JPS6141323B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6141323B2
JPS6141323B2 JP53072784A JP7278478A JPS6141323B2 JP S6141323 B2 JPS6141323 B2 JP S6141323B2 JP 53072784 A JP53072784 A JP 53072784A JP 7278478 A JP7278478 A JP 7278478A JP S6141323 B2 JPS6141323 B2 JP S6141323B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
parts
mica
fats
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP53072784A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54163831A (en
Inventor
Yutaka Okunuki
Michiko Nara
Yutaka Mashita
Masatomo Kamata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
Priority to JP7278478A priority Critical patent/JPS54163831A/ja
Publication of JPS54163831A publication Critical patent/JPS54163831A/ja
Publication of JPS6141323B2 publication Critical patent/JPS6141323B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は粉末系のメイクアツプ化粧料特に粉末
系のスチツク状メイクアツプ化粧料に関するもの
である。 従来の粉末系、メイクアツプ化粧料は、油脂、
蝋を主成分とする為、肌上でよくのびる反面、油
つぽく、化粧もちが悪いという欠点があつた。本
発明は粉末を棒状に押出し成形することによつ
て、前記の如き従来品の欠点を改善したものであ
る。即ちマイカ系粉末を主成分とし、有色顔料、
油脂類、活性剤、水溶性粘結剤等を配合した組成
物を水、アルコール、揮発性有機溶剤等と混練し
押出し成形機により棒状に成形し切断、圧縮等の
整形工程を経て乾燥させた粉末系メイクアツプ化
粧料に関するものである。通常化粧品に使用され
ている体質顔料の中でもマイカ系粉末は、粉末同
志の凝集力が小さいので圧縮成形が難しく、配合
量に限界があつた。しかし使用性の点からは、ク
リーミイで肌へののびがよく、非常に好ましい原
料である。 本発明はそのマイカ系粉末を前述した押出し成
形法の採用により組成物中に30〜90wt%粉末中
60〜95wt%を安定に配合する事ができ、しかも
折れ強度や割れ強度が化粧品として満足されるも
のである。 即ち、本発明は、マイカ系粉末60〜95重量%を
含む粉末100重量部に対して、5〜45重量部の油
脂類、界面活性剤及び水溶性粘結剤の1種又は2
種以上を揮発性液体と混合し、棒状に押し出し成
形した後、切断、整形加工、乾燥して得られる粉
末系メイクアツプ化粧料である。 ここでいうマイカ系粉末には、マイカ、酸化チ
タン−マイカ系のパール剤等があり、粉末として
は、通常化粧料に用いられる粉末、有機及び無機
顔料が使用されるが、例えば、粉末ではタイク、
酸化チタン、炭酸カルシウム等有機顔料ではレー
キレツドCBA、リソールルビンBCA、ヘリンド
ンピンク等、又、無機顔料には、赤色酸化鉄、黄
色酸化鉄、黒色酸化鉄、群青、紺青等がある。 油脂類、界面活性剤及び水溶性粘結剤の混合物
の種類や配合比は特に限定されないが、皮膚に対
する安全性や、目的とする化粧料の使用性、物性
等を勘案して適宜選定する必要がある。なお、水
溶性粘結剤の具体例としては、カルボキシメチル
セルロース、メチルセルロース、ハイドロキシエ
チルセルロース等のセルロース誘導体、ポリビニ
ルアルコール、ポリビニルピロリドン等の合成ポ
リマー、マグネシウムアルミニウムシリケート、
ナトリウムマグネシウムシリケート等がある。 本発明で使用する揮発性液体としては、水また
はエチルアルコールが好ましいが、この他に沸点
が50〜250℃/760mmHgの揮発性炭化水素やポリ
シロキサンを使用することもできる。また、この
揮発性液体の混合量としては、乾燥組成物(マイ
カ系粉末、他の粉末、油脂類、界面活性剤及び水
溶性粘結剤の全量)に対し、15〜40%の範囲が、
成形性、作業性、乾燥性等の観点から最も好まし
い。 なお、本発明の化粧料に、通常の化粧料に使用
される香料、染料、殺菌剤、紫外線吸収剤等を添
加することは、本発明の趣旨を逸脱するものでは
ない。 さらに本発明によれば所望の形状のスチツクに
成形したり或いは必要に応じ中皿、中筒等へ押出
し成型する事が可能であるばかりでなく、従来製
造し得なかつた範囲の製品をも作り出すことがで
きる。 即ち従来、化粧品中の成分として油脂類と粉末
が存在する場合、例えば固型白粉、フアウンデイ
シヨン等の製造方法としては、油脂類を中心とし
て油分の少ない場合は、混合後粉砕してコンパ
クト中皿へ圧縮成形する方法(固型白粉等)、
油分の多い場合は加熱溶解後コンパクト中皿へ流
し込み成形する方法(油性フアウンデイシヨン
等)がある。 ここで油分の少ない場合とは、全成分中の15%
以下をいい、油分の多い場合とは30%以上をいう
が、成分中15−30%好ましくは20−25%の場合、
上記の方法では粉砕困難となり、の方法では
流し込む事ができない。 この点本発明によれば、上記油分範囲でも大径
の棒状に押出し成形し、円板状に切断、圧縮等の
整形工程を経て乾燥し、製造することができる。 さらに本発明の押出し成形法によれば従来の圧
縮成形品と比較し、粉末粒子の充填状態が異なる
配向をする様になる。 第1、第2図は各々従来の圧縮成形品のX線回
折図及び電子顕微鏡写真である。又第3,4図は
各々本発明による押出し成型品のX線回折図及び
電子顕微鏡写真である。 X線回折図より、圧縮成形品は(OOl)面のピ
ークと(OmO)面のピーク比が11/1に対し、
押し出し成形品は逆に(OOl)面のピークが消失
し(OmO)面のピークが高くなりピーク比は
2.5/5.8になつている。この事は電子顕微鏡写真
と併せて考えると、圧縮成形品は、水平方向に層
状となつて充填されているが、押し出し成形品は
垂直方向に配列していることを示している。 この様な粉末粒子の充填状態の差が使用性の差
と密接に結びついている。 特に、本願発明の化粧料を第5図に示す如き容
器に充填して使用する時は、粉末粒子の充填状態
の差異による効果が顕著に現われる。即ち、第5
図に示す容器は、先端に塗布部材を装着した塗布
棒が容器の軸方向に摺動自在で、かつ回転が制限
される如く蓋体に組み込まれているもので、蓋体
が容器本体に螺合されている時は、弾性体によつ
て塗布部材が中味に押しつけられていて、蓋体を
螺着および螺退させる際に塗布部材が中味と相対
的な回転を生ずるため、中味が塗布部材に付着す
るものである。この様な容器を用いる場合、従来
の如く、単に圧縮成形した中味では、成形するこ
と自体が困難であるばかりでなく、何等かの手段
を講じて成形しても粉末粒子が層状に充填される
ため、耐衝撃性が著しく劣り、又、塗布部材に付
着する中味量が多過ぎて、中味が無駄になつた
り、塗布する際の粉とびが多く、使用性に劣るも
のである。これに対し、本発明のメイクアツプ化
粧料では、粉末粒子の配向の方向が異なるため、
蓋体の1回の操作によつて塗布部剤に付着する中
味量は常に一定であり、化粧動作が容易で中味の
無駄を省くこともでき、又、落下時の耐衝撃性に
も優れている。 表1は、一般パネル(女性20〜30才)10名、専
門パネル(女性20〜35才)10名による官能テスト
結果である。
〔測定法〕
試料を円筒の容器に充填し、70cmの高さより正
位、横位、逆位各1回落下し、試料の崩れ、割れ
を観察する。 また、表1と同じパネルにより官能テストを行
なつた。結果を表2に示した。評点は表1と同様
である。
【表】 実施例 4 フアウンデイシヨン マイカ50部、タルク10部、酸化チタン15部、赤
色酸化鉄2部、黄色酸化鉄3部を混合、粉砕し、
流動パラフイン10部ソルビタンモノオレエート3
部、ラノリン5部、セチルアルコール2部を加え
て混合し、更にポリビニルアルコール2%水溶液
30部を加えて混練する。 これを58mmφの棒状に押し出し成形して厚さ5
mmに切断してコンパクト中皿に圧縮充填し、乾燥
して固型フアウンデイシヨンを得る。 このものは優れた耐衝撃性及び使用感を有して
いた。結果を表3に示した。比較品として、水を
使用せずに従来法の圧縮成形して得たものを用い
た。パネルには表1と同じ人を用いた。また、落
下強度の測定法は前記実施例3と同様とした。
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図第2図は各々圧縮成形による従来の粉末
系メイクアツプ化粧料のX線回折図と電子顕微鏡
写真、第3図第4図は各々本発明に係るメイクア
ツプ化粧料のX線回折図と電子顕微鏡写真であ
る。第5図第6図は、本発明化粧料を使用するに
適した化粧料容器を示す断面図で、第5図は容器
本体にキヤツプを螺着した状態、第6図は容器本
体からキヤツプをはずした状態を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 マイカ系粉末60〜95重量%を含む粉末100重
    量部に対して、5〜45重量部の油脂類、界面活性
    剤及び水溶性粘結剤の1種又は2種以上を、揮発
    性液体と混合し、棒状に押し出し成形した後切
    断、整形加工、乾燥して得られる粉末系メイクア
    ツプ化粧料。 2 揮発性液体の混合割合が、マイカ系粉末を含
    む粉末、油脂類、界面活性剤及び水溶性粘結剤の
    1種又は2種以上の全量の15〜40重量%である特
    許請求の範囲第1項記載の粉末系メイクアツプ化
    粧料。
JP7278478A 1978-06-16 1978-06-16 Powdery makeeup cosmetics Granted JPS54163831A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7278478A JPS54163831A (en) 1978-06-16 1978-06-16 Powdery makeeup cosmetics

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7278478A JPS54163831A (en) 1978-06-16 1978-06-16 Powdery makeeup cosmetics

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54163831A JPS54163831A (en) 1979-12-26
JPS6141323B2 true JPS6141323B2 (ja) 1986-09-13

Family

ID=13499352

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7278478A Granted JPS54163831A (en) 1978-06-16 1978-06-16 Powdery makeeup cosmetics

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS54163831A (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56108703A (en) * 1980-01-29 1981-08-28 Shiseido Co Ltd Production of caked powder cosmetic in vessel
US4337859A (en) * 1980-04-21 1982-07-06 Kolmar Laboratories Inc. Method of producing a cosmetic product containing a powder cake
JPS58124713A (ja) * 1982-01-20 1983-07-25 Kashiwa Kagaku Kogyo:Kk 塗髪用カラ−エアゾ−ル
JPS58180411A (ja) * 1982-04-16 1983-10-21 Shiseido Co Ltd メイクアツプ化粧料
JPS58203908A (ja) * 1982-05-24 1983-11-28 Shiseido Co Ltd 固形状化粧料
JPS5962513A (ja) * 1982-10-01 1984-04-10 Shiseido Co Ltd 固型状化粧料の製造方法
JPH0618768B2 (ja) * 1983-10-01 1994-03-16 株式会社資生堂 固形粉末化粧料
JPS61246112A (ja) * 1985-04-23 1986-11-01 Max Fuakutaa Kk 新規なメ−クアツプ化粧料
JPH02149510A (ja) * 1988-11-30 1990-06-08 Tombow Pencil Co Ltd 眉墨鉛筆芯
FR2712188B1 (fr) * 1993-11-08 1996-01-26 Oreal Composition cosmétique destinée au maquillage de la peau, son procédé de préparation et produit de maquillage obtenu à partir de ladite composition.

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3800034A (en) * 1970-12-28 1974-03-26 Kolman Labor Inc Method for preparing pressed powder makeup sticks and product produced
JPS5138432A (en) * 1974-09-24 1976-03-31 Bitsuguei Kk Bojohifukeshohin no seizohoho
US3978207A (en) * 1972-12-21 1976-08-31 Revlon, Inc. Pressed powder cosmetic composition

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3800034A (en) * 1970-12-28 1974-03-26 Kolman Labor Inc Method for preparing pressed powder makeup sticks and product produced
US3978207A (en) * 1972-12-21 1976-08-31 Revlon, Inc. Pressed powder cosmetic composition
JPS5138432A (en) * 1974-09-24 1976-03-31 Bitsuguei Kk Bojohifukeshohin no seizohoho

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54163831A (en) 1979-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4648908A (en) Coated pigment and cosmetic materials comprising the same
JP6620948B2 (ja) 注入製品を含む化粧料アセンブリ
JPH06510057A (ja) 化粧料組成物に用いられる顔料被覆済み粒子及び該粒子の製造方法
JPS6141323B2 (ja)
JP4769007B2 (ja) 固形粉末化粧料
US20110250148A1 (en) Cold process water soluble wax containing powders
JPH0222728B2 (ja)
JP2011032181A (ja) 組み合わせ化粧料およびその製法
JP2000309508A (ja) 固形メーキャップ化粧料
US5066486A (en) Method for preparing cosmetic products and the products obtained thereby
EP1458331B1 (en) Process for the preparation of cosmetics
JP2566441B2 (ja) 固型粉末メークアップ化粧料の製造法
JPS6313401B2 (ja)
JPH02300109A (ja) メイクアップ用皮膚化粧料組成物
JPS62190110A (ja) キトサン配合化粧料
KR20130044667A (ko) 파우더 화장 조성물 및 이의 제조 방법
JPS59116210A (ja) 圧縮助剤、化粧用圧縮粉末及び圧縮生成物
JPH0345041B2 (ja)
JPS61129107A (ja) メ−キヤツプ化粧料
JPS607962B2 (ja) スチツク状パウダ−化粧料
JPH01143815A (ja) 固型粉末メークアップ化粧料の製造法
JPS6121445B2 (ja)
JPS60255713A (ja) メ−クアツプ化粧料
JP2571098B2 (ja) 油性化粧料
JP3527017B2 (ja) 油性固形化粧料