JP2588347B2 - 床パネル及びその製造方法 - Google Patents

床パネル及びその製造方法

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JP2588347B2 JP4262881A JP26288192A JP2588347B2 JP 2588347 B2 JP2588347 B2 JP 2588347B2 JP 4262881 A JP4262881 A JP 4262881A JP 26288192 A JP26288192 A JP 26288192A JP 2588347 B2 JP2588347 B2 JP 2588347B2
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俊彦 奥津
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床パネル及びその製造
方法に係り、特に家屋の床の板張りに用いられるいわゆ
るフローリング用の溝付合板を備える床パネル及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、家屋の床を板張りにするいわゆる
フローリングが多く採用されている。
【0003】一般に、この種のフローリングは、表面に
仕上げ処理の施された縦長の床板材を順次床下地上に敷
き詰めることによって、所定面積の床面を形成するよう
になっている。
【0004】また、通常フローリングに用いる床板材
は、一枚の板材で構成され、かつその表面に塗装処理を
施したものとなっており、しかも各床板材の板目が揃う
ようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のフローリン
グ用の床板材にあっては、縦長のものとなっており、そ
の床板材をそれぞれ床下地上に固定しながら敷き詰めて
いかなければならず、その手間が大変で、施工にも時間
がかかり、工期短縮という要請に反するものであった。
【0006】また、床板材を一枚の板材で構成し、かつ
板目を揃えようとすると、単価が高くなり、建築費用全
体に対するフローリングに要する費用の割合が大きくな
ってしまうという問題があった。
【0007】そこで、図4に示すように、合板32の表
面層33上にV溝34を複数本平行に切削加工し、その
上から塗装処理を施すことにより、幅広にして安価で、
しかもある程度の高級感を出すようにすることが考えら
れる。
【0008】しかし、前述のように合板32の表面層3
3上にV溝34を切削加工すると、V溝34の加工部分
にささくれが生じ易く、このような合板32を床面材に
使用すると、ささくれによってとげがささったり、ある
いは靴下やストッキングが引っかかったりする原因にな
るという問題があった。
【0009】本発明は、前記問題点を解決するためにな
したもので、その目的は、幅広にして安価で、ある程度
の高級感があり、しかもささくれ等のない溝付合板によ
る床部を容易に構築することができる床パネル及びそ
製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
床パネルは、方形状に枠組みした芯材と、前記芯材の
上面に直に取付けられた溝付台板とを有し、前記溝付合
板は、複数の薄板材を積層した合板本体と、この合板本
体上に積層され表面に複数の凹溝が略平行に形成された
表面下地薄板材と、この表面下地薄板材の凹溝の形状に
沿わせて表面下地薄板材上に積層され、表面に塗装仕上
げがされる表面薄板材とを備えることを特徴とする。
【0011】また、請求項2記載の発明に係る床パネル
の製造方法は、複数の芯材を方形状に枠組みする第1の
工程と、溝付合板を製造する第2の工程と、前記枠組み
した芯材の上面に、前記溝付き合板を直に取付ける第3
の工程とを含み、前記第2の工程は、複数の薄板材を積
層して合板本体を形成する工程と、前記合板本体上に表
面下地薄板材を積層した後、表面下地薄板材の表面に複
数の凹溝を略平行に切削形成する工程と、前記表面下地
薄板材凹溝の形状に沿わせてプレスしつつ表面下地溝
板材上に表面薄板材を積層する工程と、前記表面薄板材
の表面に塗装仕上げ処理を行う工程とを有することを特
徴とする。
【0012】
【作用】本願発明に係る床パネル及びその製造方法にあ
っては、予め仕上げ処理がなされた溝付合板を備えてい
ることにより、所定の土台上に該床パネルを敷設すれ
ば、床部を構築していくのと同時に床の仕上げも終了す
る。よって、現場における溝付合板の敷き詰め作業を省
略することができ、現場作業の簡略化による工期短縮及
びコスト削減が可能となる。また、溝付合板は芯材に直
に取付けられ、仕上げ材のみならずパネルを構成する面
材としての機能も兼ねるので、床仕上げ材と芯材との間
に面材を必要としない。 床パネルが有する溝付合板は、
合板板本体上に積層した表面下地薄板材の表面に複数の
凹溝を略平行に切削形成し、この凹溝の形状に沿わせて
プレスすることで表面下地薄板上に表面薄板材を積層
し、その上から塗装処理することで、高級感のある溝付
合板を容易に形成することができる。
【0013】この場合、表面薄板材には切削加工を施す
ことなく、表面薄板材の表面に凹溝が形成されるので、
表面薄板材にはささくれ等が生じることがない。
【0014】また、溝付合板の形成に際しては、通常の
合板の製造工程を利用できるため、安価に製造できる。
【0015】更に、合板であるため、幅広のものを製造
でき、取付作業が簡略になり、工期短縮もなし得る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図1〜図
3を参照しつつ説明する。ここで、図2は本発明に係る
溝付合板を用いた床パネルを示しており、図1はその溝
付合板を示している。
【0017】図2の床パネル2は、方形状に枠組みし、
かつ内部に適宜の補強芯材を組込んだ芯材4の上面側に
塗装仕上げ処理を施した高級感のあるフローリング調の
溝付合板6を面材として取付けている。
【0018】この溝付合板6は、例えばラワンやアピト
ンなどの木材から形成されるもので、図1に示すよう
に、合板本体8と、表面下地薄板材10と、表面薄板材
12とから構成されている。
【0019】合板本体8は、通常の合板の場合と同様
に、複数の薄板材14a,14b,14c(図において
は3枚となっているが実際にはより多数枚となる)の板
目が交差するように交互に接着積層され、床材としての
十分な強度が得られる厚さにされている。
【0020】表面下地薄板材10は、合板本体8の上面
に接着積層されると共に、表面に複数の凹溝16が略平
行に形成されるようになっている。この凹溝16の断面
形状は、表面薄板材12がなじみやすいようにV字状の
ような鋭角的なものではなく、略逆台形状のようなゆる
やかなものとなっている。また、凹溝16同士の間隔
は、意匠的に良好な範囲で適宜設定されるようになって
いる。
【0021】表面薄板材12は、前記凹溝16の形状に
沿わせて表面下地薄板材10上に接着積層されるように
なっている。したがって、表面薄板材10の表面には凹
溝16の形状に沿った複数の凹溝20が略平行に表れ、
良好なアクセントとなるものである。また、表面薄板材
10の表面には塗装22が施され、仕上げ処理がなされ
るようになっている。
【0022】次に、溝付合板6の製造方法について図3
を参照して説明する。
【0023】まず、図3()に示すように、複数の薄
板材14a,14b,14cを接着して所定厚さに積層
することによって合板本体を形成する。
【0024】次いで、図3(b)に示すように合板本体
8上に表面下地薄板材10を接着により積層する。この
工程までは、通常の合板の製造工程により形成すること
が可能である。
【0025】そして、図3(c)に示すように、合板本
体8上に表面下地薄板材10を積層した状態で、切削刃
24により表面下地薄板材10の表面に複数の凹溝16
を略平行に切削形成する。
【0026】次に、表面下地薄板材10の凹溝16の形
状に沿わせてプレスしつつ表面下地薄板材10上に表面
薄板材12を接着積層する。この表面薄板材12のプレ
スに際しては、接着時の圧締に用いるプレス装置26の
凹溝16対応位置に凹溝16対応形状の突起28を形成
しておくことによって、容易に表面薄板材12を表面下
地薄板材10の凹溝16の形状に沿わせることができ
る。したがって、表面薄板材12自体には切削加工を施
さずに、表面薄板材12の表面に略平行な複数の凹溝2
0を形成することができ、外観上良好な上に、凹溝20
部分にもささくれなどが生じることはない。
【0027】そして、最後に表面薄板材12の表面に塗
装22を施して仕上げ処理を行えば、溝付合板6が完成
することとなる。
【0028】本発明は、前述した実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の変
形が可能である。
【0029】
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
現場作業の簡略化による工期短縮及びコスト削減が可能
となり、また溝付合板は芯材に直に取付けられ、仕上げ
材のみならずパネルを構成する面材としての機能も兼ね
るので、床仕上げ材と芯材との間に面材を必要としな
い。 溝付合板は、表面下地薄板材に凹溝を形成するた
め、表面薄板材には切削加工を施さなくても表面薄板材
の表面に凹溝を形成することができ、従って表面にささ
くれ等を生じさせることなく、アクセントを付けること
ができ、化粧合板としての高級感を与え、かつ安価で幅
広にすることができるという効果がある。その結果
けの手間の簡略化及び工期の短縮化がなし得ることとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る溝付合板を示す部分断
面図である。
【図2】実施例に係る溝付合板を面材として用いた床パ
ネルの斜視図である。
【図3】(a)〜(e)は溝付合板の製造方法を示す部
分断面図である。
【図4】表面にV溝を形成した溝付合板の部分断面図で
ある。
【符号の説明】
6 溝付合板 8 合板本体 10 表面下地薄板材 12 表面薄板材 14a,14b,14c 薄板材 16 凹溝 22 塗装 24 切削刃 26 プレス装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方形状に枠組みした芯材と、 前記芯材の上面に直に取付けられた溝付合板とを有し、 前記溝付合板は、 複数の薄板材を積層した合板本体と、
    この合板本体上に積層され表面に複数の凹溝が略平行に
    形成された表面下地薄板材と、この表面下地薄板材の凹
    溝の形状に沿わせて表面下地薄板材上に積層され、表面
    に塗装仕上げがされる表面薄板材とを備えることを特徴
    とする床パネル
  2. 【請求項2】 複数の芯材を方形状に枠組みする第1の
    工程と、 溝付合板を製造する第2の工程と、 前記枠組みした芯材の上面に、前記溝付き合板を直に取
    付ける第3の工程とを含み、 前記第2の工程は、 複数の薄板材を積層して合板本体を形成する工程と、 前記合板本体上に表面下地薄板材を積層した後、表面下
    地薄板材の表面に複数の凹溝を略平行に切削形成する工
    程と、 前記表面下地薄板材の凹溝の形状に沿わせてプレスしつ
    つ表面下地溝板材上に表面薄板材を積層する工程と、 前記表面薄板材の表面に塗装仕上げ処理を行う工程とを
    有することを特徴とする請求項1記載の床パネルの製造
    方法。
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JP3087445B2 (ja) * 1992-05-20 2000-09-11 ヤマハ株式会社 木質系成形材とその製法

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