JPS6148122A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPS6148122A
JPS6148122A JP17073784A JP17073784A JPS6148122A JP S6148122 A JPS6148122 A JP S6148122A JP 17073784 A JP17073784 A JP 17073784A JP 17073784 A JP17073784 A JP 17073784A JP S6148122 A JPS6148122 A JP S6148122A
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Tsuyoshi Hachitsuka
剛志 八塚
Yoshiichi Kodera
宣一 小寺
Yutaka Mizumura
水村 裕
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Toyobo Co Ltd
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Toyobo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は磁気テープ、磁気ディスク等磁気記録媒体に関
するものである。更に詳しくは非磁性支持体上に設けた
磁性層の結合剤成分として優れたe性を有する熱可屋性
ポリウレタン樹脂を用いた磁気記録媒体に関する。
(従来の技術) 汎用的磁気記録媒体である磁気テープは、長軸1μm以
下の針状磁性粒子を適当な添加剤(分散剤、潤滑剤、帯
電防止剤等)とともに結合剤溶液中に分散させて殊性塗
料をつくシ、これをポリエチレンテレフタレートフィル
ムに塗布してつくられている。
磁気記録媒体の結合剤に要求される特性としては、磁性
粒子の分散性、充填性、配向性、磁性層の耐久性、耐摩
耗性、耐熱性、平滑性、非磁性支持体との接着性等があ
げられ、結合剤は非常に重要な役割を果たしている。従
来より用いられている結合剤としては塩化ビニル・酢酸
ビニル共重合体1化ビニル・酢酸ビニル・ビニルアルコ
ール共重合体、塩化ビニル・塩化ビニリデン共重合体、
ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリロニトリ
ル・プジエン共i合体、ニトロセルロース、セルロース
・アセテート嗜フチレート、エポキシ樹脂あるいはアク
リル樹脂等が使用されている。
これらの樹脂のうち、ポリウレタン樹脂はウレタン結合
による分子間水素結合によシ、他の樹脂と比べて、強靭
性、耐摩耗性等の特性は優れているが、磁性粒子の分散
性が悪いという大きな欠点がある。分散性は磁性層の平
滑性、磁性粒子の配向性、充填性、耐久性等に直接影響
し、分散性が磁気記録媒体のすべての特性を向上させる
基本となっている。
この分散性を向上させるには特開昭54−157603
号公報、特開昭57−165464号公報にみられるよ
うに、本発明者等は、ポリウレタン樹脂中に1スルホン
酸金属塩を導入することが優れた効果があることを見い
出した。
スルホン酸金属塩基以外の各種親水基をポリウレタン樹
脂中に導入して、磁性粒子の分散性を改善する試みもな
されている。カルボン酸塩、水酸基等では分散性を少し
でも改善するためには多量に導入する必要があり、特に
水酸基はポリウレタン樹脂の原料成分のジイソシアネー
トと反応するため、多量の水酸基をポリウレタン樹脂に
導入するには特別な工夫が必要である。またカルボン酸
塩では分散性は大きく向上しない。スルホン酸金属塩基
のように磁性粒子の分散性を顕著に向上させる効果を有
する親水基は一般に無機性が高く、そのためポリウレタ
ン樹脂中に均一にあるいは安定して導入することは、磁
気記録媒体用結合剤の用途では容易ではない。たとえば
水酸基又はイソシアネート基末端ウレタンプレポリマー
に極性の高い親水基を有する化合物を溶剤中で反応させ
るキシド(DMSO)等の高沸点、高極性の溶剤が必要
であるつDMF、DMSO等の溶剤は汎用的な非磁性支
持体であるポリエチレンテレフタレートフィルムを膨n
あるいは湾曲させたり、乾燥速度が遅い等により、磁気
記録媒体の製造時には用いることができない。また磁気
塗料の製造に用いルトルエン、メチルエチルケトン(M
EK)、/’チルイソブチルケトン、シクロヘキサノン
、酢酸エチル等の溶剤中では得られる樹脂は均一なもの
−。
ではなく、充分に両者は反応しない。酸性燐化合物ある
いは金属塩を分子中に含むポリウレタン樹脂は、その親
水基によシ分子中にスルホン酸金属塩基を含有するポリ
ウレタン樹脂の効果から推定して、磁性粒子の分散性の
向上が期待できるが、上記の樹脂製造上の問題がある。
磁性粒子の分散性を向上させるためK、界面活性剤を分
散剤として使用することが知られているが、磁性塗膜中
に低分子量の物質が存在することKよる物性の低下、経
時変化あるいは磁性層表面にブリードしてヘッドの目詰
シを生じる等の欠点がある。
(発明の解決しようとする問題点) 以上の情況に鑑み、本発明の目的は以下の通電である。
磁性粒子の分散性に優れた新規なポリウレタン樹脂を開
発し、磁性粒子の分散性、充填性、配向性、磁性層の平
滑性が優れ、磁性粒子の粉落ちの少ない耐久性に優れた
磁気記録媒体を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明では、特定のリン化合物を共重合したポリエステ
ルジオールをポリウレタン樹脂の原料の一成分として反
応させることによシ上記目的を達成することができる。
すなわち本発明は非磁性支持体上に、強磁性粉末を結合
剤中に分散させた磁性材料を塗布した磁気記録媒体にお
いて、該結合剤中の成分として、分子量500〜5,0
00のポリエステルジオール(2)、分子量500未満
の鎖延長剤(6)とポリイソシアネート0とを反応させ
ることによって得られる分子量6,000〜so、oo
oのポリウレタン樹脂を含み、前記分子量500〜5,
000のポリエステルジオール(A)の少なくとも1種
は分子中に下肥一般式(1)〜(7)したものであるこ
とを特徴とする磁気記録媒体でHO−R> −OH Rz −P千〇     (V) 。IM 〔式(1)〜(V)において、X%Yはエステル形成性
官能基、R1は、炭素原子数3〜10の炭化水素基、M
はアルカリ金属原子、水素又は炭素原子数1〜4のアル
キル基、R1は炭素原子数1〜12のアルキル基、シク
ロアルキル基又はアリール基を示すつアリール基はハロ
ゲン原子、ヒドロキシル基、−〇M’(M’はアルカリ
金属を示す)、アミノ基が結合したものでも良い。R3
、R4は炭素原子数2〜4のアルキレン基を示す。〕 本発明で用いるポリウレタン樹脂の製造において使用さ
れるポリイソシアネート(Qとしては2゜4−トリレン
ジイソシアネート、2 、6 ) JJレンジイソシア
ネート、p−フ二二レンジイソシアネート、ジフェニル
メタンジイソシアネート、m−フ二二レしジイソシアネ
ート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ナト2メチレ
ンジイソシアネート、3,3′−ジメトキシ−4,4′
−ビフェニレンジインシアネー)、2.4−ナフタレン
ジイソシアネート、3.3′−ジメチル−4,4′−ビ
7工二しンシイソシアネート、 4 、4’−ジフェニ
レンジインシアネート、4.4’−ジインシアネート−
ジフェニルエーテル、i、s’−す7タレンジイソシア
ネート、p−キシリレンジイソシアネーFsm−キシリ
レンジイソシアネート、ll3−ジインシアネートメチ
ルシクロヘキサン、1,4−ジイソシアネートメチルシ
クロヘキサン、 4 、4’−ジイソシアネートジシク
ロヘキサン、 4 、4’−ジイソシアネートシクロヘ
キシルメタン、インホロンジイソシアネート等のジイソ
シアネート化合物、あるいは全イソシアネート基のうち
7モル%以下の2.4−)リレンジイソシアネートの三
量体、ヘキサメチレンジイソシアネートの三量体等のト
リイソシアネート化合物があげられる。
また本発明で用いるポリウレタン樹脂の製造において使
用されるポリエステルジオール(2)は分子量が500
〜5,000の笥囲にあシ、原料成分は特定のリン化合
物を除くと以下のものがあげられる。
ポリエステルジオールのカルボン酸成分としては、テレ
フタル酸、イソフタル酸、オルソフタル酸、1,5−ナ
フタル酸などの芳香族ジカルボン酸、p−オキシ安息香
酸、p−(ヒドロ中ジェトキシ)安息香酸などの芳香族
オキシカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、アゼライン
酸、セパシン酸、ドデカンジカルボン酸などの脂肪族ジ
カルボン酸などを挙げることができる。シクロヘキサン
できる。
tたポリエステルジオールのグリコール成分としては、
エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−
プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−
ベンタンジオール、1.6−ヘキサンジオール、ネオペ
ンチルf IJ コ−ル、ジエチレングリコール、シグ
ロビレングリコール、2.2.4−1リメチル−1,3
−ベンタンジオール、シクロヘキサンジメタツール、ビ
スフェノールAのエチレンオキサイド付加物およびプロ
ピレンオキサイド付加物、水素化ビスフェノールAのエ
チレンオキサイド付加物およびプロピレンオキサイド付
加物、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、ポリテトラメチレングリコールなどがある。
無水トリメリット酸、トリメチロールプロパン、グリセ
リン等の三官能成分を性能が損なわれない範囲、望まし
くは全ジカルボン酸成分あるいは全グリコール成分の7
モル%以下の範囲内で使用してもよい。ポリエステルジ
オールとしては他に6−カプロラクトン等のラクトン類
を開環重合して得られるラクトン系ポリエステルジオー
ル類があげられる。
特にポリエステルジオールの30重量%以上が、ジカル
ボン酸成分の50〜100モル%が芳香族ジカルボン酸
、50〜0モル%が脂肪族および/又は脂環族ジカルボ
ン酸、グリコール成分の25〜100モル%がネオペン
チルグリコール、75〜0モル%が炭素数2〜10の脂
肪族、脂環族、芳香環含有グリコールより選ばれた1種
又はそれ以上のグリコールよシなるポリエステルジオー
ルであると、得られたポリウレタン樹脂は汎用的非磁性
支持体であるポリエチレンテレフタレートへの接着性に
優れ、耐摩耗性も良好となるため好ましい。
本発明で用いるポリウレタン樹脂を特徴づけるリン化合
物は、ポリエステルジオール中に共重合させるものであ
り、一般式■〜凹で示すことができるが、具体的な例と
して以下のものをあげることができる。
一般式(1)で示されるものとしては、一般式[13で
示されるものとしては、一般式l〕で示されるものとし
ては Na 0に 〇 ■ P (CH2CH20H) x           
     [相]Na ■ P(CH2CHxOH)z             
   @K Nm K Li P (CH2CHxCH20H)x         
       @■ Na P CCI(z CHi Cf(z OH) z   
             @K P(CH2CHzCkhOH)2          
      [相]Li P(CHICH2CHICHzOH)!       
      [株]占に P (CH2CHz OH) z          
        [相]OH OH P(CHxCH2CHzOH)*          
     [相]OH P (CHz CHz CH2CH20H) 2   
        ■OH 一般式〔v〕で示されるものとしては、r1 本発明で用いるポリウレタン樹脂を製造するに際して用
いられる分子量500〜5.000のポリエステルジオ
ール(4)は、前述したリン化合物を0.1〜20モル
%、全ジカルボン酸成分あるいは全グリコール成分に対
して含有されたものを少なくとも一成分とする。リン化
合物が0.1モル%未満では磁性粒子の分散性の向上が
みられず、20モル%を越えるとリンを含有しないポリ
エステルジオールを併用する際、相溶性が悪化し、均一
な樹脂が得られない。また単独で用いた場合にも吸湿性
の増大、溶液粘度の増大、他樹脂との相溶性の悪化がみ
られ好ましくない。一般式〇〜[VIK基づくリン含有
量はポリウレタン樹脂90.01〜2重量%の範囲が好
ましい。
ポリエステルジオール(2)は分子量500〜s、 o
 o 。
のものを使用する。分子量が500未満ではウレタン基
濃度が大きくなシ、樹脂の柔軟性、溶剤溶解性が低下す
る。また分子量がs、 o o oを越えると、ウレタ
ン基濃度が低下しポリウレタン樹脂に特有な強靭性、耐
摩耗性等が悪化する。
本発明で用いる分子量500未滴の鎖延長剤03)は、
樹脂中のウレタン基、あるいはウレア基濃度を調整しポ
リウレタン樹脂に特有な強靭性を付与する効果があり、
具体的な化合物としては、エチレングリコール、1.3
−プロピレングリコール、1.4−fトラメチレンクリ
コール、1.6−ヘキサンジオール、シクロヘキサンジ
メタツール、中シリレングリコール、ジエチレングリコ
ール、トリエチレングリコール、ビスフェノールAOエ
チレンオキサイド付加物等の直鎖グリコール、プロピレ
ンクリコール、ネオペンチルグリコール、1.2−ブタ
ンジオール、1,3−ブタンジオ−イド付加物等の分岐
グリコール、モノエタノールアミン、N−メチルエタノ
ールアミン等のアミノアルコール、エチレンジアミン、
ヘキサメチレンジアミン、イソホロンジアミン、ピペラ
ジン等のジアミンあるいは水等があげられる。
上記以外の鎖延長剤としては、トリエチルアミン、グリ
セリン等三官能成分を性能が損なわれない範囲、ポリエ
ステルジオール囚と鎖延長剤(5)の合計の5当量%以
下で使用してもよい。
鎖延長剤の分子量が500を越えるとポリウレタン樹脂
に特有な強靭性が低下するため好−ましくない。
本発明で用いるポリウレタン樹脂を製造する際インシア
ネート基と水酸基の比率はpo、as〜1.2の範囲に
あり、この比率によシ得られるポリウレタン樹脂の分子
量が決まる。インシアネート基が水酸基に対して過剰の
条件下では、得られるポリウレタン樹脂はインシアネー
ト基未満となるため、保存性が悪く又水酸基が過剰すぎ
るとポリウレタン樹脂の分子量が低くなるため、好まし
い範囲は171〜1/1.15である。
ポリウレタン樹脂の分子量は6,000〜50,000
の範囲にある。分子量6. OO0未満ではポリウレタ
ン樹脂の機械的強度が低下し、またso、oooを越え
ると溶液粘度が高くなりすぎ取扱い上困難になるため好
ましくない。
本発明で用いるポリウレタン樹脂の重付加反応は、全成
分を同時に反応させるワンショット法、ポリマーを鎖延
長剤により、さらに高分子化させるプレポリマー法とが
ある。本発明で用いる熱可  ゛塑性ポリウレタン樹脂
の場合、ワンショット法、プレポリマー法のいずれの方
法でも製造できる。
反応方法は原料を溶融状態で行なう方法、溶液中で溶解
して行なう方法があげられる。
反応触媒としてオクチル酸第−錫、ジプチル錫ジラウレ
ート、トリエチルアミン等を用いてもよい。
ウレタン化反応時のゲル化防止のためパラトルエン、ス
ルホン酸、ブタジェンスルホン、 無am、オキシ酸等
を用いてもよい。
また紫外線吸収剤、加水分解防止剤、酸化防止剤等をポ
リウレタン樹脂の製造前・製造中・あるいは製造後に添
加してもよい。
本発明においては、本発明で用いるポリウレタン樹脂以
外に、可撓性の調節、耐寒性・耐熱性の向上環の目的の
゛ために他の樹脂を添加するか、および/またはポリウ
レタン樹脂と反応して架橋する化合物を混合することが
望ましい。他の樹脂としては塩化ビニル系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂、セルロース系樹脂、エポキシ樹脂、フェ
ノヤシ樹脂、ポリビニルブチラール、アクリロニトリル
−ポリインシアネート化合物、エポキシ樹脂、メラミン
樹脂、尿素樹脂等がちシ、特にこれらの中でポリイソシ
アネート化合物が特に望ましい。
本発明の磁気記録媒体の磁性層に使用される強磁性粒子
としては、r−Fe2es、r−F’ezOsとFe5
Oaの混晶Cr Oz、コバルトをドープしたr−Fe
zOs又はFe s04、バリウムフェライト、および
に’e−Co%Fe−Co−Ni等の強磁性合金粉末な
どをあげることができる。
本発明の磁気記録媒体には必要に応じてジブチル7タレ
ート、トリフェニルホスフェートのような可塑剤、ジオ
クチルスルホ−ナトリウムサクシネート、t−メチルフ
ェノールーポリエチレンエーテル、エチルナフタレン・
スルホン酸ソーダ、ジラウリルサクシネート、ステアリ
ン酸亜鉛、大豆油レシチン、シリコーンオイルのような
潤滑剤や種々の帯電防止剤を添加することもできる。
(発明の効果) 本発明で用いるポリウレタン樹脂はポリウレタン樹脂製
造時の一成分であるボ、ジエステルジオール中に特定の
リン化合物を共重合することにより均一な樹脂となシ、
磁性粉子の分散性に優れる。
そのためこのポリウレタン樹脂を結合剤の少なくとも一
成分とする磁気記録媒体は磁性粒子の分散性が良好であ
シ、分散性に起因する特性、たとえば、磁性粒子の充填
性、配向性、磁性層の平滑性が優れ、粉落ちの少ない耐
久性の良いものとなる。
(実施例) 以下、実施例によシ、本発明を具体的に説明する。実施
例中、単に部とあるのは重量部を示す。
各物性は以下の方法に従って測定した。
Φ磁性層の光沢:60度光沢を測定する。
拳100回走行後の摩耗状態:磁気テープをピディオデ
ッキにかけ、100回走行後の磁性層の摩耗状態を観察
する。
・ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムとの
接着性:磁性層表面にセロテープを貼シ、セロテープを
剥した時の磁性層とPETフィルムとの剥離の程度を見
た。
0・・・・・・全く剥離なし Δ・・・・・・はぼ半分剥離 ×・・・・・・全面剥離 ポリエステルジオールの合成例 温度計、攪拌機を具備したオートクレーブ中にジメチル
テレフタレート194部、ジメチルイソフタレー) 1
94部、エチレングリコール149部、ネオペンチルグ
リコール166部およびテトラブトキシチタネート0.
05部を仕込み、150〜230Cで120分間加熱し
、エステル交換を行い、次いで2,3−ジヒドロキシプ
ロピルフェニル亜ホスホン酸ナトリウム(リン化合物(
011部を仕込み、220℃で更に1時間反応を行なっ
た。
次いで反応系を30分間で240℃まで昇温し、糸の圧
力を徐々に減じ、45分後に1〜3mHfと−し、この
条件で更[30分間反応を続けた。得らtelポリエス
テルジオール■は分子量2,500. NMR及びリン
含量率測定による組成分析では、テレフタル酸/イソフ
タル酸/エチレ°ングリコール/ネオペンチルグリコー
ル/2 、3−ジヒドロキシプロピルフェニル亜ホスホ
ン酸ナトリウム(50150155/43/2  モル
比)であった。
同様にして第1表記載のポリエステルジオール■〜@を
得た。ポリエステルジオール@、■はリン化合物を全グ
リコール成分の0.05モル%、25モル%共重合した
ものであり、@はリン化合物を含まない。
ポリウレタン樹脂の合成例 温度計、攪拌機、還流式冷却器を具備した反応容器中に
、)ルエン147部、メチルエチルケトン147部、前
記ポリエステルジオール■100部、ネオペンチルグリ
コール5部およびゲル化防止剤としてp−1ルエンスル
ホン酸0.01部を仕込ミ、溶解後; 4 、4’−ジ
フェニルメタンジイソシアネート21部およびジプチル
錫ジラウレート0.05部を仕込み、70〜80℃で1
0時間反応させた。
得られたポリウレタン樹脂溶液は固型分濃度30%、溶
液粘度50ポイズ(25℃)、ポリウレタン樹脂(2)
の分子量は21,000であった。
ポリウレタン樹脂の合成例2〜14 温1度計、攪拌機、還流式冷却器を具備した反応溶器中
に、  トルエン169部、メチルエチルケト7169
部、前記ポリエステルジオール050部。
分子t2.OOOのポリブチレンアジペート50部およ
びp−トルエンスルホンrI!0.01部を仕込み、溶
解後、ジフェニルメタンジイソシアネー)34.5部お
よびジブチル錫ジ2ウレー) 0.05部を仕込み、7
0℃で2時間反応させた後、ネオベンチシダリコール1
0部を投入し、70〜80℃で8時間反応させた。
第1表中、リン化合物は以下のものを示す。
■ 2 + 3  vヒドロキシプロピル−フェニルホ
ス7オン酸ナトリウム ■ 2 、3−ジヒドロキシプロピル−フェニル)ホス
7オン酸 @  213−ジヒドロキシプロピルーフェニルホスフ
オン酸ナトリウム [相] 2,3−ジヒドロキシプロビルークエニルホス
7オン酸カリウム ■ 2.3−ジヒドロキシプロピル−2−ナトリウムオ
キシフェニルホス7オン酸ナトリウム@ ビス(ヒドロ
キシプロピル)亜ホス7オン酸ナトリウム [相] ビス(ヒドロキシプロピル)ホス7オン酸ナト
  リ  ウ ム ■ カルボキシエチル−エトキシホス7オン酸ナト リ
 ウ ム 得られたポリウレタン樹脂(B)溶液は固型分濃度30
%、溶液粘度22ボイズ(25℃)であった。
またポリウレタン樹脂は分子t28,000であった。
ポリウレタン樹脂0〜(へ)を合成例1又は2と同様に
して8g2表の原料から得た。
ポリウレタン樹脂の合成例1と同様にして、〔tタシ、
ポリエステルジオール■の代わシにポリエステルジオー
ル@(分子量2,000、IJン化合物を共重合せず)
を用いて〕ポリウレタン樹脂Ω溶液を得た。固型分濃度
は30%、溶液粘度は7ボ脣 イズ(25℃)であり、またポリウレタン樹脂(0)の
分子量は、25,000であった。
ポリウレタン樹脂(0)〜0を合成例1又は2の方法に
よシ第2表に示す原料から得た。
第2表−1および2において、記号ならびに略号は以下
のものを示す。
PBA:ポリブチレンアジペート PCL:ポリカプロラクトン MDI:4,4’−ジフェニルメタンジインシアネート
TDI : 2,4−)リレンジイソシアネートIPD
I:インホロンジイソシアネートNPG :ネオベンチ
ルグリコール )ID:1,6−ヘキサンジオール DEGニジエチレングリコール 溶剤oo:メチルエチルヶトン/トルエン=1/1容量
比 溶剤CY):酢酸エチル 実施例 1 下記の配合割合の組成物をボールミルに入れて48時間
分散してから、インシアネート化合物、コロ$−)20
30(日本ポリウレタン工業■釦を硬化剤として5部加
え、更に1時間混合して磁性塗料を得た。これを厚み1
2μのポリエチレンテレフタレートフィルム上に、乾燥
後の厚みが5巾にスリットし、磁気テープを得た。
ポリウレタン樹脂固溶液     100部(固型分3
0% MEK/)ルエン=1/1溶液)コバルト被着r
 −Fears        120部オリーブ油 
            1部シクロヘキサノン   
      50部トルエン            
   100部MEK               
   50部得られた磁気テープの磁性層の光沢、10
0回走行後の摩耗状態およびポリエチレンテレブタンー
トフイルムとの接着性を第3表に示す。
実施例2〜19、比較例1〜8 実施例1で用いたポリウレタン樹脂(2)の代わりK、
第3表に記載した樹脂を用いて実施例1と同様にして磁
気テープを得た。各々の評価結果を第3表−1〜3に示
す。
なお、結合剤と磁性粒子の重量比は1/4である。
第3表−1〜3において、ポリウレタン樹脂溶液に配合
した他の樹脂は以下のものを示す。
アジペートタイプポリウレタン・・・日本ポリウレタン
社製「ニラボラン2301」 硝 化 綿・・・ダイセル社製R87−塩ビ、酢ビ系樹
脂・U、 C,C,社製1’−V A G HJ第3表
−1〜3から明らかなように、リン化合物を本発明の範
囲内に共重合したポリウレタン樹脂を用いた磁気記録媒
体は、角型比、磁性層の光沢、100回走行後の摩耗状
態およびPETフィルムとの接着性に優れる。
、   特許出願人 東洋紡績株式会社手続補正古(自
発) 昭和60年7月31日 1、 事件の表示 昭和58年特許願第170737号 2 発明の名称 磁気記録媒体 3、 補正をする者 事件との関係  特許出願人 大阪市北区堂島浜二丁目2番8号 明細f「の「発明の詳細な説明」の榴 5、 補正の内容 (1)−明細古筆13頁末行 −7・、−7へ 「CIl、0 す rcH,0 ■ 同第29頁第1表 (1が酸単位の欄「二塩基酸」を「多塩基酸」に訂正す
る。
(3)  同第30頁第2〜3行目 「フェニルホスフォン酸ナトリウム」を「亜ホスフイン
酸ナトリウム」に訂正する。
(4)  同第30頁第4〜5行目 「フェニルホスフィン酸」を「フェニル亜ホスフィン酸
」に訂正する。
(5)  同第30頁第6〜7行目 「フェニルホス7オン酸ナトリウム」を「フェニルポス
フィン酸ナトリウム」に訂正する。
(6)  同第30頁第8〜8行目 「フェニルホス7オン酸ナトリウム」を「フェニルホス
フィン酸す゛トリウム」に訂正する。
(7)  同第30頁第11行目 「フェニルポス7オン酸ナトリウム」を[フェニルホス
フィン酸ナトリウム」に訂正する。
(8)  同第30頁第12行口 「亜ホスフィン酸」を「亜ホスフィン酸」に訂正する。
(9)同第30頁14行口 「ホスフォ/酸」を「ポスフィン酸」に訂正する。
αα 同第32頁第2表−2[鎖延長剤(部)1の欄 「β−グリセリ/酸2ナトリウムl」を「β−グリセロ
リン酸ジナトリウム 1」に訂正する。
以    上 ! う 1、 事件の表示 昭和59年特許願第170737号 λ 発明の名称 磁気記録媒体 3、 補正をする者 事件との関係  特許出願人 大阪市北区堂島浜二丁目2番8号 4、 補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 5、補正の内容 (1)  明細書(昭和60年7月31日提出の手続捕
正書第2頁第5行目〜第3頁第10行目)「(3)  
同第30頁第2〜3行目 「フェニルホスフオン酸−−−−−−−−「ホスフィン
酸」に訂正する。」を削除する。
■ 明細書第29頁第2〜3行目 「フェニルホスフォン酸ナトリウム」を「亜ホスフイン
酸ナトリウム」に訂正する。
(3)  同第29頁第4〜5行目 「フェニル亜ホスフィン酸」を「フェニル亜ホスフィン
酸」に訂正する。
(4)  同第29頁第6〜7行目 「フェニルホスフォン酸ナトリウム」を「フェニルホス
フィン酸ナトリウム」に訂正する。
ら) 同第29頁第8〜9行目 「フェニルホス7オン酸ナトリウム」を「フェニルホス
フィン酸ナトリウム」に訂正する。
(6)  同第29頁第11行目 「フェニルホスフォン酸ナトリウム」を「フェニルホス
フィン酸ナトリウム」に訂正する。
■ 同第29頁第12行目 「亜ホスフィン酸」を「亜ホスフィン酸」に訂正する。
B) 同第29頁第14行目 「ホスフィン酸」を「ホスフィン酸」に訂正する。
(9)  明細四の以下の頁を差し換える。
以   上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 非磁性支持体上に、強磁性粉末を結合剤中に分散させた
    磁性材料を塗布した磁気記録媒体において、該結合剤中
    の成分として、分子量500〜5,000のポリエステ
    ルジオール(A)、分子量500未満の鎖延長剤(B)
    とポリイソシアネート(C)とを反応させることによっ
    て得られる分子量6,000〜50,000のポリウレ
    タン樹脂を含み、前記分子量500〜5,000のポリ
    エステルジオール(A)の少なくとも1種は、分子中に
    下記一般式( I )〜(V)で示されるリン化合物を全
    ジカルボン酸成分又はグリコール成分に対し0.1〜2
    0モル%共重合したものであることを特徴とする磁気記
    録媒体。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I )▲数式、化
    学式、表等があります▼(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(III)▲数式、化
    学式、表等があります▼(IV) ▲数式、化学式、表等があります▼(V) 〔式( I )〜(V)において、X、Yはエステル形成
    性官能基、R_1は炭素原子数3〜10の炭化水素基、
    Mはアルカリ金属原子、水素又は炭素原子数1〜4のア
    ルキル基、R_2は炭素原子数1〜12のアルキル基、
    シクロアルキル基又はアリール基を示す。アリール基は
    ハロゲン原子、ヒドロキシル基、−OM′(M′はアル
    カリ金属を示す)、アミノ基が結合したものでも良い。 R_3、R_4は炭素原子数2〜4のアルキレン基を示
    す。〕
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62246130A (ja) * 1986-04-18 1987-10-27 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気記録媒体
WO2020175634A1 (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 国立研究開発法人産業技術総合研究所 有機リン化合物の製造方法
CN114773282A (zh) * 2022-05-27 2022-07-22 杭州布朗生物医药科技有限公司 3-叔丁基-6-乙硫基-1,3,5-三嗪-2,4(1h,3h)-二酮的制备方法

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