としてではなく係合を解除させる機
能させ有すればよいので小形且つ安価なものでよ
い。更に適用対象としては洗濯機のみならず食器
洗浄機であつてもよい。
本発明は以上述べたように、処理剤貯留容器を
操作パネルの下方に配置しこれへの処理剤の供給
を該操作パネルの開口部を通じて行なう構成とし
ているので、処理剤貯留容器が洗濯物等の出し入
れ口内に突出して洗濯物等の出し入れにとつて邪
魔になつてしまうと云うことを防止でき、また処
理剤貯留容器の投入位置への回動動力源として安
価なばね手段を用いる関係上、処理剤の再投入時
該処理剤貯留容器を投入待機位置へ手動で戻し操
作する必要があるも、この戻し操作が、前記操作
パネルの開口部にごみ侵入防止等のために設けた
蓋部材と処理剤貯留容器との間を連繋機構によつ
て連結しているのでその蓋部材を処理剤供給に際
して開くだけで自ずと行なわれ、従つて処理剤貯
留容器の取扱いが簡単であり、更には処理剤貯留
容器への処理剤供給作業も容易になる等多くの効
果を奏する洗濯機等の処理剤投入装置を提供でき
る。
操作パネルの下方に配置しこれへの処理剤の供給
を該操作パネルの開口部を通じて行なう構成とし
ているので、処理剤貯留容器が洗濯物等の出し入
れ口内に突出して洗濯物等の出し入れにとつて邪
魔になつてしまうと云うことを防止でき、また処
理剤貯留容器の投入位置への回動動力源として安
価なばね手段を用いる関係上、処理剤の再投入時
該処理剤貯留容器を投入待機位置へ手動で戻し操
作する必要があるも、この戻し操作が、前記操作
パネルの開口部にごみ侵入防止等のために設けた
蓋部材と処理剤貯留容器との間を連繋機構によつ
て連結しているのでその蓋部材を処理剤供給に際
して開くだけで自ずと行なわれ、従つて処理剤貯
留容器の取扱いが簡単であり、更には処理剤貯留
容器への処理剤供給作業も容易になる等多くの効
果を奏する洗濯機等の処理剤投入装置を提供でき
る。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図
及び第2図は夫々異なる部位での縦断側面図、第
3図は主としてロツク機構及びロツク解除機構を
示す拡大斜視図、第4図は作用状態の一過程を示
す縦断側面図である。 1は外箱、2aは回転槽(洗い槽)、3は操作
パネル、4は操作箱、5はタイマー、6は出力
軸、12は処理剤貯留容器、16は軸部、18は
第一の引張りばね(投入用ばね手段)、20は開
口部、21は処理剤供給容器、27はリンク機構
(連繋機構)、28はリンク棒、29はピン、30
は長孔、31は係合軸部、32はロツク機構、3
3はロツク解除機構、35はロツク用レバー、3
8は係合突部、39は係合爪部、41はカム、4
6は第二の引張りばねである。
及び第2図は夫々異なる部位での縦断側面図、第
3図は主としてロツク機構及びロツク解除機構を
示す拡大斜視図、第4図は作用状態の一過程を示
す縦断側面図である。 1は外箱、2aは回転槽(洗い槽)、3は操作
パネル、4は操作箱、5はタイマー、6は出力
軸、12は処理剤貯留容器、16は軸部、18は
第一の引張りばね(投入用ばね手段)、20は開
口部、21は処理剤供給容器、27はリンク機構
(連繋機構)、28はリンク棒、29はピン、30
は長孔、31は係合軸部、32はロツク機構、3
3はロツク解除機構、35はロツク用レバー、3
8は係合突部、39は係合爪部、41はカム、4
6は第二の引張りばねである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 洗い槽の上方部に操作箱を備えたものにおい
て、前記操作箱の操作パネルに形成した処理剤供
給用の開口部と、この開口部にこれを開閉するよ
うに設けられた蓋部材と、前記操作パネルの下方
に位置して前記開口部から供給された処理剤を貯
留可能に受ける投入待機位置と貯留状態の処理剤
を前記洗い槽内に放出する投入位置との間で回動
し得るように設けられた処理剤貯留容器と、この
処理剤貯留容器をこれを前記投入位置方向に回動
付勢する投入用ばね手段に抗して前記投入待機位
置に保持するロツク機構と、所望の行程で前記ロ
ツク機構による保持を解除させて前記処理剤貯留
容器を投入位置に前記投入用ばね手段によつて回
動させるロツク解除機構と、前記蓋部材と処理剤
貯留器との間に設けられた該蓋部材の開放回動に
連動して該処理剤貯留容器を投入位置からロツク
機構が作用状態になる投入待機位置へ回動させ且
つこの投入待機位置にある処理剤貯留容器に前記
蓋部材の閉鎖方向変位が伝達することを阻止する
ようになつている連繋機構とを具備して成る洗濯
機等の処理剤投入装置。 2 連繋機構はリンク機構によつて構成されてい
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
の洗濯機等の処理剤投入装置。 3 蓋部材は処理剤収容可能な容器状をなし、そ
の回動時に内部の処理剤を投入待機位置にある処
理剤貯留容器内に放出するようになつていること
を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の洗濯
機等の処理剤投入装置。 4 ロツク機構は係合作用によつて処理剤貯留容
器を投入待機位置に保持するよう常時係合方向に
ばね力が付勢されるロツク用レバーにより構成さ
れ、ロツク解除機構は行程移行用のタイマーによ
り駆動されるカムを有しこのカムによつて前記ロ
ツク用レバーを係合解除方向に回動させる構成に
なつていることを特徴とする特許請求の範囲第1
項に記載の洗濯機等の処理剤投入装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8049479A JPS565695A (en) | 1979-06-26 | 1979-06-26 | Device for charging treating agent for washing machine* etc* |
US06/156,346 US4323170A (en) | 1979-06-26 | 1980-06-04 | Cleaning material supplying apparatus with cleaning material storing vessel controlled by lid position |
GB8020344A GB2051884B (en) | 1979-06-26 | 1980-06-20 | Cleaning material dispensing apparatus |
AU59689/80A AU527586B2 (en) | 1979-06-26 | 1980-06-26 | Cleaning material dispenser |
MY393/85A MY8500393A (en) | 1979-06-26 | 1985-12-30 | Cleanidng material dispensing apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8049479A JPS565695A (en) | 1979-06-26 | 1979-06-26 | Device for charging treating agent for washing machine* etc* |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS565695A JPS565695A (en) | 1981-01-21 |
JPS6139840B2 true JPS6139840B2 (ja) | 1986-09-05 |
Family
ID=13719846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8049479A Granted JPS565695A (en) | 1979-06-26 | 1979-06-26 | Device for charging treating agent for washing machine* etc* |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS565695A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6114148A (ja) * | 1984-06-29 | 1986-01-22 | Toshiba Ceramics Co Ltd | 石英ガラスの成型方法 |
-
1979
- 1979-06-26 JP JP8049479A patent/JPS565695A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS565695A (en) | 1981-01-21 |
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