JP2642427B2 - 配電系統の自動復旧操作装置 - Google Patents

配電系統の自動復旧操作装置

Info

Publication number
JP2642427B2
JP2642427B2 JP63179268A JP17926888A JP2642427B2 JP 2642427 B2 JP2642427 B2 JP 2642427B2 JP 63179268 A JP63179268 A JP 63179268A JP 17926888 A JP17926888 A JP 17926888A JP 2642427 B2 JP2642427 B2 JP 2642427B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
distribution
distribution line
remote monitoring
switch
operation device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63179268A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0232718A (ja
Inventor
保 松本
誠二 東
弘樹 河野
博 鈴木
昭 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP63179268A priority Critical patent/JP2642427B2/ja
Publication of JPH0232718A publication Critical patent/JPH0232718A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2642427B2 publication Critical patent/JP2642427B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、配電用変電所の2次側母線が上位系統事故
などにより停電し、その後に2次側母線が再送電された
場合に、配電系統を短時間のうちに、復旧送電できるよ
う機能する配電系統の自動復旧操作装置に関する。
(従来の技術) 通常配電系統は一つの変圧器から複数の配電線が引き
出され、一つの配電線は複数の配電線路開閉器により分
割されている。開閉器遠方監視制御装置は第2図に示す
ように各配電線路開閉器13−1〜13−4に対応してそれ
ぞれ子局6が配置され、親局5から伝送路7を経由して
伝送する選択信号により個別にそれぞれの子局6を選択
して「入」,「切」を制御している。そして配電線路開
閉器13−1〜13−4には、配電線事故時の事故区分検出
を容易にするために、無電圧解放形の自動開閉器が用い
られている。
この様な構成で、変電所の変圧器8またはその上位系
統に事故が起きた場合、その変圧器から電力が供給され
ている配電線12,12は全て停電となり、全ての配電線路
開閉器13−1〜13−4は「切」となる。その後事故が復
旧し変圧器8が正常に送電を開始しても、配電線12の全
区間に送電するには、親局5から各子局6を順次選択し
各配電線路開閉器13−1〜13−4を個別に「入」としな
ければならず、送電復旧に非常に長い時間を要する欠点
があった。
又、これを解決するために各開閉器毎に時限順送装置
を設けて、復旧操作を開閉器遠方監視制御装置によら
ず、時限順送装置の機能により行う方式もある。ここで
時限順送装置の機能は、電源側に電圧有,負荷側停電の
条件で一定時間(X時間)後、開閉器を「入」制御し、
その後さらに一定時間(Y時間)以内に停電すればロッ
クし、再び電源側に電圧有,負荷側停電の条件が成立し
ても、開閉器「入」制御をしない様になっているもので
ある。
第2図において、変電所の変圧器8またはその上位系
統に事故が起きた場合、配電線12はすべて停電となり、
すべての配電線路開閉器13−1〜13−4は「切」とな
る。その後事故が復旧し、変圧器8が正常に送電を開始
すると、配電線路開閉器13−1〜13−4は、時限順送装
置の機能により電源側、すなわち変電所に近い開閉器13
−1,13−2…からX時間後に順次投入されていく。
(発明が解決しようとする課題) しかして時限順送装置のX時間は、変電所の配電線保
護リレーの動作時間との協調をとって一般的には10秒程
度である。このことは、1配電線の亘長が長く、多数の
配電線路開閉器が設置されている場合には、配電線の末
端まで送電を完了するには10秒×n(n:配電線路開閉器
数)がかかることになる。配電線路開閉器数は、1配電
線当り都市部で5〜8台、郡部で15台程度になるところ
もあり、10秒×10=150秒もかかってしまうことにな
る。
このような従来の方式では、配電用変電所の2次側母
線が上位系統事故などにより停電し、その後再送電した
場合に、配電系統を復旧送電するのに長時間を要してい
た。
本発明の目的は、配電用変電所の2次側母線が停電
し、その後再送電した場合に自動的に短時間で配線系統
を復旧送電することができる配電系統の自動復旧操作装
置を得ることにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明による配電系統の自動復旧操作装置は、配電用
変電所の変圧器を通して電力の供給を受ける2次側母線
から引き出された配電線を、片端から電源電圧が供給さ
れているとき稼働状態となり且つ電源電圧が無停電にな
ると解放する型式の配電線路開閉器によって複数区間に
区分して配電系統を構成し、この配電系統の停電復旧は
上位系の停電復旧後に実施するようにした自動復旧操作
装置において、当該配電用変電所の母線電圧の有無情報
を伝送する遠方監視装置と、この遠方監視装置により伝
送される母線電圧の有無情報が所定時間内に電圧「無」
から「有」に変化したことを判定して前記配電線路開閉
器の一斉投入指令を出力する自動操作装置と、この自動
操作装置に対して自動操作可否条件を入力する操作条件
入力装置と、前記自動操作装置からの一斉投入指令を入
力し前記配電線開閉路の投入操作を行う開閉器遠方監視
制御装置とから構成したことを特徴とする。
(作 用) 本発明においては、配電用変電所の2次側母線が上位
系統事故などにより停電し、その後再送電された場合
に、遠方監視装置,自動操作装置,操作条件入力装置お
よび開閉器遠方監視制御装置の総合的な機能によって自
動的に短時間で配電系統を復旧送電を行うことができ
る。
(実施例) 以下本発明を第1図に示す実施例について説明する。
第1図において本発明が対応する配電系統も変圧器8か
ら変圧器2次側遮断器9を通して2次側母線10に電力が
供給されている。この2次側母線10には複数の配電線1
2,12がそれぞれ配電線引出用遮断器11,11を介して引き
出されている。この各配電線12,12は複数の配電線路開
閉器13−1〜13−4によって区分I〜Vに分割されてい
る。
しかして本発明においては、このように構成された配
電系統に対する自動復旧操作装置を改良したものであ
る。すなわち第1図において、1は配電用変電所の情報
を信号伝送路7を通して伝送する遠方監視装置親局、2
はその子局、3は遠方監視装置親局1からの情報を入力
し、配電系統の操作要否を判断して配電線路開閉器の一
斉投入指令を出力する自動操作装置、4は自動操作装置
3に対して、自動操作可否を設定する操作条件入力装
置、5は自動操作装置3からの一斉投入指令を受け、そ
の各子局6に対して一斉投入信号を信号伝送路7を通し
て送出する開閉器遠方監視制御装置親局である。
次にこのように構成された本発明による配電系統の自
動復旧操作装置の作用を説明する。第1図において、変
圧器8において事故が発生すると、図示していない保護
リレーの働きによって遮断器9が遮断され、2次側母線
10は停電する。また、変圧器8よりも上位系統の事故時
においても同様に2次側母線10は停電する。
2次側母線10が停電すると、その母線から電力を供給
していた配電線はすべて停電となり、開閉器13−1〜13
−4はすべて無電圧開放される。2次側母線10の電圧の
「無し」は図示していない電圧検出装置によって検出さ
れ、遠方監視装置子局2に入力され、遠方監視装置親局
1を経由して、自動操作装置3に入力される。
その後、事故が復旧し、2次側母線10が充電される
と、配電線12の第1区間が送電される。同時に、2次側
母線10の電圧「有」は遠方監視装置子局2、親局1を経
由して自動操作装置3に入力される。これにより、自動
操作装置3では、2次側母線電圧が再閉路動作の所定時
間内に「無」→「有」に変化したことを判定し、開閉器
遠方監視制御装置親局5に対し、一斉投入指令を出力す
る。
ただし、この場合操作条件入力装置4において、当該
バンクの「操作否」が、あらかじめ設定されていれば、
一斉投入指令は出力しない。操作条件入力装置4は、バ
ンク毎にオペレータが操作可否を設定するためのもの
で、例えば、変電所の定期点検などで、2次側母線電圧
有無情報が遠方監視装置により伝送されてきても、自動
操作装置3においてその情報を無視するように、あらか
じめ設定できるものである。
開閉器遠方監視制御装置親局5では一斉投入指令を受
信するとその子局6に対して一斉投入信号をあらかじめ
決められた回数で出力する。ここで、一斉投入信号は、
例えばパルスコード式の開閉器遠方監視制御装置では、
各子局6毎に、アドレスが決められている訳であるが、
すべての子局6が受信できる共通アドレス(例えば、ア
ドレスコードが全ビット「1」)を決めておき、この信
号を受信すれば、一斉投入信号とみなす様に決めておけ
ばよい。
また、各子局6は、一般的に高圧配電線から、その装
置駆動電源を得ているため、配電線路開閉器13−1〜13
−4の両側が停電していると稼働できないが、どちらか
の一方の電源があると子局6は稼働する。
事故復旧後、第I区間が送電されると配電線路開閉器
13−1の子局6のみが稼働状態となる。子局6は一斉投
入信号を受信すると、停電前の開閉器状態が「入」であ
った場合には、配電線路開閉器13−1に対して、投入信
号を出力する。
この動作により、第II区間が送電される。開閉器遠方
監視制御装置親局5からの一斉投入信号は、繰り帰し出
力されるので、同様にして配電線路開閉器13−2,13−3,
13−4と順次投入される。
第1図のケースでは、一斉投入信号は、4回出力すれ
ば、複数の配電線が、同時並列処理的に、末端まで送電
されることになる。処理時間は、開閉器遠方監視制御装
置5の伝送速度や情報伝送量にもよるが、一般的には、
親局送信から子局受信まで1秒前後であり、本実施例で
は、4秒前後で、復旧送電できることになる。
以上述べた様に、本発明においては、配電用変電所や
上位系統の事故復旧後の配電系統の送電が自動的に、短
時間で行うことができる。
なお、以上の実施例では、子局6への一斉投入信号
は、開閉器遠方監視制御装置親局5からあらかじめ決め
られた回数出力する様にしたが、自動操作装置3から複
数回一斉投入指令を出力してもよいし、自動操作装置3
から一斉投入指令とともに、出力回数を開閉器遠方監視
制御装置親局5に与えるようにしてもよい。その他、本
発明は、その主旨を変更しない範囲内で種々変更して実
施得るものである。
[発明の効果] 以上の様に、本発明によれば、配電用変電所の2次側
母線が上位系統事故などにより停電し、その後、再送電
された場合に、自動的に、短時間で、配電系統を復旧送
電できる配電系統操作装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による配電系統の自動復旧操作装置の一
実施例を説明する系統図、第2図は従来の自動復旧操作
装置を説明する系統図である。 1……遠方監視装置親局 2……遠方監視装置子局 3……自動操作装置 4……操作条件入力装置 5……開閉器遠方監視制御装置親局 6……開閉器遠方監視制御装置子局 8……変圧器 10……二次側母線 12……配電線 13−1〜13−4……配電線路開閉器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 弘樹 東京都港区芝浦1丁目1番1号 株式会 社東芝本社事務所内 (72)発明者 鈴木 博 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東 芝府中工場内 (72)発明者 高橋 昭 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東 芝府中工場内 (56)参考文献 特開 昭58−12532(JP,A) 特開 昭56−19338(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配電用変電所の変圧器を通して電力の供給
    を受ける2次側母線から引き出された配電線を、片端か
    ら電源電圧が供給されているとき稼働状態となり且つ電
    源電圧が無停電になると解放する型式の配電線路開閉器
    によって複数区間に区分して配電系統を構成し、この配
    電系統の停電復旧は上位系の停電復旧後に実施するよう
    にした自動復旧操作装置において、当該配電用変電所の
    母線電圧の有無情報を伝送する遠方監視装置と、この遠
    方監視装置により伝送される母線電圧の有無情報が所定
    時間内に電圧「無」から「有」に変化したことを判定し
    て前記配電線路開閉器の一斉投入指令を出力する自動操
    作装置と、この自動操作装置に対して自動操作可否条件
    を入力する操作条件入力装置と、前記自動操作装置から
    の一斉投入指令を入力し前記配電線開閉器の投入操作を
    行う開閉器遠方監視制御装置とから構成したことを特徴
    とする配電系統の自動復旧操作装置。
JP63179268A 1988-07-20 1988-07-20 配電系統の自動復旧操作装置 Expired - Lifetime JP2642427B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63179268A JP2642427B2 (ja) 1988-07-20 1988-07-20 配電系統の自動復旧操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63179268A JP2642427B2 (ja) 1988-07-20 1988-07-20 配電系統の自動復旧操作装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0232718A JPH0232718A (ja) 1990-02-02
JP2642427B2 true JP2642427B2 (ja) 1997-08-20

Family

ID=16062873

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63179268A Expired - Lifetime JP2642427B2 (ja) 1988-07-20 1988-07-20 配電系統の自動復旧操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2642427B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101849536B1 (ko) * 2016-04-22 2018-04-18 (주)아모레퍼시픽 외부를 녹인 함침부재를 갖는 화장품

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0232718A (ja) 1990-02-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6008971A (en) Fault protection arrangement for electric power distribution systems
GB2117542A (en) Command and monitoring apparatus
JP2642427B2 (ja) 配電系統の自動復旧操作装置
JP3085007B2 (ja) 配電線の停電極小化システムおよびその方法
US2936442A (en) Alternate channel supervisory control system
JP2001078371A (ja) 商用−非常用電源の相互バックアップシステム
JP2002101555A (ja) 監視制御システム及び自動送電方法
JPH04304716A (ja) 海底ケーブルシステム給電方式
JP3306597B2 (ja) 配電線開閉器制御方法及び装置
JPH0223067Y2 (ja)
JPH09163637A (ja) 遠隔制御電力遮断システム及びその装置
JP2677696B2 (ja) 配電線事故区間切離方式
JP3045748B2 (ja) 電源切り換え方法
JP2677695B2 (ja) 配電線事故区間切離方式
SU1010595A1 (ru) Устройство дл дистанционного управлени объектом
JP3041632B2 (ja) 配電線事故区間切離方法
JP2621992B2 (ja) 無停電受電装置
JPH05236674A (ja) 停電対策システム
JPS607421B2 (ja) データ伝送装置
JP3400864B2 (ja) 配電設備
JP2931626B2 (ja) 電力系統自動復旧装置
JPH02247799A (ja) 防災行政無線システムにおける停電表示方式
JPH07163047A (ja) 配電設備
JPH07222353A (ja) 配電系統の開閉装置
JPH0646848B2 (ja) 配電線自動化装置

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090502

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090502

Year of fee payment: 12