JP2555878Y2 - 水田用溝切作業機 - Google Patents

水田用溝切作業機

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JP2555878Y2
JP2555878Y2 JP1991039832U JP3983291U JP2555878Y2 JP 2555878 Y2 JP2555878 Y2 JP 2555878Y2 JP 1991039832 U JP1991039832 U JP 1991039832U JP 3983291 U JP3983291 U JP 3983291U JP 2555878 Y2 JP2555878 Y2 JP 2555878Y2
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JP
Japan
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groove
grooving
groove cutting
paddy fields
cutting machine
Prior art date
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Application number
JP1991039832U
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JPH04133105U (ja
Inventor
康男 石郷岡
幸治 竹中
幹夫 奥山
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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  • Fertilizing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、田植機の汎用性を高め
るために、田植機に着脱自在に取り付けることのできる
水田用溝切作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】田植作業に関連する作業として、圃場に
苗を植え付けた後、2〜3週間たってから圃場の水を一
旦抜き出してしまう水抜き作業が行われる。これは、生
育途中の苗に一時的に苛酷な条件を与えることで、逆境
に強い頑状な苗を育てようとするものであり、その水抜
きをスムースに行うために、圃場面に溝状の水路を形成
していた。この溝状の水路を形成するための作業は、従
来では、溝切り金具を取り付けた歩行型管理機によって
1条ずつ行っていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従って、従来において
は、泥面を歩行しながらの作業であったので、形成され
た溝を踏み崩さないように注意する必要もあって、作業
者にとって疲労し易い作業となるとともに、その作業に
多大の時間が費やされる等の欠点があった。
【0004】本考案は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、短時間でかつ楽に溝切作業ができるととも
に、良好に溝形成することのできる水田用溝切作業機の
提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案にかかる水田用溝
切作業機は、上記目的を達成するために、乗用機体の後
部に備えた昇降リンク機構に、苗植付装置に代えて着脱
自在に取り付けた作業装置連結部材に、前記乗用機体の
後車輪の車輪跡を溝状に成形することにより溝を形成す
る溝切り金具を取り付けてあることを特徴構成とする。
かかる特徴構成による作用・効果は、次の通りである。
【0006】
【作用】すなわち、田植機を構成する乗用機体に運転者
が搭乗した状態で乗用機体を走行させながら、圃場の溝
切作業を行える。そして、溝を形成する溝切り金具は、
後車輪によって掘られた車輪跡を溝状に成形することに
より溝を形成するものであるから、泥面に新たに溝を堀
り込むための動力を必要とせず、少ない動力で効率良く
溝を形成することができる。また、溝形成と同時に車輪
跡が掘り返されたままの凹凸面状態で圃場面に残るので
はなく、それが排水溝として残ることになるので、車輪
跡消しだけのための動力も必要なくなる。
【0007】
【考案の効果】したがって、本考案によれば、運転者は
溝切作業で圃場を歩く必要がなく、楽な作業となるとと
もに、溝も左右一対の後車輪の車輪跡に形成することで
2条づつ形成されるようになるので、従来に比べ、走行
距離も少なく、短時間の作業で済む。また、車輪跡を利
用して溝を形成するので、溝堀り動力を軽減し、少ない
動力で排水溝を形成することができるとともに、同時に
車輪跡消しの作用も生じることとなり、効率の良い溝切
作業を行うことができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に、乗用型田植機の後部に溝切り金具9を取
り付けた状態を示している。この乗用型田植機は、左右
一対の前車輪及び後車輪2,2を備えた乗用機体3に、
エンジン及び運転部等を搭載するとともに、乗用機体3
の後部に、苗植付装置を後端部に着脱自在に設ける昇降
リンク機構7を、油圧シリンダ8で昇降可能に備えて構
成される。
【0009】図1に示すように、昇降リンク機構7の後
端部の縦リンク部材7Aから苗植付装置を取り外して、
左右一対の溝切り金具9,9を着脱自在に設ける作業装
置連結部材10を、その縦リンク部材7Aのフックに係
止してロック固定している。作業装置連結部材10は、
縦リンク部材7Aの前記フックへの係止部とロック機構
とを備えるとともに、その後部に、左右一対の溝切り金
具9,9を着脱自在に設けるためのヒッチ部10Aを備
えている。図1乃至図3に示すように、溝切り金具9,
9と一体の支持棒部材9a,9aを把持した固定金具1
1,11は、ヒッチ部10Aに対する取り付け部を中央
に備えかつ左右方向に水平に配設されるバー部材12に
夫々外嵌固定されて、溝切り金具9,9の支持がなされ
ている。固定金具11,11は、図3に示すように、バ
ー部材12への固定位置を左右に変更可能にしており、
このため、溝切り金具9,9が夫々後車輪2,2の直後
方に位置するように設定してセットボルト13,13で
固定金具11,11を固定する。さらに、溝切り金具
9,9を高さ調節できるように、支持棒部材9a,9a
を固定金具11,11に上下移動可能に内嵌し、支持棒
部材9a,9aに形成されたラック14,14に、固定
金具11,11に枢着されたピニオンギア15,15を
歯合して、外部に露出させたピニオンギア15,15の
ピニオン軸15a,15aにハンドルを嵌め付けてこの
ハンドルを回動操作する構成にしている。溝切り金具
9,9を適宜な高さに設定した状態で固定するために、
支持棒部材9a,9aと固定金具11,11とを、セッ
トボルト又はロック機構で固定する。
【0010】溝切り金具9,9は、図2に示すように、
左右一対の溝切り板9A,9Aの後向きに開いたその相
対角度を調整できるように、両溝切り板9A,9Aをそ
の前端で縦軸心周りに枢着しかつ両者を互いに連結する
ターンバックル9Bで両溝切り板9A,9Aの間隔を変
更できる構造にしている。この調整により、任意の幅に
溝を形成できる。
【0011】図1に示すように、作業装置連結部材10
の上端部の第2ヒッチ10Bに、エンジン及びポンプの
セットからなる薬剤散布装置18と肥料タンク19とを
支持する支持フレーム20を着脱自在に取り付けてい
る。そして、この肥料タンク19に貯留された液状肥料
或いは粉粒状肥料を溝切り金具16での溝形成と同時に
その溝に施肥できるよう、後端に薬剤吐出用の開口を備
えたノズル管21,21を、図1、図2及び図4に示す
ように、溝切り金具16の左右の溝切り板16A,16
Aにおける外側面に設けているとともに、溝切り板16
A,16Aの内側に設けた前記ノズル管21,21の薬
剤供給口と前記ポンプとを薬剤供給管22,22で接続
している。従って、溝形成と同時に深層施肥又は側条施
肥を行えるものである。尚、肥料散布に代えて防除用薬
剤を散布するようにしても良い。
【0012】図2に示すように、左右一対の溝切り金具
9,9左右での中間に深層施肥用の回転ディスク23を
配設した構成にしており、この回転ディスク23によっ
て形成された深溝に薬剤散布装置18から肥料を供給す
るようにしている。
【0013】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の後部に苗植付装置に代えて取り付けた
水田用溝切り作業機を示す側面図
【図2】水田用溝切作業機を示す平面図
【図3】溝切り金具を示す縦断側面図
【図4】作業状態の溝切り金具を示す後面図
【符号の説明】 2 後車輪 3 乗用機体 7 昇降リンク機構 9 溝切り金具 10 作業装置連結部材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−245101(JP,A) 実開 平1−130605(JP,U) 実開 平1−63314(JP,U) 実開 平1−125013(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乗用機体(3)の後部に備えた昇降リン
    ク機構(7)に、苗植付装置に代えて着脱自在に取り付
    けた作業装置連結部材(10)に、前記乗用機体(3)
    の後車輪(2),(2)の車輪跡を溝状に成形すること
    により溝を形成する溝切り金具(9),(9)を取り付
    けてある水田用溝切作業機。
JP1991039832U 1991-05-30 1991-05-30 水田用溝切作業機 Expired - Lifetime JP2555878Y2 (ja)

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JPH04133105U JPH04133105U (ja) 1992-12-10
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0455459Y2 (ja) * 1987-05-30 1992-12-25
JPH071931Y2 (ja) * 1988-02-16 1995-01-25 三菱農機株式会社 水田作業機の排水溝成形装置
JPH01130605U (ja) * 1988-03-01 1989-09-05
JPH0775487B2 (ja) * 1989-03-18 1995-08-16 株式会社クボタ 施肥装置付き水田作業機

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