JPH06261439A - 分電盤 - Google Patents

分電盤

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JPH06261439A
JPH06261439A JP5048334A JP4833493A JPH06261439A JP H06261439 A JPH06261439 A JP H06261439A JP 5048334 A JP5048334 A JP 5048334A JP 4833493 A JP4833493 A JP 4833493A JP H06261439 A JPH06261439 A JP H06261439A
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JP
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JP5048334A
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English (en)
Inventor
Masao Yabuki
正男 矢吹
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気機器に合わせて電力復帰後にも再起動を
可能にする分電盤を提供する。 【構成】 電流検知器7が所定値以上の主幹ブレーカの
電流値を検出したとき、制御部で負荷へのあらかじめ切
換スイッチにより切り換えたリレー装置により電力を遮
断するか、端末機器から制御信号を出力して電気機器を
停止させ、電力供給の停止または電気機器の動作を停止
させる制御信号の出力する。設定された順位で負荷への
電力供給を停止させて、主幹ブレーカあるいは分岐ブレ
ーカを動作させることなく、主幹ブレーカに流れる電流
値を設定電流値未満に制御する。 【効果】 電気機器に対応して電力の供給を停止でき、
再起動できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力需要のピーク発生
時の主幹ブレーカの動作による全停電を防止する分電盤
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般家庭などに設置されている分
電盤は、主幹ブレーカと、この主幹ブレーカにそれぞれ
接続された複数の分岐ブレーカとを備え、この各分岐ブ
レーカに負荷をそれぞれ接続するようにし、この主幹ブ
レーカは全分岐回路の過電流、短絡、漏電、感電および
過電圧保護を行なう構造が採られている。
【0003】また、工場などの大容量配電施設などにお
いて、電力需要のピークを監視し、設定電流値を越えた
場合に予め定められた特定の負荷を遮断し、全停電を防
止するようにしたデマンドコントロール装置が知られて
いる。
【0004】さらに、近年たとえば特開平3−2431
21号公報記載のように、家庭用分電盤にもデマンドコ
ントロール装置が用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、家庭用
の電気機器の場合には、電力の供給を一旦停止した後
に、電力の再投入により動作の復帰を行なえるたとえば
冷蔵庫あるいは照明器具などに限らず、たとえばクーラ
あるいはヒータなどのエアーコンディショナのように、
マイコンで制御されていて単に電力を復帰させるのみで
は所望の設定値どおりに再起動できない電気機器も有し
ており、使用電流が低下した後にも気付かずに不便な状
態のままである場合が生ずる問題を有している。
【0006】本発明は上記問題点に鑑みなされたもの
で、電気機器に合わせて電力復帰後にも再起動を可能に
する分電盤を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の分電盤
は、主幹ブレーカと、この主幹ブレーカに接続されると
ともに分岐回路にそれぞれ負荷が接続される複数の分岐
ブレーカと、前記主幹ブレーカを流れる電流値を検出す
る電流検知器と、この電流検知器が所定値以上の電流値
を検出したとき、前記分岐回路を遮断する遮断信号およ
び前記分岐回路に設けられた負荷に対して動作を停止さ
せる制御信号のいずれか一方を選択的に出力し、設定さ
れた順位で前記負荷への電力供給を停止させて前記主幹
ブレーカを流れる電流値を設定電流値未満に制御する制
御部と、を具備したものである。
【0008】請求項2記載の分電盤は、請求項1記載の
分電盤において、負荷への電力供給を停止する順位を設
定する停止順位入力手段を具備したものである。
【0009】請求項3記載の分電盤は、請求項1記載の
分電盤において、制御部は、電流検知器で検知された電
流が所定値以下になると、設定された順位で負荷への電
力供給を復帰させるものである。
【0010】請求項4記載の分電盤は、請求項3記載の
分電盤において、負荷への電力供給を復帰する順位を設
定する復帰順位入力手段を具備したものである。
【0011】請求項5記載の分電盤は、請求項1ないし
4いずれか記載の分電盤において、制御部の制御動作を
解除する制御解除手段を具備したものである。
【0012】
【作用】請求項1記載の分電盤は、電流検知器が所定値
以上の電流値を検出したとき、制御部で分岐回路を遮断
する遮断信号への電力供給の停止または負荷に対して動
作を停止させる制御信号の出力を選択的に行ない、設定
された順位で負荷への電力供給を停止させて主幹ブレー
カを流れる電流値を設定電流値未満に制御するため、電
気機器に対応して電力の供給を停止でき、再起動を行な
える。
【0013】請求項2記載の分電盤は、請求項1記載の
分電盤において、停止順位入力手段で負荷への電力供給
を停止する順位を設定するため、任意の順位で停止させ
る負荷を設定できる。
【0014】請求項3記載の分電盤は、請求項1記載の
分電盤において、制御部は、電流検知器で検知された電
流が所定値以下になると、設定された順位で負荷への電
力供給を復帰させるので、電気機器への電力の供給を停
止した後にも、自動的に電気機器の動作の復帰を行なえ
る。
【0015】請求項4記載の分電盤は、請求項3記載の
分電盤において、復帰順位入力手段で負荷への電力供給
を復帰する順位を設定するため、任意の順位で復帰させ
る負荷を設定できる。
【0016】請求項5記載の分電盤は、請求項1ないし
4いずれか記載の分電盤において、制御解除手段で制御
部の制御動作を解除することができるので、制御部の動
作の解除により、主幹ブレーカおよび分岐ブレーカの動
作の確認を確実にできる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の分電盤の一実施例の構成を図
面を参照して説明する。
【0018】図2および図3において、1は鋼板にて成
形され前面を開口した分電盤筐体で、この分電盤筐体1
の両端には前面開口部を開閉する鋼板にて成形された扉
板2,3が回動自在に軸着されている。そして、一側の
扉板2より他側の扉板3が大きく形成され、両扉板2,
3の閉塞状態時に先端縁部が接合係止されるようになっ
ている。また、他方の扉板3には表示および操作用開口
4が形成されている。
【0019】そして、図2、図4および図5に示すよう
に、分電盤筐体1内には、漏電ブレーカなどの全分岐回
路の過電流、短絡、漏電、感電および過電圧などによる
定格電流値を越えた電流が流れたときに遮断する主幹ブ
レーカ5、この主幹ブレーカ5にそれぞれ接続された複
数の、たとえば18個の分岐ブレーカ61 ,62 ,63
4 ,65 ,66 ,67 ,68 ,69 ,610,……,6
18を有している。また、主幹ブレーカ5を流れる電流値
を検出する電流検知器7、複数の分岐ブレーカ61 ,6
2 ,63 ,64 ,65 ,66 ,67 ,68 ,69
10,……,618に対応する複数の分岐の内、選択され
た特定の、たとえば分岐ブレーカ61 ,62,63 ,6
4 に接続された分岐回路のうち少なくともいずれかを遮
断可能なリレー装置および制御信号を出力する信号出力
装置からなり、いずれかを切り換え使用する遮断装置
8、この遮断装置8の駆動用の電源トランス9、電流検
知器7が設定された電流値を検出したとき遮断装置8を
作動させ主幹ブレーカ5を流れる電流値をこの主幹ブレ
ーカ5の定格電流値より小さい設定電流値未満に制御す
る制御部10が取り付け収納されている。
【0020】そして、分電盤筐体1の内底面に取り付け
られる断面略コ字状の2本の支持桟11,12には主幹ブレ
ーカ取付台板13の上下部が固着され、この主幹ブレーカ
取付台板13の前面に主幹ブレーカ5が取り付けられ、こ
の主幹ブレーカ取付台板13の他側に隣接して支持桟11,
12に分岐ブレーカ群取付台板14の上下部が固着されてい
る。また、この分岐ブレーカ群取付台板14の上下に、複
数の分岐ブレーカ61,62 ,63 ,64 ,65
6 ,67 ,68 ,69 ,610,……,618が上下2列
に並列に取り付けられている。
【0021】さらに、この分岐ブレーカ群取付台板14の
中間部には凹段部15が形成され、この凹段部15に前側に
ブスバー16が、後側にブスバー17,18が上下に分岐ブレ
ーカ61 ,62 ,63 ,64 ,65 ,66 ,67
8 ,69 ,610,……,618の間に位置して平行に取
り付けられ、この前側ブスバー16に全分岐ブレーカ
1 ,62 ,63 ,64 ,65 ,66 ,67 ,68 ,6
9 ,610,……,618が接続され、後上側のブスバー17
に上側に配設された分岐ブレーカ61 ,63 ,65 ,6
7 ,69 ,……,617が接続され、後下側のブスバー18
に下側に配設された分岐ブレーカ62 ,64 ,66 ,6
8 ,610,……,618が接続されている。
【0022】また、分岐ブレーカ群取付台板14の他側に
隣接して支持桟11,12に遮断装置取付台板19の上下部が
固着され、この遮断装置取付台板19の上部に遮断装置
8、下側に電源トランス9が取り付けられている。
【0023】さらに、遮断装置取付台板19の他側に位置
して支持桟11,12に制御部ケース取付台板20の上下部が
固着され、この制御部ケース取付台板20に制御部ケース
21が取り付けられている。
【0024】そして、これら各主幹ブレーカ取付台板13
および分岐ブレーカ群取付台板14によって主幹ブレーカ
5、分岐ブレーカ61 ,62 ,63 ,64 ,65
6 ,67 ,68 ,69 ,610,……,618、遮断装置
8、電源トランス9および制御部ケース21は前面位置が
合わせられるようになっている。
【0025】また、ブスバー16,17,18は電流検知器7
を装着した電線30にてそれぞれ主幹ブレーカ5に接続さ
れ、電源トランス9は隣接する分岐ブレーカ618に接続
され、この電源トランス9には遮断装置8の各遮断可能
なリレー装置221 ,222 ,223 ,224 が接続されてい
る。
【0026】さらに、遮断装置取付台板19の上部に端子
台26が取り付けられている。
【0027】次に、制御部ケース21は図2および図6に
示すように、前面に窓孔27が設けられ、この窓孔27に制
御部10の操作パネル28が設けられている。
【0028】この制御部10は主幹ブレーカ5を流れる電
流値を設定値未満に制御するもので、制御用電子部品31
などを配線板32に装着されて形成されている。そして、
制御用電子部品31を覆うように制御部ケース21が設けら
れている。したがって、扉板3を前面側より押されるよ
うなことがあっても制御用電子部品31は保護される。
【0029】また、配線板32には操作パネル28に臨ませ
た停止順位入力手段、復帰順位入力手段および制御解除
手段としての設定操作部33および表示部34が設けられて
いる。この操作パネル28の設定操作部33は図7に示すよ
うに、テンキースイッチ操作釦35、復帰スイッチ操作釦
36、設定スイッチ操作釦37、順位スイッチ操作釦38、一
括遮断スイッチ操作釦39、一括導通スイッチ操作釦40お
よび設定検出スイッチ操作釦41とにて形成されている。
【0030】さらに、表示部34は、発光ダイオードにて
形成され上部に水平方向に並設された設定電流値表示部
42、回路表示部43、順位表示部44とを有し、この下側に
発光ダイオードを水平方向に並設した使用電流値表示部
45と、この使用電流値表示部45の下側に発光ダイオード
を水平方向に並設して形成した遮断回路表示部46とを有
している。
【0031】そして、制御部10は図1に示すように、中
央処理装置(CPU)からなる演算処理部47を有し、こ
の演算処理部47に、設定操作部33からの設定信号を入力
する設定操作部入力部48と、電流検知器7に接続された
アナログ/デジタル(A/D)コンバータ49と、メモリ
50と、発信器などの計時手段51と、表示部34と、リレー
装置221 ,222 ,223 ,224 に接続されたリレー出力部
52、電力線搬送出力部53、電流値入力部54および電源入
力部55がそれぞれ接続されて構成され、メモリ50にバッ
クアップ電源電池56が接続されている。
【0032】次に、図8について電気的な接続構成を説
明する。
【0033】電源トランス9と、制御部10の電源入力部
55は隣接して近接される分岐ブレーカ618に接続され、
この電源トランス9はリレー装置221 ,222 ,223 ,22
4 に接続されている。
【0034】また、電流検知器7は主幹ブレーカ取付台
板13および分岐ブレーカ群取付台板14と分電盤筐体1の
内底面との間に形成される空間部に配線した図示しない
電線によって制御部10の電流値入力部54に接続されてい
る。
【0035】さらに、リレー装置221 ,222 ,223 ,22
4 は制御部10のリレー出力部52に接続されている。
【0036】次に、複数の分岐ブレーカ61 ,62 ,6
3 ,64 ,65 ,66 ,67 ,68,69 ,610,…
…,618の内、選択された特定の分岐、たとえば分岐ブ
レーカ61 ,62 ,63 ,64 に接続された分岐回路を
電流検知器7が設定された電流値を検出したときリレー
装置221 ,222 ,223 ,224 がそれぞれ遮断、あるい
は、制御信号を出力して停止させる場合には、分岐ブレ
ーカ61 ,62 ,63 ,64 に接続された図示しない電
線を主幹ブレーカ取付台板13および分岐ブレーカ群取付
台板14と分電盤筐体1との内底面との間に形成される空
間部に配線し、それぞれ切換スイッチ571 ,572 ,5
73 ,574 を介してリレー装置221 ,222 ,223,224
接続する。
【0037】また、これら複数の分岐ブレーカ61 ,6
2 ,63 ,64 には、切換スイッチ571 ,572 ,573
574 を介して、空気調和機等を遮断可能とする、制御部
10からの制御信号を受けて特定の負荷を制御する各端末
機器601 ,602 ,603 ,604(ホームオートメイション
システム…HAシステム…日本電機工業会規格)を接続
する。これら端末機器601 ,602 ,603 ,604 は負荷の
近傍または負荷に取り付けられて設置され、これら端末
機器601 ,602 ,603 ,604 は制御部10からの制御信号
を受信する受信部となるインターフェース(IFU)と
特定の負荷に接続された制御モニタ部にて形成され、こ
のインターフェース(IFU)と制御モニタ部とは制御
信号線とモニタ線とにて接続されている。
【0038】そして、これら各端末機器601 ,602 ,60
3 ,604 のインターフェース(IFU)は制御部10の電
力線搬送出力部53に制御部10に電源を接続する自己の電
力線を介して接続され、制御部10からの制御信号は端末
機器601 ,602 ,603 ,604に電力線搬送制御信号とし
て伝送される。端末機器601 ,602 ,603 ,604 はたと
えばオフ信号を受信すると、マイコン等の制御機器への
通電は持続し、負荷への電極供給のみ停止する。
【0039】また、主幹ブレーカ5、分岐ブレーカ
1 ,62 ,63 ,64 ,65 ,66 ,67 ,68 ,6
9 ,610,……,618、遮断装置8、および電源トラン
ス9の前面には主幹ブレーカ5の操作部61、分岐ブレー
カ61 ,62 ,63 ,64 ,65,66 ,67 ,68
9 ,610,……,618の操作部62を突出させる窓口を
有するパネル63が取り付けられている。
【0040】次に、この実施例の動作を説明する。
【0041】図9に示す電流値設定フローチャートに従
って説明する。
【0042】まず、遮断される分岐ブレーカ61
2 ,63 ,64 の対応する切換スイッチ571 ,572
573 ,574 をそれぞれリレー装置221 ,222 ,223 ,22
4 あるいは端末機器601 ,602 ,603 ,604 のいずれか
に負荷に合わせて切り換える。
【0043】そして、制御部10の設定操作部33の、たと
えば設定スイッチ操作釦37を操作してからテンキースイ
ッチ操作釦35を操作して1A〜99Aの範囲内で主幹ブ
レーカ5の定格遮断電流値より小さい設定電流値の数値
を入力する(ステップ1)。この電流値設定操作で、制
御部10の設定操作部入力部48から設定入力値が読み込ま
れ(ステップ2)、復帰スイッチ操作釦36の操作で、設
定入力値が演算処理部47を介してメモリ50に入力処理さ
れ(ステップ3)、以後のシステムモードに更新され
(ステップ4)、表示部34の設定電流値表示部42に設定
電流値が表示される(ステップ5)。そして、メモリ50
のデータが更新される(ステップ6)。この状態で再び
ステップ1に循環される。
【0044】この状態時には、使用電流値表示部45は設
定電流値に応じて表示単位が切り換えられて最大表示値
が50Aか100Aかに設定される。なお、電流値の設
定値が範囲以外であると、たとえば1A〜99Aの範囲
外であればエラー処理となり、使用電流値表示部45が点
滅される。
【0045】次に、図10について読み取りフローチャ
ートを説明する。
【0046】まず、電流検知器7が設定された電流値を
検出したときに、遮断される分岐ブレーカ61 ,62
3 ,64 に接続された分岐回路の切断順序を設定中で
あるか否か判断し(ステップ10)、順位設定中でなく、
復帰スイッチ操作釦36が操作されていれば(ステップ1
1)、設定電流値が定格範囲であるか否か、たとえば1
A〜99Aの範囲であるかを設定データを評価し(ステ
ップ12)、設定電流値が範囲以外であると判断されると
(ステップ13)、エラー表示モードとなり、使用電流値
表示部45が点滅される(ステップ14)。また、設定電流
値が範囲以内であると判断されると(ステップ13)、新
たに設定されたデータがメモリ50に記憶設定され(ステ
ップ15)、通常モードに移る(ステップ16)。
【0047】一方、分岐回路の遮断順序を設定中でな
く、復帰スイッチ操作釦36が操作されていないときには
(ステップ11)、電流値設定待ちとなる(ステップ1
7)。そして、これらの動作が反復される。また、分岐
回路の遮断順序の設定中であると判断され(ステップ1
0)、順位スイッチ操作釦38を操作すると、回路表示部4
3に「01」、順位表示部44に「01」が表示され、テ
ンキースイッチ操作釦35を操作すると、順位設定データ
が適性か否か評価し(ステップ19)、「00」以外の数
字が2回以上設定された場合、途中の順位が抜けている
場合などにはエラーとして処理し(ステップ20)、エラ
ー表示モードとなる(ステップ21)。
【0048】また、順位設定データが適性として評価し
(ステップ19)、エラーでないとして処理すると(ステ
ップ20)、メモリ50に新たに設定した順位データが記憶
されて設定され(ステップ22)、通常モードに戻る(ス
テップ23)。そして、次に再び順位スイッチ操作釦38を
操作すると、回路表示部43に次の分岐回路番号「0
2」、順位表示部44に現在設定されている順位が表示さ
れる。この動作の反復で(ステップ18〜22)遮断順位が
設定される。この動作の反復時に、復帰スイッチ操作釦
36が操作されないと、順位設定待ちとなる(ステップ2
3)。
【0049】また、順位スイッチ操作釦38の操作で各分
岐回路の遮断順位が回路表示部43と順位表示部44との表
示にて確認できる。
【0050】さらに、順位を「00」に設定された分岐
回路または負荷は遮断動作されない。
【0051】次に、図11について、監視フローチャー
トを説明する。
【0052】まず、主幹ブレーカ5を流れる電流値が電
流検知器7にて検知され、この電流検知器7が制御部10
の電流値入力部54に入力され、現在主幹ブレーカ5を流
れている電流値を計算する(ステップ30)。この電流検
知器7の検知電流値に関係なく、一括遮断スイッチ操作
釦39が操作されるとき(ステップ31)、第1順位の分岐
ブレーカ61 に接続され切換スイッチ571 により設定さ
れたリレー装置221 を遮断動作あるいは端末機器601
制御信号を出力させる。そして、この遮断動作時から計
時手段51からの計時信号を計数し、設定時間、たとえば
0.5秒経過すると(ステップ33)、第2順位の分岐ブ
レーカ62 に接続され切換スイッチ572により設定され
たリレー装置222 を遮断動作あるいは端末機器602 に制
御信号を出力させる。
【0053】このようにして、一括遮断スイッチ操作釦
39が操作されているときは、最終順位の分岐回路または
負荷が遮断されるまで、順次遮断制御信号が更新され、
順次設定順序に従って切換スイッチ572 ,573 ,574
より設定されたリレー装置222 ,223 ,224 を遮断ある
いは端末機器602 ,603 ,604 に制御信号を出力させる
(ステップ34,35,36)。
【0054】そして、このような遮断動作が終了する
(ステップ35)。
【0055】また、特定の分岐または負荷が一括遮断さ
れているときに、一括導通スイッチ操作釦40が操作され
るとき(ステップ31)、第1順位の分岐ブレーカ61
接続され切換スイッチ571 により切り換えられたたとえ
ばリレー装置221 を導通動作あるいは端末機器601 から
制御信号を出力する。そして、この導通動作時から計時
手段51からの計時信号を計数し、設定時間、たとえば
0.5秒経過すると(ステップ33)、第2順位の分岐ブ
レーカ62 に接続され切換スイッチ572 により切り換え
られたたとえばリレー装置222 を導通動作あるいは端末
機器602 から制御信号を出力する。
【0056】このようにして、一括導通スイッチ操作釦
40が操作されているときは、最終順位の分岐回路または
負荷が導通されるまで、順次導通制御信号が更新され、
順次設定順序に従って、切換スイッチ572 ,573 ,574
により設定されたリレー装置222 ,223 ,224 を遮断あ
るいは端末機器602 ,603 ,604 に制御信号を出力させ
る(ステップ34,35,36)。
【0057】そして、このような導通動作が終了する
(ステップ35)。
【0058】また、一括遮断スイッチ操作釦39または一
括導通スイッチ操作釦40が操作されていないと(ステッ
プ31)、主幹ブレーカ5に流れている電流値を検知し
(ステップ37)、この電流値のピーク値がメモリ50に設
定されている設定電流値を越えたことを検知すると(ス
テップ38)、第1順位の分岐ブレーカ61 に接続され切
換スイッチ571 により切り換えられたたとえばリレー装
置221 を導通動作あるいは端末機器601 から制御信号を
出力し、この遮断動作時から計時手段51からの計時信号
を計数し、設定時間、たとえば2秒経過すると(ステッ
プ39)、設定電流値未満になるまで、設定順序に従っ
て、最終順位の分岐回路または負荷が遮断されるまで、
順次遮断制御信号が更新され、順次設定順序に従って切
換スイッチ572 ,573 ,574 により設定されたリレー装
置222 ,223 ,224 を遮断あるいは端末機器602 ,6
03 ,604 に制御信号を出力させる(ステップ40,41,4
2)。この分岐回路および負荷の遮断途中において(ス
テップ37)、主幹ブレーカ5を流れる電流値が設定電圧
未満になると(ステップ38)、遮断動作中でなければ
(ステップ43)リターンフローとなり、遮断動作中であ
ると、設定遅延時間経過したとき(ステップ44)、分岐
ブレーカ61 ,62 ,63 ,64 に接続された負荷が遮
断されていると(ステップ45)、制御部10の電力線搬送
出力部53からの制御信号が電力線によって伝送され、負
荷は順次自動的に設定遅延時間経過により復帰される
(ステップ46)。また、分岐ブレーカ61 ,62
3 ,64 に接続された負荷が遮断されていないと(ス
テップ45)、リターンフローとなる。
【0059】また、制御を解除することにより、主幹ブ
レーカ5、および、分岐ブレーカ61 ,62 ,63 ,6
4 ,65 ,66 ,67 ,68 ,69 ,610,……,618
の動作を確認できる。
【0060】
【発明の効果】請求項1記載の分電盤によれば、電流検
知器が所定値以上の電流値を検出したとき、制御部で分
岐回路を遮断する遮断信号への電力供給の停止または負
荷に対して動作を停止させる制御信号の出力を選択的に
行ない、設定された順位で負荷への電力供給を停止させ
て主幹ブレーカを流れる電流値を設定電流値未満に制御
するため、電気機器に対応して電力の供給を停止でき、
再起動できる。
【0061】請求項2記載の分電盤によれば、請求項1
記載の分電盤に加え、停止順位入力手段で負荷への電力
供給を停止する順位を設定するため、任意の順位で停止
させる負荷を設定できる。
【0062】請求項3記載の分電盤によれば、請求項1
記載の分電盤に加え、制御部は、電流検知器で検知され
た電流が所定値以下になると、設定された順位で負荷へ
の電力供給を復帰させるので、電気機器への電力の供給
を停止した後にも、自動的に電気機器の動作を復帰でき
る。
【0063】請求項4記載の分電盤によれば、請求項3
記載の分電盤に加え、復帰順位入力手段で負荷への電力
供給を復帰する順位を設定するため、任意の順位で復帰
させる負荷を設定できる。
【0064】請求項5記載の分電盤によれば、請求項1
ないし4いずれか記載の分電盤に加え、制御解除手段で
制御部の制御動作を解除することができるので、制御部
の動作の解除により、主幹ブレーカおよび分岐ブレーカ
の動作の確認を確実にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の分電盤の制御部を示すブロ
ック図である。
【図2】同上扉板を開いた状態の正面図である。
【図3】同上扉板を閉じた状態の正面図である。
【図4】図2のIII ーIII 線部の断面図である。
【図5】図3のIVーIV部の断面図である。
【図6】同上制御部ケース部を示す断面図である。
【図7】同上制御部操作パネルを示す正面図である。
【図8】同上回路を示す説明図である。
【図9】同上電流値設定を示すフローチャートである。
【図10】同上読取りフローチャート図である。
【図11】同上監視時処理フローチャート図である。
【符号の説明】
5 主幹ブレーカ 61 ,62 ,63 ,64 ,65 ,66 ,67 ,68 ,6
9 ,610,……,618 分岐ブレーカ 7 電流検知器 10 制御部 33 停止順位入力手段、復帰順位入力手段および制御
解除手段としての機能を有する設定操作部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主幹ブレーカと、 この主幹ブレーカに接続されるとともに分岐回路にそれ
    ぞれ負荷が接続される複数の分岐ブレーカと、 前記主幹ブレーカを流れる電流値を検出する電流検知器
    と、 この電流検知器が所定値以上の電流値を検出したとき、
    前記分岐回路を遮断する遮断信号および前記分岐回路に
    設けられた負荷に対して動作を停止させる制御信号のい
    ずれか一方を選択的に出力し、設定された順位で前記負
    荷への電力供給を停止させて前記主幹ブレーカを流れる
    電流値を設定電流値未満に制御する制御部と、 を具備したことを特徴とする分電盤。
  2. 【請求項2】 負荷への電力供給を停止する順位を設定
    する停止順位入力手段を具備したことを特徴とする請求
    項1記載の分電盤。
  3. 【請求項3】 制御部は、電流検知器で検知された電流
    が所定値以下になると、設定された順位で負荷への電力
    供給を復帰させることを特徴とする請求項1記載の分電
    盤。
  4. 【請求項4】 負荷への電力供給を復帰する順位を設定
    する復帰順位入力手段を具備したことを特徴とする請求
    項3記載の分電盤。
  5. 【請求項5】 制御部の制御動作を解除する制御解除手
    段を具備したことを特徴とする請求項1ないし4いずれ
    か記載の分電盤。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009301529A (ja) * 2008-05-15 2009-12-24 Tempearl Ind Co Ltd 生活エネルギー適正使用支援システム
JP2009301528A (ja) * 2008-05-15 2009-12-24 Tempearl Ind Co Ltd 生活エネルギー適正使用支援システム
JP2014090580A (ja) * 2012-10-30 2014-05-15 Panasonic Corp 電力供給装置および電力供給方法
JP2015173592A (ja) * 2010-12-10 2015-10-01 東芝ライテック株式会社 分電盤装置

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