JP3609495B2 - 閉鎖配電盤の遮断器制御電源監視回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、火力発電プラントや原子力発電プラントの高圧閉鎖配電盤に収納される真空遮断器又は低圧閉鎖配電盤に収納される気中遮断器の制御電源の監視機能を有する閉鎖配電盤の遮断器制御電源監視回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、火力発電所や原子力発電所における所内主電源系統には、真空遮断器等を収納して高圧電力の配電を行う高圧閉鎖配電盤、及びこの高圧閉鎖配電盤より遮断器、降圧変圧器を介して給電される電力を配電する目的で気中遮断器を収納した低圧閉鎖配電盤が設けられる。
図5はこの種の所内主電源系統の概略構成図である。図中1は発電機で、発電電力の大部分は、主変圧器2を介して、外部電力系統3に送電され、発電電力の一部は、所内変圧器4aを介して、所内補機電動機に配電される。所内補機電動機に配電するために高圧閉鎖配電盤10が設けられる。高圧閉鎖配電盤10には、所内変圧器4aから受電する系統に設けられる受電遮断器10a と、後備電源として外部電力系統3から、降圧変圧器(起動変圧器又は予備変圧器とも称される)を介して受電する系統に設けられる受電遮断器10b と、所内補機電動機にそれぞれ配電する系統に設けられる配電用遮断器10L1〜10Lnとが収納される。
【0003】
発電所の通常運転中、受電遮断器10a は閉じており、受電遮断器10b は開状態にある。そして、受電遮断器10a が開状態になった場合には、図示省略の制御回路によって受電遮断器10b を閉じることにより、所内補機電動機にそれぞれ電力を供給する。
高圧閉鎖配電盤10に収納される受電遮断器10a ,10b 、配電用遮断器10L1〜10Lnはそれぞれ投入、開放制御のための遮断器制御回路を備え、これらの遮断器制御回路は図示省略の発電所内の制御電源によって動作するようになっている。
【0004】
図6は遮断器制御回路の構成例である。同図において、遮断器制御回路11は、所内の制御電源、本例では直流電源を分割するためのアイソレータ11P 及び11N を備えている。アイソレータ11P の負荷側には遮断器内の電源分割アイソレータ12p 及び22P が接続され、アイソレータ11N の負荷側にも遮断器内の電源分割アイソレータ12N 及び22N が接続されている。遮断器投入回路13は動力回路及び投入指令回路を備えている。動力回路及び投入指令回路の各負側端子は電源分割アイソレータ12N の負荷側から導出された配線19に接続されている。動力回路の正側端子は電源分割アイソレータ12P の負荷側に接続されている。
【0005】
遮断器制御回路11は外部操作回路20を備えている。外部操作回路20は、投入指令スイッチ15、開放指令スイッチ25、投入状態表示用赤色灯26及び開放状態表示用緑色灯27を備えている。
外部操作回路20の投入指令スイッチ15からケーブル14及び16が引き出され、ケーブル14の先端は電源分割アイソレータ12P の負荷側に接続され、ケーブル16の先端は、遮断器内の図示省略の制御回路から投入禁止指令が出力された場合に開路するb接点17と、当該遮断器が未投入状態であることが遮断器内の図示省略の制御回路によって検知されたときに閉路しているb接点18とを介して投入指令回路の正側端子に接続されている。
【0006】
一方、電源分割アイソレータ22P の負荷側から導出された配線23、及び、電源分割アイソレータ22N の負荷側から導出された配線31は、遮断器引外し回路の動作電力を供給するものである。外部操作回路20の開放指令スイッチ25と遮断器投入状態表示用赤色灯26とは並列接続されており、一方の並列接続端からケーブル24が引き出されてその先端が配線23に接続され、他方の並列接続端からケーブル28が引き出されてその先端は、当該遮断器が投入状態であることが遮断器内の図示省略の制御回路によって検知されたときに閉路するa接点29、及び、遮断器開放用のトリップコイル30を介して、配線31に接続されている。なお、a接点29に対するケーブル28の接続点と配線23との間に遮断器投入状態表示用赤色灯32が接続されている。また、開放指令スイッチ25と投入状態表示用赤色灯26の一方の並列接続端には、さらに、遮断器開放状態表示用緑色灯27の一端が接続され、この開放状態表示用緑色灯27の他端からケーブル33が引き出されてその先端が、当該遮断器が開放状態であることが遮断器内の図示省略の制御回路によって検知されたときに閉路しているb接点34を介して、配線31に接続されている。なお、b接点34に対するケーブル33の接続点と配線23との間に遮断器開放状態表示用緑色灯35が接続されている。
【0007】
以上は、一つの遮断器に対応する遮断器制御回路の一例であるが、基本的に遮断器制御回路は図示しない発電所に設備される制御電源(本例では、直流電源)を当該配電盤に収納される各々の遮断器毎に電源分割アイソレータ11P ,11N ,12P ,12N ,22P ,22N にて分配する構成になっている。
【0008】
かかる構成において、電源分割アイソレータ11P ,11N ,12P ,12N ,22P ,22N の全てがオン状態であるときに投入指令スイッチ15をオン操作すれば遮断器が投入される。遮断器が投入されておれば、投入状態表示用赤色灯26及び32が点灯し、開放状態表示用緑色灯27及び35は消灯する。ここで、開放指令スイッチ25をオン操作すれば遮断器は開放される。遮断器の開放中、投入状態表示用赤色灯26及び32は消灯し、開放状態表示用緑色灯27及び35は点灯する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述した遮断器制御回路にあっては、電源分割アイソレータに対する遮断器点検後の復旧忘れ、あるいは、アイソレータ自体の不適合等により制御電源の供給ができなくなった場合、当該遮断器の自動操作が不能となることが考えられる。図5に示した如く、発電機1から所内に電力を配電する経路、すなわち、所内変圧器4a及び受電遮断器10a を含む経路に電源喪失事故が発生すると、受電遮断器10b を自動投入して、後備電源としての外部電力系統3から、降圧変圧器4bを介して、電力を供給するが、配電盤に対する制御電源の供給ができない状態でのこの種の電源喪失事故に対しては受電遮断器10b の自動投入ができなくなる可能性を含んでいる。
【0010】
このため、遮断器毎に電源分割用のアイソレータ及び制御電源を管理することが発電所運転員の重要作業項目の一つとなり、これに応じて発電所運転員の負担が増大するという問題があった。
【0011】
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、遮断器を制御する電源が運用不能の状態に陥ったか否かを容易に把握することができ、これによって、遮断器制御用電源の健全性を維持するための運転員の負担を軽減することのできる閉鎖配電盤の遮断器制御電源監視回路を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
周知の如く、遮断器の動作は投入か開放のいずれかであり、その投入時に遮断器投入状態表示用赤色灯を点灯させ、開放時に遮断器開放状態表示用緑色灯を点灯させる。一方、遮断器投入回路用電源によって遮断器を投入し、遮断器引外し回路用電源によって遮断器を引外す閉鎖配電盤において、従来は遮断器投入回路用電源のみで遮断器投入状態表示用赤色灯を点灯させたり、遮断器開放状態表示用緑色灯を点灯させたりしていた。このような構成では、遮断器の開放時に遮断器投入回路用電源が運用不能の状態であっても、その状態を運転員が把握できないことになる。
そこで、本発明は、遮断器投入状態表示用赤色灯を遮断器引外し回路用電源によって点灯させ、逆に、遮断器開放状態表示用緑色灯を遮断器投入回路用電源により点灯させている。
このようにすると、遮断器が次の動作で必要となる電源が使用不能となった場合、点灯状態であるべき表示灯が消灯してその状態を運転員に把握させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を好適な実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態を示す回路図であり、図中、従来装置を示す図6と同一の符号を付したものはそれぞれ同一の要素を示している。この装置は、図6に示す遮断器制御回路11に対応するものとして遮断器制御回路11A を、外部操作回路20に対応するものとして外部操作回路20A を備えている。遮断器制御回路11と遮断器制御回路11A とは、開放状態表示用緑色灯35の接続電源経路が異なっており、外部操作回路20と外部操作回路20A とは、開放状態表示用緑色灯27の接続電源経路が異なっている。ここで、従来装置と構成上異なる点について、その構成を説明する。
【0016】
開放状態表示用緑色灯27の一端は、投入指令スイッチ15を接続するために電源分割アイソレータ12P の負荷側から導出されたケーブルに接続されており、この開放状態表示用緑色灯27の他端は、ケーブル33によってb接点34の一端に接続されている。また、b接点34の他端は、遮断器投入のために電源分割アイソレータ12N の負荷側から導出された配線19に接続されている。一方、電源分割アイソレータ12P の負荷側から新たにケーブル36が導出され、このケーブル36の先端に開放状態表示用緑色灯35の一端が接続され、この開放状態表示用緑色灯35の他端がケーブル33に対するb接点34の接続点に接続されている。
【0017】
上記のように構成された第1の実施の形態の動作について以下に説明する。
先ず、外部操作回路20A の投入指令スイッチ15をオン操作したことにより、当該遮断器が投入された場合、従来装置で説明したとおり、遮断器の投入状態で閉路するa接点29、及び遮断器開放用のトリップコイル30を経由して、外部操作回路20A 中の遮断器投入状態表示用赤色灯26と、配電盤の盤面の遮断器投入状態表示用赤色灯32とが、遮断器引外し回路用電源によって点灯することとなる。
発電所の運転員は、当該遮断器が投入状態であることを遮断器投入状態表示用赤色灯26又は32の点灯により確認でき、また、これら遮断器投入状態表示用赤色灯26又は32が点灯していない場合には、何等かの原因により、投入された遮断器が次の動作として必要となる遮断器引外し回路用電源が運用不能の状態になった可能性を把握でき、当該電源の健全性調査を行うことができる。
【0018】
次に、外部操作回路20A の開放指令スイッチ25をオン操作したことにより、当該遮断器が開放された場合、遮断器の開放状態で閉路するb接点を経由して、外部操作回路20A 中の遮断器開放状態表示用緑色灯27と、配電盤の盤面の遮断器開放状態表示用緑色灯35とが、遮断器投入回路用電源によって点灯することとなる。
発電所の運転員は、当該遮断器が開放状態であることを遮断器開放状態表示用緑色灯27又は35の点灯により確認でき、また、これら遮断器開放状態表示用緑色灯27又は35が点灯していない場合には、何等かの原因により、開放された遮断器が次の動作として必要となる遮断器投入回路用電源が運用不能の状態になった可能性を把握でき、当該電源の健全性調査を行うことができる。
【0019】
かくして、第1の実施の形態によれば、遮断器の投入により点灯させる赤色表示灯を遮断器引外し回路用電源により点灯させ、また、遮断器引外しにより点灯させる緑色表示灯を遮断器投入回路用電源により点灯させることにより、遮断器が次の動作で必要となる電源が使用不能となった場合、点灯状態であるべき表示灯を消灯させてその状態を運転員に把握せしめ、これによって、遮断器制御用電源の健全性を維持するための運転員の負担を軽減することができる。
【0020】
図2は本発明の第2の実施の形態の概略構成を示す回路図であり、図3はこの実施の形態に付属する制御電源監視回路図である。図中、従来装置を示す図6と同一の要素には同一の符号を付してその説明を省略する。この装置は、図6に示す遮断器制御回路11に対応するものとして遮断器制御回路11B を備えている。遮断器制御回路11B は、電源分割アイソレータ12P の負荷側と電源分割アイソレータ12N の負荷側との間に遮断器投入回路電源監視用リレー40を新たに接続し、電源分割アイソレータ22P の負荷側と電源分割アイソレータ22N の負荷側との間に遮断器引外し回路電源監視用リレー41を新たに接続した点が遮断器制御回路11と構成上異なっている。また、これらの電源監視用リレーの付加に応じて、図3の制御電源監視回路が設けられる。
【0021】
遮断器投入回路電源監視用リレー40、及び遮断器引外し回路電源監視用リレー41は遮断器ユニット毎に設けられ、図3に示す制御電源監視回路は複数の遮断器ユニットを有する複数の閉鎖配電盤を一括監視する構成になっている。いま、一つの閉鎖配電盤において遮断器ユニット毎に設けられた遮断器投入回路電源監視用リレー40の不動作時には、それぞれ投入回路電源喪失信号42C ,43C ,…,49C を出力し、遮断器引外し回路電源監視用リレー41もその不動作時には、それぞれ引外し回路電源喪失信号42T ,43T ,…,49T を出力する。これらの信号はOR回路によって構成される制御電源喪失ユニット検出回路50a ,50b ,…,50n に入力される。すなわち、制御電源喪失ユニット検出回路50a の一方入力として投入回路電源喪失信号42C が、他方入力として引外し回路電源喪失信号42T がそれぞれ入力され、制御電源喪失ユニット検出回路50b の一方入力として投入回路電源喪失信号43C が、他方入力として引外し回路電源喪失信号43T がそれぞれ入力され、…、制御電源喪失ユニット検出回路50n の一方入力として投入回路電源喪失信号49C が、他方入力として引外し回路電源喪失信号49T がそれぞれ入力される。
【0022】
制御電源喪失ユニット検出回路50a ,50b ,…,50n の各出力経路に、制御電源喪失遮断器ユニットを表示するための表示回路51a ,51b ,…,51n が接続される。また、制御電源喪失ユニット検出回路50a ,50b ,…,50n の各出力はOR回路によって構成される制御電源喪失配電盤判別回路53に入力される。この制御電源喪失配電盤判別回路53から出力される制御電源喪失配電盤信号54a は、警報を発生すると共に、その情報を発電所の運転員に伝達するための警報・表示回路55a に入力される。
【0023】
以上、一つの配電盤60a に対応して設けられる制御電源監視回路の構成について説明したが、他の配電盤60b ,60c ,…,60n に対応してこれと全く同様な電源監視用リレー、制御電源喪失ユニット検出回路及び制御電源喪失配電盤判別回路(図示せず)が設けられ、各制御電源喪失配電盤信号54b ,54c ,…,54n が警報・表示回路55b ,55c ,…,55n に入力される構成になっている。
【0024】
上記のように構成された第2の実施の形態の動作について以下に説明する。
先ず、当該遮断器の投入回路電源が喪失した場合、投入回路電源監視用リレー40が動作し、投入回路電源喪失信号42c が出力される。投入回路電源喪失信号42c は、制御電源喪失ユニット検出回路50b に入力され、この制御電源喪失ユニット検出回路50b から制御電源喪失信号が出力される。この出力に応動して表示回路51a は制御電源喪失遮断器を表示する。また、制御電源喪失信号は制御電源喪失配電盤判別回路53に入力され、この制御電源喪失配電盤判別回路53から制御電源喪失配電盤信号54a が出力され、その情報が警報・表示回路55a によって発電所の運転員に伝達される。
【0025】
次に、当該遮断器の引外し回路電源が喪失した場合、引外し回路電源監視用リレー41が動作し、引外し回路電源喪失信号42T が出力される。引外し回路電源喪失信号42T は、制御電源喪失ユニット検出回路50b に入力され、この制御電源喪失ユニット検出回路50b から制御電源喪失信号が出力される。この出力に応動して表示回路51a は制御電源喪失遮断器を表示する。また、制御電源喪失信号は制御電源喪失配電盤判別回路53に入力され、この制御電源喪失配電盤判別回路53から制御電源喪失配電盤信号54a が出力され、その情報が警報・表示回路55a によって発電所の運転員に伝達される。
【0026】
これにより、発電所の運転員は、警報・表示回路55a の情報と、表示回路51a の情報とにより、遮断器制御回路用電源が運用不能状態に陥ったこと及び運用不能状態に陥った遮断器ユニットを容易に把握でき、当該遮断器に対する制御電源の健全性を維持するための作業を行うことができる。また、他の配電盤60b ,60c ,…,60n についても、これと同様な監視が行われ、その警報に従って制御電源の健全性を維持するための作業を行うことができる。
【0027】
かくして、第2の実施の形態によれば、分割された遮断器投入回路用電源及び遮断器引外し回路用電源をそれぞれ個別に監視し、電源を喪失した遮断器ユニット、及びこのユニットを含む閉鎖配電盤を判別するので、発電所の運転員はより迅速に遮断器制御回路用電源が運用不能の状態に陥ったことを容易に把握でき、これによって、遮断器制御用電源の健全性を維持するための運転員の負担を軽減することができる。
【0028】
図4は本発明の第3の実施の形態の構成を示す回路図である。図中、従来装置を示す図6と同一の要素には同一の符号を付してその説明を省略する。この装置は、図6に示す遮断器制御回路11に対応するものとして遮断器制御回路11C を備えている。遮断器制御回路11C は、図6中の電源分割アイソレータ12P ,12N の代わりに補助接点付の配線用遮断器12PA,12NAを用い、同時に、電源分割アイソレータ22P ,22N の代わりに補助接点付の配線用遮断器22PA,22NAを用いた点が遮断器制御回路11と構成上異なっている。
【0029】
この場合、配線用遮断器12PA,12NAの不動作に対応する補助接点信号を図示省略のOR回路に入力し、このOR回路の出力を投入回路電源喪失信号42c とし、さらに、配線用遮断器22PA,22NAの不動作に対応する補助接点のオン動作信号を図示省略のOR回路に入力し、このOR回路の出力を引外し回路電源喪失信号42T として、それぞれ図3に示した制御電源に監視回路に入力するように構成したものである。
これによって、図2及び図3を用いて説明したと同様な監視と、この監視に基づいて制御電源の健全性を維持するための作業を行うことができる。
【0030】
【発明の効果】
以上の説明によって明らかなように、本発明によれば、遮断器投入状態表示用赤色灯を遮断器引外し回路用電源によって点灯させ、逆に、遮断器開放状態表示用緑色灯を遮断器投入回路用電源により点灯させているので、遮断器が次の動作で必要となる電源が使用不能となった場合、点灯状態であるべき表示灯が消灯してその状態を運転員が把握することができ、これによって、遮断器制御用電源の健全性を維持するための運転員の負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す回路図。
【図2】本発明の第2の実施の形態の概略構成を示す回路図。
【図3】図2に示した実施の形態と併せて、複数の閉鎖配電盤の制御電源を監視する制御電源監視回路を示す図。
【図4】本発明の第3の実施の形態の概略構成を示す回路図。
【図5】本発明の適用対象の閉鎖配電盤を含む発電所内主電源系統図。
【図6】従来の閉鎖配電盤の遮断器制御回路の構成を示す回路図。
【符号の説明】
10 高圧閉鎖配電盤
10a,10b 受電遮断器
11A,11B,11C 遮断器制御回路
11P,11N,12P,12N,22P,22N 電源分割アイソレータ
12PA,12NA 配線遮断器
13 遮断器投入回路
20,20A 外部操作回路
26,32 投入状態表示用赤色灯
27,35 開放状態表示用緑色灯
30 トリップコイル
50a,50b〜50n 制御電源喪失ユニット検出回路
53 制御電源喪失配電盤判別回路
55a,55b〜55n 警報・表示回路
Claims (1)
- 遮断器を制御するために、一つの制御電源を遮断器投入回路用電源と遮断器引外し回路用電源とに分割し、前記遮断器投入回路用電源によって前記遮断器を投入し、前記遮断器引外し回路用電源によって前記遮断器を引外す閉鎖配電盤の遮断器制御電源監視回路において、
前記遮断器の投入時に、前記遮断器引外し回路用電源により給電されて遮断器の投入状態を点灯して表示する遮断器投入状態表示用赤色灯と、
前記遮断器の開放時に、前記遮断器投入回路用電源により給電されて遮断器の開放状態を点灯して表示する遮断器開放状態表示用緑色灯と、
を備え、前記制御電源が使用不能となった場合、前記遮断器投入状態表示用赤色灯と前記遮断器開放状態表示用緑色灯の両方が同時に消灯することを特徴とする閉鎖配電盤の遮断器制御電源監視回路。
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