JP2863320B2 - 床材の製造方法 - Google Patents

床材の製造方法

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JP2863320B2
JP2863320B2 JP2405545A JP40554590A JP2863320B2 JP 2863320 B2 JP2863320 B2 JP 2863320B2 JP 2405545 A JP2405545 A JP 2405545A JP 40554590 A JP40554590 A JP 40554590A JP 2863320 B2 JP2863320 B2 JP 2863320B2
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守男 林
成人 川畑
清好 山崎
博 柴崎
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木材及び石材を用いて
両部材の材質感を表面に出すようにして形成される床材
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、木質材が持っている暖かみと石材
が持っている強度感とを調和させて高級感のある床材が
種々提供されている。そして、これらのものにあって
は、例えば、基材の周端部に木質板材を設けてあり、木
質板材によって囲まれる基材の中央部分に石質板材を設
けてあり、木質板材と石質板材とはそれぞれ接着剤によ
って基材の上面に接着固定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、木質板材の
耐久性を向上させると共に木質板材の木質感を向上させ
る目的から木質板材の上面にスプレー塗装によって塗装
を行って塗装層を設けることが行われる。しかし、上述
のような従来例にあっては、床材を製造するにあたり、
木質板材と石質板材とはそれぞれ同時に基材の上面に接
着剤によって接着固定されているため、塗装時には石質
板材の上面までもが塗装を施されることとなり、石質板
材の上面にも塗装層が設けられることとなり、石質板材
も木質調に仕上げられてしまうという問題があった。こ
のため、石質板材を貼着せずに木質板材のみを基材上に
貼着した状態で、つまり、木質板材にて囲まれる部分に
石質板材が配置される配置凹所を形成した状態で塗装を
行って塗装層を木質板材上に形成することも考えられる
が、木質板材上への塗装時に石質板材が配置される配置
凹所内までもが塗装されることとなり、このように配置
凹所内に塗装層が形成されていると接着剤による配置凹
所内への石質板材の接着固定を確実に行うことができな
いという問題があった。
【0004】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、木質板材の上面のみに塗装層を形成すること
ができ、石質板材の持つ石質調を損なうことなく木質板
材と石質板材とを基板上に相互に貼着して床材を製造す
ることができ、さらに、厚さ寸法の薄い石質板材を用い
ても十分な耐荷重性能を持たせることができる床材の製
造方法を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、略正方形に形成された基材1上に基材
1の中央部に約4分の1の面積を残すようにして周端部
に木質板材2を貼着すると共に木質板材2の下面端部に
設けた切り欠き部2aを基材の中央部側に位置させ、木
質板材2にて囲まれて形成された石材配置凹所3に取り
外し自在にダミー4を配置し、ダミー4を含む木質板材
2の上面全面に塗装を施し、塗装層5の乾燥後、ダミー
4を取り外して塗装層5が設けられていない石材配置凹
所3に下面端部に切り欠き部6aを設けた石質板材6を
貼着したものである。
【0006】
【作用】しかして、基材1上に木質板材2を貼着し、木
質板材2によって形成される石材配置凹所3にダミー4
を取り外し自在に配置し、ダミー4の上面と木質板材2
の上面全面にわたって塗装を施して塗装層5を設け、塗
装層5の形成後、石材配置凹所3よりダミー4を取り外
して石材配置凹所3に石質板材6を貼着するものであ
り、木質板材2の上面のみに塗装層5を成形するように
して石質調を損なうことなく石質板材6を木質板材2と
隣合うように配置することができ、木質板材2と石質板
材6とを相互に設けた床材を製造することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図示された実施例に基づいて
詳述する。床材Aは図2に示されるように基材1の中央
部に約4分の1の面積を残すように基材1の端部に配置
された木質板材2と、木質板材2に囲まれるようにして
形成された石材配置凹所3に配置された石質板材6とに
よって主体を構成してあり、木質材が持っている暖かみ
と石材が持っている強度感とを調和させて高級感のある
ものとしてある。木質板材2の上面には木質板材2の耐
久性を向上させると共に木質板材2の木質感を向上させ
るために塗装層5を設けてある。
【0008】木質板材2としては板材を高周波乾燥によ
って乾燥させ、次いで面取り、裏面の溝付け、寸法調整
等の加工を行って例えば、巾寸法約100mm、厚さ寸
法約6mmに形成されたものが用いられる。石質板材6
としては例えば、御影石や大理石等の石材を一定寸法に
加工し、例えば、縦横寸法約151.5mm、厚さ寸法
6.0mmに形成されたものが用いられる。基材1とし
ては例えば、厚み寸法12.0mmに形成されたシナラ
ンバーコアー材が用いられるものである。ダミー4とし
ては上記石質板材6と同形状に形成されたものが用いら
れるものであり、例えば、ベークライト等によって形成
された離型性の良い樹脂成形品が用いられるものであ
る。
【0009】しかして、床材Aを製造するにあたって
は、先ず、ダミー4を囲むようにダミー4の周囲に木質
板材2を配置し、各木質板材2の端面をホットメルト接
着剤によって接着して木質板材2をロ字状に配置する。
ここで、木質板材2をロ字状に仕組んだ状態でダミー4
は取り外す。そして、ロ字状に仕組まれた木質板材2の
裏面側をスプレターに通過させ、木質板材2の裏面に水
性ビニールウレタン接着剤等の接着剤7を塗布(16か
ら18g /尺2 )し、基材1上に反転させてセットす
る。このようにして形成されたものを一定枚数例えば、
40から70枚積み重ねてコールドプレスにて40から
60分プレスして図1中の(a)の状態のものを得る。
このとき各層間には離型クッション材が介在させられて
いる。そして、プレスによって形成された部材の端面に
実加工を行うものであるが、ワイドベルトサンダーによ
って番手150または180で木質板材2の表面を研磨
した後、テノーナーによって両サイドの両小口面に実加
工を施す。次いで、図1中(b)の状態で示されるよう
に石材配置凹所3にダミー4を取り外し自在に配置し、
スプレー塗装によってウレタン塗料等の塗料を下塗り、
中塗り、上塗りと塗装して塗装層5を形成する。塗装
後、熱風乾燥によって塗装層5を乾燥させる。そして、
塗装層5の乾燥後、図1中(c)の状態で示されるよう
にダミー4を石材配置凹所3より取り外す。ここで、石
材配置凹所3にはダミー4が配置されていることによっ
て石材配置凹所3内には塗装層5が形成されるようなこ
とがないものである。ダミー4を石材配置凹所3より取
り外した後、下面にウレタン系接着剤等の接着剤8が塗
布された石質板材6を石材配置凹所3内にセットし、コ
ールドプレスによってプレスして図1中(d)の状態で
示されるように石質板材6を石材配置凹所3に接着して
床材Aが製造されるものである。ここで、石材配置凹所
3には塗装層5が形成されていないことによって接着剤
8による基材1と石質板材6との接着が良好に行われる
こととなる。また、木質板材2の下面端部と石質板材6
の下面端部にはそれぞれ接着剤溜まり用の切り欠き部2
a、6aを設けてあり、プレスによる加圧接着時に側方
に流出してくる接着剤7、8は切り欠き部2a、6aに
溜まることとなって側方に流れ出たりするようなことが
ないようになっている。
【0010】
【発明の効果】本発明は上述のように、略正方形に形成
された基材上に基材の中央部に約4分の1の面積を残す
ようにして周端部に木質板材を貼着し、木質板材にて囲
まれて形成された石材配置凹所に取り外し自在にダミー
を配置し、ダミーを含む木質板材の上面全面に塗装を施
し、塗装層の乾燥後、ダミーを取り外して塗装層が設け
られていない石材配置凹所に石質板材を貼着するので、
塗装層の形成時には石材配置凹所に塗装層を設けること
なく木質板材の上面のみに塗装層を形成することがで
き、接着剤による石材配置凹所への石質板材の接着を確
実に行うことができ、石質板材の持つ石質調を損なうこ
となく木質板材と石質板材とを基板上に相互に貼着して
床材を製造することができるものである。さらに、木質
板材は基材の中央に基材の約4分の1の面積を残すよう
にして配置されるものであり、つまり、石質板材が配置
される石材配置凹所は木質板材と石質板材とが相互に配
置される基材の約4分の1の面積となっているものであ
り、石質板材の厚みを薄くしても割れや欠けが発生する
ことのない十分な耐荷重性能を持たせることができるも
のであり、コストダウンを図ることができるものであ
る。さらに、木質板材の下面端部に設けた切り欠き部を
基材の中央部側に位置させ、石材配置凹所に下面端部に
切り欠き部を設けた石質板材を貼着するようにしたの
で、石質板材を接着剤で石材配置凹所に貼着するにあた
って、接着剤は木質板材や石質板材の切り欠き部に溜ま
り、接着剤が流れ出したりすることを防ぐことができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における床材の製造手順を説明する説明
図である。
【図2】同上の平面図である。
【図3】同上の複数隣合わせて配置した状態の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 基材 2 木質板材2a 切り欠き 3 石材配置凹所 4 ダミー 5 塗装層 6 石質板材6a 切り欠き
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴崎 博 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−143697(JP,A) 特開 平2−211276(JP,A) 特開 平2−307561(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B32B 31/04 B05D 1/32 B32B 3/14 E04F 15/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略正方形に形成された基材上に基材の中
    央部に約4分の1の面積を残すようにして周端部に木質
    板材を貼着すると共に木質板材の下面端部に設けた切り
    欠き部を基材の中央部側に位置させ、木質板材にて囲ま
    れて形成された石材配置凹所に取り外し自在にダミーを
    配置し、ダミーを含む木質板材の上面全面に塗装を施
    し、塗装層の乾燥後、ダミーを取り外して塗装層が設け
    られていない石材配置凹所に下面端部に切り欠き部を設
    けた石質板材を貼着して成ることを特徴とする床材の製
    造方法。
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