JP2000058153A - シールド電線の接合構造並びに接合方法及び該接合に用いるシールド端子 - Google Patents

シールド電線の接合構造並びに接合方法及び該接合に用いるシールド端子

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JP2000058153A
JP2000058153A JP10226242A JP22624298A JP2000058153A JP 2000058153 A JP2000058153 A JP 2000058153A JP 10226242 A JP10226242 A JP 10226242A JP 22624298 A JP22624298 A JP 22624298A JP 2000058153 A JP2000058153 A JP 2000058153A
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 編組線の露出部へのシールド端子の接合を該
編組線を損傷させることなく容易かつ確実に行うことが
できるシールド電線の接合構造を提供する。 【解決手段】 導体からなる芯線部11と、この芯線部
11を覆う絶縁内皮12と、この絶縁内皮12の周囲に
設けられた編組線13と、この編組線13の周囲に設け
られて該編組線13を覆う絶縁外皮14とからなるシー
ルド電線10の所定の接地位置Aに、低融点接合材23
を塗布したシールド端子20を接合自在にしたシールド
電線の接合構造において、シールド電線10の接地位置
Aの絶縁外皮14の一部の除去により露出する編組線1
3の露出部にシールド端子20の加締め部21を加締め
た状態で超音波加振により該加締め部21に塗布された
低融点接合材23を溶融させて、シールド端子20の加
締め部21と編組線13の露出部とを溶着接合自在にし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シールド電線の接
合構造並びに接合方法及び該接合に用いるシールド端子
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のシールド電線の端末処理構造と
して、図10(a),(b)に示す特開平7−2013
83号公報に開示されたものがある。このシールド電線
1は、導体からなる芯線部2と、この芯線部2を覆う絶
縁内皮3と、この絶縁内皮3の周囲に設けられた編組線
4と、この編組線4の周囲に設けられて該編組線4を覆
う絶縁外皮5とから構成されている。
【0003】そして、このシールド電線1の端末部分の
絶縁外皮5の一部を除去して絶縁内皮3と編組線4とに
分離し、絶縁内皮3の端末より露出した芯線部2及び編
組線4の各端末に各端子金具6をそれぞれ加締めて接続
するようになっている。この編組線4の端末側に端子金
具6を加締めて接続する前に、該編組線4の端末部分を
熱により収縮する熱収縮チューブ7を介して結束させて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のシールド電線1の端末処理構造では、絶縁内皮3よ
り編組線4を分離した後で該編組線4の端末に端子金具
6を加締めているため、加締め時に編組線4を損傷させ
る虞があると共に、シールドされていない部分が発生し
た。また、編組線4の端末側を束ねるために熱収縮チュ
ーブ7等の結束部材が必要不可欠となり、加工作業性が
悪かった。
【0005】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、編組線の露出部へのシールド
端子の接合を該編組線を損傷させることなく容易かつ確
実に行うことができるシールド電線の接合構造並びに接
合方法及び該接合に用いるシールド端子を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、導体
からなる芯線部と、この芯線部を覆う絶縁内皮と、この
絶縁内皮の周囲に設けられた編組線と、この編組線の周
囲に設けられて該編組線を覆う絶縁外皮とからなるシー
ルド電線の所定の接地位置に、低融点接合材を塗布した
シールド端子を接合自在にしたシールド電線の接合構造
において、前記シールド電線の接地位置の前記絶縁外皮
の一部の除去により露出する前記編組線の露出部に前記
シールド端子の加締め部を加締めた状態で超音波加振に
より該加締め部に塗布された前記低融点接合材を溶融さ
せて、前記シールド端子の加締め部と前記編組線の露出
部とを溶着接合自在にしたことを特徴とする。
【0007】このシールド電線の接合構造では、超音波
加振によりシールド端子の加締め部だけに熱(内部発
熱)を発生させているので、編組線の熱による損傷が最
小限に抑えられる。また、低融点接合材を用いることに
より、シールド端子の加締め部と編組線の露出部とが容
易に溶着接合されてその信頼性が向上する。さらに、絶
縁内皮等から編組線を分離する必要がないので、シール
ド性能が向上する。
【0008】請求項2の発明は、導体からなる芯線部
と、この芯線部を覆う絶縁内皮と、この絶縁内皮の周囲
に設けられた編組線と、この編組線の周囲に設けられて
該編組線を覆う絶縁外皮とからなるシールド電線の所定
の接地位置に、低融点接合材を予め塗布したシールド端
子を接合するシールド電線の接合方法において、前記シ
ールド電線の接地位置の前記絶縁外皮の一部を除去して
前記編組線の一部を露出させ、次に、この編組線の露出
部に前記シールド端子の加締め部をセットし、次に、こ
のセット状態で超音波ホーンにより前記編組線の露出部
に前記低融点接合材が塗布された前記シールド端子の加
締め部を加締めながら超音波加振させて内部発熱を起こ
し、この内部発熱により前記低融点接合材を溶融させて
前記シールド端子の加締め部と前記編組線とを溶着接合
するようにしたことを特徴とする。
【0009】このシールド電線の接合方法では、シール
ド端子の加締め部を編組線の露出部にセットした後で、
シールド端子の加締め部を加締めながら該加締め部と編
組線とを溶着接合するようにしたので、処理工程の簡素
化が図られ、加工作業性が向上する。
【0010】請求項3の発明は、導体からなる芯線部
と、この芯線部を覆う絶縁内皮と、この絶縁内皮の周囲
に設けられた編組線と、この編組線の周囲に設けられて
該編組線を覆う絶縁外皮とからなるシールド電線の所定
の接地位置に、超音波加振により溶融される低融点接合
材を介して接合されるシールド端子において、前記低融
点接合材が塗布されると共に前記編組線に加締められて
接合される加締め部と、この加締め部に連設されて接地
相手に接続される接続部とを備えたことを特徴とする。
【0011】このシールド端子では、加締め部によりシ
ールド電線の端末や中間位置等の各接地位置の接合処理
が容易かつ確実に行われる。
【0012】請求項4の発明は、請求項3記載のシール
ド端子であって、前記加締め部の内面にその外周に沿う
環状突出部を設けたことを特徴とする。
【0013】このシールド端子では、該シールド端子の
加締め部の内面に塗布される低融点接合材の溶融時に、
該溶融した低融点接合材の外部への流出が環状突出部に
より確実に防止される。これにより、シールド端子の加
締め部とシールド電線の編組線との電気的・強度的な接
続信頼性が大幅に向上する。
【0014】請求項5の発明は、請求項3記載のシール
ド端子であって、前記加締め部を互い違いに相対向する
略U字状に形成したことを特徴とする。
【0015】このシールド端子では、略U字状の加締め
部の各先端間に隙間が発生することなく、該加締め部内
にシールド電線の編組線が収まるので、径の細い編組線
の損傷及び断線が確実に防止される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0017】図1(a)は本発明の実施形態のシールド
電線の接合構造を示す斜視図、図1(b)は同図1
(a)中X−X線に沿う断面図、図1(c)は同接合構
造に用いられるシールド端子の斜視図、図2(a)は同
接合構造に用いられるシールド電線の斜視図、図2
(b)は同シールド電線と同シールド端子の接合前の状
態を示す斜視図、図2(c)は同接合後の状態を示す斜
視図である。
【0018】図1(a),(b)及び図2(a),
(b),(c)に示すように、上記接合構造に用いられ
るシールド電線10は、導体からなる芯線部11と、こ
の芯線部11を覆う絶縁内皮12と、この絶縁内皮12
の周囲に設けられ、径の細い複数の素線でクロス状に編
まれた編組線13と、この編組線13の周囲に設けられ
て該編組線13を覆う絶縁外皮14とから構成されてい
る。このシールド電線10の端末(接地位置)A側の絶
縁外皮14の一部は除去されていて、芯線部11の一部
が露出している。この露出した芯線部11の端末Aには
端子金具15の一対の加締め部15a,15aを加締め
てある。また、端子金具15の雄タブ部(接続部)15
bはコネクタ16のフード部16a内に装着突出されて
図示しない相手側の雌端子等に電気的に接続されるよう
になっている。
【0019】さらに、シールド電線10の端末Aの絶縁
外皮14と絶縁内皮12との間の編組線13の一部も露
出している。この編組線13の露出部にはシールド端子
20を接合自在にしてある。図1(c)に示すように、
シールド端子20は、低融点接合材23が塗布されると
共に編組線13の露出部に加締められて金属接合される
正面略U字状で一対の加締め部21,21と、この一対
の加締め部21,21間の底部中央の一側端に一体形成
されて図示しない接地相手に接続される平面L字状の雄
タブ部(接続部)22とを備えている。この一対の加締
め部21,21は相対向する位置に向き合うように折り
曲げられていて、その各内面21aに超音波加振により
溶融される半田等の低融点接合材23をそれぞれ塗布し
てある。
【0020】そして、このシールド端子20をシールド
電線10に接続する接合方法について説明すると、ま
ず、図2(a)に示すように、シールド電線10の端末
(接地位置)Aの絶縁外皮14の一部を除去して編組線
13の端末側の一部を露出させる。次に、図2(b)に
示すように、この編組線13の露出部にシールド端子2
0の一対の加締め部21,21を挿入してセットし、超
音波ホーン30の下側の円弧面30aとアンビル31の
上側の円弧面31aとの間に挟み、加圧しながら超音波
加振する。この超音波ホーン30とアンビル31によっ
てシールド端子20の一対の加締め部21,21を加締
めながら超音波加振すると、その超音波エネルギーによ
って内部発熱を起こし、この内部発熱により一対の加締
め部21,21に塗布された低融点接合材23が溶融す
る。この溶融した低融点接合材23によってシールド端
子20の加締められた一対の加締め部21,21と編組
線13の露出部とが超音波溶着により接合される。この
とき、溶融した低融点接合材23が編組線13の編目内
に浸入するため、編組線13とシールド端子20の加締
められた一対の加締め部21,21とは大きな接合力で
接合される。次に、このシールド電線10の露出した芯
線部11の端末Aには予め加締め固定された端子金具1
5と編組線13の端末A側に接合されたシールド端子2
0をコネクタ16のフード部16a内に装着する。
【0021】このように、超音波ホーン30の超音波加
振によりシールド端子20の一対の加締め部21,21
だけに内部発熱を発生させているので、シールド電線2
0の端末A部分の編組線13の熱による損傷を最小限に
抑えることができる。また、低融点接合材23を用いて
溶融した該低融点接合材23が編組線13の編目内に浸
入するので、シールド端子20の加締められた一対の加
締め部21,21と編組線13の露出部とを容易に溶着
接合することができ、その信頼性をより一段と向上させ
ることができる。さらに、従来のように、絶縁内皮12
等から編組線13を分離する必要がないため、シールド
性能を向上させることができる。
【0022】また、シールド端子20の一対の加締め部
21,21を編組線13の露出部にセットした後で、シ
ールド端子20の一対の加締め部21,21を加締めな
がら該一対の加締め部21,21と編組線13とを溶着
接合するようにしたので、処理工程の簡素化を図ること
ができ、加工作業性を向上させることができる。
【0023】図3(a)は上記シールド電線10の中間
位置(接地位置)Bの編組線13を露出した状態を示す
斜視図、図3(b)は同中間位置Bの編組線13の露出
部に上記シールド端子20を接合した状態を示す斜視図
である。
【0024】図3(a),(b)に示すように、シール
ド電線10の中間位置Bの絶縁外皮14の一部を除去し
て編組線13の一部を露出させ、この編組線13の露出
部にシールド端子20の一対の加締め部21,21を加
締めながら溶着接合させる。これにより、シールド端子
20の一対の加締め部21,21を介してシールド電線
10の端末Aや中間位置B等のあらゆる接地位置にシー
ルド端子20を容易かつ確実に接合することができる。
【0025】図4は他の態様のシールド端子20′の斜
視図、図5は同シールド端子20′の要部の部分拡大断
面図、図6は同シールド端子20′を用いたシールド電
線の接合構造の要部の断面図である。
【0026】図4〜図6に示すように、シールド端子2
0′の相対向する一対の加締め部21′,21′の各内
面21aにその外周に沿う環状突出部21bを一体突出
形成してある。この各加締め部21′の内面21aの外
周に突設した環状突出部21bにより、各加締め部2
1′を編組線13の露出部に加締めながら溶着接合する
際の各加締め部21′の内面21aに塗布された低融点
接合材23の溶融時に、該溶融した低融点接合材23の
外部への流出を確実に防止することができる。これによ
り、シールド端子20の一対の加締め部21′,21′
とシールド電線10の編組線13との電気的・強度的な
接続信頼性を大幅に向上させることができる。
【0027】図7(a)は本発明の別の実施形態のシー
ルド電線の接合構造を示す斜視図、図7(b)は同図7
(a)中Y−Y線に沿う断面図、図7(c)は同接合構
造に用いられる別の態様のシールド端子20″の斜視
図、図8(a)は同接合構造に用いられるシールド電線
10の斜視図、図8(b)は同シールド電線10とシー
ルド端子20″の接合前の状態を示す斜視図、図8
(c)は同接合後の状態を示す斜視図である。
【0028】図7(c)及び図8(b)に示すように、
シールド端子20″の一対の加締め部21″,21″が
互い違い(齟齬状)に相対向する正面略U字状に形成し
てある。そして、図8(a)〜図8(c)に示すよう
に、シールド端子20″をシールド電線10に前記実施
形態と同様の接合方法により接続する。即ち、超音波ホ
ーン30とアンビル31によってシールド端子20″の
齟齬状で一対の加締め部21″,21″を加締めながら
超音波加振すると、内部発熱により一対の加締め部2
1″,21″の内面21aに塗布された低融点接合材2
3が溶融する。この溶融した低融点接合材23によって
シールド端子20″の加締められた一対の加締め部2
1″,21″と編組線13の露出部とが超音波溶着によ
り接合される。このように、一対の加締め部21″,2
1″を互い違いに相対向するように折り曲げ形成したも
のを用いることにより、図7(a),(b)及び図8
(c)に示すように、シールド端子20″の一対の加締
め部21″,21″の各先端間に隙間が発生することな
く、該一対の加締め部21″,21″間内にシールド電
線10の端末(接地位置)Aの編組線13を完全に収め
ることができ、径の細い編組線13の損傷及び断線を確
実に防止することができる。その結果、シールド電線1
0とシールド端子20″の接続の信頼性(電気的な信頼
性)の向上をより一段と図ることができる。
【0029】図9(a)は上記と別の実施形態のシール
ド電線10の中間位置(接地位置)Bの編組線13を露
出した状態を示す斜視図、図9(b)は同中間位置Bの
編組線13の露出部にシールド端子20″を接合した状
態を示す斜視図である。
【0030】図9(a),(b)に示すように、シール
ド電線10の中間位置(接地位置)Bの絶縁外皮14の
一部を除去して編組線13の一部を露出させ、この編組
線13の露出部にシールド端子20″の一対の加締め部
21″,21″を加締めながら溶着接合させる。これに
より、シールド端子20″の一対の加締め部21″,2
1″を介してシールド電線10の端末Aや中間位置B等
のあらゆる接地位置にシールド端子20″を容易かつ確
実に接合することができる。
【0031】尚、前記各実施形態によれば、シールド電
線の端末或いは中間位置にシールド端子を超音波溶着に
より接合する場合について説明したが、シールド電線の
端末と中間位置の両方にシールド端子をそれぞれ接合し
ても良い。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、超音波加振によりシールド端子の加締め部だけ
に熱を発生させているので、編組線の熱による損傷を最
小限に抑えることができる。また、低融点接合材を用い
ることにより、シールド端子の加締め部と編組線の露出
部とを容易に溶着接合することができ、その信頼性を向
上させることができる。さらに、絶縁内皮等から編組線
を分離する必要がないため、シールド性能を向上させる
ことができる。
【0033】請求項2の発明によれば、シールド端子の
加締め部を編組線の露出部にセットした後で、シールド
端子の加締め部を加締めながら該加締め部と編組線とを
溶着接合するようにしたので、処理工程の簡素化を図る
ことができ、加工作業性を向上させることができる。
【0034】請求項3の発明によれば、シールド端子の
加締め部によりシールド電線の端末や中間位置等のあら
ゆる接地位置にシールド端子を容易かつ確実に接合する
ことができる。
【0035】請求項4の発明によれば、シールド端子の
加締め部の内面にその外周に沿う環状突出部を設けたこ
とにより、シールド端子の加締め部の内面に塗布される
低融点接合材の溶融時に、該溶融した低融点接合材の外
部への流出を加締め部の環状突出部により確実に防止す
ることができる。これにより、シールド端子の加締め部
とシールド電線の編組線との電気的・強度的な接続信頼
性を大幅に向上させることができる。
【0036】請求項5の発明によれば、シールド端子の
加締め部を互い違いに相対向する略U字状に形成したこ
とにより、略U字状の加締め部の各先端間に隙間が発生
することなく、該加締め部内にシールド電線の編組線を
完全に収めることができ、径の細い編組線の損傷及び断
線を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施形態のシールド電線の接
合構造を示す斜視図、(b)は同(a)中X−X線に沿
う断面図、(c)は同接合構造に用いられるシールド端
子の斜視図である。
【図2】(a)は上記接合構造に用いられるシールド電
線の斜視図、(b)は同シールド電線とシールド端子の
接合前の状態を示す斜視図、(c)は同接合後の状態を
示す斜視図である。
【図3】(a)は上記シールド電線の中間位置の編組線
を露出した状態を示す斜視図、(b)は同中間位置の編
組線の露出部に上記シールド端子を接合した状態を示す
斜視図である。
【図4】他の態様のシールド端子の斜視図である。
【図5】上記他の態様のシールド端子の要部の部分拡大
断面図である。
【図6】上記他の態様のシールド端子を用いたシールド
電線の接合構造の要部の断面図である。
【図7】(a)は本発明の別の実施形態のシールド電線
の接合構造を示す斜視図、(b)は同(a)中Y−Y線
に沿う断面図、(c)は同接合構造に用いられる別の態
様のシールド端子の斜視図である。
【図8】(a)は上記と別の実施形態のシールド電線の
接合構造に用いられるシールド電線の斜視図、(b)は
同シールド電線と別の態様のシールド端子の接合前の状
態を示す斜視図、(c)は同接合後の状態を示す斜視図
である。
【図9】(a)は上記と別の実施形態のシールド電線の
中間位置の編組線を露出した状態を示す斜視図、(b)
は同中間位置の編組線の露出部に上記別の態様のシール
ド端子を接合した状態を示す斜視図である。
【図10】(a)は従来例のシールド電線の端末処理構
造の編組線を分離した状態を示す斜視図、(b)は同分
離した編組線を熱収縮チューブで結束して端子金具を加
締める前の状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 シールド電線 11 芯線部 12 絶縁内皮 13 編組線 14 絶縁外皮 20,20′,20″ シールド端子 21,21′,21″ 加締め部 21a 内面 21b 環状突出部 22 雄タブ部(接続部) 23 低融点接合材 30 超音波ホーン A 端末(接地位置) B 中間位置(接地位置)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体からなる芯線部と、この芯線部を覆
    う絶縁内皮と、この絶縁内皮の周囲に設けられた編組線
    と、この編組線の周囲に設けられて該編組線を覆う絶縁
    外皮とからなるシールド電線の所定の接地位置に、低融
    点接合材を塗布したシールド端子を接合自在にしたシー
    ルド電線の接合構造において、 前記シールド電線の接地位置の前記絶縁外皮の一部の除
    去により露出する前記編組線の露出部に前記シールド端
    子の加締め部を加締めた状態で超音波加振により該加締
    め部に塗布された前記低融点接合材を溶融させて、前記
    シールド端子の加締め部と前記編組線の露出部とを溶着
    接合自在にしたことを特徴とするシールド電線の接合構
    造。
  2. 【請求項2】 導体からなる芯線部と、この芯線部を覆
    う絶縁内皮と、この絶縁内皮の周囲に設けられた編組線
    と、この編組線の周囲に設けられて該編組線を覆う絶縁
    外皮とからなるシールド電線の所定の接地位置に、低融
    点接合材を予め塗布したシールド端子を接合するシール
    ド電線の接合方法において、 前記シールド電線の接地位置の前記絶縁外皮の一部を除
    去して前記編組線の一部を露出させ、次に、この編組線
    の露出部に前記シールド端子の加締め部をセットし、次
    に、このセット状態で超音波ホーンにより前記編組線の
    露出部に前記低融点接合材が塗布された前記シールド端
    子の加締め部を加締めながら超音波加振させて内部発熱
    を起こし、この内部発熱により前記低融点接合材を溶融
    させて前記シールド端子の加締め部と前記編組線とを溶
    着接合するようにしたことを特徴とするシールド電線の
    接合方法。
  3. 【請求項3】 導体からなる芯線部と、この芯線部を覆
    う絶縁内皮と、この絶縁内皮の周囲に設けられた編組線
    と、この編組線の周囲に設けられて該編組線を覆う絶縁
    外皮とからなるシールド電線の所定の接地位置に、超音
    波加振により溶融される低融点接合材を介して接合され
    るシールド端子において、 前記低融点接合材が塗布されると共に前記編組線に加締
    められて接合される加締め部と、この加締め部に連設さ
    れて接地相手に接続される接続部とを備えたことを特徴
    とするシールド端子。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のシールド端子であって、 前記加締め部の内面にその外周に沿う環状突出部を設け
    たことを特徴とするシールド端子。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のシールド端子であって、 前記加締め部を互い違いに相対向する略U字状に形成し
    たことを特徴とするシールド端子。
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