JPS6143917A - 田植機 - Google Patents
田植機Info
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- JPS6143917A JPS6143917A JP16407984A JP16407984A JPS6143917A JP S6143917 A JPS6143917 A JP S6143917A JP 16407984 A JP16407984 A JP 16407984A JP 16407984 A JP16407984 A JP 16407984A JP S6143917 A JPS6143917 A JP S6143917A
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Landscapes
- Transplanting Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は田面上に苗株を列条に植付ける田植機に関する
。
。
田植機は苗株を所定間隔をおいて列条に植付けるもので
あるが、最近の田植機では圃場面の凹凸に拘わらず一定
の植付深さとなるようにされている。第7図はこのよう
な田植機の要部を模式的に示したものである0通常田植
機では、走行機体に対して植付部を、昇降装置により昇
降可能に取付け、また植付部におけるフロート21を、
苗植装置52等に対して上下方向への回動自在に取付け
、圃面の凹凸によってフロート21が苗植装置52に対
して上下方向へ回動することを利用して、その回動に基
づいて植付部を昇降させるようになっている。
あるが、最近の田植機では圃場面の凹凸に拘わらず一定
の植付深さとなるようにされている。第7図はこのよう
な田植機の要部を模式的に示したものである0通常田植
機では、走行機体に対して植付部を、昇降装置により昇
降可能に取付け、また植付部におけるフロート21を、
苗植装置52等に対して上下方向への回動自在に取付け
、圃面の凹凸によってフロート21が苗植装置52に対
して上下方向へ回動することを利用して、その回動に基
づいて植付部を昇降させるようになっている。
即ち、苗植装置52には左右方向に延びる回動杆53が
取付けられ、該回動杆53には後下方に延設された連結
杆54の基端部が固着されており、その先端部はフロー
ト21の後部にビン54aにて枢支されている。また回
動杆53には前方に延設された第1のリンクアーム55
の基端部が固着されており、その先端部には上下方向に
延びる第2のリンクアーム56の下端部が枢支され、さ
らに該第2のリンクアーム56の上端部は前後方向に延
びる第3のリンクアーム57の後端部に枢支されている
。第3のリンクアーム57の前端部は苗植装置52に連
結された支軸58に回動自在に取付けられており、また
第3のリンクアーム57の前端部は前後方向に延びるリ
ンクエレメント5Q後端部が一体的に取付けられており
、該リンクエレメント59前端部は、フロート21先端
にその下端を枢支された連結具60の中程に形成されて
いる長孔60aにビン61にて摺動自在に係止されてい
る。そして該リンクエレメント59前端部には、ワイヤ
62の一端が取付けられている。
取付けられ、該回動杆53には後下方に延設された連結
杆54の基端部が固着されており、その先端部はフロー
ト21の後部にビン54aにて枢支されている。また回
動杆53には前方に延設された第1のリンクアーム55
の基端部が固着されており、その先端部には上下方向に
延びる第2のリンクアーム56の下端部が枢支され、さ
らに該第2のリンクアーム56の上端部は前後方向に延
びる第3のリンクアーム57の後端部に枢支されている
。第3のリンクアーム57の前端部は苗植装置52に連
結された支軸58に回動自在に取付けられており、また
第3のリンクアーム57の前端部は前後方向に延びるリ
ンクエレメント5Q後端部が一体的に取付けられており
、該リンクエレメント59前端部は、フロート21先端
にその下端を枢支された連結具60の中程に形成されて
いる長孔60aにビン61にて摺動自在に係止されてい
る。そして該リンクエレメント59前端部には、ワイヤ
62の一端が取付けられている。
またフロート21の先端部に枢支された連結具60の上
端には、ワイヤ62に外嵌されたスリーブ63の一端が
固着されている。スリーブ63の他端は走行機体の適処
に取付けられており、スリーブ63に内嵌されたワイヤ
62の他端は、スリーブ63の他端より延出されて、植
付部昇降用の油圧シリンダに対する圧油の給排を制御す
る油圧バルブ65の制御杆64に係止されている。
端には、ワイヤ62に外嵌されたスリーブ63の一端が
固着されている。スリーブ63の他端は走行機体の適処
に取付けられており、スリーブ63に内嵌されたワイヤ
62の他端は、スリーブ63の他端より延出されて、植
付部昇降用の油圧シリンダに対する圧油の給排を制御す
る油圧バルブ65の制御杆64に係止されている。
このような構成により、フロート21はビン54aを中
心に回動することができフロート先端が上方(又は下方
)へ回動されると、スリーブ63が上方(又は下方)へ
押圧(又は牽引)されることになり、フロート21の回
動に対してその位置を変更しない苗植装置52に取付け
られたワイヤ62が相対的に下方(又は上方)へ牽引(
又は押圧)され、操作杆64は後方(又は前方)へ回動
されて油圧バルブ65は動作し、植付部全体が上昇(又
は下降)して、フロート21が田面からの圧力により略
水平状態となるように制御される。
心に回動することができフロート先端が上方(又は下方
)へ回動されると、スリーブ63が上方(又は下方)へ
押圧(又は牽引)されることになり、フロート21の回
動に対してその位置を変更しない苗植装置52に取付け
られたワイヤ62が相対的に下方(又は上方)へ牽引(
又は押圧)され、操作杆64は後方(又は前方)へ回動
されて油圧バルブ65は動作し、植付部全体が上昇(又
は下降)して、フロート21が田面からの圧力により略
水平状態となるように制御される。
このような構成の従来の田植機の動作について更に詳述
する。第8図(イ)〜(ハ)は、従来の田植機の動作説
明図、第9図(イ)〜(ハ)はその要部拡大図である。
する。第8図(イ)〜(ハ)は、従来の田植機の動作説
明図、第9図(イ)〜(ハ)はその要部拡大図である。
従来の田植機においては、苗植装置52とフロートとの
なす角度θ〔第9図(イ)参照〕は、苗植装置52に取
付けられた支軸58に回動自在となったリンクエレメン
ト59の先端部のビン61と、フロート21に枢支され
た連結具60の上端に固定されているスリーブ63の端
部との距離dに対応しており、この距離dがスリーブ6
3からのワイヤ62の進出長となって、この距離dによ
って油圧バルブ65の作動杆64が動作され、油圧バル
ブ65におけるスプール65aが進出、進入されて、植
付部が昇降される。
なす角度θ〔第9図(イ)参照〕は、苗植装置52に取
付けられた支軸58に回動自在となったリンクエレメン
ト59の先端部のビン61と、フロート21に枢支され
た連結具60の上端に固定されているスリーブ63の端
部との距離dに対応しており、この距離dがスリーブ6
3からのワイヤ62の進出長となって、この距離dによ
って油圧バルブ65の作動杆64が動作され、油圧バル
ブ65におけるスプール65aが進出、進入されて、植
付部が昇降される。
さて機体が前後いずれの方向にも傾倒していない水平状
態で走行している場合における、フロート21の傾倒角
度と油圧バルブ65のスプール65aの動作位置、即ち
植付部の昇降動作の関係を第10図に示す、この場合、
苗植装置52に対するフロート21の前後方向傾倒角度
θは、水平な円面に対するフロート21の角度θ′と同
じであり、この従来例の場合には、フロート21の水平
に対しての傾倒角が±0.5°の範囲であれば油圧バル
ブ65は動作しない、所謂不感帯となっている。走行機
体が水平であれば苗植装置52の基準線■は、水平な田
面と同様に水平となって走行され、苗株が田面に確実に
植付けられない浮苗、苗株の植付は深さが深くなる埋没
苗等を招来することな(正確に苗株は植付けられる。
態で走行している場合における、フロート21の傾倒角
度と油圧バルブ65のスプール65aの動作位置、即ち
植付部の昇降動作の関係を第10図に示す、この場合、
苗植装置52に対するフロート21の前後方向傾倒角度
θは、水平な円面に対するフロート21の角度θ′と同
じであり、この従来例の場合には、フロート21の水平
に対しての傾倒角が±0.5°の範囲であれば油圧バル
ブ65は動作しない、所謂不感帯となっている。走行機
体が水平であれば苗植装置52の基準線■は、水平な田
面と同様に水平となって走行され、苗株が田面に確実に
植付けられない浮苗、苗株の植付は深さが深くなる埋没
苗等を招来することな(正確に苗株は植付けられる。
而して、第8図(ロ)に示す様に、粘性の深田、苗株の
満載等により、車輪の反力が増大し、また機体の前後バ
ランスが変化した場合、或いは耕盤が上り勾配になって
いるために水深が浅くなり始めた場合には、機体は水平
面に対して前上り(即ちヘッドアップ)した状態となる
〔第9図(ロ)参照〕、この場合のヘッドアンプ角度を
αとすると、苗植装置520基準線■も角度αだけ前上
りの状態となり、苗植装置52に取付けられたリンクエ
レメント59の先端部のビン61の位置は苗植装置52
が水平状態である場合の位置〔第9図(ロ)2点鎖線参
照〕よりも上昇する(同図実線参照)。
満載等により、車輪の反力が増大し、また機体の前後バ
ランスが変化した場合、或いは耕盤が上り勾配になって
いるために水深が浅くなり始めた場合には、機体は水平
面に対して前上り(即ちヘッドアップ)した状態となる
〔第9図(ロ)参照〕、この場合のヘッドアンプ角度を
αとすると、苗植装置520基準線■も角度αだけ前上
りの状態となり、苗植装置52に取付けられたリンクエ
レメント59の先端部のビン61の位置は苗植装置52
が水平状態である場合の位置〔第9図(ロ)2点鎖線参
照〕よりも上昇する(同図実線参照)。
従ってビン61に係止されたワイヤ62の一端は上昇し
、該一端と連結具60の上端に固定されたスリーブ63
端部との距離dは短くなって、ワイヤ62は押圧され、
油圧バルブ65の作動杆64を機体前方に押圧すること
になる。このため、押圧バルブ64のスプール64aは
植付部を下降させるべく進出する。
、該一端と連結具60の上端に固定されたスリーブ63
端部との距離dは短くなって、ワイヤ62は押圧され、
油圧バルブ65の作動杆64を機体前方に押圧すること
になる。このため、押圧バルブ64のスプール64aは
植付部を下降させるべく進出する。
即ち走行機体の前上り状態による苗植装置52の前上り
状態によりビン61が上昇し、油圧バルブ65は植付部
を下降させるべく動作させられることになる。これによ
り、植付部を昇降させる為の田面(即ち水平)に対する
フロート21の角度はヘッドアップ角度αだけ上方に移
動することになる。従って、基準状態において、田面(
水平)に対してフロート21が+0.5°となれば植付
部が上昇し、−〇、5°となれば植付部が下降する構成
であれば、角度αだけヘッドアンプすれば、フロー)2
1が田面(水平)に対して(+ 0.5° +α)の角
度にて植付部は上昇し、(−0,5°+α)の角度にて
植付部は下降することになり、フロートは田面(水平)
に対してα±0.5°の角度にて走行することになる。
状態によりビン61が上昇し、油圧バルブ65は植付部
を下降させるべく動作させられることになる。これによ
り、植付部を昇降させる為の田面(即ち水平)に対する
フロート21の角度はヘッドアップ角度αだけ上方に移
動することになる。従って、基準状態において、田面(
水平)に対してフロート21が+0.5°となれば植付
部が上昇し、−〇、5°となれば植付部が下降する構成
であれば、角度αだけヘッドアンプすれば、フロー)2
1が田面(水平)に対して(+ 0.5° +α)の角
度にて植付部は上昇し、(−0,5°+α)の角度にて
植付部は下降することになり、フロートは田面(水平)
に対してα±0.5°の角度にて走行することになる。
第11図はヘッドアップ時及びヘッドダウン時の油圧バ
ルブの動作説明のためのグラフである。
ルブの動作説明のためのグラフである。
一方、フロートが一定の角度を維持するためには、フロ
ートは田面からの反力を受けねばならず、この従来例の
ようにフロート21がその回動支点54ユより前部の面
積が後部の面積よりも大きい場合においては田面からの
反力が大きくなり、フロート21は前上りの状態となる
傾向にある。また田面に対して植付部が沈下し、その量
が大きくなれば田面からの反力が大きくなる。従ってフ
ロート21が田面に対して前上りの状態で走行する為に
は植付部を田面に対して沈下させる必要がある。
ートは田面からの反力を受けねばならず、この従来例の
ようにフロート21がその回動支点54ユより前部の面
積が後部の面積よりも大きい場合においては田面からの
反力が大きくなり、フロート21は前上りの状態となる
傾向にある。また田面に対して植付部が沈下し、その量
が大きくなれば田面からの反力が大きくなる。従ってフ
ロート21が田面に対して前上りの状態で走行する為に
は植付部を田面に対して沈下させる必要がある。
即ち、機体が角度αだけヘッドアップして安定走行する
場合には、フロートの角度はこの例の場合においてはα
±0.5°となり、これは機体が水平状態である場合に
対して角度αだけ大きく、植付部はその分だけ沈下して
走行していることになる。
場合には、フロートの角度はこの例の場合においてはα
±0.5°となり、これは機体が水平状態である場合に
対して角度αだけ大きく、植付部はその分だけ沈下して
走行していることになる。
さらにヘッドアップが著しく、フロート21の揺動量の
不足によりα±0.5°の範囲までフロート21が前上
りにならない場合は、油圧バルブ65は常に植付部を下
降させるべく動作することになり、植付部の全重量が田
面に加わり、植付部はさらに沈下することになる。
不足によりα±0.5°の範囲までフロート21が前上
りにならない場合は、油圧バルブ65は常に植付部を下
降させるべく動作することになり、植付部の全重量が田
面に加わり、植付部はさらに沈下することになる。
これにより、フロート21は田面を押圧する泥押現象、
埋没苗の発生、フロート21の沈下による水流の増大を
招来して既植苗の押し倒し等の植付不良、さらには田面
に深いフロート跡を残す等の不具合が発生することにな
る。
埋没苗の発生、フロート21の沈下による水流の増大を
招来して既植苗の押し倒し等の植付不良、さらには田面
に深いフロート跡を残す等の不具合が発生することにな
る。
反対に走行抵抗の少ない圃場、或いは搭載した苗株が減
少して、機体全体の重心が前方に移動し、前後バランス
が変化した場合、また耕盤が下り勾配であって水深が深
くなり始めた場合等のように、機体が前下り状Wi(所
謂ヘッドダウン状態)となった場合について説明する。
少して、機体全体の重心が前方に移動し、前後バランス
が変化した場合、また耕盤が下り勾配であって水深が深
くなり始めた場合等のように、機体が前下り状Wi(所
謂ヘッドダウン状態)となった場合について説明する。
第8図(ハ)及び第9図(ハ)は、角度βだけヘッドダ
ウンした状態を示している。このとき第9図(ハ)に示
すように、苗植装置52の基準線■は角度βだけ前下り
となり、苗植装置52に取付けられたリンクエレメント
59先端のビン61は、第9図(ハ)に2点鎖線で示し
た水平状態における基準位置よりも下降する(同図実線
参照)、このためビン61に係止されたワイヤ62の一
端は下降し、連結具64の上端に固定されたスリーブ6
3端部との距離d1即ちスリーブ63からのワイヤ62
の進出長が長くなり、作動杆64を機体後方に牽引する
ことになる。これにより作動杆64は油圧バルブ65の
スプール65aを押圧して、油圧バルブ65は植付部を
下降させるべく動作されることになる。従って、植付部
が前下り状態になるとビン61が下降し、油圧バルブ6
5は植付部を下降させるべく駆動される。
ウンした状態を示している。このとき第9図(ハ)に示
すように、苗植装置52の基準線■は角度βだけ前下り
となり、苗植装置52に取付けられたリンクエレメント
59先端のビン61は、第9図(ハ)に2点鎖線で示し
た水平状態における基準位置よりも下降する(同図実線
参照)、このためビン61に係止されたワイヤ62の一
端は下降し、連結具64の上端に固定されたスリーブ6
3端部との距離d1即ちスリーブ63からのワイヤ62
の進出長が長くなり、作動杆64を機体後方に牽引する
ことになる。これにより作動杆64は油圧バルブ65の
スプール65aを押圧して、油圧バルブ65は植付部を
下降させるべく動作されることになる。従って、植付部
が前下り状態になるとビン61が下降し、油圧バルブ6
5は植付部を下降させるべく駆動される。
これにより、植付部を昇降させるための田面(水平)に
対するフロート角度はヘッドダウンの角度βだけ下方に
移動することになる。
対するフロート角度はヘッドダウンの角度βだけ下方に
移動することになる。
即ち、基準状態においては、フロート21の傾倒角度が
±0.5°になることにより植付部の昇降が行われてい
たものが、角度<+ O,So−β)で植付部が上昇し
、角度(−0,5°−β)で植付部が下降することにな
る(第11図参照〉。従ってフロート21は田面(水平
)に対する角度が(−β±0.5°)となった状態で走
行することになる。
±0.5°になることにより植付部の昇降が行われてい
たものが、角度<+ O,So−β)で植付部が上昇し
、角度(−0,5°−β)で植付部が下降することにな
る(第11図参照〉。従ってフロート21は田面(水平
)に対する角度が(−β±0.5°)となった状態で走
行することになる。
この場合、(−β±o、s’ >の角度を維持して走行
しようとすると、フロート21の先端のみが田面に接し
た状態で走行することになり、フロート21の回動支点
は田面より浮いた状態になる。このため植付部会体が田
面より浮いた状態で走行し、植付爪の先端は田面には届
かず、苗株が確実に田面に植付けられない、所謂浮苗と
なる。
しようとすると、フロート21の先端のみが田面に接し
た状態で走行することになり、フロート21の回動支点
は田面より浮いた状態になる。このため植付部会体が田
面より浮いた状態で走行し、植付爪の先端は田面には届
かず、苗株が確実に田面に植付けられない、所謂浮苗と
なる。
この様な問題点を解決するための構成として、走行機体
に対する植付部の相対角度を変更する、所謂ピッチング
制御を行うことが考えられるが、この場合は植付部全体
を動作させる油圧装置、モータ等が必要となり、また油
圧装置等を取付けるために部品点数9強度等の増加、さ
らには重量の増加を招来し、経済性も損なわれる。また
油圧装置等を取付ける構成により、他部品との干渉を防
止するために全体のレイアウトを変更する必要が生じ、
田植機自体の全長3全幅の増加を招来することになり、
圃場内での運転作業の悪化、運搬上の問題など2次的な
問題も発生した。
に対する植付部の相対角度を変更する、所謂ピッチング
制御を行うことが考えられるが、この場合は植付部全体
を動作させる油圧装置、モータ等が必要となり、また油
圧装置等を取付けるために部品点数9強度等の増加、さ
らには重量の増加を招来し、経済性も損なわれる。また
油圧装置等を取付ける構成により、他部品との干渉を防
止するために全体のレイアウトを変更する必要が生じ、
田植機自体の全長3全幅の増加を招来することになり、
圃場内での運転作業の悪化、運搬上の問題など2次的な
問題も発生した。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、簡潔な構造で走行機体がピッチン
グしても、フロートが田面に沈下し、或いはフロートが
田面より浮上がる虞をなくして埋設面、浮苗等を招来す
ることのない田植機を、重量1寸法等の増加、経済性の
悪化を伴わずに提供するにある。
目的とするところは、簡潔な構造で走行機体がピッチン
グしても、フロートが田面に沈下し、或いはフロートが
田面より浮上がる虞をなくして埋設面、浮苗等を招来す
ることのない田植機を、重量1寸法等の増加、経済性の
悪化を伴わずに提供するにある。
〔構成〕
本発明に係る田植機は、田面に苗株を植付ける苗植装置
及び該苗植装置に上下方向への回動可能に取付けられた
フロートを有する植付部を、走行機体に対して昇降可能
に取付けた田植機において、植付部における苗植装置に
昇降可能に取付けられ、該苗植装置に対するフロートの
上下方向回動位置を検出するフロートセンサと、苗植装
置に取付けられ、該苗植装置の前後方向の傾倒を検出す
る水平センサとを具備し、前記フロートセンサの検出結
果に基づいて植付部を走行機体に対して昇降制御し、ま
た水平センサの検出結果に基づいてフロートセンサを苗
植装置に対して昇降制御するように構成したことを特徴
とする。
及び該苗植装置に上下方向への回動可能に取付けられた
フロートを有する植付部を、走行機体に対して昇降可能
に取付けた田植機において、植付部における苗植装置に
昇降可能に取付けられ、該苗植装置に対するフロートの
上下方向回動位置を検出するフロートセンサと、苗植装
置に取付けられ、該苗植装置の前後方向の傾倒を検出す
る水平センサとを具備し、前記フロートセンサの検出結
果に基づいて植付部を走行機体に対して昇降制御し、ま
た水平センサの検出結果に基づいてフロートセンサを苗
植装置に対して昇降制御するように構成したことを特徴
とする。
以下本発明をその実施例を示す図面に基づいて説明する
。第1図は本発明に係る田植機の一部破断左側面図であ
る0図においてAは前輪14.後輪15にて支持された
走行機体、Bは走行機体へ〇後部の3点リンク機構11
に取付けられた植付部であり、3点リンク機構11の昇
降により植付部B全体が昇降される。
。第1図は本発明に係る田植機の一部破断左側面図であ
る0図においてAは前輪14.後輪15にて支持された
走行機体、Bは走行機体へ〇後部の3点リンク機構11
に取付けられた植付部であり、3点リンク機構11の昇
降により植付部B全体が昇降される。
植付部Bは、走行機体Aの後部における3点リンク機構
11に取付けられた伝動ケース31.その後部に設けら
れた苗植装置32□伝動ケース31上側に設けられた苗
載台22、及び苗載台22の下側に上下方向への揺動自
在となって左右方向に併設された3つのフロート21等
からなる。
11に取付けられた伝動ケース31.その後部に設けら
れた苗植装置32□伝動ケース31上側に設けられた苗
載台22、及び苗載台22の下側に上下方向への揺動自
在となって左右方向に併設された3つのフロート21等
からなる。
第2図は中央のフロート21の略示側面図である。
走行機体への後部の3点リンク機構11に取付けられ、
後部に苗植装置32を設けた伝動ケース31の下側には
左右方向に延びる1本の回動杆23が取付けられており
、該回動杆23の中央部には後下方に延びる連結杆24
の基端部が固着され、その先端部は中央ノフロート21
の後部上面にビン24aにて回動自在に取付けられてい
る。
後部に苗植装置32を設けた伝動ケース31の下側には
左右方向に延びる1本の回動杆23が取付けられており
、該回動杆23の中央部には後下方に延びる連結杆24
の基端部が固着され、その先端部は中央ノフロート21
の後部上面にビン24aにて回動自在に取付けられてい
る。
後部に設けられた苗植装置32と一体となっている伝動
ケース31の前面にはブラケット33が取付けられてお
り、該ブラケット33に平行リンク機構を構成する上下
一対のリンクアーム34の後端部が枢支されている。各
リンクアーム34の前端部は、伝動ケース31(従って
苗植装置32)に対するフロート21の前部の高さ位置
を検出するフロートセンサ39におけるブロック体35
の後面に枢支されている。
ケース31の前面にはブラケット33が取付けられてお
り、該ブラケット33に平行リンク機構を構成する上下
一対のリンクアーム34の後端部が枢支されている。各
リンクアーム34の前端部は、伝動ケース31(従って
苗植装置32)に対するフロート21の前部の高さ位置
を検出するフロートセンサ39におけるブロック体35
の後面に枢支されている。
ブロック体35の中央部には上下方向に貫通孔35aが
形成されており、該貫通孔35aには支持杆36の上部
が摺動自在に内嵌されている。支持杆36の下端部はフ
ロート21の前部上面に枢支されている。
形成されており、該貫通孔35aには支持杆36の上部
が摺動自在に内嵌されている。支持杆36の下端部はフ
ロート21の前部上面に枢支されている。
ブロック体35には、その貫通孔35aに臨ませて2つ
のリミットスイッチ37.38が上下方向に適長離隔し
て配されており、上側のリミットスイッチ37は支持杆
36の当接によりオンして閉路する常開接点を有し、下
側のリミットスイッチ38は支持杆36の当接によりオ
ンして開路する常閉接点を有している。各リミットスイ
ッチ37.38は、走行機体Aの後部の3点リンク機構
11の昇降を行う油圧シリン〆の進退制御に与かる電磁
弁を制御するようになっており、上側のリミットスイッ
チ37のオンにより植付部Bは上昇し、下側のりミット
スイソチ38のオフ(閉路)により植付部Bは下降する
。
のリミットスイッチ37.38が上下方向に適長離隔し
て配されており、上側のリミットスイッチ37は支持杆
36の当接によりオンして閉路する常開接点を有し、下
側のリミットスイッチ38は支持杆36の当接によりオ
ンして開路する常閉接点を有している。各リミットスイ
ッチ37.38は、走行機体Aの後部の3点リンク機構
11の昇降を行う油圧シリン〆の進退制御に与かる電磁
弁を制御するようになっており、上側のリミットスイッ
チ37のオンにより植付部Bは上昇し、下側のりミット
スイソチ38のオフ(閉路)により植付部Bは下降する
。
フロートセンサ30におけるブロック体35を支持する
上側のリンクアーム34の中程にはメネジ体41が枢支
されており、該メネジ体41には、その軸方向を上下方
向とした螺杆42が螺合している。螺杆42はその上側
に設けられ、植付部Bの適処に取付けられたモータ43
の出力軸に連結されており、モータ43の正転駆動によ
り螺杆42が正転し、メネジ体41は下方に移動されて
フロートセンサ39のブロック体35は下方に平行移動
し、モータ43の逆転駆動により蝦杆42が逆転し、メ
ネジ体41は上方に移動すしてフロートセンサ39のブ
ロック体35は上方に平行移動する。
上側のリンクアーム34の中程にはメネジ体41が枢支
されており、該メネジ体41には、その軸方向を上下方
向とした螺杆42が螺合している。螺杆42はその上側
に設けられ、植付部Bの適処に取付けられたモータ43
の出力軸に連結されており、モータ43の正転駆動によ
り螺杆42が正転し、メネジ体41は下方に移動されて
フロートセンサ39のブロック体35は下方に平行移動
し、モータ43の逆転駆動により蝦杆42が逆転し、メ
ネジ体41は上方に移動すしてフロートセンサ39のブ
ロック体35は上方に平行移動する。
伝動ケース31の上面には前方に延設された取付杆45
の一端が取付けられており、該取付杆45の他端はブロ
ック体35の前面に対向されていて、該他端にスライド
式のポテンショメータ46が取付けられている。ポテン
ショメータ46の摺動子46aはブロック体35の前面
に取付けられており、ポテンショメータ46はブロック
体35の上下方向位置に対応した電位を出力し、ブロッ
ク体35が下方に移動するとポテンショメータ46の出
力電位は上昇し、上方に移動すると下降する。
の一端が取付けられており、該取付杆45の他端はブロ
ック体35の前面に対向されていて、該他端にスライド
式のポテンショメータ46が取付けられている。ポテン
ショメータ46の摺動子46aはブロック体35の前面
に取付けられており、ポテンショメータ46はブロック
体35の上下方向位置に対応した電位を出力し、ブロッ
ク体35が下方に移動するとポテンショメータ46の出
力電位は上昇し、上方に移動すると下降する。
苗植装置32と一体となった伝動ケース31の後部の、
植付部B全体が水平状態である場合に水平となる面上に
は植付部Bの前後方向傾倒角度を検出する水平センサ4
4が設けられており、該水平センサ44の出力に基づい
て前述のフロートセンサ39におけるブロック体35を
昇降させるモータ43が制御されるようになっている。
植付部B全体が水平状態である場合に水平となる面上に
は植付部Bの前後方向傾倒角度を検出する水平センサ4
4が設けられており、該水平センサ44の出力に基づい
て前述のフロートセンサ39におけるブロック体35を
昇降させるモータ43が制御されるようになっている。
第3図は水平センサ44の縦断面図である。伝動ケース
31の後部に取付けられた水平センサ44におけるカバ
44aの上部には支持軸44bが回動可能の状態で左右
方向に架設されており、該支持軸44bの中央部には前
後方向への揺動可能に扇形状の重り44cが一体的に垂
下されている。また支持軸44bにはポテンショメータ
44dが取付けられており、支持軸44bの回動に対応
した電位、即ち重り44cの鉛直に対する回動位置に対
応した電位を出力し、その電位により水平に対する前後
方向傾倒角度が表わされる。そして水平センサが前玉り
に傾倒するとその出力電位は上昇し、前下りに傾倒する
と下降する。
31の後部に取付けられた水平センサ44におけるカバ
44aの上部には支持軸44bが回動可能の状態で左右
方向に架設されており、該支持軸44bの中央部には前
後方向への揺動可能に扇形状の重り44cが一体的に垂
下されている。また支持軸44bにはポテンショメータ
44dが取付けられており、支持軸44bの回動に対応
した電位、即ち重り44cの鉛直に対する回動位置に対
応した電位を出力し、その電位により水平に対する前後
方向傾倒角度が表わされる。そして水平センサが前玉り
に傾倒するとその出力電位は上昇し、前下りに傾倒する
と下降する。
第4図は本発明機の要部電気回路図である0図において
44dは水平センサ44内に設けられたポテンショメー
タ、46はブロック体35の上下方向位置を表わすポテ
ンショメータであって、ポテンショメータ44dの出力
は比較器61の+入力端子に与えられると共に、比較器
62の一入力端子に与えられており、またポテンショメ
ータ46の出力は比較器61の一入力端子に与えられる
と共に、比較器62の+入力端子に与えられている。比
較器61の出力はスイッチトランジスタ63を介して電
磁リレ65の励磁コイル65Cに与えられており、比較
器61のハイレベル出力によりスイッチトランジスタ6
3がオンして電磁リレ65の励磁コイル65Cが励磁さ
れる。
44dは水平センサ44内に設けられたポテンショメー
タ、46はブロック体35の上下方向位置を表わすポテ
ンショメータであって、ポテンショメータ44dの出力
は比較器61の+入力端子に与えられると共に、比較器
62の一入力端子に与えられており、またポテンショメ
ータ46の出力は比較器61の一入力端子に与えられる
と共に、比較器62の+入力端子に与えられている。比
較器61の出力はスイッチトランジスタ63を介して電
磁リレ65の励磁コイル65Cに与えられており、比較
器61のハイレベル出力によりスイッチトランジスタ6
3がオンして電磁リレ65の励磁コイル65Cが励磁さ
れる。
一方比較器62の出力はスイッチトランジスタ64を介
して電磁リレ66の励磁コイル66Cに与えられており
、比較器62のハイレベル出力によりスイッチトランジ
スタ64がオンして電磁リレ66の励磁コイル66Cが
励磁される。
して電磁リレ66の励磁コイル66Cに与えられており
、比較器62のハイレベル出力によりスイッチトランジ
スタ64がオンして電磁リレ66の励磁コイル66Cが
励磁される。
電磁リレ65の常開接点65aは、前述のブロック体3
5昇降用のモータ43の一方の端子と給電ラインとの間
に介装されており、また電磁リレ65の常閉接点65b
は、該モータ43の同端子とボディアースとの間に介装
されている。他方の電磁リレ66の常開接点66aはモ
ータ43の他方の端子と給電ラインとの間に介装されて
おり、また電磁リレ66の常閉接点66bはモータ43
の同端子とボディアースとの間に介装されている。従っ
て電磁リレ65の励磁コイル65Gが励磁されると、そ
の常開接点65aが閉路、常閉接点65bが開路してモ
ータ43は正転され、ブロック体35は下方に移動され
、反対に電磁リレ66の励磁コイル66Cが励磁される
と常開接点66aが閉路、常閉接点66bが開路してモ
ータ43は逆転され、ブロック体35は上方に移動され
る。
5昇降用のモータ43の一方の端子と給電ラインとの間
に介装されており、また電磁リレ65の常閉接点65b
は、該モータ43の同端子とボディアースとの間に介装
されている。他方の電磁リレ66の常開接点66aはモ
ータ43の他方の端子と給電ラインとの間に介装されて
おり、また電磁リレ66の常閉接点66bはモータ43
の同端子とボディアースとの間に介装されている。従っ
て電磁リレ65の励磁コイル65Gが励磁されると、そ
の常開接点65aが閉路、常閉接点65bが開路してモ
ータ43は正転され、ブロック体35は下方に移動され
、反対に電磁リレ66の励磁コイル66Cが励磁される
と常開接点66aが閉路、常閉接点66bが開路してモ
ータ43は逆転され、ブロック体35は上方に移動され
る。
畝上の如く構成された本発明機の動作は次のとおりであ
る。植付部Bを、そのフロート21が田面に接地するよ
うに下降させて走行機体へを前進走行させると共に、植
付部Bの苗植装置32を駆動して植付作業を行うと、走
行機体Aは耕盤上を走行し、またフロート21は田面上
を滑走して苗株を田面上に植付ける。
る。植付部Bを、そのフロート21が田面に接地するよ
うに下降させて走行機体へを前進走行させると共に、植
付部Bの苗植装置32を駆動して植付作業を行うと、走
行機体Aは耕盤上を走行し、またフロート21は田面上
を滑走して苗株を田面上に植付ける。
さて走行機体Aが略水平状態である場合に、フロート2
1が田面上の凹凸に追従して、その前部が上方(又は下
方)へ移動すると、フロートセンサ39におけるフロー
ト21の前部に取付けられた支持杆36の上部はブロッ
ク体35の貰通孔35a内を上方(又は下方)へ摺動し
、上側(又は下側)のリミットスイッチ37(又は38
)がオン(又はオフ)となる。これにより走行機体Aの
後部の3点リンク機構11は上昇(又は下降)されて、
植付部B全体が上昇(又は下降)する、植付部B全体の
上昇(又は下降)に伴って田面に接したフロート21は
後部のビン24a回りに回動し、フロート21は略水平
状態とされる。フロート21が略水平状態になると上側
(又は下側)のリミットスイッチ37(又は38)がオ
フ(又はオン)し、3点リンク機構11の昇降は停止さ
れる。
1が田面上の凹凸に追従して、その前部が上方(又は下
方)へ移動すると、フロートセンサ39におけるフロー
ト21の前部に取付けられた支持杆36の上部はブロッ
ク体35の貰通孔35a内を上方(又は下方)へ摺動し
、上側(又は下側)のリミットスイッチ37(又は38
)がオン(又はオフ)となる。これにより走行機体Aの
後部の3点リンク機構11は上昇(又は下降)されて、
植付部B全体が上昇(又は下降)する、植付部B全体の
上昇(又は下降)に伴って田面に接したフロート21は
後部のビン24a回りに回動し、フロート21は略水平
状態とされる。フロート21が略水平状態になると上側
(又は下側)のリミットスイッチ37(又は38)がオ
フ(又はオン)し、3点リンク機構11の昇降は停止さ
れる。
即ち、フロート21はその支点24aと上側リミットス
イッチ37及び下側リミットスイッチ38より形成され
る揺動範囲内の角度を保って走行することとなる。この
範囲は従来例の油圧バルブ固定領域(第9図参照)に相
当するものであり、リミットスイッチ37のオン状態は
同図の上げ領域、リミットスイッチ38のオフ状態は同
図の下げ領域に対応するものである。第5図にこの場合
の苗植装置をフロートとの相対角度と各リミットスイッ
チ37゜38との関係を示す。
イッチ37及び下側リミットスイッチ38より形成され
る揺動範囲内の角度を保って走行することとなる。この
範囲は従来例の油圧バルブ固定領域(第9図参照)に相
当するものであり、リミットスイッチ37のオン状態は
同図の上げ領域、リミットスイッチ38のオフ状態は同
図の下げ領域に対応するものである。第5図にこの場合
の苗植装置をフロートとの相対角度と各リミットスイッ
チ37゜38との関係を示す。
さて、従来と同様の理由により機体がヘッドアップする
と、植付部も同角度だけ前上りとなり、水平センサ44
におけるポテンショメータ44dの出力電位は上昇し、
比較器61の出力はハイレベルとなってモータ43が正
転され、螺杆42に螺合したメネジ体41は下方に移動
し、各リンクアーム34によりブロック体35は下方へ
平行移動される。ブロック体35の下方への移動により
ポテンショメータ46の出力電位は上昇され、比較器6
1の出力はローレベルとなり、モータ43の回転は停止
され、ブロック体35もその位置で停止する。
と、植付部も同角度だけ前上りとなり、水平センサ44
におけるポテンショメータ44dの出力電位は上昇し、
比較器61の出力はハイレベルとなってモータ43が正
転され、螺杆42に螺合したメネジ体41は下方に移動
し、各リンクアーム34によりブロック体35は下方へ
平行移動される。ブロック体35の下方への移動により
ポテンショメータ46の出力電位は上昇され、比較器6
1の出力はローレベルとなり、モータ43の回転は停止
され、ブロック体35もその位置で停止する。
この時のフロート支点24a及びブロック体35の中に
収められたリミットスイッチ37.38の機体前後方向
の水平軸に対する上下及び前後方向の相対位置は走行機
体が略水平の基準状態を保って走行していた場合と同じ
である。即ち、機体がヘッドアップし植付部が前上り状
態となっても、植付部が昇降を行うフロート角度は田面
(水平)に対しては、基準状態と同じである。この角度
は本実施例の場合、+0.5°で上昇、−〇、5°で下
降であり、従来例の様にヘッドアップ角度αが加えられ
て、α+0.5°又はα−0,5°となる事はない。
収められたリミットスイッチ37.38の機体前後方向
の水平軸に対する上下及び前後方向の相対位置は走行機
体が略水平の基準状態を保って走行していた場合と同じ
である。即ち、機体がヘッドアップし植付部が前上り状
態となっても、植付部が昇降を行うフロート角度は田面
(水平)に対しては、基準状態と同じである。この角度
は本実施例の場合、+0.5°で上昇、−〇、5°で下
降であり、従来例の様にヘッドアップ角度αが加えられ
て、α+0.5°又はα−0,5°となる事はない。
第6図にこの場合の苗植装置とフロートとの相対角度と
各リミットスイッチ37.38との関係を示す。
各リミットスイッチ37.38との関係を示す。
即ち機体がヘンドアツブした状態で植付作業を行っても
、田面に対するフロートの固定領域は基準状態と同じで
あり、それを越える田面の凹凸に対して、リミットスイ
ッチ37のオフ又は38のオンにより植付部は自動的に
昇降する。従って従来例の様に植付部が沈下した状態と
なって苗株を田面に植付ることがなく、従来の問題点で
あった泥押し、埋没苗、フロート沈下による水流の増大
の為の既植苗の押し倒し、田面の深いフロート跡等の問
題が一掃され、基準状態における植付と同等の性能を得
ることができる。
、田面に対するフロートの固定領域は基準状態と同じで
あり、それを越える田面の凹凸に対して、リミットスイ
ッチ37のオフ又は38のオンにより植付部は自動的に
昇降する。従って従来例の様に植付部が沈下した状態と
なって苗株を田面に植付ることがなく、従来の問題点で
あった泥押し、埋没苗、フロート沈下による水流の増大
の為の既植苗の押し倒し、田面の深いフロート跡等の問
題が一掃され、基準状態における植付と同等の性能を得
ることができる。
また一方ヘッドダウンした場合には植付部も前下りとな
り、水平センサ44に暑けるポテンショメータ44dの
出力電圧は低下し、比較器62の出力はハイレベルとな
り、モータ43は逆転され、螺杆42、メネジ体41を
通してブロック体35は上方へ平行移動される。ブロッ
ク体35の上方への平行移動によりポテンショメータ4
6の出力電位は低下し比較器62の出力はローレベルと
なり、モータ43の回転は停止される。
り、水平センサ44に暑けるポテンショメータ44dの
出力電圧は低下し、比較器62の出力はハイレベルとな
り、モータ43は逆転され、螺杆42、メネジ体41を
通してブロック体35は上方へ平行移動される。ブロッ
ク体35の上方への平行移動によりポテンショメータ4
6の出力電位は低下し比較器62の出力はローレベルと
なり、モータ43の回転は停止される。
この時のフロート支点24a及びブロック体35の中に
収められたリミットスイッチ37.38の前後方向の水
平軸に対する上下及び前後方向の相対位置はヘッドアン
プの場合と同様に走行機体が略水平の基準状態を保って
植付作業を行っていた時と同じである。その為植付部の
昇降は基準状態と同様に田面(水平)に対するフロート
角度で行われることになる、そして従来例の様にヘッド
ダウン角度βが減算された角度(即ち=β±065°)
で昇降動作が行われないので植付部後部が田面より浮き
上ることがなく、浮苗の発生はなくなる。
収められたリミットスイッチ37.38の前後方向の水
平軸に対する上下及び前後方向の相対位置はヘッドアン
プの場合と同様に走行機体が略水平の基準状態を保って
植付作業を行っていた時と同じである。その為植付部の
昇降は基準状態と同様に田面(水平)に対するフロート
角度で行われることになる、そして従来例の様にヘッド
ダウン角度βが減算された角度(即ち=β±065°)
で昇降動作が行われないので植付部後部が田面より浮き
上ることがなく、浮苗の発生はなくなる。
本発明によれば、走行機体の基準状態においては苗植装
置32に対してフロー)21が上下方向に回動すると植
付部B全体が昇降制御されてフロート及び苗植装置が田
面に対して適切な位置で植付作業が行われる。
置32に対してフロー)21が上下方向に回動すると植
付部B全体が昇降制御されてフロート及び苗植装置が田
面に対して適切な位置で植付作業が行われる。
また走行機体Aの傾倒により植付部Bの苗植装置32が
傾倒するとその傾倒に対応して植付部が昇降されるフロ
ート21の植付部に対する昇降位置が変更され、結果と
して田面に対するフロートの位置が一定とされて、植付
部の田面への沈下、田面からの浮上りが防止でき、走行
機体の傾倒による埋没苗、浮苗等の防止が簡潔で軽量な
構造で可能となり、作業精度の著しい向上が図れる。
傾倒するとその傾倒に対応して植付部が昇降されるフロ
ート21の植付部に対する昇降位置が変更され、結果と
して田面に対するフロートの位置が一定とされて、植付
部の田面への沈下、田面からの浮上りが防止でき、走行
機体の傾倒による埋没苗、浮苗等の防止が簡潔で軽量な
構造で可能となり、作業精度の著しい向上が図れる。
第1図は本発明機の一部破断左側面図、第2図はその要
部の略示側面図、第3図は水平センサの縦断面図、第4
図は本発明機の要部の電気回路図、第5図及び第6図は
本発明の詳細説明のためのグラフ、第1図は従来の田植
機の要部略示図、第8図(イ)〜(ハ)、第9図(イ)
〜(ハ)は従来の田植機の動作説明図、第10図及び第
11図はその説明のためのグラフである。 A・・・走行機体 B・・・植付部 11・・・3点リ
ンク機構 21・・・フロート22・・・苗載台 31
・・・伝動ケース32・・・苗植装置 35・・・ブロ
ック体 36・・・支持杆37.38・・・リミットス
イッチ 39・・・フロートセンサ43・・・モータ
44・・・水平センサ特 許 出願人 ヤンマー農機
株式会社代理人 弁理士 河 野 登 夫第
3 肥 田面(太平)乙フロートrI色度 第 5 回 ^ −4°゛2イ本較°+4゛ 基 ヘッド7、、ア ← 準峠へ7ドタ“モノ状 態 ()は田面α早)乙フロート0内友− 舅 6 口 (イ) (イ) (ロ) 猶 9 図 (本お1べ遵21人酪1門口) 第 1012] 田面0に平)0亀庚θ′ (4゛のへ7Pアフフ゛吟)
部の略示側面図、第3図は水平センサの縦断面図、第4
図は本発明機の要部の電気回路図、第5図及び第6図は
本発明の詳細説明のためのグラフ、第1図は従来の田植
機の要部略示図、第8図(イ)〜(ハ)、第9図(イ)
〜(ハ)は従来の田植機の動作説明図、第10図及び第
11図はその説明のためのグラフである。 A・・・走行機体 B・・・植付部 11・・・3点リ
ンク機構 21・・・フロート22・・・苗載台 31
・・・伝動ケース32・・・苗植装置 35・・・ブロ
ック体 36・・・支持杆37.38・・・リミットス
イッチ 39・・・フロートセンサ43・・・モータ
44・・・水平センサ特 許 出願人 ヤンマー農機
株式会社代理人 弁理士 河 野 登 夫第
3 肥 田面(太平)乙フロートrI色度 第 5 回 ^ −4°゛2イ本較°+4゛ 基 ヘッド7、、ア ← 準峠へ7ドタ“モノ状 態 ()は田面α早)乙フロート0内友− 舅 6 口 (イ) (イ) (ロ) 猶 9 図 (本お1べ遵21人酪1門口) 第 1012] 田面0に平)0亀庚θ′ (4゛のへ7Pアフフ゛吟)
Claims (1)
- 1、田面に苗株を植付ける苗植装置及び該苗植装置に上
下方向への回動可能に取付けられたフロートを有する植
付部を、走行機体に対して昇降可能に取付けた田植機に
おいて、植付部における苗植装置に昇降可能に取付けら
れ、該苗植装置に対するフロートの上下方向回動位置を
検出するフロートセンサと、苗植装置に取付けられ、該
苗植装置の前後方向の傾倒を検出する水平センサとを具
備し、前記フロートセンサの検出結果に基づいて植付部
を走行機体に対して昇降制御し、また水平センサの検出
結果に基づいてフロートセンサを苗植装置に対して昇降
制御するように構成したことを特徴とする田植機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16407984A JPS6143917A (ja) | 1984-08-03 | 1984-08-03 | 田植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16407984A JPS6143917A (ja) | 1984-08-03 | 1984-08-03 | 田植機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6143917A true JPS6143917A (ja) | 1986-03-03 |
JPH0510042B2 JPH0510042B2 (ja) | 1993-02-08 |
Family
ID=15786379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16407984A Granted JPS6143917A (ja) | 1984-08-03 | 1984-08-03 | 田植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6143917A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63222605A (ja) * | 1987-03-13 | 1988-09-16 | 三菱農機株式会社 | 水田作業車における制御装置 |
JPS6420011A (en) * | 1987-07-14 | 1989-01-24 | Mitsubishi Agricult Mach | Controller for paddy field working vehicle |
-
1984
- 1984-08-03 JP JP16407984A patent/JPS6143917A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63222605A (ja) * | 1987-03-13 | 1988-09-16 | 三菱農機株式会社 | 水田作業車における制御装置 |
JPS6420011A (en) * | 1987-07-14 | 1989-01-24 | Mitsubishi Agricult Mach | Controller for paddy field working vehicle |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0510042B2 (ja) | 1993-02-08 |
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