JPS6146122A - 同期投入装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ 本発明は同期投入装置、特に電力系統に於いて、閉路さ
れている送ＩＲ＃ｓ、及び電気所内の連系しゃ断器に対
し、人為系にてしゃ断器を閉路する場合に異系統併入を
避けるべく設けられた同期投入装置に関するものである
。

［発明の技術的背景］ 電力系統に於いて、電気所内に設置されているしゃ断器
は、送電線の点検及び保護リレー装置等の定期点検時、
又、電力系統の事故により開路され、自動的に閉路され
ない場合があり、この開路されたしゃ断器に対しては人
為系により系統状態を確認していたが、近年では無人化
電気所が増加し、遠制装置等により操作されることが特
に多く、系統状態の確認が容易に判別できないために、
異系統併入による系統障害を引き起すことが考えられる
。

その対策として閉路するしゃ断器の線路電圧及び母線電
圧を検知させ、しゃ断器を閉路するための良否判定を行
なわせる同期投入装置が設置される傾向にある。これら
同期投入装置について、第２図のシステムブｎツク図に
より説明でろ。

本装置の設置されるシステムは、電力系統の母線１、送
電線２への電力ｒ入」、「切」をするしゃ断器３、送電
線２の線路電圧を検出する線路ＰＴ４、母線１の電圧を
検出する母線Ｐ丁５、これらＰＴ４、ＰＴ５を入力条件
としてしゃ断器３への閉路ざせるだめの条件を判別する
同期投入装置６、同期投入装置６へ起動信号及び同期投
入装＠６の出力信号を基にしゃ断器３の操作を行なう制
御装置７により構成されている。

動作は次の通りである。即ち、開路されたしゃ断器３に
対し、−制御装置７より閉路操作を行なう場合、線路Ｐ
Ｔ４及び母線ＰＴ５の条件を同期投入装置６へ入力し、
同期投入装置６の出力信号を基にし・−断器３へ閉路信
号を与え、系統を連系させる。

この場合、同期投入装置に於けるしゃ断器を閉路させる
ための良否判定を行なう概略機能図を第３図に示し以下
説明する。

しゃ断器を閉路させるための第１の投入成立条件Ａ、第
２の投入成立条件Ｂ１人力Ａ、ＢのＯＲ回路８の信号に
て駆動されるタイマー９、入力Ａ１Ｂの条件にて予め指
定された時限後に動作するタイマー９の信号により、良
否判定の信号を外部へ出力するリレー１１及びリレーを
駆動させるリレードライバー１０、電源１２により構成
される。

［背景技術の問題点］ 上記構成を有する従来装置の場合、入力Ａ又はＢの条件
にて、タイマー９にて確認時間をカウントさせ確認時局
終了後、投入成立条件としてリレー１１を介し外部へ出
力することになるが、タイマー９にて投入成立条件を確
認中に入力Ａから入力Ｂに、又入力Ｂから入力へに投入
成立条件が変化した場合、タイマー９は入力Ａ、Ｂの二
つの条件を引き継いでカウントすることになり、異系統
併入を引き起すことが考えられる。このため人力Ａ、Ｂ
の夫々の条件のみで確実に確認時間をカウントする装置
の改良が望まれていた。

［発明の目的］ 本発明は上記問題点を解決するためになされたものであ
り、投入成立条件が変化したことを検知し、再び投入成
立条件の確認時間を確実にカウントする同期投入装置を
提供することを目的としている。

〔発明の概要〕

投入成立条件確認中に系統条件が変化した場合は、その
新たな系統条件変化時より、再度確認時間′をカウント
させるよう考慮したものである。

［発明の実施例］ 以下図面を参照して実施例を説明する。第１図は、本発
明による同期投入装置の動作機能フローチャートである
。

機能構成は次−の通りである。開路させるしゃ断器３の
線路ＰＴ４、母線ＰＴ５の条件が第１の投入成立条件Ａ
（以下入力条件Ａと呼ぶ）かを判断するステップ１０１
、第２の投入成立条件Ｂ（以下入力条件Ｂと呼ぶ）かを
判断するステップ１０２、これらＰＴ４、ＰＴ５の条件
を基に入力条件Ａ１人力条件Ｂが変化したかを判断する
ステップ１０３、ステップ１０４、入力条件Ａ、入力条
件Ｂのいずれかが成立した場合に確認時間を設定するス
テップ１０５、入力条件Ａ、入力条件Ｂのいずれかが成
立中に状態が変化した場合確認時間をクリアーするステ
ップ１０６、入力条件Ａ、入力条件８が設定された時間
以上経過したかどうかを判断するステップ１０７、ステ
ップ１０７に於いて時間が経過した場合外部に出力信号
を出すステップ１０８により構成される。

動作は次の通りである。制御装置７よりの信号にて、入
力条件Ａが継続して成立していた場合は、ステップ１０
１→１０３→１０４→１０５→１０７→１０８を経過し
て、外部へ投入成立条件出力が行なわれる。

又、入力条件Ｂが継続して成立していた場合は、ステッ
プ１０１→１０２→１０３→１０４→１０５−＞１０７
→１０８を経過して、外部へ投入成立条件出力が行なわ
れる。

以上は確認時間中に入力条件Ａ、Ｂが変化しない場合で
あるが、ここで入力条件Ａが成立中に入力条件Ｂに変化
した場合は、 ステップ１０１→１０３→１０６→１０７→１０８とな
り、確認時間がクリアーされ、再び前記入力条件Ｂの成
立の ステップ１０１→１０２→１０３→１０４→１０５→１
０７−＞１０８を経過し、確認時間が最初からカウント
される。同様に入力条件Ｂが成立中に入力条件△に変化
した場合は、 ステップ１０１→１０２−１０３→１０４→１０６→１
０７→１０８となり、確認時間がクリアーされ、再び前
記入力条件Ａの成立 ステップ１０１→１０３→１０４→１０５→１０７→１
０８を経過し確認時間が最初からカウントされる。

［発明の効果］ 以上説明した如く、本発明によれば第１の投入成立条件
にて、−条件確認中に第２の投入成立条件に変化した場
合でも確実に確認時間をカウントすることができ、異系
統併入による系統障害を阻止することができる。

前記述べたように、第２の投入成立条件から第１の投入
成立条件に変化した場合でも同じである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による同期投入装置の動作機能ラローチ
ャート、第２図は同期投入装置が設置されるシステムの
ブロック図、第３図は従来の同期投入装置に於けるしゃ
断器を閉路させるための良否判定を行なう概略機能図で
ある。 １・・・母線　　　　　　　２・・・送電線３・・・し
ゃ断器　　　　　４・・・線路ＰＴ５・・・母線ＰＴ　
　　　　　’５・・・同期投入装置７・・・制御装置　
　　　　８・・・ＯＲ回路９・・・タイマー　　　　　
１０・・・リレードライバー１１・・・リレー　　　　
　　　１２・・・電源（７３１７）代理人　弁理士　則
近憲佑（他１名） 第１図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. しゃ断器の投入成立条件により予め決められた確認時間
   を経て、手動によってしゃ断器を投入する場合に異系統
   併入を避けるべく設けられた同期投入装置において、閉
   路するしゃ断器が接続される線路電圧及び母線電圧の状
   態検出信号により第１の投入成立条件を確認中に系統条
   件が変化し、第２の投入成立条件となった場合、新たな
   投入成立条件への変化時点より、再度投入成立条件の確
   認を行なうことを特徴とする同期投入装置。