JPH0564355A - ネツトワーク配電用逆電力保護方法 - Google Patents
ネツトワーク配電用逆電力保護方法Info
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- JPH0564355A JPH0564355A JP3219524A JP21952491A JPH0564355A JP H0564355 A JPH0564355 A JP H0564355A JP 3219524 A JP3219524 A JP 3219524A JP 21952491 A JP21952491 A JP 21952491A JP H0564355 A JPH0564355 A JP H0564355A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ネットワーク継電器を使用することなく、逆
電力を防止保護の信頼性を高くすること。 【構成】 少なくとも、高電圧側配電線Bの分岐点に設
置された真空遮断器1、過電流継電器2及び地絡方向継
電器3と、低電圧側配電線Cに設置された不足電圧継電
器9とを具備し、前記過電流継電器2、地絡方向継電器
3、不足電圧継電器9の全継電器出力及び真空遮断器1
の動作出力の1以上が作動したとき、高電圧を低電圧に
降圧する変圧器6の低電圧側配電線Cを気中遮断器10
で開放、及び不足電圧継電器9が出力時には、低電圧配
電線Cに設置した気中遮断器10の投入を防止し、低電
圧側配電線Cから高電圧側配電線Bに対して逆電力の侵
入を防止する。
電力を防止保護の信頼性を高くすること。 【構成】 少なくとも、高電圧側配電線Bの分岐点に設
置された真空遮断器1、過電流継電器2及び地絡方向継
電器3と、低電圧側配電線Cに設置された不足電圧継電
器9とを具備し、前記過電流継電器2、地絡方向継電器
3、不足電圧継電器9の全継電器出力及び真空遮断器1
の動作出力の1以上が作動したとき、高電圧を低電圧に
降圧する変圧器6の低電圧側配電線Cを気中遮断器10
で開放、及び不足電圧継電器9が出力時には、低電圧配
電線Cに設置した気中遮断器10の投入を防止し、低電
圧側配電線Cから高電圧側配電線Bに対して逆電力の侵
入を防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定の配電線系で事故
等が発生したとき、他からの電力系の回り込みを防止す
るネットワーク配電用逆電力保護方法に関するものであ
る。
等が発生したとき、他からの電力系の回り込みを防止す
るネットワーク配電用逆電力保護方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の配電系統のネットワーク
配電用逆電力保護方法としては、図2の従来の配電系統
のネットワーク配電用逆電力保護方法を示す配電系統図
に示すようなネットワーク配電が行なわれている。
配電用逆電力保護方法としては、図2の従来の配電系統
のネットワーク配電用逆電力保護方法を示す配電系統図
に示すようなネットワーク配電が行なわれている。
【0003】図2において、真空遮断器1は6KVの高
圧配電線Aから分岐させた高圧配電系統の始端に設置す
る6KV用の遮断器である。また、真空遮断器1の負荷
側には高圧配電線Bの過電流を検出する過電流継電器
2、高圧配電線Bの地絡を検出する地絡方向継電器3が
設置されている。これら過電流継電器2及び地絡方向継
電器3は、真空遮断器1をトリップ制御できるように構
成されている。
圧配電線Aから分岐させた高圧配電系統の始端に設置す
る6KV用の遮断器である。また、真空遮断器1の負荷
側には高圧配電線Bの過電流を検出する過電流継電器
2、高圧配電線Bの地絡を検出する地絡方向継電器3が
設置されている。これら過電流継電器2及び地絡方向継
電器3は、真空遮断器1をトリップ制御できるように構
成されている。
【0004】そして、真空遮断器4は高圧配電線Bの終
端、即ち、6KV/200Vの降圧用の変圧器6の一次
側に設置する6KV用の遮断器であり、この真空遮断器
4は変圧器6の一次側に設置する過電流継電器5でトリ
ップ制御できるように構成されている。変圧器6の二次
側の200Vは、各負荷に対しての配電を気中遮断器1
0を介してバスダクト11からなる低圧配電線Cを介し
て行なっている。また、変圧器6の二次側と気中遮断器
10との間には、過電流継電器7及び逆電力継電器と過
電圧再閉路継電器とを組合せてなるネットワーク継電器
8、不足電圧継電器9が設置されており、それらによっ
て、前記気中遮断器10をトリップ制御できるように構
成されている。
端、即ち、6KV/200Vの降圧用の変圧器6の一次
側に設置する6KV用の遮断器であり、この真空遮断器
4は変圧器6の一次側に設置する過電流継電器5でトリ
ップ制御できるように構成されている。変圧器6の二次
側の200Vは、各負荷に対しての配電を気中遮断器1
0を介してバスダクト11からなる低圧配電線Cを介し
て行なっている。また、変圧器6の二次側と気中遮断器
10との間には、過電流継電器7及び逆電力継電器と過
電圧再閉路継電器とを組合せてなるネットワーク継電器
8、不足電圧継電器9が設置されており、それらによっ
て、前記気中遮断器10をトリップ制御できるように構
成されている。
【0005】このように構成された配電系統は、高圧配
電線Bの過電流を過電流継電器2が検出したり、高圧配
電線Bの地絡を地絡方向継電器3が検出すると、真空遮
断器1がトリップし、また、過電流継電器5が過電流を
検出すると真空遮断器4がトリップする。このとき、ネ
ットワーク継電器8は気中遮断器10をトリップさせ、
低圧配電線Cから高圧配電線Bへの逆電力送電されない
ようにしている。
電線Bの過電流を過電流継電器2が検出したり、高圧配
電線Bの地絡を地絡方向継電器3が検出すると、真空遮
断器1がトリップし、また、過電流継電器5が過電流を
検出すると真空遮断器4がトリップする。このとき、ネ
ットワーク継電器8は気中遮断器10をトリップさせ、
低圧配電線Cから高圧配電線Bへの逆電力送電されない
ようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の配
電系統のネットワーク配電用逆電力保護方法は、ネット
ワーク継電器8の信頼性によって逆電力を防止している
から、ネットワーク継電器8に高い信頼性を持たせる必
要があり、ネットワーク継電器8の調整はメーカの社内
に限定されており、サービス性が良くない。
電系統のネットワーク配電用逆電力保護方法は、ネット
ワーク継電器8の信頼性によって逆電力を防止している
から、ネットワーク継電器8に高い信頼性を持たせる必
要があり、ネットワーク継電器8の調整はメーカの社内
に限定されており、サービス性が良くない。
【0007】また、回生制動等の回生電力が負荷側から
出力されたり、軽負荷時等で低圧配電線C等のネットワ
ーク母線の電圧が上昇している時に気中遮断器10を投
入した場合、ネットワーク継電器8が作動し、気中遮断
器10をトリップさせる不必要な動作をすることがあ
る。
出力されたり、軽負荷時等で低圧配電線C等のネットワ
ーク母線の電圧が上昇している時に気中遮断器10を投
入した場合、ネットワーク継電器8が作動し、気中遮断
器10をトリップさせる不必要な動作をすることがあ
る。
【0008】そこで、本発明は、ネットワーク継電器を
使用することなく、逆電力を防止して配電系統を保護す
る信頼性の高いネットワーク配電用逆電力保護方法の提
供を課題とするものである。
使用することなく、逆電力を防止して配電系統を保護す
る信頼性の高いネットワーク配電用逆電力保護方法の提
供を課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるネット
ワーク配電用逆電力保護方法は、少なくとも、高電圧側
配電線に設置された過電流継電器及び地絡方向継電器
と、高電圧側配電線に設置された遮断器と、低電圧側配
電線に設置された不足電圧継電器との全継電器出力及び
遮断器動作出力の論理和をとり、前記継電器出力及び遮
断器動作出力の1以上が変化したとき、高電圧を低電圧
に降圧する変圧器の低電圧側配電線出力を遮断器で開放
させる。
ワーク配電用逆電力保護方法は、少なくとも、高電圧側
配電線に設置された過電流継電器及び地絡方向継電器
と、高電圧側配電線に設置された遮断器と、低電圧側配
電線に設置された不足電圧継電器との全継電器出力及び
遮断器動作出力の論理和をとり、前記継電器出力及び遮
断器動作出力の1以上が変化したとき、高電圧を低電圧
に降圧する変圧器の低電圧側配電線出力を遮断器で開放
させる。
【0010】
【作用】この発明においては、高電圧側配電線に設置さ
れた過電流継電器及び地絡方向継電器と、高電圧側配電
線に設置された遮断器と、低電圧側配電線に設置された
不足電圧継電器の全継電器及び遮断器との論理和をと
り、前記継電器出力及び遮断器動作出力の1以上が変化
したとき、高電圧を低電圧に降圧する変圧器の低電圧側
配電線出力を遮断器で開放させて、逆電力による低電圧
側配電線から高電圧側配電線への電力供給を遮断する。
れた過電流継電器及び地絡方向継電器と、高電圧側配電
線に設置された遮断器と、低電圧側配電線に設置された
不足電圧継電器の全継電器及び遮断器との論理和をと
り、前記継電器出力及び遮断器動作出力の1以上が変化
したとき、高電圧を低電圧に降圧する変圧器の低電圧側
配電線出力を遮断器で開放させて、逆電力による低電圧
側配電線から高電圧側配電線への電力供給を遮断する。
【0011】
【実施例】以下、本発明のネットワーク配電用逆電力保
護方法の実施例を説明する。
護方法の実施例を説明する。
【0012】図1は本発明の一実施例の配電系統のネッ
トワーク配電用逆電力保護方法を示す配電系統図であ
る。なお、図中、従来例と同一符号及び記号は従来例の
構成部分と同一または相当する構成部分を示すものであ
る。
トワーク配電用逆電力保護方法を示す配電系統図であ
る。なお、図中、従来例と同一符号及び記号は従来例の
構成部分と同一または相当する構成部分を示すものであ
る。
【0013】図において、真空遮断器1は本実施例のネ
ットワーク母線としての6KVの高圧配電線Aから分岐
させた高圧配電線Bの始端に設置する6KV用の遮断器
であり、その作動状態を出力する作動出力端子1aを有
している。また、真空遮断器1の負荷側には高圧配電線
の過電流を検出する過電流継電器2、高圧配電線の地絡
を検出する地絡方向継電器3が設置されており、それら
は、各々作動状態を出力する作動出力端子2a,3aを
有している。一方、これら過電流継電器2及び地絡方向
継電器3は、図示しないが従来のように真空遮断器1を
トリップ制御できるように構成されている。
ットワーク母線としての6KVの高圧配電線Aから分岐
させた高圧配電線Bの始端に設置する6KV用の遮断器
であり、その作動状態を出力する作動出力端子1aを有
している。また、真空遮断器1の負荷側には高圧配電線
の過電流を検出する過電流継電器2、高圧配電線の地絡
を検出する地絡方向継電器3が設置されており、それら
は、各々作動状態を出力する作動出力端子2a,3aを
有している。一方、これら過電流継電器2及び地絡方向
継電器3は、図示しないが従来のように真空遮断器1を
トリップ制御できるように構成されている。
【0014】そして、真空遮断器4は高圧配電系統の終
端、即ち、6KV/200Vの降圧用の変圧器6の一次
側に設置する6KV用の遮断器であり、その作動状態を
出力する作動出力端子4aを有している。また、過電流
継電器5はその作動状態を出力する作動出力端子5aを
有している。この真空遮断器4は図示しないが従来のよ
うに変圧器6の一次側に設置する過電流継電器5でトリ
ップ制御できるように構成されている。
端、即ち、6KV/200Vの降圧用の変圧器6の一次
側に設置する6KV用の遮断器であり、その作動状態を
出力する作動出力端子4aを有している。また、過電流
継電器5はその作動状態を出力する作動出力端子5aを
有している。この真空遮断器4は図示しないが従来のよ
うに変圧器6の一次側に設置する過電流継電器5でトリ
ップ制御できるように構成されている。
【0015】変圧器6の二次側の200Vは、各負荷に
対しての低圧配電線Cを気中遮断器10、バスダクト1
1を介して行なっている。また、変圧器6の二次側と気
中遮断器10との間には、過電流継電器7及び不足電圧
継電器9が設置されており、それらは、各々作動状態を
出力する作動出力端子7a,9aを有している。一方、
図示しないが従来のように、それら過電流継電器7及び
不足電圧継電器9によって、前記気中遮断器10をトリ
ップ制御できるように構成されている。
対しての低圧配電線Cを気中遮断器10、バスダクト1
1を介して行なっている。また、変圧器6の二次側と気
中遮断器10との間には、過電流継電器7及び不足電圧
継電器9が設置されており、それらは、各々作動状態を
出力する作動出力端子7a,9aを有している。一方、
図示しないが従来のように、それら過電流継電器7及び
不足電圧継電器9によって、前記気中遮断器10をトリ
ップ制御できるように構成されている。
【0016】これら真空遮断器1の作動状態を出力する
作動出力端子1a、過電流継電器2の作動状態を出力す
る作動出力端子2a、地絡方向継電器3の作動状態を出
力する作動出力端子3a、真空遮断器4の作動状態を出
力する作動出力端子4a、過電流継電器5の作動状態を
出力する作動出力端子5a、過電流継電器7の作動状態
を出力する作動出力端子7a、不足電圧継電器9の作動
状態を出力する作動出力端子9aは、作動動作によって
接点を閉じる常開(a)接点であり、これらの作動出力
端子1a,2a,3a,4a,5a,7a,9aは、ワ
イヤードオワを含む論理回路12によって気中遮断器1
0のトリップ線輪に接続されている。また、気中遮断器
10のトリップ線輪は、中央監視盤13から開閉制御で
きるようになっている。
作動出力端子1a、過電流継電器2の作動状態を出力す
る作動出力端子2a、地絡方向継電器3の作動状態を出
力する作動出力端子3a、真空遮断器4の作動状態を出
力する作動出力端子4a、過電流継電器5の作動状態を
出力する作動出力端子5a、過電流継電器7の作動状態
を出力する作動出力端子7a、不足電圧継電器9の作動
状態を出力する作動出力端子9aは、作動動作によって
接点を閉じる常開(a)接点であり、これらの作動出力
端子1a,2a,3a,4a,5a,7a,9aは、ワ
イヤードオワを含む論理回路12によって気中遮断器1
0のトリップ線輪に接続されている。また、気中遮断器
10のトリップ線輪は、中央監視盤13から開閉制御で
きるようになっている。
【0017】このように構成された本実施例の配電系統
のネットワーク配電用逆電力保護方法は、次のように動
作する。
のネットワーク配電用逆電力保護方法は、次のように動
作する。
【0018】通常の200Vの低圧配電線Cに過負荷が
生じた場合、または、電圧が不足した場合には、過電流
継電器7または不足電圧継電器9が作動し、気中遮断器
10をトリップし、変圧器6の二次側を開放し、無負荷
状態とする。また、特定の高圧配電線Bの原因によって
不足電圧継電器9が作動した場合には、変圧器6の二次
側を開放することによってその現象が完治すれば、開放
を維持した状態で送電を継続し、特定の高圧配電線Bの
原因を取除いた後、再度特定の高圧配電線Bを復帰させ
ることができる。
生じた場合、または、電圧が不足した場合には、過電流
継電器7または不足電圧継電器9が作動し、気中遮断器
10をトリップし、変圧器6の二次側を開放し、無負荷
状態とする。また、特定の高圧配電線Bの原因によって
不足電圧継電器9が作動した場合には、変圧器6の二次
側を開放することによってその現象が完治すれば、開放
を維持した状態で送電を継続し、特定の高圧配電線Bの
原因を取除いた後、再度特定の高圧配電線Bを復帰させ
ることができる。
【0019】そして、高圧配電線の過電流を過電流継電
器2が検出したり、高圧配電線の地絡を地絡方向継電器
3が検出すると、真空遮断器1がトリップし、以降の高
圧配電線Bに対して電力の供給を停止する。また、過電
流継電器5が過電流を検出すると真空遮断器4がトリッ
プし、変圧器6の一次側に設置されている真空遮断器4
をトリップさせる。
器2が検出したり、高圧配電線の地絡を地絡方向継電器
3が検出すると、真空遮断器1がトリップし、以降の高
圧配電線Bに対して電力の供給を停止する。また、過電
流継電器5が過電流を検出すると真空遮断器4がトリッ
プし、変圧器6の一次側に設置されている真空遮断器4
をトリップさせる。
【0020】このとき、真空遮断器1の作動状態を出力
する作動出力端子1a、過電流継電器2の作動状態を出
力する作動出力端子2a、地絡方向継電器3の作動状態
を出力する作動出力端子3a、真空遮断器4の作動状態
を出力する作動出力端子4a、過電流継電器5の作動状
態を出力する作動出力端子5a、過電流継電器7の作動
状態を出力する作動出力端子7a、不足電圧継電器9の
作動状態を出力する作動出力端子9aが、ワイヤードオ
ワを含む論理回路12によって気中遮断器10のトリッ
プ線輪に接続されているから、気中遮断器10のトリッ
プ線輪により、気中遮断器10を遮断状態とし、不足電
圧継電器9出力時には低圧配電線Cに設置した気中遮断
器10の投入を防止し、逆電力送電されないようにす
る。
する作動出力端子1a、過電流継電器2の作動状態を出
力する作動出力端子2a、地絡方向継電器3の作動状態
を出力する作動出力端子3a、真空遮断器4の作動状態
を出力する作動出力端子4a、過電流継電器5の作動状
態を出力する作動出力端子5a、過電流継電器7の作動
状態を出力する作動出力端子7a、不足電圧継電器9の
作動状態を出力する作動出力端子9aが、ワイヤードオ
ワを含む論理回路12によって気中遮断器10のトリッ
プ線輪に接続されているから、気中遮断器10のトリッ
プ線輪により、気中遮断器10を遮断状態とし、不足電
圧継電器9出力時には低圧配電線Cに設置した気中遮断
器10の投入を防止し、逆電力送電されないようにす
る。
【0021】したがって、特定の高圧配電線Bの原因を
取除いた後、復帰させ、配電を継続することができる。
取除いた後、復帰させ、配電を継続することができる。
【0022】このように、本実施例のネットワーク配電
用逆電力保護方法は、少なくとも、6KVの高圧配電線
Bの分岐点に設置された真空遮断器1、過電流継電器2
及び地絡方向継電器3と、高圧配電線Bの終端に設置さ
れた真空遮断器4及び過電流継電器5と、低圧配電線C
に設置された過電流継電器7と、低圧配電線Cに設置さ
れた不足電圧継電器9とを具備し、前記過電流継電器
2、地絡方向継電器3、過電流継電器5、過電流継電器
7、不足電圧継電器9の全継電器出力及び真空遮断器
1,4の動作出力の1以上が作動したとき、高電圧を低
電圧に降圧する変圧器6の低圧配電線C側を気中遮断器
10で開放するものである。
用逆電力保護方法は、少なくとも、6KVの高圧配電線
Bの分岐点に設置された真空遮断器1、過電流継電器2
及び地絡方向継電器3と、高圧配電線Bの終端に設置さ
れた真空遮断器4及び過電流継電器5と、低圧配電線C
に設置された過電流継電器7と、低圧配電線Cに設置さ
れた不足電圧継電器9とを具備し、前記過電流継電器
2、地絡方向継電器3、過電流継電器5、過電流継電器
7、不足電圧継電器9の全継電器出力及び真空遮断器
1,4の動作出力の1以上が作動したとき、高電圧を低
電圧に降圧する変圧器6の低圧配電線C側を気中遮断器
10で開放するものである。
【0023】したがって、6KVの高圧配電線Bの分岐
点に設置された真空遮断器1、過電流継電器2及び地絡
方向継電器3、高圧配電線Bの終端に設置された真空遮
断器4及び過電流継電器5、低圧配電線Cに設置された
過電流継電器7、低圧配電線Cに設置された不足電圧継
電器9の何れかが作動してその接点を閉じたとき、それ
らの接点のワイヤードオワを含む論理回路12により、
低圧配電線Cの気中遮断器10を開放することができ
る。故に、低圧配電線Cから高圧配電線Bに対して逆電
力の侵入を防止できる。特に、従来使用していたネット
ワーク継電器8を用いることなくネットワーク配電用逆
電力保護を行なうことができるから、全継電器及び遮断
器のメンテナンスがメーカに依頼することなく行なうこ
とができ、全継電器及び遮断器のメンテナンスにより逆
電力保護の信頼性を高めることができる。
点に設置された真空遮断器1、過電流継電器2及び地絡
方向継電器3、高圧配電線Bの終端に設置された真空遮
断器4及び過電流継電器5、低圧配電線Cに設置された
過電流継電器7、低圧配電線Cに設置された不足電圧継
電器9の何れかが作動してその接点を閉じたとき、それ
らの接点のワイヤードオワを含む論理回路12により、
低圧配電線Cの気中遮断器10を開放することができ
る。故に、低圧配電線Cから高圧配電線Bに対して逆電
力の侵入を防止できる。特に、従来使用していたネット
ワーク継電器8を用いることなくネットワーク配電用逆
電力保護を行なうことができるから、全継電器及び遮断
器のメンテナンスがメーカに依頼することなく行なうこ
とができ、全継電器及び遮断器のメンテナンスにより逆
電力保護の信頼性を高めることができる。
【0024】ところで、上記実施例の遮断器としては、
真空遮断器、気中遮断器を使用しているが、本発明を実
施する場合には、遮断器の種類に限定されるものではな
く、作動を確認できる作動出力端子を有しておればよ
い。
真空遮断器、気中遮断器を使用しているが、本発明を実
施する場合には、遮断器の種類に限定されるものではな
く、作動を確認できる作動出力端子を有しておればよ
い。
【0025】また、上記実施例の遮断器は、6KVの高
圧配電線Bの分岐点に設置された真空遮断器1、高圧配
電線Bの終端に設置された真空遮断器4、低圧配電線C
に設置された気中遮断器10とを具備するものである
が、本発明を実施する場合には、遮断器の数が限定され
るものではなく、少なくとも、高圧配電線Bの分岐点に
設置された遮断器及び低圧配電線Cに設置された遮断器
とを有しておればよい。そして、上記実施例では、真空
遮断器1の作動状態を出力する作動出力端子1a、過電
流継電器2の作動状態を出力する作動出力端子2a、地
絡方向継電器3の作動状態を出力する作動出力端子3
a、真空遮断器4の作動状態を出力する作動出力端子4
a、過電流継電器5の作動状態を出力する作動出力端子
5a、過電流継電器7の作動状態を出力する作動出力端
子7a、不足電圧継電器9の作動状態を出力する作動出
力端子9aは、ワイヤードオワを含む論理回路12によ
って気中遮断器10をトリップするものである。しか
し、本発明を実施する場合には、常閉接点の開を検出し
て気中遮断器10をトリップするようにもできる。この
場合には、接点の動作に要する時間だけ早く遮断するこ
とができる。即ち、本発明を実施する場合には、継電器
及び遮断器の作動出力端子のうちの1以上が変化したと
き、高電圧を低電圧に降圧する変圧器の低圧側の遮断器
を切断するようにすればよい。また、論理回路12は論
理和に限定されるものでなく、継電器及び遮断器の作動
出力端子のうちの1以上が変化したことを検出できれば
よい。そして、不足電圧継電器9出力時には低圧配電線
Cに設置した気中遮断器10の投入を防止し、逆電力送
電されないようにすることもできる。
圧配電線Bの分岐点に設置された真空遮断器1、高圧配
電線Bの終端に設置された真空遮断器4、低圧配電線C
に設置された気中遮断器10とを具備するものである
が、本発明を実施する場合には、遮断器の数が限定され
るものではなく、少なくとも、高圧配電線Bの分岐点に
設置された遮断器及び低圧配電線Cに設置された遮断器
とを有しておればよい。そして、上記実施例では、真空
遮断器1の作動状態を出力する作動出力端子1a、過電
流継電器2の作動状態を出力する作動出力端子2a、地
絡方向継電器3の作動状態を出力する作動出力端子3
a、真空遮断器4の作動状態を出力する作動出力端子4
a、過電流継電器5の作動状態を出力する作動出力端子
5a、過電流継電器7の作動状態を出力する作動出力端
子7a、不足電圧継電器9の作動状態を出力する作動出
力端子9aは、ワイヤードオワを含む論理回路12によ
って気中遮断器10をトリップするものである。しか
し、本発明を実施する場合には、常閉接点の開を検出し
て気中遮断器10をトリップするようにもできる。この
場合には、接点の動作に要する時間だけ早く遮断するこ
とができる。即ち、本発明を実施する場合には、継電器
及び遮断器の作動出力端子のうちの1以上が変化したと
き、高電圧を低電圧に降圧する変圧器の低圧側の遮断器
を切断するようにすればよい。また、論理回路12は論
理和に限定されるものでなく、継電器及び遮断器の作動
出力端子のうちの1以上が変化したことを検出できれば
よい。そして、不足電圧継電器9出力時には低圧配電線
Cに設置した気中遮断器10の投入を防止し、逆電力送
電されないようにすることもできる。
【0026】
【発明の効果】以上のように、この発明のネットワーク
配電用逆電力保護方法は、少なくとも、高電圧側配電線
に設置された過電流継電器及び地絡方向継電器と、高電
圧側配電線に設置された遮断器と、低電圧側配電線に設
置された不足電圧継電器とを具備し、前記全継電器出力
及び遮断器の動作出力の1以上が変化したとき、高電圧
を低電圧に降圧する変圧器の低電圧側配電線出力を遮断
器で開放するものであるから、低圧配電線から高圧配電
線に対する逆電力の侵入を防止できる。したがって、ネ
ットワーク継電器を用いることなくネットワーク配電用
逆電力保護を行なうことができるから、全継電器及び遮
断器のメンテナンスが容易となり、逆電力保護の信頼性
を高めることができる。
配電用逆電力保護方法は、少なくとも、高電圧側配電線
に設置された過電流継電器及び地絡方向継電器と、高電
圧側配電線に設置された遮断器と、低電圧側配電線に設
置された不足電圧継電器とを具備し、前記全継電器出力
及び遮断器の動作出力の1以上が変化したとき、高電圧
を低電圧に降圧する変圧器の低電圧側配電線出力を遮断
器で開放するものであるから、低圧配電線から高圧配電
線に対する逆電力の侵入を防止できる。したがって、ネ
ットワーク継電器を用いることなくネットワーク配電用
逆電力保護を行なうことができるから、全継電器及び遮
断器のメンテナンスが容易となり、逆電力保護の信頼性
を高めることができる。
【図1】図1は本発明の一実施例の配電系統のネットワ
ーク配電用逆電力保護方法を示す配電系統図である。
ーク配電用逆電力保護方法を示す配電系統図である。
【図2】図2は従来の配電系統のネットワーク配電用逆
電力保護方法を示す配電系統図である。
電力保護方法を示す配電系統図である。
B 高圧配電線 C 低圧配電線 1 真空遮断器 2 過電流継電器 3 地絡方向継電器 4 真空遮断器 5 過電流継電器 6 変圧器 7 過電流継電器 9 不足電圧継電器 10 気中遮断器
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも、高電圧側配電線に設置され
た過電流継電器及び地絡方向継電器と、高電圧側配電線
に設置された遮断器と、低電圧側配電線に設置された不
足電圧継電器とを具備し、 前記全継電器出力及び遮断器の動作出力の1以上が変化
したとき、高電圧を低電圧に降圧する変圧器の低電圧側
配電線出力を遮断器で開放することを特徴とするネット
ワーク配電用逆電力保護方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21952491A JP3240634B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | ネットワーク配電用逆電力保護方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21952491A JP3240634B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | ネットワーク配電用逆電力保護方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP3240634B2 JP3240634B2 (ja) | 2001-12-17 |
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ID=16736833
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JP21952491A Expired - Fee Related JP3240634B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | ネットワーク配電用逆電力保護方法 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3240634B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR100896345B1 (ko) * | 2008-10-31 | 2009-05-07 | 주식회사 케이티 | 배전반용 차단기의 인터락 장치 |
CN102005740A (zh) * | 2010-10-29 | 2011-04-06 | 昆明理工大学 | 利用极波小波能量比值的特高压直流线路边界元件方法 |
CN103812095A (zh) * | 2014-02-27 | 2014-05-21 | 国家电网公司 | 含分布式电源配电网的方向纵联保护方法 |
CN103904625A (zh) * | 2014-01-20 | 2014-07-02 | 国家电网公司 | 一种分支线的保护动作方法 |
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CN104852362A (zh) * | 2015-04-20 | 2015-08-19 | 平高集团有限公司 | 适用于含分布式电源的配电网过流保护方法和网架结构 |
CN105140898A (zh) * | 2015-08-14 | 2015-12-09 | 国家电网公司 | 一种农网配电线路故障综合防治方法 |
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1991
- 1991-08-30 JP JP21952491A patent/JP3240634B2/ja not_active Expired - Fee Related
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