JPH071931Y2 - 水田作業機の排水溝成形装置 - Google Patents

水田作業機の排水溝成形装置

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JPH071931Y2
JPH071931Y2 JP1917888U JP1917888U JPH071931Y2 JP H071931 Y2 JPH071931 Y2 JP H071931Y2 JP 1917888 U JP1917888 U JP 1917888U JP 1917888 U JP1917888 U JP 1917888U JP H071931 Y2 JPH071931 Y2 JP H071931Y2
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JP
Japan
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working
groove forming
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planting
switched
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JP1917888U
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JPH01125013U (ja
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芳夫 石飛
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は田植機や湛水土中直播機等の水田作業機におけ
る排水溝成形装置に関するものである。
従来の技術 水稲の場合、植付後、根の活力を落とさないようにして
茎の径を太くし分けつを高めるためには水温や地温を下
げないようにすることが肝要である。そのため、田植え
後の水管理は苗の成育にとって極めて重要である(深水
管理では日中の水温が上らず分けつが少なくなり、また
逆に水深が浅く部分的にチラ干しとなれば地温が上らず
分けつが遅れるうえ雑草の発生も多くなる。)水管理は
通常、植付後1週間位から成育中間頃まで行われてい
る。即ち、植付後1週間位までは田面に水を張ったまま
にしておき、その後は朝又は夕方灌水し夕方排水(水抜
き)する作業を繰返し行うと共に、植付後約1ケ月後に
土中に酸素を入れ根張りを良くする等の目的で中干し
(約1週間)を行っている。上記潅排水は地温の低下防
止等のため短時間で済ます必要があり、しかも、田面に
凹凸や高低があると水が低部に寄ってしまい水はけが悪
くなり排水が充分に行われなくなるため、早目に手溝を
掘り、中干しに備えるのが望ましいとされている。その
ため、従来は植付後に鍬等を用いて人力で田面に適当な
間隔で排水用の溝を掘っているのが実情である。
考案が解決しようとする問題点 しかし、人力で排水溝を掘ることは多くの時間と労力を
要し極めて能率が悪いばかりでなく、掘り出した泥で苗
を傷付けたり排水溝近辺の田面が盛り上って却って排水
の邪魔となる等の問題があった。
問題点を解決するための手段 そこで本考案は、植付部や播種部等作業部の左右両側に
設けた線引きマーカを作業姿勢と非作業姿勢とに左右交
互に切換えるようにした水田作業機において、中央フロ
ートの左右に配置した側部フロートに溝成形部を作業状
態と非作業状態とに切換自在に設けると共に、溝成形部
を線引きマーカの切換作動に連動して作業状態と非作業
状態とに切換わるべく溝成形部を線引きマーカに連繋さ
せたことにより上記の問題点を解消しようとするもので
ある。
作用 本考案は上記のように構成してあるので、側部フロート
に設けた溝成形部により苗の植付と同時に田面に排水用
の溝が自動的に形成される。また左右の線引きマーカ
は、機体をUターンさせて往復作業する度毎に作業姿勢
と非作業姿勢に左右交互に切換えられるが、溝成形部は
この線引きマーカの作動に連動して作業状態と非作業状
態に自動的に切換わるので、排水用の溝は等間隔で確実
に形成される。
実施例 本考案の構成を図面に示された一実施例について説明す
る。図面には本機1の後方に植付部(作業部)2を上部
リンク3a及び下部リンク3bからなるリンク機構3、油圧
シリンダ4を介して昇降自在に装着した乗用田植機が例
示されている。5は運転席である。
6,6aは起立状態の作業姿勢と側方に倒伏状態の非作業姿
勢とに左右交互に切換わるように構成された左右一対の
線引きマーカで、植付部2の左右両側に位置してブラケ
ット7を介して回動支点8を中心にして起倒自在に、か
つ弾機9により倒伏する方向に付勢されており、起立操
作はワイヤ10により行われるようになっている。ワイヤ
10のインナ10a末端部はシリンダ4の筒部基端側に止着
され、アウタ10bは末端部に段部11を設けると共に、ソ
レノイドケース12の穴部12aに貫通させてある。そし
て、段部11にソレノイド13のピストン13aが係合してス
トッパ作用を行うように構成されている。また、アウタ
10bには鍔状のストッパ14,15が固着されていて、植付部
2の下降時(シリンダ4の短縮作動時)は一方のストッ
パ14がソレノイドケース12に接当し、上昇時は他方のス
トッパ15がシリンダラム4aに固定したプレート16のイン
ナ通し穴に作用し、インナ10aが相対的に引張られて線
引きマーカ6,6aを機体側に格納状態に起立作動させるよ
うになっている。
一方、ピストン13aは圧縮弾機17により常に段部11側に
嵌入しアウタ10bに対するストッパ作用をしており、下
降時にはマーカ6,6aは倒伏しないが、ソレノイド13が励
磁されると、ピストン13aが弾機17に抗して押上られス
トッパ作用が解除されるので下降時アウタ10bの移動に
伴ってマーカ6,6aが倒伏するように構成されている。そ
して、油圧昇降レバー18の上昇操作時に自動切換スイッ
チ19が切換わるようになっていて、回行時の昇降操作に
連動して左右の線引きマーカ6,6aが作業姿勢と非作業姿
勢とに左右交互に自動的に切換わるようになっている。
尚、運転席5の近傍には、一回押す毎に状態が切換わる
二極双投型の手動切換スイッチ20が配置されていて、自
動切換スイッチ19の状態にかかわらず、手動切換スイッ
チ20の接続回路(図示せず)によりソレノイド13の通電
及びパイロットランプ21,21aの点灯が切換わり、線引き
マーカ6,6aの作動方向を任意に選択できるようになって
いる。
さて、植付部2の下方には中央フロート22を挟んで左右
両側に側部フロート23が配設されていて、側部フロート
23に開設した穴23aには溝成形部24が側部フロート23の
下面よりも下方に突出した作業状態と側部フロート23内
に収納されて下面が側部フロート23と面一となる非作業
状態とに切換自在に設けれらている。そして、この溝形
成部24は前記線引きマーカ6,6aの切換作動に連動して自
動的に切換わるべく線引きマーカ6,6aに連繋されてい
る。図示のものは、溝成形部24の上面にプレート24aを
立設する一方、側部フロート23に固着のブラケット25に
略T字形状を呈する作動アーム26の基端部を枢支ピン27
を介して上下揺動自在に枢支し、作動アーム26の揺動先
端部とプレート24aを連結ピン28で枢着すると共に、作
動アーム26基端部の反枢支部側と線引きマーカ6,6aのリ
ンク駆動部29をワイヤ30で連結したものである。
尚、図面には線引きマーカ6,6aと溝成形部24の作動は左
右夫々同一側で、線引きマーカによる線引きと同じ側に
溝が形成されるように構成したものが例示されている
が、作動方向は両者左右逆でもよい。31,32,33はアウタ
受け、34は引張り弾機で、溝成形部24は引張り弾機34に
より常時下方に付勢されている。
上記の構成において、機体回行の際、植付部2の昇降操
作により進行方向左側の線引きマーカ6が倒伏した時、
同一側のワイヤ10,30が緩み(右側のワイヤ10,30は引張
られる)、引張り弾機34により作動アーム26が下方に引
張られるため左側の溝成形部24が側部フロート23の下面
よりも下方に突出してこの溝成形部24により田面に排水
用の溝が自動的に成形される。そして、次に回行する
時、植付部2の昇降操作で上記作業状態にあった左側の
線引きマーカ6が起立すると共に溝成形部24も側部フロ
ート23の穴23a内に収納される一方、今度は右側の線引
きマーカ6aと溝成形部24が作業姿勢に切換わる。このよ
うにして左右の線引きマーカ6,6aは、機体をUターンさ
せて往復作業する度毎に作業姿勢と非作業姿勢に左右交
互に切換えられるが、溝成形部24もこの線引きマーカ6,
6aの作動に連動して作業状態と非作業状態に自動的に切
換わるので、排水用の溝は苗の植付に並行して田面に等
間隔で確実に形成される。
尚、植付部2の上下動自動調整用の感知センサーは一般
に中央フロート22で感知する方法が採用されているた
め、溝成形部24を中央フロート22にに設けると、溝成形
部24による溝掘抵抗で正常な感知作用が損なわれ植付精
度が不安定となる不都合があるが、本考案では溝成形部
24を側部フロート23に設けてあるので、かかる不都合は
ない。
本実施例では乗用田植機について説明したが、本考案は
湛水土中直播機等の水田作業機にも採用し得る。
考案の効果 上記したように本考案は、植付部や播種部等作業部の左
右両側に設けた線引きマーカを作業姿勢と非作業姿勢と
に左右交互に切換えるようにした水田作業機において、
中央フロートの左右に配置した側部フロートに溝成形部
を作業状態と非作業状態とに切換自在に設けると共に、
溝成形部を線引きマーカの切換作動に連動して作業状態
と非作動状態とに切換わるべく溝成形部を線引きマーカ
に連繋させたから、植付時、機体をUターンさせて往復
作業する度毎に溝成形部をレバー等で左右交互に切換え
る煩雑な手動操作が不要となるうえ、操作忘れをなくす
ことができ、もって、植付と同時に田面に等間隔で確実
に排水用の溝を自動的に成形でき、田植え後の水管理を
的確、かつ容易に行うことができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は溝成形部の取付状態を示す側面図、第2図は要
部の作用説明図、第3図は本考案を装備した乗用田植機
の全体側面図、第4図は作業部の昇降操作機構と線引き
マーカの作動機構を示す拡大側面図、第5図(A)〜
(C)は線引きマーカ作動機構の詳細断面図である。 図中、1は本機、2は作業部、6,6aは線引きマーカ、22
は中央フロート、23は側部フロート、24は溝成形部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】植付部や播種部等作業部の左右両側に設け
    た線引きマーカを作業姿勢と非作業姿勢とに左右交互に
    切換えるようにした水田作業機において、中央フロート
    の左右に配置した側部フロートに溝成形部を作業状態と
    非作業状態とに切換自在に設けると共に、溝成形部を線
    引きマーカの切換作動に連動して作業状態と非作業状態
    とに切換わるべく溝成形部を線引きマーカに連繋させた
    ことを特徴とする水田作業機の排水溝成形装置。
JP1917888U 1988-02-16 1988-02-16 水田作業機の排水溝成形装置 Expired - Lifetime JPH071931Y2 (ja)

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JP1917888U JPH071931Y2 (ja) 1988-02-16 1988-02-16 水田作業機の排水溝成形装置

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JP1917888U JPH071931Y2 (ja) 1988-02-16 1988-02-16 水田作業機の排水溝成形装置

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Publication Number Publication Date
JPH01125013U JPH01125013U (ja) 1989-08-25
JPH071931Y2 true JPH071931Y2 (ja) 1995-01-25

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ID=31234460

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2555878Y2 (ja) * 1991-05-30 1997-11-26 株式会社クボタ 水田用溝切作業機

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JPH01125013U (ja) 1989-08-25

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