JPS6142069B2 - - Google Patents
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- JPS6142069B2 JPS6142069B2 JP54123275A JP12327579A JPS6142069B2 JP S6142069 B2 JPS6142069 B2 JP S6142069B2 JP 54123275 A JP54123275 A JP 54123275A JP 12327579 A JP12327579 A JP 12327579A JP S6142069 B2 JPS6142069 B2 JP S6142069B2
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- 238000010276 construction Methods 0.000 claims description 26
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- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
- Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、各種形状のカルバート等を構築する
ための移動型枠工法に関するものである。
ための移動型枠工法に関するものである。
近年、地下道、坑道等の各種カルバートや高架
構造物、建築の躯体等を構築するために、種々の
型枠工法が開発されてきており、これに使用され
る型枠も大型移動式のものが取入れられるように
なつてきた。しかし、この工法に使用されている
従来の移動型枠装置は、施工して構築物の内部よ
り型枠を取り除くために、その高さを昇降させた
り、側壁縦バタを内向に傾動させるようにはして
いるが、装置に架設した上面のせき板は、その巾
が長手方向において変化せず、型枠の縮少は全長
にわたつて一体的に行なわれるようになつている
ため、例えば曲線部を有するカルバートや途中で
折れ曲つた複雑な形状のカルバート等を構築する
場合には、構築物内より移動型枠装置をスムーズ
に引き出すことが困難であり、特に折れ角や曲り
の度合が大きい場合には、長尺の移動型枠装置を
使用することは不可能であるため、短尺の装置を
数多く接続して使用するか、或は移動型枠を使用
しないで一般的な型枠組みをしなければならず、
従つて施工が極めて面倒となり、工費が増大し工
期が長期化する等の欠点があつた。又、従来の移
動型枠装置においては、その巾の調節が装置の全
長にわたつて一体的にしか行ないえないため、例
えば、巾が順次変化するラツパ状直線、曲線の部
分や、巾が段階状に変化する部分等を有するカル
バート等の構築には使用することができない等、
多くの欠点があつた。
構造物、建築の躯体等を構築するために、種々の
型枠工法が開発されてきており、これに使用され
る型枠も大型移動式のものが取入れられるように
なつてきた。しかし、この工法に使用されている
従来の移動型枠装置は、施工して構築物の内部よ
り型枠を取り除くために、その高さを昇降させた
り、側壁縦バタを内向に傾動させるようにはして
いるが、装置に架設した上面のせき板は、その巾
が長手方向において変化せず、型枠の縮少は全長
にわたつて一体的に行なわれるようになつている
ため、例えば曲線部を有するカルバートや途中で
折れ曲つた複雑な形状のカルバート等を構築する
場合には、構築物内より移動型枠装置をスムーズ
に引き出すことが困難であり、特に折れ角や曲り
の度合が大きい場合には、長尺の移動型枠装置を
使用することは不可能であるため、短尺の装置を
数多く接続して使用するか、或は移動型枠を使用
しないで一般的な型枠組みをしなければならず、
従つて施工が極めて面倒となり、工費が増大し工
期が長期化する等の欠点があつた。又、従来の移
動型枠装置においては、その巾の調節が装置の全
長にわたつて一体的にしか行ないえないため、例
えば、巾が順次変化するラツパ状直線、曲線の部
分や、巾が段階状に変化する部分等を有するカル
バート等の構築には使用することができない等、
多くの欠点があつた。
本発明は上記従来の欠点に鑑み提案されたもの
であつて、長手方向に対するせき板の巾を任意に
調節しうるようにした移動型枠装置を用いて施工
するようにした点に特徴があり、巾等の変化する
複雑な形状のカルバート等を、容易かつ短期間に
構築することができる、移動型枠工法を提供せん
とするものである。
であつて、長手方向に対するせき板の巾を任意に
調節しうるようにした移動型枠装置を用いて施工
するようにした点に特徴があり、巾等の変化する
複雑な形状のカルバート等を、容易かつ短期間に
構築することができる、移動型枠工法を提供せん
とするものである。
以下、本発明を図に示す実施例に基づいて具体
的に説明する。
的に説明する。
第1図は本発明の移動型枠工法によりカルバー
トを構築する状態を示した正面図であり、第2図
は本発明工法に使用する移動型枠装置の平面図、
第3図は構築したカルバート内より移動型枠装置
を脱型するときの要領を示す正面図で、まず本発
明工法に使用する移動型枠装置について説明する
と、1は箱型に枠組みされた支持枠体で、カルバ
ート2を構築する床面3上に施設された軌条4に
沿つて走行装置である車輪5により走行移動しう
るようになつている。又、支持体1の脚部には、
ネジ式或は油圧式等の昇降装置6が設けられてお
り、昇降装置6を操作することによつて、主枠体
1を矢印で示すように任意に昇降させることがで
きる。
トを構築する状態を示した正面図であり、第2図
は本発明工法に使用する移動型枠装置の平面図、
第3図は構築したカルバート内より移動型枠装置
を脱型するときの要領を示す正面図で、まず本発
明工法に使用する移動型枠装置について説明する
と、1は箱型に枠組みされた支持枠体で、カルバ
ート2を構築する床面3上に施設された軌条4に
沿つて走行装置である車輪5により走行移動しう
るようになつている。又、支持体1の脚部には、
ネジ式或は油圧式等の昇降装置6が設けられてお
り、昇降装置6を操作することによつて、主枠体
1を矢印で示すように任意に昇降させることがで
きる。
又、7は主枠体1の上面に縦桁8を介して配設
されたスラブ梁で、第2図に示すように、支持枠
体1の巾方向即ち移動方向と略直角をなすよう
に、所定間隔をおいて複数個設けられている。そ
して、このスラブ梁7はその長手方向に伸縮自在
に構成されている。即ち、スラブ梁7は、長手方
向にスライド溝10を設けた本体7aと、この本
体7aの両端部からそのスライド溝10内に挿入
して設けられた伸縮材9とからなつており、この
伸縮材9は当金11によつて上下面の位置規制が
行なわれていると共に、本体7aと伸縮材9と
は、ターンバツクル或はシリンー等の伸縮装置1
2により連結され、伸縮装置を操作することによ
り、矢印で示すように伸縮材9を本体に出入させ
て、スラブ梁7をその長手方向に任意に伸縮させ
ることができるようにしている。また、スラブ梁
7の伸縮自在の構成は前記の手段に限らず、例え
ば第4図のように、スラブ梁7を分割して左右の
連結梁7′,7″とし、これをそれぞれに伸縮装置
12によつて左右に移動させるようにしてもよ
い。
されたスラブ梁で、第2図に示すように、支持枠
体1の巾方向即ち移動方向と略直角をなすよう
に、所定間隔をおいて複数個設けられている。そ
して、このスラブ梁7はその長手方向に伸縮自在
に構成されている。即ち、スラブ梁7は、長手方
向にスライド溝10を設けた本体7aと、この本
体7aの両端部からそのスライド溝10内に挿入
して設けられた伸縮材9とからなつており、この
伸縮材9は当金11によつて上下面の位置規制が
行なわれていると共に、本体7aと伸縮材9と
は、ターンバツクル或はシリンー等の伸縮装置1
2により連結され、伸縮装置を操作することによ
り、矢印で示すように伸縮材9を本体に出入させ
て、スラブ梁7をその長手方向に任意に伸縮させ
ることができるようにしている。また、スラブ梁
7の伸縮自在の構成は前記の手段に限らず、例え
ば第4図のように、スラブ梁7を分割して左右の
連結梁7′,7″とし、これをそれぞれに伸縮装置
12によつて左右に移動させるようにしてもよ
い。
そして、スラブ梁7の両端部には、側壁縦バタ
13の上端部がピン14により枢支されていると
共に、側壁縦バタ13の下部適所は支持枠体1と
ターンバツクル或はシリンダー等の伸縮装置12
によつて連結されており、伸縮装置12を操作す
ることにより、各側壁縦バタ13は各々ピン14
を軸として第3図に矢印で示すように、任意に傾
動できるようになつている。なお、側壁縦バタ1
3は、スラブ梁7のすべてに設けられている必要
はなく、例えば1本おきとか2本おき等のよう
に、必要な個所のスラブ梁7に設けるようにして
もよい。
13の上端部がピン14により枢支されていると
共に、側壁縦バタ13の下部適所は支持枠体1と
ターンバツクル或はシリンダー等の伸縮装置12
によつて連結されており、伸縮装置12を操作す
ることにより、各側壁縦バタ13は各々ピン14
を軸として第3図に矢印で示すように、任意に傾
動できるようになつている。なお、側壁縦バタ1
3は、スラブ梁7のすべてに設けられている必要
はなく、例えば1本おきとか2本おき等のよう
に、必要な個所のスラブ梁7に設けるようにして
もよい。
又、第5図はスラブ梁7と側壁縦バタ13との
連結手段の他の例を示したもので、スラブ梁7の
両端部に設けた横長孔21に対して、側壁縦バタ
13の上端部に設けたピン14′が摺動自在に係
合されており、伸縮装置12を操作することによ
つて、側壁縦バタ13は左右に移動されるように
してある。このような構成とすれば、スラブ梁7
は側壁縦バタ13に対してその長さが実質的に伸
縮自在なものとなる。
連結手段の他の例を示したもので、スラブ梁7の
両端部に設けた横長孔21に対して、側壁縦バタ
13の上端部に設けたピン14′が摺動自在に係
合されており、伸縮装置12を操作することによ
つて、側壁縦バタ13は左右に移動されるように
してある。このような構成とすれば、スラブ梁7
は側壁縦バタ13に対してその長さが実質的に伸
縮自在なものとなる。
なお、15は床面3上に別途配設される下部型
枠補助材であるが、下部型枠補助材15の上端面
と、これに当接する側壁縦バタ13の下端面と
は、図示のように内向きに所定角度だけ傾斜して
切り落されており、側壁縦バタ13を内側に傾倒
させる際に、その下端面が下部型枠補助材15の
上端面からスムーズに離脱しうるようにしてあ
る。
枠補助材であるが、下部型枠補助材15の上端面
と、これに当接する側壁縦バタ13の下端面と
は、図示のように内向きに所定角度だけ傾斜して
切り落されており、側壁縦バタ13を内側に傾倒
させる際に、その下端面が下部型枠補助材15の
上端面からスムーズに離脱しうるようにしてあ
る。
次に、16は側壁縦バタ13の外側面に配設さ
れた側壁せき板で、同様に下部型枠補助材15の
外側面にも補助側壁せき板17が配設されてい
る。又、18はスラブせき板で、第2図に示すよ
うに、スラブ梁7の上面に、平面方形状をなすよ
うに架設されていると共に、スラブせき板18
は、スラブ梁7の伸縮調節後、各スラブ梁7に固
定されることにより、装置の枠組は強固な剛体と
して形成されることになる。そして、スラブせき
板18と側壁せき板16との間には、スラブ梁7
の伸縮に応じて形成された間隙形状に適合して形
成した調節せき板19が配置されて、スラブ梁7
の上面に取付けられるようになつている。
れた側壁せき板で、同様に下部型枠補助材15の
外側面にも補助側壁せき板17が配設されてい
る。又、18はスラブせき板で、第2図に示すよ
うに、スラブ梁7の上面に、平面方形状をなすよ
うに架設されていると共に、スラブせき板18
は、スラブ梁7の伸縮調節後、各スラブ梁7に固
定されることにより、装置の枠組は強固な剛体と
して形成されることになる。そして、スラブせき
板18と側壁せき板16との間には、スラブ梁7
の伸縮に応じて形成された間隙形状に適合して形
成した調節せき板19が配置されて、スラブ梁7
の上面に取付けられるようになつている。
本発明の工法を実施するには、上記した移動型
枠装置の1台だけを使用して施工を繰返してもよ
いが、施工を一層能率的に行なうには、2台の装
置を使用し、一方の装置における打設コンクリー
トの養生期間を利用して、他方の装置の設置を行
なうようにするのがよい。
枠装置の1台だけを使用して施工を繰返してもよ
いが、施工を一層能率的に行なうには、2台の装
置を使用し、一方の装置における打設コンクリー
トの養生期間を利用して、他方の装置の設置を行
なうようにするのがよい。
そこで、本発明工法の実施例としては、2台の
移動型枠装置A1,A2を用いて、例えば平面が曲
線状に形成されるカルバートを構築する場合につ
いて説明すると、第6図に示すように、床面3上
に軌条4を敷設し、この上にまず一方の移動型枠
装置A1を組付け、これを所定位置に設定したの
ち、昇降装置6を操作して支持枠体1を所定の高
さにセツトすると共に、各スラブ梁7を伸縮させ
て側壁縦バタ13の位置を調節し、側壁せき板1
6が所定の曲率に適合するようにさせる。例え
ば、第2図に示すように、各スラブ梁7の伸縮材
9を出し入れしてスラブ梁7の両側への張り出し
長さを調節し、同図の上側面は凸状に、下側面は
凹状になるように調節させればよい。この場合、
スラブせき板18は、スラブ梁7の伸縮には影響
されないような所定の巾寸法をもつて架設されて
いるので、スラブせき板18と側壁せき板16と
の間には間隙部分が形成されるので、その間隔部
分へは、その平面形状の凸形及び凹形に適合する
ような調節せき板19を別途作製して架設してや
るのである。この調節用せき板19は、構築物の
曲率や折り角等の形状によつて、その都度適合し
たものを取替えて使用することになるが、これは
他のスラブせき板18や側壁せき板16に比べれ
ば、はるかに面積も小さいため、軽量で安価にで
き、取換え作業や運搬も極めて容易である。
移動型枠装置A1,A2を用いて、例えば平面が曲
線状に形成されるカルバートを構築する場合につ
いて説明すると、第6図に示すように、床面3上
に軌条4を敷設し、この上にまず一方の移動型枠
装置A1を組付け、これを所定位置に設定したの
ち、昇降装置6を操作して支持枠体1を所定の高
さにセツトすると共に、各スラブ梁7を伸縮させ
て側壁縦バタ13の位置を調節し、側壁せき板1
6が所定の曲率に適合するようにさせる。例え
ば、第2図に示すように、各スラブ梁7の伸縮材
9を出し入れしてスラブ梁7の両側への張り出し
長さを調節し、同図の上側面は凸状に、下側面は
凹状になるように調節させればよい。この場合、
スラブせき板18は、スラブ梁7の伸縮には影響
されないような所定の巾寸法をもつて架設されて
いるので、スラブせき板18と側壁せき板16と
の間には間隙部分が形成されるので、その間隔部
分へは、その平面形状の凸形及び凹形に適合する
ような調節せき板19を別途作製して架設してや
るのである。この調節用せき板19は、構築物の
曲率や折り角等の形状によつて、その都度適合し
たものを取替えて使用することになるが、これは
他のスラブせき板18や側壁せき板16に比べれ
ば、はるかに面積も小さいため、軽量で安価にで
き、取換え作業や運搬も極めて容易である。
装置A1のセツトを完了すれば、外側型枠(図
示を略す)との間にコンクリートを打設し、続い
て、装置A1に隣接して次の装置A2をセツトし、
同様にコンクリートを打設する。なお、施工の当
初においては、2台の装置A1,A2を略同時にセ
ツトするようにしてもよい。
示を略す)との間にコンクリートを打設し、続い
て、装置A1に隣接して次の装置A2をセツトし、
同様にコンクリートを打設する。なお、施工の当
初においては、2台の装置A1,A2を略同時にセ
ツトするようにしてもよい。
このように、2台の装置A1とA2とのセツトを
順次行なえば、次の装置A2のセツト作業中に装
置A1による打設コンクリートは硬化することに
なるから、この装置A1は、第3図に示すよう
に、側壁縦バタ13を伸縮装置12を操作して内
側に傾動させると共に、昇降装置を操作して支持
枠体1を下降して脱型し、装置A1を総体に縮少
させたのち、これを矢印方向に引き出す。この引
き出された装置A1は、再び装置A2の前方A1′に運
んで所要位置に設置し、このような作業を反覆さ
せることにより、構築物は逐次延長されてゆくの
である。
順次行なえば、次の装置A2のセツト作業中に装
置A1による打設コンクリートは硬化することに
なるから、この装置A1は、第3図に示すよう
に、側壁縦バタ13を伸縮装置12を操作して内
側に傾動させると共に、昇降装置を操作して支持
枠体1を下降して脱型し、装置A1を総体に縮少
させたのち、これを矢印方向に引き出す。この引
き出された装置A1は、再び装置A2の前方A1′に運
んで所要位置に設置し、このような作業を反覆さ
せることにより、構築物は逐次延長されてゆくの
である。
なお、構築物の曲り部の曲率が大きい場合に
は、上記のような装置の縮少程度では、装置
A1,A2を引き出しにくいが、この場合は、調節
せき板19を取り外してスラブ梁7を縮少させて
やることにより、装置A1,A2はその巾を充分小
さくできるので、容易に引き出すことができる。
は、上記のような装置の縮少程度では、装置
A1,A2を引き出しにくいが、この場合は、調節
せき板19を取り外してスラブ梁7を縮少させて
やることにより、装置A1,A2はその巾を充分小
さくできるので、容易に引き出すことができる。
第7図は、前記した移動型枠装置を用いて実施
できる各種の形状の構築物の中、カルバートの各
種の平面形状を例示したもので、図中イは屈折し
たもの、ロは曲線状のもの、ハは巾違いとなつた
もの、ニはラツパ状のもの、ホは段付巾違いとな
つたもの、ヘはラツパ状曲線で形成されたもの、
を各々示しており、いずれの形状のものであつて
も、各スラブ梁を必要に応じて各々適宜伸縮調節
させることにより、構築が可能であり、又、施工
を終えたカルバート等の構築物内からも同様にし
て簡単に引き出し撤去することができる。
できる各種の形状の構築物の中、カルバートの各
種の平面形状を例示したもので、図中イは屈折し
たもの、ロは曲線状のもの、ハは巾違いとなつた
もの、ニはラツパ状のもの、ホは段付巾違いとな
つたもの、ヘはラツパ状曲線で形成されたもの、
を各々示しており、いずれの形状のものであつて
も、各スラブ梁を必要に応じて各々適宜伸縮調節
させることにより、構築が可能であり、又、施工
を終えたカルバート等の構築物内からも同様にし
て簡単に引き出し撤去することができる。
なお、側壁せき板16は、構築物の形状によつ
ては大きく曲げられたり段付に形成される場合も
あるが、このような場合には、長手方向に短かく
形成した側壁せき板16を使用し、これを側壁縦
バタ13に継続して取付けるようにしてやればよ
い。又、主枠体1の移動は、軌条4によらない
で、直接床面3上を走行させることも可能であ
る。
ては大きく曲げられたり段付に形成される場合も
あるが、このような場合には、長手方向に短かく
形成した側壁せき板16を使用し、これを側壁縦
バタ13に継続して取付けるようにしてやればよ
い。又、主枠体1の移動は、軌条4によらない
で、直接床面3上を走行させることも可能であ
る。
なお、本発明工法に用いる移動型枠装置は、図
に示したものに限定されるものではなく、床面上
を移動する昇降可能な支持枠体の上面及び側面を
囲繞するせき板が、装置の巾方向に適宜可変に構
成されるものであればよく、細部機構、例えばせ
き板の巾の伸縮機構等は、各種公知の機構を採用
しうるものである。
に示したものに限定されるものではなく、床面上
を移動する昇降可能な支持枠体の上面及び側面を
囲繞するせき板が、装置の巾方向に適宜可変に構
成されるものであればよく、細部機構、例えばせ
き板の巾の伸縮機構等は、各種公知の機構を採用
しうるものである。
以上具体的に説明したように、本発明は、走行
かつ昇降自在とした支持枠体の上面に、巾方向に
伸縮自在としたスラブ梁を所要間隔をおいて複数
設けると共に、各スラブ梁に側壁縦バタを傾動自
在に設け、これらスラブ梁及び側壁縦バタを介し
てスラブせき板及び側壁せき板を架設した移動型
枠装置を、所要施工位置に設置し、前記支持体を
所定高さに設定すると共に、各スラブ梁の長さを
調節して側壁せき板を、施工する構築物の内巾に
沿うようにセツトした後、これを内型枠としてコ
ンクリートを打設し、打設コンクリートの硬化後
は、側壁縦バタを傾動させると共に支持枠体を下
降させて脱型を行ない、又、必要に応じてスラブ
梁を短縮して装置の巾を縮少させ、装置を施工し
た構造物中より引き出し移動させ、前記同様の工
程を反覆させて構築物の施工を行なうようにした
ので、カルバート等構築物の内側巾が変化し、平
面形状が複雑化しても、その巾に応じて型枠を自
在にセツトできると共に、構築したカルバート等
が屈曲したり段付状になつていても、側壁せき板
を適宜張出したり狭めたりすることにより、構築
物内から容易に引き出すことができるので、従
来、移動型枠装置を用いては施工のできなかつた
複雑な形状の構築物でも、機械的かつ高能率な施
工ができるだかりでなく、装置を長尺化して1回
毎の構築長さを大きくとることもできる等、多く
の利点を有し、施工の経済性が大巾に向上でき、
又、複雑な形状のカルバートの構築のみならず、
高架構造物や建築の躯体等にも広く適用すること
ができる等、極めて優れた効果を有するものであ
る。
かつ昇降自在とした支持枠体の上面に、巾方向に
伸縮自在としたスラブ梁を所要間隔をおいて複数
設けると共に、各スラブ梁に側壁縦バタを傾動自
在に設け、これらスラブ梁及び側壁縦バタを介し
てスラブせき板及び側壁せき板を架設した移動型
枠装置を、所要施工位置に設置し、前記支持体を
所定高さに設定すると共に、各スラブ梁の長さを
調節して側壁せき板を、施工する構築物の内巾に
沿うようにセツトした後、これを内型枠としてコ
ンクリートを打設し、打設コンクリートの硬化後
は、側壁縦バタを傾動させると共に支持枠体を下
降させて脱型を行ない、又、必要に応じてスラブ
梁を短縮して装置の巾を縮少させ、装置を施工し
た構造物中より引き出し移動させ、前記同様の工
程を反覆させて構築物の施工を行なうようにした
ので、カルバート等構築物の内側巾が変化し、平
面形状が複雑化しても、その巾に応じて型枠を自
在にセツトできると共に、構築したカルバート等
が屈曲したり段付状になつていても、側壁せき板
を適宜張出したり狭めたりすることにより、構築
物内から容易に引き出すことができるので、従
来、移動型枠装置を用いては施工のできなかつた
複雑な形状の構築物でも、機械的かつ高能率な施
工ができるだかりでなく、装置を長尺化して1回
毎の構築長さを大きくとることもできる等、多く
の利点を有し、施工の経済性が大巾に向上でき、
又、複雑な形状のカルバートの構築のみならず、
高架構造物や建築の躯体等にも広く適用すること
ができる等、極めて優れた効果を有するものであ
る。
第1図は本発明工法によりカルバートを構築す
る状態を示した正面図、第2図は本発明工法に使
用する移動型枠装置の平面図、第3図は構築した
カルバート内より移動型枠装置を脱型するときの
要領を示す正面図、第4図はスラブ梁の他の実施
例を示す正面図、第5図はスラブ梁と側壁縦バタ
との連結部の他の実施例を示す正面図、第6図は
曲線状カルバートの構築要領説明図、第7図イ〜
ヘは本発明工法を適用しうる構築物の各種平面形
状を例示した図である。 1……支持枠体、2……カルバート、3……床
面、4……軌条、5……車輪、6……昇降装置、
7……スラブ梁、7a……スラブ梁本体、7′,
7″……連結梁、8……縦桁、9……伸縮材、1
0……スライド溝、11……当金、12……伸縮
装置、13……側壁縦バタ、14,14′……ピ
ン、15……下部型枠補助材、16……側壁せき
板、17……補助側壁せき板、18……スラブせ
き板、19……調節せき板、20……コンクリー
ト、21……横長孔。
る状態を示した正面図、第2図は本発明工法に使
用する移動型枠装置の平面図、第3図は構築した
カルバート内より移動型枠装置を脱型するときの
要領を示す正面図、第4図はスラブ梁の他の実施
例を示す正面図、第5図はスラブ梁と側壁縦バタ
との連結部の他の実施例を示す正面図、第6図は
曲線状カルバートの構築要領説明図、第7図イ〜
ヘは本発明工法を適用しうる構築物の各種平面形
状を例示した図である。 1……支持枠体、2……カルバート、3……床
面、4……軌条、5……車輪、6……昇降装置、
7……スラブ梁、7a……スラブ梁本体、7′,
7″……連結梁、8……縦桁、9……伸縮材、1
0……スライド溝、11……当金、12……伸縮
装置、13……側壁縦バタ、14,14′……ピ
ン、15……下部型枠補助材、16……側壁せき
板、17……補助側壁せき板、18……スラブせ
き板、19……調節せき板、20……コンクリー
ト、21……横長孔。
Claims (1)
- 1 走行かつ昇降自在とした支持枠体の上面に、
巾方向に伸縮自在としたスラブ梁を所要間隔をお
いて複数設けて、このスラブ梁の上面に、該スラ
ブ梁の長さより短尺巾にスラブせき板を架設し、
また、前記スラブ梁の端部には外側にせき板を架
設した側壁縦バタの上端部を枢支するとともに、
側壁縦バタの下部を主体枠に伸縮装置を介して連
結して、側壁縦バタを傾動調節自在に設けた移動
内型枠装置を、所要施工位置に設置し、前記支持
枠体を所定高さに設定すると共に、スラブ梁の長
さを調節して側壁せき板を、施工する構築物の施
工内面に沿うようにセツトした後、スラブせき板
と側壁せき板との間に調節せき板を架設し、それ
らのスラブせき板、側壁せき板及び調節せき板を
内型枠としてコンクリートを打設し、この打設コ
ンクリートの硬化後は、側壁縦バタと支持枠体と
を連結した伸縮装置を短縮して、側壁縦バタを内
方に傾動させると共に支持枠体を下降させて脱型
を行ない、調節せき板を取除きスラブ梁を短縮し
て装置の巾を縮小させ、装置を施工した構造物中
より引き出し移動させ、前記同様の工程を反覆す
ることを特徴とする、移動型枠工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12327579A JPS5648469A (en) | 1979-09-27 | 1979-09-27 | Mobile form construction |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12327579A JPS5648469A (en) | 1979-09-27 | 1979-09-27 | Mobile form construction |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5648469A JPS5648469A (en) | 1981-05-01 |
JPS6142069B2 true JPS6142069B2 (ja) | 1986-09-18 |
Family
ID=14856526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12327579A Granted JPS5648469A (en) | 1979-09-27 | 1979-09-27 | Mobile form construction |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5648469A (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6087897A (ja) * | 1983-10-17 | 1985-05-17 | Kushiroshi | 水産排水二次処理汚泥の処理方法 |
JPS60110400A (ja) * | 1983-11-20 | 1985-06-15 | Kiichiro Sarui | 木質細片による汚泥の微生物処理方法 |
JPS60129196A (ja) * | 1983-12-16 | 1985-07-10 | Kiichiro Sarui | 汚泥の微生物処理装置 |
JPH0788723B2 (ja) * | 1990-08-03 | 1995-09-27 | 鹿島建設株式会社 | カルバートセントル |
KR100463032B1 (ko) * | 2002-08-30 | 2004-12-23 | 주식회사 토암건설 | 암거 제작용 이동식 철재 거푸집장치 및 이를 이용한암거의 증기촉진양생 연속시공방법 |
KR100777036B1 (ko) * | 2006-06-28 | 2007-11-16 | 최승선 | 라이너가 설치된 pc암거 제조장치, 이의 조립방법,라이너가 설치된 pc암거의 제조방법 및 이에 의해 제조된pc암거 |
JP5769085B2 (ja) * | 2011-12-21 | 2015-08-26 | 清水建設株式会社 | トンネル覆工コンクリートの打設方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS501527A (ja) * | 1973-05-02 | 1975-01-09 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5644821Y2 (ja) * | 1977-03-22 | 1981-10-20 |
-
1979
- 1979-09-27 JP JP12327579A patent/JPS5648469A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS501527A (ja) * | 1973-05-02 | 1975-01-09 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5648469A (en) | 1981-05-01 |
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