JPH07222353A - 配電系統の開閉装置 - Google Patents

配電系統の開閉装置

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JPH07222353A
JPH07222353A JP6025996A JP2599694A JPH07222353A JP H07222353 A JPH07222353 A JP H07222353A JP 6025996 A JP6025996 A JP 6025996A JP 2599694 A JP2599694 A JP 2599694A JP H07222353 A JPH07222353 A JP H07222353A
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JP
Japan
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power supply
switch
switching
normal
power
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JP6025996A
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English (en)
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Mikinari Tanda
幹成 反田
Hironori Matsunaga
宏則 松永
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型かつ簡素,安価な構成により、需要家系
統の停電を極めて短時間に抑え、しかも、停電が復旧し
たときに自動的に元の常給電状態に切戻して良好な負荷
バランスを保つ。 【構成】 配電系統の2幹線3,4と2給電端5,6と
の間それぞれに設けられた幹線毎の常閉の常給電用開閉
器15,16と、両給電端5,6間に設けられた常開の
1個の給電切替用開閉器17と、両幹線3,4の電圧を
監視する幹線監視手段と、この監視手段の監視出力に基
づく両幹線3,4のいずれかの停電の検出により事故幹
線側の開閉器15又16を開放して開閉器17を即時に
閉成し,常給電状態から予備給電状態に切替える給電切
替手段と、幹線監視手段の監視出力に基づく事故幹線の
停電復旧の検出により事故幹線側の開閉器15又は16
を閉成して開閉器17を開放し,予備給電状態から常給
電状態に切戻す給電切戻手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、常用・予備の自動切替
機能を有し、配電系統の2幹線から引込んだ電力を2個
所の需要家系統に給電する配電系統の開閉装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種自動切替機能を有する開閉
装置の1例として地中配電線用の地上設置型高圧引込み
開閉装置(地上設置型常用予備自動切替装置)がある。
【0003】この従来装置は地中に埋設された高圧配電
系統の2幹線(以下A幹線,B幹線という)を相互に逆
に常用幹線,予備幹線として2個所の需要家系統に電力
を給電するため、地上設置された筐体に図4に示す開閉
器部1と制御部2とを収容して形成される。
【0004】そして、A,B幹線3,4に接続された開
閉器部1は、高圧電力供給口として、A幹線3を常用幹
線とする一方の需要家側の給電端5と、B幹線4を常用
幹線とする他方の需要家側の給電端6とを有し、給電端
5は常閉の常用側開閉器7,常開の予備側開閉器8を介
して両幹線3,4に接続され、給電端6は常閉の常用側
開閉器9,常開の予備側開閉器10を介して両幹線4,
3に接続されている。
【0005】したがって、A,B幹線3,4が共に健全
な通常時は、A幹線3の高圧電力が開閉器7,給電端5
を介して一方の需要家系統に供給され、B幹線4の高圧
電力が開閉器9,給電端6を介して他方の需要家系統に
供給される。
【0006】つぎに、制御部2はロジック回路等のハー
ドウエア或いはマイクロコンピュータを用いたソフトウ
エアにより形成され、A,B幹線3,4に接続された開
閉器部1の制御トランス11,12の2次側出力を駆動
電源及び停電の監視情報に用いて動作する。
【0007】そして、A,B幹線3,4のいずれか一
方,例えばA幹線3に地絡事故等が発生すると、変電所
等のA幹線3の遮断器が開放して該幹線3が停電する。
この停電に基づくA幹線3の電圧消失等により、制御部
2はA幹線3の停電の発生を検出する。
【0008】そして、1分程度の前記遮断器の再閉路時
限に変電所等の事故検出等に必要な秒オーダーの系統安
定時間を加算して設定された所定時限が経過してもA幹
線3の停電が継続していれば、このとき、開閉器7を開
放して開閉器8を投入し、一方の需要家系統の給電幹線
を事故幹線(A幹線3)から健全な予備幹線(B幹線
4)に切替え、一方の需要家の高圧給電を自動的に復旧
する。
【0009】なお、変電所等の遮断器の再閉路が成功
し、前記所定時限が経過したときにA幹線3が停電から
復旧していれば、負荷バランス等を考慮し、制御部2は
前記の給電幹線の切替えを行わず、一方の需要家系統の
給電幹線をA幹線3に保持する。
【0010】また、B幹線4が停電したときも、制御部
2が前記のA幹線3の停電の場合と同様に動作し、開閉
器9を開放して開閉器10を閉成し、他方の需要家系統
の給電幹線を事故幹線(B幹線4)から健全な予備幹線
(A幹線3)に切替える。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記図4の従来の配電
系統の開閉装置の場合、A幹線3又はB幹線4が停電す
ると、変電所等の遮断器の再閉路時限に系統安定時間を
加算して設定された比較的長い所定時限が経過するまで
給電幹線の常用から予備への切替えが行われず、需要家
系統の停電が長時間継続する虞がある。
【0012】また、一旦常用から予備に給電幹線が切替
わると、その後に事故幹線の遮断器が再閉路し、事故幹
線が正常に復旧しても、作業員の手動操作で開閉器の切
戻しが行われるまで予備幹線からの給電が継続し、この
間、2幹線3,4が共に健全であるにもかかわらず、い
わゆる片幹線の給電が行われて負荷バランスの悪い状態
に保たれる問題点がある。
【0013】さらに、図4からも明らかなように、幹線
毎(給電端5,6毎)に常用側,予備側の開閉器7,8
又は9,10を要し、装置全体として合計4個もの高圧
配電用(電力用)の開閉器が必要になり、大型かつ,複
雑,高価になる等の問題点もある。
【0014】本発明は、小型かつ簡素,安価な構成によ
り、常用幹線の停電時の需要家系統の停電を極めて短時
間に抑え、しかも、停電が復旧したときに自動的に元の
常給電状態に切戻して良好な負荷バランスを保つように
することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明の配電系統の開閉装置においては、配電系
統の2幹線と2給電端との間それぞれに設けられた幹線
毎の常閉の常給電用開閉器と、両給電端間に設けられた
常開の1個の給電切替用開閉器と、両幹線の電圧を監視
する幹線監視手段と、
【0016】この監視手段の監視出力に基づく両幹線の
いずれかの事故停電の検出により事故幹線側の常給電用
開閉器を開放して給電切替用開閉器を即時に閉成し,常
給電状態から予備給電状態に切替える給電切替手段と、
幹線監視手段の監視出力に基づく事故幹線の停電復旧の
検出により事故幹線側の常給電用開閉器を閉成して給電
切替用開閉器を開放し,予備給電状態から常給電状態に
切戻す給電切戻手段とを備える。
【0017】
【作用】前記のように構成された本発明の配電系統の開
閉装置の場合、2幹線が共に健全な通常時は幹線毎の常
給電用開閉器が閉成して給電切替用開閉器が開放し、2
給電端に接続される2個所の需要家系統に、相互に逆の
それぞれの常用幹線の電力が給電される。
【0018】つぎに、両幹線のいずれか一方が停電する
と、給電切替手段はこの停電を検出し、事故幹線側の常
給電用開閉器を開放するとともに、この開放後、即時に
給電切替用開閉器を閉成する。
【0019】そのため、停電が発生すると、事故幹線を
常用幹線とする需要家系統の給電幹線が、従来のような
時限動作でなく、直ちに健全な他方の幹線(予備幹線)
に切替わり、この幹線の電力が給電切替用開閉器を介し
て需要家系統に給電され、この系統の停電時間が従来よ
り極めて短くなる。
【0020】つぎに、事故幹線がその遮断器の再閉路,
再々閉路等によって停電から復旧すると、給電切戻手段
が事故幹線側の常給電用開閉器を閉成して給電切替用開
閉器を開放し、自動的に元の常用幹線の給電に切戻す。
【0021】
【実施例】1実施例について、図1ないし図3を参照し
て説明する。図1は図4の従来装置に対応する地中配電
線用の地上設置型の開閉装置に適用した場合の構成を示
し、同図において、図4と同一符号は同一のものを示
す。
【0022】そして、図4の開閉器部1,制御部2に対
応する開閉器部13,制御部14は、従来装置の場合と
同様、地上設置された筐体に収容される。さらに、開閉
器部13は地中に埋設された高圧配電系統のA,B幹線
3,4と給電端5,6との間それぞれに図4の開閉器
7,9に相当する幹線毎の常閉の常給電用開閉器15,
16が設けられ、給電端5,6間に常開の1個の給電切
替用開閉器17が設けられる。
【0023】すなわち、開閉器部13は開閉器部1の幹
線毎(給電端毎)の計2個の予備側開閉器8,10の代
わりに、給電端5,6間を橋絡する1個の給電切替用開
閉器17を設け、給電端5,6に接続される2個所の需
要家系統の常用,予備の切替えを行う。
【0024】この場合、図4の従来装置のように計4個
の電力用の開閉器7〜10を設ける代わりに、計3個の
電力用の開閉器15〜17を設ければよいため、小型か
つ簡素,安価に形成される。
【0025】つぎに、制御部14はロジック回路等のハ
ードウエア或いはコンピュータのソフトウエアにより形
成され、電圧計測部18,処理部19及び開閉制御部2
0を有し、つぎの各手段の機能を備える。 (i) 幹線監視手段 電圧計測部18が形成し、制御トランス11,12の2
次側出力によりA,B幹線3,4の電圧を監視する。
【0026】(ii)給電切替手段 処理部19及び開閉制御部20が形成し、幹線監視手段
の監視出力に基づくA,B幹線3,4のいずれかの停電
の検出により、事故幹線側の常給電用開閉器15又は1
6を開放して給電切替用開閉器17を即時に閉成し、常
給電状態から予備給電状態に切替る。
【0027】(iii) 給電切戻手段 処理部19及び開閉制御部20が形成し、幹線監視手段
の監視出力に基づく事故幹線3又は4の停電復旧の検出
により事故幹線側の常給電用開閉器15又は16を閉成
して給電切替用開閉器17を開放し、予備給電状態から
元の常給電状態に切戻す。
【0028】そして、制御部14は図4の制御部2と同
様、A,B幹線3,4に接続された制御トランス11,
12の2次側出力を駆動電源及び事故停電の監視情報に
用いて動作し、電圧計測部18は制御トランス11,1
2の2次側出力により両幹線3,4の電圧を常時検出し
て監視し、検出電圧のアナログ又はデジタルの信号を監
視出力として処理部19に供給する。
【0029】この処理部19は供給された検出電圧の信
号からA,B幹線3,4の状態を判別し、変電所等の幹
線3,4の遮断器のトリップ開放に基づく電圧消失等か
ら幹線3,4それぞれの停電の発生を検出する。
【0030】そして、この検出に基づき直ちに事故幹線
側の常給電用開閉器15又は16の開放を開閉制御部2
0に指令し、この指令に基づいて開閉器15又は16が
開放すると、即時に給電切替用開閉器17の投入を開閉
制御部20に指令し、常給電状態から予備給電状態に切
替える。
【0031】さらに、停電が発生すると、事故区間の検
出,切離し等を行うため、変電所等の事故幹線の遮断器
が時限動作で投入され、その再閉路,再々閉路等が試み
られる。
【0032】そして、再閉路,再々閉路等の成功による
事故幹線の停電復旧を検出するため、処理部19は停電
の検出後、内部タイマにより、再閉路,再々閉路等の切
替時限を計時する。なお、これらの切替時限は復旧を確
実に検出するため、つぎに説明するように設定される。
【0033】例えば、再閉路の切替時限をTとすると、
この時限Tは、1分程度の遮断器の再閉路時限τ1 に、
この再閉路の投入により遮断器が再び開放トリップする
時間より若干長い秒オーダーの余裕時間(系統安定時
間)τ2 を加算した時間に設定される。そして、切替時
限Tが経過すると、この直後の検出電圧の信号により、
処理部19は事故幹線の停電が継続中か否かを判別す
る。
【0034】この判別結果が停電継続中であれば、切替
時限Tと同様の再々閉路に対する切替時限が経過したと
きに、処理部19は再び事故幹線の停電が継続中か否か
を判別する。すなわち、予備給電状態に切替わると、処
理部19は変電所等の遮断器の再閉路,再々閉路等に伴
なって事故幹線が停電復旧したか否かを繰返し判別して
確認する。
【0035】そして、前記再閉路又は再々閉路に成功
し、事故幹線が停電から復旧すると、直ちに事故幹線側
の常給電用開閉器15又は16の投入を開閉制御20に
指令し、この指令に基づいて開閉器15又は16が閉成
した後、給電切替用開閉器17の開放を開閉制御部20
に指令し、予備給電状態から元の常給電状態に自動的に
切戻す。
【0036】一方、開閉制御部20は処理部19の投
入,開放の指令に基づき、例えば開閉器部13の開閉器
15〜17のリレーコイルの通電をオン,オフし、開閉
器15〜17を投入,開放する。
【0037】したがって、A,B幹線3,4が共に健全
な通常時は、常給電状態の制御により常給電用開閉器1
5,16が閉成して切替用開閉器17が開放し、常用幹
線としてのA,B幹線3,4の電力が常給電用開閉器1
5,16,給電端5,6を介して2個所の需要家系統そ
れぞれに給電される。
【0038】つぎに、例えばA幹線3に何らかの事故が
発生し、この幹線3が停電した場合について説明する。
まず、地絡事故等の復旧に時間がかかる一般的な停電の
場合につき、図2を参照して説明する。
【0039】この図2において、(a),(b)はA,
B幹線3,4の充電,停電の状態を示し、(c)〜
(e)は開閉器15〜17の開,閉の状態を示し、
(f)は給電端5の充電,停電の状態を示す。なお、図
中の「充」,「停」は充電,停電を意味し、「開」,
「閉」は開放,閉成を意味する。
【0040】そして、t1 に事故が発生し、A幹線3の
遮断器がトリップ開放してA幹線3が停電すると、この
停電の検出に基づく処理部19の開放指令により常給電
用開閉器15が直ちに開放し、この開放直後の処理部1
9の投入指令により給電切替用開閉器がt2 に閉成し、
給電端5に接続される一方の需要家系統の給電幹線が停
電した常用幹線(事故幹線)3から健全な予備幹線4に
切替わり、常給電状態から予備給電状態に切替わる。
【0041】したがって、常用系統3に停電が発生する
と、直ちに常用から予備に給電幹線が切替わり、需要家
系統の停電期間が従来の事故幹線の遮断器の再投入の結
果を確認してから切替える時限動作の場合より極めて短
くなる。そして、t1 から再投入時限τ1 が経過してt
3 になると、事故幹線3の遮断器が事故区間の確認等の
ために投入されて再閉路される。
【0042】このとき、一般的な事故停電であれば、再
閉路した遮断器が時間τ2 の経過前に再びトリップ開放
し、事故停電の発生から所定の切替時限T(=τ1 +τ
2 )が経過するt4 にはA幹線3が再び停電する。そし
て、処理部19はt4 での停電検出により、事故幹線3
の停電が継続していることを判別し、予備給電状態に保
持する。
【0043】さらに、事故幹線3の遮断器が事故区間の
切離し等のために再投入から一定時限後に再々投入され
て再々閉路すると、再閉路の場合と同様にしてこの再々
閉路から一定時間後に処理部19が事故幹線3の停電が
継続しているか否かを判別する。
【0044】このとき、停電が継続していれば処理部1
9は引続いて予備給電に保持し、停電が復旧していれば
処理部19が開閉制御部20に常給電用開閉器15の投
入を指令した後給電切替用開閉器17の開放を指令し、
常給電用開閉器15,16を閉成して元の常給電状態に
切戻す。
【0045】つぎに、事故幹線3の遮断器の再閉路に成
功し、再閉路によって停電が短時間で復旧する停電の場
合につき、図3を参照して説明する。同図において、
(a)〜(f)は図2の(a)〜(f)と同一の物の状
態を示す。
【0046】また、t1 ’〜t4 ’は図2のt1 〜t4
に対応する時刻を示す。そして、t1 ’に事故が発生す
ると、処理部19の指令に基づき、t1 ’に常給電用開
閉器15が開放してt2 ’に給電切替用開閉器17が閉
成し、常給電状態から予備給電状態に切替わる。
【0047】さらに、t3 ’に事故幹線3の遮断器が投
入され、このとき、遮断器が再閉路に成功すると、事故
幹線3が復旧する。この場合、処理部19はt4 ’に事
故幹線3の停電が復旧したことを判別し、開閉制御部2
0に常給電用開閉器15の投入,給電切替用開閉器17
の開放を指令する。
【0048】この指令によりt4 ’の直後のt5 ’に常
給電用開閉器15が閉成して給電切替用開閉器17が開
放し、元の常給電状態に切戻される。
【0049】したがって、事故幹線3が復旧して健全幹
線に戻ると、従来のような作業員の切替操作を待つこと
なく、給電端5に接続される一方の需要家系統の給電系
統が予備系統4から復旧した常用幹線3に自動的に切戻
され、負荷バランスの悪いいわゆる片幹線の給電状態が
必要最小限度に抑えられ、良好な負荷バランスが保たれ
る。
【0050】そして、B幹線3に停電事故が発生したと
きにも、前記と同様の切替が行われる。ところで、処理
部19による事故幹線の停電の判別手法等は実施例に限
定されるものではなく、例えば、予備給電状態に切替っ
た後、常時電圧を監視して判別してもよい。
【0051】また、制御部14の構成等も実施例に限定
されるものではない。そして、配電系統が実施例のよう
な高圧配電系統以外であっても適用することができ、常
用,予備の切替機能を有し、2幹線から2個所の需要家
系統それぞれに給電する種々の配電系統の開閉装置に適
用することができる。
【0052】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、以下に記載する効果を奏する。幹線監視手
段の監視結果により2幹線のいずれか一方の事故停電が
検出されると、給電切替手段により事故幹線側の常給電
用開閉器が開放して即時に給電切替用開閉器が閉成し、
常給電状態から予備給電状態に直ちに切替わるため、予
備給電への切替えに伴う需要家系統の停電時間が極めて
短時間に抑えられる。
【0053】しかも、予備給電状態に切替った後、事故
幹線がその遮断器の再閉路等により停電から復旧する
と、給電切戻手段により事故幹線側の常給電用開閉器が
投入されて給電切替用開閉器が開放し、自動的に予備給
電状態から元の常給電状態に戻るため、負荷バランスの
悪い状態が必要最小限度に抑えられて良好な負荷バラン
スに保たれる。
【0054】そして、2個の常給電用開閉器と1個の給
電切替用開閉器との計3個の電力用の開閉器のみを使用
する構成であるため、従来装置より小型かつ簡素,安価
に形成することができる。したがって、小型かつ簡素,
安価な構成により、常用幹線の事故停電時の需要家系統
の停電を極めて短時間に抑え、しかも、停電が復旧した
ときに、自動的に元の常給電状態に切戻して良好な負荷
バランスを保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の配電系統の開閉装置の1実施例のブロ
ック結線図である。
【図2】(a)〜(f)は停電が発生したときの図1の
動作説明用の1例のタイミングチャートである。
【図3】(a)〜(f)は停電が発生したときの図1の
動作説明用の他の例のタイミングチャートである。
【図4】従来装置のブロック結線図である。
【符号の説明】
3,4 配電系統の幹線 5,6 給電端 15,16 常給電用開閉器 17 給電切替用開閉器 18 電圧計測部 19 処理部 20 開閉制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配電系統の2幹線と2給電端との間それ
    ぞれに設けられた幹線毎の常閉の常給電用開閉器と、 前記両給電端間に設けられた常開の1個の給電切替用開
    閉器と、 前記両幹線の電圧を監視する幹線監視手段と、 該監視手段の監視出力に基づく前記両幹線のいずれかの
    停電の検出により事故幹線側の前記常給電用開閉器を開
    放して前記給電切替用開閉器を即時に閉成し,常給電状
    態から予備給電状態に切替える給電切替手段と、 前記幹線監視手段の監視出力に基づく事故幹線の停電復
    旧の検出により前記事故幹線側の常給電用開閉器を閉成
    して前記給電切替用開閉器を開放し,前記予備給電状態
    から前記常給電状態に切戻す給電切戻手段とを備えたこ
    とを特徴とする配電系統の開閉装置。
JP6025996A 1994-01-29 1994-01-29 配電系統の開閉装置 Pending JPH07222353A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005326195A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Toshiba Corp 電源切替時間測定装置
CN105391030A (zh) * 2015-11-12 2016-03-09 国家电网公司 基于网络拓扑结构负荷逐渐加载聚合的计划孤岛划分方法

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