JP3038349B2 - 分電盤 - Google Patents

分電盤

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JP3038349B2
JP3038349B2 JP2040207A JP4020790A JP3038349B2 JP 3038349 B2 JP3038349 B2 JP 3038349B2 JP 2040207 A JP2040207 A JP 2040207A JP 4020790 A JP4020790 A JP 4020790A JP 3038349 B2 JP3038349 B2 JP 3038349B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、特定の分岐ブレーカに対応する分岐回路を
遮断して、主幹ブレーカに流れる電流値を主幹ブレーカ
の遮断電流値未満に制御する分電盤に関する。
(従来の技術) 従来の一般家庭などに設置されている分電盤は、主幹
ブレーカと、この主幹ブレーカの分岐回路に対応してそ
れぞれ接続された複数の分岐ブレーカとを備え、この各
分岐ブレーカに負荷をそれぞれ接続するようにし、この
主幹ブレーカは全分岐回路の過電流、短絡、漏電、感電
および過電圧保護を行う構造が採られていた。
また、例えば、特開昭54−149847号公報に記載されて
いるように、主幹電流を監視し、設定電流値を越えた場
合に予め定められた特定の負荷を遮断し、全停電を防止
するようにした分電盤が知られている。
(発明が解決しようとする課題) 上記従来の家庭用分電盤では、主幹ブレーカが全分岐
回路の過電流、短絡、漏電、感電および過電圧を検知す
ると、主幹ブレーカが動作し、全分岐回路を遮断し、全
停電となり、特に夜間時には暗闇で復旧操作を行わなく
てはならず、また、冷蔵庫など電流遮断により不都合の
生じる負荷も全て遮断することになる問題がある。
また、特開昭54−149847号公報に記載されたものは、
具体的な実装構造について考慮されていない。
本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、分電盤筐
体内での機器の配設を工夫することにより配線を容易に
できる分電盤を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 請求項1記載の分電盤は、主幹フレーカと;複数の分
岐回路に対応して設けられ主幹ブレーカにそれぞれ接続
された複数の分岐ブレーカと;主幹ブレーカを流れる電
流値を検知する電流検知器と;複数の特定の分岐ブレー
カの出力側に設けられ対応する分岐回路を遮断可能な複
数の遮断装置と;遮断装置を遮断動作させる電源トラン
スと;電流検知器が所定レベルの電流値を検知したと
き、予め設定された順序に従って複数の遮断装置を遮断
動作させて主幹ブレーカに流れる電流値を主幹ブレーカ
の遮断電流値未満に制御する制御部と;主幹ブレーカ、
分岐ブレーカおよび複数の遮断装置がこの順序で横並び
に並設され、電源トランスが複数の遮断装置の下方に隣
接して配設されている分電盤筐体と;を具備しているも
のである。
請求項2記載の分電盤は、主幹ブレーカと;複数の分
岐回路に対応して設けられ主幹ブレーカにそれぞれ接続
された複数の分岐ブレーカと;主幹ブレーカを流れる電
流値を検知する電流検知器と;複数の特定の分岐ブレー
カの出力側に設けられ対応する分岐回路を遮断可能な複
数の遮断装置と;電流検知器が所定レベルの電流値を検
知したとき、予め設定された順序に従って複数の遮断装
置を遮断動作させて主幹ブレーカに流れる電流値を主幹
ブレーカの遮断電流値未満に制御する制御部と;電流検
知器を制御部に接続する電線と;主幹ブレーカ、分岐ブ
レーカおよび制御部がこの順序で横並びに並設され、電
流検知器が主幹ブレーカの下方に配設され、電線が分岐
ブレーカの下方に配設される分電盤筐体と;を具備して
いるものである。
(作用) 請求項1記載の分電盤では、複数の遮断装置の下方に
隣接して電源トランスを配設したので、これらの機器を
合わせた上下方向の寸法が主幹ブレーカや分岐ブレーカ
群と略同等かそれ以下にすることが可能となって、分電
盤筐体内における機器の配設が小形にまとめるられる。
さらに、複数の遮断装置と電源トランスとを互いに近接
させて、これらの間での配線が容易にしやすくなるとと
もに配線が短くなる。
しかも、複数の遮断装置の下方に電源トランスを配設
したことで、遮断装置からの配線を分電盤筐体の上方に
出しやすくなるので、遮断装置から各負荷へ接続される
配線を天上に這わせて配設しやすくなり、分電盤からの
配線がすっきりさせやすくなるとともに、分電盤を人の
目線に対して高い位置に配設すれば、分電盤筐体によっ
て電線を隠すことが可能となる。
しかも、複数の遮断装置の下方に重量が重い電源トラ
ンスを配設したことで、電源トランスを分電盤全体での
重心より下方に位置させることが可能となり、分電盤の
施工時に分電盤の設置状態と同様に立てた状態での搬送
が容易で、施工工事が行いやすくなる。
請求項2記載の分電盤では、電流検知器を主幹ブレー
カの下方に配設し、電流検知器と制御部とを接続する電
線を分岐ブレーカの下方に配設したので、例えば、分電
盤への入力配線および分電盤からの出力配線が天井に這
って配設するように分電盤の上方から引き出すために、
主幹ブレーカへの入力配線および分岐ブレーカと遮断装
置とからの出力配線を分電盤筐体内の分岐ブレーカなど
の上方に収める場合に、分岐ブレーカなどの上方のスペ
ースに配設される配線が減り、配線作業が行いやすくな
る。
しかも、主幹ブレーカの出力側に設けられる電流検知
器を主幹ブレーカの下方に配設したので、例えば、分電
盤の施工時に、分電盤筐体内に主幹ブレーカの入力側に
接続される電流制限器などの機器を取り付ける際など
に、電流検知器を誤って外してしまうのを防止すること
が可能となる。
(実施例) 本発明の一実施例の構成を図面について説明する。
第1図および第2図において、1は鋼板にて成形され
前面を開口した分電盤筐体で、この分電盤筐体1の両端
には前面開口部を開閉する鋼板にて成形された扉板2,3
が回動自在に軸着され、一側の扉板2より他側の扉板3
が大きく形成され、両扉板2,3の閉塞状態時に先端縁部
が接合係止されるようになっている。またこの他方の扉
板3には操作および表示用開口4が形成されている。
また、第1図、第3図および第4図に示すように、分
電盤筐体1内には、漏電ブレーカなどの全分岐回路の過
電流、短絡、漏電、感電および過電圧などによる定格電
流値を越えた電流が流れたときに遮断する主幹ブレーカ
5、この主幹ブレーカ5にそれぞれ接続された複数(例
えば18個)の分岐ブレーカ61,62,63,64,65,66,67,68,
69,610,611,612,613,614,615,616,617,618(以下61〜6
18というように省略して表示する)と、主幹ブレーカ5
を流れる電流値を検知する電流検知器7と、複数の分岐
ブレーカ61〜618に対応する複数の分岐回路の内、選択
された特定の例えば、分岐ブレーカ61〜64に接続された
分岐回路のうち少なくともいずれかを遮断可能なリレー
装置にて構成される遮断装置8と、この遮断装置8の駆
動用の電源トランス9と、電流検知器7が設定された電
流値を検知したとき遮断装置8を作動させ主幹ブレーカ
5を流れる電流値をこの主幹ブレーカ5の遮断電流値
(定格遮断電流値)より小さい設定電流値未満に制御す
る制御部10とが取付収納されている。
そして、分電盤筐体1の内底面に着脱自在に取付けら
れる断面略コ字状の2本の支持桟11,12には主幹ブレー
カ取付台板13の上下部が固着され、この主幹ブレーカ取
付台板13の前面に主幹ブレーカ5が取付けられ、この主
幹ブレーカ取付台板13の他側に隣接して支持桟11,12に
分岐ブレーカ群取付台板14の上下部が固着され、この分
岐ブレーカ群取付台板14の上下に複数の分岐ブレーカ61
〜618が上下2列に並列に取付けられている。この分岐
ブレーカ群取付台板14の中間部には凹段部15が形成さ
れ、この凹段部15に前側にブスバー16が、後側にブスバ
ー17,18が上下に分岐ブレーカ61〜618の間に位置して平
行に取付けられ、この前側ブスバー16に全分岐ブレーカ
61〜618が接続され、後上側のブスバー17に上側に配設
された分岐ブレーカ61,63,65,67,69,……617が接続さ
れ、後下側のブスバー18に下側に配設された分岐ブレー
カ62,64,66,68,610,……618が接続されている。
また、分岐ブレーカ群取付台板14の他側に隣接して支
持桟11,12に遮断装置取付台板19の上下部が固着され、
この遮断装置取付台板19の上部にリレー装置にて構成さ
れる遮断装置8、下側にこの遮断装置の近傍に位置して
電源トランス9が取付けられている。
さらに、遮断装置取付台板19の他側に位置して支持桟
11,12に制御部ケース取付台板20の上下部が固着され、
この制御部ケース取付台板20に制御部ケース21が取付け
られている。
そして、この各取付台板13,14によって主幹ブレーカ
5、分岐ブレーカ61〜618、遮断装置8、電源トランス
9および制御部ケース21は前面位置が合わせられるよう
になっている。
また、ブスバー16,17,18は電流検知器7を装着した電
線30にてそれぞれ主幹ブレーカ5に接続され、また、電
源トランス9は隣接する分岐ブレーカ618に接続され、
また、電源トランス9には遮断装置8の各リレー装置2
2,23,24,25が接続されている。
さらに、遮断装置取付台板19の上部に端子台26が取付
けられている。
次に、制御部ケース21は第1図および第5図に示すよ
うに、前面に窓孔27が設けられ、この窓孔27に制御部10
の透光性操作パネル28が設けられている。
この制御部10は主幹ブレーカ5を流れる電流値を設定
値未満に制御するもので、制御用電子部品31などを配線
板32,33に装着されて形成されている。そして、電子部
品31を覆うように制御部ケース21が設けられている。し
たがって、扉板3をその前面側から押されるようなこと
があっても電子部品31は保護される。この配線板32には
操作パネル28に臨ませた設定操作部33および表示部34が
設けられている。この操作パネル28の設定操作部33は第
6図に示すように、テンキースイッチ操作釦35、復帰ス
イッチ操作釦36、設定スイッチ操作釦37、順位スイッチ
操作釦38、一括遮断スイッチ操作釦39、一括導通スイッ
チ操作釦40および設定検知スイッチ操作釦41とにて形成
されている。また、表示部34は、発光ダイオードにて形
成され上部に水平方向に並設された設定電流値表示部4
2、回路表示部43、順位表示部44とを有し、さらに、こ
の下側に発光ダイオードを水平方向に並設した使用電流
値表示部45と、この使用電流値表示部45の下側に発光ダ
イオードを水平方向に並設して形成した遮断回路表示部
46とを有している。
そして、制御部10は、第7図に示すように、CPUにて
構成される演算処理部47を有し、この演算処理部47に、
設定操作部33からの設定信号を入力する設定操作部入力
部48と、電流検知器7に接続されたA/Dコンバータ49
と、メモリ50と、発信器などの計時手段51と、表示部34
と、リレー装置22,23,24,25に接続されたリレー出力部5
2、電力線搬送出力部53、電流値入力部54および電源入
力部55がそれぞれ接続されて構成され、メモリ50にバッ
クアップ電源電池56が接続されている。
次に、第8図について電気的接続構成を説明する。
電源トランス9と、制御部10の電源入力部55は隣接し
て近接される分岐ブレーカ618に接続され、この電源ト
ランス9はリレー装置22,23,24,25に接続されている。
また、電流検知器7は各取付台板13,14と分電盤筐体
1の内底面との間に形成される空間部に配線した電線
(図示せず)によって制御部10の電流値入力部54に接続
されている。
また、リレー装置22,23,24,25は制御部10のリレー出
力部52に接続されている。
次に、複数の分岐ブレーカ61〜618の内、選択された
特定の分岐回路、例えば分岐ブレーカ61〜64に接続され
た分岐回路を電流検知器7が設定された電流値を検知し
たときリレー装置22,23,24,25がそれぞれ遮断するよう
にする場合には、分岐ブレーカ61〜64に接続された電線
(図示せず)を各取付台板13,14と分電盤筐体1の内底
面との間に形成される空間部に配線し、それぞれリレー
装置22,23,24,25に接続する。
また、複数の分岐ブレーカ61〜618の内、選択された
特定の負荷、例えば、分岐ブレーカ65,66に接続された
空気調和機を遮断可能とする場合には、分岐ブレーカ
65,66に接続された分岐回路に制御部10からの制御信号
を受けて特定の負荷を制御する各端末機器60(ホームオ
ートメイションシステム…HAシステム…日本電機工業会
規格)を接続する。この端末機器60は制御部10からの制
御信号を受信するインターフェース(IFU)と特定の負
荷に接続された制御モニタ部にて形成され、このインタ
ーフェース(IFU)と制御モニタ部とは制御信号線とモ
ニタ線とにて接続されている。そして、この各端末機器
60のインターフェース(IFU)は制御部10の電力線搬送
出力部53に制御部10に電源を接続する電力線を介して接
続され、制御部10からの制御信号は端末機器60に電力線
搬送制御信号として伝送される。また、この分岐ブレー
カ65,66に接続された負荷の自動復帰は分岐ブレーカ65,
66に端末機器60を接続して制御部10からの信号にて行う
ことができる。
また、主幹ブレーカ5、分岐ブレーカ61〜618、遮断
装置8、および電源トランス9の前面には主幹ブレーカ
5の操作部61、分岐ブレーカ61〜618の操作部62を突出
させる窓口を有するパネル63が取付けられている。
次に、この実施例の作用を説明する。
第9図に示す電流値設定フローチャートにしたがって
説明する。
制御部10の設定操作部33の例えば、設定スイッチ操作
釦37を操作してからテンキースイッチ操作釦35を操作し
て例えば1A〜99Aの範囲内で主幹ブレーカの遮断電流値
より小さい設定電流値の数値を入力する(ステップ
1)。この電流値設定操作で、制御部10の設定操作部入
力部48から設定入力値が読込まれ(ステップ2)、復帰
スイッチ操作釦36の操作で、設定入力値が演算処理部47
を介して入力処理され(ステップ3)、以後のシステム
モードに更新され(ステップ4)、表示部34の設定電流
値表示部42に設定電流値が表示される(ステップ5)。
そして、メモリ50のデータが更新される(ステップ
6)。この状態で再び電流値設定操作ステップ(ステッ
プ1)に循環される。この状態時には使用電流値表示部
45は設定電流値に応じて表示単位が切換えられて最大表
示値が50Aか100Aかに設定される。なお、電流値の設定
地が範囲以外であると、例えば、1A〜99Aの範囲外であ
ればエラー処理となり、使用電流値表示部45が点滅され
る。
次に、第10図について読取りフローチャートを説明す
る。
電流検知器7が設定された電流値を検知したときに、
遮断される分岐ブレーカ61〜64に接続された分岐回路の
切断順序を設定中であるか否か判断し(ステップ10)、
順位設定中でなく、復帰スイッチ操作釦36が操作されて
いれば(ステップ11)、設定電流値が定格範囲であるか
否か、例えば1A〜99Aの範囲であるかを設定データを評
価し(ステップ12)、設定電流値が範囲以外であると判
断されると(ステップ13)、エラー表示モードとなり、
使用電流値表示部45が点滅される(ステップ14)。ま
た、設定電流値が範囲以内であると判断されると(ステ
ップ13)、新たに設定されたデータがメモリ50に記憶設
定され(ステップ15)、通常モードに移る(ステップ1
6)。分岐回路の遮断順序を設定中でなく、復帰スイッ
チ操作釦36が操作されていないときには(ステップ1
1)、電流値設定待ちとなる(ステップ17)。そしてこ
れらの動作が反復される。また、分岐回路の遮断順序の
設定中であると判断され(ステップ10)、順位スイッチ
操作釦38を操作すると、回路表示部43に「01」、順位表
示部44に「01」が表示され、テンキースイッチ操作釦35
を操作すると、順位設定データが適性か否か評価し(ス
テップ19)、「00」以外の数字が2回以上設定された場
合、途中の順位が抜けている場合などにはエラーとして
処理し(ステップ20)、エラー表示モードとなる(ステ
ップ21)。また順位設定データが適性として評価し(ス
テップ19)、エラーでないとして処理すると(ステップ
20)、メモリ50に新たに設定した順位データが記憶され
て設定される(ステップ22)。そして通常モードに戻る
(ステップ23)。次に再び順位スイッチ操作釦38を操作
すると、回路表示部43に次の分岐回路番号「02」、順位
表示部44に現在設定されている順位が表示される。この
動作の反復で(ステップ18〜22)遮断順位が設定され
る。この動作の反復時に、復帰スイッチ操作釦36が操作
されないと、順位設定待ちとなる(ステップ23)。
なお、この順位設定において、選択された特定負荷、
すなわち分岐ブレーカ65,66に接続された負荷の遮断順
序は順位は「05」「06」に固定され、順位の変更はでき
ない。また、この分岐ブレーカ65,66に接続された負荷
の自動復帰遅延時間の設定は順位「05」「06」の操作に
よって行い、入力する。
また、順位スイッチ操作釦38の操作で各分岐回路の遮
断順位が回路表示部43と順位表示部44との表示にて確認
できる。
さらに、順位を「00」に設定された分岐回路または負
荷は遮断動作されない。
次に、第11図について、監視フローチャートを説明す
る。
主幹ブレーカ5を流れる電流値が電流検知器7にて検
知され、この電流検知器7が制御部10の電流値入力部54
に入力され、現在主幹ブレーカ5を流れている電流値を
計算している(ステップ30)。この電流検知器7の検知
電流に関係なく、一括遮断スイッチ操作釦39が操作され
ると(ステップ31)、第1順位の分岐ブレーカ61に接続
された例えばリレー装置22を遮断動作する。そして、こ
の遮断動作時から計時手段51からの計時信号を計数し、
設定時間、例えば0.5秒経過すると(ステップ33)、第
2順位の分岐ブレーカ62に接続された例えばリレー装置
23を遮断動作する。このようにして一括遮断スイッチ操
作釦39が操作されているときは、最終順位の分岐回路ま
たは負荷が遮断されるまで、順次遮断制御信号が更新さ
れ、順次設定順序に従って分岐回路のリレー装置23,24,
25を遮断し(ステップ34,35,36)、さらに、引続き設定
遅延時間経過すると、電力線搬送出力部53からの信号が
端末機器60に遮断信号が出力され、分岐ブレーカ65に接
続された負荷が遮断され、さらに、引続き設定遅延時間
の経過で分岐ブレーカ66に接続された負荷が遮断され
る。
そして、このような遮断動作が終了する(ステップ3
5)。
また、特定の分岐回路または負荷が遮断されていると
きに、電流検知器7の検知電流に関係なく、一括導通ス
イッチ操作釦40が操作されると(ステップ31)、第1順
位の分岐ブレーカ61に接続された例えばリレー装置22を
導通動作する。そして、この導通動作時から計時手段51
からの計時信号を計数し、設定時間、例えば0.5秒経過
すると(ステップ33)、第2順位の分岐ブレーカ62に接
続された例えばリレー装置23を導通動作する。このよう
にして一括導通スイッチ操作釦40が操作されているとき
は、最終順位の分岐回路または負荷が導通されるまで、
順次導通制御信号が更新され、順次設定順序に従って分
岐回路のリレー装置23,24,25を導通し(ステップ34,35,
36)、さらに、引続き設定遅延時間経過すると、電力線
搬送出力部53からの信号が端末機器60に導通信号が出力
され、分岐ブレーカ65に接続された負荷が導通され、さ
らに、引続き設定遅延時間の経過で分岐ブレーカ66に接
続された負荷が導通される。
そして、このような導通動作が終了する(ステップ3
5)。
また、一括遮断スイッチ操作部39または一括導通スイ
ッチ操作釦40が操作されていないと(ステップ31)、主
幹ブレーカ5に流れている電流値を検知し(ステップ3
7)、この電流値のピーク値がメモリ50に設定されてい
る設定電流値を越えたことを検知すると(ステップ3
8)、第1順位の分岐ブレーカ61に接続された例えばリ
レー装置22を遮断動作し、この遮断動作時から計時手段
51からの計時信号を計数し、設定時間、例えば2秒経過
すると(ステップ39)、設定電流値未満になるまで、設
定順序に従って、最終順位の分岐回路または負荷が遮断
されるまで、順次遮断制御信号が更新され、順次設定順
序に従って分岐回路のリレー装置23,24,25を遮断し(ス
テップ40,41,42)、さらに、引続き設定遅延時間経過す
ると、電力線搬送出力部53からの信号が端末機器60に遮
断信号が出力され、分岐ブレーカ65,66に接続された負
荷が順次遮断される。この分岐回路および負荷の遮断途
中において(ステップ37)、主幹ブレーカ5を流れる電
流値が設定電圧未満になると(ステップ38)、遮断動作
中でなければ(ステップ43)、リターンフローとなり、
遮断動作中であると、設定遅延時間経過したとき(ステ
ップ44)、分岐ブレーカ65,66に接続された負荷が遮断
されていると(ステップ45)、制御部10の電力搬送出力
部53からの制御信号が電力線によって伝送され、負荷は
順次自動的に設定遅延時間経過により復帰される(ステ
ップ)。また、分岐ブレーカ65,66に接続された負荷が
遮断されていないと(ステップ45)、リターンフローと
なる。
さらに、分電盤筐体1には主幹ブレーカ5、分岐ブレ
ーカ61〜618、リレー装置22,23,24,25および制御部10の
順序に取付け、このリレー装置22,23,24,25の駆動用電
源トランスをこのリレー装置の近傍に配設するとともに
分岐ブレーカ618に接続したため、電源トランス9に対
する配線が短く配線作業が容易となる。また、リレー装
置22,23,24,25は分岐ブレーカ618によって過電流から保
護できる。
さらに、特定の分岐回路が遮断されているときに、一
括導通スイッチ操作釦40を操作すると導通復帰される。
以上のように、複数の遮断装置8の下方に隣接して電
源トランス9を配設したので、これらの機器を合わせた
上下方向の寸法が主幹ブレーカ5や分岐ブレーカ61〜6
18群と略同等がそれ以下にすることが可能となって、分
電盤筐体1内における機器の配設を小形にまとめること
ができ、さらに、複数の遮断装置8と電源トランス9と
を互いに近接させることができ、これらの間で配線を容
易にしやすくできるとともに配線を短くできる。
しかも、複数の遮断装置8の下方に電源トランス9を
配設したことで、遮断装置8からの配線を分電盤筐体1
の上方に出しやすくできるので、遮断装置8から各負荷
へ接続される配線を天上に這わせて配設しやすくなり、
分電盤からの配線をすっきりさせやすくできるととも
に、分電盤を人の目線に対して高い位置に配設すれば、
分電盤筐体1によって配線を隠すことができる。
しかも、複数の遮断装置8の下方に重量が重い電源ト
ランス9を配設したことで、電源トランス9を分電盤全
体での重心より下方に位置させることが可能となり、分
電盤の施工時に分電盤の設置状態と同様に立てた状態で
の搬送が容易で、施工工事を行いやすくできる。
また、電流検知器5を主幹ブレーカ5の下方に配設
し、電流検知器5と制御部10とを接続する電線を分岐ブ
レーカ61〜618の下方に配設するので、例えば、分電盤
への入力配線および分電盤からの出力配線が天井に這っ
て配設するように分電盤の上方から引き出すために、主
幹ブレーカ5への入力配線および分岐ブレーカ61〜618
と遮断装置8とからの出力配線を分電盤筐体1内の分岐
ブレーカ61〜618などの上方に収める場合に、分岐ブレ
ーカ61〜618などの上方のスペースに配設される配線を
減らし、配線作業を行いやすくできる。
しかも、主幹ブレーカ5に流れる電流値が契約電流を
越えないように管理するために主幹ブレーカ5の入力側
に電流制限器(通称、リミッター)が設けられる場合が
あるが、この電流制限器は、使用者の任意で設置される
ものであることから、分電盤の出荷時には取り付けられ
ておらず、分電盤の施工時に取り付けられるものであ
る。このとき、主幹ブレーカ5の出力側に設けられる電
流検知器7を主幹ブレーカ5の下方に配設したので、電
流検知器7を誤って外してしまうのを防止できる。
さらに、前記実施例では、電源トランス9を制御部10
から別体に構成したが、一体に構成することもできる。
また、主幹ブレーカ5、分岐ブレーカ61〜618は従来
のものと同じものを使用可能で、互換性があり、安価に
できる。
(発明の効果) 請求項1記載の分電盤によれば、複数の遮断装置の下
方に隣接して電源トランスを配設したので、これらの機
器を合わせた上下方向の寸法が主幹ブレーカや分岐ブレ
ーカ群と略同等かそれ以下にすることが可能となって、
分電盤筐体内における機器の配設を小形にまとめること
ができ、さらに、複数の遮断装置と電源トランスとを互
いに近接させることができ、これらの間での配線を容易
にしやすくできるとともに配線を短くできる。
しかも、複数の遮断装置の下方に電源トランスを配設
したことで、遮断装置からの配線を分電盤筐体の上方に
出しやすくできるので、遮断装置から各負荷へ接続され
る配線を天上に這わせて配設しやすくなり、分電盤から
の配線をすっきりさせやすくできるとともに、分電盤を
人の目線に対して高い位置に配設すれば、分電盤筐体に
よって電線を隠すことができる。
しかも、複数の遮断装置の下方に重量が重い電源トラ
ンスを配設したことで、電源トランスを分電盤全体での
重心より下方に位置させることが可能となり、分電盤の
施工時に分電盤の設置状態と同様に立てた状態での搬送
が容易で、施工工事を行いやすくできる。
請求項2記載の分電盤によれば、電流検知器を主幹ブ
レーカの下方に配設し、電流検知器と制御部とを接続す
る電線を分岐ブレーカの下方に配設したので、例えば、
分電盤への入力配線および分電盤からの出力配線が天井
に這って配設するように分電盤の上方から引き出すため
に、主幹ブレーカへの入力配線および分岐ブレーカと遮
断装置とからの出力配線を分電盤筐体内の分岐ブレーカ
などの上方に収める場合に、分岐ブレーカなどの上方の
スペースに配設される配線を減らし、配線作業を行いや
すくできる。
しかも、主幹ブレーカの出力側に設けられる電流検知
器を主幹ブレーカの下方に配設したので、例えば、分電
盤の施工時に、分電盤筐体内に主幹ブレーカの入力側に
接続される電流制限器などの機器を取り付ける際など
に、電流検知器を誤って外してしまうのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す分電盤の扉板を開いた
状態の正面図、第2図は同上扉板を閉じた状態の正面
図、第3図は第1図III−III線部の断面図、第4図は第
1図IV−IV部の断面図、第5図は同上制御部ケース部の
断面図、第6図は同上制御部操作パネルの正面図、第7
図は同上制御部のブロック図、第8図は同上回路説明
図、第9図は同上電流値設定フローチャート、第10図は
同上読取りフローチャート、第11図は同上監視時処理フ
ローチャートである。 1……分電盤筐体、5……主幹ブレーカ、61〜618……
分岐ブレーカ、7……電流検知器、8……遮断装置、9
……電源トランス、10……制御部。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−186929(JP,A) 特開 昭63−209440(JP,A) 特開 昭62−147903(JP,A) 特開 昭56−1708(JP,A) 特開 昭60−234405(JP,A) 特開 昭54−149847(JP,A) 実開 昭55−23827(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主幹ブレーカと; 複数の分岐回路に対応して設けられ主幹ブレーカにそれ
    ぞれ接続された複数の分岐ブレーカと; 主幹ブレーカを流れる電流値を検知する電流検知器と; 複数の特定の分岐ブレーカの出力側に設けられ対応する
    分岐回路を遮断可能な複数の遮断装置と; 遮断装置を遮断動作させる電源トランスと; 電流検知器が所定レベルの電流値を検知したとき、予め
    設定された順序に従って複数の遮断装置を遮断動作させ
    て主幹ブレーカに流れる電流値を主幹ブレーカの遮断電
    流値未満に制御する制御部と; 主幹ブレーカ、分岐ブレーカおよび複数の遮断装置がこ
    の順序で横並びに並設され、電源トランスが複数の遮断
    装置の下方に隣接して配設されている分電盤筺体と; を具備していることを特徴とする分電盤。
  2. 【請求項2】主幹ブレーカと; 複数の分岐回路に対応して設けられ主幹ブレーカにそれ
    ぞれ接続された複数の分岐ブレーカと; 主幹ブレーカの出力側に設けられ主幹ブレーカを流れる
    電流値を検知する電流検知器と; 複数の特定の分岐ブレーカの出力側に設けられ対応する
    分岐回路を遮断可能な複数の遮断装置と; 電流検知器が所定レベルの電流値を検知したとき、予め
    設定された順序に従って複数の遮断装置を遮断動作させ
    て主幹ブレーカに流れる電流値を主幹ブレーカの遮断電
    流値未満に制御する制御部と; 電流検知器を制御部に接続する電線と; 主幹ブレーカ、分岐ブレーカおよび制御部がこの順序で
    横並びに並設され、電流検知器が主幹ブレーカの下方に
    配設され、電線が分岐ブレーカの下方に配設される分電
    盤筐体と; を具備していることを特徴とする分電盤。
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