JP3031685B2 - 分電盤 - Google Patents

分電盤

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JP3031685B2
JP3031685B2 JP2042216A JP4221690A JP3031685B2 JP 3031685 B2 JP3031685 B2 JP 3031685B2 JP 2042216 A JP2042216 A JP 2042216A JP 4221690 A JP4221690 A JP 4221690A JP 3031685 B2 JP3031685 B2 JP 3031685B2
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正男 矢吹
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Description

【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】
本発明は主幹ブレーカおよび複数個の分岐に対応した
複数個の分岐ブレーカを備えた分電盤に関する。
【従来の技術】
従来、この種の分電盤は既に周知である。この種分電
盤は、各分岐の過電流に対しては対応する分岐ブレーカ
が作動してこの分岐を遮断する。また、各分岐の総和の
電流が過大になったときには主幹ブレーカが作動して、
全ての分岐を遮断する。 しかしながら、上記のもののように、主幹ブレーカが
作動して全ての分岐すなわち全ての負荷を遮断すること
は、使用者にとっては不意に使用中の電気器具を停止さ
れることであり、不都合を生じることがある。たとえ
ば、夜間において照明負荷を不意に消灯されると不安感
を与えたり、混乱を招いたりし、暗闇で復旧作業を行わ
なければならないものである。また、電気機器によって
は中途停止することによりその負荷にダメージを与えた
り、機器自体が故障するということもある。 そして、このような問題を回避し得る分電盤として、
特開昭55−117433号公報に開示されるものが知られてい
る。この分電盤は、主幹ブレーカに流れる使用電流値が
予め設定した設定レベルを予め設定した時間だけ越える
と複数の特定負荷を定められた順序によって遮断し、逆
に使用電流値が減少し予め設定したレベルを予め設定し
た時間だけ下回った際には遮断した負荷を定められた順
序によって復帰させる負荷選択制御装置を備えたもので
ある。 この分電盤によれば、遮断のための設定レベルの調整
により、主幹ブレーカの遮断前に特定負荷を遮断し、ま
た、復帰のための設定レベルの調整により、主幹ブレー
カが遮断動作しない範囲で特定負荷への通電を復帰させ
るよう構成されているため、接続されたできる限り多く
の負荷へ通電を行いつつ主幹ブレーカが遮断動作するこ
とを極力回避することが可能となる。
【発明が解決しようとする課題】
上記のような電力制御装置を備えた分電盤は、上記の
とおり電力制御装置の設定作業すなわち特定負荷を遮断
あるいは復帰させる基準となる電流値の設定や特定負荷
の遮断および復帰の順序の設定が行えるものであるが、
この設定作業は、分電盤を設置した単位家庭内の電気機
器の追加やレイアウト変更毎に自在に行なわれることに
よって、電力制御装置を備えた分電盤の真価を発揮し得
るものである。すなわち、上記の設定作業は、比較的頻
繁に行われるものである。 しかしながら、上記の設定作業を行う場合には、分電
盤内の主幹ブレーカや分岐ブレーカ等の他の機器が邪魔
になることが多い。そして、設定時に例えば分岐ブレー
カの開閉レバーを誤って操作してしまいこれに気付かな
いで放置してしまった場合には、その分岐に接続された
負荷が使用できなくなる。また、ブレーカを誤って操作
してしまったことに気付いたとしても、直ちに回路を接
続し直すと分岐に接続された負荷(例えばエアコン)に
よっては、負荷を故障させてしまう虞がある。 本発明は、このような課題を解決し得る分電盤を提供
することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の分電盤は、主幹ブレーカと、主幹ブ
レーカに接続されたブスバーと、複数の分岐に対応して
設けられブスバーに接続された複数個の分岐ブレーカ
と、特定の分岐ブレーカの出力側に設けられ対応する分
岐を遮断可能な遮断装置と、主幹ブレーカに流れる電流
値を検出する電流検出装置と、主幹ブレーカの遮断電流
値より小さい電流値を設定されるとともに前記電流検出
装置の検出信号を入力され、検出信号が設定された電流
値に対し所定条件に達したときには、遮断装置を遮断さ
せることによって、主幹ブレーカに流れる電流値を設定
値内に抑える電力制御装置と、開口を有し主幹ブレー
カ、ブスバー、分岐ブレーカ、遮断装置、電流検出装置
および電力制御装置を収納するとともに前記主幹ブレー
カおよび分岐ブレーカの開閉操作部を前記開口方向に向
けて配設することが可能な箱体と、主幹ブレーカおよび
分岐ブレーカを覆い隠すことが可能なように上記開口を
開閉自在に箱体に取り付けられた扉とを具備している分
電盤において、前記電力制御装置は、前面に表示部を有
し、前記扉は電力制御装置の前面を露出させる窓口を備
えていることを特徴とする。 請求項1に記載の分電盤によれば、各分岐の電流値が
所定値を越えたとき、対応する分岐ブレーカが遮断する
ことは従来の分電盤と同様である。各分岐の総電流値は
電流検出装置により検出されて電力制御装置に入力され
る。電力制御装置はこの検出信号と予め設定された主幹
ブレーカの遮断電流値より小さい電流値とを比較し、検
出信号が設定値を所定時間継続して越えたときには、予
め選択された分岐または負荷を電気的に開路する。した
がって、総電流値を設定値内に抑えることができ、主幹
ブレーカが遮断動作して、全負荷を停止させることを防
止できる。また、どの分岐あるいは負荷を切離すかは予
め選択できるので、その分岐に接続する負荷や切離す負
荷として必要性の低いものを選択することによって、使
用者の不便、混乱等を最少のものにできる。 また、箱体に設けられた扉は、主幹ブレーカおよび分
岐ブレーカを覆い隠すことが可能なように上記開口を開
閉自在に取り付けられているとともに、この扉は電力制
御装置の前面を露出させる窓口を備えている。したがっ
て、扉をしめて主幹ブレーカおよび分岐ブレーカを隠し
た状態で、上記のような電力制御装置の表示の確認を行
うことができる。 なお、本発明および請求項2に記載の発明において、
1つの分岐を遮断した後にまた設定値を越えた場合に
は、つぎの分岐または負荷を遮断するようにしてもよ
い。すなわち、予め切離すように設定する分岐や負荷は
複数であってよいものである。さらに、検出信号が設定
値を越えたときに切離した分岐や負荷を、検出信号が設
定値を下回ったときに自動復帰させるようにしてもよ
い。この場合、検出信号が設定電流値を一定時間以上下
回ったときに自動復帰するようにしたり、設定値のたと
えば80%まで低下したとき自動復帰するようにしたりす
ると、自動復帰させた結果、再び設定電流値を越えて切
離す、その後直ちに自動復帰させるということを頻繁に
繰り返すことがないものである。 また、本発明において、検出信号が設定電流値に対し
所定条件に達するとは、たとえば、検出信号が設定電流
値を0.5秒〜数秒継続して越えるといったような場合で
ある。しかし、設定電流値を越えたら直ちに分岐または
負荷を遮断するようにしてもよい。このような条件は、
使用条件等によって変わり得るから、それに応じて設定
すればよいものである。 請求項2に記載の分電盤は、主幹ブレーカと、主幹ブ
レーカに接続されたブスバーと、複数の分岐に対応して
設けられブスバーに接続された複数個の分岐ブレーカ
と、特定の分岐ブレーカの出力側に設けられ対応する分
岐を遮断可能な遮断装置と、主幹ブレーカに流れる電流
値を検出する電流検出装置と、主幹ブレーカの遮断電流
値より小さい電流値を設定されるとともに前記電流検出
装置の検出信号を入力され、検出信号が設定された電流
値に対し所定条件に達したときには、遮断装置を遮断さ
せることによって、主幹ブレーカに流れる電流値を設定
値内に抑える電力制御装置と、開口を有し主幹ブレー
カ、ブスバー、分岐ブレーカ、遮断装置、電流検出装置
および電力制御装置を収納するとともに前記主幹ブレー
カおよび分岐ブレーカの開閉操作部を前記開口方向に向
けて配設することが可能な箱体とを具備している分電盤
において、前記電力制御装置は前面に設定部を有し、主
幹ブレーカ、分岐ブレーカ群および電力制御装置はそれ
ぞれ個別の取付け台に取付けることによって箱対の底面
から開口方向への突出寸法の調整がなされ、電力制御装
置が主幹ブレーカおよび分岐ブレーカよりも突出するよ
うに配設されたことを特徴とする。 本発明によれば、請求項1に記載の分電盤と同様に、
電力制御装置によって、総電流値を設定値内に抑えるこ
とができ、主幹ブレーカが遮断動作して、全負荷を停止
させることを防止できる。 また、主幹ブレーカ、分岐ブレーカ群および電力制御
装置はそれぞれ個別の取付け台に取付けることによって
箱体の底面から開口方向への突出寸法の調整がなされて
いるため、これら取付け台の高さ寸法を調整することに
より、各部品の位置出しが容易となる。そして、電力制
御装置が主幹ブレーカおよび分岐ブレーカよりも前方に
突出するように配設されているため、この電力制御装置
の設定作業時に誤って主幹ブレーカおよび分岐ブレーカ
の開閉レバーを操作してしまうことが発生しにくい。ま
た、上記各機器を個別の取り付け台によって配設するよ
うにしたから、この分電盤と同じ機器を使用して仕様の
異なる他の分電盤を構成した場合でも、電力制御装置が
主幹ブレーカおよび分岐ブレーカよりも突出するように
設計し易くなる。 なお、主幹ブレーカ、分岐ブレーカ群および電力制御
装置を取付け台に取付けた状態でユニット化しておくこ
とによって、組立て作業を簡単にすることができる。 請求項3に記載の分電盤は、請求項2に記載の分電盤
において、分岐ブレーカの取付け台は、箱体の底面との
待に空間部を有して設けられ、空間部内に特定の分岐ブ
レーカと遮断装置とを接続する電線を配設したことを特
徴とする。 本発明によれば、請求項2に記載の分電盤の作用に加
えて、特定の分岐ブレーカと遮断装置とを接続する電線
を取付け台によって隠したため、この電線が前方に張り
出して電力制御装置の設定作業の邪魔となることがな
く、一層に設定作業が行い易くなる。
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を第1図〜第12図を参照して
説明する。1は箱体であり、本実施例では上面を開口し
た細長の本体2と、この本体2の長手方向の両端部にそ
れぞれの一側端部を回動自在に支持され、前記開口を閉
塞可能な扉3a、3bとからなるものである。なお、前記扉
3bには、窓口4が形成されている。5は主幹ブレーカ
で、前記箱体1内に配設されている。本実施例では、箱
体1の左端(第1図)に配設されている。6はブスバー
であって、前記主幹ブレーカ5の側面から前記箱体1の
中間部にかけて、前記箱体1のほぼ中央部に設けられて
いる。このブスバー6と前記主幹ブレーカ5とは、電線
7にて接続されている。また、前記ブスバー6の上下
(第1図)には、複数個の分岐ブレーカ8a、・・・8nが
それぞれ横一列に配設されている。そして、これら分岐
ブレーカ8a、…8nと、前記ブスバー6とはそれぞれ電気
的に接続されている。前記分岐ブレーカ8a〜8bの出力側
には図示しない負荷が必要に応じて接続される。ここま
で説明した分電盤の構造は、比較的よく見られるもので
ある。 つぎに、10は電流検出装置であって、上記主幹ブレー
カ5に流れる電流値を検出するものである。本実施例で
は変流器が用いられている。この電流検出装置10の検出
信号は、電力制御装置11に入力される。この電流検出装
置11は、検出信号と予め設定された前記主幹ブレーカ5
の遮断電流値より小さい電流値とを比較して、検出信号
が設定された電流値を所定時間継続して越えると、予め
選択された特定の分岐および特定の負荷の少なくとも一
方を電気的に切離すものである。すなわち、本実施例で
は、4つの分岐と2つの負荷を切離し可能にしており、
この4つの分岐に対応するのが分岐ブレーカ4a〜4dであ
り、前記2つの負荷12a、12bとしては、たとえばエアコ
ンである(第8図参照)。そして、前記4つの分岐を切
離すものとして、本実施例ではそれぞれに対応させて4
つのリモコンリレー13a〜13dを前記分岐ブレーカ群8a〜
8nの右隣りに設けている。そして、前記分岐ブレーカ8a
〜8dからは前記リモコンリレー13a〜13dを介して負荷側
に給電するため、格別に端子台14を設けている(以下、
前記分岐ブレーカ8a〜8dに対応する分岐を分岐A〜Dと
称する。)。 前記分岐ブレーカ8a〜8dとリモコンリレー13a〜13dと
の接続は、電線16によって行われる。なお、この電線16
は、分岐ブレーカ8a、…8nの下方、すなわち分岐ブレー
カの取付け台41と箱体1の底面との間に配設されてい
る。15はこれらリモコンリレー13a〜13d動作用の電源ト
ランスである。また、前記2つのエアコン12a、12bを切
離すために、本実施例では電力線重畳信号を用いるもの
で、このために各負荷12a、12bに対応させて受信制御装
置16a、16bを負荷12a、12bの近傍に設けている。このよ
うな、受信制御装置16a、16bとしては、自己アドレスの
電力線重畳信号を受けたときパルスを出力するような既
にテレコントロールシステム等で使用されているものを
用いればよい。また、前記負荷12a、12bには、別記パル
スを受ける毎に負荷12a、12bへの給電を入、切する受信
部を設ける。このような、受信部の図示は省略したが、
たとえばHA端子と称されて既に知られているものをその
まま使用できるものである。なお、前記受信制御装置16
a、16bは負荷12a、12b内に収納するようにしてもよく、
本発明はこのようなものも含むものである。そして、こ
の場合には前記受信制御装置16a、16bに前記受信部の機
能を持たせて、一体構造とすることも可能である。な
お、第8図においては、各給電線を簡略化のために1本
に省略して示してある。 つぎに、上記電力制御装置11の構成について詳しく説
明する。この電力制御装置11は、構造的には、電子部品
を搭載した配線板20、21を2層に横層され、かつ、金属
製のケース22に収納されて、上記箱体1の右端部(第1
図)に配設されている。また、前記配線板20には、設定
部と表示部(これらの詳細については後述する。)が設
けられており、前記ケース22にはこれら設定部および表
示部が外部から操作あるいは硯認できるように、開口25
が形成されている。そして、さらに、設定部および表示
部は、上記箱体1の扉3aの開口4に対向するように配設
されている。また、前記設定部および表示部には、たと
えば半透明で設定部の後述するスイッチ等用の穴26、…
を所要個数有してなり、かつ、所要の表示を施された表
示パネル27が設けられている。前記設定部は、第6図に
示すように、テンキースイッチ231、一括入スイッチ23
2、一括切スイッチ233、順位設定スイッチ234、電流設
定スイッチ235、復帰スイッチ236等にて構成されてい
る。これらスイッチ231〜236の機能については、後述す
る。そして、これらスイッチ231〜236は前記表示パネル
27の穴26に遊嵌されている。また、表示部は設定電流値
表示部241、順位表示部242、使用電流表示部243、カッ
ト動作表示部244を有してなるものである。前記設定電
流値表示部241および順位表示部242は、前記表示パネル
27の下面側に位置し、前記使用電流表示部243およびカ
ット動作表示部244は、前記パネル27の穴26に遊嵌され
ている。これら表示部241〜244の機能もこれ以降の説明
により、明らかになるであろう。なお、表示部は発光ダ
イオード、液晶等を用いて形成することができる。 また、電力制御装置11の構成を機能的に示したのが第
9図である。30は演算処理装置で、上記操作部23からの
情報を入力したり、上記表示部に表示指令を出力した
り、さらに、メモリ31との間で信号の送受を行なったり
するものである。32は上記電流検出装置10からの検出信
号をA/D変換するA/D変換器であり、そのディジタル信号
を前記演算処理装置30に入力するものである。33は計時
手段、34は前記メモリ用のバックアップ電源である。ま
た、35はリモコンリレー制御信号出力部、36は電力線重
畳信号出力部、37は表示指令出力部である。さらに、本
実施例にあっては、上記分岐A〜Dおよび上記負荷12
a、12bを一括してオンまたは一括してオフさせる機能を
有するもので、前記一括入スイッチ232の情報を入力さ
せる一括オン入力部38と、一括切スイッチ233の情報を
入力させる一括オフ入力部39とをも備えているものであ
る。 上記主幹ブレーカ5、分岐ブレーカ8a〜8n群、リモコ
ンリレー13a〜13d群と端子台14と電源トランス15、電力
制御装置11は、それぞれ個別に取付け台40〜43に取付け
られて、第1図において上下に並段されている2本のレ
ール状の基台44、45に取付けられている。 これら基台44、45は、たとえばねじ46等の手段により
箱体1の本体2の底面に着脱自在に取付けられている。
47は前記主幹ブレーカ5および前記分岐ブレーカ8a〜8n
の操作部を露出させる開口48、49を有してなる中蓋であ
る。この中蓋47は図示を省略したが、前記基台44、45に
取付け台、ねじ等を用いて取付けられる。前記主幹ブレ
ーカ5は相対的に高さが高いため、この主幹ブレーカ5
の取付け台40の高さは低く形成されている。また、分岐
ブレーカ8a、8nは相対的に低いため、これらの取付け台
41は高く形成されている。さらに、遮断装置13a〜13dは
前記主幹ブレーカ5と前記分岐ブレーカ8a〜8nと中間の
高さであるため、これらの取付け台42も前記取付け台40
と41との中間の高さに形成されている。電力制御装置11
の取付け台43は分岐ブレーカ8a〜8nの取付け台41と同等
である結果、電力制御装置11の前面(表示部と設定部の
ある面)は分岐ブレーカ8a〜8nの開閉レバーよりも突出
するように配設されることになる。 このように、各取付け台40〜48を個別に形成し、か
つ、これらの高さを調節することにより、各機器の高さ
の違いを吸収するとともに、高さを異ならせる必要のあ
る機器については必要に応じ調節が行え、箱体内にすっ
きり且機能的に収納することができる。すなわち、第4
図に示されるように、主幹ブレーカ5および分岐ブレー
カ8a〜8bについては、その操作部の高さを揃えるととも
に、遮断装置13a〜13dの高さも揃えて、上述のように共
通の中蓋47でこれらを覆えるものである。また、電力制
御装置11については、その設定部および表示部を箱体1
の前面開口部4の開口縁近傍に臨ませることができるも
のである。これによって、電力制御装置11のみがその前
面が扉3a,3bの位置にまで達し、扉3bに設けられた窓口
4から各設定部および表示部を露出させることができ
る。 つぎに、本実施例の作用を第11図〜第12図も参照して
説明する。まず、組立てについては、箱体1を壁面(図
示しない。)等に露出させてあるいは埋込んで取付け
る。一方、基台44、45に各取付台40〜43を取付け、これ
ら各取付台40〜43にそれぞれ主幹ブレーカ5、分岐ブレ
ーカ8a〜8n、リモコンリレー13a〜13dと端子台14と電源
トランス15、電力制御装置11を取付ける。このようにし
て所要部品を取付けられた基台44、45を前記箱体1に取
付け、電気配線を行なって、中蓋47を取付けると組立て
は完了する。なお、前記組立てにおいては、各取付台40
〜43に所要部品を取付けた後に基台44、45に取付けた
り、箱体1に予め基台44、45を取付けておうようにした
りしてもよく、上記順序のみに限られるものではない。 つぎに、使用に先立って各種の設定を行なう。この設
定は、上記電力制御装置11にて行われる。この作用を第
10図および第11図を参照して説明する。第10図は基本的
な設定処理手順を簡略化して示すものである。電力を供
給されると、演算処理装置30はリセットされ、処理を開
始する。そこで、設定部のテンキースイッチ231等にて
電流値、遮断する分岐および負荷の遮断順位等を設定す
ると、これらデータが読込まれメモリ31のデータを更新
するとともに、表示データも更新してこの更新されたデ
ータを設定電流値表示部241等に表示させる。設定する
電流値、遮断順位は、予め設定された範囲内であれば、
自由に変更可能であることは当然である。第11図は設定
処理の詳細を示すものである。遮断する分岐および負荷
の遮断順位等を設定するには、順位スイッチ235を押す
とともに、テンキースイッチ231にて対応する分岐また
は負荷の順位付けを行ない、復帰スイッチ236を押す。
この場合、設定電流値表示部241の下1桁を回路番号表
示に利用している。演算処理装置30は、復帰スイッチ23
6が押されることによって、設定順位を読込み、これが
適正であればメモリ31に記憶させる。前記順位設定時に
おいて、テンキースイッチ231にて入力された順位およ
び回路番号は順位表示部2および設定電流値表示部1の
下1桁に表示されるから、操作者は確認しながら設定で
きる。そして、前記順位の設定において、入力されたデ
ータが許容値を越えているような場合にはエラーと判断
して、該当する表示部をフラッシュまたはスクロールさ
せる等のエラー表示を行なう。電流値設定は、上記順位
設定中でなく、かつ、上記復帰スイッチ236が押された
ことを条件に行われる。電流設定スイッチ235を押した
後、テンキースイッチ231にて電流値を入力し、復帰ス
イッチ236を押すと、このデータが読込まれ適正である
とメモリ31に記憶させる。この電流値の設定において
も、テンキースイッチ231にて入力された電流値は電流
表示部241に表示されるから、操作者は確認しながら設
定できる。そして、入力されたデータが許容値を越えて
いる場合にはエラーと判断して、該当する表示部をフラ
ッシュまたはスクロールさせる等のエラー表示を行う。 使用状態においては、電流検出装置10にて主幹ブレー
カ5に流れる電流を検出し、これを電力制御装置11に入
力する。電力制御装置11では、A/D変換装置32が検出信
号をディジタル信号に変換し、演算処理装置30に入力す
る。演算処理装置30では、前記ディジタル信号を受けて
使用電流表示部243に表示指令を出力するとともに、こ
のディジタル信号と設定された電流値とを比較する。そ
して、一括入スイッチ232、一括切スイッチ233が押され
ていないときであって、前記比較の結果、検出信号が設
定電流値以上であり、かつ、所定時間たとえば0.5秒間
継続したときには、遮断すべき分岐または負荷に関する
データを更新し、遮断信号を出力する。また、にて入力
された電流値は電流表示部1に表示カット動作表示部24
4に遮断した分岐または負荷を示す表示指令を出力す
る。前記所定時間が0.5秒以外でもよいことは上述した
とおりである。さらに、検出信号が設定電流値以上であ
る場合(あるいは、その後設定電流値以上になった場
合)には、同様の処理を行い、つぎの順位の分岐または
負荷を遮断する。本実施例では、たとえば、分岐A、
B、C、D、負荷12a、12bの順序で遮断するようにして
いる(第6図の回路番号1〜6に対応)。予め選択され
た分岐A〜D、負荷12a、12bのすべてが遮断された後
は、もはや遮断すべきものがないため、これ以降検出信
号が設定電流値を越えたときには、従来の分電盤と同様
に主幹ブレーカ5が遮断する。しかし、遮断用に予め設
定する分岐または負荷の総容量を適当に選べば、主幹ブ
レーカ5が遮断動作することは極めてまれであることが
理解されるであろう。 前述のように、特定された分岐A〜D、負荷12a、12b
のすべてが遮断された状態で検出信号が設定電流値を下
回り、かつ、所定時間たとえば1分継続すると、負荷12
bすなわちエアコンを自動復帰させる。さらに、検出信
号が設定電流値を下回り、かつ、所定時間たとえば1分
継続すると、負荷12aを自動復帰させる。この場合にお
ける前記所定時間も1分以外であってもよい。そして、
本実施例においては、この時間を上記設定部のテンキー
281等を用いて入力するものである。なお、本実施例で
は、自動復帰させるのは上記負荷12a、12bだけとし、分
岐A〜Dについては自動復帰させないように設定してい
る。もちろん、分岐A〜Dについても自動復帰させるこ
とは可能である。しかし、分岐にどの負荷が接続される
か不明であったり、発熱機器が接続されたりすることが
あることを考慮すると、自動復帰させない方が安全上好
適であると考えられる。 一括人スイッチ232または一括切スイッチ233が押され
ていると、演算処理装置30は、検出信号の大きさに関わ
らず分岐A〜Dおよび負荷12a、12bを順次たとえば0.5
秒間隔でオンまたはオフさせる。前記0.5秒の間隔も任
意に設定可能であり、場合によっては同時にオン、オフ
させてもよい。一括人の場合、分岐A〜D、負荷12a、1
2bをオンさせた後に検出信号が設定電流値を越えている
と、上記と同様な動作により、分岐A〜D、負荷12a、1
2bを遮断していく。 なお、本発明は上記実施例に限られるものではなく、
各種の変形を許容するものである。たとえば、電力制御
装置は分岐および負荷の一方のみを切離し可能としても
よい。そして、分岐を切離すものとしては、リモコンリ
レーの他サイリスタのような半導体スイッチを用いて構
成してもよいし、また、負荷を切離すために専用の信号
線を用いるようにしてもよいものである。
【発明の効果】
請求項1に記載の分電盤によれば、箱体に設けられた
扉は、主幹ブレーカおよび分岐ブレーカを覆い隠すこと
が可能なように上記開口を開閉自在に取り付けられてい
るとともに、この扉は電力制御装置の前面を露出させる
窓口を備えている。したがって、扉をしめて主幹ブレー
カおよび分岐ブレーカを隠した状態で、上記のような電
力制御装置の表示の確認を行うことができる。 請求項2に記載の分電盤によれば、主幹ブレーカ、分
岐ブレーカ群および電力制御装置はそれぞれ個別の取付
け台に取付けることによって箱体の底面から開口方向へ
の突出寸法の調整がなされているため、これら取付け台
の高さ寸法を調整することにより、各部品の位置出しが
容易となる。そして、電力制御装置が主幹ブレーカおよ
び分岐ブレーカよりも前方に突出するように配設されて
いるため、この電力制御装置の設定作業時に誤って主幹
ブレーカおよび分岐ブレーカの開閉レバーを操作してし
まうことが発生しにくい。また、上記各機器を個別の取
り付け台によって配設するようにしたから、この分電盤
と同じ機器を使用して仕様の異なる他の分電盤を構成し
た場合でも、電力制御装置が主幹ブレーカおよび分岐ブ
レーカよりも突出するように設計し易くなる。 請求項3に記載の分電盤によれば、請求項2に記載の
分電盤の効果に加えて、特定の分岐ブレーカと遮断装置
とを接続する電線を取付け台によって隠したため、この
電線が前方に張り出して電力制御装置の設定作業の邪魔
となることがく、一層に設定作業が行い易くなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の扉を開いた状態を示す正面
図、第2図は同じく中枠を閉じた状態を示す正面図、第
3図は同じく扉を閉めた状態を示す正面図、第4図は第
3図のIV−IV′線に沿う断面図、第5図は第3図のV−
V′線に沿う断面図、第6図は本発明の一実施例の電力
制御装置の正面図、第7図は同じく断面図、第8図は本
発明の電気接続を概略的に示すブロック図、第9図は電
力制御装置の構成例を示すブロック図、第10〜12図は本
発明の一実施例の電力制御装置の処理手順を示す流れ図
である。
【符号の説明】
1……箱体、3a,3b……扉、4……窓口、5……主幹ブ
レーカ、 8a〜8b……分岐ブレーカ、10……電流検出装置、11……
電力制御装置、 13a〜13b……遮断部、40〜43……取付け台、47……中
蓋。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−186929(JP,A) 特開 昭62−147903(JP,A) 実開 昭62−178709(JP,U) 実開 昭64−25808(JP,U) 実開 昭63−156506(JP,U) 実開 平1−61809(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主幹ブレーカと、 主幹ブレーカに接続されたブスバーと、 複数の分岐に対応して設けられブスバーに接続された複
    数個の分岐ブレーカと、 特定の分岐ブレーカの出力側に設けられ対応する分岐を
    遮断可能な遮断装置と、 主幹ブレーカに流れる電流値を検出する電流検出装置
    と、 主幹ブレーカの遮断電流値より小さい電流値を設定され
    るとともに前記電流検出装置の検出信号を入力され、検
    出信号が設定された電流値に対し所定条件に達したとき
    には、遮断装置を遮断させることによって、主幹ブレー
    カに流れる電流値を設定値内に抑える電力制御装置と; 開口を有し、主幹ブレーカ、ブスバー、分岐ブレーカ、
    遮断装置、電流検出装置および電力制御装置を収納する
    とともに、前記主幹ブレーカおよび分岐ブレーカの開閉
    操作部を前記開口方向に向けて配設することが可能な箱
    体と、 主幹ブレーカおよび分岐ブレーカを覆い隠すことが可能
    なように上記開口を開閉自在に箱体に取り付けられた扉
    と、 を具備している分電盤において、 前記電力制御装置は、前面に電力制御装置の制御状態を
    示す表示部を有し、前記扉は電力制御装置の前面を露出
    させる窓口を備えていることを特徴とする分電盤。
  2. 【請求項2】主幹ブレーカと、 主幹ブレーカに接続されたブスバーと、 複数の分岐に対応して設けられブスバーに接続された複
    数個の分岐ブレーカと、 特定の分岐ブレーカの出力側に設けられ対応する分岐を
    遮断可能な遮断装置と、 主幹ブレーカに流れる電流値を検出する電流検出装置
    と、 主幹ブレーカの遮断電流値より小さい電流値を設定され
    るとともに前記電流検出装置の検出信号を入力され、検
    出信号が設定された電流値に対し所定条件に達したとき
    には、遮断装置を遮断させることによって、主幹ブレー
    カに流れる電流値を設定値内に抑える電力制御装置と; 開口を有し、主幹ブレーカ、ブスバー、分岐ブレーカ、
    遮断装置、電流検出装置および電力制御装置を収納する
    とともに、前記主幹ブレーカおよび分岐ブレーカの開閉
    操作部を前記開口方向に向けて配設することが可能な箱
    体と、 を具備している分電盤において、 前記電力制御装置は、前面に電力制御装置の設定作業を
    行うための設定部を有し、主幹ブレーカ、分岐ブレーカ
    群および電力制御装置はそれぞれ個別の取付け台に取付
    けることによって箱体の底面から開口方向への突出寸法
    の調整がなされ、電力制御装置が主幹ブレーカおよび分
    岐ブレーカよりも突出するように配設されたことを特徴
    とする分電盤。
  3. 【請求項3】分岐ブレーカの取付け台は、箱体の底面と
    の間に空間部を有して設けられ、空間部内に特定の分岐
    ブレーカと遮断装置とを接続する電線を配接したことを
    特徴とする請求項2に記載の分電盤。
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