JP2620687B2 - 移動式型枠によるカルバートの施工法 - Google Patents

移動式型枠によるカルバートの施工法

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JP2620687B2
JP2620687B2 JP62026014A JP2601487A JP2620687B2 JP 2620687 B2 JP2620687 B2 JP 2620687B2 JP 62026014 A JP62026014 A JP 62026014A JP 2601487 A JP2601487 A JP 2601487A JP 2620687 B2 JP2620687 B2 JP 2620687B2
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信之 松ケ下
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岡部 株式会社
岡部テクノシステム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、移動型枠装置を用いてカルバートを施工す
る方法の改良に関するものである。
(従来の技術) 地下道、抗道の各種カルバートや、これに類似の形状
をなす高架構造物、建築の躯体等の構築には、近年、施
工の省力化と能率化を図るため、移動型枠装置を用いる
工法が普及されてきた。
この移動型枠工法によるカルバートの施工は、すでに
知られているように、例えば型枠全体を台車に載せた移
動式の内型枠装置と、型枠に走行脚車を設けた移動式の
外型枠装置とを用いて行うのであるが、それにはまず、
内型枠装置を所定の位置に設定し、その回りに側壁及び
天井スラブの鉄筋組み付けを行った後、外型枠装置を設
定し、コンクリートを打設する。そして、打設コンクリ
ートの硬化後、型枠を剥離して内、外の走行型枠装置を
次の施工位置に移動し、以下同様の作業を繰返して施工
を進めて行くのである。
(発明が解決しようとする問題点) 前記従来の工法においては、内型枠装置の設定に2
日、その装置を組立て台として鉄筋組み付けをするのに
4〜6日、外型枠装置の設定に1日、コンクリート打設
に1日、打設コンクリートの養生に7〜10日と、1回の
施工に15日から20日ほどを要している。この中で、特に
時日を要しているのはコンクリートの養生期間で、それ
は、天井スラブ部分のコンクリートの重量によって、ス
ラブコンクリート及び側壁コンクリートに生じる曲げ応
力に耐える程度に、コンクリートを硬化させるのに必要
な期間である。この期間が終らなければ次の場所の施工
のために内型枠装置を撤去移動させることはできない。
したがって、前期の施工期間は、従来、短縮することの
できない必須期間と考えられてきた。
本発明者は、この従来工法における施工能率を一層向
上させるべく研究を進めてきた結果、コンクリートの養
生のために長期間残置する必要のあるものは内型枠装置
のみであり、外型枠装置は短期間例えば1〜2日の残置
でもって撤去可能となることに着目し、内型枠装置の残
置期間が終って、それを撤去し次の施工場所に移動する
作業を行う迄に、次の場所の鉄筋組立てや外型枠装置の
設定ができるという施工法を案出した。それによって、
従来の工法に比べ、施工の期日をほぼ半減することがで
き、施工の能率化、省力化と経済性の向上とが大巾に図
れることになったのである。
(問題点を解決するための手段) 次に、本発明施工法の構成について、実施例に対応す
る図面を参照して説明すると、本発明は、 走行移動可能とした内型枠装置C及び外型枠装置Dを設
定してカルバートAのコンクリートを打設し、次に、内
型枠装置Cを残置した状態で外型枠装置Dを次の施行場
所に移動させ、この外型枠装置Dを利用して該施工場所
のすでに組立てられている鉄筋4を吊持した後、残置し
た内型枠装置Cを該施工場所に移動、搬入し、コンクリ
ートを打設することを特徴とするものである。
(実施例) 以下、本発明の実施例について、図面を参照して説明
するが、施工現場でこの発明に用いる型枠装置を使って
初回のコンクリートを打設するときの作業手順を第一段
階とし、その次以降のコンクリート打設するときの作業
手順を第2段階として説明する。
第1図は、本発明工法の実施にあたっての作業手順の
第1段階である、内型枠装置の設定とその装置を組立て
作業台に利用しての鉄筋組みの状態を示したもので、カ
ルバートAを構築するところの基盤には、予め床コンク
リートBが施工され、その際両側部には低い立ち上げ部
1,1が形成され、ここにはカルバートAの側壁用鉄筋2,2
の一部が立設されている。また、床コンクリートB上に
はレール22,22を敷設し、これを案内として内型枠装置
Cを所定の施工場所に搬入、設置する。
この内型枠装置Cは、下端部に車輪6と高さ調節装置
7とを備えた脚車5を設けた台車8に天井型枠9及び側
壁型枠10を載置して構成されており、側壁型枠10は天井
型枠9に対して傾動調節自在とされている。なお、この
内型枠装置Cは従来公知のものであって、その構造は図
示のものに限定されるものではない。
そして、内型枠装置Cの外側および上側には、側壁用
の鉄筋組2,2及び天井スラブ用鉄筋組4を形成する。
次に、第2図のように、外型枠装置Dの搬入、設定を
行う。この外型枠装置Dは、バタ材11の前面にせき板12
を取付けると共に、下部には車輪15を横形ジャッキ16に
取付けた脚車14が装置され、バタ材11の上端には横形ジ
ャッキ17を設けた一対の型枠体18,18を、その上端の横
形ジャッキ17,17にピン結合19,19した胴材20により連結
し、全体に門形をなしており、また、胴材20と型枠体18
の一方又は両方とは伸縮調節部材21により結合されてい
る。したがって、外型枠装置は、伸縮調節部材21の伸縮
調節により門形の変形すなわち型枠体18,18の上部の法
線調節ができ、また、脚車14のジャッキ16と上端のジャ
ッキ17の一方或は両方の調節におり、型枠体18,18相互
の間隔調節が自在に行えるものとなっている。そして、
この外型枠装置Dは、地盤上に敷切したレール23,23上
を車輪15,15を介して走行移動させ搬入する。
所定の場所に移動した外型枠装置Dは、前記のよう
に、伸縮調節部材21、横形ジャッキ16,17の諸調節によ
り、型枠体18,18を所定の状態に設定する。
外型枠装置Dの設定を終えたなら、カルバートAのコ
ンクリートを打設する。そして、そのコンクリートがあ
る程度(内型枠の撤去はできないが、外型枠は撤去でき
る程度)硬化したら第2段階に進むことになり、外型枠
装置Dの型枠剥離を行う。それには横形ジャッキ16,17
を操作して、型枠体18,18を車輪15,15及び胴材20との連
結ピン19,19に対して外方に移動させる。型枠を剥離し
たら、外型枠装置Dを内型枠装置Cに先行して次の施工
場所に移動させ、設定する。
他方、次の施工場所においては、その鉄筋組立てが、
公知の鉄筋組立台や足場(図示を略す)を適宜設けて行
われる。なお、次の施工場所の鉄筋組立ては、外型枠装
置のその場所の移動、設定以前でも以後でもよい。
外型枠装置Dの移動後も、打設したコンクリートの養
生が十分行われるまでは、第3図に示すように、内型枠
装置Cは残置される。
次に、内型枠装置Cに先行して所定の施工場所に設定
された外型枠装置Dの胴材20で吊杆24,24を介して天井
スラブ鉄筋4を吊持し、鉄筋組立台や足場を撤去し内型
枠装置の挿入準備を終える(第4図)。
そして、コンクリートの養生期間が終えたならば、内
型枠装置Cの側壁型枠を内方に傾動してコンクリートよ
り剥離すると共に、脚車5の高さ調節装置7を縮めて天
井スラブ型枠をコンクリートより剥離し、レール22,22
上を走行移動させて、第2図に示すように、組み付けた
鉄筋2,4の内側に搬入し、所定の状態に設定し、吊杆24,
24を撤去する。そして第2段階のコンクリートの打設を
行うのである。以下、第2段階の手順を繰り返して施工
を進めて行くのである。
このように、本発明では、カルバートAのコンクリー
トを打設後、その養生期間中に外型枠装置Dの移動、設
定と鉄筋組み付けの作業を先行させ、その後、養生期間
がすんで脱型した内型枠装置Cを移動、設定することに
大きな特徴を有しているものである。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明のカルバート施工法は、
走行移動可能とした内型枠装置及び外型枠装置を設定し
てカルバートのコンクリートを打設し、次に、内型枠装
置を残置した状態で外型枠装置を次の施工場所に移動さ
せ、この外型枠装置を利用して該施工場所のすでに組立
てられている鉄筋を吊持した後、残置した内型枠装置を
該施工場所に移動、搬入し、コンクリートを打設するこ
とを特徴としているので、打設したコンクリートを養生
する期間中に次の施工場所への外型枠の移動、設定と鉄
筋組けができ、したがって、1回の施工に15日から20日
ほども要していたものを7日から10日ほどとほぼ半減さ
せることができ、施工期日を大巾に減少し経済的な施工
ができ、しかも、型枠装置も簡単で安価に製作でき、ま
た、作業も容易であるとともに、次の場所に移動させた
外型枠装置で鉄筋組みを吊持した状態で内型枠装置を搬
入するので、その搬入が支障なく円滑、容易にできる
等、多くの利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明工法の工程を説明するためのもので、第1
図は内型枠装置の設定と鉄筋組み付けをしているところ
を示す正面図、第2図は第1図に続いて外型枠装置を設
定したところを示す正面図、第3図はコンクリートを打
設し、外型枠装置を移動させた後の状態を示す正面図、
第4図は移動させた外型枠装置を利用して鉄筋を吊持し
たところを示す正断面図である。 A……カルバート、B……床コンクリート C……内型枠装置、D……外型枠装置 2……側壁用鉄筋、4……天井スラブ用鉄筋 5……脚車、8……台車 9……天井スラブ型枠、10……側壁型枠 14……脚車、16,17……横形ジャッキ 20……胴材、21……伸縮調節部材 24……吊杆

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】走行移動可能とした内型枠装置及び門型に
    形成した外型枠装置を設定してカルバートのコンクリー
    トを打設し、次に、該コンクリートの養生期間中に、内
    型枠装置を残置した状態で外型枠装置を次の施工場所に
    移動させるとともに、次の施工場所における鉄筋組立て
    を行い、この組立てられた鉄筋を、上記外型枠装置によ
    って吊持した後、残置した内型枠装置を該施工場所に移
    動、搬入し、コンクリートを打設することを特徴とす
    る、移動式型枠によるカルバートの施工法。
JP62026014A 1987-02-06 1987-02-06 移動式型枠によるカルバートの施工法 Expired - Lifetime JP2620687B2 (ja)

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JP6842351B2 (ja) * 2017-04-24 2021-03-17 大成建設株式会社 カルバートの施工方法
JP7126248B2 (ja) * 2018-06-15 2022-08-26 藤井建設株式会社 カルバートの製造方法
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JPS57108363A (en) * 1980-12-24 1982-07-06 Toshio Kaneko Execution of concrete structure
JPS6157767A (ja) * 1984-08-30 1986-03-24 岡部株式会社 走行移動式外型枠によるカルバ−トの施工法

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