JPS614724A - ピロ−ル系化合物の重合体の製造方法 - Google Patents

ピロ−ル系化合物の重合体の製造方法

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JPS614724A
JPS614724A JP12385284A JP12385284A JPS614724A JP S614724 A JPS614724 A JP S614724A JP 12385284 A JP12385284 A JP 12385284A JP 12385284 A JP12385284 A JP 12385284A JP S614724 A JPS614724 A JP S614724A
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JP
Japan
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polymer
halide
pyrrole compound
pyrrole
compound
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Pending
Application number
JP12385284A
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English (en)
Inventor
Masao Kobayashi
小林 征男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
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Publication of JPS614724A publication Critical patent/JPS614724A/ja
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  • Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、成形加工が可能で、かつ酸化安定性にすぐれ
た有機半導体材料として有用なピロール系化合物の重合
体の製造方法に関する。
直鎖状ピロール系化合物の重合体は、主鎖に共役した二
重結合を有し、特異な電気的特性を有する有機半導体と
しての用途が期待される。
ピロール系化合物の重合法としては、既に電気化学的に
重合する方法〔例えば金層、吉野2機能材料、A4.8
 (1984)l]および触媒を用いて化学的に重合す
る方法〔例えばP −Kowacic 、 I 。
I(houry and 、R、L 、 Elsenb
aumer SyntheticMetals、6 (
1983)、31:l]が知られている。しかし、電気
化学的に重合する方法では、フィルム状の重合体が得ら
れるものの、膜厚は極めて薄いものしか得られず、工業
的生産には不利であるという欠点を有している。また、
化学的に重合する方法では、ピロール系化合物をハロゲ
ン化し、次いでグリニヤール化し々ければならないとい
う合成上の煩雑さを有し、工業的生産に不利であるとい
う欠点を有している。
本発明者は、上記従来法の欠点を解消し、工業的に有利
なピロール系化合物の重合体の製造方法について鋭意検
討した結果、ピロール系化合物を特定の元素のハロダン
化物の存在下に重合させると、成形加工が可能で、かつ
酸化安定性のすぐれた有機半導体材料として有用なピロ
ール系化合物の重合体が得られることを見出し本発明に
到達した0 即ち、本発明は、一般式 (但し、式中R1は水素原子または炭素数が5以下のア
ルキル基、R2は炭素数が5以、下のアルキル基、nは
0,1または2である。)で表わされるピロール系化合
物をB、Sl、As。
sbおよびPから選ばれた少なくとも一種の元素のハロ
ゲン化物の存在下に重合させることを特徴とするピロー
ル系化合物の重合体の製造方法に関する。
本発明の方法によりて得られるピロール系化合物の重合
体は、直鎖状で適当な溶媒に可溶であ)、その電気伝導
度は半導体領域にあり、空気中に長時間放置しておいて
もその電気伝導度が変化しないと、とよシ、成形可能で
かつ酸化安定性の良好な有機半導体材料として有用であ
る。
本発明において用いられるピロール系化合物は、一般式
が (但し、式中R4は水素原子または炭素数が5以下のア
ルキル基% R2は炭素数が5以下のアルキル基、nは
0.Itたは2である。)で表わされるものでラシ、そ
の代表例としてはピロール、N−メチルーピ四−ル、N
−メチル−2−メチル−ピロール、N−メチル−3−メ
チルーピp−ル、3.3’−ジメチル−ピロール停がア
ケラれるが、必ずしもこれらの化合物に限定されるもの
ではない。
本発明において用いられる元素のハロゲン化物は、B 
、 Si 、 As 、 SbおよびPがら選ばれた元
素(7)ハo −:” ン化物fあシ、これら元素のハ
ロゲン化物のうちでもB 、 As 、 sbおよびP
がら選ばれた元素のハロゲン化物が好ましり、Asおよ
びsbがら選ばれた元素のハロゲン化物が特に好ましい
。また、ハロゲンとしてはフッ素、臭素、塩素およびヨ
ウ素をあげることができるがフッ素および塩素が好捷し
く、フッ素が特に好ましい。これら元素のハロゲン化物
の代表例としてはASF51 SbF5 pAsF3.
 BF3 、 PF5および5iF4等をあげることが
できる。これらの元素のハロダン化物は一種類のみを用
いて重合を行なうことも勿論可能であるが、二種類以上
を混合して用いても一向に差し支えない。
また、本発明において用いられる元素のハロゲン化物の
中には、光照射によって分解して上記元素のハロゲン化
物を生成する一般式 〔但し、nは5以下の正の整数、Yはリン原子、ヨウ素
原子、イオウ原子、セレン原子のいずれかである。Xは
A8F6. BF4. PF6. SbF6のいずれが
である。R3は水素原子、ハロゲン化物または炭素数が
lO以下の炭化水素基である。〕で表わされる元素のハ
ロゲン化物の錯体も含まれる。
これら元素のハロダン化物の錯体の代表例としては、以
下の化合物をあげることができる。
これら元素のハロゲン化物の錯体は一種類のみを用いて
重合を行なうととも勿論可能であるが、二種類以上を混
合して用いても一向に差し支えない。
元素のハロゲン化物または元素のハロダン化物の錯体の
使用量は特に制限は外いが、通常はピ筒−ル系化合物(
モノマー)1モルに対して0.0001〜lOモルであ
る。モノマー1モルに対シて10モルよシ多い元素のハ
ロゲン化物または元素のハロゲン化物の錯体を用いても
未反応の元素のハロゲン化物または元素のへ田ダ・ン化
物の錯体が多量に残シ特に有利なことはない。また、七
ツマー1モルに対してo、oooiモル未満の元素のハ
ロゲン化物または元素のハロゲン化物の錯体では未反応
モノマーが多量に残シ特に有利なことはない。
元素のハロゲン化物の錯体を用いる場合には光照射する
ことが必要であるが、本発明において用いられる光照射
の際の光の波長は、光によって元素のハロゲン化物の錯
体が分解する波長領域であれば特に制限はなく、通常は
1000 nm (ナノメーター)以下の波長の光を用
いることが好ましい。
本発明において重合温度は特に制限はないが通常は10
0℃以下、好ましくは50℃以下であシ、特に好ましく
は30℃以下である。100℃よシ高い温度で重合を行
なっても特に有利なことはない。
重合温度の下限は特に制限はなく、ビロール系化合物を
固体の状態で重合させることも可能であるが、重合温度
を液体窒素温度以下にすることは冷却コストが大幅に上
昇するだめ、経済的に好ましくない。
本発明において元素のハロゲン化物とビロール系化合物
との接触方法については特に制限はないが、例えば(1
)元素ハロゲン化物とビロール系化合物とを直接接触さ
せてビロール系化合物の重合体を生成せしめる方法、(
2)ビロール系化合物を適当な溶媒に溶解し、次いで元
素のハロダン化物と接触させてビロール系化合物の重合
体を生成せしめる方法等をあげることができる。また、
本発明において元素のハロゲン化物の錯体とビロール系
化合物との接触方法および光照射の方法については特に
制限はないが、例えば(1)ビロール系化合物と元素の
ハロゲン化物の錯体を同一反応器に仕込み、光照射して
ビロール系化合物の重合を行なう方法、(2)適当な溶
媒の存在下に元素の・・ログン化物の錯体に光照射し、
ビロール系化合物の重合を行々う方法等をあげることが
できる。
本発明の方法において得られるビロール系化合物の重合
体は直鎖状で適当な溶媒に可溶であシ、その電気伝導度
は半導体領域にあシ、空気中に長時間放置しておいても
その電気伝導度が変化しないことよシ、成形可能でかつ
酸化安定性の良好な有機半導体材料として工業的に極め
て有用である。
以下に実施例をあげて本発明をさらに詳細に説明するが
、本発明はこれら実施例によって何ら限定されるもので
はない。
実施例1 硝子製反応容器にピロール9.8g−を仕込み2時間室
温で真空脱気した。反応容器を液体窒素で冷却した後、
五フッ化ヒ素0.89 g−(5,2ミリモル)を反応
容器に導入し、次いで液体窒素をドライアイスメタノー
ルにかえて一78℃で3時間重合を行なった。重合反応
終了後、黒色の粉末が得られた。未反応モノマーをトル
エンに溶解して除去し、次いで真空乾燥して黒色粉末状
ポリマーを4.4P得た。この黒色粉末状ポリマーは、
■Rスペクトルよシ主に25位で重合したポリマーでチ
シ、マた、GPCよシその重合度は約39であることが
わかった。一方、元素分析よシ、その組成は、C:H:
N:As:F=1.OO: 1.29 : 0.24 
: 0.021:0.006(モル比、Ash = O
)であった。得られた黒色粉末状ポリマーの電気伝導度
(直流2端子法)は3.4X10  Ω ・m であシ
、トのポリマーを1週間空気中に放置してもその電気伝
導度は変化しなかった。
実施例2 実施例1で用いたピロールの代フにN−メチル−ピロー
ルを用い、五フ、化ヒ素の代りに、の光を照射した以外
は実施例1と全く同様に重合を行なって実施例1と全く
同様のN−メチル−ピロールの重合体を得た。
実施例3 実施例1で用いた五フッ化ヒ素の代シに、SbF5を1
.00 fI−用いた以外は実施例1と全く同様に重合
を行なって実施例工と同様に黒色のピ四−ルの重合体を
えた。
実施例4 実施例1において重合を25℃で行なったところ、得ら
れたピ四−ルの重合体の重合度は約18であった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、式中R_1は水素原子または炭素数が5以下の
    アルキル基、R_2は炭素数が5以下のアルキル基、n
    は0、1または2である。) で表わされるピロール系化合物をB、Si、As、Sb
    およびPから選ばれた少なくとも一種の元素のハロゲン
    化物の存在下に重合させることを特徴とするピロール系
    化合物の重合体の製造方法。
JP12385284A 1984-06-18 1984-06-18 ピロ−ル系化合物の重合体の製造方法 Pending JPS614724A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1297636C (zh) * 2002-03-08 2007-01-31 水燃料(控股)有限公司 燃料添加剂

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58196233A (ja) * 1982-05-13 1983-11-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 導電性ないし半導電性重合体組成物の製造法
JPS598723A (ja) * 1982-06-24 1984-01-18 バスフ アクチェン ゲゼルシャフト ピロ−ルの導電性共重合体及びその製法

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