JPH05295882A - 床 材 - Google Patents
床 材Info
- Publication number
- JPH05295882A JPH05295882A JP10338292A JP10338292A JPH05295882A JP H05295882 A JPH05295882 A JP H05295882A JP 10338292 A JP10338292 A JP 10338292A JP 10338292 A JP10338292 A JP 10338292A JP H05295882 A JPH05295882 A JP H05295882A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor
- floor surface
- veneer
- surface material
- resin sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 化粧単板で形成される床表面材の厚さを厚く
しても耐クラック性を向上する。床表面材の厚さを厚く
して高級な外観にする。 【構成】 複数枚の化粧単板２ａ，２ｂをレジンシート
３を介して接着することにより床表面材２を形成する。
この床表面材２を合板等の床基材１に貼着する。床表面
材２の周縁に上から２層目の化粧単板２ｂまで至るよう
に面取り４を施す。
しても耐クラック性を向上する。床表面材の厚さを厚く
して高級な外観にする。 【構成】 複数枚の化粧単板２ａ，２ｂをレジンシート
３を介して接着することにより床表面材２を形成する。
この床表面材２を合板等の床基材１に貼着する。床表面
材２の周縁に上から２層目の化粧単板２ｂまで至るよう
に面取り４を施す。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、厚さの厚い床表面材を
用いた床材に関し、詳しくは上にホットカーペットを敷
いて使用したり、内部にヒータを内装して床暖房するの
に使用したりすることができる床材に関するものであ
る。
用いた床材に関し、詳しくは上にホットカーペットを敷
いて使用したり、内部にヒータを内装して床暖房するの
に使用したりすることができる床材に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来この種の床材にあっては、図２に示
すように合板のような床基材１の表面に厚さの薄い化粧
単板２′を床基材１の繊維方向と化粧単板２′の繊維方
向がクロスするように配置すると共に床基材１に化粧単
板２′を貼着して形成されている。
すように合板のような床基材１の表面に厚さの薄い化粧
単板２′を床基材１の繊維方向と化粧単板２′の繊維方
向がクロスするように配置すると共に床基材１に化粧単
板２′を貼着して形成されている。
【０００３】ところが、床材の上にホットカーペットを
敷いて使用したり、床材内にヒータを内装して床暖房と
して使用したりする場合、加熱されたり冷やされたりす
るので化粧単板２′が大きく伸縮し、化粧単板２′の厚
さを厚くするとクラックが入りやすく耐クラック性がな
いという問題がある。具体的には化粧単板２′の厚さが
０．６ｍｍ以上になるとクラックが入り、化粧単板２′
の厚さを０．６ｍｍ以上にできなかった。
敷いて使用したり、床材内にヒータを内装して床暖房と
して使用したりする場合、加熱されたり冷やされたりす
るので化粧単板２′が大きく伸縮し、化粧単板２′の厚
さを厚くするとクラックが入りやすく耐クラック性がな
いという問題がある。具体的には化粧単板２′の厚さが
０．６ｍｍ以上になるとクラックが入り、化粧単板２′
の厚さを０．６ｍｍ以上にできなかった。
【０００４】また上記化粧単板２′にＷＰＣ処理するこ
とも考えられるが、この場合も化粧単板を１．０ｍｍ以
上にすると耐クラック性に問題がある。
とも考えられるが、この場合も化粧単板を１．０ｍｍ以
上にすると耐クラック性に問題がある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが、表面の化粧
単板の厚さが薄いと重厚感がなく、低級な床材となると
いう問題がある。本発明は上記問題点に鑑みてなされた
ものであって、本発明の目的とするところは化粧単板で
形成される床表面材の厚さを厚くしても耐クラック性を
向上でき、しかも床表面材の厚さを厚くして高級な外観
にできる床材を提供するにある。
単板の厚さが薄いと重厚感がなく、低級な床材となると
いう問題がある。本発明は上記問題点に鑑みてなされた
ものであって、本発明の目的とするところは化粧単板で
形成される床表面材の厚さを厚くしても耐クラック性を
向上でき、しかも床表面材の厚さを厚くして高級な外観
にできる床材を提供するにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明床材Ａは、複数枚の化粧単板２ａ，２ｂをレジン
シート３を介して接着することにより床表面材２を形成
すると共にこの床表面材２を合板等の床基材１に貼着
し、床表面材２の周縁に上から２層目の化粧単板２ｂま
で至るように面取り４を施して成ることを特徴とする。
本発明床材Ａは、複数枚の化粧単板２ａ，２ｂをレジン
シート３を介して接着することにより床表面材２を形成
すると共にこの床表面材２を合板等の床基材１に貼着
し、床表面材２の周縁に上から２層目の化粧単板２ｂま
で至るように面取り４を施して成ることを特徴とする。
【０００７】
【作用】上記構成によれば、複数枚の化粧単板２ａ，２
ｂをレジンシート３を介して接着して床表面材２を形成
したことにより、床表面材２の厚さを厚くすると共に耐
クラック性を向上できる。
ｂをレジンシート３を介して接着して床表面材２を形成
したことにより、床表面材２の厚さを厚くすると共に耐
クラック性を向上できる。
【０００８】
【実施例】床表面材２は複数枚（本実施例の場合２枚）
の化粧単板２ａ，２ｂとレジンシート３とで形成されて
いる。化粧単板２ａ，２ｂはスライスして形成されるナ
ラのような単板である。レジンシート３は繊維基材に樹
脂を含浸させたものである。下に位置する厚さの厚い化
粧単板２ｂの上にはレジンシート３が重ねられ、このレ
ジンシート３の上には厚さの薄い化粧単板２ａが重ねら
れ、プレスに加熱加圧することにより図１（ａ）のよう
な床表面材２が形成される。このように形成された床表
面材２は適当な大きさに切断され、周縁に面取り４を施
されて図１（ｂ）に示すような床表面材ピース５が形成
される。面取り４は第２層目の化粧単板２ｂに至るまで
形成される。この床表面材ピース５を同一平面に複数枚
並べてアッセンブルされ、床表面材ピース５が合板のよ
うな床基材１に貼着され、必要に応じて雌実６や雄実７
のような実加工し、塗装を施して図１（ｃ）に示すよう
な床材Ａが形成される。
の化粧単板２ａ，２ｂとレジンシート３とで形成されて
いる。化粧単板２ａ，２ｂはスライスして形成されるナ
ラのような単板である。レジンシート３は繊維基材に樹
脂を含浸させたものである。下に位置する厚さの厚い化
粧単板２ｂの上にはレジンシート３が重ねられ、このレ
ジンシート３の上には厚さの薄い化粧単板２ａが重ねら
れ、プレスに加熱加圧することにより図１（ａ）のよう
な床表面材２が形成される。このように形成された床表
面材２は適当な大きさに切断され、周縁に面取り４を施
されて図１（ｂ）に示すような床表面材ピース５が形成
される。面取り４は第２層目の化粧単板２ｂに至るまで
形成される。この床表面材ピース５を同一平面に複数枚
並べてアッセンブルされ、床表面材ピース５が合板のよ
うな床基材１に貼着され、必要に応じて雌実６や雄実７
のような実加工し、塗装を施して図１（ｃ）に示すよう
な床材Ａが形成される。
【０００９】次に本発明の具体例を述べる。 （具体例）化粧単板２ａとして０．６ｍｍの厚さのナラ
単板を用い、化粧単板２ｂとして２．５ｍｍの厚さのナ
ラ単板を用いた。レジンシート３の繊維基材として８０
ｇ／ｍ2 のビニロン繊維を用い、樹脂として変成メラミ
ン樹脂を用い、変成メラミン樹脂にブラウンの着色剤を
０．５％を添加し、変成メラミン樹脂をビニロン繊維に
１３０ｇ／ｍ2 の割合で含浸させてレジンシート３を得
た。このレジンシート３の引っ張り強度は縦方向で１９
Ｋｇ／１５ｍｍであり、横方向で９Ｋｇ／１５ｍｍであ
った。そして図１（ａ）に示すように２．５ｍｍのナラ
単板の化粧単板２ｂの上にレジンシート３を積層し、レ
ジンシート３の上に０．６ｍｍのナラ単板の化粧単板２
ａを積層し、プレス温度１３０℃、プレス圧力８Ｋｇ／
ｃｍ2、プレス時間３分の条件で加熱加圧して床表面材
２を得た。この床表面材２にピース加工して図１（ｂ）
のような床表面材ピース５を得て、床表面材ピース５を
アッセンブル後、床基材１としての合板に接着し、床基
材１としての合板に実加工をし、塗装を施して図１
（ｃ）のような床材Ａを得た。
単板を用い、化粧単板２ｂとして２．５ｍｍの厚さのナ
ラ単板を用いた。レジンシート３の繊維基材として８０
ｇ／ｍ2 のビニロン繊維を用い、樹脂として変成メラミ
ン樹脂を用い、変成メラミン樹脂にブラウンの着色剤を
０．５％を添加し、変成メラミン樹脂をビニロン繊維に
１３０ｇ／ｍ2 の割合で含浸させてレジンシート３を得
た。このレジンシート３の引っ張り強度は縦方向で１９
Ｋｇ／１５ｍｍであり、横方向で９Ｋｇ／１５ｍｍであ
った。そして図１（ａ）に示すように２．５ｍｍのナラ
単板の化粧単板２ｂの上にレジンシート３を積層し、レ
ジンシート３の上に０．６ｍｍのナラ単板の化粧単板２
ａを積層し、プレス温度１３０℃、プレス圧力８Ｋｇ／
ｃｍ2、プレス時間３分の条件で加熱加圧して床表面材
２を得た。この床表面材２にピース加工して図１（ｂ）
のような床表面材ピース５を得て、床表面材ピース５を
アッセンブル後、床基材１としての合板に接着し、床基
材１としての合板に実加工をし、塗装を施して図１
（ｃ）のような床材Ａを得た。
【００１０】このようにして得られた床材Ａを高温雰囲
気と低温雰囲気に繰り返しおいて耐クラック性を調べ
た。高温雰囲気は８０℃２時間で低温雰囲気は−２０℃
２時間で６サイクル（８０℃２時間⇔−２０℃２時間を
６サイクル）繰り返した。このとき発生したクラック総
長さは３００ｍｍ以下であった。また床材Ａの表面のバ
ーコール硬度は６０以上であった。
気と低温雰囲気に繰り返しおいて耐クラック性を調べ
た。高温雰囲気は８０℃２時間で低温雰囲気は−２０℃
２時間で６サイクル（８０℃２時間⇔−２０℃２時間を
６サイクル）繰り返した。このとき発生したクラック総
長さは３００ｍｍ以下であった。また床材Ａの表面のバ
ーコール硬度は６０以上であった。
【００１１】
【発明の効果】本発明は叙述のように複数枚の化粧単板
をレジンシートを介して接着することにより床表面材を
形成すると共にこの床表面材を合板等の床基材に貼着し
ているので、床基材の表面に厚さの厚い床表面材を貼っ
て重厚感を出して高級な床材を得ることができるもので
あり、しかも複数枚の化粧単板をレジンシートを介して
接着して床表面材を形成しているので、表面の化粧単板
が薄いこととレジンシートの補強にて耐クラック性を向
上できるものであり、さらに床表面材の周縁に上から２
層目の化粧単板まで至るように面取りを設けてあるの
で、面取りにて床表面材の厚さが一層厚いような外観を
そうし、一層高級感が得られるものである。
をレジンシートを介して接着することにより床表面材を
形成すると共にこの床表面材を合板等の床基材に貼着し
ているので、床基材の表面に厚さの厚い床表面材を貼っ
て重厚感を出して高級な床材を得ることができるもので
あり、しかも複数枚の化粧単板をレジンシートを介して
接着して床表面材を形成しているので、表面の化粧単板
が薄いこととレジンシートの補強にて耐クラック性を向
上できるものであり、さらに床表面材の周縁に上から２
層目の化粧単板まで至るように面取りを設けてあるの
で、面取りにて床表面材の厚さが一層厚いような外観を
そうし、一層高級感が得られるものである。
【図１】本発明の製造工程を示すものであって、（ａ）
は床表面材の分解断面図、（ｂ）は床表面材ピースの断
面図、（ｃ）は床材の斜視図である。
は床表面材の分解断面図、（ｂ）は床表面材ピースの断
面図、（ｃ）は床材の斜視図である。
【図２】従来例を示す分解斜視図である。
Ａ 床材 １ 床基材 ２ 床表面材 ２ａ 化粧単板 ２ｂ 化粧単板 ３ レジンシート
Claims (1)
- 【請求項１】 複数枚の化粧単板をレジンシートを介し
て接着することにより床表面材を形成すると共にこの床
表面材を合板等の床基材に貼着し、床表面材の周縁に上
から２層目の化粧単板まで至るように面取りを施して成
ることを特徴とする床材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4103382A JP3046677B2 (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 床 材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4103382A JP3046677B2 (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 床 材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05295882A true JPH05295882A (ja) | 1993-11-09 |
| JP3046677B2 JP3046677B2 (ja) | 2000-05-29 |
Family
ID=14352540
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4103382A Expired - Fee Related JP3046677B2 (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 床 材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3046677B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1357239A2 (de) * | 2002-04-24 | 2003-10-29 | HW -Industries GmbH & Co.KG | Fussbodenplatte |
| JP2007223136A (ja) * | 2006-02-22 | 2007-09-06 | Matsushita Electric Works Ltd | 化粧ボードとその製造方法 |
| JP2012122255A (ja) * | 2010-12-08 | 2012-06-28 | Eidai Co Ltd | 階段用板材、これを用いた踏板、および階段構造 |
-
1992
- 1992-04-23 JP JP4103382A patent/JP3046677B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1357239A2 (de) * | 2002-04-24 | 2003-10-29 | HW -Industries GmbH & Co.KG | Fussbodenplatte |
| EP1357239A3 (de) * | 2002-04-24 | 2004-07-14 | HW -Industries GmbH & Co.KG | Fussbodenplatte |
| JP2007223136A (ja) * | 2006-02-22 | 2007-09-06 | Matsushita Electric Works Ltd | 化粧ボードとその製造方法 |
| JP2012122255A (ja) * | 2010-12-08 | 2012-06-28 | Eidai Co Ltd | 階段用板材、これを用いた踏板、および階段構造 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3046677B2 (ja) | 2000-05-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000307 |
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