JPS61501705A - T細胞及びb細胞決定基の両者を含む合成b型肝炎ウイルスワクチン - Google Patents

T細胞及びb細胞決定基の両者を含む合成b型肝炎ウイルスワクチン

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JPS61501705A JP60501248A JP50124885A JPS61501705A JP S61501705 A JPS61501705 A JP S61501705A JP 60501248 A JP60501248 A JP 60501248A JP 50124885 A JP50124885 A JP 50124885A JP S61501705 A JPS61501705 A JP S61501705A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 5erLeuAsnPheLeuG1yG1yThrThrValCysLeu G]yGlnAsn ;ValCysLeuGlyGlyAsn ;CysLe uGlyGlnAsnSerGlnSerProThrSerAsn[1isS erProThrSerCysProProThrCysProG 1yTyr ^rgTrpMetCysLeuArgArgPhelle ;LeuValL euLeuAspTyrGlnGlyMetLeuProValCysProL eu ;及びThrLysProSerAspGlyAsnCysThrCys IIeProIIeProSerより成る群から選ばれるアミノ酸残基配列を持 つ少くとも一つの合成ポリペプチドを含み、該合成ポリペプチドは、生理的に許 容される希釈剤に含めて宿主に皮肉投与されると宿主において胸腺由来細胞の増 殖を誘発でき、該増殖は皮肉投与部位における紅斑及び硬化により指示されるも のであるところの診断系。
23、B型肝炎ウィルスに対しすでに免疫化された宿主において胸腺由来細胞の 増殖を誘発する方法において、(al 左から右へかつアミノ末端からカルボキ シ末端の方向に書いて 5erLeuAsnPheLeuG1yG1yThrThrValCysLeu G1yGlnAsn ;ValCysLeuGIyGlnAsn ;CysLe uGlyGInAsnSerG]n5erProThrSerAsnHisSe rProThrSerCysProProThrCysProGlyTyr^r gTrpMetCysLeuArgArgPhelle iLeuValLeu LeuAspTyrGInGlyMetLeuProValCysProLeu  ;及びThrLysProSerAs pG 1 yAs nCysTh r Cys I ]ePro I IeProSerより成る群から選ばれるアミノ 酸残基配列を持つ合成ポリペプチドを用意すること、及び 世)上記合成ポリペプチドの有効量を生理的に許容される希釈剤に含めて宿主に 投与すること を含む方法。
246段階talの後でかつ段階(1))の前に上記合成ポリペプチドを担体に 結合して接合体を形成することの段階を含む請求の範囲第23項に従う方法。
25、宿主におけるB型肝炎うイルス抗体の存在を測定する方法において、 fat 左から右へかつアミノ末端からカルボキシ末端の方向に書いて 5erLeuAsnPheLeuG1yGlyThrThrValCysLeu GIyG]nAsn ;ValCysLeuGIyGlnAsn ;CysLe uG]yG1nAsnSerGlnSerProThrSerAsnH4sSe rProThrSerCysProProThrCysProG IyTyrA rgTrpMetCysLeuArgArgPhelle ;しeuValLe uLeuAspTyrGlnGIyMetLeuProValCysProLe u ;及びThrLysProSerAspGIyAsnCysThrCysl leProlleProSer ;より成る群から選ばれたアミノ酸残基配列を 持つ合成ポリペプチドを用意すること、及び (bl 生理的に許容される希釈剤に溶解又は分散した上記合成ポリペプチドの 有効量を皮肉投与して、宿主において胸腺由来細胞の増殖を誘発することを含み 、上記増殖及び宿主におけるB型肝炎ウィルス抗体の存在は皮肉投与部位におけ る紅斑及び硬化により指示されるところの方法。
明細書 T細胞及びB細胞決定基の両者を含む 合成B型肝炎ウィルスワクチン 説明 技術分野 本発明は、天然の病原関連蛋白質とくにB型肝炎ウィルス表面抗原(HBsAg )のT細胞及びB細胞決定基部分のアミノ酸残基配列にほぼ対応するアミノ酸残 基配列を持つ化学的に合成されたポリペプチドに関する。このポリペプチドは、 ポリマーとして又は担体に結合した接合体として宿主に投与されると、B型肝炎 ウィルスに対してプライムされた(primed)宿主における胸腺由来細胞の 増殖を誘発する。
背景 本発明は、DNA及び/又は蛋白質配列から導かれた情報に基づく新規な合成抗 原の製造、及びワクチン、診断剤などの製造におけるこれら抗原の使用に関する 。より詳しくは本発明は、単独で、ポリマーとして又は担体に接合して使用され 、B型肝炎ウィルス表面抗原(HBsAg)のT細胞及びB細胞決定基部分に免 疫学的に対応する、合成抗原ポリペプチドに関する。
ウィルス性肝炎は、人類の最も重大な克服されていない病気の一つとして位置付 けられている。ウィルス性肝炎という一般的言葉は、主にA型肝炎(感染型肝炎 )及びB型肝炎(血清肝炎)を云い、なお他の既知のウィルスたとえば黄熱病ウ ィルス、エプスタイン−パールウィルス及びサイトメガロウィルスもヒトで肝炎 を起しうる。肝炎はと(に、その肝臓への集中的攻撃の点で知られている(ブリ ーフ、後出)が、しかしこの病気は他の器官にも影響を及ぼす。
1965年に、ブランバーブ(Blumberg)は、ある人間血液中で循環し ている抗原を発見した〔ジャーナル オブ アメリカンメディカル アソシエー シシン(J、 As、 Med、 As5oc、 ) 、191.541 (1 965)及びAnn、 rnt、 Mad、、66. 924 (1967)  )。
この物質は続いてプリンス(Prince)により、作用因に慢性的に感染して いる人により豊富に作られるB型肝炎ウィルスの表面抗原(HBsAg)である ことが発見された〔プロシーデインダス オブ ナショナル アカデミ−オブ  サイエンス USA(Proc、 Natl、 Acad、 Sci、 USA 、60. 814 (1968) )。
HBsAgは、多くの免疫化学的研究の対象であった。血清学的研究は、B型肝 炎ウィルス(HBV)のいくつかの系統が、−又は二基上の決定基を共通に持つ ことを示し、これは土と名付けられた。名系統はまた、二つの別の決定基−先又 はL、及びヱ又は工を持つ。すなわち、ウィルスタイプの四つの可能なタイプが ある:プチドに関連し〔ゴールド(Gold)ら、J、 I+u+uno1.+  117.1404 (1976) 、及びシー(Shih)ら、J、 Imm unol、。
120.520 (1978))、この全226アミノ酸配列はHBVのS遺伝 子〔ティオライス(Tiollais)ら、サイエンス、213.406 (1 981))のヌクレオチド配列から確立されている〔バレンヅエア(Valen zuela)ら、ネイチア(ロンドン)・280.815 (1979);ガリ バート(Galibert)ら、ネイチア(ロンドン)、281.646 (1 979);及びバセツク(Pasek ) ら、ネイチア(ロンドン)、282 .575 (1979))。
この感染を受ける危険の増大している人達のためにB型肝炎ワクチンに対する緊 急なニーズがある。これらの人達としては、保健及び実験室用具、及び(1)維 持血液透析;(2)繰返しの輸血または血液製剤の投与;(3)免疫抑制又は細 胞障害剤による処置及び(4)悪性腫瘍又は免疫応答の抑制に関連する病気の処 置を必要とする人が挙げられる。加えて、ワクチンは、B型肝炎感染が広がって いる成る熱帯に住む人にとうて必要である。
しかしA型及びB型肝炎ウィルスは、細胞培養基中で十分に増殖せず、ワクチン 製造のための実験室で育てたウィルスの供給源はない、実際、B型肝炎ウィルス (HB V)を組織又はは器官中で継続的に転写する試みは何度も失敗しており 、これが慣用のワクチンの開発への進展を妨げてきた〔ズッカーマン(Zuck erman)、Amer、J、Med、Set、、 2 7 0 、205 ( 1975)) 。
古典的にはワクチンは、殺した又は弱めた生物を適当な、補剤と共に宿主に導入 して、望ましくは宿主におけるこの生物の病原的作用を避けながら、この生物に 対する正常な免疫応答を開始することにより作られた。このアプローチは、いく つかの知られている制限を持っている。これらワクチンは複雑であり、対象とす る抗原決定基のみでなく、多くの関連する及び関連しない存寄な物質を含み、そ の多くは、いくらかの又は総ての人において、宿主における望ましくない反応を 誘発する。
たとえば、古典的方法で作られたワクチンは、望む免疫応答にとって妨害的であ る競争抗原、関連しない免疫応答を起す抗原、器官又は培養基からの核酸、未知 の組成及び由来のエンドトキシン及び成分を含むかも知れない。複雑な物質から 発生されたこれらワクチンは、対象の抗原からさえ競争応答を誘発する可能性を 本質的に持っている。
過去に、抗原は、天然物質からの誘導、担体へのハブテンのカップリング、及び 組換えDNA技術を含むいくつかの方法により得られてきた。セラ(Sela) ら、(Proc、 Natl、 Acad、 Sci、 USA+68.145 0 (1971)iサイエンス、166.1365(1969)i及びAdv、  Immum、 、 5.129 (1966))はまた、ある合成抗原を記述 している。
ある「合成」抗原は、小さな分子(たとえばジニトロフェノール)を担体(たと えばウシ血清アルブミン)に接合することにより、即ち接合された小さな分子に 対する抗体の産生、を起す抗原を作ることにより調製された。担体分子は、小さ な分子自体が注射された動物の免疫系により認識されえない故に、しばしば必要 である。この方法はまた、上述のセラの文献に記載されるように、既知蛋白質の ポリペプチドフラグメントを担体に接合することにより抗原を作る別個の例でも 採用された。
このハプテン−担体法は、免疫応答の性質の研究において良く役立ったが、診断 又は治療の分野で役立つ抗原の生産においてはあまり用いられていない、その欠 点の一つの理由は、この方法により病原(たとえばB型肝炎ウィルス)から有用 な抗原決定基を選択し構築するためには、成功の合理的機会を持つために病原の 全蛋白質配列を決定しなければならないことである。この課題の困難性の故に、 これはほどんど行なわれていない。
組変えDNA技術は、ワクチン技術への新しいアプローチを開き、製造が単一特 異性の遺伝子で開始されるという利点を持つ。
しかしこの利点の多くは、大腸菌又は他の生物における実際の生産では失われる 。この手順においては、遺伝子物質がプラスミドに導入され、これが次に大腸菌 に導入され、これが望む蛋白質を代謝の他の生成物と一緒に、すべて栄養物と混 った状態で作る。
このアプローチは、望む蛋白質が形質転換大腸菌中で発現されるかどうかの不確 実さにより複雑にされる。
また、望む蛋白質が作られるとしても、蛋白質が回収できるかどうか又はそれが 大腸菌増殖のプロセスで破壊されないかという不確実さがある。たとえば、異種 の又は変化された蛋白質が大腸菌により消化されることは、良く知られている。
たとえ蛋白質が興味を持った十分な量で存在しても、それはなお大腸菌代謝の他 の生成物たとえば非所望の蛍白質、エンドトキシン、核酸、遺伝子及び未知の又 は予測できない物質のような有害な物質から分離されなけれならない。
最後に、たとえ望む蛋白質を大腸菌の代謝の他の総ての生成物から分離できた( 又は進歩した、必然的に極めて高価な方法により可能になる)としても、ワクチ ンはなお非所望の抗原決定基を含む全蛋白質から成り、かかる決定基のいくつが が不都合な応答を起すことは知られている。実際、さもなくばワクチンであると 考えうる成る蛋白質が、ワクチンとしてのこの物質の使用を妨げる重大な交差反 応又は副反応を誘発する抗原決定基を含むことが知られている。
また、ハイブリドーマ技術を用いて、ウィルス遺伝子生成物に対する抗体を作る ことも知られている。基本的にはハイブリドーマ技術は、抗原の複雑な混合物か ら出発して、プロセスの終りに単一特異性抗体を作ることを可能にする。対照的 に本発明は逆のプロセスであり、我々は比較的高純度の抗原決定基から出発して 、望む抗原性生成物の精製の必要性を避けるものである。
ハイブリドーマ抗体は、低い親和力及び低い結合定数を示し、従って限られた価 値を持つと知られている。またハイブリドーマ技術では、悪性腺癌である細胞に よる抗体の産生に依存し、これは分離技術、純度及び安全性に注意を要する。
ハイブリドーマ生産は、&1lvet培養又はマウスへの導入に依存し、この結 果明らかに生産は高価でありかつロフト間の必然的バラつきがある。
また、実験をそれで始めなければならない複雑な混合物を少ししか含まない、又 は少ししか免疫原性でなくかつより強い支配的抗原により隠される分子へと抗体 を分泌するハイブリドーマを作ることは困難である。
アーノン(Arnon ) ら、Proc、 Natl、 Acad、 Sci 、 USA% 68.1450 (1971)、アタシ(Atassi) 、イ ミュノケミストリ−(In+munochemistry ) 、12.423  (1975) 、及びピアス(Vyas)ら、サイエンス、178.1300  (1972)の従来の研究は、短い線形アミノ酸配列は一般に天然の蛋白質構 造物と反応性の抗体を誘発しないようであることを示しているとこれら著者によ り解釈されてきた。多くの分子の多くの領域に関して、抗原決定基は、線形配列 ではかなり離れているが折りたたまれた蛋白質においては互に近いアミノ酸残基 から得られると考えられた。抗体を誘発するために用いられるポリペプチドの正 確な三次元配置が、配列において互に近いアミノ酸に関係する抗原にとってさえ も、多くの場合極めて重要であると考えられた。
たとえば、セラは、抗リゾチーム応答を誘発するために、かなり精巧なループ構 造を合成することが必要であると考えた。アタシは、多くの精巧な分子を作り、 各々は目標蛋白質の三次構造を模倣することを意図された。またピアスは、B型 肝炎表面抗原の三次元配置が天然構造物と反応性の抗体を誘発するにおいて極め て重要な因子であると結論した。
サツトクリフx (Sutcliffe )ら、ネイチア、287.801(1 980)は、線形ポリペプチドに対する抗体が天然の分子と反応することを発見 し、最近の研究は、比較的短い化学的に合成されたポリペプチドが蛍白質の露出 される表面のほとんど任意の領域と反応性抗体を誘発できることを示している〔 グリーン(Green )ら、セル(’Ce1l) 、28.477 (198 2))、また、アミノ酸配列は現在、核酸配列決定技術により迅速に決定できる ので、合成ポリペプチドは従来不可能であった正確なワクチンを作るために合成 できる。すなわち、精巧な生合成は、不必要、不経済かつ邪魔である。
ピアスの米国特許第4.415,491号明細書は、B型肝炎ウィルス表面抗原 の土決定基に対応する一連のペプチドを開示する。宿主の保護に関するデータは 示されていないが、ペプチドは肝炎ワクチン製造に有用であると述べられている 。
HBVのための最近のワクチンは、慢性的にHBVに感染した提供者の血漿から 精製され、不活性化されたウィルス表面コート(jlBsAg)のサブウィルス 成分より成る〔マンコリフェ(McAuliffe ) ら、Rev、 Inf ect、 Dis、 % 2.470 (1980) ) 。
治療テストは、このHBsAgワクチンの安全性と有効性を実証したが、そのよ うなワクチンは供給が限られており、また比較的高価であけ、と(にHBV病が 広がっている国にとっては高価である。
従って、化学的に合成されたポリペプチドは、HBVワクチン接種計画のコスト 及び安全性の点でかなりの利点を与える。HBVのS遺伝子の種々の領域のヌク レオチド配列から予定される合成ポリペプチドに対する抗血清が天然HBsAg と反応することは、ラジオイムノ沈降により 〔レルナー(Lerner)ら、 Proc、 Natl。
^cad、 Sci、 USA、78.3404(1981))及び抗HBsA Hのための市販の固相ラジオイムノアッセイ〔ゲリン(Getin )ら、ウィ ルス肝炎(Viral Hepatitis ) 、スムネス(Szmunes s)ら編、49−55 (1982))により知られている。
病原関連蛋白質は、配列が病原関連蛋白質の決定基ドメインの配列に対応する合 成ポリペプチドの生産により、免疫学的に模倣されうろことが最近判った。その ような発見は、サノトクリフエら、不イチア、287.801 (1980)及 びレルナーら、Proc、 Natl、 Acad、 Sci、 LISA、7 8.3403 (1981)により報告されている。
また、ゲリン(Getin )ら、Proc、 Natl、 Acad、 Sc i、 USA、80.2365 (1983)は、HBsAgの決定基部分のア ミノ酸配列、とくに残基110〜137に対応するアミノ酸配列を持つ、担体に 結合された合成ポリペプチドで免疫化して、B型肝炎ウィルスからの限られた保 護を最近発表した。
しかし合成HBsAgワクチンの構築は、B細胞(抗体生産性エピトープに対応 する合成ポリペプチドに加えて、非重なりT細胞決定基に対応する合成ポリペプ チドを必要とするかも知れない。
このような背景により、免疫系の三つの細胞成分は、B細胞(滑液jl (bu rsa )又は骨髄由来リンパ細胞)、T細胞(胸腺由来リンパ細胞)及びマク ロファージである。B細胞は血液及びリンパ液中で循環し、抗体の生産に関係す る。T細胞は、B細胞による反応を増強又は抑圧する。
一方、マクロファージは、B及びT細胞に抗原を与えかつ濃厚化することに関係 する。また、マクロファージは、細胞分割又は分化を高め又は抑えることによっ てT及びB細胞両者のタイプ及び強さを調節するいくつかの生物学的活性調節物 を分泌する。マクロファージは、非特異的であり、任意の外来抗原に反応する。
しかし、T及びB細胞は抗原特異性であり、特定の抗原に特異的である細胞膜レ セプターを介して反応する。
マウスにおいて、RBsAgに対する抗体のインビボ生産は、少くとも二つの免 疫応答(Ir)遺伝子により調節され、その一つはマウスH−2複合体のI−A サブ領域(Ir−HBs −1)にあり、一つはI−Cサブ領域(Ir−HBs  −2)にある。丈決定基に対応する化学的合成ポリペプチドによる免疫化は、 高応答と無応答マウス系統とを区別しない〔ミリヒ(Milich)ら、J、  1mmuno1..130.1401 (1983))、このことは、Ir制限 が、分子の追加的な、たぶん非重なりの、領域のT細胞認識を通して起ることを 示唆する。
マウスにおける主要組織適合性複合体とHBsAgに対する免疫応答性の間の連 結が、HLA−DRフェノタイプと最近のテスト的HBsAgワクチンへの無応 答性の間の関係の報告により、ヒトの免疫応答へ拡張された。すなわち、合成H BsAgワクチンの構築は、B細胞エピトープに加えて、異型交配されたヒト株 のエピトープ認識における遺伝子多様性を有するために、T細胞決定基の十分な 多様性を必要とするであろう。
下記の情報が、合成1(BsAgワクチンを開発するにおいて極めて価値があろ う:(1)天然HBsAgの高度に限られた領域(すなわち約6つのアミノ酸) を表わす合成ペプチドフラグメントが、H−2結合遺伝子によって、天然HBs Agと同様に、調節されるT細胞増殖反応を誘発するかどうか1(217細胞認 識部位が抗体結合部位と重なるかどうか;(3)複数のT細胞認識部位がHBs Ag上にあるかどうか、そしてもしそうなら、認識される部位が反応する系統の H−2ゲツタイブに依存するかどうか;(41LHI!されるT細胞部位が体液 応答の特異性及び量を決めるかどうか:及び(5)ヒトHBsAgをプライムさ れたT細胞がマウスにおいてT細胞増殖を誘発したのと同じ決定基により活性化 されるかどうか。
本発明のまとめ 本発明は、特別の特徴及び特性を持つある合成ポリペプチド、及びこの合成ポリ ペプチドを利用する生成物及び方法に関する。
本明細書において、「ペプチド」と「ポリペプチド」という云葉が互換的に用い られる0本明細書で「合成ポリペプチド」という云葉は、天然に生じた蛋白質及 びそのフラグメントを含まない、化学的に構築された(生物学的に構築され及び 減成されるのと対比的な)アミノ酸残基の鎖を意味する。そのような合成ポリペ プチドは、宿主において抗ポリペプチド抗体の産生を誘発できる。
本発明に従う合成ポリペプチドは、B型肝炎ウィルス表面抗原よりも短いアミノ 酸残基配列を持ち、しかしB型肝炎ウィルス表面抗原(HBsAg )の少くと も一つの決定基部分のアミノ酸残基配列に免疫学的に対応するアミノ酸残基配列 を含む。
ポリペプチドは、単独で、ポリマー(合成マルチマー)として、又は担体たとえ ばキイホールリンベントヘモシアニン(K L H)などに結合された接合体と して用いられ、生理学的に許容される動量で宿主動物に導入されると、宿主にお ける抗体の産生及び胸腺由来細胞の増殖を誘発できる。
ワクチンは、下記のポリペプチド、そのポリマー、又はそれの担体に結合された 接合体の−又は二基上を用意し、生理的に許容される希釈剤中に有効量のポリペ プチドを溶解又は分散することにより作られる。
ワクチンで用いられる好ましい合成ポリペプチドの配列は、左から右へかつアミ ン末端からカルボキシ末端の方向に書いてPhe (I Is) ProG I ySerSer (T h r) ThrThrSerThrG lyProc ysArg(Lys)ThrCysMet(Thr)ThrThr(Pro)A laGlnGlyThr(Asn)SerMetTyr(Phe)ProSer Cys ;Met(Thr)ThrThr(Pro)AlaGlnGlyThr (Asn)SetNetTyr(Phe)ProSerCys ;及びCysP roLeuPhe (I 1e)ProGlyserser (Thr)Thr ThrSerThrGl yProCysArg (Lys)ThrCysMe  t (Thr) ThrThr (Pro) A IaGlnGlyThr( Asn)SerMetTyr(Phe)ProSerCysを含む、HBsAg のB細胞決定基部分(以下では、B型細胞刺激及びプライム部分とも云う)のア ミノ酸残基配列(又はその一部)を含む。上式で、カッコ内の各アミノ酸残基は 、直前のアミノ酸残基の代替物であり、配列中の特定のアミノ酸残基の上のカッ コ内の数字は、B型肝炎ウィルス表面蛋白質のアミノ末端に対する当該特定のア ミノ酸残基の位置を示す、そのようなポリペプチドはB型肝炎ウィルスと免疫反 応できる抗体の産生を誘発し、宿主を感染から保護する。
ワクチンで用いられる好ましい合成ポリペプチドはまた、左から右へかつアミノ 末端からカルボキシ末端の方向に書いてSerLeuAs n PheLeuG  1 yG 1 yThrThrVa ICys LeuG IyG l n  Asn ;ValCysLeuGlyGInAsn;CysLeuGIyGln ASnSerGlnSerProThrSerAsnHisSerProThr SerCysProProThrCysProG lyTyrArgTrpMe tCysLeuArgArgPhel le;LeuValLeuLeuAsp TyrGlnGlyMetLeuProValCysProLeu ;及びTh rLysProSerAspG IyAsnCysThrCys I l eP ro I 1eProserを含む、T細胞の増殖を誘発するHBsAgのT細 胞決定基部分(以下ではT細胞増殖部分とも云う)のアミノ酸残基配列(又はそ の一部)を含む。この式において、配列中の特定のアミノ酸残基の上のカッコ内 の数字は、B型肝炎ウィルス表面蛋白質のアミノ末端に対する当該特定のアミノ 酸残基の位置を示す。
加えて、本発明のB型肝炎ウィルスに対するワクチンは、アミノ末端から約位置 107〜154.110〜154又は125〜154のB型肝炎ウィルスにより コードされる天然の病原関連蛋白質のアミノ酸残基配列に免疫学的にほぼ対応す るアミノ酸残基配列を持つ合成ポリペプチドの有効量、及び生理学的に許容しう る希釈剤を含むことができる。ワクチンは、宿主に導入されたとき、宿主におい て抗体の産生及び胸腺由来細胞の増殖を誘発できる。そのような抗体は、B型肝 炎ウィルスと免疫反応でき、ワクチンは宿主をB型肝炎つィルス感染から保護で きる。
たとえば11合成ポリペプチドは、左から右へかアミノ末端からカルボキシ末端 の方向に書いて式 %式% により表わされるアミノ酸残基配列を含むことができる。上式で、カッコ内の各 アミノ酸残基は直前のアミノ酸残基の代替物である。
上述の合成ポリペプチドの各々は、単独のモノマー形態で又は担体分子たとえば KLH又は破傷風トキソイドに接合されて用いることができる。合成ポリペプチ ドはまた、マルチマー形で用いることができる。
マルチマー形で用いられるとき、各ポリペプチドは、ポリマーの多数の繰返し単 位の一つである。一つのamにおいて、マルチマーは、一つのポリペプチドのア ミノ末端のアミン基と第二のポリペプチドのカルボキシル末端のカルボキシル基 の間に形成されたアミド結合によって頭尾的に互に結合された少くとも二つのポ リペプチドを含む。別のマルチマーのG様においては、ポリペプチドは、ポリペ プチド繰返し単位がポリペプチド繰返し単位のCys残基の間に形成されたポリ ペプチド間シスチンジスルフィド結合により互に結合されているポリマーの多数 の繰返し単位の一つである。
別の態様では、本発明は、宿主におけるHBsAgに対する細胞介在免疫応答の 存在及びB型肝炎ウィルスの存在を測定するための診断系であって、HBsAg のT細胞決定基のアミノ酸残基配列に対応するアミノ酸残基配列を持つ上述した ような合成ポリペプチドを含む診断系を包含する。このポリペプチドは、有効量 でかつ生理的に許容される希釈剤と共に宿主に皮フ内投与されると、宿主におい て胸腺由来細胞の増殖を誘発できる。この増殖は、皮フ内投与の部位で紅斑(発 赤)及び硬化(皮)の硬化)により示され予めB型肝炎ウィルスに免疫化された 宿主において胸腺由来細胞の増殖を誘発する方法、及び宿主におけるB型肝炎ウ ィルスの存在を測定する方法も開示する。この方法は、本明細書で述べたような T細胞増殖性ポリペプチドを用意すること、及びポリペプチドの有効量を宿主中 に後者の方法に従い生理的に許容される希釈剤と共に皮フ内投与することを含み 、宿主における胸腺由来細胞の増殖及びB型肝炎ウィルスの存在は、皮フ投与の 部位における紅斑及び硬化により示される。
本発明は、いくつかの利点及び利益を与える。本発明の利点の一つは、合成ポリ ペプチドの使用が、その対応する全蛋白質の存在の必要性を除去することである 。このポリペプチド自体が、宿主を病気から守るに十分なワクチンを提供する。
従って、バクテリアからのバクテリア帯白質の使用するに足りる量の生産に伴う 不純物たとえば細胞デブリス及び毒素は、本発明の生成物には存在しない。
また、B細胞及びT細胞決定基の両者を持つB型肝炎ウィルス合成ワクチンは、 接受者における胸腺由来細胞の増殖を刺激するための、ヒトで用いるに適当な担 体の選択の必要がない。
本発明の別の利点は、合成ポリペプチドに対して生じた血清中の抗体は、B型肝 炎ウィルスに伴う抗原性蛋白質及びポリペプチドと免疫反応し、これの存在を検 出できることである。
本発明のさらに別の利点及び利益は、以下の詳細な説明、実施例及び請求の範囲 から当業者には明らかとなろう。
図面の簡単な説明 本開示の一部を成す図面において; 第1図は、核酸配列からパセフク(Pa5ek )ら、ネイチア、282.57 5 (1979)によ翻訳されたHBsAg/!!LL蛋白質の226アミノ酸 配列を示す。本発明に従う合成のために選ばれた蛋白質の領域は、太いアンダー ラインにより示されている。三つの刊行されたヌクレオチド配列決定と同じでな い残基は、細くアンダーラインされている〔バセックら、同上;バレンズエラら 、ネイチア、280.815−819 (1979);及びガリバートら、ネイ チア、281.646−650 (1979))。下記の一文字及び三文字コー ド(第2図参照)は、表示するアミノ酸に対応する:A、AJa(L−アラニン ) ; C5Cys (L−システィン) ; D、Asp (L−アスパラギ ン酸) ; E、Gin (L−グルタミン酸) ; F、Phe (L−フェ ニルアラニン) ; G、 Gly(グリシン) ; H,His (L−ヒス チジン);1.Tie(L−イソロイシン) ; ’ri、 Lys (L−リ ジン) ; L、Leu (L−ロイシン):M、 Met (L−メチオニン );N1^sn (L−アスパラギン)−PSPro (L−プロリン) ;  Q、Gin (L−グルタミン);RlArg(L−アルギニン) ; S、S er (L−セリン) ; T、 Thr(L−スレオニン) ; V、Val  (L−バリン);賀、Trp(L−トリプトファン);及びYSTyr (L −チロシン)。
第2図は、各アミノ酸に対して慣用の三文字コードを用いて、1.5.5a16 .49.49a、71.72.72a1及び73と名付けられたポリペプチドの アミノ酸配列を示す。これら配列は、左から右へかつポリペプチドのアミノ末端 からカルボキシ末端の方向に読まれる。ポリペプチド1.5.5a及び6は、各 々、HBsAgの残基48−81.38−52.47−52、及び95−109 に対応する。ポリペプチド49及び72は、斂艶提供者(ポリペプチド49)〔 ガリバートら、ネイチア(ロンドン)、ペプチド72及び73)〔バレンズエラ ら、ネイチア(ロンドン)、280.8]5−8]9 (1979))からのH BV DNAのS遺伝子配列から予定されるようなHBsAgの残基]、1(1 137に対応する(ペプチド73は残基107−137に対応する)。ポリペプ チド72及び73におけるアンダーラインした残基は、これら配列とポリペプチ ド49の配列の間のアミノ酸の可変性の位置を示す。ポリペプチド49a及び7 2aは、各々、ポリペプチド49及び72のC末端12アミノ酸より成る(残基 125−1.37)、ポリペプチド71は、HBsAgの残基140−154に 対応する。
第3図は、自然なHBsAg ; P 25 (HBsAgの1−226残基サ ブユニツト);P25の下記のトリブチイック(tryptic )()リプシ ン分解の)フラグメント1P25−1 (残基1−122)及びP25−2 ( 残基123−226)、及びP73、Pl2、Pd2、P6、P5、P5a及び P2(残基140−148)によりインビトロに誘発されたHBsAg(ad又 は斂サブタイプ)によりプライムされたボブリテアル(popliteal : 腋窩)リンパ節細胞におけるマウスC,H,Q系統T細胞増殖応答を示す、ここ で、数字の前の文字Pは、ペプチドつまりポリペプチドを意味する。増殖は、ト リチウム化チミジン(’HTdR)を細胞DNAに入れ7分(cps )を与え る増殖を誘発し、免疫原HBsAg上粒は、33、000cpmを与える増殖を 誘発した。
第4図は、自然のHBsAg、 P 25 (1−226残基);P25の下記 のトリブチイックフラグメント:P25−1 (残基1−222)及びP25− 2 (残基123−226);及びP73、Pl2、Pd2、P6、P5、P5 a及びP2により誘発されたマウスB1.O,A系統T細胞増殖応答を示す。増 殖応答投与量及び測定手段は、第3図におけると同じである。免疫原HBsAg /ad及びHBsAg/4zにより誘発された増殖応答は、各々、8724cp −及び11,444cpmであった。第3回及び第4図の評価の詳細は、第■部 及び第7部で述べられる。
本発明の詳細な説明 ■序 tlBsAgのd(Pl2)及び、L(P 49 )決定基のアミノ酸残基配列 にほぼ対応するアミノ酸残基配列を持つ合成ポリペプチドは、レルナーら、Pr oc、 Natl、 Acad、 Sci、USA、78.3403(1981 )により合成された。これらポリペプチドは、抗天然HBsAg抗体を結合する それらの能力により示されるように自然の決定基の抗原特異性を有する。また、 キイホールリンベットヘモシアニン(KLH)に接合されたPd2による免疫化 は、マウス同系交配レスポンダ−系統における高力価抗り応答を誘発する。
ミリヒ(Milich )ら、J、Immunol、、130,1401 (1 983)。
しかし、遊離の(接合されていない)Pd2は、抗り産生を少ししか又は全く誘 発しない。同様に、遊離のPl2は、極めて少しの抗A応答を誘発する。実際、 HBsAgの非接会合Hdプチド近似物の誘発された免疫原性(接合されたもの と比べて)は、多数の研究者により扱われた。
従って、KLH及び破傷風トキソイドのような蛋白質担体分子が、これら合成決 定基のために非特異的T細胞ヘルパー機能を与える手段として用いられてきた。
T細胞及びB細胞決定基の両者を持つ合成HBsAgワクチンを構築するために 、HBsAgのT細胞及びB細胞決定基を同定することが先ず必要である。
RBsAgに対するマウス免疫応答はH−2結合Ir遺伝子により調節されるこ と、及びこの調節はT細胞レベルで発現されることが知られている。ノンレスポ ンダ−ハブロタイブは、T−ヘルパー細胞機能の欠陥により特徴づけられ、一方 、HBsAg特異的B細胞レパートリ−は完全である。HBsAgの遊離の接合 されていない合成ペプチド近似物の低下された免疫原性に加えて、Pl2(残基 110−137)又はPd2(残基110−137)による免疫化は、高レスボ ンダー系統とノンレスボンダー系統を区別しなかった。
これらの結果は、Pl2及びPd2は天然の構造のB細胞エピトープを表わすが 、適当なT細胞決定基を欠くことを示している。
すなわち、これらB細胞エピトープ単独による免疫化は、必要なIr制限された T細胞ヘルパー機能を発生しない。
T細胞決定基を同定するために、HBsAgの特異的T細胞増殖評価において本 明細書で述べるように多数のHBsAg合成ペプチドがスクリーンされた。マウ スがインビボで自然のHBsAg/ad又はHBsAg/aJLで免疫化され、 ポプリテアルリンパ節(PLN)細胞が採取され、インビトロで自然のHBsA g又は一連の合成ポリペプチドで攻撃された。
いくつかのポリペプチドが、インビトロでHBsAgプライムされたPLN細胞 の増殖を刺激すると判った。とくに、第1及び2図のポリペプチドP5(残基3 8−52) 、P5a (残基47−52)、P6(残基95−109)、及び Pl1(残基14o−154)は、封又は肛サブタイプのHBsAgでインビボ にプライムされたマウスPLN細胞のT細胞増殖を刺激する。
また、少くともポリペプチドPL(残基48−81)及びP5は、ヒト末梢血液 リンパ細胞(PBL)におけるT細胞増殖を誘発する。
Pl、P5、P5a、P6及びPl1は、自然HBsAgと交叉反応性の抗体の 産生を誘発せず、またこれらは自然抗Has抗体を結合しないことに留意しなけ ればならない、逆に、Pl2及びPd2はT細胞増殖を誘発せず(又はせいぜい 極少しのみ誘発し)、しかし適当な特異性の抗HBsを結合し、B型肝炎に対す るいく分の保護を与える。
これらの結果は、同じHBsAgポリペプチド上におけるT細胞及びB細胞決定 基のための明瞭な座の存在を示す。本発明に従い、B細胞決定基杆ましくは合成 り細胞決定基と共に合成T細胞決定基を用いることは、有力な合成抗原を与える 。
H−2コンジェニック組換えマウス系統におけるHBsAgに対する免疫応答の 従来の遺伝子分析は、HBsAg上の「担体決定基」の存在を示す。なぜなら、 総てのHBsAg決定基に対する免疫応答への主な影響は単一のIr遺伝子座に マツプされるからである。ポリペプチド5.5a、及び6は、自然の分子上のそ のような担体決定基に対応する。これらポリペプチドは、固有の担体として機能 し、これらが接合される任意のかつ総ての合成り細胞エピトープのための機能的 T細胞ヘルプを与える。
すなわち本発明の一つの面は、ここで述べるT細胞増殖性ポリペプチドたとえば ポリペプチド1.5.5a、及び6の少くとも一つの有効量を、活性成分として 含むワクチンに向けられる。そのようなワクチンは、宿主動物(又はヒト)がH BsAgB細胞アクチ細胞アーチベーター全なHBsAg分子又は49.49a 、72及び72aと呼ばれるようなポリペプチドにより免疫化された(これらに プライムされた)後に、宿主動物に導入されることができる。
より好ましくは、本発明のT細胞増殖性ポリペプチドは、プライム性B細胞刺激 免疫原たとえばポリペプチド49.49a、72及び72aと共に宿主動物に投 与される。
より好ましいT細胞増殖性、およびB細胞刺激性かつプライム性ポリペプチドは 、一つのワクチンの別々の成分として宿主に導入されることができ、ここで各々 はそれ自身の担体に結合され又は活性なポリペプチド繰返し単位のホモポリマー である。より好ましくは、両タイプのポリペプチドは、単一の担体に結合され、 従ってワクチン中で単一の活性成分を構成する。天然分子のT細胞及びまたB細 胞決定基のアミノ酸配列にほぼ対応するアミノ酸配列を持つコポリマー化したポ リペプチド繰返し単位を含む合成HBsAgワクチンは、ヒトにおける免疫化の ために適当な蛋白質担体分子を選択することを試みるよりもはるかに好ましいア プローチである。
また、llBsAgに関連する合成ポリペプチドの免疫原性の昂進は、合成1( BsAgワクチンの開発における基本的局面である。ここで述べる高度に免疫原 性の合成HBsAgワクチンは、現在のヒト血漿由来ワクチンに比べて望ましい 医学的ならびに経済的利点を持つ。
■ 検討 この研究からのデータは、B型肝炎表面抗原(HBsAg )の限られた領域; と(に残基48−81 (合成ペプチドPIに対応)、残基38−52 (合成 ペプチドP5に対応)、残基95−109(合成ペプチドP6に対応)、残基4 7−52 (合成ペプチドpsaに対応)及び残基140−154 (合成ペプ チドP71に対応)がHBsAgプライムされたT細胞により優先的に認識され る部位であることを示す。
合成ペプチドP1、P5、P5a、P6及びP71はT細胞増殖応答を誘発する けれど、これらペプチドは天然分子を認識する抗体を対応して誘発又は結合しな い。このことは、複雑な蛋白質抗原に応答するにおけるB細胞とT細胞の間に存 在しうる決定基特異性の相違を示す。
そのような相違は、下記の文献に記載されるように種々の抗原系で観察されてい る:セニノク(Senyk)ら、J、 Exp、 Med、、133.1294  (1971); )−マス (Thomas ) ら、J、 Immunol 、。
126.1095 (1981);ベルコヮ−(Berkower )ら、Pr oc、 Natl、 Acad、 Sci、USA−、79,4723(198 2)、キブス(Kipps ) ら、J、 In++euno1.+ 124. 1344 (1980)。
対照的に、他の研究者達は、下記文献に記載されるように、抗原に対する類領の T及びB細胞のレセプター特異性を発表した:ライニング(Twining )  ら、Mo1. fnunol、 18.447(1981)iラジヱウスキイ (Rajewsky )ら、Eur、 J、 IlmIIIuno1.+ 4. 111(1974);ベッカ−(Beaker )ら、Eur、 J、 Tm+ wuno1.、 5.262 (1975)。しかし、T及びB細胞m!部位が 決して重ならない又は常に重なるという仮定は、従ってあまりに単純すぎる。
HBsAHに関して、C3H,Q (H−2q)又は車にC,H,Q 、及びB 10.T (6R)(H−2q)又はB10.T (6R)マウス系統は、優先 的にHBsAgのアミノ末端フラグメント〔とくにP 25 R[llAgポリ ペプチドサブユニットの残基1−122 (P25−1))及び構成要素ペプチ ドP5、P5a及びP6を認識する。マウス系統C,)1.Q及びB10.T  (6R)は、増殖応変の程度に基いて、レスボンダー系統又はハイレスポンダ− 系統と本明細書で呼ばれる。
一方、B10.A (H−2” )又はB10.A 7ウス系統T細胞の増殖応 答は、HBsAgのカルボキシ末端〔と(にP25の残基123−226 (P 25−2))及びP72合成ペプチド(これらはHBsAg上の抗体結合部位と しても働く)に殆ど専ら向けられる。マウス系統B10.Aは、増殖応答がC, Il、Q又はB10.T (6R)よりも小さいので中程度レスボンダー系統と 呼ばれる。
マウス系統SJL (H−2’ )又はSJLは、FIBsAgでの免疫化に対 し応答を与えないことが見い出され、従ってノンレスポンダ−と呼ばれる。
従って、多重T細胞認識部位がHBsAg上に存在するようであり、T増殖性細 胞の選択的活性化は、応答する系統のマウスの主要組織適合性複合体(H−2) ハブロタイブに依存する。Ir−HBs−1は、総てのHBsAg ヘの応答を 調節する;一方、Ir −[IBs −2の影響は、サブタイプ特異的である。
(Tr遺伝子及びサブ領域についての一般的記述としては、バッハ(Bach  )、免疫学における免疫応答の遺伝子制御(Genetic Control  of Immune Re5ponsesin Ismunology ) 、 ah、24.677−703 (John wijey &5ons、ニューヨ ーク、1982を参照されたい、引用することにより、これの記載をここに取り 込む。)ここで用いられる系統において、HBsAg P 25ポリペプチドサ ブユニツトのアミノ末端フラグメントP25−1及び合成ペプチドP5a又はP 5に対する陽性T細胞増殖応答は、総てのHBsAg決定基に対する抗HBs抗 体産生の昂進を示した。対照的に、B10.Aマウス系統のT細胞増殖パターン は、サブタイプ特異性に限られる一次抗HBs抗体産生の低減に対応する。
合成ペプチドP5、P5a及びP6のアミノ末端フラグメント上の部位(単数又 は複数)は、土、見及び−y−エピトープに対し特異性のB細胞クローンに機能 的ヘルプを与えることができるTヘルパー細胞により認識されかつI−Aサブ領 域により制限されるT細胞「担体決定基」として働く、「担体決定基」の認識の 不存在下では、I−Cサブ領域により制限されるサブタイプ特異性ヘルパー又は サプレッサーT細胞の影響が観察される。 B10.A系統は最小の二次抗土抗 体応答を行うので、サブタイプ特異性子細胞はまた、配置釣上エピトープに対し 特異性のB細胞クローンにヘルプを与える。
これらの観察は、合成HBsAgワクチンの開発の点で、とくにヒトのHBsA gプライムされたT細胞がマウスT細胞と同じエピトープを認識する可能性の点 で重要な示唆を持つ。
とくに、マウスにおける主要組織適合性複合体とHBsAgに対する免疫応答性 の調節の間の連結が、ヒトの免疫応答性に拡張された。ウォーカー(Walke r )ら、Proc、 Amer、 As5oc、 Blood Bankss 4(1981)は、ヒト主要組織性複合体のDR遺伝子座(IILA−DR)に おける特定のフェノタイプと最近のテスト的HBsAgワクチンへの応答性の間 の関連を報告している。
従って、合成HBsAgワクチンの構築は好ましくは、B細胞決定基に加えて、 異型交配されたヒト集団のエピトープ認識における遺伝子多様性に順応するため に十分な多様性のT細胞決定基を含む。
■結果 A、マウスB細胞エピトープの同定 マウス抗HBsAg抗体の産生を誘発し、かつこれに結合するB型肝炎表面抗原 (HBsAg )のポリペプチド配列が同定された。
HBsAg aサブタイプ■(HBsAg上匹)の多数のポリペプチド配列が、 合成ポリペプチド合成のために選ばれた。これらのポリペプチドP1、P2、P 3、P4、P5、P5a、P6、P49、P49a、P71、P72、P72a 及びP73は第1図に示されている。
ペプチドは、本明細書の第■部に記載され、メリフィールド(Merrifie ld )ら、J、 Am、CheIl、 Soc、、 85.2149 (19 63)及びホーテン(l(oughten )ら、Int、 J、 Pepti de Protein Re−5earch、16.311(1980)記載の ように、固相法により化学的に合成された。合成ポリペプチドの各々に対し特異 的な抗ポリペプチド抗体は、合成ポリペプチドがKLHに接合され水及び補剤を も含むワクチンとしてラビットに導入されたとき、産生された。
HBsAg aaサブタイプd (HBsAg/ad)及びHBsAg群主サブ タイすエ(HBsAg/q)のプールされた精製された調製物は、ロバートルー イ(Robert Louie )博士(カッターラボラトリーズ(Cutte r Laboratories ) 、バークレー、カリフォルニア)から得た 。合成ペプチドに対する抗体は、本明細書記載のように赤血球凝集反応評価(H A)によりHBsAg/ad及びHBsAg/aJLに対する反応性について分 析された。丈又はL特異性のマウス抗天然HBsAg抗体に結合する固相ポリペ プチドの能力はまた、下記のように測定された。
ポリペプチドP73 (残基107−137> 、P72 (残基110−13 7)及びP72a (残基125−137)は、封サブタイプの天然HBsAg と交叉反応性の抗体の産生を誘発した。一方、ポリペプチドP49(残基110 −137)及びP49a(125−137)は、■サブタイプの主に天然HBs Agに交叉反応性の抗体産生を誘発した。(第1表参照)表 1 HBsA のム ペプチド升゛ におけるB細胞エピトープの西P73 1:1 280 i:4o 1:512 1:32P72 i:1eo O1:1024  0P 72 a 1 : 160 0 NO’ NDP 49 1 : 80 ’ 1 : 1.60 1 : 32 1 : 128P 49 a O1:  1.60 0 1 : 64P6 0 0 0 0 P5 0 0 t’s 0 P5a OOOO P4 0 0 1:4 0 P3 0 0 1:16 i:a P2 0 0 0 0 p10 0 1:16 0 1、抗ペプチド抗血清はラビットにおいて作られた;そして総てのペプチドは、 P73、P72及びPlを除いて、キイホールリンペットヘモシアニン(KLH )に接合された。マウスで〔ミリヒら、J、 Immunol、+ 130.1 401 (1983))及びチンパンジーで(ゲリン(Getin )ら、Pr oc、 Natl、^cad−Sct、USA80.2365 (1983)  )作られた抗ペプチド抗血清は、天然t(BsAgに対し同じ特異性を示す。
2、 ペプチド(5μg/<ぼみ)はポリスチレン微小力価プレートに吸収され た。
3、 抗8Bs/d及びLは、各々、HBsAg/ad又はHBsAg/Hによ りB10.S (9R)マウスを免疫化することにより作られた。このH−2組 換え系統は、サブタイプ特異的抗体応答のみを作る。
4゜ ND−測定されず。
5、共通上決定基に対し特異的でない。
ポリペプチドP72及びP72aは、アミノ酸残基位置においてポリペプチドP 49及びP49aに対応し、しかし第1図及び第2図に示すアミノ酸置換を含ま ない、抗P49抗体は、HBsAgの両サブタイプと反応するが、HA抑止分析 は、交叉反応性が共通上決定基に向けられていすに、天然1(BSAg/6d、 P49及ヒP72上にありしかし天然HBsAg/u上には無い決定基に向けら れていることを示した。
加えて、互又はL特異性のマウス抗天然HBsAg抗体に結合する合成ポリペプ チドの上述の一連のものの能力が調べられた。第1表に示されるように、P72 は抗11Bg’/ dを結合し、しかし抗■Bs/−χ−に結合しなかった;一 方、P49は抗HBs /l及び抗HBs /±をある程度結合した(たぶん共 通上決定基に関係しない交叉反応性決定基を通して)。P49aが、肛サブタイ プとのみ反応する抗ポリペプチド抗体の産生を誘発しそして抗)IBs/ Yを 結合し、しかし抗HBs/dを結合しないという事実は、このポリペプチドの1 特異性を示す。アミノ末端アミノ酸の付加を持つP72に同じP73は、主とし て工時異性を示した;しかし免疫原性研究において、小さな交叉反応性成分が観 察された。)(A抑止分析が、この成分は両サブタイプ(すなわち拭上)に共通 の決定基に特異的であることを示唆したことは興味深い。この測定で用いられた 合成ポリペプチドの残りは、非変性条件においてHBsAgと交叉反応性の抗ペ プチド抗体を誘発せず、抗天然HBsAg抗体を極少しでも結合せず又は結合さ れなかった。
これらの結果は一般に、ゲリンら、Proc、 Natl、 Acad、 Sc i。
USA、80.2365 (1983)の報告する結果と一致し、互及びLサブ タイプ特異性抗体結合部位が各々合成ポリペプチドP72a及びP49a内に局 在することを確認する。これら合成ポリペプチドは、HBsAgのアミノ酸配列 の残基125−137に対応し、そしてP49aは4つの残基でP72aと異る が、ベターリン(Peterson )ら、J、 Riot、 Chew、、2 57.10414(1982)は、残基131及び134におけるアミノ酸置換 がサブタイプ特異性を与えることを示唆した。
多数の他の合成ポリペプチドとの抗天然HBsAgの少しのかつ低い力価の活動 性は、HBsAg減成生成物に向けられた特異性をおそらく含む抗血清の複雑性 によるかも知れない、この見解を支持して、ペプチドP3、P4及びP6に対す る抗血清は天然HBsAgと反応しないが、にも拘らず変性RBsAgを結合す る(レルナーら、Proc、 Natl、 Aead、 Sci、USAs 7 8.3403 (1981))。
P73の「主類似の」活動は、P72へのシスティン残基の付加により説明され うる。なぜなら領内ジスルフィド結合の導入により作られた残基122〜137 に対応する合成ペプチドの環状形が、配置依存性土エピトープを含むと報告され ているからである〔イオネスクーマロ(Ionescu−Matlo ) ら、 J、 Immunol、+ 130.1947 (1983)) 。
B、マウスT細胞エピトープの同定 天然HBsAgプライムされたマウスT細胞により認認されるHBsAgのポリ ペプチドが同定された。
天然HBsAg/adwは、ベターリンら、J、 Biol、 Chem、+  256.6975 (1981)記載のように、単一の治療保有者の血漿から精 製された。P 25(HBsAHのポリペプチドサブユニット)、及び、P25 −1 (残基1−122)及びP25−2 (残基123−226)と呼ばれる P25の二つのトリブティクフラグメントは、同じ)lBsAg/adw陽性提 供者から、ペダーリンら(前出)記載のように準備のポリアクリルアミドゲル電 気泳動により調製された。合成ポリペプチドP73、P72、P49、P6、P 5、P5a、P2及びPL(第1図参照)は、本明細書記載の方法に従って作ら れた。これらポリペプチド及び合成ペプチドは、凍結真空乾燥され、培養基に怒 −濁され、そしてガンマ照射(5000ラド)により殺菌された。
用いた培養基は、オリジナルなりリックの培養基〔クリック(C11ck )ら 、Ce1l Ia+muno1.、3.264(1972)記載〕であり、これ は10mMのHEPES C4(−2−ヒドロキシエチル)−1−ピペラジンエ タン−スルホン酸〕及び1(Ig/m1のゲンタミンの添加及び胎児ウシ血清の 代りに0.5%シンジェニック正常マウス血清の使用により変更された。P25 、P25−1及びP25−2は、培養基に完全には溶解しなかった。培養基に懸 濁されたポリペプチド及び合成ペプチドは、本明細書で抗原と呼ばれ、採取され たボプリテアルリンパ節(PLN)細胞と共に下記のように培養された。
ミリヒら、J、 Immunol、、 130.1395 (1983)記載の ように、C,H,口(H−2q)は、HBsAgでの免疫化後に共通主サブタイ プ及び↓ZL決定基の両者に対し初期(10日)TgG抗体を作る近親交配マウ ス株である。5匹のC,11,Qマウスの群が、完全なフロイントのアジュバン ト及び16μgのHBsAg/ad又は+lBsAg/、q (上述のように得 た)のプールした精製した調製物のエマルジョンを用いて後足裏に免疫化された 。12日後にポプリテアルリンパ節(PLN)細胞を採取し、上述のように作ら れた抗原と共にインビトロで培養された(2.5X10h細胞/ m j! ) 。
抗原は、投与範囲に亘って培養でテストされたが、第3図に示す増殖応答は下記 のインビトロ投与量に対応する:天然HBsAg(1,0μg/mff1);P 25、P25−1.P25−2 (10μg/ml);及び合成ペプチドP73 、P72、P49、P6、P5、P5a及びP2 (100μg/mf)。
免疫化後13日までに採取されたPLN細胞のHBsAg特異性増殖応答は、ミ リヒら−J、 Immunol、、 130.1401 (1983)記載のよ うに、T細胞を増殖することによった。従って、分画しないPLN細胞が測定で 用いられた。
HBsAg特異性は、CFAプライムされたPLN T細胞における抗原誘発増 殖がないことにより例証された。増殖は、トリチウム化チミジンMHTdR)を DNAに入れることにより測定され、抗原により誘発された応答のパーセントと して表現された。
評価は、少くとも三回の別々の実験で繰返えされた。
T細胞増殖応答は、合成ポリペプチドにより誘発されたもののパーセントとして 表現される。CH3,0マウスからのHBsAg/adプライムされたPLN  T細胞は、インビトロで天然のHBsAg/adw及び、はぼ同様に、用いられ た合成ポリペプチドに対して応答し、天然HBsAg/H(共通群特異性決定基 に向けられた増殖を示す(第3a図))に対しては本質的により少し応答した。
ポリペプチドP25は、天然HBsAg/封しくこれからP25が調製された) と同程度にT細胞増殖を誘発した。数μg / m 1.のP25が必要であっ た(天然の抗原は1.0μg/ml)が、P25調製物は培養基に完全には溶解 せず、有効投与量は10μg/mlよりかなり少なかったであろう。このことは 、P25が天然抗原よりも約300倍効率悪く抗HFl5抗体を結合するので興 味ある。
P25−1は、10μg/mff1でP25−2よりも良い増殖応答(67%対 45%)を誘発し、2.5μg / m 1でかなり大きい増殖応答(53%対 13%)を誘発した。この系統におけるP25−2に比べてP25−1により誘 発された優れた増殖応答は、合成ポリペプチドP73及びP72 (P25−2 の要素)が最小の増殖応答を誘発し;一方、P6(残基95−109)、P5− (38−52)及びP5a (47−52)(P25−1の要素)がHBsAg /adプライムされたマウスにおいてかなりの増殖を誘発したという事実により 確認された(第3a図)。合成ポリペプチドによるT細胞増殖の誘発は、天然H BsAgに比べて、重量基準で1、 O0倍過剰、モル基準で104倍過剰を要 求した。
P6、P5及びP5aは天然HBsAgと交叉反応性の抗体の産生を誘発せず、 またそれらが天然抗)IBsを結合せず、そして逆にP73及びP72は、C, H,Qマウスにおいて最小のT細胞増殖しか誘発せず、しかし抗HBs/dを誘 発しかつ結合することが強調されなければならない(第1表参照)。これらの結 果は、同じHBsAgポリペプチド上での明瞭なT細胞及びB細胞決定基の存在 を示す。ポリペプチドP5aは、長さにおいて僅かに6アミノ酸であるが、ポリ ペプチドP5よりも大きい程度でT細胞増殖を誘発した。このことはたぶん、P 5aがHBsAgのアミノ末端フラグメン) (P25−1)の極端に親水性の 領域から導かれ、ポリペプチドP5よりもかなり良く食塩水中に溶解するためで あろう。
先に述べたように、ポリペプチドの他の大きな疏水性部分は、主にカルボキシ末 端フラグメント(P25−2)に位置する抗体結合領域に対応する。
T細胞応答のサブタイプ特異性を測定するために、C,H,Qマウスはまた、U サブタイプのHBsAgでインビボでプライムされた。
封サブタイプの天然tlRsAgに対する及びadw−誘導P25&びトリブチ イックフラグメントP25.−1およびP25−2に対する増殖応答はぐ )I BsAg/adプライムされたマウスに比べて低減された。
しかし、合成ポリペプチドP6、P5およびP51に対する応答は、HBsAg /adプライム後に誘発された応答にほとんど等しかった(第3b図)。ポリペ プチドP73及びP72は、HB s A g /HプライムされたT細胞のた めに刺激性でなく、P−49は1BsAHのどのサブタイプによるプライム後に 増殖応答を誘発しなかった。
これらの結果は、P73及びP72がT細胞及びB細胞レベルでサブタイプ特異 的決定基を表わすことを示す。一方、P6、P5及びP5aは、両サブタイプ上 に存在する共通T細胞認識部位を表わす。このことは、アミノ酸配列と一致する 。なぜなら、P6及びP 5 a @l域は常に、今日までに決定されたHBs Ag配列中にあり、一方、P72f+I域は可変であり、この領域でのアミノ酸 置換はサブタイプ特異性を指令するからである。ゲリンら、Proc。
Natl、 Acad、 Sci、USA、 80.2365 (1983)及 びレルナーら、Proc、 Natl、 Acad、 Sci、U S A 7 8.3403 (1981)。
これら応答のHBsAg特異性は、HBsAg及びその関連フラグメントに応答 してのCFAプライムされたPLN T細胞における増殖のないことにより例証 された。
ポリペプチド71 HBsAgに対してプライムされた宿主における胸腺由来細胞の増殖を刺激又は 誘発するポリペプチドP71 (残基140−154)の能力がまた研究された 。マウス系統C,H,Qは、HBsAgBsAgサブタイプBsAgBsAgサ ブタイプ免疫化された。ノンレスボンダーマウス系統(SJL)のマウスは、H BsAgBsAgサブタイプ接種された。(表2参照)。
表2 トリチウム化チミジン(’HTdR)導入(cps) ’1、対照培養基からの バックグラウンド読み値について較正後のカウント7分(cpll)の変化 免疫化は、ミルヒら、J、 lauwunol、 、130 、1395 (1 983)記載のように行われた。五匹のC3H,Qマウスの群が、完全なフロイ ントのアジュバント及びHBsAg/ad又はl(BsAg/鮫(前述のように 得た)のプールした精製した調製物の16μgのエマルジヨンを用いて後足裏に 免疫化された。12日後に、ボプリテアルリンパ!ff(PLN)細胞を採取し 、前述した変更したクリックの培養基中でポリペプチドP71の存在下でインビ トロで(2,5X106細胞/m1)培養された。
表2に述べたように、R71は溶液1mj!当り0.03〜100μgのR71 の投与範囲で培養において用いられた。 HBSAg特異性は、CFAプライム されたPLN T細胞における抗原誘発増殖のないことにより例証された。増殖 は、後に詳述するようにDNA中へのトリチウム化チミジン(’HTdR)の導 入により測定された。
ポリペプチドP71は、ノンレスポンダ−3J L HBsAgプライムされた T細胞における測定しうる効果を持たなかったことに留意されたい。しかし表2 に示すデータは、R71が天然HBsAg分子のカルボキシ末端領域におけるT 細胞決定基として働きうろことを示す。このことは、研究したレスボンダー系統 の各kにおけるT細胞増殖を誘発するR25.−2(残基123−266)の能 力と一致する。
C、マウスT細胞認識部位におけるH−2制限の役割の決定B10.Aは、ミリ ヒら、J、 Exp、 Med、、159.41(1984)記載のように(引 用することによりこれをここに組込む)、−次免疫化後に抗HBsAgd!Lサ ブタイプ特異的応答のみを行う近親交配マウス系統である。五匹の810.Aマ ウスの群は、HBsAg/ad又はHBsAg/aJLでインビボでプライムさ れた。第4図参照、免疫化手順、培養基条件及び調製、インビトロ抗原の濃度、 及びT細胞増殖テス ト は、第8部で上述したのと同じである。
ハイレスボンダー〇H,O系統は、R25−1、R6及びR5をT細胞レベルで 優先的に認識し、−次免疫化後に高力価抗HBs/土及び抗HBs/d又はLを 作るので、−次免疫化後にサブタイプ特異的抗HBs/d又はLのみを作る中程 度レスポンダ−系統においてこれら抗原に対するT細胞応答を調べるのは興味が あった。
B10.A系統は、そのような系統を代表する。
HBsAg/adでプライムされたB10.A PLN T細胞は、天然)IB sAg/adに応答したが、しかし天然HBsAg/鮫には全く応答しなかった (第3a図)、R25は、B10.^ HBsAg/adプライムされたPLN  T細胞に対して刺激性であったが、トリブチイックフラグメントP25−1及 びR25−2に対する応答は、C3H,[1系統におけるとは対照的に、R25 −1よりもR25−2に対する優先的応答を示した。対応して、ポリペプチドP 73及びR72はかなりの増殖を示し、一方、ポリペプチドP6、R5及びP5 aば、天然t(BsAg/ad又はHBsAg/a2.でプライムされたB10 .A PLNT細胞に対してほとんど非刺激性であった。
HBsAg/■でプライムされたB10.Aマウスは、l(BsAg/Hプライ ムされたマウスにおける最小のT細胞増殖応答しか示さなかった。
これらの結果は、B10.A HBsAgプライムT細胞が、C31+、Q ? ウス系統の場合と同様に、群特異的領域よりもポリペプチドのサブタイプ特異的 領域(R25−2及びR72)を優先的に認識することを示す、互特異的増殖応 答を刺激する及び抗天然)IBs/dを誘発する及び結合するR72の能力は、 領域110−137が810、AマウスにおけるT細胞及びB細胞の両者により 認識されることを明らかに示す。
上述の知見のペプチド免疫原性及びインビボ抗HBs抗体産生への妥当性を見る ために、C,11,Q及びB10.AマウスをR72で免疫化し、工決定基の類 憤性、及び血清抗ペプチド及び抗HBs力価をとりあえず測定した。
表3に示すように、天然HBsAg/adによる免疫化後に、C,H,Q系統は サブタイプ及び群特異的抗HBsを作った。 B10.A系統は、抗flBs/ dのみを作り、かつC,)1.Q系統よりも低い程度であった。
しかし、R72での一次免疫化後に、R10,A系統はC31’1.Q系統に比 べて32倍大きい抗P72応答及び20倍高い抗HBs/d応答を作った。
表3 CsH,Q HBsAg/ad <1 ’ ) −−1:2,560 1:32 0P72(1°)0 0 0 P72(2” )1:640 1:8 0P72(3”) 1:640 1:8  0B10.A HBsAg/ad (1”) −−1:320 0P72(1 @) 1:160 0 0 P72(2”) 1:2.560 1:20 0P72(3’)、1:20,4 80 1:160 0】、六匹のマウスの群が、CFA中の天然HBsAg / 赳の4.0μg又はペプチドP72の100μgで腹膜内的に免疫化された。
ペプチド投与マウスは、同じ二次(2”)及び三次(3”)免疫化を各々2週間 及び4週間の間隔で与えられた。
2、 プールされた血清抗体力価は、固相ラジオイムノアッセイ(RIA)で測 定され、免疫化前血清のカウントの二倍を与えるための最高血清希釈として表現 される。
担体蛋白質に接合されたR72で免疫化されたC3H,Qマウスが激しい抗P7 2及び抗RBs/d応答を作ったことに留意しなけれを誘発することをR72が できないことと一敗する。これらの結果は、C,Il、Q系統のハイレスボンダ ー状態がP72により示されるようなサブタイプ特異的丈決定基のT細胞認識を 通して達成されないことを示す。対照的に、HBsAg/ad免疫化後にp72 i=発T細胞増殖を示すB10.A株は、抗P72及び抗)IBs/d抗体のか なりの濃度の産生を伴いP72免疫化に反応できた。従って・HBsAgの合成 ペプチド近似物の免疫原性は、T細胞及びB細胞決定基両者のための要件に依存 する:、そしてT細胞決定基の認識は、応答するマウス系統のH−2ゲツタイブ により指令される。
D、マウスにおいてHBsAg特異的T細胞増殖を誘発し、ヒトワクチン接受H BsAgプライムされたT細胞により認識される合成ペプチドの決定 DM及びPWと名付けられた、二人のヒトHBsAg/adワクチン接受者から の末梢血液リンパ細胞、及びCLと名付けられた免疫化されていない提供者から のものを、天然HBsAg/ad、天然HBsAg/ad及び一連の)I[ls Agの合成ペプチド近似物に対するT細胞応答性について比較した。
表4から判るように、−人のHBsAgワクチン接受者からの末梢血液リンパ細 胞(DM)は、両サブタイプの天然HBsAgに対し及びポリペプチドP72及 びP5に対して応答した。しがし天然HBsAg/ad及びポリペプチドP72 により誘発された応答は、HBsAg/!!i及びポリペプチドP5により誘発 された応答よりも、刺激指数及び投与応答の点でかなり大きがった。
対照的に、PWからのPBLは、天然HBsAgサブタイプの両者に対して等し く十分に応答し、対応してポリペプチドPL(残基4B−81)及びP5は増殖 応答を誘発した。一方、ポリペプチド72は誘発しなかった。テストされた他の 合成ペプチドは刺激性でな(、抗原のどれも非免疫化対照(CL)から得たPB Lを刺激しなかった。
マウスモデルの知見と同様に、T細胞特異性の少くとも二つのパターンが、ヒト 応答において観察された。一つのパターンは、明瞭な決定基のT細胞認識の特性 を示し、抗HBs抗体の産生を誘発せず又はこれに結合しない。別のパターンは 、B細胞決定基と重なりうるサブタイプ特異的領域のT細胞による認識を含む。
■、材料及び方法 A材料 C,H,Q及びB10.A近親交配マウス系統及びニューシーラントホワイトラ ビットは・スクリップスクリニック(Scripps C11nic)研究所・ ラ ジョラ、カリフォールニア、から得られた。B1’O,T(6R)系統は、 ツー マクデビット(Hugh McDevitt )博士、スタッフォード大 学、パロアルト、カリフォールニア、により提供された。研究開始時に6〜12 週齢のメスマウスが総ての研究で用いられた。
HBsAg/ad及び8BsAg/、Hのプールされた調製物は、ロバートルー イ (Robert Louie)博士、カッターラボラトリーズ、バークレイ 、カリフォルニア、により提供された。これら調製物は、超遠心分離、硫酸アン モニウム沈降、ペプシン分解及びゲルクロマトグラフィを含む標準法の組合せに よりヒト血漿よりカッターラボラトリーズにより精製された。 )IBsAg  i)1製物は、オフテルロニー分析及び免疫電気泳動ウィルスヤギ抗ヒト血清〔 ミリヒら、J。
fmunol 、、129.320 (1982) 、引用することによりここ に組込まれる〕によりテストされると、ヒト血清夾雑物を含まない。
天然HBsAg/adwは、ペダーリンら、J、 Biol、 Ches+、、 256.6975 (1981)により先に記載された方法により単一の慢性的 保有提供者の血漿から精製された。構造ポリペプチド(P25)及びトリブチイ ックフラグメントP25−1 (残基1−122)及びP25−2 (残基12 3−226)は、やはりペダーリンら(前出)記載のように準備的ポリアクリル アミドゲル電気泳動によりこの同じ)IBsAg/adw陽性提供者から調製さ れた。第1図に示した合成ペプチドは、ここで述べた固相法により合成された。
ポリペプチド及びトリブチイックフラグメントは、凍結真空乾燥され、前述した ように培養基に再懸濁され、ガンマ照射(5000ラド)により殺菌された。
B、免疫化 抗ポリペプチド抗体が、ラビットで作られた。ポリペプチドは、接合剤としてm −マレイミドベンゾイル−N−ヒドロキシスクシンイミドエステル(MBS)を 用いてポリペプチドの存在する又は付加されたシスティンを介してキイホールリ ンベントヘモシアニン(KLH)に接合された〔第Vl (C1部参照〕。ラビ ットは、下記のスケジュールに従いポリペプチド−KLH接合体により免疫化さ れた:(])第0日に皮下的に投与される、完全なフロイントのアジュバント( CF A)中のポリペプチドの200μg i f21第14日の不完全なフロ イントのアジュバント(TFA)中のポリペプチドの200ag:及びf3)第 21日及び第91日に腹膜内投与される、4mg明ぽんと共にポリペプチドの2 00μg、動物は、最初の注射の15週後に採血された。ポリペプチド1.72 及び73は、KLHなしで注射された。ポリペプチドの上記の量は、担体重量を 含まない。
マウスにおける抗体産生をインビボで研究するために、マウス群はCFA中の4 . O# gの天然HBsAg/ad又は100/jgのP72で腹膜的注射に より免疫化された。ペプチド接受マウスは、2及び4適間隔で同じ第二及び第三 の免疫化を受けた。リンパ節増殖評価のためインビボプライム化を、80μlの 体積のCFA中の合計16.0μgのHBsAgを接受マウスの二本の後足裏に 注射して行った。
C8抗HBsの測定 合成ポリペプチド又は天然HBsAgでの免疫化により誘発された抗HBs抗体 、又はポリペプチド免疫化により誘発された抗ポリペプチド抗体は、二つの方法 により測定された。マウス血清は、固相HBsAg (ad又は鮫サブタイプ) 又は合成ペプチド、ヤギ抗マウスIgGを用いる間接免疫グロブリンクラス特異 的ラジオイムノアッセイ (RIA)における抗HBs及び抗ポリペプチド反応 性について評価され、そしてミニヒら、J、 I#1lllLIFIO]、 、 129.320(1982)記載のように12″″Iラベルされたブタ抗ヤギI gにより現像された。
抗HBs活性についてラビット血清を分析するために、赤血球凝集(HA)系が 用いられた。ヒト0型Rhマイナス赤血細胞は、ピアス(Vyas)ら、サイエ ンス、170,332 (1970) (引用することにより組込れる)記載の ように塩化第ニクロム法によりHBsAg (ad又は斂サブタイプ)でコーテ ィングされた。コーティングされた細胞は、微小力価■底プレートにおいて0. 25mj+の順次希釈されたテスト血清に加えられた。総ての抗HBs評価は、 用いられた精製手順によりHBsAg 調製物から除去されなかったかも知れな い何らかのありうる抗体を夾雑ヒト血漿蛋白質へと中和するために、5〜lO% の正常ヒト血清中で実施された。
D、リンパ節増殖評価 五匹の群は、CFAと16μgのHBsAg (ad又はUサブタイプ)のエマ ルシヨンにより後足裏に免疫化された。12日後にボブリテアルリンパ節(PL N)細胞を採取し、種々の攻撃抗原により5X10’細胞の濃度でインビトロで 培養された。インビトロ抗原は、天然HBsAg (単一の提供者からの封(プ ールされた)、■(プールされた)又はads ) ;ポリペプチドP25 ;  )リブティックフラグメントP25−1及びP25−2.及び本発明の合成ポ リペプチド(P73、P72、P71、P49、P6、P5、P5a、P2、P L)を含んだ。
流れ出るポブリテアルリンパ節細胞は、各マウスから無菌的に取り出され、単一 細胞懸濁物を与えるように薄くそがれた。細胞は、リン酸塩緩衝した食塩水(p l+7.2)を含む平衡食塩溶液(BSS)により二度洗われた。細胞は、BS S、L−グルタミン、ピルビン酸ナトリウム、抗生物質、2−メルカプトエタノ ール、必須及び非必須アミノ酸及びビタミンを含むクリックの培養基(クリック ら、Ce1l Immunol、+ 3.264 (1972)参照〕に再懸濁 した。但し、クリックの培養基は、10mMのHEPES(N−2−ヒドロキシ エチルピペラジン−N−2−エタンスルホン酸)及び10μg / m lのゲ ンタミンの添加、及び胎児ウシ血清の代りに0.5%アイソジェニック正常マウ ス血清の置換により変更された。
抗原は、投与範囲に亘ってテストされた。しかし、第3及び4図に示す増殖応答 は、下記のインビトロ投与量に対応する:天然100μg / mβ。
0、1 m Aの培養基中の生育しろるリンパ節細胞(4X10’)が、(al  0.1 m j!の射又は肛サブタイプのHBsAg (2,0〜0.6μg /mJ)、(bl陰性対照としての培養基又はオバルミン(200μg/m1) 、又はtel陽性対照としての精製した蛋白質誘導体(PPD−50μg/ml 1)と共に、平底微小力価くぼみ(Falcon 3072、ファルコンプラス チックス社)に置いた。
培養物は、空気中に5%の二酸化炭素を含む加湿雰囲気中で37℃で5日間イン キュベートされた。
第4日に各培養物は収穫の16〜18時間前に、マイクロキューリ−ゴHチミジ ン(’HT d R)(6,7Ci /ミリモル、ニューイングランドニュクリ アー、ボストン、マサセフチュース)をパルス状に与えられた。刺激指数(St )としての比増殖は、テスト抗原のカウント7分(cpll)を培養基対照のc psで割ったものに等しい、免疫化後13日までに収穫された流出するPLN細 胞のHBsAg特異的増殖応答は増殖するT細胞によることが従来示されていた 〔ミリヒら、J、 Immunol、+ 130.1401(1983))。
従って、分画されていないPLN細胞が、ここで報告する実験において用いられ た。
■、ペプチド合成及び選択 A、ポリペプチド合成 本発明のポリペプチドは、メリフィールド(Merrifteld )ら(19 63) 、J、 Am、 Chew、 Soc、、85 : 2149 ;及び ホウテン(Houghten )ら(1980) 、Tnt、 J、 Pept ide Prot、 Res、。
16:311−320、記載の固相法により化学的に合成された。
ここで用いられる比較的短いポリペプチドは、HBxAgの抗原決定基にほぼ対 応する。
第1図は、KBxAgの226アミノ酸残基配列を示す。ここで述べる好ましい 合成ポリペプチドのアミノ酸残基配列がまた、第1図及び第2図に示される。あ る例では、システィンが、下記のように蛋白質担体への接合を助けるために、ポ リペプチドのいくつかのアミノ末端又はカルボキシ末端に加えられた。総てのポ リペプチドの組成は、アミノ酸分析により確認された。
一般に、免疫原又は合成ポリペプチドは、HBxAgの抗原決定基ドメインのア ミノ酸残基に対応する多数のアミノ酸を用意すること、及びこれらアミノ酸を、 該抗原決定基のペプチド配列に対応するペプチド配列をもつアミノ酸残基配列を 持つポリペプチドへと合成することの段階により作られる。作られた合成ポリペ プチドは、通常これを担体に結合して接合体を作り、そして有効量の接合体を生 理学的に許容される希釈剤に分散することによりワクチンを作るために用いるこ とができる。
ポリペプチドは好ましくは、システィン樹脂を用いて上述の固相法に従って合成 される。メリフィールドら(前出)。
個々のアミノ酸の鎖鎖は、下記のように保護される:Arg−)シル; 5er −1Thr −1Glu−及びAsp−0−ベンジル: Tyr −0−ブロモ ヘンシロキシカルバミル;Trp−N−ホルミル。
Trp残基上のN−ホルミル基は、樹脂支持物からのポリペプチドの解離後に、 1.0■/ m 1.のポリペプチド濃度で1.0M重炭酸アンモニウムによる 室温16時間の処理により除去される。ヤマシロら(1973) 、J、Org 、Chem、、38 : 2594−2597゜各段階でのカップリングの効率 は、ニンヒドリン又はピクリン酸によりモニターされ、好ましくは総ての場合に 99%より大きい。
ギシン(G15in )(1972) 、Anal、 Chell、 Acta 、、 58 : 248−249;及びカイザー(Kaiser )(1980 )、Anal、 Biochen+、。
34 : 595−598゜ 本明細書を通して、「免疫学的にほぼ対応する」という云葉は種々の文法的形で ここで及び請求の範囲においてポリペプチド配列に関連して用いられるが、これ は当該ポリペプチド配列が、このポリペプチドに結合しかつ(alポリペプチド 49.49a、72及び72aに関して天然HBsAgの抗原決定基に結合する 又は(′b)ポリペプチドl、5.5a、6及び71に関してT細胞増殖を誘発 するところの抗体の産生を誘発することを意味する。すなわち本発明のペプチド は、HBsAg分子の対応する部分が行うように免疫学的に機能し、同時にそれ 自身に対する抗体の産生を誘発できる。
本明細書及び請求の範囲において「はぼ対応する」という云葉が種々の文法形で ポリペプチド配列に関連して、記述されるポリペプチド配列上(アミン及びカル ボキシ末端の一方又は両方における三つまでのアミノ酸残基)及びポリペプチド 配列に沿う特定のアミノ酸残基における保守的置換のみの含有を意味して用いら れる。
上述で用いられたような「保守的置換」という言葉は、一つのアミノ酸残基が別 の生物学的に類似の残基により置き代えられていることを意味するために用いら れる。保守的置換の例としては、11e 、 Val 、 Leu又はMetの ような疎水性残基同志の置換、又はArgとLys 、 GluとAsp又はG lnと^sW1等々のような極性基間の置換があげられる。
いくつかの例では、一つのイオン性残基を反対に荷電されたイオン残基により置 換すること、たとえばAspのLysによる置換が、これらイオン性基が単に溶 解性補助を与えるだけであると考えられて保守的と呼ばれてきた。しかし一般に 、本明細書で述べる置換が全蛋白質に比べて比較的短い合成ポリペプチド抗原上 でのことであるので、イオン性残基を反対電荷の別のイオン性残基で置換するこ とは、非イオン性残基とイオン性残基の間の置換、及び嵩ぼった残基たとえばP he、 Tyr又はTrpと嵩ぼらない残基G1y、Tle及びVal の間の 置換と同様に「根本的置換」であると考えられる。
「非イオン性」及び「イオン性」残基という言葉は、生理学的pH値で、各々、 電荷を通常持たない又は電荷を通常持つアミノ酸残基を指す通常の意味で用いら れる。非イオン性残基の例としては、Thr及びGinが挙げられ、イオン性残 基の例としてはArg及びAspが挙げられる。
「抗原」という言葉は歴史的に、抗体により結合されるものを指すため、及び抗 体の生産を誘発するものを指すために用いられてきた。より最近の用法は、抗原 の意味を抗体により結合されるものに限定し、一方、「免疫原」という言葉が抗 体生産を誘発するものに対して用いられる。いくつかの例では、抗原と免疫原は 同じものであり、たとえば合成ポリペプチドが、このポリペプチドに結合する抗 体の生産を誘発するために用いられる場合である。
しかし、同じポリペプチド(Pd2)がまた全蛋白質たとえばHB x A H に結合する抗体をも誘発し、この場合にポリペプチドは免疫原かつ抗原であり、 一方、HBxAgは抗原である。本明細書で述べるものが免疫原的かつ抗原的で ある場合、それは一般には抗原と云われる。
B、ポリマーの調製 本発明のポリマーは、多数のポリペプチド繰返し単位を含む抗原性ポリマー(合 成マルチマー)を作るために互に連結されることができる。そのようなポリマー は、免疫学的反応の増加の利点を持ち、種々のポリペプチドがポリマーを作るた めに用いられる場合、HBsAgのいくつかの抗原決定基と免疫反応する抗体を 誘発する追加的能力を持つ。
ポリマー(合成マルチマー)は、前述したようにポリペプチドを合成すること及 びアミノ末端及びカルボキシ末端の両者のシスティン残基を加えて、dicys 末端ポリペプチドを形成することによって作られうる。その後、典型的実験室調 製では、10■のdiCysポリペプチド(非酸化形のシスティン残基を含む) は、0.1mMの重炭酸アンモニウム緩衝液250mJに溶解される。
溶解されたdiCys末端ポリペプチドは次に、得た溶液をゆっくりと約18時 間つまりエルマンテスト〔エルマン(Ellman)、Arch。
Biochem、 Biophys、+ 82.70 (1959)参照)によ り検出しうる遊離メルカプタンがなくなるまで攪拌することにより、空気酸化さ れる。
このように作られたポリマー(合成マルチマー)は、操返し単位として本発明の ポリペプチドの多数を含む。これらポリペプチド繰返し単位は、酸化されたシス ティン残基により互に結合されている。
C9蛋白質担体へのポリペプチドの結合合成ポリペプチドは下記の周知の方法を 用いてキイボールリンベットヘモシアニ7(KLH)又は破傷風トキソイド(T T)に接合された。初めの方法では、担体はm−マレイミドベンゾイル−N−ヒ ドロキシスクシンイミドエステルで活性化され、次にポリペプチドのアミノ末端 又はカルボキシ末端に加えられたシスティン残基を介して、リウ(Liu )ら 、Rioche+*、、80.690(1979)記載のようにポリペプチドに 結合された。第二の方法では、ポリペプチドでは、周知のように0.04%グル タルアルデヒド溶液を用いて、遊離アミノ基を介して破傷風トキソイド担体に結 合されうる。たとえばクリブスティン(K11pstein ) ら、(198 3) 、J、 Infect、 Disc、、147:318参照。
前述のように、合成ポリペプチドのアミノ又はカルボキシ末端に加えられたシス ティン残基は、ジスルフィド結合及びミハエル付加反応生成物を介して接合体を 形成するために特に有用であることが見い出された。しかし、接合体を作るため に従来周知の他ノ方法モまた用いうる。追加的結合手順の例は、ジアルデヒドた とえばグルタルアルデヒド(上述)などの使用、担体へのアミド結合を形成する ための水溶性カルボジイミドたとえば1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプ ロピル)カルボジイミドの使用を包含する。
有用な担体は当該分野で周知であり、一般に蛋白質そのものである。そのような 担体の例は、キイホールリンベットヘモシアニン(KLH)、エデスチン、チロ グロブリン、アルブミンたとえばウシ血清アルブミン又はヒト血清アルブミン( 各々BSA又はH5A)、赤血細胞たとえばヒツジ赤血球(SRBC) 、破傷 風トキソイド、コレラトキソイドならびにポリアミノ酸たとえばポリ (D−リ シン:D−グルタミン酸)などである。
また周知のように、合成ポリペプチドをその担体に中間の結合基により結合する ことがしばしば有利である。上述のように、グルタルアルデヒドは、そのような 結合基の一つである。しかし、システィンが用いられるとき、中間結合基は好ま しくは、やはり上述したm−マ゛レイミドベンゾイルーN−ヒドロキシスクシン イミドエステル(MBS)である。MBSは典型的にはまず、エステル−アミド 交換反応により担体に付加される。その後に、上述のミハエル反応が続き、又は MBS付加の次に、ブロックされたメルカプト基たとえばチオール酢酸(CHi CO3)l )のマレイミドニ重結合を横切る付加が行われうる。アシルブロッ キング基解離の後に、ブロックを解かれた結合基メルカプタンと合成ポリペプチ ドの加えられたシスティン残基のメルカプタンの間にジスルフィド結合が形成さ れる。
担体の選択は、抗原の決定基部分によりも、抗原の意図される最終用途に依存し 、本発明に特に含まれない判断基準に基づく。
たとえば、もしワクチンが動物で用いられるのであれば、特定の動物で不都合な 反応を起さない担体が選ばれるべきである。もしワクチンがヒトで用いられるな ら、担体及び/又は得られる抗原の免疫化学的又は他の副反応のないこと、安全 性及び効率(つまりヒトでの使用を意図されるすべてのワクチンに妥当する同じ 配慮)に最大の配慮が払われる。
■、免疫化手順 ここで用いられる接種物つまりワクチンは、酸化されたシスティン残基を介して 互に結合された個々のポリペプチドのポリマーとして、又は担体に結合されたポ リペプチドの接合体として、ポリペプチド自体の有効量を含む。−接種当りのポ リペプチドの有効量は、なかんずく接種される動物種、動物体重及び選ばれた接 種部分に周知のように依存する。ワクチンは典型的には、乾燥した固体のポリペ プチド又はポリペプチドポリマーから、ポリペプチド又はポリペプチドポリマー を水、食塩水又はアジュバントに懸濁することにより、又はポリペプチドを担体 に接合し、そして担体に結合したポリペプチド(接合体)を同様の生理学的に許 容される希釈剤たとえばアジュバント(上述のような)に懸濁することにより作 られる。
これら接種物は典型的には、−接種当り約20μg〜約500■の濃度のポリペ プチドを含む。述べたポリペプチド量は、担体が用いられる場合、担体重量を除 くポリペプチドの重量を指す。
ワクチンはまた、生理学的に許容される(受容できる)希釈剤たとえば水、リン 酸塩緩衝される食塩水、又は食塩水を含み、更に典型的にはアジュバントを含む 。完全フロイントのアジュバン) (CFA) 、不完全フロイントのアジュバ ント(IFA)及び明ばんのようなアジュバントは、当該分野で周知の物質であ り、いくつかの供給源から市販入手できる。
ワクチン貯蔵溶液は、CFASTFA又は明ばんから下記のように作られる一一 接種当り望む量のポリペプチドを与えるのに十分な量の合成ポリペプチド接合体 又はポリマー状ポリペプチドが7.2のpH値でリン酸塩緩衝された食塩水(P  B S)に溶解される。次に等量のCFA、IFA又は明ばんをポリペプチド 溶液と混合して、水ニオイル比が約1:1である、ポリペプチド、水及びアジュ バントを含むワクチンを得る。混合物を次にホモゲナイズして、ワクチン貯蔵溶 液を得る。
前述のようにラビットは、完全フロイントのアジュバント(CF A) 、不完 全フロイントのアジュバント(IFA)又は明ばんに乳化されたポリペプチド接 合体の200〜400■を含むワクチン(各個において5■/ m l )を、 各々、第0.14及び21日に皮下及び腹膜内に注射された。各接種は、ワクチ ンの四回の注射より成った。マウスは、−往射当り上述の投与量の約10分の1 を用いて同じ方法で免疫化された。
動物は、最後の注射の後、7及び14日で採血された。ある場合では動物は、明 ばん中の促進注射を受け、必要ならその後採血された。対照免疫前血清は、各動 物から最初の免疫化の直前に採血して得られた。
ワクチン貯蔵溶液はまた、キイホールリンベットヘモシアニン(KLH) 、I  FA C不完全なフロイントのアジュバント)中のKLH,KLH−明ばん吸 収、KLH−明ばん吸収−百日ぜき、エデスチン、チログロブリン、破傷風トキ ソイド、IFA中の破傷風トキソイド、コレラトキソイド及びIFA中のコレラ トキソイドを用いて作ることができる。
宿主動物に抗原の注射又は他の導入をすると、動物の免疫系は大量の抗体を作る ことによって抗原に応答する。加工された抗原すなわち、合成ポリペプチドと抗 体から形成された抗原の特異的抗抗原決定基は、興味の天然の抗原の決定基にほ ぼ対応するので、宿主は天然抗原に対して免疫になる。本発明がワクチンとして 利用されるとき、これが望む結果である。
■ 遅延型過敏症 (皮)反応テスト) 従来記述されている診断系及び評価法は、インビトロ評価法に基づく、評価法の 特定の段階はインビボで実施できるが、実際の免疫応答はm織培養で測定される 。しかし本発明はまた、T細胞応答のインビボ測定を含む診断系に適用できる。
そのような系の一例は、遅延型過敏症(DTH)反応又はより一般には皮フ反応 テストとして知られているものである。
DTH反応は、所定の抗原に以前さらされた(感作された)個体においてのみ起 りうる。抗原に対する個体の最初の曝露は見うる変化を作らず、しかし個体の免 疫状態は、その抗体に対する再度の曝露に対して過敏反応が起るように変えられ る。すなわち、抗原(好ましくは、緩衝された食塩水中)を皮膚内又は皮膚下注 射すると、注射部位に特徴的な皮膚病斑が生じる。この病斑は最初の抗原曝露後 には生じない、第二の(又は攻lり抗原接種に対する反応は典型的には24〜4 8時間遅延されるので、この反応は遅延型過敏症と呼ばれる。
ヒトにおいて、感作性抗原に対する曝露は、病気(たとえばマイコバクテリウム ツバキュロシスからの結核、サルモネラテイフィからの腸チフス、及びプルセラ アボルタスからの流産)に責任ある微生物との接触により起り、そして感作は慢 性的感染の結果として生じる。動物において、感作は、水、食塩水又はアジュバ ントに乳化された抗原の接種により達成されうる。
ヒト及び動物の両方において、過敏症は、生理的に許容しうる希釈剤たとえば食 塩水溶液に溶解した抗原を皮膚に(皮膚内又は皮下に)注射することによってイ ンビボでテストされる。DTHは通常、抗原により作られた抗体量の決定又は測 定よりも敏感な診断評価である。たとえば蛋白質の僅かの量(2〜3百マイクロ グラL)がマウスのDTHi作のために必要であり、一方、抗体産生を誘発する ためには、はるかに多い投与量が必要である。
本発明のポリペプチド(とくにポリペプチド1.5.5a、6、及び71)は、 活性なHBsAg又はポリペプチド49.49a172及び72aでの免疫化( 感作)後にヒト及びマウスT細胞の増殖を刺激するので、皮膚反応テストは攻撃 抗原として本合成ポリペプチドの一以上を用いて行われた。
選択されたマウス系統は、完全フロイントのアジュバントのようなアジュバント に乳化された天然HBsAgで脇腹に皮肉注射により免疫化された。実験条件に おいて、DTH感作は、感作化抗原がアジュバント中で、好ましくは結核菌を含 む完全タイプ中で投与された場合にのみ通常起る。
投与7日後に、マウスは、リン酸塩緩衝された食塩水(PBS)の既知量中の( al天然HBsAg又は山)−又は二基上の本合成ポリペプチドを含む抗原の所 定量を用いて耳又は足裏で皮肉接種により攻撃される。対照マウスは、抗原を含 まない同じ量のPBS用いて皮肉接種される。別の対照は、CFAのみで免疫化 されたマウスを含む。
対照部位に比べての抗原注射部位における組織の肥大がDTH反応の証拠である 。すなわち、耳及び足裏の肥大は、抗原での攻撃前及び攻撃後4.24及び48 時間に測定される。
結果は、本発明の合成ポリペプチド(たとえばP71)が、HBsAHに対する 細胞性免疫の存在のためのインビボマウス診断系において有用であることを示す 。
上記のポリペプチドの安全性及び有効性が動物研究で示された後に、ポリペプチ ドは、HBsAgワクチンを受ける人のためのヒト皮膚反応テストにおける攻撃 抗原として用いろる。ポリペプチドは、上述のように合成され、高圧液体クロマ トグラフィ(HPl、C)法により精製され、殺菌され、そして発熱源テストさ れた。
ヒトHBsAgワクチン接受者のT細胞増殖反応は、ポリペプチド特異性に対し て全く可変でありうるので、ワクチン接受者及びワクチン投与されない対照とし て働く個体は一連のポリペプチドで攻撃される。ガイドラインとして動物研究か らの結果を用いて、動力学及び最適抗原投与量がワクチン受領グループにおいて 決定されうる。
HBV急性及び慢性感粂された個体はまた、皮膚反応テストのための抗原として 合成ポリペプチドを用いてHBsAg特異的T細胞感作についても研究されうる 。
各側において、攻撃抗原は、生理的に許容される溶液(約1mf)中の特定のポ リペプチドを前側の手のひらの表面に皮肉注射することにより投与される。25 又は27ゲージの針の使用は、通常、抗原の皮下投与よりも皮肉投与を保証する 。皮下注射は、組織中での抗原の希釈をもたらし得、誤った陰性テストを作る可 能性がある。次に注射部位が、攻撃後4.24及び48時に紅斑(皮膚発赤)及 び硬化(腫れ)について観察される。
上述は、本発明を例示するためのものであって、制限するものではない。本発明 の新規な概念の精神及び範囲から離れることなく、多数の変化及び改変がなされ うる。ここで述べられる特定の組成及び使用に関する限定が意図されているので はなく、また暗示されているのではない。
浄書(内容に変更なしX (〕0) 1*rProThrs@rcys!IroPraThrCysProGLy’! γr(IIL) n*PtoGLyS@tS龜tThtτhrs*rτhrGLyi’tocya 入τ9丁hrcys(125) +137) (140) tlso) (154) X 1 eProwl ys@ rTh rT’h rTh rs@ rTh  r(ilyProCy−公コmrCys[130) (13)) +1251 、 (13)) (10)l (1101(120) CysProL*uX l all roGlys * rTh rTh rT h rs e rTh tGlyPt。
[1301(1m〕) 浄書(内容lこ変更なし) 手続補正書く方式) %式% 2、発明の名称 T細胞及びB細胞決定基の両者を含む合成り型肝炎ウィルスワ クチン 3、補正をする者 事件との関係 出願人 名 称 スクリップス クリニック アンド(氏名) リサーチ ファウンデー ション4、代理人 5、補正命令の日付 昭和61年5月13日国際調査報告

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.(a)左から右へかつアミノ末端からカルボキシ末端の方向に書いて 【配列があります】 及び 【配列があります】 より成る群から選ばれるアミノ酸残基配列を持つ少くとも一つの合成ポリペプチ ドの有効量、 (b)左から右へかつアミノ末端からカルボキシ末端の方向に書いて 【配列があります】 及び 【配列があります】 より成る群から選ばれるアミノ酸残基配列を持つ少くとも一つの合成ポリペプチ ドの有効量、及び (c)生理的に許容される希釈剤 を含むB型肝炎ウィルスによる感染に対するワクチンであって、該ワクチンは、 宿主に導入されると宿主における抗体の産生及び胸腺由来細胞の増殖を誘発でき 、該抗体は上記B型肝炎ウィルスと免疫反応し、そして該ワクチンはB型肝炎ウ ィルス感染から宿主を保護するものであるところのワクチン。
  2. 2.アミノ末端から(a)約位置38〜52及び(b)約位置110〜137の B型肝炎ウィルス表面抗原のアミノ酸残基配列の一部に免疫学的にほぼ対応する アミノ酸残基配列を持つ合成ポリペプチドの有効量及び生理的に許容される希釈 剤を含むB型肝炎ウィルスによる感染に対するワクチンであって、該ワクチンは 、宿主に導入されると宿主における抗体の産生及び胸腺由来細胞の増殖を誘発で き、該抗体は上記B型肝炎ウィルスと免疫反応し、そして該ワクチンはB型肝炎 ウィルス感染から宿主を保護するものであるところのワクチン。
  3. 3.合成ポリペプチドが、左から右へかつアミノ末端からカルボキシ末端の方向 に書いて式 【配列があります】及び 【配列があります】 (ここでカッコ内の各アミノ酸残基は直前のアミノ酸残基の代替物である)によ り示されるアミノ酸残基配列を含む請求の範囲第2項に従うワクチン。
  4. 4.アミノ末端から(a)約位置47〜52及び(b)約位置110〜137の B型肝炎ウィルス表面抗原のアミノ酸残基配列の一部に免疫学的にほぼ対応する アミノ酸残基配列を持つ合成ポリペプチドの有効量及び生理的に許容される希釈 剤を含むB型肝炎ウィルスによる感染に対するワクチンであって、該ワクチンは 、宿主に導入されると宿主における抗体の産生及び胸腺由来細胞の増殖を誘発で き、該抗体は上記B型肝炎ウィルスと免疫反応し、そして該ワクチンはB型肝炎 ウィルス感染から宿主を保護するものであるところのワクチン。
  5. 5.合成ポリペプチドが、左から右へかつアミノ末端からカルボキシ末端の方向 に書いて式 【配列があります】及び 【配列があります】 (ここでカッコ内の各アミノ酸残基は直前のアミノ酸残基の代替物である)によ り示されるアミノ酸残基配列を含む請求の範囲第4項に従うワクチン。
  6. 6.アミノ末端から約位置95〜137のB型肝炎ウィルスによりコードされる 天然の病原関連蛋白質のアミノ酸残基配列に免疫学的にほぼ対応するアミノ酸残 基配列を持つ合成ポリペプチドの有効量及び生理的に許容される希釈剤を含むB 型肝炎ウィルスによる感染に対するワクチンであって、該ワクチンは、宿主に導 入されると宿主における抗体の産生及び胸腺由来細胞の増殖を誘発でき、該抗体 は上記B型肝炎ウィルスと免疫反応し、そして該ワクチンはB型肝炎ウィルス感 染から宿主を保護するものであるところのワクチン。
  7. 7.合成ポリペプチドが、左から右へかつアミノ末端からカルボキシ末端の方向 に書いて式 【配列があります】 (ここでカッコ内の各アミノ酸残基は直前のアミノ酸残基の代替物である)によ り表わされるアミノ酸残基配列を含む請求の範囲第6項に従うワクチン。
  8. 8.アミノ末端から(a)約位置140〜154及び(b)約位置110〜13 7のB型肝炎ウィルス表面抗原のアミノ酸残基配列の一部に免疫学的にほぼ対応 するアミノ酸残基配列を持つ合成ポリペプチドの有効量及び生理的に許容される 希釈剤を含むB型肝炎ウィルスによる感染に対するワクチンであって、該ワクチ ンは、宿主に導入されると宿主における抗体の産生及び胸腺由来細胞の増殖を誘 発でき、該抗体は上記B型肝炎ウィルスと免疫反応し、そして該ワクチンはB型 肝炎ウィルス感染から宿主を保護するものであるところのワクチン。
  9. 9.合成ポリペプチドが、左から右へかつアミノ末端からカルボキシ末端の方向 に書いて式 【配列があります】及び 【配列があります】 (ここでカッコ内の各アミノ酸残基は直前のアミノ酸残基の代替物である)によ り示されるアミノ酸残基配列を含む請求の範囲第8項に従うワクチン。
  10. 10.アミノ末端から約位置110〜154のB型肝炎ウィルスによりコードさ れる天然の病原関連蛋白質のアミノ酸残基配列に免疫学的にほぼ対応するアミノ 酸残基配列を持つ合成ポリペプチドの有効量及び生理的に許容される希釈剤を含 むB型肝炎ウィルスによる感染に対するワクチンであって、該ワクチンは、宿主 に導入されると宿主における抗体の産生及び胸腺由来細胞の増殖を誘発でき、該 抗体は上記B型肝炎ウィルスと免疫反応し、そして該ワクチンはB型肝炎ウィル ス感染から宿主を保護するものであるところのワクチン。
  11. 11.合成ポリペプチドが、左から右へかつアミノ末端からカルボキシ末端の方 向に書いて式 【配列があります】 (ここでカッコ内の各アミノ酸残基は直前のアミノ酸残基の代替物である)によ り示されるアミノ酸残基配列を含む請求の範囲第10項に従うワクチン。
  12. 12.生理的に許容される希釈剤中の合成マルチマーの有効量を含むB型肝炎ウ ィルスによる感染に対するワクチンであって、上記合成マルチマーは、 (a)左から右へかつアミノ末端からカルボキシ末端の方向に書いて 【配列があります】 及び 【配列があります】 より成る群から選ばれるアミノ酸残基配列の少くとも一つ、(b)左から右へか つアミノ末端からカルボキシ末端の方向に書いて 【配列があります】 及び 【配列があります】 より成る群から選ばれるアミノ酸残基配列の少くとも一つを含む多数のポリペプ チド繰返し単位を含み(ここで少くとも二つのCys残基が存在し、かつ上記合 成マルチマーが、存在するCys残基の少くとも二つから形成された少くとも一 つの分子内シスチンジスルフィド結合を含むこと)、上記ワクチンは、宿主に導 入されると宿主における抗体の産生及び胸腺由来細胞の増殖を誘発でき、該抗体 は上記B型肝炎ウィルスと免疫反応し、そして該ワクチンはB型肝炎ウィルス感 染から宿主を保護するものであるところのワクチン。
  13. 13.合成マルチマーの分子内シスチンジスルフィド結合がポリペプチド内ジス ルフィド結合である請求の範囲第12項に従うワクチン。
  14. 14.合成マルチマーのポリペプチド繰返し単位が、第一のポリペプチド繰返し 単位のアミノ末端残基のアミノ基と第二のポリペプチド繰返し単位のカルボキシ 末端残基のカルボキシル基との間に形成されたアミド結合により互に頭尾結合さ れている請求の範囲第12項に従うワクチン。
  15. 15.合成マルチマーが約2〜約3の上記ポリペプチド繰返し単位を含む請求の 範囲第14項に従うワクチン。
  16. 16.合成マルチマーの分子内シスチンジスルフィド結合がポリペプチド間ジス ルフィド結合である請求の範囲第12項に従うワクチン。
  17. 17.合成マルチマーのポリペプチド繰返単位が該ポリペプチドのCys残基の 間に形成されたポリペプチド間シスチンジスルフィド結合により互に結合されて いる請求の範囲第16項に従うワクチン。
  18. 18.B型肝炎ウィルスによる感染に対するワクチンを作る方法において、 (a)左から右へかつアミノ末端からカルボキシ末端の方向に書いて 【配列があります】 及び 【配列があります】 より成る群から選ばれるアミノ酸残基配列を持つ合成ポリペプチドの少くとも一 つ、及び 左から右へかつアミノ末端からカルボキシ末端の方向に書いて 【配列があります】 及び 【配列があります】 より成る群から選ばれるアミノ酸残基配列を持つ合成ポリペプチドの少くとも一 つを用意すること、及び(b)上記合成ポリペプチドの有効量を生理的に許容さ れる希釈剤に溶解又は分散すること を含む方法。
  19. 19.段階(a)の後でかつ段階(b)の前に上記ポリペプチドを担体に結合し て接合体を形成する段階を含む請求の範囲第18項に従う方法。
  20. 20.B型肝炎ウィルスによる感染に対するワクチンを作る方法において、 (a)(i)左から右へかつアミノ末端からカルボキシ末端の方向に書いて 【配列があります】 及び 【配列があります】 より成る群から選ばれるアミノ酸残基配列の少くとも一つ、及び (ii)左から右へかつアミノ末端からカルボキシ末端の方向に書いて 【配列があります】 及び 【配列があります】 より成る群から選ばれるアミノ酸残基配列の少くとも一つ を含む多数のポリペプチド繰返し単位を持つ合成マルチマーを用意すること(こ こで少くとも二つのCys残基が存在し、合成マルチマーは存在するCyと残基 の少くとも二つから形成された少くとも一つの分子内シスチンジスルフィド結合 を含むこと)、及び (b)上記合成マルチマーの有効量を生理的に許容される希釈剤に溶解又は分散 すること を含む方法。
  21. 21.段階(a)の後でかつ段階(b)の前に上記合成マルチマーを担体に結合 して接合体を形成する段階を含む請求の範囲第20項に従う方法。
  22. 22.宿主におけるB型肝炎ウィルス抗体の存在を測定するための診断系におい て、左から右へかつアミノ末端からカルボキシ末端の方向に書いて 【配列があります】 及び 【配列があります】 より成る群から選ばれるアミノ酸残基配列を持つ少くとも一つの合成ポリペプチ ドを含み、該合成ポリペプチドは、生理的に許容される希釈剤に含めて宿主に皮 内投与されると宿主において胸腺由来細胞の増殖を誘発でき、該増殖は皮内投与 部位における紅斑及び硬化により指示されるものであるところの診断系。
  23. 23.B型肝炎ウィルスに対しすでに免疫化された宿主において胸腺由来細胞の 増殖を誘発する方法において、(a)左から右へかつアミノ末端からカルボキシ 末端の方向に書いて 【配列があります】 及び 【配列があります】 より成る群から選ばれるアミノ酸残基配列を持つ合成ポリペプチドを用意するこ と、及び (b)上記合成ポリペプチドの有効量を生理的に許容される希釈剤に含めて宿主 に投与すること を含む方法。
  24. 24.段階(a)の後でかつ段階(b)の前に上記合成ポリペプチドを担体に結 合して接合体を形成することの段階を含む請求の範囲第23項に従う方法。
  25. 25.宿主におけるB型肝炎ウィルス抗体の存在を測定する方法において、 (a)左から右へかつアミノ末端からカルボキシ末端の方向に書いて 【配列があります】 及び 【配列があります】 より成る群から選ばれたアミノ酸残基配列を持つ合成ポリペプチドを用意するこ と、及び (b)生理的に許容される希釈剤に溶解又は分散した上記合成ポリペプチドの有 効量を皮内投与して、宿主において胸腺由来細胞の増殖を誘発することを含み、 上記増殖及び宿主におけるB型肝炎ウィルス抗体の存在は皮内投与部位における 紅斑及び硬化により指示されるところの方法。
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