JPS6142564B2 - - Google Patents

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JPS6142564B2
JPS6142564B2 JP56055046A JP5504681A JPS6142564B2 JP S6142564 B2 JPS6142564 B2 JP S6142564B2 JP 56055046 A JP56055046 A JP 56055046A JP 5504681 A JP5504681 A JP 5504681A JP S6142564 B2 JPS6142564 B2 JP S6142564B2
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JP
Japan
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basket
hot water
coffee
container
grinding
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JP56055046A
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English (en)
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JPS57170213A (en
Inventor
Masahiro Koyama
Kenji Kinoshita
Hiroshi Matsuo
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP56055046A priority Critical patent/JPS57170213A/ja
Publication of JPS57170213A publication Critical patent/JPS57170213A/ja
Publication of JPS6142564B2 publication Critical patent/JPS6142564B2/ja
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  • Apparatus For Making Beverages (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、コーヒー豆等の原料を粉砕した後該
容器内でフイルター等を利用して給湯し、ろ過し
うるバスケツトと、豆以外の粉砕を要しないもの
例えば紅茶等ないしは粉砕されたコーヒー粉等を
ろ過しうる第2のバスケツト及び該両バスケツト
への給湯主段を備えた飲料製造機に関する。
例えば、風味豊かな美味しいコーヒー抽出の条
件は、〓コーヒー豆を挽いた後直ちに熱湯を注ぎ
ろ過する〓ことである。従つて、一般家庭で美味
しいコーヒーを得ようとすれば豆を粉砕するミル
機能と、粉砕後直ちに熱湯を給湯しうるドリツプ
機能を合わせもつことが必要である。
本発明は、この両機能を具備するとともに、コ
ーヒー以外の例えば、紅茶等の抽出が可能であ
り、近年の消費者し好の多様化に十分対応し、か
つその機能配置を合理的に行なつて軽量化、コン
パクト化を図ろうとするものである。
従来、コーヒー沸し器のミル機能とドリツプ機
能を合わせもつものとして、駆動モータを有し、
該モータにより回転する粉砕体と、豆を粉砕して
得られた粉を受けるフイルターとを有する容器内
に直接熱湯を供給する構成の器体と、豆粉砕室と
熱湯を供給し粉をろ過する容器を別体に配設した
構成でコーヒーを抽出する器体とがあつた。いず
れの場合にも、一長一短がありどちらも採用され
ている。
前者の、同一容器内で豆を粉砕し、同容器内に
豆粉砕後熱湯を供給し粉と熱湯を混合して、ろ過
する方法では、ろ過手段として目の細かくろ過効
果のすばらしい紙フイルターが使えないこと、
又、使うにしても規格化された市販フイルター形
状の一定化している形に合わせられない欠点があ
つた。従つて、網目状のネツトフイルターが採用
されている。
この方法であれば、フイルターメツシユの大き
さが紙フイルターよりだいぶ大きくなり、粉砕す
るコーヒー粉の粉砕粗度が大きくなるので、紙フ
イルターを使う場合に比べて所望のコーヒー濃度
を得る為にはより多くの豆を必要とする為、不経
済であること、反対に同量であれば濃度のうすい
アメリカンタイプの抽出液となるものであつた。
それにこの方法では、どうしても粉砕時間が長び
いた時等、細かい粗度のコーヒー粉が発生し、そ
れがフイルターメツシユの穴を通過して、コーヒ
ー収納カツプ内に入り、粉を含むコーヒー抽出液
になりやすい欠点がある。従つて、この場合は、
濁つたコーヒー液となり、又、収納カツプ内に溜
つたコーヒー液が目視され不快感を与えるもので
あり飲用時、口あたりがざらにつく欠点もあつ
た。
しかし、コーヒー抽出過程としては、同一容器
内で粉砕し、直後熱湯を供給する為、粉砕粉の移
しかえが不用という簡便さが重宝されると共に移
しかえの時間分だけコーヒー抽出迄の時間が短い
という有利点が大きい。しかし、使用後の後始末
については、容器内を洗い流す手間は生じる。
次に、前述した後者の豆粉砕室と粉ろ過容器が
併設されている場合は、豆粉砕室で一度豆を適度
の粗度に粉砕し、その後粉をろ過容器へ移しかえ
る手間を要し、使用性という点で、前者の利点が
欠点となるがろ過手段として市販されている紙フ
イルターが使用出来る。
従つて、前者に比べて粉砕したコーヒー粉から
十分な成分抽出が可能で経済的であり、同使用量
では濃度の濃いコーヒー抽出液が得られ、ろ過効
果が大きく澄んだコーヒー液となる。
使用後の後始末については、紙フイルターごと
すてれば良い有利点がある。
又、コーヒー以外の紅茶等の抽出条件として熱
湯と茶葉の滞溜時間を持ち、茶葉を所定時間熱湯
に浸漬し、茶葉成分を抽出する為には後者の方法
が最適である等の有利点もあつた。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので駆動
モータを有する器体を設け、該器体に駆動モータ
の回転に応じてコーヒー豆等の原料を粉砕する粉
砕体及びその粉砕された粉を受けるフイルターを
有するバスケツトと、これと近接して例えば市販
用フイルターを収納してなる略逆円錐型のバスケ
ツトとを各々設け、さらに、前記器体に貯水タン
ク及びこの貯水タンク内に供給された水を加熱す
る加熱部を有し、コーヒー粉及び、紅茶葉等を収
納するバスケツトいずれかに選択して注湯する給
湯装置とを備える構成とし、コーヒー抽出の使用
性の向上及び、ろ過手段の違いによる濃度差を生
じさせるようにして、味のバラエテイ化、さらに
は、コーヒー以外の紅茶等の抽出機能をもつ汎用
性を付加し、それらを同一器体内に合理的に配置
して、器体の軽量化、コンパクト化を図つた飲料
製造機を提供しようとするものであり、特に器体
を大形化する略逆円錐バスケツト形状に着眼して
改善し、コンパクト化を図ると共に、使い勝手の
改善を図ることを目的としたもので、以下、本発
明の実施例を説明する。
第1図は、本発明の一実施例の縦断面図であ
る。
1は器体容器であり、これは手で持ち運びしや
すい奥行き幅の略長円形をなす基台2に載置して
取付けられ、仕切板a,b,cで容器は区分けさ
れている。
3は、器体中央内部に器体仕切板cと基台上面
dとで構成する収納部に弾性体を有するゴム等に
より上下方向で狭持されてなる駆動モータで、仕
切板c底面に設けた挿入部fよりモータ回転軸4
が上方に延出している。
5は、粉砕体(例えばカツター)6を軸受部2
5で保持してなる粉砕バスケツトで、粉砕体6下
方の軸受部25と外方粉砕バスケツト5の外周壁
部g間に網目状フイルター7を配設してある。
8は、粉砕バスケツト5下方より装着する装着
台で粉砕バスケツト5に組込み底面開口部hを介
し前記駆動モータ回転軸4に上方より粉砕バスケ
ツト5を容器の内に着脱自在に載置することによ
り、粉砕体6下端の略円環状継手9が底面開口部
hを包囲してセツトされる。かくして駆動モータ
3の回転力は、継手9より粉砕体6に伝わる。
10は、粉砕バスケツト5上端部に載置され、
該バスケツト5内に粉砕体6を包んでなる粉砕バ
スケツト蓋で中央部に穴iを設けた熱湯拡散部j
を有する。
前述の装着台8底面は下降傾斜をなし、フイル
ター7を通つたコーヒー液は粉砕バスケツト5周
縁外に設けた注出口11に集まる。
12は、駆動モータ3に近接し、かつ側面に位
置するガラス容器で、ガラス蓋13とで構成され
る周縁部受口kが前記注出口11に対向して下方
に位置する。
14は、仕切板bを介して粉砕バスケツト5側
と区分され、かつ、ガラス容器12上方に位置し
て容器1にセツトされるろ過バスケツトで略円錐
形をなし内部に紙フイルター15を収納する構成
で底面に小穴を有し、上方周縁部mは、容器1
の内壁に係着してセツトしうるものである。ガラ
ス蓋13には、ろ過バスケツト小穴に対応する
受口nを有する。
26は、駆動モータ3に対しろ過バスケツト1
4の反対側に配設される貯水タンク、16は、基
台2内に保温板17を介して、ガラス容器12底
面に対応して取付けられた加熱体で、シーズヒー
ター18と加熱パイプ19を内包し、かつ、該加
熱パイプ19の一端は貯水タンク26底面に逆止
弁20を介して連結され、他端はバスケツト側に
位置する給湯装置に接続してなる。
21は、給湯装置の一部をなす給湯パイプで、
一端は水密に加熱パイプ19側に接続されると共
に、他端開口端pは、回転自在なアーム構造と
し、この開口端pは、粉砕バスケツト上蓋10の
熱湯拡散部jと対応すると共に、反対側ろ過バス
ケツト14上部にも回転して位置しうる。
22は、容器1上端開口部の粉砕バスケツト5
及びろ過バスケツト14側を包う容器上蓋、23
は貯水タンク蓋である。なお、加熱体16の外底
部には温度制御用のサーモスタツト24が配置さ
れている。さて、電気回路につき第2図にて説明
する。
31及び32は、例えば100Vの単相交流電源
に接続された電源端子、33は電源スイツチ、3
4は操作部としての切換えスイツチで可動接片
T1及び固定接片T2,T3を有する。
35は安全スイツチで、これは、容器1におけ
る例えば、粉砕バスケツト5を組込み、上蓋22
を確実に閉じた時に、閉成するようになつてい
る。而して、電源端子31,32間には電源スイ
ツチ33、切換スイツチ34の接片T1,T2、駆
動モータ3及び安全スイツチ35の直列回路が接
続されており、さらに、前記切換スイツチ34の
固定接片T3はシーズヒーター18及びサーモス
タツト24を直列に介して、安全スイツチ35と
電源端子32との共通接続点に接続されている。
更に詳しくバスケツト形状及び給湯構成について
述べる。
両バスケツト14,5への供給は、バスケツト
上方からの滴下手段とし、その方法は、加熱パイ
プ19からの昇水パイプ27に防水パツキン等を
介して水密に取付けられ、かつ該パイプ部を軸と
して他方回転自在な給湯パイプ21を嵌着してい
る。両バスケツトへの給湯方式として、両バスケ
ツトへの2水路をあらかじめ設けておき、どちら
か一方を選定可能な切替えレバー等で選定して開
口する方法等も考えられるが、その為には、2水
路の取付け台及び開閉弁等、構成の複雑化、部品
点数の増加及び耐久性、信頼性等の確認加えてサ
ービス補修上の難しさがあり、バスケツト上方よ
り供給する方法が上蓋22を開いて行なえる為誤
操作がなく確実で両バスケツト上部空間を複雑化
することなく、又両バスケツトの器体への設置を
難しくすることなく回転自在な給湯パイプ21と
して上部空間を有効に使用している。又、ろ過バ
スケツト14の上部開口径は4〜6カツプ市販用
紙フイルターを採用すれば、必然的に決まり約
110φmm(1×2のフイルター)になる一方、粉
砕バスケツト5の径は、羽根カツターの粉砕体を
設けて所定挽き加減を得るには粗度バラツキ、モ
ータ回転数から実験的に設定しても約80φmmであ
る(第3図)。
従つて、この両バスケツト5,14間に昇水パ
イプ27を通し、給湯パイプ21を取付けて長手
方向に小形化をなす為には、両バスケツト5,1
4の中心線上を逃し、かつ径の大きいろ過バスケ
ツト最大径内にその昇水パイプ27を位置させる
方が良い。加えて長手方向に小形化を図ろうとす
ればろ過バスケツト14の上周縁径が最大の問題
点である。つまり第3図で判別出来る如く、駆動
モータ3に近接するガラス容器12は、粉砕バス
ケツト5の中心にあるモータ3の外径(約60φぐ
らい)近く迄位置させることが出来る。しかし、
その上方にあるバスケツト14は、粉砕バスケツ
ト5間との距離を市販紙フイルターの規定品に限
定されて小形化出来ないと考えられているが、本
発明では、第3図ロ及びハの如く、長円形底部の
長辺部Qを容器1に平行<奥行方向と平行>に配
設し、かつ本体側開口上周縁部をカツトSして長
手方向への小形化を図つている。
市販フイルター15は第4図の如く、略扇形ろ
紙のミシン目円内側に折り曲げ、底辺ミシン目R
をろ過バスケツト14底面長手方向に合わせてセ
ツトする。この為、ミシン目部分の腰は強く、例
えば本発明とは別な直角方向で前記カツト部Sを
設ければ、該カツト部Sにろ紙がおされた感じで
バスケツト14形状にそわず本仕様でのコーヒー
粉と熱湯のろ過性能が不十分となる問題があつ
た。
従つて本発明は紙フイルター15のミシン目を
さけてカツト部Sを設けている。この形であれば
ろ紙はカツト部Sを含む全形状に沿つた形でコー
ヒー粉を収容して納まる。又、実際のろ過性能と
して通常4〜6カツプ用であれば(1×2)の紙
フイルター15の高さの半分ぐらいの粉収容量な
ので、ろ過性能を阻害することはない。かくして
給湯方法を含め、ろ過バスケツト14の形状を市
販フイルターに合わせながらかつろ過性能を阻害
することなく器体のコンパクト化を図つている。
又カツト部Sはろ過バスケツト14の器体1への
差込みにおいて、前方に有つて器体1への当り部
分となる為差し込みへの安定性及びガタツキ防止
を果している。さらには、本発明の様な受口kと
nが2つある構成では受口k,nとバスケツトと
の排出口とのセンター合わせが重要である。
本発明の構成のようにコンパクト化を図らない
場合は、ガラス容器12の基台の内保温板17へ
の載置に際し、その受口kとnの両バスケツト排
出口とのセンター穴合わせが必要であり操作が面
倒であると共に合わないと抽出液がガラス容器1
2内には入らないもしくはガラス蓋13を汚すな
ど使い勝手が悪かつた。しかしコンパクト化を図
り、ろ過バスケツト14とガラス容器12を載置
する保温板17とのセンターが合う本発明によれ
ば基台へ載置するだけでガラス蓋13センターに
設けた受口bが常にバスケツト小穴と一致する
為、穴合わせに気を使うのは受口kと注出口11
だけとなり、使い勝手が改善されている。
なお、ガラス容器12の基台2への載置のしや
すさからガラス容器12底部と基台の保温板17
部とにスキマ(ガタ)を有する構成であれば尚さ
ら、この利点が生かされるものである。
次に、本実施例の作用につき述べる。コーヒー
豆を粉砕してコーヒー液を抽出する場合、(コー
ヒー粉の移しかえを行なうことなく一貫して粉砕
から抽出を行なう場合)まず、貯水タンク26内
に所定量の水を供給し、粉砕バスケツト5内に原
料たるコーヒー豆を投入し、装着台8を組込んだ
粉砕バスケツト5に蓋10を載置し、粉砕体6の
略円環状継手を駆動モータ3の回転軸に嵌まり合
うようにして容器1内にセツトし、かつ給湯パイ
プ21開口端pは熱拡散部jに対向してセツト
し、上蓋22を閉じる。而して、安全スイツチ3
5が閉成される。さらに、蓋13をセツトしたガ
ラス容器12を保温板17上に載置することで、
ガラス容器12の受口kは前記粉砕バスケツト5
の注出口11に対向して臨む。そこで、電源スイ
ツチ33を閉成し、さらに、操作部の切換スイツ
チ34の接片T1−T2間を閉成させると駆動モー
タ3が通電され、その回転軸4の回転は継手9を
介して粉砕体6に伝達される。
そして、粉砕体6の回転により粉砕バスケツト
5内のコーヒー豆は粉砕され、適度な粗さに挽か
れてコーヒー粉となる。その後、コーヒー豆全部
が適度な粗さに挽かれた時点において、切換スイ
ツチ34の接片T1−T3を閉成させると、接片T1
−T2間の開放により駆動モータ3が断電されて
回転を停止し、接片T1−T3間の閉成により加熱
体16内のシーズヒーター18が通電されて発熱
し、加熱パイプ19内の水を加熱する。従つて、
水は加熱パイプ19内で沸騰し、その沸騰水即
ち、熱湯は、給湯パイプ21側へ上昇し、該パイ
プ開口端pより粉砕バスケツト蓋10に向つて滴
下し、さらに熱湯拡散部jによつて拡散され、穴
iよりバスケツト5内コーヒー粉に滴下すること
により湯がコーヒー粉内を通過してフイルター7
を通過する間にコーヒー成分を抽出し、注出口1
1を介してコーヒー液がガラス容器12内に留ま
る。なお、シーズヒーター18が発熱すると保温
板17を介してガラス容器12下面も加熱され
る。
又、加熱パイプ19内で水が加熱されて沸騰す
ると、この沸騰水は、貯水タンク26側へ逆流し
ようとするが、これは逆止弁20が閉じることに
より阻止される。なお加熱パイプ19内への水の
補給は加熱パイプ19内の熱湯が沸騰圧により給
湯パイプ21側へ送り出される作用に基づき加熱
パイプ19内が負圧となることにより逆止弁20
が開放して、貯水タンク26内の水が加熱パイプ
19内へ補給されるようになり、以下同様にし
て、貯水タンク26内の水は連続して給湯パイプ
21を経てすべて粉砕バスケツト5内に熱湯とし
て供給され、フイルター7を通りコーヒー液とし
て注出口11よりガラス容器12内に納まる。
又、抽出されたコーヒー液は、ガラス容器12を
保温板17上に載置している限り加熱体16から
の電源を受け、サーモスタツト24により適宜の
温度に保温される。
次に、第2のろ過バスケツト14を使う場合に
ついて説明する。これは粉砕バスケツト5内でコ
ーヒー豆を粉砕した後コーヒー粉を一度取り出し
て、第2のろ過バスケツト14に移しかえるもの
である。容器1に所定の水とコーヒー豆を入れ、
適度の粗さにコーヒー豆を粉砕する迄は前述と同
じである。豆粉砕後、電源スイツチ33を断ち、
切換スイツチ34の接片T1−T3を閉成し、上蓋
22を開けることで駆動モータ3は断電されて回
転が停止する。その後粉砕バスケツト5内のコー
ヒー粉を紙フイルター15をセツトしたろ過バス
ケツト14に移しかえる。この工程が前述の抽出
手段と比べて操作性の悪い点である。
この後、給湯パイプ開口端pをろ過バスケツト
14側へ位置させてセツトし、上蓋22を閉じ
る。次いで、電源スイツチ33を閉成すればシー
ズヒーター18が通電されて発熱し、加熱パイプ
19内の水を加熱する。以下、工程は前述抽出方
法に同じである。ただし、給湯パイプ21より吐
出する熱湯はろ過バスケツト14内にあるコーヒ
ー粉上に滴下し、バスケツト小穴を経て受口n
よりガラス容器12内に溜まることが異なる。上
記手段であれば、一度コーヒー粉の移しかえの手
間はあるが、コーヒー粉と熱湯のろ過が紙フイル
ター15で行なわれる為、前述の如くコーヒー粉
と熱湯の分離がよく澄んだ美味しいコーヒー液と
なる。又、使用後の後始末でも、紙フイルター1
5ごと使用済みコーヒー粉を排出するだけで良い
便利さがある。加えて、使用者がコーヒー抽出
を、買つてきたコーヒー粉で行なう場合も使い勝
手としてあるがこの場合は、粉砕する必要はなく
直接ろ過バスケツト14内に納めてドリツプすれ
ば良い。
次にコーヒー以外の紅茶等を抽出する場合を述
べる。紅茶抽出の条件としては、熱湯中に茶葉を
3〜4分程浸漬しなければ紅茶の成分、香り、色
を十分漬出出来ないと言われる。実際、粉砕バス
ケツト5内に紅茶の葉を入れてから、電源スイツ
チ33を閉じ、切換スイツチ34の接片T1−T3
を閉成させてドリツプすれば熱湯がバスケツト5
内に溜まらず、紅茶の葉の熱湯への浸漬がなく、
うすい香りの少ない紅茶しか抽出出来ない。従つ
て、粉砕バスケツト5を使う同一構成だけではコ
ーヒーと紅茶等抽出の共用は不可能であつた。
しかし、本発明は、第2のろ過バスケツト14
で紅茶等を抽出すれば、バスケツトの小穴径を
適当に設定することで十分対処出来る。つまり、
バスケツト14内での熱湯と紅茶等茶葉との浸漬
時間を十分とることにより、紅茶等成分抽出<香
り、色、味>が十分に行なえるものである。
紅茶抽出の操作については、第2のろ過バスケ
ツトに必要量のみ入れ、貯水タンク26に所定の
水量を入れ給湯パイプ先端pを第2のろ過バスケ
ツト14側へ回転して位置させ、電源スイツチ3
3を閉成し、さらに切換スイツチ34の接片T1
−T3を閉成されればシーズヒーター18が通電
されて発熱し、貯水タンク26内の水が加熱され
給湯パイプ21を通りろ過バスケツト14内へ注
湯される。必要時間滞溜しうるように設定された
ろ過バスケツト14内で熱湯中に紅茶葉等が浸漬
され、十分茶葉成分が抽出され、香り、色、成分
を析出して下面小穴よりガラス容器12内に溜
まる。
次に、配置について説明する。粉砕体を有する
粉砕バスケツトと紙フイルターを収納するろ過バ
スケツトとを配置し選択して、いずれのバスケツ
トへも注湯可能な様にバスケツトを併設して設け
ると共に給湯構成は両バスケツト間を通り、両バ
スケツト上方から注湯する方法で、複雑化するこ
とのない一端装着の他方回転アームの給湯パイプ
を両バスケツト直上に位置させている。ガラス容
器は、駆動モータに近接し、かつろ過バスケツト
下方に有り、ガラス容器受口が前記粉砕バスケツ
ト周縁部に設けた注出口近傍(直下)まで位置さ
せる迄近づけ、他方受口もろ過バスケツト下方直
下迄近づけた、各々が圧縮された形で同一平面内
に配置して、抽出構成の簡素化、コンパクト化を
図ると共に、貯水タンクは駆動モータに対しろ過
バスケツトの反対側に配設してその奥行は手で持
ち運び出来る寸法の長手方向にのびた形で、か
つ、注水しやすい位置で、貯水タンク及びタンク
蓋も豆粉砕部及び粉ろ過バスケツト部と分離して
ある為、貯水タンク内への粉の混入を阻止しうる
構成をなしている。
以上のように、本発明は、種々構成での器体の
複雑化、肥大化を阻止してコンパクト化、小形化
をなす構成で同一器体内により多くの飲料抽出機
能を具備し、使用者の選択意思で自由にその使い
勝手とその抽出のおもしろさを十分楽しめる器体
を提供するものであるが、以下に本発明の特徴及
び効果を列挙すると、本発明は、2つのバスケツ
トを有し、かつその排水口に対向する2つの受口
をもつガラス容器を有した構成で確実に抽出液を
受け、かつその操作性を改善すると共に器体へ装
着するろ過バスケツトの設置の安定性を図ると共
にそれらを含む1つの器体として、 構成的にコンパクト化を図ることができる。
操作性を考慮し、抽出時間迄の簡便性と使用後
の清掃性のいずれかを選択して抽出が可能であ
る。
同量のコーヒー使用量では、濃度の薄い抽出と
濃い抽出機能が可能である。
紅茶等の茶葉の抽出が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例の縦断面図、第2
図は、その電気回路図、第3図は、本発明の給湯
構成の平面図、第4図は、市販ろ紙の折り曲げ方
図である。 1……器体容器、2……基台、3……駆動モー
タ、5……粉砕バスケツト、6……粉砕体、7…
…フイルター、8……装着台、10……粉砕バス
ケツト蓋、11……注出口、12……ガラス容
器、13……ガラス蓋、14……ろ過バスケツ
ト、15……紙フイルター、16……加熱体、1
7……保温板、18……シーズヒーター、19…
…加熱パイプ、20……逆止弁、21……給湯パ
イプ、22……容器上蓋、23……貯水タンク
蓋、24……サーモスタツト、a,b,c……仕
切板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 貯水タンク部を有する器体に駆動モータを収
    納し、かつ、駆動モータの回転によつてコーヒー
    豆等の原料を粉砕する粉砕体及び粉砕された原料
    を受けるフイルターとを有するバスケツトと、該
    バスケツトに併設して長円底面を有する上部開口
    の略円錐形状で該長円底面の長辺部を本体側に平
    行に取付け、かつ長辺部に平行に本体側上部円縁
    部をカツトした形状をなして本体に装着自在なろ
    過バスケツトと、駆動モータに近接し両バスケツ
    ト下方に対向するガラス容器と、前記貯水タンク
    部を加熱する加熱部とを有し、該加熱部によつて
    加熱された熱湯を両バスケツト上部より注湯する
    給湯装置を備えてなる飲料製造機。
JP56055046A 1981-04-14 1981-04-14 Beverage maker Granted JPS57170213A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP56055046A JPS57170213A (en) 1981-04-14 1981-04-14 Beverage maker

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