JPH08182220A - 過電流保護継電装置 - Google Patents

過電流保護継電装置

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JPH08182220A
JPH08182220A JP6336520A JP33652094A JPH08182220A JP H08182220 A JPH08182220 A JP H08182220A JP 6336520 A JP6336520 A JP 6336520A JP 33652094 A JP33652094 A JP 33652094A JP H08182220 A JPH08182220 A JP H08182220A
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JP
Japan
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overcurrent protection
protection relay
emergency power
load
current transformer
Prior art date
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Application number
JP6336520A
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English (en)
Inventor
Mataaki Makabe
又敬 真壁
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Toshiba Engineering and Construction Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Engineering and Construction Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非常電源設備を備えた負荷配線路の過電流保
護継電装置の提供。 【構成】 この過電流保護継電装置は、受配電系統2と
非常電源系統6にそれぞれ遮断器4、7を介して接続さ
れた負荷配線路3に変流器8を設ける。そして変流器8
からの負荷電流信号により作動する第1過電流継電器2
1と第2過電流継電器22が設けられ、それらの作動に
より受配電系統2の遮断器4および非常電源系統6の遮
断器7が開路される。さらに第2過電流継電器22は、
負荷配線路3を受配電系統2から非常電源系統6へ切り
換える信号により作動可能な状態になる。 【効果】 従来のように高電圧回路用の変流器を負荷配
線路毎に2個設ける必要がなく、コストの低減および配
電設備のスペースの抑制ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は受配電系統と非常電源系
統にそれぞれ遮断器を介して接続された負荷配線路の過
電流保護継電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から工場や商用ビル等においては、
外部からの電力を受配電設備により負荷配線路に供給し
ているが、停電対策または受配電設備の保守点検等のた
めに非常用発電装置を設けることが多い。かかる非常用
発電装置を備えた負荷配線路は受配電系統と非常電源系
統にそれぞれ遮断器を介して接続され、例えば外部から
の受電の停電を検知したときの信号、または保守点検時
の手動による切換信号により、受配電系統における遮断
器が開路されると共に非常電源系統における遮断器が閉
路され、負荷配線路の受電が受配電系統から非常電源系
統に切り換えられる。図3はこのような従来の負荷配線
路における過電流保護継電装置を示す配線系統図であ
る。ここに示した例では、受配電設備1からの配線およ
び母線を含む受配電系統2に3つの負荷配線路3がそれ
ぞれ遮断器4を介して接続され、そのうち比較的重要な
右側の2回線の負荷配線路3が、さらに非常電源設備5
からの配線および母線を含む非常電源系統6に遮断器7
を介して接続されている。
【0003】図の右端における負荷配線路3の部分にお
いて、負荷配線路3に設けられた変流器8の2次側に接
続された過電流継電器9は、負荷配線路3に過負荷や短
絡事故が生じたときに作動し、受配電系統2における遮
断器4の引き外しコイル4aを励磁するようになってい
る。図中10は負荷配線路の電流監視用の電流計であ
る。また、負荷配線路3を非常電源系統に切り換えた状
態において、負荷配線路3に過負荷や短絡事故を生じた
ときに非常電源系統6の遮断器7を開路するために、そ
の配線路6aには別の変流器11が設けられている。そ
して、その2次側に接続された過電流継電器12の作動
により、遮断器7の引き外しコイル7aが励磁されるよ
うになっている。なお、図3における中央部分の負荷配
線路3にも上記と同様な過電流継電装置が設けられるが
図中では省略されている。このように負荷配線路3と非
常電源系統6の配線路6aにそれぞれ変流器と過電流継
電器を設けるのは、設置面積や経済性等の理由から一般
に非常電源設備5の容量がそれに接続される負荷容量よ
り少ない値に設計され、それぞれ許容される過電流を異
ならせる必要があるためである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来方式では各負荷配線路毎に高電圧用の変流器を
2個ずつ設けなければならないので、設備のコストアッ
プになると共に、大きな設置面積を必要とし、配電設備
の縮小化の妨げとなっていた。そこで本発明は高電圧用
の変流器を負荷線路毎に2個設けなくても、同様の機能
を備えた過電流保護継電装置を提供することを課題とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1に記載
された発明は、受配電系統と非常電源系統にそれぞれ遮
断器を介して接続された負荷配線路の過電流保護継電装
置である。そしてこの装置は負荷配線路に設けた変流器
と、その変流器からの負荷電流信号により作動する受配
電系統の遮断器用の第1過電流保護継電器および非常電
源系統の遮断器用の第2過電流保護継電器を備えてい
る。そして、第2過電流保護継電器は負荷配線路を受配
電系統から非常電源系統へ切り換える信号により作動可
能な状態になされることを特徴とするものである。ま
た、請求項2に記載された上記発明の好ましい実施態様
においては、負荷配線路に設けた変流器の2次側が補助
変流器の1次側に接続され、補助変流器の2次側にそれ
ぞれ第1過電流保護継電器と第2過電流保護継電器が接
続される。
【0006】
【作用】本発明の過電流保護継電装置は、負荷配線路に
設けた共通の変流器からの負荷電流信号により、受配電
系統における遮断器用の第1過電流保護継電器および非
常電源系統における遮断器用の第2過電流保護継電器が
作動するように構成したので、高電圧用の変流器を2個
設ける必要がない。そのため設備のコストを低くするこ
とができ、設置面積も少なくてよい。さらに、第2過電
流保護継電器は負荷配線路の受配電系統から非常電源系
統への切換信号により作動可能な状態とされているの
で、負荷配線路が受配電系統に接続されているときに、
第1過電流保護継電器の設定値(整定値)より小さい負
荷電流で第2過電流保護継電器が作動し、非常電源系統
に設けた遮断器がトリップ状態になることを防止でき
る。
【0007】
【実施例】次に図面により本発明の実施例を説明する。
図1は前述の図3に対応して示した本発明の負荷配線路
の1例を示す配線系統図である。なお負荷配線路は図3
における右端回線のみを示してある。負荷配線路3に変
流器8が設けられ、その2次側に過電流保護継電装置2
0および監視用の電流計10が接続されている。継電装
置20は第1過電流保護継電器21と第2過電流保護継
電器22を有しており、第1過電流保護継電器21の接
点が受配電系統2における遮断器4の引き外しコイル4
aに接続され、第2過電流保護継電器22の接点が非常
電源系統6における遮断器7の引き外しコイル7aに接
続されている。
【0008】図2は図1における継電装置20の詳細を
示す配線例である。継電装置20は1個の1次側巻線2
3aと2個の2次側巻線23b、23cを有する補助変
流器23と、2次側巻線23bに直列接続された第1過
電流保護継電器21と2次側巻線23cに接続された保
護抵抗(シャント抵抗)24と第2過電流保護継電器2
2と、リレー25を有し、第2過電流保護継電器22と
保護抵抗24の間にリレー25の接点25aが接続され
ている。しかし補助変流器23としては1次側巻線と2
次側巻線を1個ずつ有する補助変流器を2つ使用するこ
ともできる。上記いずれの形式の補助変流器であって
も、第2過電流保護継電器22の入力側を接点でオンオ
フする等により、第2過電流保護継電器22を作動状態
としたり不作動状態にすることができる。第2過電流保
護継電器22の作動−不作動の切換方法としては、その
ほかに第2過電流保護継電器22の出力回路部分を接点
でオンオフするようにしてもよい。その場合には1次側
巻線と2次側巻線を1個ずつ有する補助変流器23の該
2次側巻線に直列に第1過電流保護継電器21と第2過
電流保護継電器22を接続することもできる。
【0009】第1過電流保護継電器21が作動するとオ
ンになる接点21aは引き外しコイル4aに接続され、
第2過電流保護継電器22が作動するとオンになる接点
22aは引き外しコイル7aに接続されている。リレー
25は負荷配線路3の受配電系統2から非常電源系統6
への切換信号(図示しない制御回路等から出力される)
により励磁される。すなわち、図1における受配電系統
2の遮断器4が開路することによりオンになる接点2
6、または非常電源系統6の遮断器7が閉路することに
よりオンになる接点27のいずれかがオンになることに
よりリレー25が励磁される。
【0010】次に図1および図2に示した装置の作用を
説明すると、平常時に負荷配線路3が受配電系統2に接
続されているときは遮断器4が閉路し、非常電源系統6
の遮断器7が開路している。この状態で負荷配線路の電
流が第1過電流保護継電器21の設定値を越えると、第
1過電流保護継電器21が作動し、その接点21aによ
り引き外しコイル4aが励磁されて遮断器4が開路す
る。そのときリレー25は作動しておらずその接点25
aはオフになっているので、第2過電流保護継電器22
は作動状態になっていない。そのため例え負荷配線路3
における負荷電流が第2過電流保護継電器22で設定さ
れた値を越えたとしても、第2過電流保護継電器22は
作動せず、非常電源系統6の遮断器7がトリップ状態に
なることはない。したがって遮断器7を常に閉路準備状
態に維持することができる。
【0011】負荷配線路3の受配電系統2から非常電源
系統6への切換信号により、非常電源系統6の遮断器7
が閉路する。それと共に接点26および27がオンにな
ってリレー25が励磁するので、その接点25aにより
第2過電流保護継電器22が作動状態になる。なお、受
配電系統2の遮断器4が開路することによりオンになる
接点26のほかに、非常電源系統6の遮断器7が閉路す
ることによりオンになる接点27でもリレー25を励磁
するようにしたのは、例えば遮断器4を保守点検等のた
めに引き出しているときは、通常その接点回路もオープ
ンになってしまい信号として作用しないので、それをバ
ックアップするためである。この状態において、負荷配
線路の電流が第2過電流保護継電器22の設定値を越え
ると、第2過電流保護継電器22が作動し、その接点2
2aにより引き外しコイル7aが励磁され遮断器7が開
路する。しかし第1過電流保護継電器21は第2過電流
保護継電器22より通常高い電流に設定されるので作動
することはない。
【0012】次に、負荷配線路3を非常電源系統6から
受配電系統2へ切り換える信号により、非常電源系統6
の遮断器7が開路し受配電系統2の遮断器4が閉路す
る。それと共に接点26および27がオフになってリレ
ー25が消磁するので、その接点25aにより第2過電
流保護継電器22が不作動状態に戻る。第1過電流保護
継電器21および第2過電流保護継電器22としては、
通常使用される誘導コイル式または渦電流式のような機
械式継電器を使用することができるほか、マイクロコン
ピュータを利用して電流設定や制御プログラム設定をす
るソフトウエア方式の過電流保護継電器を使用すること
もできる。さらにまた、これまで説明した可動式リレー
や接点の代わりに、半導体を使用した固体スイッチを使
用することもできる。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明の過電流保護継電装
置は、負荷配線路に設けた共通の変流器からの負荷電流
信号により、受配電系統における遮断器用の第1過電流
保護継電器および非常電源系統における遮断器用の第2
過電流保護継電器が作動するように構成したので、高電
圧用の変流器を2個設ける必要がない。そのため設備の
コストを低くでき、設置面積も抑制することができる。
さらに、第2過電流保護継電器は負荷配線路を受配電系
統から非常電源系統へへ切り換える信号により作動可能
な状態とされるので、負荷配線路が受配電系統に接続さ
れているときに、第1過電流保護継電器の設定値より小
さい負荷電流で第2過電流保護継電器が作動して非常電
源系統に設ける遮断器がトリップ状態になることを防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の過電流保護継電装置の1例を示す配線
系統図。
【図2】図1における継電装置20の詳細を示す配線
図。
【図3】従来の過電流保護継電装置を示す配線系統図。
【符号の説明】
1 受配電設備 2 受配電系統 3 負荷配線路 4 遮断器 4a 引き外しコイル 5 非常電源設備 6 非常電源系統 6a 配線路 7 遮断器 7a 引き外しコイル 8 変流器 9 過電流継電器 10 電流計 11 変流器 12 過電流継電器 20 継電装置 21 第1過電流継電器 21a 接点 22 第2過電流継電器 22a 接点 23 補助変流器 23a 1次側巻線 23b 2次側巻線 23c 2次側巻線 24 保護抵抗 25 リレー 25a 接点 26 接点 27 接点

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受配電系統2と非常電源系統6にそれぞ
    れ遮断器4、7を介して接続された負荷配線路3の過電
    流保護継電装置おいて、前記負荷配線路3に設けた変流
    器8と、該変流器8からの負荷電流信号により作動する
    受配電系統2の遮断器4用の第1過電流保護継電器21
    および非常電源系統6の遮断器7用の第2過電流保護継
    電器22とを備え、前記第2過電流保護継電器22は負
    荷配線路3を受配電系統2から非常電源系統6へ切り換
    える信号により作動可能な状態になされることを特徴と
    する過電流保護継電装置。
  2. 【請求項2】 負荷配線路3に設けた変流器8の2次側
    が補助変流器23の1次側に接続され、補助変流器23
    の2次側に第1過電流保護継電器21と第2過電流保護
    継電器22が接続されている請求項1の過電流保護継電
    装置。
JP6336520A 1994-12-21 1994-12-21 過電流保護継電装置 Pending JPH08182220A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100891162B1 (ko) * 2007-06-26 2009-04-06 유기현 양전원 기중차단기가 구비된 배전시스템
JP2010051041A (ja) * 2008-08-19 2010-03-04 Fuji Electric Systems Co Ltd 電気推進システムの保護方法
JP2010142102A (ja) * 2008-11-11 2010-06-24 Akamatsu Denki:Kk 電源切替装置
KR20200136630A (ko) * 2019-05-28 2020-12-08 삼성중공업 주식회사 부유식 구조물의 전력 제어 시스템

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