JPH09205721A - 緊急電源切断用サーキットブレーカ - Google Patents

緊急電源切断用サーキットブレーカ

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JPH09205721A
JPH09205721A JP8009947A JP994796A JPH09205721A JP H09205721 A JPH09205721 A JP H09205721A JP 8009947 A JP8009947 A JP 8009947A JP 994796 A JP994796 A JP 994796A JP H09205721 A JPH09205721 A JP H09205721A
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power supply
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circuit breaker
switch
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JP8009947A
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隆一 ▲柳▼澤
Ryuichi Yanagisawa
Keiichi Kawaoka
圭一 川岡
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】情報処理装置等で異常発生時に、装置全体の電
源を緊急に切断するための機構を有し、この機構が外部
の切断信号回路の故障時にも主電源経路を遮断するフェ
ールセーフ機能となるようにしたサーキットブレーカを
提供すること。 【解決手段】操作レバーをオン側に操作することにより
主接点を閉成し、負荷側に電源を供給するサーキットブ
レーカ1において、主接点2をオフにする動作を行う接
点引外回路3に流れる電流を制御する緊急電源切断スイ
ッチSWを設け、前記接点引外回路3を主接点2の負荷
側に接続したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報処理装置等で異
常発生時に、装置全体の電源を緊急に切断するための機
構を有し、この機構が外部の切断信号回路の故障時にも
主電源経路を遮断するフェールセーフ機能となるように
したサーキットブレーカに関するものである。
【0002】
【従来の技術】情報処理装置等では装置規模が大きいこ
とから、電源の投入、切断の際には、部分的にこれを分
けてシーケンス処理を行っている。このため通常の電源
投入、切断処理に時間がかかるため、発火等の装置の異
常発生時には、シーケンス処理による切断ではなく、通
常とは別の手段で電源を切断する機能を設けている。
【0003】従来の緊急電源切断機構を図5により説明
する。図5において100はサーキットブレーカ、10
1は第1電源ユニット、102は第2電源ユニット、1
03は第3電源ユニット、104は第1負荷装置、10
5は第2負荷装置、106は第3負荷装置、107は電
源制御部、108は補助電源回路、109はリレーであ
る。
【0004】図5において、入力端子Tに交流電圧が印
加され、サーキットブレーカ100がオンとなると、補
助電源回路108が動作してリレー109に駆動電流が
流れ、リレー109の接点rlがオンとなるため、サー
キットブレーカ100及び接点rlを経由して第1電源
ユニット101〜第3電源ユニット103は電圧が印加
され、待機状態となる。
【0005】いま、オペレータが図示省略したパネルか
ら電源投入スイッチを押せば、電源投入指示信号が電源
制御部107に伝達され、電源制御部107から予め定
められたシーケンスに従って、例えば第1電源ユニット
101、第2電源ユニット102、第3電源ユニット1
03のシーケンスで順次各電源ユニットを投入信号が伝
達され、これらが順次電源投入され、第1負荷装置10
4、第2負荷装置105、第3負荷装置106に順次電
力が供給される。
【0006】切断に際して、これまたオペレータが図示
省略したパネルから電源切断スイッチを押せば、電源切
断指示信号が電源制御部108に伝達され、電源制御部
107から予め定められたシーケンスに従って、例えば
第1電源ユニット101、第2電源ユニット102、第
3電源ユニット103のシーケンスで順次各電源ユニッ
トに切断信号が伝達され、これらの順序で各電源ユニッ
トが切断される。
【0007】そして、もし異常が発生し、各電源ユニッ
トのいずれかより例えば発煙等があった場合、リレー1
09の励磁巻線と直列接続されている緊急電源切断スイ
ッチSWを押して開放させ、リレー109の駆動電流を
オフにする。これにより、リレー接点rlが開放され、
第1電源ユニット101〜第3電源ユニット103の入
力側回路が切断されるので、第1電源ユニット101〜
第3電源ユニット103は同時に切断状態となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで図5に示す如
き従来のものでは、緊急電源切断スイッチSWを押して
これを開放し、リレー109の励磁電流を消滅してリレ
ー接点rlを開放しても、リレー109を駆動するため
に設けられている補助電源回路108の入力側が、この
緊急電源切断スイッチSWを開放しても切断されず、補
助電源回路108が活電源として残るため、火災発生時
の消火作業や緊急切断後の修理作業の際に、漏電や感電
の危険があった。
【0009】従って本発明の目的は、このような問題点
を改善したサーキットブレーカを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、図1に示す如く、サーキットブレーカ
1にその主接点2を引外し制御を行う接点引外回路3を
設け、これに緊急電源切断スイッチSWを接続する。
【0011】緊急電源切断スイッチSWは常時閉スイッ
チであり、サーキットブレーカ1がオンのとき、接点引
外回路3に主接点保持用の電流が流れ、主接点2をオン
状態に保持している。これによりサーキットブレーカ1
からの交流電圧が第1電源ユニット11、第2電源ユニ
ット12、第3電源ユニット13に供給され、電源投入
待機状態になる。
【0012】そして、電源投入指示信号が電源制御部1
7に入力されると、電源制御部17は予め定められたシ
ーケンスにより、例えば第1電源ユニット11、第2電
源ユニット12、第3電源ユニット13の順で投入信号
を伝達し、これにより第1電源ユニット11、第2電源
ユニット12、第3電源ユニット13から順次第1負荷
装置14、第2負荷装置15、第3負荷装置16に直流
電力を供給し、これらの各装置が動作する。
【0013】いま、電源ユニットの1つに、例えば火災
事故の如き障害が発生すると、オペレータは緊急電源切
断スイッチSWを操作して、これを開状態にする。これ
により接点引外回路3に流れていた電流が切れて、サー
キットブレーカ1の主接点2をオフにするように動作す
る。したがってサーキットブレーカ1よりあとの第1電
源ユニット11〜第3電源ユニット13は一斉に電源断
となり、サーキットブレーカ1より後に活電部分が存在
しなくなる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図2
に基づき説明する。図中1はサーキットブレーカ、2−
1、2−2は主接点、4は接点保持用コイル、5は操作
レバー、6はバネ、7は補助電源回路、11は第1電源
ユニット、12は第2電源ユニット、13は第3電源ユ
ニット、14は第1負荷装置、15は第2負荷装置、1
6は第3負荷装置、17は電源制御部、TNは入力端
子、SWは緊急電源切断スイッチである。
【0015】サーキットブレーカ1は、第1電源ユニッ
ト11〜第3電源ユニット13に供給される交流電源を
印加したり、遮断するものであり、情報処理装置の入力
端子TN、TNにもっとも近いところに接続される。サ
ーキットブレーカ1は、当然のことながら入力側から負
荷側に流れる電流が設定値を越えたときは、負荷側への
電源供給を遮断するように構成されているが、この機構
は周知のものであり、図示省略する。
【0016】このサーキットブレーカ1には主接点2−
1、2−2、この主接点2−1、2−2を閉状態に保持
する接点保持用コイル4、開状態にある主接点2−1、
2−2を閉状態に操作する操作レバー5、主接点2−
1、2−2を閉状態に操作したとき規定時間以内に接点
保持用コイル4に保持用電流が流れない場合、操作レバ
ー5をオフ位置に戻し、主接点2−1、2−2を遮断す
るバネ6等が具備されている。なお前記接点保持用コイ
ル4は、図1における接点引外回路3に対応するもので
ある。
【0017】補助電源回路7は、接点保持用コイル4に
主接点2−1、2−2を閉状態に保持する保持用直流電
流を出力するものであり、例えばトランスと平滑コンデ
ンサを有する整流回路で構成されている。
【0018】第1電源ユニット11は、サーキットブレ
ーカ1を経由して交流電圧が印加され、これを直流電圧
に変換して第1負荷装置14にこの直流電圧を印加する
ものであって、AC−DCコンバータ又は整流装置等で
構成されている。
【0019】第2電源ユニット12、第3電源ユニット
13は、それぞれ第1電源ユニット11と同様に構成さ
れており、それぞれ第2負荷装置15、第3負荷装置1
6に直流電圧を印加するものである。
【0020】第1負荷装置14〜第3負荷装置16は、
情報処理装置を構成する各部であって、図2に示す情報
処理装置が例えば外部補助記憶装置の場合、冷却ファ
ン、ディスク駆動用モータ、半導体回路等に対応するも
のである。
【0021】電源制御部17は、第1電源ユニット11
〜第3電源ユニット13を予め決められた順序で投入制
御したり、切断制御するものであり、例えば投入の場合
には第1電源ユニット11、第2電源ユニット12、第
3電源ユニット13の順序でこれらを投入するため、こ
れらの順序で投入信号を順次第1電源ユニット11、第
2電源ユニット12、第3電源ユニット13に出力す
る。
【0022】また遮断の場合には、第3電源ユニット1
3、第2電源ユニット12、第1電源ユニット11の順
序でこれらを遮断するとき、これらの順序で切断信号を
順次第3電源ユニット13、第2電源ユニット12、第
1電源ユニット11に出力する。
【0023】緊急電源切断スイッチSWは全電源ユニッ
トを同時に切断するためのもので、例えば押釦スイッチ
で構成され、接点保持用コイル4に直列に挿入されるも
のであり常時閉状態で使用されるものである。
【0024】図2に示す本発明の第1の実施の形態の動
作について説明する。 (1) 図2の状態で、オペレータが操作レバー5をオン方
向に回動すると、操作レバー5は主接点2−1、2−2
を閉状態にする。これにより補助電源回路7に、交流電
圧が印加されるので、接点保持用コイル4に保持用電流
が初めは小さく順次大きく流れる。そしてこの電流によ
り、規定時間以内に接点保持用コイル4の保持力によ
り、主接点2−1、2−2は閉状態を保持する。このと
き、操作レバー5は、図示省略してロック機構によりオ
ン位置に保持され、サーキットブレーカ1は閉成状態に
なる。
【0025】しかし、例えば補助電源回路7の故障によ
り接点保持用コイル4に保持用電流が流れない場合は、
操作レバー5はロックされず、規定時間後にオペレータ
がオン位置にある操作レバー5から手を離せば、例えば
バネ6により操作レバー5はオフ位置に戻り、主接点2
−1、2−2は開状態になり、サーキットブレーカ1は
閉成状態にならない。
【0026】(2) 前記(1)において、サーキットブレ
ーカ1が閉成状態になれば、第1電源ユニット11〜第
3電源ユニット13に交流電圧を印加され、待機状態に
なる。この待機状態で、オペレータが、図示省略したパ
ネルから電源投入スイッチを押せば、電源投入指示信号
が電源制御部17に伝達される。
【0027】(3) これにより電源制御部17は、予め定
められたシーケンスにより、例えば第1電源ユニット1
1、第2電源ユニット12、第3電源ユニット13の順
で投入信号を出力し、各電源ユニットを順次動作させ、
第1負荷装置14、第2負荷装置15、第3負荷装置1
6に対し直流電力を供給する。
【0028】(4) このようにして第1負荷装置14〜第
3負荷装置16 が動作しているとき、オペレータが、図
示省略したパネルから電源切断スイッチを押せば、今度
は電源切断指示信号が電源制御部17に伝達される。
【0029】(5) これにより、電源制御部17は、予め
定められたシーケンスにより、例えば第3電源ユニット
13、第2電源ユニット12、第1電源ユニット11の
順で切断信号を出力し、各電源ユニットはこの順序で切
断される。
【0030】(6) 前記(3)の状態において、第1電源
ユニット11〜第3電源ユニット13を一斉に切断する
ことが必要な事故が発生した場合、オペレータは緊急電
源切断スイッチSWをオフに操作する。これによりサー
キットブレーカ1の接点保持用コイル4の電流が断とな
り、接点保持用コイル4は自己保持力を失うので、主接
点2−1、2−2は開放される。これにより、サーキッ
トブレーカ1より後方の電源は同時に切断され、活電部
が存在しなくなる。
【0031】このようにして補助電源回路7に対しても
交流電圧の印加が切断され、活電部が存在せず、例えば
火災発生時の消火作業や緊急切断後の修理作業の際に漏
電や感電の危険がなくなる。また補助電源回路7に障害
が発生したり、緊急電源切断スイッチSWに接触不良等
の障害が発生すれば、接点保持用コイル4に電流が流れ
なくなり主接点2−1、2−2は開放され、フェールセ
ーフ動作を行う。
【0032】次に本発明の第2の実施の形態を図3に基
づき説明する。図3において20はサーキットブレーカ
であって図2におけるサーキットブレーカ1に対応する
もの、21−1及び21−2は主接点であって、主接点
2−1及び2−2に対応するもの、22は主接点切断用
コイル、23は電流制限コイル、24はトランス、25
は操作レバーであって図2における操作レバー5に対応
するもの、SWは緊急電源切断スイッチである。
【0033】トランス24の1次巻線は主接点切断用コ
イル22と並列接続され、またその2次巻線に常時閉状
態の緊急電源切断スイッチSWが接続されている。そし
て2次巻線は1次巻線より巻数が少ないので、2次巻線
に誘起される電圧は1次巻線に印加される電圧よりも低
い。
【0034】サーキットブレーカ20から供給される交
流電圧は、図2の場合と同様に複数の電源ユニットに入
力されるが、図3では説明簡略化のため電源ユニット、
負荷装置等は図示省略している。
【0035】図3に示す本発明の第2の実施の形態の動
作について説明する。 (1) 図3の状態で、オペレータが操作レバー25をオン
方向に回動操作すると、操作レバー25は主接点21−
1、21−2を閉状態にする。このとき、緊急電源切断
スイッチSWは閉状態にあり、トランス24の2次巻線
は短絡状態にあるのでトランス24の1次巻線のインピ
ーダンスは非常に小さく、主接点切断用コイル22に
は、電流が流れない。このため主接点切断用コイル22
は主接点切断動作を行わず、主接点21−1、21−2
は閉成されたままとなる。なおこのときこのトランス2
4の1次巻線のインピーダンスは非常に小さいが、電流
制限コイル23の存在によりこのトランス24の1次巻
線に流れる電流は小さな値に抑制される。
【0036】この状態になってから操作レバー25から
手を離しても、主接点21−1、21−2の閉成状態は
公知の手段で保持され、サーキットブレーカ1はオン状
態を維持し、電源ユニットは動作を続ける。
【0037】(2) 異常が発生して一斉に電源ユニットの
電源断を行うとき、オペレータは緊急電源切断スイッチ
SWを開放状態に操作する。この緊急電源切断スイッチ
SWの開放によりトランス24の2次巻線のインピーダ
ンスが大となり、これにともない1次巻線のインピーダ
ンスもこれまた大となり、主接点切断用コイル22に大
きな電流が流れて主接点21−1、21−2が開放さ
れ、全電源ユニットは一斉に切断される。
【0038】この場合、緊急電源切断スイッチSWはト
ランス24の2次側の低圧側に位置しているので、安全
に操作できる。勿論主接点オフの場合は、トランス24
に電圧は印加されないので活電部が存在しないものとな
る。また緊急電源切断スイッチが接点不良等の故障状態
になれば、主接点切断用コイル22に切断用の電流が流
れ、主接点21−1、21−2はオフとなり、フェール
セーフ動作を行う。
【0039】本発明の第3の実施の形態を図4に基づき
説明する。図4において30はサーキットブレーカであ
って図2におけるサーキットブレーカ1に対応するも
の、31−1及び31−2は主接点であって、主接点2
−1及び2−2に対応するもの、32は主接点切断用コ
イル、33は電流制限コイル、34は操作レバーであっ
て図2における操作レバー5に対応するもの、SWは緊
急電源切断スイッチである。
【0040】サーキットブレーカ30から供給される交
流電圧は、図2の場合と同様に複数の電源ユニットに入
力されるが、図4では説明簡略化のため電源ユニット、
負荷装置等は図示省略している。
【0041】図4に示す本発明の第3の実施の形態の動
作について説明する。 (1) 図3の状態でオペレータが操作レバー34をオン方
向に回動操作すると、操作レバー34は主接点31−
1、31−2を閉状態にする。このとき緊急電源切断ス
イッチSWは閉状態にあり、主接点切断用コイル32は
短絡状態にあるのでこれには電流が流れない。このため
主接点切断用コイル32は主接点切断動作を行わず、主
接点31−1、31−2は閉成されたままとなる。なお
このとき、電流制限コイル33の存在により緊急電源切
断スイッチSWに流れる電流も制限されている。
【0042】(2) 異常が発生して一斉に電源ユニットの
電源断を行うとき、オペレータは緊急電源切断スイッチ
SWを開放状態に操作する。これにより主接点切断用コ
イル32に大きな電流が流れて主接点31−1、31−
2が開放され、全電源ユニットは一斉に切断される。
【0043】この場合、緊急電源切断スイッチSWは、
主接点31−1、31−2の後方に位置しているので主
接点31−1、31−2の開放にともない活電状態では
なくなる。また緊急電源切断スイッチSWが接点不良等
の故障状態になれば、主接点切断用コイル32に切断用
電流が流れ、主接点31−1、31−2は開放され、フ
ェールセーフ動作を行う。
【0044】
【発明の効果】請求項1に記載された本発明によれば、
サーキットブレーカの主接点の負荷側に接点引外回路を
設け、これに緊急電源切断スイッチを接続したので、緊
急電源切断スイッチをオフにしてサーキットブレーカの
主接点を開放状態にしたとき、この緊急電源切断スイッ
チには活電部が存在せず、火災発生時の消火作業や緊急
切断後の修理作業の際に漏電や感電の危険が生じること
はない。しかもこの緊急電源切断スイッチに接触不良等
の故障が発生すれば、オフ状態となり、サーキットブレ
ーカの主接点が開放され、フェールセーフ機能を遂行す
ることになる。
【0045】請求項2に記載された本発明によれば、緊
急電源切断スイッチをオフにしてサーキットブレーカの
主接点を開放状態にしたとき、補助電源回路や緊急電源
切断スイッチには活電部が存在せず、これまた消火作業
や修理作業の際に漏電や感電の危険が生じることはな
い。しかも補助電源回路や緊急電源切断スイッチに故障
が生ずれば主接点を閉成状態に保持する接点保持用コイ
ルに保持用の電流が流れず、主接点は開放され、フェー
ルセーフ機能を遂行することになる。
【0046】請求項3に記載された本発明によれば、緊
急電源切断スイッチをオフにしてサーキットブレーカの
主接点を開放状態にしたとき、緊急電源切断スイッチに
は活電部が存在せず、これまた安全に前記各作業を行う
ことができる。また緊急電源切断スイッチに接触不良等
の故障が生ずれば、主接点は開放され、フェールセーフ
機能を遂行することになる。しかもトランスの2次側に
緊急電源切断スイッチを設けたので、その操作を安全に
行うことができる。
【0047】請求項4に記載された本発明によれば、こ
れまた緊急電源切断スイッチをオフにしてサーキットブ
レーカの主接点を開放状態にしたとき緊急電源切断スイ
ッチには活電部が存在せず、これまた前記各作業を安全
に行うことができる。また緊急電源切断スイッチに接触
不良等の故障が発生すれば、主接点は開放され、フェー
ルセーフ機能を遂行するものとなる。しかも主接点切断
用コイルに並列に緊急電源切断スイッチを設けるという
きわめて簡単な手段により構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態図である。
【図5】従来例である。
【符号の説明】
1 サーキットブレーカ 2、2−1、2−2 主接点 3 接点引外回路 4 接点保持用コイル 5 操作レバー 6 バネ 7 補助電源回路 11 第1電源ユニット 12 第2電源ユニット 13 第3電源ユニット 14 第1負荷装置 15 第2負荷装置 16 第3負荷装置 17 電源制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作レバーをオン側に操作することにより
    主接点を閉成し、負荷側に電源を供給するサーキットブ
    レーカにおいて、 主接点をオフにする動作を行う接点引外回路に流れる電
    流を制御する緊急電源切断スイッチを設け、 前記接点引外回路を主接点の負荷側に接続したことを特
    徴とする緊急電源切断用サーキットブレーカ。
  2. 【請求項2】操作レバーをオン側に操作することにより
    主接点を閉成し、負荷側に電源を供給するサーキットブ
    レーカにおいて、 主接点を閉成状態に保持するための電流が流れる接点保
    持用コイルと、 主接点の負荷側に接続され、前記接点保持用コイルに電
    流を出力する補助電源回路と、 この接点保持用コイルに接続された緊急電源切断スイッ
    チを設けたことを特徴とする緊急電源切断用サーキット
    ブレーカ。
  3. 【請求項3】操作レバーをオン側に操作することにより
    主接点を閉成し、負荷側に電源を供給するサーキットブ
    レーカにおいて、 主接点の負荷側に接続され、その付勢により主接点をオ
    フにする主接点切断用コイルと、 この主接点切断用コイルに並列に接続されたトランス
    と、 このトランスの2次巻線に緊急電源切断スイッチを設け
    たことを特徴とする緊急電源切断用サーキットブレー
    カ。
  4. 【請求項4】操作レバーをオン側に操作することにより
    主接点を閉成し、負荷側に電源を供給するサーキットブ
    レーカにおいて、 主接点の負荷側に接続され、その付勢により主接点をオ
    フにする主接点切断用コイルと、 この主接点切断用コイルに並列に接続された緊急電源切
    断スイッチを設けたことを特徴とする緊急電源切断用サ
    ーキットブレーカ。
JP8009947A 1996-01-24 1996-01-24 緊急電源切断用サーキットブレーカ Withdrawn JPH09205721A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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