JPS6145699Y2 - - Google Patents

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JPS6145699Y2
JPS6145699Y2 JP1978017624U JP1762478U JPS6145699Y2 JP S6145699 Y2 JPS6145699 Y2 JP S6145699Y2 JP 1978017624 U JP1978017624 U JP 1978017624U JP 1762478 U JP1762478 U JP 1762478U JP S6145699 Y2 JPS6145699 Y2 JP S6145699Y2
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JP
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wires
anvil
tip
joint
ultrasonic welding
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は内燃機関の始動電動機等回転電機の
界磁コイルの改良に関するものである。
内燃機関の始動用に使用される小径の電動機に
あつては軽量化等を計る点からその界磁コイルと
して平角アルミニウム線が使用されようとしてい
る。
そこで、先ずこの界磁コイルを第1図乃至第3
図に示して説明する。図に於て、1,2は電動機
の極数に対応して構成される界磁コイルで、これ
は平角アルミニウム線1a,2aが複数回巻回さ
れて構成される。1b,2bはこれら界磁コイル
1,2の渡り線、1c,2cはアルミニウム線1
a,2a同士の短絡を防止すると共にこのアルミ
ニウム線1a,2aおよび渡り線1b,2bとの
短絡をも防止する絶縁紙、1d,2dは渡り線1
b,2bと絶縁紙1c,2cとを保持する絶縁テ
ープ、Aは渡り線1b,2b相互が重合され超音
波溶接により接合される重合部である。
ここで、界磁コイル1,2の渡り線1b,2b
を接合する超音波溶接について第4図、第5図を
参照して説明する。5は超音波溶接機で、6は超
音波振動の発生源(図示せず)からの超音波振動
を増幅するホーン、7はこのホーン6の最先端に
設置されたチツプで、矢印イ方向に示す通り超音
波振動によつて振動する。尚、チツプ7及びホー
ン6は矢印ロ方向に上下移動可能であり、また適
当な圧力pでもつて下向に押圧する。8はこのチ
ツプ7に相対向して固定されたアンビルである。
このアンビル8はチツプ7の相対向する端面それ
ぞれには第6図に示す通りの四角錘形の突起7
a,8aが複数形成されてあり、このアンビル8
とチツプ7は焼入硬化された綱によつて形成され
ている。
さて、その溶接はアンビル8の端面上に界磁コ
イル1,2の渡り線1b,2bを重合させて設置
し、次いでチツプ7をホーン6を介して矢印ロ方
向の下方に移動させ、界磁コイル1,2の渡り線
1b,2bをチツプ7によるアンビル8に圧力p
でもつて押圧させてチツプ7及びアンビル8の突
起7a,8aを渡り線1b,2bの反接合面に喰
い込ませる。而して、チツプ7及びアンビル8に
より渡り線1b,2bの重合部Aを加圧した状態
で、チツプ7にホーンbを通じて超音波振動を付
与し、チツプ7を矢印イ方向に振動させて渡り線
1b,2bの接合面を摩擦すれば渡り線1b,2
bは重合部Aにて接合が行なえる。ここで、超音
波溶接に於ける接合強度を高めるためには接合面
の摩擦力と接合部の圧力pを大きくすることが重
要な要因となる。そのために本例にあつてはチツ
プ7及びアンビル8に突起7a,8aを複数形成
して大なる摩擦力を得ている。
然るに、渡り線1b,2bの接合が完了した状
態にはその重合部Aの両面は第3図及び第5図に
示す通り四角錘形の凹部1e,2eが渡り線1
b,2bの全幅に亘つて形成されることになるた
め、アルミニウム線1a,2a、即ち渡り線1
b,2bの厚さが比較的薄いこともあり、渡り線
1b,2bの接合部の根元1f,2fそれぞれの
厚さは極めて薄くなり、小径の電動機内部に組み
込もうとすると根元1f,2fは非常に折れ易い
状態にある。
このこと、即ち界磁コイル1,2の接合部根元
が折れ易いということはこの界磁コイル1,2を
電動機に組付ける作業時に接合部が根元1f又は
2fにて度度折れてしまうという事故に至るもの
であつた。即ち、この界磁コイル1,2は極数に
対応した数、例えば4極の電動機であれば4個の
界磁コイル1,2,3,4はそれぞれの渡り線1
b,2b,3b,4bを接合することにより接続
され、そして第7図に示す通り電動機のヨーク9
内部に絶縁紙1g,2g,3g,4gを介在し4
個のポールチツプ(図示せず)により押圧されて
配設されるものである。然るに、界磁コイル1,
2,3,4を巻回して構成し、それを接続した段
階では平面状態であるが、それをヨーク9に配設
するべく第7図に示す通りプレス等によつて渡り
線1b,2b,3b,4bを含めてアルミニウム
線1a,2a,3a,4aを小径の環状に塑性変
形させれば、各渡り線1b,2b,3b,4bが
短いことによつて渡り線1b,2bの接合部B及
び渡り線3b,4bの接合部C、特に各根元1
f,2f,3f,4fに局部的に応力が作用する
ことになり、従つてこの厚みの薄い根元1f,2
f,3f,4fにて折れて断線するといつた致命
的な事故になるものであつた。尚、この不都合は
アルミニウム素材以外の銅等の金属であつても呈
するものであり、また界磁コイル以外の使用用途
であつても曲げ折れ等を必要とする場合には同様
に折れに至るものである。
この考案は上述の不都合を解決するもので、超
音波溶接により重合し接合される回転電機用界磁
コイルの渡り線重合部における先端側では渡り線
の全幅にわたり、根元側では渡り線の幅方向に対
する一部分にそれぞれチツプまたはアンビルを喰
い込ませ、根元側の他の部分にはチツプまたはア
ンビルを喰い込ませることなく加圧することによ
り、根元側の強度を向上させるようにしたもので
ある。
以下、第8図に示す実施例について説明する。
図において、界磁コイル1,2の各渡り線1
b,2bの根元1f,2fに突起7a,8aが喰
い込むことにより形成される四角錘形の凹部1
e,2eの数を減らし、根元1f,2f側の形成
位置を渡り線1b,2bの全幅に亘らず、その中
央部分に限定している。即ち、超音波溶接機5の
チツプ7及びアンビル8の突起7a,8aが各渡
り線1b,2bの先端側においては全幅にわたつ
てチツプ7およびアンビル8の突起7a,8aを
喰い込ませるとともに根元側においては幅方向の
中央部分にのみチツプ7及びアンビル8の突起7
a,8aを喰い込ませるように設定している。そ
うすることによつて、各渡り線1b,2bの重合
部Aの突起7a,8aが喰い込まない根元1f,
2f側中央部分の厚みはほぼ元(現状)の渡り線
1b,2bの厚みに維持でき、従つて接合部の根
元1f,2fの強度は著しく向上でき、折れは回
避できることになるのである。また、渡り線1
b,2bの先端側においては全幅にわたつてチツ
プ7及びアンビル8の突起7a,8aを喰い込ま
せているため、接合強度を充分に維持させること
ができる。
斯くして、各渡り線1b,2b,3b,4bの
接合により界磁コイル1,2,3,4の接続が完
了した後小径の環状に塑性変形させたとしても接
合部Bの根元1f,2f及び接合部Cの根元3
f,4fの強度は著しく向上しているので、曲げ
等による局部的な応力によつて根元1f,2f,
3f,4fが折れて断線することはなくなり、そ
のため折れに対する注意力が不必要となり、しか
も信頼性の高い始動電動機用界磁コイルが得られ
るものである。
ここで、チツプ7及びアンビル8の重合部Aの
根元1f,2fに対応する突起7a,8aのみの
数を減らしたとしても渡り線1b,2bの重合部
Aの接合面の摩擦力は大きくなるように圧力pあ
るいは振動数を決定しているので充分なる接合強
度が得られる。しかも、渡り線1b,2bの重合
部Aの全幅をチツプ7及びアンビル8により加圧
しているので、重合部Aの接合面は突起7a,8
aにより加圧している部分のみではなく全幅に亘
つて強力に接合できるものであり、突起7a,8
aの形成位置を中央のみにしても接合強度が不足
することはない。
第9図は渡り線1b,2bの接合部Aの根元1
f,2fに形成される四角錘形の凹部1e,2e
の数を増し、その形成位置を幅方向に対する両側
とした他の実施例である。この実施例にあつては
チツプ7のアンビル8の突起7a,8aが図に示
す通り両側に位置するため同一条件であれば前者
の実施例に比し根元1f,2fの強度を著しく低
下させるとなく接合強度が若干向上できる特徴を
有する。
尚、この考案は実施例に限定されるものではな
く種々の実施態様を包含し、更に種々の技術分野
に使用される超音波溶接に適用できるものであ
る。例えば突起7a,8aの形状、凹部1e,2
eの形成位置、素材の種類等が変更可能である。
以上のようにこの考案は、回転電機用界磁コイ
ルの平角形状の渡り線を重合して超音波溶接によ
り接合するものに於て、上記渡り線の重合部の先
端側では渡り線の全幅にわたり、根元側では渡り
線の幅方向に対する一部分に超音波溶接機のチツ
プまたはアンビルを喰い込ませ、根元側の他の部
分はチツプまたはアンビルを喰い込ませることな
く、加圧することにより接合するようにしたの
で、渡り線重合部の根元側の強度が著しく向上で
き、かつ、先端側における接合強度を充分に確保
することができ、接合部の信頼性を著しく向上で
きる実用上優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は界磁コイルを示す正面図、第2図は第
1図−線による重合部Aの断面図、第3図は
その重合部Aの拡大正面図、第4図は超音波溶接
機の斜視図、第5図は第4図−線による要部
断面図、第6図は突起7a,8aの斜視図、第7
図は電動機の部分断面図、第8図はこの考案の一
実施例を示す重合部Aの拡大正面図、第9図は他
の実施例を示す重合部Aの拡大正面図である。 図に於て、1〜4は界磁コイル、1a〜4aは
平角形状のアルミニウム線、1b〜4bは渡り
線、1c〜4c,1g〜4gは絶縁紙、1d,2
dは絶縁テープ、1e〜4eは凹部、1f〜4f
は根元、5は超音波溶接機、6はホーン、7はチ
ツプ、7a,8aは突起、8はアンビル、9はヨ
ーク、Aは重合部、B,Cは接合部である。尚、
各図中同一符号は同一部分または相当部分を示
す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 平角形状の導線を巻回したコイルの渡り線相互
    を超音波溶接するものにおいて、上記渡り線の重
    合部における先端側では上記渡り線の全幅にわた
    り、上記重合部の根元側では上記渡り線の全幅に
    対する一部分にそれぞれ超音波溶接機のチツプま
    たはアンビルを喰い込ませ、かつ、上記重合部の
    根元側の他の部分では上記チツブまたはアンビル
    を喰い込ませることなく加圧して超音波溶接して
    接合したものを塑性変形して回転電機のヨーク内
    に組み込んでなる回転電機の界磁コイル。
JP1978017624U 1978-02-13 1978-02-13 Expired JPS6145699Y2 (ja)

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JPS54120542U JPS54120542U (ja) 1979-08-23
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6633410B2 (ja) * 2016-02-17 2020-01-22 矢崎総業株式会社 ケーブル接合体及び超音波接合装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5036225A (ja) * 1973-08-06 1975-04-05
JPS528675A (en) * 1975-07-09 1977-01-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd Dehydrating device

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