JPS6145949B2 - - Google Patents

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JPS6145949B2
JPS6145949B2 JP56071209A JP7120981A JPS6145949B2 JP S6145949 B2 JPS6145949 B2 JP S6145949B2 JP 56071209 A JP56071209 A JP 56071209A JP 7120981 A JP7120981 A JP 7120981A JP S6145949 B2 JPS6145949 B2 JP S6145949B2
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JP
Japan
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film
plate
peripheral edge
shaped core
core material
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JP56071209A
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JPS57187249A (en
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Takahito Niwa
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、食卓、机、ゲーム台、こたつの上板
等に利用するための板状体、特に外周の化粧縁に
沿つて熱可塑性樹脂フイルムを被覆接着しかつ両
面に面材を付着した板状体と、その製造方法に係
るものである。
一般にこの種の板状体は、中央の平面部分を合
板と面材とで接合形成し、化粧縁は良質の木材又
は合成樹脂で形成して平面部分の側端に嵌合させ
て固定している。木材の化粧縁の場合には、円周
切削加工、研磨、マスキング、塗装、再研磨、再
塗装を繰返して仕上げられ、各工程の間に乾燥放
置と溶剤の放出のための時間を必要とする。化粧
縁の一辺と隣接辺との間及び化粧縁と平面部分と
の間の嵌合は凹凸部分のはめあいによる堅固な固
定とするために高精度の加工が必要である。
合成樹脂の成型化粧縁を用いた場合には、化粧
縁自体の加工は容易になるが、温度変化による収
縮ですき間が生じたり、シヨツクにより打込足が
抜けやすいという欠点がある。
金属製の押出し縁材でその端部を合板に食い込
ませるようにした化粧縁の場合には、平面部分と
の接合部が短時間のうちに破損してしまうこと
や、熱伝達率が高いために手ざわりの感触が悪
く、その形状も小円弧状に限定される等の欠点が
ある。また、一般に化粧縁と平面部分との接合部
分は乾燥時の歪みや衝撃によつて分離してしまう
おそれがあつた。
かくして、上記した多くの理由により、この種
の板状体はその実用性にもかかわらず広く普及す
るには至つていないのである。
従つて、本発明の目的は、化粧縁の加工を容易
にすると共にその手ざわりの感触を改善し、接合
部分の破損を防止した改良形の板状体を提供する
ことにある。本発明の他の目的は、化粧縁に熱可
塑性樹脂フイルムを貼つた板状体の製造方法を提
供することにある。
本発明の板状体の特徴は、平面部及び化粧縁を
一体の板状心材で形成し、化粧縁に沿つて熱可塑
性樹脂フイルムを被覆してその手ざわりを良好に
し、さらに板状体の表面及び裏面に面材を付着し
てその美観を高めたことにある。
本発明の板状体の構造は、板状心材の各周縁部
をそれぞれ半円ないし半楕円状に突出するなめら
かな断面に削設し、前記周縁部に沿つて帯状の熱
可塑性樹脂フイルムを巻着し、さらに前記フイル
ムの側縁部に接するか又は側縁部を覆うように板
状心材の表面及び裏面にそれぞれ面材を付着せし
めて形成される。
化粧縁外周の加工は、NCルーター盤やならい
面取盤を用いて高精度に行なうことができる。面
材はメラミン樹脂等の合成樹脂が望ましいが、特
に上面側は化粧貼合板、布、皮革等でも良い。
本発明に係る製造方法の特徴は、硬質ポリ塩化
ビニルフイルムの加熱冷却と接着剤の塗布とを新
規な方法で組合せることにより、板状心材の周縁
部にフイルムを被覆接着せしめることにある。
本発明の板状体とその製造方法のその他の特徴
及び利点は、以下に述べる本発明の実施例及び従
来例の説明によつて明らかとなろう。
第1図は、本発明に係る板状体の1つの実施例
を表わしており、板状体10の表面中央にはメラ
ミン樹脂の面材14が付着され、化粧縁には木目
模様を施した硬質ポリ塩化ビニル等の熱可塑性樹
脂フイルムが被覆されている。各隅部21,2
2,23,24では、製造時の加熱冷却工程によ
り隅じげが寄ることなく平坦でなめらかな面が形
成されている。
第2図に断面で示すように、板状体10の主要
部は板状心材18によつて一体形成されており、
裏面中央にはメラミン樹脂板16が付着されてい
る。フイルム12と樹脂板14,16との接合部
A,Bは、図示のように片側だけ段差を設ける
か、あるいは板状体の用途に応じて両側とも段差
付き又は段差無しとすることができる。この接合
部A,Bでは、フイルム12の側縁部に接するか
又は側縁部を覆うようにして樹脂板14,16を
付着させ、両者の間に隙間が生じないようにす
る。
第3図に示すように、板状心材18は、板状の
素材34をルーター盤やならい面取盤で加工し、
段差部分となる凹陥部26を刻設し、各周縁部E
をそれぞれ半円ないし半楕円状に突出するなめら
かな断面形状に削設して形成する。
帯状のフイルム12は周縁部Eに沿つて巻回さ
れ、後述するような方法で加熱冷却と接着剤の作
用により被覆接着される。面材となる樹脂板1
4,16は、フイルム12が周縁部Eに接着され
た後に板状心材18の表面及び裏面にそれぞれ付
着させるか、あるいはあらかじめ板状心材18上
に付着させておいてからフイルムを被覆接着し余
分な部分を切除して最終の仕上り形状とする。
第4図に示す他の実施例は、凹陥部26,27
を板状心材の両面に設けた例であり、切削加工時
の削り代を減少させるために、板状心材18の上
下突起部分を合板構造36,37で構成してい
る。この場合の素材外形は38で示す如く大幅に
材料を節約することができる。
第4図の例のように周縁部が上下に突出してい
る場合は、さらに簡略化した製造方法として、突
出部の立上り内側面36A,37Aの部分に両面
接着テープを貼付け、フイルム両端の接合部分に
シアノアクリレート系接着剤を塗布する以外は周
縁部に接着剤を塗布することなく、あらかじめリ
ング状に形成したフイルムを周縁部に巻回してそ
の側縁部だけを前記両面接着テープに付着させ、
かくしてフイルムを袋状に巻着させることができ
る。
この袋張り方式によると、板状心材の微細な凹
凸が表面に現われないので、フイルムの厚さを減
少させてもその美観や手ざわりの感触を損うこと
がない。
第5図乃至第7図は従来の板状体の周縁部断面
構造を表わしており、第5図は合板と面材とを接
合形成した平面部と木材の化粧縁41とを嵌合さ
せて構成した例、第6図は薄い金属板或いは熱硬
化性樹脂板で巻き込むようにして一方側の面材と
周縁部42とを構成した例、第7図は打込式の金
属製エツジ部材を芯材の中に圧入して周縁部43
を構成した例である。これらの構造では、特に各
隅部における接合部分に凹凸形状をした高精度の
はめあい部分を設ける必要があり、加工が困難で
あることに加えて破損しやすいという欠点があ
る。さらにまた、これらの構造では周縁部の形状
を自由に選定することが困難である。
本発明によれば、かかる従来構造の欠点が除去
されかつ周縁部の形状が自由に選定できることに
注目されたい。
次に本発明の板状体の製造方法について述べ
る。最初に硬質ポリ塩化ビニルシートを所定の長
さと幅に切断してフイルム状にする。次にこのフ
イルムを温風、蒸気熱、赤外線等で加熱して軟化
させ、両端を把持してその長さが20〜100%程度
伸長するまで引張力を加え、力を加えたままで常
温で冷却し伸長した状態でフイルムを硬化させ
る。このフイルム伸長は熱間又は冷間のローラ圧
延で行なうことができる。一方、板状心材の各周
縁部をそれぞれ半円ないし半楕円状に突出するな
めらかな断面形状に削つておき、この周縁部にア
クリル系酢酸ビニルエマルジヨンタイプの接着剤
を平均に塗布し、放置して乾燥させることにより
接着剤を不活性化させる。
前述の工程によつて硬化したフイルムの端部に
シアノアクリレート系接着剤を塗布し、この端部
を板状心材の周縁部に接着し、フイルムを周縁部
に沿つて巻回すると同時にフイルム及び周縁部を
加熱して周縁部に塗布されている不活性接着剤を
活性化させながらフイルムを軟化させて周縁部に
被覆接着する。フイルムの両端部はシアノアクリ
レート系接着剤で接合して封止する。被覆状態の
フイルムは常温で冷却して硬化させる。
フイルムを板状心材の周縁部に被覆する工程の
前あるいは後において、板状心材の表面及び裏面
にそれぞれ面材を付着し、面材の端縁が被覆フイ
ルムの側縁部に接するか又は側縁部を覆うように
する。
かかる製造方法によれば、第一工程で長さ方向
に伸び幅方向に縮んだフイルムが軟化し、長さ方
向に収縮し幅方向では伸展しながら周縁部の曲面
に沿つて被覆されるので、隅部にしわが寄ること
がなく、平坦でなめらかな面が形成される。
なお、フイルムの両端部はあらかじめシアノア
クリレート系接着剤で接合して所定の寸法のリン
グ状にし、その後板状心材の周縁部に巻回し加熱
収縮させて被覆接着することもできる。この方法
は特に量産化に適している。
これまで述べてきたように、本発明の板状体は
その独特の構造に基づき次のような多くの利点を
有する。
() 製造工程が大幅に簡素化される。
() 化粧縁の手ざわりの感触に優れ、特に高
温あるいは寒冷時の環境下での使用に適する。
() フイルムの選定により、塗装では得られ
ない各種の美観を自由に選定することができ
る。
() フイルムの貼り替えにより、清潔さを保
つと共に意匠の変化を生じさせることができ
る。
() 板状体が経年的変化によつて歪んだりは
がれたりすることがない。
() 塗装工程を必要としないので、塗料の拡
散に伴なう環境や人体への悪影響を防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る板状体の斜視図、第2図
は第1図の−線に沿う断面図、第3図は板状
心材周縁部の縦断面図、第4図は他の実施例によ
る板状心材周縁部の縦断面図、第5図乃至第7図
は従来の板状体周縁部の縦断面図である。 10……板状体、12……フイルム、14,1
6……面材、18……板状心材、21,22,2
3,24……隅部、A,B……接合部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 板状心材外周の化粧縁に沿つて熱可塑性樹脂
    フイルムを被覆接着し、かつ板状心材の表面及び
    裏面に面材を付着して成る板状体であつて、 板状心材の各周縁部を曲線状に突出するなめら
    かな断面に削設し、前記周縁部に沿つて帯状の熱
    可塑性樹脂フイルムを巻着し、さらに前記フイル
    ムの側縁部に接するか又は側縁部を覆うように板
    状心材の表面及び裏面にそれぞれ面材を付着せし
    めて形成したことを特徴とする板状体。 2 熱可塑性樹脂フイルムを所定の長さと幅に切
    断する段階と、該フイルムを加熱して軟化させそ
    の長さが20〜100%程度伸長するまで引張力を加
    え伸長した状態のまま冷却し硬化させる段階と、
    板状心材の各周縁部を曲線状に突出するなめらか
    な断面に削設する段階と、該周縁部に接着剤を平
    均に塗布し放置乾燥後不活性化させる段階と、硬
    化した前記フイルムの端部に接着剤を塗付した後
    前記端部を板状心材の周縁部に接着しフイルムを
    該周縁部に沿つて巻回すると同時に加熱して周縁
    部に塗布されている不活性接着剤を活性化させな
    がらフイルムを軟化収縮させて被覆接着する段階
    と、被覆状態のフイルムを冷却し硬化させる段階
    と、前記被覆フイルムの側縁部に接するか又は側
    縁部を覆うように板状心材の表面及び裏面にそれ
    ぞれ面材を付着せしめる段階とを包含することを
    特徴とする板状体の製造方法。 3 熱可塑性樹脂フイルムを所定の長さと幅に切
    断する段階と、該フイルムを加熱して軟化させそ
    の長さが20〜100%程度伸長するまで引張力を加
    え伸長した状態のまま冷却し硬化させる段階と、
    前記硬化したフイルムの両端部を連結してフイル
    ムをリング状に形成する段階と、板状心材の各周
    縁部を曲線状に突出するなめらかな断面に削設す
    る段階と、該周縁部に接着剤を平均に塗布し放置
    乾燥後不活性化させる段階と、前記リング状に形
    成されたフイルムを該周縁部に沿つて巻回すると
    同時に加熱して周縁部に塗布されている不活性接
    着剤を活性化させながらフイルムを軟化収縮させ
    て被覆接着する段階と、被覆状態のフイルムを冷
    却し硬化させる段階と、前記被覆フイルムの側縁
    部に接するか又は側縁部を覆うように板状心材の
    表面及び裏面にそれぞれ面材を付着せしめる段階
    とを包含することを特徴とする板状体の製造方
    法。 4 フイルムの伸長段階は熱間又は冷間のローラ
    圧延によつて行なわれる特許請求の範囲第3項記
    載の方法。
JP56071209A 1981-05-12 1981-05-12 Tabular body of which thermoplastic resin film is pasted onto decorative edge and its manufacture Granted JPS57187249A (en)

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JPS57187249A JPS57187249A (en) 1982-11-17
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63292967A (ja) * 1987-05-27 1988-11-30 Takeyoshi Yamaguchi ゲルマニウム保健ロ−ラ
JPS63317163A (ja) * 1987-06-22 1988-12-26 Takeyoshi Yamaguchi 磁性ゲルマニウム皮膚接触片

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5975033U (ja) * 1982-11-11 1984-05-22 アイカ工業株式会社 複合化粧材

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