JPS6320461Y2 - - Google Patents
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- JPS6320461Y2 JPS6320461Y2 JP534880U JP534880U JPS6320461Y2 JP S6320461 Y2 JPS6320461 Y2 JP S6320461Y2 JP 534880 U JP534880 U JP 534880U JP 534880 U JP534880 U JP 534880U JP S6320461 Y2 JPS6320461 Y2 JP S6320461Y2
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- welding machine
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- Arc Welding Control (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は直流アーク溶接機の入力が欠相した場
合の保護回路を備えた直流アーク溶接機に関する
ものである。
合の保護回路を備えた直流アーク溶接機に関する
ものである。
直流アーク溶接機は、定格使用率が通常40乃至
60%であるので、それ以上の使用率で使用した場
合に溶接機内の3相変圧器巻線の過負荷による焼
損防止のために、又は定電圧特性を有する溶接機
においてその出力側の短絡による溶接機内の整流
素子の過電流による焼損防止のために、溶接機入
力側にナイフスイツチと共にヒユーズが設けられ
ている。また溶接機には、通常溶接機の出力電圧
又は出力電流を所定値に維持するためにフイード
バツク回路が設けられている。したがつて、前述
したヒユーズの1相のみが溶断すると、それに対
応した相の溶接機内の3相変圧器巻線への供給電
圧が低下してその相の巻線からの出力が減少する
が、フイードバツク回路によつて溶接機出力を一
定に維持しようとするために、他の健全相の巻線
からの出力が増加し、その出力が増加した相の変
圧器巻線および整流素子が過負荷となる。また溶
接機は工事現場で使用するために頻繁に移動させ
るので、溶接機の1次側配線は他の電気機器のよ
うに固定配線ではなく、工事現場でケーブルによ
つて接続されることが多く、1線断線、1線接続
不良等により欠相になる機会が多い。このような
1線欠相した接続がされても、溶接機は前述した
とおりフイードバツク回路によつて出力を一定に
保持しようとする作用があるために、作業者は欠
相に気ずかずに溶接作業を継続するので、上記の
ように、変圧器巻線および整流素子が過負荷とな
る。その整流素子はヒユーズよりも時定数が短い
ので、他の2組のヒユーズのいずれかが溶断する
よりも先に、整流素子が焼損してしまう。そこ
で、ヒユーズのかわりに3相ノーヒユーズブレー
カーを使用することも行われているが、溶接機の
入力電圧が200Vの場合は、溶接機の1次電流が
400Vの場合にくらべて大きくなつてブレーカー
が大形となるために、3相ノーヒユーズブレーカ
ーは極めて高価となるだけでなく、溶接作業中に
おける溶接機の出力側の短時間の短絡電流、溶接
機の電源回路の投入時における突流電流等によつ
て誤動作しないように選定することも容易ではな
い。
60%であるので、それ以上の使用率で使用した場
合に溶接機内の3相変圧器巻線の過負荷による焼
損防止のために、又は定電圧特性を有する溶接機
においてその出力側の短絡による溶接機内の整流
素子の過電流による焼損防止のために、溶接機入
力側にナイフスイツチと共にヒユーズが設けられ
ている。また溶接機には、通常溶接機の出力電圧
又は出力電流を所定値に維持するためにフイード
バツク回路が設けられている。したがつて、前述
したヒユーズの1相のみが溶断すると、それに対
応した相の溶接機内の3相変圧器巻線への供給電
圧が低下してその相の巻線からの出力が減少する
が、フイードバツク回路によつて溶接機出力を一
定に維持しようとするために、他の健全相の巻線
からの出力が増加し、その出力が増加した相の変
圧器巻線および整流素子が過負荷となる。また溶
接機は工事現場で使用するために頻繁に移動させ
るので、溶接機の1次側配線は他の電気機器のよ
うに固定配線ではなく、工事現場でケーブルによ
つて接続されることが多く、1線断線、1線接続
不良等により欠相になる機会が多い。このような
1線欠相した接続がされても、溶接機は前述した
とおりフイードバツク回路によつて出力を一定に
保持しようとする作用があるために、作業者は欠
相に気ずかずに溶接作業を継続するので、上記の
ように、変圧器巻線および整流素子が過負荷とな
る。その整流素子はヒユーズよりも時定数が短い
ので、他の2組のヒユーズのいずれかが溶断する
よりも先に、整流素子が焼損してしまう。そこ
で、ヒユーズのかわりに3相ノーヒユーズブレー
カーを使用することも行われているが、溶接機の
入力電圧が200Vの場合は、溶接機の1次電流が
400Vの場合にくらべて大きくなつてブレーカー
が大形となるために、3相ノーヒユーズブレーカ
ーは極めて高価となるだけでなく、溶接作業中に
おける溶接機の出力側の短時間の短絡電流、溶接
機の電源回路の投入時における突流電流等によつ
て誤動作しないように選定することも容易ではな
い。
したがつて、従来、第1図に示すように溶接機
内に2個の入力側線間電圧検出回路を備えた直流
アーク溶接機が用いられている。同図において、
1は溶接機の入力端子、SW1は溶接電源回路用
スイツチ、T1は、第1乃至第3の高圧巻線P1
乃至P3と、第1乃至第3の低圧巻線S1乃至S3と
を有する3相変圧器であつて、高圧巻線はデルタ
結線された後に電磁接触器の各相の接点mS1乃
至mS3を介してスイツチSW1に接続されてお
り、低圧巻線はスター結線された後に整流素子D
1乃至D3および直流リアクトルL1をへて、溶
接電極2、アーク及び被溶接物3よりなる溶接負
荷L接続されている。さらに、溶接機の各入力線
路R,SおよびTのいずれか2つの線路に制御電
源回路用スイツチSW2を介して補助変圧器T2
の1次巻線が接続され、その2次巻線に電磁接触
器のコイルMSと後述する2個の第1および第2
の電圧検出回路例えば2個のリレーFおよびGの
各接点f1とg1とが直列に接続されている。補
助変圧器T2およびスイツチSW2は制御用電源
回路を構成する。FおよびGは、それぞれ溶接機
の入力線路R相とS相との間、およびS相とT相
との間の線間電圧を検出するための第1および第
2の電圧検出回路であつて、例えば溶接機の定格
1次電圧の略1/2をこえる値で動作して接点f1
およびg1を閉路するリレーのコイルである。M
は3相変圧器T1の低圧巻線S1乃至S3のタツプを
切換える電動機である。11は電動機制御回路で
あつて、溶接負荷電圧をフイードバツクして溶接
負荷電圧を所定値に設定するように電動機Mを制
御する。
内に2個の入力側線間電圧検出回路を備えた直流
アーク溶接機が用いられている。同図において、
1は溶接機の入力端子、SW1は溶接電源回路用
スイツチ、T1は、第1乃至第3の高圧巻線P1
乃至P3と、第1乃至第3の低圧巻線S1乃至S3と
を有する3相変圧器であつて、高圧巻線はデルタ
結線された後に電磁接触器の各相の接点mS1乃
至mS3を介してスイツチSW1に接続されてお
り、低圧巻線はスター結線された後に整流素子D
1乃至D3および直流リアクトルL1をへて、溶
接電極2、アーク及び被溶接物3よりなる溶接負
荷L接続されている。さらに、溶接機の各入力線
路R,SおよびTのいずれか2つの線路に制御電
源回路用スイツチSW2を介して補助変圧器T2
の1次巻線が接続され、その2次巻線に電磁接触
器のコイルMSと後述する2個の第1および第2
の電圧検出回路例えば2個のリレーFおよびGの
各接点f1とg1とが直列に接続されている。補
助変圧器T2およびスイツチSW2は制御用電源
回路を構成する。FおよびGは、それぞれ溶接機
の入力線路R相とS相との間、およびS相とT相
との間の線間電圧を検出するための第1および第
2の電圧検出回路であつて、例えば溶接機の定格
1次電圧の略1/2をこえる値で動作して接点f1
およびg1を閉路するリレーのコイルである。M
は3相変圧器T1の低圧巻線S1乃至S3のタツプを
切換える電動機である。11は電動機制御回路で
あつて、溶接負荷電圧をフイードバツクして溶接
負荷電圧を所定値に設定するように電動機Mを制
御する。
上記の構成において、スイツチSW1および
SW2を閉路すると、リレーのコイルFおよびG
に溶接機定格1次電圧が供給されて、接点f1お
よびg1が閉路して電磁接触器のコイルMSが励
磁されて、接点mS1乃至mS3が同時に閉路して
溶接作業が可能となる。しかし、溶接機の入力線
路R,SおよびT相のいずれか一つの線路が断線
した場合にはつぎのとおりとなる。第4図aに示
すごとくR相が断線すれば、リレーのコイルGに
は溶接機の略定格1次電圧Eが供給されて動作し
て図示していない接点g1を閉路するが、リレー
のコイルFには1/2Eしか電圧が供給されず、こ
の1/2Eの電圧では接点f1は開路のままであり、
前述した電磁接触器の接点mS1乃至mS3を閉路
することができない。また、第4図bに示すごと
くS相が断線すれば、リレーのコイルFおよびG
の両者とも1/2Eの電圧しか供給されないために、
これらの接点f1およびg1は開路のまま、した
がつて接点mS1乃至mS3は閉路することができ
ない。同様にT相が断線したときは、リレーのコ
イルFには電圧Eが供給されて接点f1を閉路す
るが、リレーのコイルGには、1/2Eの電圧しか
供給されないので、接点g1は開路のまま、した
がつて接点mS1乃至mS3は閉路することができ
ない。このような従来の直流アーク溶接機におい
ては、1線断線によつて、リレーのコイルF又は
G又は両者が溶接機の定格1次電圧の約1/2以下
の電圧を検出してリレーを動作させないようにし
ている。しかし、溶接機の電源電圧は±10%乃至
±15%を変動をするので、これらのリレーは少な
くとも溶接機定格1次電圧の65%以下で接点が開
放状態になければならず、かつ85%以上で動作を
しなければならない。しかも、電圧検出回路が特
にリレーのような場合には、接点の投入電圧(動
作電圧)と接点の開放電圧(復帰電圧)との差
が、ヒステリシス現象のために小さくなる。さら
にリレーの経年変化、リレーのバラツキ等を考慮
すると多数のリレーから厳密に選別するか、非直
線素子を用いて補償するか、電圧検出回路の動作
電圧および復帰電圧の調整をするか等が必要とな
り、従来の回路では問題が残されていた。
SW2を閉路すると、リレーのコイルFおよびG
に溶接機定格1次電圧が供給されて、接点f1お
よびg1が閉路して電磁接触器のコイルMSが励
磁されて、接点mS1乃至mS3が同時に閉路して
溶接作業が可能となる。しかし、溶接機の入力線
路R,SおよびT相のいずれか一つの線路が断線
した場合にはつぎのとおりとなる。第4図aに示
すごとくR相が断線すれば、リレーのコイルGに
は溶接機の略定格1次電圧Eが供給されて動作し
て図示していない接点g1を閉路するが、リレー
のコイルFには1/2Eしか電圧が供給されず、こ
の1/2Eの電圧では接点f1は開路のままであり、
前述した電磁接触器の接点mS1乃至mS3を閉路
することができない。また、第4図bに示すごと
くS相が断線すれば、リレーのコイルFおよびG
の両者とも1/2Eの電圧しか供給されないために、
これらの接点f1およびg1は開路のまま、した
がつて接点mS1乃至mS3は閉路することができ
ない。同様にT相が断線したときは、リレーのコ
イルFには電圧Eが供給されて接点f1を閉路す
るが、リレーのコイルGには、1/2Eの電圧しか
供給されないので、接点g1は開路のまま、した
がつて接点mS1乃至mS3は閉路することができ
ない。このような従来の直流アーク溶接機におい
ては、1線断線によつて、リレーのコイルF又は
G又は両者が溶接機の定格1次電圧の約1/2以下
の電圧を検出してリレーを動作させないようにし
ている。しかし、溶接機の電源電圧は±10%乃至
±15%を変動をするので、これらのリレーは少な
くとも溶接機定格1次電圧の65%以下で接点が開
放状態になければならず、かつ85%以上で動作を
しなければならない。しかも、電圧検出回路が特
にリレーのような場合には、接点の投入電圧(動
作電圧)と接点の開放電圧(復帰電圧)との差
が、ヒステリシス現象のために小さくなる。さら
にリレーの経年変化、リレーのバラツキ等を考慮
すると多数のリレーから厳密に選別するか、非直
線素子を用いて補償するか、電圧検出回路の動作
電圧および復帰電圧の調整をするか等が必要とな
り、従来の回路では問題が残されていた。
本考案は、入力側の高圧巻線がデルタ結線され
出力側の低圧巻線がスター結線された3相変圧器
を有する直流アーク溶接機であつて、スター結線
された各低圧巻線の各線間電圧をそれぞれ検出し
て、いずれかの線間電圧が零のときは、低圧巻線
の出力を溶接負荷から確実に遮断して3相変圧器
巻線および整流素子を過負荷から保護する信頼性
の高い直流アーク溶接機を提供したものである。
出力側の低圧巻線がスター結線された3相変圧器
を有する直流アーク溶接機であつて、スター結線
された各低圧巻線の各線間電圧をそれぞれ検出し
て、いずれかの線間電圧が零のときは、低圧巻線
の出力を溶接負荷から確実に遮断して3相変圧器
巻線および整流素子を過負荷から保護する信頼性
の高い直流アーク溶接機を提供したものである。
以下、図面を参照して本考案の直流アーク溶接
機について説明する。第2図は本考案の直流アー
ク溶接機の一実施例を示す接続図であつて、第1
図と同一構成部分は同一の符号を付してある。同
図において、A,BおよびCは、スター結線され
た3相変圧器の低圧巻線S1乃至S3側の各線間電圧
を検出する第1乃至第3の電圧検出回路、例えば
溶接機の入力端子に定格1次電圧の85%程度の電
圧が供給されたときに動作をして各接点a1,b
1およびc1を閉路するリレーのコイルである。
各接点a1,b1およびc1の直列回路は、各電
圧検出回路の出力信号のAND回路5を構成する。
電磁接触器のコイルMSおよびその接点mS1乃
至mS3は出力開閉回路を構成し、AND回路5の
出力信号によつて3相変圧器の低圧巻線の出力を
溶接負荷に供給又は遮断する。6はAND回路)
の出力信号が零のときに表示灯の点灯、ブザーの
警報等によつて表示する表示回路である。
機について説明する。第2図は本考案の直流アー
ク溶接機の一実施例を示す接続図であつて、第1
図と同一構成部分は同一の符号を付してある。同
図において、A,BおよびCは、スター結線され
た3相変圧器の低圧巻線S1乃至S3側の各線間電圧
を検出する第1乃至第3の電圧検出回路、例えば
溶接機の入力端子に定格1次電圧の85%程度の電
圧が供給されたときに動作をして各接点a1,b
1およびc1を閉路するリレーのコイルである。
各接点a1,b1およびc1の直列回路は、各電
圧検出回路の出力信号のAND回路5を構成する。
電磁接触器のコイルMSおよびその接点mS1乃
至mS3は出力開閉回路を構成し、AND回路5の
出力信号によつて3相変圧器の低圧巻線の出力を
溶接負荷に供給又は遮断する。6はAND回路)
の出力信号が零のときに表示灯の点灯、ブザーの
警報等によつて表示する表示回路である。
つぎに、第2図に示す直流アーク溶接機の動作
について説明する。溶接電源回路用スイツチSW
1および制御電源回路用スイツチSWを閉路する
と、リレーのコイルA乃至Cに3相変圧器T1の
低圧巻線の線間電圧が供給されて、接点a1乃至
c1を閉路して電磁接触器のコイルMSが励磁さ
れて、接点mS1乃至mS3が同時に閉路して溶接
作業が可能となる。しかし、溶接機の入力線路
R,SおよびT相のいずれか一つの線路が断線し
た場合について、第4図aおよびbを参照して説
明する。この説明においては、3相変圧器の高圧
巻線P1乃至P3および低圧巻線S1乃至S3はすべて
同一の巻数であり各相とも断線のない場合の各巻
線電圧をEとする。同図aに示すごとくR相が断
線すれば、各リレーのコイルA,BおよびCには
それぞれ3/2E、Oおよび3/2Eの電圧が供給され
る。リレーのコイルBの供給電圧がOであるため
に第2図に示す接点b1は確実に開路状態を保持
する。また第4図bに示すごとくS相が断線すれ
ば、リレーのコイルA,BおよびCにはそれぞれ
0、3/2Eおよび3/2Eの電圧が供給される。リレ
ーのコイルAの供給電圧が0であるために第2図
に示す接点a1は確実に開路状態を維持する。同
様にしてT相が断線すれば、リレーのコイルCの
供給電圧が0であるために第2図に示す接点c1
は確実に開路状態を維持する。このようにいずれ
か1相が断線すれば、第1乃至第3の電圧検出回
路(実施例ではリレーのコイルA,BおよびC)
の出力信号(実施例では接点a1,b1およびc
1)のいずれか一つが必らず零となり、各電圧検
出回路の出力信号のAND回路5の出力信号は零
となるために、電磁接触器のコイルMSは非励磁
状態を維持し、したがつてその接点mS1乃至mS
3は開路状態を保持して、3相変圧器の低圧巻線
の出力は溶接負荷に供給されない。
について説明する。溶接電源回路用スイツチSW
1および制御電源回路用スイツチSWを閉路する
と、リレーのコイルA乃至Cに3相変圧器T1の
低圧巻線の線間電圧が供給されて、接点a1乃至
c1を閉路して電磁接触器のコイルMSが励磁さ
れて、接点mS1乃至mS3が同時に閉路して溶接
作業が可能となる。しかし、溶接機の入力線路
R,SおよびT相のいずれか一つの線路が断線し
た場合について、第4図aおよびbを参照して説
明する。この説明においては、3相変圧器の高圧
巻線P1乃至P3および低圧巻線S1乃至S3はすべて
同一の巻数であり各相とも断線のない場合の各巻
線電圧をEとする。同図aに示すごとくR相が断
線すれば、各リレーのコイルA,BおよびCには
それぞれ3/2E、Oおよび3/2Eの電圧が供給され
る。リレーのコイルBの供給電圧がOであるため
に第2図に示す接点b1は確実に開路状態を保持
する。また第4図bに示すごとくS相が断線すれ
ば、リレーのコイルA,BおよびCにはそれぞれ
0、3/2Eおよび3/2Eの電圧が供給される。リレ
ーのコイルAの供給電圧が0であるために第2図
に示す接点a1は確実に開路状態を維持する。同
様にしてT相が断線すれば、リレーのコイルCの
供給電圧が0であるために第2図に示す接点c1
は確実に開路状態を維持する。このようにいずれ
か1相が断線すれば、第1乃至第3の電圧検出回
路(実施例ではリレーのコイルA,BおよびC)
の出力信号(実施例では接点a1,b1およびc
1)のいずれか一つが必らず零となり、各電圧検
出回路の出力信号のAND回路5の出力信号は零
となるために、電磁接触器のコイルMSは非励磁
状態を維持し、したがつてその接点mS1乃至mS
3は開路状態を保持して、3相変圧器の低圧巻線
の出力は溶接負荷に供給されない。
第3図は、本考案の直流アーク溶接機の他の実
施例を示す接続図であつて、第2図と同一構成部
分は同一符号を付してある。同図においてSCR
1乃至SCR3はサイリスタであつて、整流回路
と3相変圧器T1の低圧巻線の出力を溶接負荷に
供給又は遮断する出力開閉回路とを兼用してい
る。12は溶接機の出力検出回路であつてその出
力のフイードバツク信号と設定回路13の出力の
基準信号とを比較回路14で比較してその差信号
を点弧回路15に出力する。一方、この点弧回路
15には、低圧巻線S1の出力電圧が制御電源回路
用スイツチSW2および第2図と同様のAND回
路5を介して供給されている。したがつて、第2
図において説明したように入力線路R,Sおよび
T相のいずれか一線が断線すると、AND回路5
の出力信号が確実に零になるために、点弧回路1
5には制御電源が遮断されて点弧信号を発生する
ことができず、したがつてサイリスタSCR1乃
至SCR3は遮断状態を維持する。
施例を示す接続図であつて、第2図と同一構成部
分は同一符号を付してある。同図においてSCR
1乃至SCR3はサイリスタであつて、整流回路
と3相変圧器T1の低圧巻線の出力を溶接負荷に
供給又は遮断する出力開閉回路とを兼用してい
る。12は溶接機の出力検出回路であつてその出
力のフイードバツク信号と設定回路13の出力の
基準信号とを比較回路14で比較してその差信号
を点弧回路15に出力する。一方、この点弧回路
15には、低圧巻線S1の出力電圧が制御電源回路
用スイツチSW2および第2図と同様のAND回
路5を介して供給されている。したがつて、第2
図において説明したように入力線路R,Sおよび
T相のいずれか一線が断線すると、AND回路5
の出力信号が確実に零になるために、点弧回路1
5には制御電源が遮断されて点弧信号を発生する
ことができず、したがつてサイリスタSCR1乃
至SCR3は遮断状態を維持する。
前述した実施例においては、3相変圧器のスタ
ー結線された低圧巻線が3相半波整流回路に接続
された場合について説明したが、3相変圧器の低
圧巻線がスター結線されておれば、6相半波整流
回路、相間リアクトル付2重星形整流回路等のい
ずれの整流回路であつてもよい。
ー結線された低圧巻線が3相半波整流回路に接続
された場合について説明したが、3相変圧器の低
圧巻線がスター結線されておれば、6相半波整流
回路、相間リアクトル付2重星形整流回路等のい
ずれの整流回路であつてもよい。
以上のように、本考案の直流アーク溶接機によ
れば、溶接機内の3相変圧器の低圧巻線がスター
結線されていることを利用して、溶接機入力線路
の1線断線を確実に検出することができ、かつ、
電圧検出回路が3相変圧器の低圧巻線側に接続さ
れているために、制御回路がプリント板上に組ま
れているような場合には短絡事故を防止すること
ができ信頼性が向上する。
れば、溶接機内の3相変圧器の低圧巻線がスター
結線されていることを利用して、溶接機入力線路
の1線断線を確実に検出することができ、かつ、
電圧検出回路が3相変圧器の低圧巻線側に接続さ
れているために、制御回路がプリント板上に組ま
れているような場合には短絡事故を防止すること
ができ信頼性が向上する。
第1図は従来の直流アーク溶接機の接続図、第
2図および第3図は本考案の直流アーク溶接機の
接続図、第4図aおよびbは従来および本考案の
直流アーク溶接機の入力線路が断線した場合の説
明図である。 L……溶接負荷、S1乃至S3……3相変圧器の低
圧巻線、A,BおよびC……第1乃至第3の電圧
検出回路、5……AND回路、D1,D2および
D3又はSCR1,SCR2およびSCR3……整流
回路、MSおよびmS1乃至mS3(電磁接触器)
又はSCR1乃至SCR3(サイリスタ)……出力
開閉回路、6……表示回路。
2図および第3図は本考案の直流アーク溶接機の
接続図、第4図aおよびbは従来および本考案の
直流アーク溶接機の入力線路が断線した場合の説
明図である。 L……溶接負荷、S1乃至S3……3相変圧器の低
圧巻線、A,BおよびC……第1乃至第3の電圧
検出回路、5……AND回路、D1,D2および
D3又はSCR1,SCR2およびSCR3……整流
回路、MSおよびmS1乃至mS3(電磁接触器)
又はSCR1乃至SCR3(サイリスタ)……出力
開閉回路、6……表示回路。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 デルタ結線された各高圧巻線が3相電源に接
続され、スター結線された各低圧巻線が整流回
路を通じて溶接負荷に接続される3相変圧器を
有する直流アーク溶接機において、前記低圧巻
線側の各線間に接続された第1乃至第3の電圧
検出回路と、前記各電圧検出回路の出力信号を
入力とするAND回路と、前記AND回路の出力
信号を入力として出力信号が零のときに表示を
する表示回路又は溶接機の入力端子から溶接負
荷までの間の溶接電流通電回路に接続されて前
記AND回路の出力信号により開閉して前記出
力信号が零のときに開路する出力開閉回路とを
備えた直流アーク溶接機。 2 前記出力開閉回路が、溶接機の入力端子と3
相変圧器の各高圧巻線との間に接続された電磁
接触器である実用新案登録請求の範囲第1項に
記載の直流アーク溶接機。 3 前記出力開閉回路が、スター結線された各低
圧巻線に同方向に接続された第1乃至第3のサ
イリスタである実用新案登録請求の範囲第1項
に記載の直流アーク溶接機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP534880U JPS6320461Y2 (ja) | 1980-01-18 | 1980-01-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP534880U JPS6320461Y2 (ja) | 1980-01-18 | 1980-01-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56112072U JPS56112072U (ja) | 1981-08-29 |
JPS6320461Y2 true JPS6320461Y2 (ja) | 1988-06-07 |
Family
ID=29602021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP534880U Expired JPS6320461Y2 (ja) | 1980-01-18 | 1980-01-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6320461Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6630220B2 (ja) * | 2016-04-01 | 2020-01-15 | 株式会社ダイヘン | 溶接電源装置 |
-
1980
- 1980-01-18 JP JP534880U patent/JPS6320461Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56112072U (ja) | 1981-08-29 |
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