JPH0591658A - 配電線路の区分開閉装置 - Google Patents

配電線路の区分開閉装置

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JPH0591658A
JPH0591658A JP27690591A JP27690591A JPH0591658A JP H0591658 A JPH0591658 A JP H0591658A JP 27690591 A JP27690591 A JP 27690591A JP 27690591 A JP27690591 A JP 27690591A JP H0591658 A JPH0591658 A JP H0591658A
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JP
Japan
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switchgear
distribution
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Pending
Application number
JP27690591A
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English (en)
Inventor
Chihiro Ishibashi
千尋 石橋
Kazuaki Kato
和昭 加藤
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NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配電線路に事故が発生した際、短絡事故時の
過電流であっても遮断可能な区分開閉装置を提供する。 【構成】 配電線路2を区分する多数の区分開閉装置1
として、配電線路2を開閉する無接点開閉部11と、事故
電流を検出する検出部10と、制御部12とからなるものを
使用する。この制御部12は、過電流が検出されたときに
無接点開閉器11を配電変電所の過電流継電器4の整定時
間より速く、かつ需要家側の過電流継電器7の整定時間
より遅くオフ制御するような制御特性を持たせておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は配電線路に発生した短絡
あるいは地絡事故によって配電線路に過電流が流れた際
に故障区間を速やかに遮断分離して健全区間を保護する
配電線路の区分開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の配電線路の区分開閉装置は、図5
に示されるように有接点開閉器24を備えたもので、近年
では配電設備の自動化が進み、配電変電所等の親局から
の遠隔操作によって開閉することができるようになって
いる。このような区分開閉装置の有接点開閉器24は、過
電流を遮断する能力を備えていない。このため、短絡あ
るいは地絡事故が発生して配電線路20に過電流が流れる
と、配電変電所において変流器22によってこれを検出し
て有接点開閉器24をオンとしたまま電源側のフィーダ用
遮断器25を開放して過電流を遮断する。そして配電線路
20が無電圧の状態で各区分開閉装置の有接点開閉器24を
開放するようになっている。
【0003】このように従来の区分開閉装置は過電流を
フィーダ用遮断器25により遮断するので、健全区間を含
むフィーダ全域の配電線路20が事故の影響を受けて停電
するという問題があった。また、従来は配電変電所の過
電流継電器26の整定時間 (通常は0.2 秒程度) が経過し
た後にしかフィーダ用遮断器が動作しないので、この間
は過電流が継続し、電圧低下などにより機器に悪影響を
与えるという問題があった。
【0004】更にフィーダ用遮断器25により過電流を遮
断した後は、配電変電所に近い側の区分開閉装置から順
次有接点開閉器24の投入を行い、事故区間において再び
過電流が流れることを検出して事故区間を特定する方法
が取られている。このために事故区間の発見等に数分を
必要とし、健全区間への再送電に時間がかかるという問
題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような従
来の問題を解消して、短絡や地絡事故によって配電線路
に過電流が流れた際、配電線路を区分開閉装置で迅速に
遮断して事故区間を分離し、フィーダ全域の停電及び配
電線路の電圧低下等を防止することができる配電線路の
区分開閉装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明は、配電線路を複数の区間に区分す
る配電線路の区分開閉装置において、各区分開閉装置
を、無接点開閉部と、事故電流を検出する検出部と、事
故電流が検出されたとき前記無接点開閉部を配電変電所
の過電流継電器の整定時間よりも速くかつ需要家の過電
流継電器の整定時間よりも遅くオフ制御する制御部とか
らなるものとしたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明においては、区分開閉装置にサイリスタ
等を用いた無接点開閉部を使用したので、過電流を区分
開閉装置において遮断することができる。このために事
故が発生したときにその区間を1サイクル以内で速やか
に切り離すことができ、健全区間を保護することができ
る。また本発明においては、事故電流が検出されたとき
無接点開閉部を配電変電所の過電流継電器の整定時間よ
りも速くかつ需要家の過電流継電器の整定時間よりも遅
くオフ制御するようにしたので、需要家において過電流
事故が発生したときには需要家の遮断器が事故点を切り
離し、配電線路に影響が及ぶことを防止する。また線路
において過電流事故が発生したときには区分開閉装置が
動作して過電流を遮断するので、配電系統全体が停電す
ることが防止される。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。図1は配電系統の全体構成を示すもので、
1は配電線路2を区分する多数の区分開閉装置、3は配
電変電所のフィーダA、Bの電源側に接続されるフィー
ダ用遮断器、4はフィーダ用遮断器3を動作させるため
の過電流継電器、5は配電線路2の事故電流を検出する
ための変流器である。また6は需要家に引き込まれた配
電線路2に設けられる需要家遮断器、7は需要家遮断器
6を動作させる過電流継電器、8は需要家の負荷側に設
けられる変流器であり、該変流器8は負荷側線路の事故
電流を検出して前記過電流継電器7を動作させるもので
ある。
【0009】さて本発明においては、区分開閉装置1が
図2に示されるように、配電線路2の電流あるいは電圧
を検出する検出部10と、配電線路2を開閉する無接点開
閉部11と、該無接点開閉部11を前記検出部10の事故電流
によってオフ制御する制御部12とよりなるものとされて
いる。無接点開閉部11は前記したようにサイリスタのよ
うな過電流を直接遮断できる能力を持つ素子で構成され
ている。また検出部10は変流器、零相変流器、零相電圧
検出器の組み合わせや光センサーなど配電線路2の電流
が検出あるいは算出できるものにより構成されている。
【0010】また区分開閉装置1の制御部12の起動特性
は、横軸に電流値を取り縦軸に時間を取った図3のグラ
フに示されるように、配電変電所の過電流継電器4より
も早く動作し、需要家の過電流継電器7よりも遅れて動
作するようになっており、需要家内での事故電流で区分
開閉装置1が動作しないようにするとともに、配電線路
2内の事故電流を区分開閉装置1が先に遮断するように
なっている。
【0011】なお、区分開閉装置1の無接点開閉部11を
逆並列に接続した一対のサイリイスタなどの半導体スイ
ッチング素子とすることにより、有接点式の開閉器と比
較して遮断時間を1/5と極めて短くすることができる
うえに、無接点であるためアークの発生がなく電力の品
質を向上させることができる。
【0012】
【作用】次に、本発明の区分開閉装置の動作を説明す
る。短絡あるいは地絡事故等が発生して過電流が配電線
路2に流れると、区分開閉装置1の検出部10がこれを検
出し、需要家側の遮断器が動作する時間が経過した後で
あってフィーダ用遮断器3により過電流が遮断される前
に、制御部12が区分開閉装置1の無接点開閉部11をオフ
制御する。このように本発明においては無接点開閉部11
により直接過電流を遮断できるので、フィーダ用遮断器
3により過電流を遮断した後に区分開閉装置をオフとし
ていた従来に比較して極めて迅速に過電流を遮断するこ
とができる。
【0013】なおこのときの区分開閉器1の動作は図4
に示されるとおりであって、検出部10により検出された
事故電流は制御部12に入力され、制御部12に入力された
電流は整流回路で整流され、最大値検出回路で最大値を
検出されたうえレベル判定回路で電流値が判定される。
そしてレベル判定回路によって過電流と判定されると時
間整定回路により電流値に応じた一定時間経過後、出力
回路はサイリスタ等の無接点開閉部11に停止信号を送っ
て無接点開閉部11をオフする。
【0014】そして開放された区分開閉装置1が検知さ
れると同時に事故点より負荷側に位置する隣接した区分
開閉装置1がオフされて事故区間が配電線路2から分離
される。事故区間が分離されると図1に示されるように
ループ点開閉器13をオンとし、フィーダAの事故点より
負荷側の健全区間はフィーダBの配電線路2に組み込ま
れて通電される。このために事故区間より末端側におけ
る停電時間をごく短くすることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は前記説明によって明らかなよう
に、配電線路に短絡或いは地絡事故等による過電流が流
れた際、区分開閉装置によって過電流を直接遮断するこ
とができるため、従来のように配電変電所のフィーダ用
遮断器が動作することがなく、フィーダ全域を停電させ
ることがない。しかも区分開閉装置の起動特性は前記の
ように定められているから、停電区間を最小限に止めな
がら過電流の遮断が可能である。しかも短絡事故のよう
な大電流が発生する事故時の区分開閉装置の動作の時間
遅れは小さく、配電線路の電圧降下は極めて僅かでコン
ピュータのような電子制御機器に悪影響を与えることが
ない利点がある。さらに事故点は区分開閉装置のオフと
同時に検出できるから、事故点を瞬時に配電線路から分
離して事故区間以外への再送電が可能である。よって本
発明は従来の問題点を解決した配電線路の区分開閉装置
として、業界の発展に寄与するところは極めて大なもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の区分開閉装置を用いた配電系統全体を
説明する系統図である。
【図2】本発明の区分開閉装置を説明するブロック図で
ある。
【図3】本発明の実施例における区分開閉装置の動作特
性を示すグラフである。
【図4】本発明の区分開閉装置の動作を示すブロック図
である。
【図5】従来の区分開閉装置の系統図である。
【符号の説明】
1 区分開閉装置 2 配電線路 10 検出部 11 無接点開閉部 12 制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配電線路を複数の区間に区分する配電線
    路の区分開閉装置において、各区分開閉装置を、無接点
    開閉部と、事故電流を検出する検出部と、事故電流が検
    出されたとき前記無接点開閉部を配電変電所の過電流継
    電器の整定時間よりも速くかつ需要家の過電流継電器の
    整定時間よりも遅くオフ制御する制御部とからなるもの
    としたことを特徴とする配電線路の区分開閉装置。
JP27690591A 1991-09-27 1991-09-27 配電線路の区分開閉装置 Pending JPH0591658A (ja)

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JP27690591A JPH0591658A (ja) 1991-09-27 1991-09-27 配電線路の区分開閉装置

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JP27690591A JPH0591658A (ja) 1991-09-27 1991-09-27 配電線路の区分開閉装置

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JPH0591658A true JPH0591658A (ja) 1993-04-09

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ID=17576025

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JP27690591A Pending JPH0591658A (ja) 1991-09-27 1991-09-27 配電線路の区分開閉装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008146358A1 (ja) * 2007-05-29 2008-12-04 The Tokyo Electric Power Company, Incorporated 配電系統システム、事故探索・分断方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010911